JP2004347221A - 玩具銃の発射機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】玩具銃では、発射可能状態か、発射不能状態か、外観上の判断が困難であった。
【解決手段】機関部本体と、シリンダーと、コッキングハンドルと、ピストンと、ピストンスプリングと、スプリングガイドと、スプリングガイド受けと、シアーと、トリガーとを有する玩具銃の発射機構であって、スプリングガイドの長手方向に第1貫通孔を形成し、シリンダーの後方内部の銃身長手方向に第2貫通孔を形成し、スプリングガイドの第1貫通孔とシリンダーの後方内部の第2貫通孔とを移動可能に貫通し、シリンダーの後端部より後方へ突出可能に設けるインジケーターバーを有し、かつインジケーターバーは、玩具銃が発射可能状態においてはシリンダーの後端部より後方へ突出する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、玩具銃の発射機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の玩具銃の発射機構、特にピストンスプリングを発射動力源とする発射機構としては、特開昭63−140298号公報「遊技用エアガンの発射機構」(従来技術1)、実開平6−40693号公報「遊戯銃用の機関部の構造」(従来技術2)などが公知である。
【0003】
従来技術1は、「ばねに付勢された合成樹脂製のピストンによりシリンダ内部のエアを圧縮して弾丸を発射させるようにした遊技用エアガンの発射機構において、前記ばねの先端をピストンに取り外し不能に固着したことを特徴とする遊技用エアガンの発射機構」に関し、「ピストンコッキングレバー7、ピストン11、シリンダ9、ばね17」などが開示されている。
【0004】
従来技術2は、「遊戯銃用の機関部の構造」に関し、「シリンダー内に摺動自在に収納されピストン突起が設けられるピストンと、ピストンを銃口側に付勢させるピストンスプリングと、ピストンスプリングの反銃口側への移動を規制するピストンスプリングガイド押さえと、シリンダー内に突設する第1突起と第1突起より銃口側に突設して設けられる第2突起がそれぞれ設けられ軸ピンにより回転可能に機関部内に取り付けられ常に第1突起が反銃口方向に回転するように付勢されるシアーと、回転可能に機関部に取り付けられるとともに、軸ピンよりシリンダー側に設けられたトリガーシアー突起部でシアーに接触するように常に付勢されるトリガーシアーと、トリガーシアー突起部とシアーとの接触を解除するトリガー」が開示されている。
【0005】
【この発明が解決しようとする課題】
従来技術1及び2に例示した従来の玩具銃では、機関部本体、摺動自在なシリンダー、シリンダーに固定されているコッキングハンドル、シリンダーに対して内部で摺動自在なピストン、ピストンを銃口側に付勢するピストンスプリング、ピストンスプリングをガイドするスプリングガイド、スプリングガイドを機関部本体に対して一定の位置に固定するスプリングガイド受け、ピストンの反銃口側への移動のときは係止不能でありピストンの銃口側への移動のときはピストンを係止可能及び係止解除可能なシアー、シアーとの間にシアーバーを介して連結するトリガー等の玩具銃の発射機構の構成、作用の開示はあり、公知である。
【0006】
しかしながら、従来技術1及び2に例示した従来の玩具銃においては、玩具銃が発射可能状態でも、発射不能状態でもコッキングハンドルの位置が同じで、発射可能状態か、発射不能状態かを外観上判断することが難しかった。すなわち発射不能状態(非コッキング状態)では、シリンダー及びコッキングハンドルは最前方へ位置している。また、その状態からシリンダー及びコッキングハンドルを後方側に移動させた後に、再び最前方に戻して発射可能状態(コッキング状態)でも、同様にはシリンダー及びコッキングハンドルは最前方へ位置している。したがって、発射可能状態でも発射不能状態でもコッキングハンドル及びシリンダーと、機関部本体との相対的位置は外観上同じで判断することが困難だった。
【0007】
この発明は、玩具銃が発射可能状態か、発射不能状態かを外観上から誰でも容易に判断することが可能な玩具銃の発射機構を得ることにより、勘違いや誤った操作による玩具銃の誤発射や暴発を防ぐことにより、玩具銃使用の安全性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
