JP6023619B2 - 衝撃雷管点火装置 - Google Patents

衝撃雷管点火装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6023619B2
JP6023619B2 JP2013060415A JP2013060415A JP6023619B2 JP 6023619 B2 JP6023619 B2 JP 6023619B2 JP 2013060415 A JP2013060415 A JP 2013060415A JP 2013060415 A JP2013060415 A JP 2013060415A JP 6023619 B2 JP6023619 B2 JP 6023619B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
ball
handle
slide block
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013060415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014185804A (ja
Inventor
雄一 古山
雄一 古山
証英 原田
証英 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harada Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Harada Electronics Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harada Electronics Industry Co Ltd filed Critical Harada Electronics Industry Co Ltd
Priority to JP2013060415A priority Critical patent/JP6023619B2/ja
Publication of JP2014185804A publication Critical patent/JP2014185804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6023619B2 publication Critical patent/JP6023619B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

この発明は、信号弾等の弾薬が有する衝撃雷管に打撃を加えて点火し、弾体を発射させる衝撃雷管点火装置に関するものである。
衝撃雷管点火装置は、信号弾等の弾薬のカートリッジ(薬きょう)を装着され、そのカートリッジの尾部に設けられた衝撃雷管に撃鉄で打撃を加えて点火し、カートリッジ内の射出薬を燃焼させて弾体(弾丸)を発射させる機能を果たす。このため従来の衝撃雷管点火装置としては例えば、先端部にカートリッジの尾部をねじ込み装着可能な、後端部が閉じた筒状の装置本体と、装置本体内部にその長手方向に進退移動自在に収容されるとともに先端部に撃針を持つ棒状の撃鉄と、その撃鉄を雷管に向けて附勢する撃鉄附勢スプリングと、撃鉄に一体的に設けられた発射レバーとを具え、その発射レバーが、装置本体に形成されてその長手方向に延在するガイド部とそのガイド部の後端部から鋭角に曲がった掛け止め部とを持つレ字状のガイド穴から外部に突出しているものが知られている。
この衝撃雷管点火装置は、発射レバーに指を掛けて発射レバーをガイド穴のガイド部に沿って本体の後端部方向へ引くことで撃鉄を引いて撃鉄附勢スプリングを圧縮し、その状態で発射レバーをガイド穴の後端部の掛け止め部に移して撃鉄を装置本体に掛け止めすることで点火準備をし、次いでその発射レバーを掛け止め部からガイド部に指で押し出すことで装置本体に対する撃鉄の掛け止めを外して、撃鉄附勢スプリングの弾発力により撃鉄を装置本体内で勢いよく前進移動させ、撃鉄先端部の撃針で衝撃雷管に打撃を加えて点火する。
しかしながら上記従来の衝撃雷管点火装置は、点火準備のために発射レバーを指で引いて撃鉄附勢スプリングを圧縮し、その状態でガイド穴の掛け止め部に掛け止めする際、および圧縮された撃鉄附勢スプリングの弾発力が加わった発射レバーを掛け止め部から指でガイド部に戻す際に強力な指の力が必要とされ、衝撃雷管の点火のための操作が困難であるという不都合があった。
