JP4363656B2 - 射撃訓練用の模擬火器 - Google Patents

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Description

この発明は、銃身部と尾筒部と銃床部を備え、実火器のように引金を引くと撃鉄が撃鉄バネにより撃発位置に回動するようにしてある射撃訓練用の模擬火器に関する。
従来、特許文献1、2に開示の模擬火器が知られている。これらの模擬火器では、発射反動を発生させるために模擬火器に圧縮空気ホースと電源ケーブルを接続し、模擬火器に外部から圧縮空気と電気を供給するようにしてある。また、特許文献1,2の模擬火器では、引金を引く動作によって撃発カムが前進し、その状態で模擬火器の先端部から圧縮空気を噴出させて発射反動を与えるようにしてある。
特開2000−88493号公報 特開2000−88494号公報
特許文献1、2の模擬火器では、模擬火器に圧縮空気ホースと電源ケーブルを接続して外部から圧縮空気と電気を供給するようにしてあるので、これらの圧縮空気ホースや電源ケーブルの剛性によって模擬火器の自由な操作が阻害され、模擬火器の取り回しに悪影響を与えたり、移動しながらの訓練が困難であるなどの問題がある。また、実火器においては、最終弾射撃後スライドの前進を停止する機構若しくは槓桿(ボルト)の操作感覚によって残弾が無いことを認識できるが、特許文献1、2の模擬火器では、前記の機構や操作感覚の変化がない。特許文献1、2の模擬火器では、制御装置が発射弾数を計数しているので、最終弾射撃後に引金を引いても射撃反動が発生しない空打ちとなるので、弾数が無いことを認識することができるが、実火器に近い射撃訓練を行えない問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、模擬火器に対する圧縮空気ホースや電源ケーブルの接続を無くして模擬火器の操作性を良くすると共に移動しながらの訓練を可能にし、また、最終弾射撃後に実火器のように撃鉄を起こしたコッキング状態(鈎止状態)になると共にスライド止めがスライドの前進を停止させ、実火器に近い操作の射撃訓練を行えるようにした射撃訓練用の模擬火器を提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、銃身部と尾筒部と銃床部を備え、引金を引くと撃鉄が撃鉄バネにより撃発位置に回動するようにしてある射撃訓練用の模擬火器において、尾筒部の前方位置に弾倉部を離脱可能に装着し、弾倉部の後方位置に引金機構を装着すると共に弾倉部に対応する位置にスライド収納室を設け、スライド収納室にスライドを前後移動可能に嵌装すると共にそのスライドを復座バネによって前方へ付勢し、スライドの撃針収納部にストライカを前後移動可能に備えると共にその後端を後方へ突出させ、弾倉部に圧縮ガスを収納可能なガス室とそのガス室を撃針収納部前方でスライド収納室に連通可能な連通孔を設け、その連通孔に外向きに付勢されて連通孔を塞ぐタペットをその先端部がストライカの移動軌跡に臨むように突出させ、ストライカにタペットを押し込み可能な操作部を設け、撃鉄がストライカを打撃するとスライドが圧縮ガスによって一時的に後退して発射反動を発生させるようにし、引金機構に備えた連発逆鈎により連発可能に構成したことを特徴としている。
また、本発明は、弾倉部に圧縮ガスボンベを交換可能に収納するボンベ収納室を設け、ボンベ収納室に収納した圧縮ガスボンベを開放してガス室に圧縮ガスを充満させるようにしたことを特徴としている。
また、本発明は、尾筒部のスライド移動軌跡下方に、スライド止めの後部を前部が上下動するように枢着し、スライド止めの中間部にスライドの撃針収納部前端に設けた切欠部に係合してスライドの前進を停止可能な係止爪を設け、弾倉部にスライド止めの前部を押し上げ可能なソレノイドを設け、ソレノイドに作動信号を送信可能な制御装置を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、撃鉄の作動回数を計数可能な検出装置を設け、検出装置が実火器の弾倉部に収納される弾数を計数したときに制御装置がソレノイドに作動信号を送信するようにしたことを特徴としている。