この課題を解決する為に、機関部本体と、機関部本体に対して内部で摺動自在なシリンダーと、シリンダーに固定されているコッキングハンドルと、シリンダーに対して内部で摺動自在なピストンと、ピストンを銃口側に付勢するピストンスプリングと、ピストンスプリングをガイドするスプリングガイドと、スプリングガイドを機関部本体に対して一定の位置に固定するスプリングガイド受けと、ピストンの反銃口側への移動のときは係止不能でありピストンの銃口側への移動のときはピストンを係止可能及び係止解除可能なシアーと、シアーとの間にシアーバーを介して連結するトリガーとを有する玩具銃の発射機構において、
スプリングガイドの長手方向に第1貫通孔を形成し、
シリンダーの後方内部の銃身長手方向に第2貫通孔を形成し、
スプリングガイドの第1貫通孔とシリンダーの後方内部の第2貫通孔とを移動可能に貫通し、シリンダーの後端部より後方へ突出可能に設けるインジケーターバーを有し、かつインジケーターバーは、玩具銃が発射可能状態においてはシリンダーの後端部より後方へ突出することを特徴とする玩具銃の発射機構を提案する。
【0009】
また、機関部本体と、機関部本体に対して内部で摺動自在なシリンダーと、シリンダーに固定されているコッキングハンドルと、シリンダーに対して内部で摺動自在なピストンと、ピストンを銃口側に付勢するピストンスプリングと、ピストンスプリングをガイドするスプリングガイドと、スプリングガイドを機関部本体に対して一定の位置に固定するスプリングガイド受けと、ピストンの反銃口側への移動のときは係止不能でありピストンの銃口側への移動のときはピストンを係止可能及び係止解除可能なシアーと、シアーとの間にシアーバーを介して連結するトリガーとを有する玩具銃の発射機構において、
スプリングガイドの長手方向に第1貫通孔を形成し、
シリンダーの後方内部の銃身長手方向に第2貫通孔を形成し、
スプリングガイドの第1貫通孔とシリンダーの後方内部の第2貫通孔とを移動可能に貫通し、シリンダーの後端部より後方へ突出可能に設けたインジゲーターバーを有するとともに、
インジケーターバーに固定され、かつ第2貫通孔内において移動可能である止め輪と、インジケーターバーを銃口側に付勢するインジケーターバースプリングを第2貫通孔内に設けたことを特徴とする玩具銃の発射機構を提案する。
【0010】
更に、前記[0008]欄及び[0009]欄記載の玩具銃の発射機構において、インジケーターバーのシリンダーの後端部より後方へ突出可能部分が、視認しやすい色彩又は夜光塗料で表面が形成されるインジケーターバーである玩具銃の発射機構を提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の玩具銃の発射機構の1つの実施形態について、機関部本体の右側面側から視た断面内部作動説明図である図1乃至図5、及び図1乃至図3と図5に対応するシリンダー後部の第2貫通孔の断面拡大作動説明図である図6、図4に対応するシリンダー後部の第2貫通孔の断面拡大作動説明図である図7、同じく一つの実施形態である止め輪の正面図である図8に基づいて説明する。以下この発明の実施の形態の説明文中で、前方及び前進は銃口側及び銃口側への部材の移動(図面右方向)であり、後方及び後退は、反銃口側及び反銃口側への部材の移動(図面左方向)である。
【0012】
この発明の玩具銃の発射機構は、機関部本体1と、シリンダー2と、コッキングハンドル3と、ピストン4と、ピストンスプリング5と、スプリングガイド6と、スプリングガイド受け7と、シアー8と、シアーバー9と、トリガー10と、インジゲーターバー11と、止め輪12と、インジケーターバースプリング13とを有する。
【0013】
機関部本体1は、内部の中空部である内筒に摺動自在にシリンダー2を設けるとともに、内筒の一端側に弾丸の通路である銃身14を細長い中空孔として開口しており図示しない銃口へと連続する。銃身14のシリンダー側に装弾室15を設けており、弾丸16の発射により装弾室15の手前上方から順次1発ずつ弾丸16を装弾室15の手前に落下可能に設けている。
【0014】