この発明は、上記従来の課題を有利に解決した操作性の良い衝撃雷管点火装置を提供することを目的とするものであり、この発明の衝撃雷管点火装置は、
弾薬のカートリッジの衝撃雷管を設けられた尾部を先端部に装着可能な装置本体と、
前記装置本体に一端部を搖動可能に支持されたハンドルと、
前記装置本体に沿って進退移動自在に設けられるとともに先端部に撃針を有する撃鉄と、
前記装置本体に沿って進退自在に設けられて前記ハンドルの搖動に連動して進退移動するスライドブロックと、
前記スライドブロックの移動により圧縮されて前記撃鉄を衝撃雷管へ向けて前進附勢する撃鉄附勢スプリングと、
前記スライドブロックの移動により前記撃鉄を前記スライドブロックまたは前記装置本体にロックして前記撃鉄附勢スプリングを圧縮可能にするとともに、前記スライドブロックの逆方向への移動でそのロックを解除するボールロック機構と、
を具えることを特徴とするものである。
かかる衝撃雷管点火装置にあっては、信号弾等の弾薬のカートリッジの、衝撃雷管を設けられた尾部を装置本体の先端部に装着し、ハンドルを装置本体に対し揺動させて引き上げると、そのハンドルの引き上げに連動してスライドブロックが移動してボールロック機構により撃鉄をそのスライドブロックまたは装置本体にロックし、次いでハンドルを装置本体に対し揺動させて押し戻すと、そのハンドルの押し戻しに連動してスライドブロックがハンドルの引き上げ時と反対の方向へ移動して撃鉄附勢スプリングを圧縮し、ハンドルの押し戻しの最終段階で、スライドブロックがボールロック機構に撃鉄のロックを解除させ、これにより撃鉄附勢スプリングの段発力で撃鉄が勢いよく前進移動し、その先端部の撃針で衝撃雷管に打撃を加えて点火する。
従って、この発明の衝撃雷管点火装置によれば、装置本体に対してハンドルを引き上げた後に押し戻すだけで衝撃雷管に点火できるので、指の力が弱くても容易に操作することができる。
加えて、この発明の衝撃雷管点火装置の一態様においては、
前記撃鉄附勢スプリングは、その前端部で前記撃鉄と掛合するとともにその後端部で前記スライドブロックと掛合し、
前記ボールロック機構は、前記撃鉄附勢スプリングの前方で前記装置本体に設けられ、
前記スライドブロックは、前記ハンドルの引き上げにより前記撃鉄と一緒に後退移動しつつ、前記ボールロック機構のボール拘束筒をボール拘束位置に移動させてボールを前記撃鉄の外周溝内に拘束することにより撃鉄を後退位置にロックさせ、また前記ハンドルの押し戻しにより前進移動しつつ、先ず後退位置にロックされた撃鉄との間で前記撃鉄附勢スプリングを圧縮し、次いで前記ボール拘束筒をボール解放位置に移動させてボールを撃鉄の外周溝外へ逃がし、撃鉄の前進移動を可能にする。
これにより、ハンドルの揺動操作で撃鉄のロックと撃鉄附勢スプリングの圧縮と撃鉄のロック解除とを行うことができる
また、この発明の衝撃雷管点火装置の他の一態様においては、
前記撃鉄附勢スプリングは、その前端部で前記撃鉄と掛合するとともにその後端部で前記装置本体と掛合し、
前記ボールロック機構は、前記撃鉄附勢スプリングの後方で前記スライドブロックに設けられ、
前記スライドブロックは、前記ハンドルの引き上げにより前進移動しつつ、前記ボールロック機構のボール拘束筒をボール拘束位置に移動させてボールを前記撃鉄の外周溝内に拘束することにより撃鉄をスライドブロックにロックさせ、また前記ハンドルの押し戻しにより前記撃鉄と一緒に後退移動しつつ、先ず撃鉄と装置本体との間で前記撃鉄附勢スプリングを圧縮し、次いで前記ボール拘束筒をボール解放位置に移動させてボールを撃鉄の外周溝外へ逃がし、撃鉄の前進移動を可能にする。
これにより、これもハンドルの揺動操作で撃鉄のロックと撃鉄附勢スプリングの圧縮と撃鉄のロック解除とを行うことができる。
さらに、この発明の衝撃雷管点火装置においては、
前記スライドブロックは前記ハンドルにリンク部材を介して連結されて、前記ハンドルの搖動に連動して進退移動するものであると、簡易な構成でハンドルの揺動とスライドブロックの進退移動とを連動させ得るので好ましい。
さらに、この発明の衝撃雷管点火装置においては、
前記撃鉄附勢スプリングと逆向きに段発力を生ずるように配置され、前記ハンドルを完全に戻した状態で前記撃鉄の先端部の撃針を前記衝撃雷管から離間させておく暴発防止スプリングを具えるものであると、意図しないタイミングでの信号弾等の弾薬の暴発を防止できるので好ましい。
