JPH0749916B2 - 自動てき弾銃 - Google Patents

自動てき弾銃

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JPH0749916B2
JPH0749916B2 JP22088490A JP22088490A JPH0749916B2 JP H0749916 B2 JPH0749916 B2 JP H0749916B2 JP 22088490 A JP22088490 A JP 22088490A JP 22088490 A JP22088490 A JP 22088490A JP H0749916 B2 JPH0749916 B2 JP H0749916B2
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秀一郎 津村
公平 池田
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Howa Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願は自動てき弾銃に係り、機銃と迫撃砲による制圧面
の中間部分の制圧を目的とした自動火器に関するもので
ある。
(従来の技術とその問題点) 近年有効射程が1000〜1500m内外で破壊力が大きく、機
銃と迫撃砲による制圧面の中間部分の制圧を目的とする
火器で、二人程度の最小人員で移動可能な可搬式であ
り、車載又は攻撃用ヘリコプターにも搭載し得る火器に
関する強い要望が用兵側から出されており、一部外国に
おいてこの要望に答えるべく、口径が30〜40mm程度の自
動てき弾銃が使用されている。
然しながら上記従来の自動てき弾銃は、重量が重く分解
しないと運搬が困難である為、小型火器で操用性に優れ
省人化を旨とする要求を満足しないばかりでなく、機構
が複雑で部品点数が多く、簡単な構成でかつ堅牢であり
故障の発生原因を可及的に少なくする点においても、必
ずしも要求の全てを満足するものではない。
(問題点を解決するための手段) 本願は上記した従来提案されている自動てき弾銃の欠点
に鑑み、遊底室内に嵌合されて遊底バネにより銃口側に
付勢され、係止部により所定の位置に保持されており、
包底面に受ける撃発時のガス圧により微小間隔の短後座
を行なう遊底と、尾筒に回動自在に枢着され、上方側が
受動片に下方向が作動片となっており、受動片が遊底に
穿った取付溝に嵌合し、遊底の短後座により受動片が急
激に銃尾側に回動する回転子と、尾筒に前進後退自在に
保持されて後端部が回転子の作動片に当接し、上記回転
子の回動により作動片に押され、急激に銃口側に前進す
るピストン桿とからなる銃身の前進緩衝機構を備えたこ
とを特徴にしている。
また本願は、尾筒内に所定ストロークの前進後退可能に
嵌挿された銃身と、銃身の所定位置に固着した結合環か
ら銃尾側に延設した送りカム板に復座バネを内包し、銃
身を後退方向に付勢する鈎止手段とからなる銃身機構、
遊底室に回動自在に枢着し、逆鈎バネにより上記送りカ
ム板を鈎止する方向に付勢され、銃身の最前進端である
撃発準備位置(開放位置)で送りカム板の後端を鈎止す
る逆鈎と、遊底室の後端面に枢着されてバネにより逆鈎
から遠ざかる方向に付勢され、バネに抗して押し込むこ
とにより逆鈎を押圧して、逆鈎と送りカム板との鈎止を
解除する押金とからなる解除機構を備えていることを特
徴としている。
また本願は、送弾路を有し銃軸に直交するように尾筒に
突設した送弾枠に往復動自在に嵌装した送弾子枠と、該
送弾子枠より銃軸方向に突設され先端に送弾子ピンを有
する送弾子腕と、上記送りカム板に刻設され送弾子ピン
が嵌合するカム溝と、送弾子枠に枢着され、バネにより
送弾枠の内側に向って付勢されている送弾子と、からな
る送弾機構を備えていること、遊底室内に装着した遊底
に軸筒が回動及び前進後退自在に嵌合され、碍子バネよ
り銃口方向と銃軸方向との双方に付勢され、遊底を切欠
いてなる作動凹部の押圧面に当って銃口方向への前進が
制されるとともに、後退途中の送りカム板に係合する係
合突起を有する碍子と、遊底内に前進後退自在に嵌合さ
れかつ撃鉄バネによって付勢され、上記碍子が係合する
係合部を有する撃鉄と、撃鉄と同軸に遊底に嵌合された
撃針と、遊底に取付けられ、後退中の送りカム板に押さ
れて後退する碍子と撃鉄との係合をその後退途中におい
て開放する碍子外しとからなる撃発機構を備えているこ
とを夫々特徴としている。
(実施例) 以下本願を、実施例を示す図面により詳細に説明する
が、本願自動てき弾銃は前記したように、銃身機構、解
除機構、送弾機構、撃発機構、前進緩衝機構とに大別さ
れるので、実施例の説明は各機構別に説明する。
銃身機構 第1,2図において、2は尾筒、33は遊底室で、両者は遊
底室3の銃口側(以下前側と称す)端部に設けた位置決
突起4を、尾筒2の銃尾側(以下後側と称す)の端部付
近に設けた位置決凹部5に嵌合して位置決めされるとと
もに、取付ネジ6により一体かつ強固に連結され銃本体
1を構成している。尾筒2は第3,4図に示すように後記
する銃身7が嵌挿される銃身嵌挿部8と、銃身嵌挿部8