本発明は、尾筒部に離脱可能に装着した弾倉部に圧縮ガスを収納可能なガス室とそのガス室をスライド収納室に連通可能な連通孔を設け、その連通孔を塞ぐタペットをその先端部がストライカの移動軌跡に臨むように突出させ、撃鉄がストライカを打撃すると、ストライカに設けた操作部がタペットを押し込んで連通孔を一時的に開放させ、スライドが圧縮ガスによって後座して発射反動を発生するようにしたので、模擬火器にホースやコードを接続する構成を省くことができ、射撃訓練を行う際の模擬火器の操作性を実火器と同程度に良くできると共に射撃訓練の準備動作を容易にでき、しかも、移動しながらの射撃訓練にも容易に対応できる効果がある。
また、連発逆鈎の機能により復座直後に再び撃鉄が撃発動作を行ってストライカを前方へ移動させ、以後前記動作を繰り返し、実火器とほぼ同様の連発射撃訓練動作を行うことができる。
また、本発明は、弾倉部に圧縮ガスボンベを交換可能に収納するボンベ収納室を設け、ボンベ収納室に収納した圧縮ガスボンベを開放してガス室に圧縮ガスを充満させるようにしたので、市販の二酸化炭素ボンベ等の圧縮ガスボンベを弾倉部に装着することで弾倉部に圧縮ガスを容易に装填できる。
また、本発明は、尾筒部のスライド移動軌跡下方に、スライド止めの後部を前部が上下動するように枢着し、スライド止めの中間部にスライドの切欠部に係合してスライドの前進を停止可能な係止爪を設け、弾倉部にスライド止めの前部を押し上げ可能なソレノイドを設け、ソレノイドの作動によりスライド止めを押し上げてスライドの前進を停止させるようにしたので、最終弾射撃によって実火器のように撃鉄を起こしたコッキング状態にすると共にスライド止めによってスライドの前進を停止させることができ、実火器の射撃訓練と同じ感覚で模擬火器の射撃訓練を行うことができて訓練効果を良くできる。
また、本発明は、撃鉄の作動回数を計数可能な検出装置を設け、検出装置が実火器の弾倉部に収納する弾数を計数したときに制御装置がソレノイドに作動信号を送信するようにしたので、実火器の弾倉部に収納する弾数と同じ回数の射撃訓練を行った最終弾射撃によって、実火器と同様にスライド止めを操作してスライドの前進を停止させることができ、実火器と同じ動作感覚でもって模擬火器の射撃訓練を行うことができる利点がある。
次に、本発明の一実施形態を示す図1〜図7の射撃訓練用の模擬火器について説明する。
模擬火器1は、実際の小火器を模して構成されており、銃身部2と尾筒部3と銃床部4を備えている。尾筒部3には、実火器と同様に弾倉部5が離脱可能に装着されている。また、尾筒部3には、実火器と同様に弾倉部5に対応する位置にスライド収納室3aが設けてある。スライド収納室3aにはスライド7が前後移動可能に嵌装されると共にそのスライド7が復座バネ8によって前方へ付勢されて当接部9に当接されている。スライド7の撃針収納部7aにはストライカ10が回り止めされた気密状態で所定量前後移動可能に嵌装され、そのストライカ10の後端が実火器の撃針のように後方へ突出されている。ストライカ10の回り止めと前後動規制はストライカ10に設けた長溝10bと長溝10bを貫通するようにスライド7に装着した平行ピン10cとで行っているが、これに限定されるものでない。ストライカ10には、後述のタペット37の先端部を押し込み可能な操作部10aが設けられている。また、スライド収納室3aにはストライカ10の前方部分が嵌入可能な噴射穴19aを有する噴射部材19が固着されている。
また、尾筒部3には、実火器と同様に、弾倉部5の後方位置に引金機構11と制限点射機構12が装着されている。引金機構11と制限点射機構12は、例えば特公平5−32679号公報等に開示されている従来の実火器とほぼ同様に構成されているので、ここでは簡略に示すことにする。引金機構11の引金13は引金バネ(図示なし)によって銃口側に付勢され、撃鉄14は撃鉄バネ(図示なし)によって銃口側に付勢され、単発逆鈎15は引金13に対して所定角度回動可能に軸支されて単発逆鈎バネ(図示なし)によって銃口側に付勢され、連発逆鈎16は連発逆鈎バネ(図示なし)によって銃尾側に回動するように付勢されている。