この発明の衝撃雷管点火装置の一実施例の構成を、ハンドルを押し戻した状態で示す断面図である。 上記実施例の衝撃雷管点火装置の構成を、ハンドルを引き上げた状態で示す断面図である。 この発明の衝撃雷管点火装置の他の一実施例の構成を、ハンドルを押し戻した状態で示す断面図である。 上記実施例の衝撃雷管点火装置の構成を、ハンドルを引き上げた状態で示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに図1は、この発明の衝撃雷管点火装置の一実施例の構成を、ハンドルを押し戻した状態で示す断面図、図2は、上記実施例の衝撃雷管点火装置の構成を、ハンドルを引き上げた状態で示す断面図であり、図中符号1は装置本体、2はハンドル、3は撃鉄、4はスライドブロック、5は撃鉄附勢スプリング、6はボールロック機構をそれぞれ示す。
この実施例の衝撃雷管点火装置は、弾薬としての信号弾の尾部に設けられた衝撃雷管に点火し、信号弾のカートリッジ内の射出薬を燃焼させて弾体(弾丸)を発射させるためのものであり、ここにおける装置本体1は、先端部(図では左端部)に信号弾ホルダー1aを有するとともに後端部(図では右端側)にハンドル支持ブロック1bを有し、それらを厚板状のベース部材1cを介して一体的に結合して構成されている。信号弾ホルダー1aはその前端側(図では左端側)に、信号弾のカートリッジCの衝撃雷管Dを設けられた尾部をねじ込み装着可能なねじ孔1dを形成されるとともに、その後端側に、ねじ孔1dの孔底から当該信号弾ホルダー1aの後端部まで貫通する貫通孔6aを持つボールロック機構6を一体に設けられている。
ハンドル支持ブラケット1bは、ハンドル2の基端部(図では右端部)を、図では紙面と直交する方向へ延在する軸線周りに揺動自在に軸支するとともに、その前端部(図では左端部)から後端部(図では右端部)まで貫通する貫通孔1eを形成されており、ハンドル2は、その先端部と基端部との間の中間部に装置本体1に向けて軸受け2aを突設されている。
スライドブロック4は、後端部(図では右端部)に底部を持つ角筒状をなしていて、信号弾ホルダー1aとハンドル支持ブロック1bとの間でベース部材1c上に摺動自在に配置され、その底部には貫通孔4aが形成されている。そして撃鉄3は、それら信号弾ホルダー1aの貫通孔6aと、スライドブロック4の貫通孔4aと、ハンドル支持ブロック1bの貫通孔1eとに挿通されて装置本体1にその長手方向に進退移動自在に支持されており、この撃鉄3には、その先端部に撃針3aが設けられるとともにその中間部の2箇所にスライドブロック4の底部を挟んでフランジ3b,3cが設けられ、さらに撃針3aと前側のフランジ3bとの間に周方向溝3eが設けられている。
スライドブロック4はまた、リンク部材7の一端部を揺動自在に軸支し、そのリンク部材7の他端部は、ハンドル2の軸受け2aに揺動自在に軸支されており、これによりスライドブロック4は、ハンドル2の引き上げと連動して後退移動し、ハンドル2の押し戻しと連動して前進移動する。そして撃鉄附勢スプリング5は、その中心孔内に撃鉄3を挿通され、その前端部を撃鉄3のフランジ3bに掛合されるとともにその後端部をスライドブロック4の底部に掛合されて、概ねスライドブロック4内に収容されている。
ボールロック機構6は、油圧ホース金具を油圧装置に対して容易に着脱するため等に用いられる既知のもので、信号弾ホルダー1aの後端部に一体に設けられたボール支持筒6bと、そのボール支持筒6bに周方向に間隔を空けて複数明けられたボール収容孔内にボール支持筒6bの半径方向へ移動自在に収容されたボール6cと、ボール支持筒6bの周囲に進退移動可能に嵌挿されたボール拘束筒6dと、そのボール拘束筒6dを後退方向へ附勢するスプリング6eと、そのボール拘束筒6dの後退限位置を特定する図示しないストッパとを有しており、ボール拘束筒6dの内周面は、ボール拘束筒6dの前端部寄りに位置して小径の内径でボール6cと当接し、ボール6cを実質的にボール支持筒6bから半径方向内方に突出するロック位置に拘束するロック部と、そのロック部に裁頭円錐面で滑らかに繋がるとともにそのロック部よりも大径の内径でボール6cと当接し、ボール6cのボール支持筒6bから半径方向外方への逃げ出しを許容する解放部とを持ち、これによりボール拘束筒6dは、自由状態ではスプリング6eで後退附勢されて、そのロック部がボール6cと対向するロック位置に位置し、後述の如くスライドブロック4で前進附勢されると、その解放部がボール6cと対向する解放位置に位置する。