シリンダー2は、機関部本体1の内筒に摺動自在である円筒体からなり、シリンダー2の後方上部に固定され一体に移動するコッキングハンドル3を設けており、前方先端中央から前方側へシリンダーノズル21を突出させている。シリンダー2の後端部22から内部の銃身長手方向に貫通する第2貫通孔20が形成されており、第2貫通孔20の内部にはインジゲーターバー11が移動可能に挿通されている。第2貫通孔20は、後部をインジケーターバー11の外径と差のない少しだけ大きい内径を有する径小貫通孔200、前部をインジケーターバー11の外径より径大な内径を有する径大貫通孔201として形成する。径大貫通孔201の内径は、止め輪12、インジケーターバースプリング13がインジケーターバー11の外周に設けられる間隔があればよい。径大貫通孔201内の前方側において止め輪12をインジケーターバー11に固定して設ける。止め輪12と径大貫通孔201の後方側端の周面との間にインジケーターバースプリング13を設けている。
【0015】
コッキングハンドル3は、機関部本体1より上方へ突起しており、手動によって、シリンダー2を機関部本体1に対して玩具銃の前後に移動させることができる。
【0016】
ピストン4は、シリンダー2内部に設けられた中空円筒部に前後方向へ移動可能に設けられる。ピストン4の銃口側端部にピストンカップ40をピストン4に取り付けて設けている。ピストン4は、銃口側にピストンカップ40の内側中央辺りに向けて突出する円筒状突起部43を設ける。円筒状突起部43は、反銃口側が開口しており、銃口側が円筒底面に当たる内端面によって閉鎖された形状であり、その内端面をインジケーターバー当接面41として形成する。ピストン4は、その後端部をピストン円筒体より径大に形成し、シリンダー2の円筒内周面に摺動可能なピストン係止突起42を形成しており、シアー8のシアー上部係止突起80と係止及び係止解除可能である。ピストン4は、シリンダー2の中空円筒部内でピストンスプリング5によって前方(銃口側)に付勢される。
【0017】
ピストンスプリング5は、スプリングコイル内部に銃身方向と同方向に設けた棒状体からなるスプリングガイド6を設けており、ピストンスプリング5がシリンダー2内部で伸長した後、短縮される場合にピストンスプリング5が、曲がらないようにガイドする。ピストンスプリング5は、後方側をスプリングガイド6の後部にある径大部60に固定又は当接し、前方側をピストン4の銃口側内端面に固定又は当接されている。
【0018】
スプリングガイド6は、銃身方向と同方向に設けた棒状体からなり後部に径大部60を形成しており、この径大部60を機関部本体1に対して一定の位置であるように機関部本体1の下部に取り付けられるスプリングガイド受け7に固定される。スプリングガイド6は、棒状体の長手方向に亘って貫通している第1貫通孔61を形成しており、第1貫通孔61は内径をインジケーターバー11の外径より少し大きくし、内部にはインジケーターバー11が移動可能に挿通されている。
【0019】
シアー8は、機関部本体1の下部でスプリングガイド受け7の銃口側近傍位置に配設されており、上部にシアー上部係止突起80、下部にシアー下部係止突起81を形成されており、その中間に設けたシアー軸82に回動可能に設ける。シアー軸82にはシアースプリング83が係止され、シアースプリング83の回転付勢力によりシアー上部係止突起80が図において反時計回り方向へ付勢されており、シアー上部係止突起80をシリンダー2の下部に細長い孔として開口するシアー孔からシリンダー2内部に突出させ、シリンダー2内に位置する姿勢にシアー8を支持している。
【0020】
そして、シアー8は、ピストン4の後方への移動のときは、シアー上部係止突起80がシアー軸82を中心に反時計回りに回動して、ピストン係止突起42と係止不能である。また、シアー上部係止突起80は、ピストン4の前方への移動のときは、シアー8のシアー下部係止突起81が、シアーバー9のシアーバー係止面90に当接しているため回動できず、ピストン係止突起42をシアー上部係止突起80が係止してピストン4を係止できる。また、トリガー10を引くことによりシアーバー9がシアーバー支点91を中心に時計回り方向へ回動するとシアーバー係止面90がシアー下部係止突起81から外れ、ピストンスプリング5の付勢力により、ピストン係止突起42とシアー上部係止突起80の係止は解除される。
【0021】
シアーバー9は、シアーバー支点91を中心に回動可能であり、シアーバースプリング92によって、反時計回りに付勢されている。シアーバー9は、前方側端面をシアーバー係止面90として形成し、後方側の端部の下面を斜面状に削りトリガー係止面93として形成する。
【0022】
トリガー10は、トリガー支点100を中心に回動可能であり、トリガースプリング101によって反時計回り方向に回動するように付勢され、トリガー10の上部が、トリガー係止面93に当接する状態に支持している。