制限点射機構12のセレクタ−ボルト17にはセレクト切欠17aが設けられ、所望の切換位置に選択されている。而してセレクト切欠17aが安全状態に位置すると、引金13の銃尾側に設けられている突起部13aがセレクト切欠17aに当接し、引金13を引くことが不可能であり、撃鉄14のコッキング段部14aに係合している引金13の嘴片13bがその係合を解けないので撃鉄14をコッキング状態のままにでき、銃は安全に保持される。この場合、単発逆鈎15も、単発逆鈎15の銃尾側に設けられている突起部15bがセレクト切欠17aに当接することによって回動を制され、連発逆鈎16は、先端係止部16aがスライド7の係止面に当って回動を制され、両逆鈎15、16はともに不作動位置に位置される。
次に、セレクト切欠17aを単発操作状態に切換えると、セレクト切欠17aは引金13の突起部13aの上昇を許すように位置する。従って引金13を引くと引金13が回動し、嘴片13bが撃鉄14のコッキング段部14aから外れ、撃鉄14が急速に銃口方向に回動してストライカ10を打撃し、そのストライカ10を前方へ押し移動する。引金13が回動すると単発逆鈎15も引金13に追従してセレクト切欠17aの側面で規制される迄回動する。一方、ストライカ10を前方へ押し移動すると、後述するようにストライカ10がガス室である気化室の連通孔を開放し、スライド7が圧縮ガスにより撃鉄14を押し戻しながら復座バネ8に抗して後座した後、復座バネ8に押されて閉鎖位置に復座するが、撃鉄14はスライド7によって押し戻される途中に撃鉄14の鈎止片14bの下端が単発逆鈎15に当接して少し押し戻し、その後撃鉄14が銃口側へ回動されると単発逆鈎15の鈎止部15aが撃鉄14の鈎止片14bを引掛けて鈎止する。従って、引金13を引いたままであっても次の撃発は起きず、単発発射のみで作動が停止する。引金13を開放すると、単発逆鈎15は引金13の復動につれて突起部13aに押されて撃鉄14の鈎止を開放するが、その直前に引金13の嘴片13bが撃鉄14のコッキング段部14aに係合して撃鉄をコッキング状態で鈎止する。
次に、セレクト切欠17aを連発操作状態に切換えると、セレクト切欠17aは突起部15bに当接して単発逆鈎15の上昇回動を阻止するように位置する。従って、引金13は作動可能なるも単発逆鈎15はセレクタ−ボルト17に当って作動不能であり、連発逆鈎16はスライド8の係止面に当って不作動位置となっている。引金13を引くと、撃鉄14のコッキング状態を解放して撃発を行ない、スライド7が後座を始めると連発逆鈎16の先端部がスライド7の溝7b(図3参照)内に入り込んで連発逆鈎16の作動位置に回動する。後座したスライド7が復座を開始すると、その途中でスライド7が撃鉄15の押圧を解放し、撃鉄15がスライド7に追従して回動せんとするが、連発逆鈎16の鈎止片16bがコッキング段部14aに係合し、撃鉄15を鈎止してコッキング状態にする。スライド7が復座を続けて閉鎖を行なうと、その直後に連発逆鈎16の先端部がスライド7の溝7b(図3参照)の端部に引掛けられて引戻され、不作動位置に回動されて鈎止片16bがコッキング段部14aから外れ、撃鉄15が再度回動して撃発を行ない、以上の動作を引金13が引かれている間繰返して連発発射を行なう。
次に、尾筒部3には、スライド7の移動軌跡下方に位置するスライド止め20の後部が枢着され、そのスライド止め20の前部が上下動可能に配設されている。スライド止め20には、その中間部上側にスライド7の撃針収納部7aの前端に設けられている切欠部21に係合してスライド7の前進を停止可能な係止爪22が設けられている。スライド止め20は、その先端部がスライド移動軌跡から遠ざかる方向へバネ23によって付勢されている。スライド止め20の先端部は、弾倉部5の銃尾側上端部に設けた切欠溝5aに配置され、弾倉部5に設けた後述のソレノイド40によって押し上げ可能になっている。
次に、弾倉部5には、圧縮ガスボンベ25を交換可能に収納するボンベ収納室26と、ボンベ収納室26に連通されてボンベ収納室26内の圧縮ガスボンベ25の圧縮ガスを充満可能な気化室27と、その気化室27を撃針収納部7aの前方でスライド収納室3aに連通可能な連通孔28とが設けられている。ボンベ収納室26と気化室27は、圧縮ガスを充満させておくガス室を構成しているが、気化室27を省いてボンベ収納室26のみでガス室を構成しても良い。ボンベ収納室26には、気密な閉鎖状態において、収納した圧縮ガスボンベ25を開放して気化室に圧縮ガスを充満させ得る穴明け機能と内部の圧縮ガスをリリース可能なガスリリース機能を備えた蓋部材30が着脱可能に装着されている。気化室27はボンベ収納室26と連通しており、蓋体27aによって閉鎖されている。