さらにここでは、スライドブロック4の底部外面と撃鉄3の後側のフランジ3cとの間に、撃鉄附勢スプリング5と逆向きに段発力を生ずるように配置され、ハンドル2を完全に戻した状態で撃鉄3の先端部の撃針3aを衝撃雷管Dから離間させておく暴発防止スプリング8が設けられ、また、スライドブロック4とハンドル支持ブラケット1bとの間に掛け渡されてスライドブロック4を後退方向へ引き寄せ、ハンドル2を容易に開かせるハンドル開きスプリング9が設けられている。
かかる構成を具えるこの実施例の衝撃雷管点火装置にあっては、図2に示すように、信号弾のカートリッジCの、衝撃雷管Dを設けられた尾部を装置本体1の先端部の信号弾ホルダー1aのねじ孔1dにねじ込み装着し、ハンドル2を装置本体1に対し揺動させて引き上げると、そのハンドル2の引き上げに連動してスライドブロック4が撃鉄3とともに後退移動し、これによりスライドブロック4がボールロック機構6のボール拘束筒6dから離間してボール拘束筒6dがロック位置へ移動可能となり、撃鉄3が所定の後退限位置まで後退して撃鉄3の周方向溝3dにボール6cが対向すると、ボール拘束筒6dがスプリング6eで附勢されて裁頭円錐面でボール6cを半径方向内方へ押し込みながらロック位置へ後退移動して、ボール6cを撃鉄3の周方向溝3d内に嵌合する位置に拘束し、撃鉄3がその後退限位置で装置本体1に対しロックされる。
次いでハンドル2を装置本体1に対し上記と逆向きに揺動させて押し戻すと、そのハンドル2の押し戻しに連動してスライドブロック4が前進移動してその底部と装置本体1に対しロックされた撃鉄3のフランジ3bとの間で撃鉄附勢スプリング5を圧縮し、このハンドル2の押し戻しの最終段階で、スライドブロック4がボールロック機構6のボール拘束筒6dと当接してボール拘束筒6dを解放位置へ前進移動させて撃鉄3のロックを解除させ、これにより撃鉄附勢スプリング5の段発力で撃鉄3が勢いよく前進移動し、その先端部の撃針3aで衝撃雷管Dに打撃を加えて点火する。
従って、この実施例の衝撃雷管点火装置によれば、装置本体1に対してハンドル2を引き上げた後に押し戻すだけで、撃鉄3のロックと撃鉄附勢スプリング5の圧縮と撃鉄3のロック解除とを行って衝撃雷管Dに点火できるので、指の力が弱くても容易に操作することができる。
しかもこの実施例の衝撃雷管点火装置によれば、スライドブロック4はハンドル2にリンク部材7を介して連結されて、ハンドル2の搖動に連動して進退移動するものであることから、簡易な構成でハンドル2の揺動とスライドブロック4の進退移動とを連動させることができる。
さらにこの実施例の衝撃雷管点火装置によれば、撃鉄附勢スプリング5と逆向きに段発力を生ずるように配置され、ハンドル2を完全に戻した状態で撃鉄3の先端部の撃針3aを衝撃雷管Dから離間させておく暴発防止スプリング8を具えていることから、意図しないタイミングでの信号弾の暴発を防止できるので好ましい。
図3は、この発明の衝撃雷管点火装置の他の一実施例の構成を、ハンドルを押し戻した状態で示す断面図、図4は、上記実施例の衝撃雷管点火装置の構成を、ハンドルを引き上げた状態で示す断面図であり、図中、先の実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。すなわち、図中符号1は装置本体、2はハンドル、3は撃鉄、4はスライドブロック、5は撃鉄附勢スプリング、6はボールロック機構をそれぞれ示す。
この実施例の衝撃雷管点火装置では、装置本体1は、先端部(図では左端部)にハンドル支持ブロックを兼ねる信号弾ホルダー1aを有するとともに後端部(図では右端側)にエンドブロック1fを有し、それらを厚板状のベース部材1cを介して一体的に結合して構成されており、ここにおける信号弾ホルダー1aおよびエンドブロック1fにもそれぞれ貫通孔1g,1hが形成されている。
信号弾ホルダー1aは、ハンドル2の基端部(図では左端部)を、図では紙面と直交する方向へ延在する軸線周りに揺動自在に軸支しており、ハンドル2は、その先端部と基端部との間の中間部に装置本体1に向けて軸受け2aを突設されている。
スライドブロック4は、後端部(図では右端部)に底部を持つ角筒状をなしていて、信号弾ホルダー1aとエンドブロック1fとの間でベース部材1c上に摺動自在に配置されるとともに、その後端側に、前端部から後端部まで貫通する貫通孔6aを持つボールロック機構6を一体に設けられている。さらに、スライドブロック4の前方のベース部材1c上には固定ブロック10が設けられ、この固定ブロック10にも貫通孔10aが形成されている。そして撃鉄3は、それら信号弾ホルダー1aの貫通孔1gと、固定ブロック10の貫通孔10aと、スライドブロック4の貫通孔6aと、エンドブロック1fの貫通孔1hとに挿通されて装置本体1にその長手方向に進退移動自在に支持されており、この撃鉄3には、その先端部に撃針3aが設けられるとともに固定ブロック10の前方の中間部の1箇所にフランジ3bが設けられ、さらに固定ブロック10の後方に周方向溝3eが設けられている。