の後側下部に延設された床板部9とからなり、床板部9
の後端部は第5図に示すように後記する遊底301の支承
部10となっている。次に11、12は、尾筒2と遊底室3と
の結合部分に構成され、銃本体1の左右両側に開口する
弾丸13の送弾口及び排莢口で、本実施例において左側が
送弾口11右側が排莢口12となっており、銃身嵌挿部8の
後側端部は弧状に切欠かれ、弾頭13bの通過を許すよう
になっている。
而して尾筒2は銃身嵌挿部8前端側の蓋板取付部14を除
き、上方側が開放して上部開口部15を構成するととも
に、下側も後側の床板部9の一部を除き開放して下部開
口部16となっており、又遊底室3の下側は第4,6図に示
すように全ての部分が開放し、この部分も開口部17とな
っており、この開口部17と尾筒2の下側開口部16の対向
面には、後記する送りカム板18の案内溝19がその全長に
渉って形成され、尾筒2と遊底室3の下側に熔着した下
部蓋板20、20aによって両開口部16、17を覆っている。
次に22は、上面に一体に設けた取付部材22aを尾筒2の
蓋板取付部14に枢着した上部蓋板で、バネ23により上方
に回動するように付勢され、ノッチピン方式の係止具24
で遊底室3に係止され、この係止具24の摘子25をバネ23
に抗して前側に押すことにより係止ピン25aの係止が開
放され、銃身嵌挿部8の上部開口部15を覆っていた上部
蓋板22は上側に回動する。又この上部蓋板22には、照門
26が取付けられている。
尾筒2前端面の蓋板取付部14に前部蓋板27を取付け、こ
の前部蓋板27にバネ収納部29を有する被筒28を螺着する
とともに、係止部30aを持った緩衝リング30を遊合し
て、バネ収納部29に圧接した緩衝バネ31により後側に向
けて付勢し、該リング30は係止部30aが前部蓋板27に係
止されており、又前部蓋板27には照星32が取付けられて
いる。
次に、7は銃身で、図示は省略したが、所定の転度で所
定本数のライフリングが施され、上記緩衝リング30に前
進後退自在に嵌合されて銃身嵌挿部8に嵌挿されてい
る。
また34は鈎止手段を示し、これにおいて、48は銃身7の
所定位置に螺着した結合環で、上面にはコッキングハン
ドル49が枢着され、通常時には第4図に示すように倒さ
れ上部蓋板22の下に収納されている。結合環48の後側に
は所定長さの送りカム板18が延設され、その左右側縁は
第5図に示すように尾筒2の案内溝19に摺動自在に嵌合
している。送りカム板18の底面には復座バネ50を内包す
る二本のバネ筒51が突設され、復座バネ50が下部蓋板20
の前端部と当接することによって、送りカム板18と銃身
7が後退(復座)方向に付勢されている。
送りカム板18の上面には、第7図に示すようにカム溝52
と後記する碍子308を押し下げる押下溝53が刻設されて
いる。カム溝52は送りカム板18の左側縁に沿って長く伸
びた直線部52aと、送りカム板18の右側縁に向って傾め
に伸びる送込部52bと、直線部52aに向って傾めに伸びる
戻し部52cとからなっており、直線部52aと戻し部52cと
の交点52xにおいて、カム溝52の深さは直接部52aが深く
て戻し部52cが浅くなっており、また直線部52aと送込部
52bとの交点52xaにおいて、カム溝52の深さは直線部52a
の前側部分が浅くて直線部52aの後側部分と送込部52bが
深くなっており、後記する如くカム溝52に嵌挿された送
弾子ピン219を、送りカム板18の前後進によりカム溝52
内を反時計方向に回るような形で案内するようになって
いる。押下溝53は送りカム板18の右側端に設けられ、後
端側が送りカム板18の後端面に開放し、前端が後記する
碍子308との係合面54となっている。而してこの送りカ
ム板18は第4図に示すように銃身7の最前進端である撃
発準備位置(開放位置)で、後に詳しく述べる逆鈎101
に鈎止される。
解除機構 解除機構は第8図(A)に示すようには逆鈎101と押金
(トリガー)102をその要部としており、送りカム板18
を鈎止し又鈎止した送りカム板18の鈎止を解除し、銃身
7を後退(復座)させて後に述べる撃発機構を作動させ
るもので、以下のように構成されている。
第8図(A)において、101は逆鈎で、第6図に示すよ
うに遊底室3の一方の壁に設けた取付部103の取付ピン1
04に、長孔105により回動及び所定範囲の前後動が自在
に取付けられ、逆鈎バネ106より前記送りカム板18と鈎
止する方向即ち図面において時計方向に付勢され、後端
部の近辺にはストッパー107が突設されている。次に102
は遊底室3の後端面に枢着した押金(トリガー)で、略
L形状をなし、バネ108により図面において反時計方向
に付勢され、逆鈎101の後端部を押し下げる押下片109
と、押金102の押し込を制止する安全片110とを有してい
る。
また111は、単発及び連発の切換即ちセレクターの作用
も兼ねた安全子で、逆鈎101に設けたストッパー107に対
応し、遊底室3の左側壁に回動可能に取付けられ、第3
図に示すように摘子112が銃本体1の左側面に突出して
いる。安全子111の端面には選択子113が突設され、この
選択子113は摘子112を所定角度(本実施例では45゜)ず