連通孔28には、弁孔31と内向きに広がる弁座32を有する弁座体33と弁座体33に対峙しているバネ受体34が固定的に配置されている。弁座体33の先端部は噴射部材19の側壁に設けた孔に嵌合し、弁孔31が噴射部材19の噴射穴19aに開口している。弁孔31には弁座32に当接可能な弁体35を中間部に備えたタペット37が嵌挿され、弁体35とバネ受体34の間に介在されたバネ38によって外向きに付勢され、その結果、弁体35が弁座32に当接されて弁孔31即ち連通孔28を閉塞し、タペット37の先端部は噴射穴19aに突出してストライカ10の移動軌跡に臨むように位置されている。
タペット37は、撃鉄14がストライカ10を打撃すると、ストライカ10の操作部10aによって一時的に押し込められ、タペット37の弁体35が弁座32から離れて弁孔31を一時的に開放し、その結果、気化室27の圧縮ガスがスライド収納室3aに噴出し、スライド7を実火器と同様に復座バネ8に抗して後座させて発射反動を発生させ、その後スライド7が復座バネ8によって復座するようになっている。圧縮ガスボンベ25としては、市販の二酸化炭素ボンべを用いると便利であるが、これに限定されるものではない。
また、弾倉部5には、スライド止め20と対応する切欠溝5aの位置に、スライド止め20の先端部を押し上げ可能なソレノイド40が内蔵されている。ソレノイド40は、通常はプランジャ40aが没入状態に位置されてスライド止め20の先端部を非作動位置に位置させているが、撃鉄14が実火器の弾倉部に装填される弾丸数と同数回の撃発動作を行ったことを適宜の検出装置(図2では撃鉄14に埋設した磁石42を尾筒部5に設けた近接スイッチ43によって検出するようになっている)によって検出すると、スライド7が後退している間に、銃床部4内に設けた制御基板や信号送信基板などから成る制御装置45からの作動信号によって突出状態に作動され、プランジャ40aがスライド止め20の先端部を一時的に作動位置に押し上げ、その結果、スライド止め20の係止爪22がスライド7の切欠部21に係合してスライド7の前進を停止させ、射撃動作を停止させる。ソレノイド40のプランジャ40aはその後非作動位置に位置されるが、スライド止め20の係止爪22がスライド7の切欠部21に係合した状態が保持される。
なお、銃身部2には、ソレノイド40や制御装置45や検出装置等を作動させる為の適宜な電池47が内蔵されている。ソレノイド40や制御装置45や検出装置等の信号の送信は有線で行っても良いし無線で行っても良い。
次に、前記射撃訓練用の模擬火器を用いて例えば連発発射による射撃訓練を行う動作について説明する。
射撃訓練に先立って、尾筒部3から弾倉部5を取外した状態で、弾倉部5のボンベ収納室26に圧縮ガスボンベ25を挿入して蓋部材30を取付け、蓋部材30の穴明け機能を利用して圧縮ガスボンベ25を開放し、圧縮ガスボンベ25の圧縮ガスをボンベ収納室26及び気化室27に充満させる。その後、弾倉部5を尾筒部3に装着して射撃訓練を開始する。
射撃訓練は、例えば、セレクト切欠17aを連発操作状態に切換えた後、図6の(A)に示す状態で、引金13を引くと、嘴片13bが撃鉄14のコッキング段部14aから外れ、撃鉄14が図6の(B)に示すように銃口方向に回動してストライカ10を打撃し、そのストライカ10を前方へ押し移動する。ストライカ10が前方へ移動されると、ストライカ10の操作部10aがタペット37を一時的に押し込み、タペット37の弁体35を弁座32から離して弁孔31を開放する。その結果、気化室27の圧縮ガスが噴射部材19の噴射穴19aに噴出してストライカ10を後退させた後スライド収納室3aに噴出し、その圧縮ガスによってスライド7を図6の(C)に示すように実火器と同様に復座バネ8に抗して後座させて発射反動を発生させる。スライド7が圧縮ガスによって後座されると、ストライカ10によるタペット37の押し込みが解除され、弁体35が弁座32に当接して弁孔31を閉鎖する。その後、スライド7が復座バネ8によって復座されるが、引金13を引いたままの状態であれば、前記連発逆鈎16の機能により復座直後に再び撃鉄14が撃発動作を行ってストライカ10を前方へ移動させ、以後前記動作を繰り返し、実火器とほぼ同様の射撃訓練動作を行うことができる。