【0023】
インジケーターバー11は、一本の真っ直ぐな細長い棒状体であり、前部をスプリングガイド6の第1貫通孔61内部に移動可能に挿通されており、後部をシリンダー2の後方内部の第2貫通孔20内部に移動可能に挿通されている。インジケーターバー11には、第2貫通孔20の前部に形成される径大貫通孔201内の前方位置で輪の一部が切欠しているΩリングからなる止め輪12が固定されて設けられている。止め輪12の他の実施形態としては、開放可能な0リングでもよく、インジケーターバー11自体の一部を止め輪状に太く形成してもよい。止め輪12と径大貫通孔201の後方側端の周面との間にインジケーターバースプリング13を設けており、インジケーターバー11を前方側へ付勢している。
【0024】
インジケーターバー11は、この実施形態では直径3mmの丸棒からなるが、角棒でもよく、太さも適宜であるが2〜5mm程度の太さが普通である。インジケーターバー11の長さは、ピストン4が、シリンダー2内で後方に移動しピストン係止突起42とシアー上部係止突起80とが係止した状態で、インジケーターバー11の前端当接面が、円筒状突起部43のインジケーターバー当接面41に後当接したとき、インジケーターバー11の後端部がシリンダー2の後端部22から後方へ突出する長さであればよい。インジケーターバー11の後端部から数mm乃至数10mmが突出可能部分110であり、発射可能状態では、シリンダー2の後端部22から突出して外部から視認可能となる。この発明の請求項3に係る実施形態では、インジケーターバー11の突出可能部分110が、視認しやすい色彩、例えば玩具銃本体の色彩、特に玩具銃後端部の色彩と異なる明確に識別しやすい色彩又は夜光塗料で表面が形成されている。
【0025】
次に、この発明の玩具銃の発射機構の1つの実施形態の作用について説明する。図1は、発射の準備がされていない状態、すなわちコッキング状態ではない状態を示している。図1のように発射の準備が為されていない状態では、インジケーターバー11は、第2貫通孔20内でインジケーターバースプリング13の付勢力で止め輪12を前端内面側に当接させた状態となり、インジケーターバー11の後端部が、シリンダー2の後端部22から突出していない。そのため、インジケーターバー11の突出可能部分110もまた、第2貫通孔20内に埋没して外部から視認不可能な状態である。
【0026】
また、シリンダー2は機関部本体1の円筒内部で前方側端部に位置しておりシリンダーノズル21が、装弾室15内へ挿入されている。次の弾丸16は、シリンダーノズル21によって装弾室15の上部に留まらされた状態である。又ピストン4は、シリンダー2の円筒内で伸長したピストンスプリング5の前方への付勢力によりシリンダー2内で前方端へ付勢されており、ピストンカップ40がシリンダー2の前方端内面に接触している。
【0027】
図2は、コッキングハンドル3を手動等の手段により機関部本体1に対して後方へピストンスプリング5の付勢力に抗して最大に移動させて、コッキングハンドル3と一体に固定されているシリンダー2をも、機関部本体1に対して後方へ最大に移動させた状態である。図2の状態では、シリンダー2の内部でピストン4が、その後端部でスプリングガイド受け7に固定されているスプリングガイド6の径大部61に接触しているため、ピストン4は、これ以上後方へは移動できず、ピストン4を後方へ移動させていたシリンダー2も、またこれ以上後方へは移動できない。この状態ではインジケーターバー11の前端当接部111はスプリングガイド6の第1貫通孔61内の中間部辺りに位置しており、ピストン4の銃口側にある円筒状突起部43内端面のインジケーターバー当接面41とは距離があり当接していない。又、インジケーターバー11は、図6に示すようにシリンダー2の後部にある第2貫通孔20内でインジケーターバースプリング13の付勢力で前端内面側に止め輪12が当接した状態であるので、インジケーターバー11の後端部である突出可能部分110がシリンダー2の後端部22から突出しない状態のままシリンダー2の後方への移動に従い一体的に後方へ移動する。
【0028】
図1の状態から図2の状態へピストン4が、移動する途中において、ピストン係止突起42が、シアー上部係止突起80に当接するが、シアー上部係止突起80は、シアー軸82を支点として反時計回りに回動可能であるため、ピストン4の後方への移動は妨害されない。図2では、シリンダー2のシリンダーノズル21が、装弾室15内から外れるため、次の弾丸16が装弾室15の手前に移動する。