つ回すことにより、第8図(A)、(B)、(D)のよ
うに位置し順に安全、単発、連発となる。第8図(A)
の場合バネ108に抗して押金102を押しても、安全片110
が選択子113に当って押し込むことができず、従って逆
鈎101による送りカム板18の鈎止は解除されず安全の状
態になっている。第8図(B)の場合押金102を押す
と、安全片110は作用しないので押下片109が逆鈎101の
後端を押して鈎止を解除し、送りカム板18(当然に銃身
7も)は復座バネ50に押されて復座するが、逆鈎101が
復座して来る送りカム板18に乗り上げ、更に逆鈎バネ10
6の付勢力により、取付ピン104が長孔105の後側端面に
当接する迄前側に移動して押金102の支配を脱する。従
って所定の復座を行なった送りカム板18が後に詳記する
撃発動作に伴なって再び前進すると、押金102が押され
ていても逆鈎101の後端部が押下面109の前端をさけて上
方に回動し、復座して来る送りカム板18の後端を鈎止し
て撃発は一回(単発)で停止する。
第8図(D)、(E)の場合に押金102を押すと、上記
と同様に鈎止は解除され逆鈎は送りカム板18に乗り上げ
る。然しながらこの場合図面から明らかなように、スト
ッパー107が選択子113に引掛けられているので前側に移
動できず、依然として押金102の支配下にあって押され
ているので、送りカム板18が前進しても時計方向に回転
できず、復座してきた送りカム板18は鈎止されないの
で、押金を押している間連続して撃発(連発)が行なわ
れる。
送弾機構 送弾機構は送りカム板18の前進後退動作に関連して作動
し、第3図に示すようにリンクベルト201により連結さ
れている弾丸13を送弾口11より送弾し、第35図に示すよ
うに空の薬莢13aを排莢口12から排出する機構で、第3
図に示すように銃本体1の左側の送弾口11を覆うように
して取付けられる。
送弾機構は第9〜13図に示すように構成され、これにお
いて、202は送弾枠で、上部及び下部が開放した略矩形
状の送弾路203を有し、下側の開放部分には後記送弾子
枠204の収納部205が連設されており、取付用のブラケッ
ト206により、銃本体1左側に開口している送弾口11を
囲むようにして取付けられる。尚第9、13図に示すよう
に送弾枠202の後部側壁208は前部側壁207より若干長
く、かつ前端部が弧状に切欠かれており、この部分が後
記する遊底301前端部の円形部分に接し、弾丸13を確実
に第5図に示すように遊底301の包底面305まで送り込む
ようになっている。次に209は、送弾枠202の後側の上下
両壁に設けた案内突条で、第3図に示すリム13dが嵌合
して送弾時の弾丸13を案内するものであり、送弾路203
の入口から略弾丸13一発分だけ中に入った位置から設け
られており、前部側壁207には、送弾路203の入口付近に
板状の押バネ210が取付けられ、又211は弾頭13bを載置
して案内する案内面、更に212は弾頭13bに接し弾丸13の
姿勢保持を図る案内突条である。尚図中、213は図示を
省略した延長用の送弾枠を取付けるブラケットで、延長
用の送弾枠は送弾路を有するのみで、その他は一切設け
られていない。
送弾子枠204は上記送弾枠202下側の開口部分に連設した
収納部205内に収納され、第11図に示すように前後両側
の案内突条214、215を案内溝216、217に嵌合して案内さ
れ、後側の案内突条215の前端部は、前側の前端部より
所定寸法だけ突出している。218は挿弾子枠204より銃軸
方向に突設した送弾子腕で、その前端部下面にはバネ21
9aにより突出方向に付勢された送弾子ピン219が設けら
れている。この送弾子腕218は、第4,5図に示すように尾
筒2後端の床板部9に形成された挿通路220に嵌合され
て銃本体1内に入り、送弾子ピン219が送りカム板18に
刻設したカム溝52に嵌合し、送りカム板18の前進後退に
より送弾子枠204は銃軸に直交した所定ストロークの往
復動を行なう。次に221は送弾子で、送弾子枠204の前及
び後側の両側部に設けた取付板222と、送弾子枠204の前
部及び後部側壁とにピン221aを介して回動自在に枢着さ
れ、第5図、第10図に示すようにバネ223によって送弾
路203の内側に向って付勢されているが、送弾子枠204の
底壁224に当って回動量(発出量)が規制されている。
最後に、位置決手段225について説明する。位置決手段2
25は送弾枠202の後部側壁208に取付けられ、上記送弾子
枠204の作動に関して作動し、送弾される弾丸13を位置
決めして送弾不良を防止するもので次の様に構成されて
いる。後部側壁208の所定位置に取付けられたハウジン
グ226に回動自在に作動子227を枢着し、この作動子227
の上端部に設けたバネ室228にバネピン229を封装すると
ともにバネ230を圧装して、第11図において作動子227が
時計方向に回動するように付勢されている。作動子227
の下端部は作動片231となっており、この作動片231に対
応させ、後部側壁208に穿設した作動ピン収納室232には
作動ピン233が遊嵌され、作動ピン233に作動片231が当
接している。而してこの作動ピン収納室232は前記した