次に、スライド7が復座位置に閉鎖されている状態では、スライド止め20は、図7の(A)に示すようにスライド7の移動軌跡の下方に位置されている。その後、前記撃鉄14による撃発動作の回数が検知装置である近接スイッチ43(図2参照)によって計数されて制御装置45に送信され、撃鉄14の撃発動作回数が実火器の弾倉部に装填される弾丸数(例えば30発)と同数回になったことを制御装置45が確認すると、図7の(B)に示すように、スライド7が後退している間に、制御装置45がソレノイド40に作動信号を送ってソレノイド40を作動させ、ソレノイド40のプランジャ40aを突出状態に作動させてスライド止め20の先端部を一時的に作動位置に押し上げる。その結果、図7の(C)に示すように、スライド7が復座バネ8によって復座される途中でスライド止め20の係止爪22がスライド7の切欠部21に係合してスライド7の前進を停止させ、射撃動作を停止させる。この動作は、実火器において弾倉部内の弾丸が無くなったときにスライド止めがスライド7の復座を停止させるのと同様である。その後,ソレノイド40のプランジャ40aが没入位置に位置されるが、スライド止め20の係止爪22がスライド7の切欠部21に係合した状態が保持される。なお、実火器と同様に、スライド7を復座位置に閉鎖させるためにボルト操作によってスライド7を一時的に後座させると、スライド止め20の係止爪22がスライド7の切欠部21から外れてスライド止め20が非作動位置に復帰される。
本発明の一実施形態を示す模擬火器の全体図である。 図1の主要部分を拡大して示す断面図である。 図2のスライドを示す斜視図である。 図2の弾倉部を示す斜視図である。 図2のスライド止めとスライドと弾倉部の関係を示す斜視図である。 スライドの作動を示す説明図である。 スライド止めの作動を示す説明図である。
符号の説明
1 模擬火器
2 銃身部
3 尾筒部
3a スライド収納室
4 銃床部
5 弾倉部
7 スライド
7a 撃針収納部
8 復座バネ
10 ストライカ
10a 操作部
11 引金機構
13 引金
14 撃鉄
16 連発逆鈎
20 スライド止め
21 切欠部
22 係止爪
25 圧縮ガスボンベ
26 ボンベ収納室(ガス室)
27 気化室(ガス室)
28 連通孔
37 タペット
40 ソレノイド
43 近接スイッチ(検出装置)
45 制御装置

Claims (4)

  1. 銃身部と尾筒部と銃床部を備え、引金を引くと撃鉄が撃鉄バネにより撃発位置に回動するようにしてある射撃訓練用の模擬火器において、尾筒部の前方位置に弾倉部を離脱可能に装着し、弾倉部の後方位置に引金機構を装着すると共に弾倉部に対応する位置にスライド収納室を設け、スライド収納室にスライドを前後移動可能に嵌装すると共にそのスライドを復座バネによって前方へ付勢し、スライドの撃針収納部にストライカを前後移動可能に備えると共にその後端を後方へ突出させ、弾倉部に圧縮ガスを収納可能なガス室とそのガス室を撃針収納部前方でスライド収納室に連通可能な連通孔を設け、その連通孔に外向きに付勢されて連通孔を塞ぐタペットをその先端部がストライカの移動軌跡に臨むように突出させ、ストライカにタペットを押し込み可能な操作部を設け、撃鉄がストライカを打撃するとスライドが圧縮ガスによって一時的に後退して発射反動を発生させるようにし、引金機構に備えた連発逆鈎により連発可能に構成した射撃訓練用の模擬火器。
  2. 弾倉部に圧縮ガスボンベを交換可能に収納するボンベ収納室を設け、ボンベ収納室に収納した圧縮ガスボンベを開放してガス室に圧縮ガスを充満させるようにした請求項1記載の射撃訓練用の模擬火器。
  3. 尾筒部のスライド移動軌跡下方に、スライド止めの後部を前部が上下動するように枢着し、スライド止めの中間部にスライドの撃針収納部前端に設けた切欠部に係合してスライドの前進を停止可能な係止爪を設け、弾倉部にスライド止めの前部を押し上げ可能なソレノイドを設け、ソレノイドに作動信号を送信可能な制御装置を備えた請求項1または2記載の射撃訓練用の模擬火器。
  4. 撃鉄の作動回数を計数可能な検出装置を設け、検出装置が実火器の弾倉部に収納される弾数を計数したときに制御装置がソレノイドに作動信号を送信するようにした請求項に記載の射撃訓練用の模擬火器。
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