【0029】
図3は、図2のシリンダー2と機関部本体1の状態から、シリンダー2を少し前方に戻した状態であり、ピストン4のピストン係止突起42がシアー8のシアー上部係止突起80と係止するため、ピストン4は、その位置で前方への移動が停止される。
【0030】
図4は、図3から更にコッキングハンドル3を図1と同じ位置まで前方へ移動させ、コッキングハンドル3と一体に固定されているシリンダー2も図1と同じ位置まで移動させて、発射可能状態、すなわちコッキングされた状態になる。この状態では、ピストン4は、ピストンスプリング5の付勢力で前方へ付勢されているが、まだピストン4のピストン係止突起42がシアー8のシアー上部係止突起80と係止した状態であるため前方への移動が停止されたままである。したがってピストン4は、シリンダー2内でシリンダー2との相対的位置は変わる。
【0031】
インジケーターバー11は、止め輪12が第2貫通孔20の前端面部に当接しているため、シリンダー2の前方への移動に付随して前方へ移動するが、インジケーターバー前端当接面111が、ピストン4の円筒状突起部43の内端面であるインジケーターバー当接面41に当接した位置から前方への移動が阻止され、シリンダー2のみが機関部本体1に対して前方へ移動する。そのため、インジケーターバー11は、後部の突出可能部分110が、シリンダー2の後端部22より外部へ突出して外部から視認可能な状態になる。このとき、図7に示すようにシリンダー2の第2貫通孔20内の止め輪12も、インジケーターバースプリング13の付勢力に抗して、第2貫通孔20内部で後方へ移動する。突出可能部分110が、請求項3のように視認しやすい色彩又は夜光塗料で表面が形成されていると、より容易に外部から発射可能状態が確認しやすくなる。
【0032】
図5は、図4の状態からトリガー10を、トリガースプリング101の付勢力に抗して矢印方向に引いて、シアーバー9のトリガー係止面93を押し、シアーバー9をシアーバースプリング92の付勢力に抗してシアーバー支点91を中心に回動させ、シアーバー係止面90とシアー下部係止突起81との係止を解除させる。そのため、シアー8の回動が自由となり、シアー上部係止突起80と係止していたピストン係止突起42が外れ、ピストン4は、ピストンスプリング5の前方へ付勢力によりシリンダー2内でエアを圧縮しつつ勢いよく前方へ移動する。この圧縮エアの圧力により、装弾室15に位置していた弾丸16は銃身14を通って図示しない銃口から発射される。
【0033】
図5の弾丸発射状態では、ピストン4がシリンダー2内で前方へ移動したことにより、インジケーターバー11は、前端当接面111とピストン4の円筒状突起部43の内端面であるインジケーターバー当接面41との当接が解除され離れる。そのため、インジケーターバー11は、インジケーターバースプリング13の前方への付勢力により止め輪12をシリンダー2の第2貫通孔20の内部で前方へ押圧し、第2貫通孔20の前端面部に当接するまで移動する。止め輪12と一体的に移動するインジケーターバー11は、この移動によりインジケーターバー11の後部の突出可能部分110もシリンダー2の後端面22から第2貫通孔20内部に入り、突出可能部分110が外部から視認不能になる。したがって、この状態では、発射不能状態、すなわちコッキングされていない状態であることが、外部から視認できる。
【0034】
図5から、ピストン4が、シリンダー2内部で、最前方の位置に移動した状態で図1に戻り、順次同様に図1から図5まで繰り返し発射作動可能である。
【0035】
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、玩具銃が発射可能状態(コッキング状態)か、発射不能状態(非コッキング状態)かのどちらの状態であるかを、玩具銃の後端部を一目見れば外見上、容易に判断することができるようになった。すなわち、玩具銃の取扱者が、インジケーターバーの突出可能部分がシリンダー後端部(玩具銃の後端部)から突出して外部から視認できれば発射可能状態であり、インジケーターバーの突出可能部分が外部から見えなければ発射不能状態である。
【0036】
インジケーターバーの突出可能部分が、玩具銃本体の色彩、特に玩具銃後端部の色彩と異なる明確に識別しやすい色彩又は夜光塗料で表面が形成されていると、より容易、確実に発射可能状態の視認が可能となる。
【0037】