案内溝217に連通しており、送弾子枠204が所定量送弾方
向へ移動すると案内突条215が該収納室232内に入り込
み、後退すると再び収納室232から外れるようになって
いる。次に234は位置決ピンで、作動子227に穿ったバネ
室235を通り先端部が後部側壁208に穿った突出口236に
嵌合している。位置決めピン234の後端部は、相対する
面を平面状に切欠いた平板部237となっており、この平
板部237が第13図に示すように作動子227に穿った長溝23
8を通って作動子227から外部に突出し、突出した部分を
貫通した引出ピン239の両側が、第11図に示すようにハ
ウジング226に穿ったリード溝240に入り込んでいる。25
2はバネ室235内に圧接したバネで、位置決ピン234を送
弾路203内に突出する方向に付勢しているが、引出ピン2
39が作動子227に当たってバネ力を制している。
位置決手段225はこのように構成されているので、作動
ピン収納室232に案内突条215が入り込むと、作動ピン23
3はこれに押されて作動片231を押し、バネ230に抗して
作動子227を反時計方向に回すので、位置決ピン234の先
端は第11図に示すように送弾路203内に突出するように
なる。案内突条215が作動ピン収納室232から外れると、
作動子227はバネ230の付勢力で作動ピン233を押しなが
ら時計方向に回り、作動子227に接している引出ピン239
により、位置決ピン234がリード溝240に案内されながら
引き出され、第12図に示すように送弾路203から退出す
る。
上記したように弾丸13はリンクベルト201に嵌挿して送
弾されるが、リンクベルト201は第3,5図に示すように同
じ構造のリンク241を多数継ぎ合せているものであり、
以下リンク241の構造を第14〜19図に基いて詳細に説明
する。リンク241は第17図に示すように保持リンク242と
継ぎリンク243とからなり、更に保持リンク242は、左リ
ンク242aと右リンク242bとをスポット熔接して一体に構
成しており、左リンク242aの左側部には連結部244が突
出している。該連結部244の側端面244aには、後記する
継ぎリンク243の連結片246を引掛ける連結孔247が穿設
され、更にこの連結孔247は、分解結合路248により保持
リンク242の前後両側縁に開放し、後記するようにリン
クベルト201の分解結合を容易にするとともに、保持リ
ンク242にバネ性を持たせている。又249は、連結部244
の上下両面に設けた継ぎリンク243の貫挿孔である。保
持リンク242の右側面には第15図に示すようにその周面
の一部を切欠き、継ぎリンク243の嵌合部250が設けられ
ており、保持リンク242の前端縁には、ポンチ加工によ
り所定個数の小さな引掛突起251が突設され、弾丸13を
保持リンク42に嵌挿した際に、第19図に示すように引掛
突起251がショルダー部13eに引掛かるようになってい
る。継ぎリンク243は、右側の突き合せ部分に一対の連
結片246を持った弾性リンクで、突き合せ部分を弾性に
抗して開きながら貫挿孔249に貫挿し、嵌合部250に嵌合
することにより保持リンク242に滑合状態に取付ける。
このように構成された単体のリンク241を継ぎ合せるに
は、連結片246を弾性に抗して分解結合路248から連結孔
247に押し込むことにより行なわれ、一旦結合すると弾
性により分解結合路248が閉じた状態になり抜け出るこ
とはない。
撃発機構 撃発機構は遊底301に組込まれ、前記した送りカム板18
の前後進に関連して作動し直接撃発を司るもので、第20
〜26図に示すように構成され、まず撃発機構が組込まれ
る遊底301について説明する。
遊底301は前側略1/4程度が円形で、該部に後記する回転
子401の取付溝303が設けられている。該取付溝303は第2
0図に示すように、遊底301の左右両側を大きく切欠いて
なる作動溝303aと、この作動溝303a間の下側部分を切欠
いた回転子取付軸404の挿通路303bとからなっている。
遊底301前端の包底面305には上下一対の引掛爪306が設
けられ、上記したようにして送り込まれた弾丸(薬莢)
13のリム13d(第19図参照)が嵌合する。
次に307は、第20図に示すように取付溝303の後側に位置
させ下側の略半周に設けた位置決用の係止部で、該係止
部307の後方部分は多角形状に切取って重量抜きを図る
とともに、右側面に後記する碍子308を挿着する脚部309
と、碍子308が作動する作動凹部310とを設けてある。ま
た遊底301の後部には第25図に示すように上部から順
に、遊底バネ収納孔311と、撃鉄、撃針挿入孔312、碍子
外し挿入孔313が穿設され、又脚部309には碍子取付孔31
4が穿設されている。
遊底バネ収納孔311は遊底301の後端面より所定の長さだ
け穿設され、収納したバネ筒315との間に圧装した遊底
バネ316により第4図に示すように遊底室3に装着した
際に遊底301を前側に付勢する。撃鉄、撃針挿入孔312
は、前側が小径の撃針孔312aとなっているが遊底301の
全長に渉って穿設され、内に封装された係合部317aを有