スライドブロック4はまた、リンク部材7の一端部を揺動自在に軸支し、そのリンク部材7の他端部は、ハンドル2の軸受け2aに揺動自在に軸支されており、これによりスライドブロック4は、ハンドル2の引き上げと連動して前進移動し、ハンドル2の押し戻しと連動して後退移動する。そして撃鉄附勢スプリング5は、その中心孔内に撃鉄3を挿通され、その前端部を撃鉄3のフランジ3bに掛合されるとともにその後端部を固定ブロック10に掛合されている。
ボールロック機構6は、先の実施例におけると同様のもので、スライドブロック4の後端部に一体に設けられたボール支持筒6bと、そのボール支持筒6bに周方向に間隔を空けて複数明けられたボール収容孔内にボール支持筒6bの半径方向へ移動自在に収容されたボール6cと、ボール支持筒6bの周囲に進退移動可能に嵌挿されたボール拘束筒6dと、そのボール拘束筒6dを後退方向へ附勢するスプリング6eと、そのボール拘束筒6dの後退限位置を特定する図示しないストッパとを有しており、ボール拘束筒6dの内周面は、ボール拘束筒6dの前端部寄りに位置して小径の内径でボール6cと当接し、ボール6cを実質的にボール支持筒6bから半径方向内方に突出するロック位置に拘束するロック部と、そのロック部に裁頭円錐面で滑らかに繋がるとともにそのロック部よりも大径の内径でボール6cと当接し、ボール6cのボール支持筒6bから半径方向外方への逃げ出しを許容する解放部とを持ち、これによりボール拘束筒6dは、自由状態ではスプリング6eで後退附勢されて、そのロック部がボール6cと対向するロック位置に位置し、後述の如くエンドブロック1fで前進附勢されると、その解放部がボール6cと対向する解放位置に位置する。
さらにここでは、信号弾ホルダー1aの後端部と撃鉄3のフランジ3cとの間に、撃鉄附勢スプリング5と逆向きに段発力を生ずるように配置され、ハンドル2を完全に戻した状態で撃鉄3の先端部の撃針3aを衝撃雷管Dから離間させておく暴発防止スプリング8が設けられている。
かかる構成を具えるこの実施例の衝撃雷管点火装置にあっては、図4に示すように、信号弾のカートリッジCの、衝撃雷管Dを設けられた尾部を装置本体1の先端部の信号弾ホルダー1aのねじ孔1dにねじ込み装着し、ハンドル2を装置本体1に対し揺動させて引き上げると、そのハンドル2の引き上げに連動してスライドブロック4が前進移動し、これによりボールロック機構6のボール拘束筒6dがエンドブロック1fから離間してロック位置へ移動可能となり、スライドブロック4と一体のボールロック機構6が所定の前進限位置まで前進して撃鉄3の周方向溝3dにボール6cが対向すると、ボール拘束筒6dがスプリング6eで附勢されて裁頭円錐面でボール6cを半径方向内方へ押し込みながらロック位置へ後退移動して、ボール6cを撃鉄3の周方向溝3d内に嵌合する位置に拘束し、撃鉄3がその後退限位置でスライドブロック4に対しロックされる。
次いでハンドル2を装置本体1に対し上記と逆向きに揺動させて押し戻すと、そのハンドル2の押し戻しに連動してスライドブロック4が撃鉄3と一緒に後退移動して固定ブロック10と撃鉄3のフランジ3bとの間で撃鉄附勢スプリング5を圧縮し、このハンドル2の押し戻しの最終段階で、スライドブロック4がボールロック機構6のボール拘束筒6dをエンドブロック1fに当接させ、ボール拘束筒6dを解放位置へ前進移動させて撃鉄3のロックを解除させ、これにより撃鉄附勢スプリング5の段発力で撃鉄3が勢いよく前進移動し、その先端部の撃針3aで衝撃雷管Dに打撃を加えて点火する。
従って、この実施例の衝撃雷管点火装置によっても、先の実施例と同様の作用効果を奏することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、ハンドル2とスライドブロック4とは、リンク部材7に代えてラックピニオン機構等で連動させても良い。また、信号弾ホルダー1aは、カートリッジCの尾部を挟んだりあるいは掛け止めしたりして固定するものでも良い。
そして、上記実施例では装置本体1は全体的に角棒状をなすように構成されているが、丸棒状をなすように構成しても良い。