そのため、勘違いや誤った判断による玩具銃の誤発射や暴発を防ぐことができ、玩具銃使用の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施形態である玩具銃の発射機構を、機関部本体の右側面側からみた断面内部作動説明図
【図2】同じく玩具銃の発射機構を機関部本体の右側面側からみた断面内部作動説明図
【図3】同じく玩具銃の発射機構を機関部本体の右側面側からみた断面内部作動説明図
【図4】同じく玩具銃の発射機構を機関部本体の右側面側からみた断面内部作動説明図
【図5】同じく玩具銃の発射機構を機関部本体の右側面側からみた断面内部作動説明図
【図6】同じく図1乃至図3と図5に対応するシリンダー後部の第2貫通孔の断面拡大作動説明図
【図7】同じく図4に対応するシリンダー後部の第2貫通孔の断面拡大作動説明図
【図8】同じく一つの実施形態である止め輪の正面図
【符号の説明】
1 機関部本体
2 シリンダー
20 第2貫通孔
200 径小貫通孔
201 径大貫通孔
21 シリンダーノズル
22 後端部
3 コッキングハンドル
4 ピストン
40 ピストンカップ
41 インジケーターバー当接面
42 ピストン係止突起
43 円筒状突起部
5 ピストンスプリング
6 スプリングガイド
60 径大部
61 第1貫通孔
7 スプリングガイド受け
8 シアー
80 シアー上部係止突起
81 シアー下部係止突起
82 シアー軸
83 シアースプリング
9 シアーバー
90 シアーバー係止面
91 シアーバー支点
92 シアーバースプリング
93 トリガー係止面
10 トリガー
100 トリガー支点
101 トリガースプリング
11 インジゲーターバー
110 突出可能部分
111 前端当接部
12 止め輪
13 インジケーターバースプリング
14 銃身
15 装弾室
16 弾丸

Claims (3)

  1. 機関部本体と、機関部本体に対して内部で摺動自在なシリンダーと、シリンダーに固定されているコッキングハンドルと、シリンダーに対して内部で摺動自在なピストンと、ピストンを銃口側に付勢するピストンスプリングと、ピストンスプリングをガイドするスプリングガイドと、スプリングガイドを機関部本体に対して一定の位置に固定するスプリングガイド受けと、ピストンの反銃口側への移動のときは係止不能でありピストンの銃口側への移動のときはピストンを係止可能及び係止解除可能なシアーと、シアーとの間にシアーバーを介して連結するトリガーとを有する玩具銃の発射機構において、
    スプリングガイドの長手方向に第1貫通孔を形成し、
    シリンダーの後方内部の銃身長手方向に第2貫通孔を形成し、
    スプリングガイドの第1貫通孔とシリンダーの後方内部の第2貫通孔とを移動可能に貫通し、シリンダーの後端部より後方へ突出可能に設けるインジケーターバーを有し、かつインジケーターバーは、玩具銃が発射可能状態においてはシリンダーの後端部より後方へ突出することを特徴とする玩具銃の発射機構。
  2. 機関部本体と、機関部本体に対して内部で摺動自在なシリンダーと、シリンダーに固定されているコッキングハンドルと、シリンダーに対して内部で摺動自在なピストンと、ピストンを銃口側に付勢するピストンスプリングと、ピストンスプリングをガイドするスプリングガイドと、スプリングガイドを機関部本体に対して一定の位置に固定するスプリングガイド受けと、ピストンの反銃口側への移動のときは係止不能でありピストンの銃口側への移動のときはピストンを係止可能及び係止解除可能なシアーと、シアーとの間にシアーバーを介して連結するトリガーとを有する玩具銃の発射機構において、
    スプリングガイドの長手方向に第1貫通孔を形成し、
    シリンダーの後方内部の銃身長手方向に第2貫通孔を形成し、
    スプリングガイドの第1貫通孔とシリンダーの後方内部の第2貫通孔とを移動可能に貫通し、シリンダーの後端部より後方へ突出可能に設けたインジゲーターバーを有するとともに、
    インジケーターバーに固定され、かつ第2貫通孔内において移動可能である止め輪と、インジケーターバーを銃口側に付勢するインジケーターバースプリングを第2貫通孔内に設けたことを特徴とする玩具銃の発射機構。
  3. インジケーターバーのシリンダーの後端部より後方へ突出可能部分が、視認しやすい色彩又は夜光塗料で表面が形成されるインジケーターバーである請求項1又は請求項2の玩具銃の発射機構。
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