する撃鉄317は撃鉄バネ318により前側に付勢され、又撃
針319は撃針バネ320により後側に付勢されて、撃発時以
外は先端が包底面305から突出しないようになってお
り、321は撃針の突出量を規制する規制ピンである。碍
子外し322は遊底301の後端面から碍子外し挿入孔313に
螺合されている。碍子外し322の先端には所定角度の傾
斜を持った解放面323が、又後端部には第26図に示すよ
うに互いに相対する四本の位置決溝322aが設けられてお
り、又遊底301には位置決溝322aに係合するノッチピン
方式の位置決ピン324が設けられている。碍子外し322は
位置決ピン324を出没させながら前進し所定の位置で、
いずれかの位置決溝322aに位置決ピン324が係合した状
態でセットされる。このように碍子外し322はセッテン
ク位置の調整を可能にし、これにより撃発タイミングの
設定を自在にしたばかりでなく、位置決ピン324により
セッテング位置が変化しないようになっている。
碍子308が作動するための上記作動凹部310は、第20図及
び第22図に示すように遊底301の右側部が大きく略扇形
状に切欠かれ、撃鉄、撃針挿入孔312と碍子外し挿入孔3
13の一部に連なり、撃鉄317に設けた係合部317aと碍子
外し322の先端部分の解放面323が該部に露出している。
最後に、脚部309に穿った碍子取付け孔314に装着する碍
子308は次の通りである。碍子308は軸筒326の先端部に
取付けられ、碍子308の下端には前記した送りカム板18
の押下溝53に係合する係合突起327が突設されている。
このように構成された碍子308の軸筒326を、碍子取付孔
314に前進後退自在に嵌合するとともに、圧縮力と捩り
力を与えた碍子バネ328により前方側と銃軸側との双方
に付勢することにより、碍子308は上記作動凹部310に入
り込んで露出している撃鉄317の係合部317aに係合し、
又作動凹部310前側の押圧面310aに当って前進が制され
ている。このように夫々の部材を組込んだ遊底301は、
前側の円形部分を尾筒2後端部の支承部10に支承し、係
止部307第3図に示すようにを位置決突部55に当接させ
るとともに、バネ筒315の後端部315aを遊底室3の後端
面から突出させて遊底室3に装着され、遊底バネ316に
よる遊底3への付勢力は係止部307と位置決突部55とに
より制され、遊底301の後端面と遊底室3の後部には僅
かではあるが所定の間隔lが保持されており、この間隔
lが、撃発に伴ない後記するようにして遊底301が短後
座する際の後座代となる。又遊底301の回り止めは、上
記支承部10に遊底301を支承させるとともにバネ筒315の
後端を、遊底室3の後端面から突出させたことと、後記
する前進緩衝機構の回転子401と、回転子取付軸404とに
よって行なわれている。
前進緩衝機構 前進緩衝機構は第4図、第8図(A)に示すように撃発
時に包底面305に受けるガス圧により、遊底301を前記僅
かな間隔l(本実施例において5mm)だけ短後座(ブロ
ーバック)させ、このエネルギーを銃身7に与えてこれ
を前進(ブローフォワード)させて閉鎖を開放するとと
もに発射衝撃を緩衝するもので以下の通りである。
遊底301は上記したように夫々の構成部材が組込まれ、
遊底バネ316で付勢されて遊底室3内に装着され、発射
時のガス圧を包底面305に受け遊底バネ316を圧しながら
短後座する。次に401は回転子で、この回転子401は第23
図に示すように上方側が二枚に分岐した受動片402に、
下方側が一体の作動片403となっておりこのように構成
された回転子401は、遊底301に穿った取付溝303の挿通
路303bを通り、かつ尾筒2の左右両側に取付けた回転子
取付軸404に回動自在に枢着され、上方側の受動片402が
作動溝303a内に嵌合してその前部側壁303cに当接し、作
動片43は取付溝303より下方に垂下している。次に405で
示されているピストン桿は、第4,5図に示すように尾筒
2の後端下部に延設した床板部9に穿った嵌合溝406に
前後進自在に嵌合され、その後端面が回転子401の作動
片402に当接している。ピストン桿405には床板部9に当
接するピン407aとそのピン407aを付勢するバネ407を装
着してあり、ピストン桿405を介して回転子401を時計方
向に付勢するが、回転子401は上記のように受動片402が
作動溝303aの前部側壁303cに当っているので回動は制さ
れている。
以上の様に構成された本願自動てき弾銃の作用を、以下
詳細に説明する。本願自動てき弾銃は射撃が中断すると
第3,4図及び第8図(A)に示す如く、銃身7が前進し
送りカム板18が逆鈎101に鈎止されたボルトオープンの
状態となる。銃を携行する場合(但しこの状態で送弾枠
202に弾丸13はない)には押金102を押し(空撃ち)、送
りカム板18の鈎止を外して銃身7を後退させて第30図及
び第31図に示す位置関係にする。撃発準備はまず安全子
111の摘子112を回して選択子113を第8図(A)の位置
にすると、前記したように押金102は押込不能となり、
安全の状態に維持され、又上記のように空撃ちにより銃
身7を後退させると、送りカム板18のカム溝52に嵌合し