かくしてこの発明のこの発明の衝撃雷管点火装置によれば、装置本体に対してハンドルを引き上げた後に押し戻すだけで衝撃雷管に点火できるので、指の力が弱くても容易に操作することができる。
1 装置本体
1a 信号弾ホルダー
1b ハンドル支持ブロック
1c ベース部材
1d ねじ孔
1e,1g,1h 貫通孔
1f エンドブロック
2 ハンドル
2a 軸受け
3 撃鉄
3a 撃針
3b,3c フランジ
3d 周方向溝
4 スライドブロック
4a 貫通孔
5 撃鉄附勢スプリング
6 ボールロック機構
6a 貫通孔
6b ボール支持筒
6c ボール
6d ボール拘束筒
6e スプリング
7 リンク部材
8 暴発防止スプリング
9 ハンドル開きスプリング
10 固定ブロック
10a 貫通孔
C カートリッジ
D 衝撃雷管

Claims (4)

  1. 弾薬のカートリッジの衝撃雷管を設けられた尾部を先端部に装着可能な装置本体と、
    前記装置本体に一端部を搖動可能に支持されたハンドルと、
    前記装置本体に沿って進退移動自在に設けられるとともに先端部に撃針を有する撃鉄と、
    前記装置本体に沿って進退自在に設けられて前記ハンドルの搖動に連動して進退移動するスライドブロックと、
    前記スライドブロックの移動により圧縮されて前記撃鉄を衝撃雷管へ向けて前進附勢する撃鉄附勢スプリングと、
    前記スライドブロックの移動により前記撃鉄を前記スライドブロックまたは前記装置本体にロックして前記撃鉄附勢スプリングを圧縮可能にするとともに、前記スライドブロックの逆方向への移動でそのロックを解除するボールロック機構と、を具え
    前記撃鉄附勢スプリングは、その前端部で前記撃鉄と掛合するとともにその後端部で前記スライドブロックと掛合し、
    前記ボールロック機構は、前記撃鉄附勢スプリングの前方で前記装置本体に設けられ、
    前記スライドブロックは、前記ハンドルの引き上げにより前記撃鉄と一緒に後退移動しつつ、前記ボールロック機構のボール拘束筒をボール拘束位置に移動させてボールを前記撃鉄の外周溝内に拘束することにより撃鉄を後退位置にロックさせ、また前記ハンドルの押し戻しにより前進移動しつつ、先ず後退位置にロックされた撃鉄との間で前記撃鉄附勢スプリングを圧縮し、次いで前記ボール拘束筒をボール解放位置に移動させてボールを撃鉄の外周溝外へ逃がし、撃鉄の前進移動を可能にすることを特徴とする衝撃雷管点火装置。
  2. 弾薬のカートリッジの衝撃雷管を設けられた尾部を先端部に装着可能な装置本体と、
    前記装置本体に一端部を搖動可能に支持されたハンドルと、
    前記装置本体に沿って進退移動自在に設けられるとともに先端部に撃針を有する撃鉄と、
    前記装置本体に沿って進退自在に設けられて前記ハンドルの搖動に連動して進退移動するスライドブロックと、
    前記スライドブロックの移動により圧縮されて前記撃鉄を衝撃雷管へ向けて前進附勢する撃鉄附勢スプリングと、
    前記スライドブロックの移動により前記撃鉄を前記スライドブロックまたは前記装置本体にロックして前記撃鉄附勢スプリングを圧縮可能にするとともに、前記スライドブロックの逆方向への移動でそのロックを解除するボールロック機構と、を具え、
    前記撃鉄附勢スプリングは、その前端部で前記撃鉄と掛合するとともにその後端部で前記装置本体と掛合し、
    前記ボールロック機構は、前記撃鉄附勢スプリングの後方で前記スライドブロックに設けられ、
    前記スライドブロックは、前記ハンドルの引き上げにより前進移動しつつ、前記ボールロック機構のボール拘束筒をボール拘束位置に移動させてボールを前記撃鉄の外周溝内に拘束することにより撃鉄をスライドブロックにロックさせ、また前記ハンドルの押し戻しにより前記撃鉄と一緒に後退移動しつつ、先ず撃鉄と装置本体との間で前記撃鉄附勢スプリングを圧縮し、次いで前記ボール拘束筒をボール解放位置に移動させてボールを撃鉄の外周溝外へ逃がし、撃鉄の前進移動を可能にすることを特徴とする衝撃雷管点火装置。
  3. 前記スライドブロックは前記ハンドルにリンク部材を介して連結されて、前記ハンドルの搖動に連動して進退移動することを特徴とする、請求項1または2記載の衝撃雷管点火装置。
  4. 前記撃鉄附勢スプリングと逆向きに段発力を生ずるように配置され、前記ハンドルを完全に戻した状態で前記撃鉄の先端部の撃針を前記衝撃雷管から離間させておく暴発防止スプリングを具えることを特徴とする、請求項1からまでの何れか1項記載の衝撃雷管点火装置。