ている送弾子ピン219は第35図の位置にあるので、送弾
子枠204は最後退端(軸芯から遠ざかる方向)にあり、
第11図に示す案内突条215により作動ピン233が押されて
いないので、位置決めピン234は送弾路203内に突出しな
い。この状態で係止具24を外して上部蓋板22を開き、コ
ッキングハンドル49を引起してこれを押し、復座バネ50
に抗しながら送りカム板18を前進させる。送りカム板18
は銃身7と共に前進し、所定ストロークの前進が終る
と、送りカム板18の後端が再び逆鈎止され第3図及び第
4図に示す撃発準備となる。
上記送りカム板18の前進により、第30図においてカム溝
52の直線部52aの最前端部にあった送弾子ピン219は、直
線部52aの後端部における送込部52bとの交点52xa(第7
図参照)に至る。次に前記のように構成したリンクベル
ト201に取付けた弾丸13を、送弾路203に挿入すると弾頭
部13bは案内面211に載置されるとともに、押バネ210に
押されて弾底部13cが後部側壁208に圧着し、先頭の弾丸
13が送弾子221を乗り越えるまで送弾口11に向けて送り
込む。これにより弾頭13が送弾路203の所定の位置に送
り込まれ、送弾子221により位置保持状態になる。第3
図に示すように弾丸13が銃本体1の直流に送り込まれ、
この状態で上部蓋板22を閉じ射撃目標が出現するのを待
機する。
射撃は状況に応じ単発又は連発を適宜に選択するが、以
下の説明は単発の場合について説明する。安全子111の
摘子112を回し、安全の位置にあった選択子113を第8図
(B)、(C)の単発の位置として押金102を押す。押
金102が押されると逆鈎101による送りカム板18の鈎止が
開放され、送りカム板18は復座バネ50により後退(復
座)を開始し、該送りカム板18を介して前記の如く連繋
している銃身7もともに後退し、鈎止を開放した逆鈎10
1は逆鈎バネ106の作用により第8図(C)に示すよう
に、長孔105の範囲だけ前進し、後退して来る送りカム
板18に乗り上げる。
送りカム板18の後退により、第3図において直線部52a
と送込部52bとの交点52xaにあった送弾子ピン219は、送
込部52bに案内されるので送弾子枠204は1ピッチだけ銃
軸側に引き寄せられ、初弾は送弾子221に押されて銃本
体1内に送り込まれ、遊底301の包底面305に設けた引掛
爪306にリム13dが嵌合し所定の装填位置に送り込まれ
る。また送弾子枠204が弾丸13の取付間隔の1ピッチ分
だけ銃軸側に引寄せられ、送弾子221に押されて弾丸13
が銃本体1に送り込まれると、前回の射撃により、包底
面305に保持されていた薬莢13aは次弾に押され、第27図
に示すように引掛爪306から外れてリンク241を取付けた
まま玉突状態で排莢される。上記のように初弾を送り込
んだ送弾子枠204は、送りカム板18のその後の後退によ
り送弾子ピン219がカム溝52の戻し部52cに案内されるの
で、送弾子枠204は1弾丸ピッチ分だけ銃軸から遠ざか
る方向に後退し、この時送弾子221は弾丸13によりバネ2
23に抗して下側に押し下げられ、弾丸13を乗り越えるの
で後退に支障を来たすことがなく、乗り越えた送弾子22
1は第29図に示すように次弾に当接して次の送り込を待
機する。一方位置決ピン234は、送弾子枠204が弾丸13を
所定量送り込むと突出して次弾13の弾底部13cに当た
り、その後次弾と三発目の弾丸113の間に突出しリンク
ベルト201の慣性等による移動を防いで位置決めを行な
い、送弾子枠204に後退すると再び投入する。
以上に詳述した送弾動作が行なわれている間、当然に銃
身7の復座は続いており、復座して来る銃身7の後端部
(薬室部)が弾頭13bに被り始め、瞬時の後に保持リン
ク242の前端に当ってリンク241,242を押し下げる。而し
て保持リンク242は第19図に示すように引係突起251がシ
ョルダー部13eに係合するようにして弾丸13を保持して
いるので、銃身7に押し下げられてショルダー部13eを
乗り越える際に保持リンク242全体が押し広げられ、弾
性により通常閉じた状態にある分解結合路248が開き、
連結孔247内にあった継ぎリンク243の連結片246は、開
いた分解結合路248から容易に外部に脱出し、リンクベ
ルト201から単体のリンク241に分離されてこのリンクは
銃身7に第27,28図に示すように押され、リム13dの位置
まで押し下げられ弾丸13の装填と銃身7の閉鎖が行なわ
れる。
送りカム板18及びこれと一体に銃身7が復座し、所定の
位置まで復座して来ると、押下溝53に碍子308の係合突
起327が入り込み、上記のように装填閉鎖が行なわれる
直前に、係合突起327は押下溝53最前端の係合面54に当
接し、以後復座する送りカム板18は第27,28図に示すよ
うに碍子バネ328に抗して碍子308を押し、又碍子308は
撃鉄バネ318を圧しながら撃鉄317を押し三者がともに後
退する。後退の途中において碍子308が碍子外し322前端
の解放面323に当接し、以後の後退により碍子308は碍子
バネ328による銃軸方向の付勢力に抗し、銃軸から遠ざ
かる方向に回されて第32図に示すように係合部317aとの
係合を脱するので、撃鉄317は第30,31図に示すように圧
縮された撃鉄バネ318の付勢力により急速に前進して撃
針319を打ち、打たれた撃針319は所定長さだけ撃針孔31
2aより突出して撃発を行ない、その直後に送りカム板18
が尾筒2に設けた端部2aに当たり、送りカム板18の後退
は停止する。送弾子ピン219は、第0図に示すようにカ
ム溝52の直線部52aの最前端に位置し、更にピストン桿4
05の前端が結合環48の下部に当接している。
撃発により発生したガス圧より弾丸13が第33,34図に示
すように銃身7内を前進するとともに、ガス圧を包底面
305に受けた遊底301は、薬莢13aを引掛爪306に引掛けた
まま遊底バネ316を圧しながら僅かに(本実施例で3mm)
短後座し、銃身7(薬室)と薬莢13aとの張り付を引き
剥すと同時に、作動溝303aの前部側壁303cが回転子401
の受動片402を押して急激に回転子401を反時計方向に回
すので、ピストン桿405に当接している作動片403はピス
トン桿バネ407に抗してこれを前方に押し、又ピストン
桿405はその前端部で当接している結合環48を押し、復
座バネ50に抗して送りカム板18を前進させる。一方送り
カム板18が前進を開始すると、遊底301は遊底バネ316に
より直接的に、ピストン桿バネ407により間接的に前方
に押されて旧に復し、又撃針317と撃鉄319も撃針バネ32
0のバネ力により旧に復し、これ等の作用が行なわれて
いる間に弾頭13bは銃身7(銃口)を離脱するので、銃
身7(銃腔)内のガス圧は急激に低下して、閉鎖を解除
しても危険を及ぼすことがない状態となる。
銃身7は薬莢13aを包底面305に残したまま送りカム板18
ともに前進し、今迄送りカム板18に追従して前進して来
た碍子308は、第35図及び第36図に示すように旧に復し
て再び撃鉄317に係合する。銃身7が送りカム板18とと
もに前進する途中において、今迄送りカム板18上に乗り
上げていた逆鈎101の乗り上げが外されるので、前記第
8図(C)において述べたように、逆鈎101の後端が押
金102の押下面109の前端をさけながら時計方向に回動
し、鈎止可能な位置となる。以上の作用を行ないながら
前進した銃身7と送りカム板18は、第33,34図に示すよ
うに結合環48が緩衝リング30に当って緩衝バネ31により
前進力が緩衝され、その直後に前部蓋板27に当って前進
は停止する。前進が停止すると復座バネ50により銃身7
と送りカム板18は直ちに復座を開始するが、上記したよ
うに逆鈎101が鈎止可能な位置に回動しているので、復
座直後に送りカム板18が鈎止され第3図及び第4図と同
じ撃発準備の状態で全ての動作は完了する。即ち選択子
113を第8図(B)、(C)のように位置させて射撃を
行なうと、一回毎に送りカム板18が鈎止されるので、押
金128を押し続けても撃発は一回単発のみで終る。
次に、連発を行なう場合について説明する。連発を行な
う場合選択子113は第8図(D)及び第8図(E)に示
すように位置し、ストッパー107が選択子113に係合した
状態で送りカム板18を鈎止している。従ってこの状態で
押金102を押し鈎止を開放しても、選択子113に妨げられ
て第8図(C)に示すよう、長孔105の範囲分だけ逆鈎1
01が右側に移動することができず、逆鈎101の後端部と
押下面109とがラップしたままであるから、送りカム板1
8が所定の前進を行なっても時計方向に回動不能で第8
図(E)の状態を維持するので、一回目の撃発が終り復
座して来る送りカム板18を鈎止することができないから
続いて撃発が行なわれ、押金102を押している限り連続
した射撃が行なわれる。
(発明の効果) 本願は以上詳記したように、包底面に受けるガス圧によ
り遊底に極小間隔の短後座を行なわせ、短後座によるエ
ネルギーにより銃身を前進させる、ブローバックの原理
とブローフォワードの原理とを組合わせて採用し、従来
の自動火器のように後座体に長後座を行なわせないの
で、少なくとも後座長に相当する分だけ銃全長を短かく
することが可能であるばかりでなく、作動部分が直線的
な作動であるから、銃の高さも可及的に低くすることが
でき、従来の同種の火器に比して大幅な小型、軽量化を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示し、第1図は左側面図、第2図
は右側面図、第3図は横断面図、第4図は縦断面図でと
もに撃発準備を示し、第5図は第3図V−V線断面図、
第6図は第4図VI−VI線断面図、第7図は送りカム板の
平面図、第8図(A)〜(E)は押金と逆鈎との作用説
明図、第9図は送弾機構の平面図、第10図は送弾子枠の
側面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図、第12図は位
置決手段の部分説明図、第13図は第11図の右側面図、第
14図は保持リンクの正面図、第15図は保持リンクの上面
図、第16図は第15図の矢視XVI部拡大図、第17図はリン
クの正面図、第18図は第17図の上面図、第19図はリンク
の弾丸への取付状態を示す説明図、第20図は遊底の側面
図、第21図は遊底の後端面図、第22図は第20図のXXII−
XXII線位置での断面図、第23図は回転子の取付部分を示
す断面図、第24図は遊底の上面図、第25図は作動部分を
組込んだ遊底の縦断面図、第26図は碍子外しを示す説明
図、第27図は装填、閉鎖直前を示す横断面図、第28図は
第27図の縦断面図、第29図は第27図IXXX−IXXX線断面
図、第30図は撃発を示す横断面図、第31図は第30図の縦
断面図、第32図は第31図のXXXII−XXXII線断面図、第33
図は弾丸の銃口離脱を示す横断面図、第34図は第33図の
縦断面図、第35図は前進、緩衝を示す横断面図、第36図
は第35図の縦断面図である。 1……銃本体、2……尾筒、3……遊底室、7……銃
身、 11……送弾口、12……排莢口、13……弾丸、 18……送りカム板、34……鈎止手段、 50……復座バネ、52……カム溝、101……逆鈎、 102……押金、106……逆鈎バネ、 201……リンクベルト、202……送弾枠、 204……送弾子枠、218……送弾子腕、 219……送弾子ピン、221……送弾子、 241……リンク、301……遊底、303……取付溝、 307……係止部、308……碍子、 310……作動凹部、316……遊座バネ、 317……撃鉄、319……撃針、320……型針バネ、 322……碍子外し、328……碍子バネ、 401……回転子、402……受動片、 403……作動片、405……ピストン桿。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊底室内に嵌合されて遊底バネにより銃口
    側に付勢され、係止部により所定の位置に保持されてお
    り、包底面に受ける撃発時のガス圧により微小間隔の短
    後座を行なう遊底と、尾筒に回動自在に枢着され、上方
    側が受動片に下方向が作動片となっており、受動片が遊
    底に穿った取付溝に嵌合し、遊底の短後座により受動片
    が急激に銃尾側に回動する回転子と、尾筒に前進後退自
    在に保持されて後端部が回転子の作動片に当接し、上記
    回転子の回動により作動片に押され、急激に銃口側に前
    進して銃身を前進させるピストン桿とからなる銃身の前
    進緩衝機構を備えていることを特徴とする自動てき弾
    銃。
  2. 【請求項2】第1請求項において、更に、尾筒内に所定
    ストロークの前進後退可能に嵌挿された銃身と、銃身の
    所定位置に固着した結合環から銃尾側に延設した送りカ
    ム板に復座バネを内包し、銃身を後退方向に付勢する鈎
    止手段とからなる銃身機構、遊底室に回動自在に枢着
    し、逆鈎バネにより上記送りカム板を鈎止する方向に付
    勢され、銃身の最前進端である撃発準備位置(開放位
    置)で送りカム板の後端を鈎止する逆鈎と、遊底室の後
    端面に枢着されてバネにより逆鈎から遠ざかる方向に付
    勢され、バネに抗して押し込むことにより逆鈎を押圧し
    て逆鈎と送りカム板との鈎止を解除する押金とからなる
    解除機構を備えていることを特徴とする自動てき弾銃。
  3. 【請求項3】第1請求項において、更に、尾筒内に所定
    ストロークの前進後退可能に嵌挿された銃身と、銃身の
    所定位置に固着した結合環から銃尾側に延設した送りカ
    ム板に復座バネを内包し、銃身を後退方向に付勢する鈎
    止手段とからなる銃身機構、送弾路を有し銃軸に直交す
    るように尾筒に突設した送弾枠に往復動自在に嵌装した
    送弾子枠と、該送弾子枠より銃軸方向に突設され先端に
    送弾子ピンを有する送弾子腕と、上記送りカム板に刻設
    され送弾子ピンが嵌合するカム溝と、送弾子枠に枢着さ
    れ、バネにより送弾枠の内側に向って付勢されている送
    弾子とからなる送弾機構を備えていることを特徴とする
    自動てき弾銃。
  4. 【請求項4】第1請求項において、更に、尾筒内に所定
    ストロークの前進後退可能に嵌挿された銃身と、銃身の
    所定位置に固着した結合環から銃尾側に延設した送りカ
    ム板に復座バネを内包し、銃身を後退方向に付勢する鈎
    止手段とからなる銃身機構、遊底室内に装着した遊底に
    軸筒が回動及び前進後退自在に嵌合され、碍子バネによ
    り銃口方向と銃軸方向との双方に付勢され、遊底を切欠
    いてなる作動凹部の押圧面に当って銃口方向への前進が
    制されるとともに、後退途中の送りカム板に係合する係
    合突起を有する碍子と、遊底内に前進後退自在に嵌合さ
    れかつ撃鉄バネによって付勢され、上記碍子が係合する
    係合部を有する撃鉄と、撃鉄と同軸に遊底に嵌合された
    撃針と、遊底に取付けられ、後退中の送りカム板に押さ
    れて後退する碍子と撃鉄との係合をその後退途中におい
    て開放する碍子外しとからなる撃発機構を備えているこ
    とを特徴とする自動てき弾銃。
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