JP2013060415A 2013-03-22 2013-03-22 衝撃雷管点火装置 Active JP6023619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060415A JP6023619B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 衝撃雷管点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060415A JP6023619B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 衝撃雷管点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014185804A JP2014185804A (ja) 2014-10-02
JP6023619B2 true JP6023619B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=51833538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060415A Active JP6023619B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 衝撃雷管点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6023619B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018122223A1 (de) * 2018-09-12 2020-03-12 Rheinmetall Waffe Munition Gmbh Abschusseinheit für eine Munition

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3315397A (en) * 1965-11-29 1967-04-25 Clarence W Gilliam Flare gun having quick disconnect coupling
JPS4411360Y1 (ja) * 1967-02-27 1969-05-10
JPS54776Y2 (ja) * 1972-02-12 1979-01-16
US3820462A (en) * 1973-01-29 1974-06-28 C Jackson Aerial signal unit
DE3561362D1 (en) * 1984-11-26 1988-02-11 Oerlikon Buehrle Ag Control cable
JPH03152395A (ja) * 1989-11-07 1991-06-28 Hosoya Kako Kk 信号弾発射装置
JP3082769B2 (ja) * 1989-11-07 2000-08-28 細谷火工株式会社 信号弾発射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014185804A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI489078B (zh) 玩具槍
EP2019959B1 (en) Locking mechanism of a hand firearm
JP6023619B2 (ja) 衝撃雷管点火装置
US7059316B1 (en) Paintball shooting structure for a paintball gun
KR100916971B1 (ko) 비정상 격발방지를 위한 공이작동 안전장치
JP3180507U (ja) 真鍮弾頭付きアルミ薬莢型発火式モデルガン用カートリッジ
KR102180999B1 (ko) 시위진압용 최루탄 발사총
US10234222B2 (en) Single 40 mm projectile launcher
US11460280B2 (en) Firing mechanism for a grenade and a grenade
US20170299324A1 (en) Flare Gun
KR101079169B1 (ko) 기계식 리볼버형 최루탄 발사기
CN109373807B (zh) 一种具有可明显感知的待击指示功能的击针式击发机构
JP3929419B2 (ja) 玩具銃の発射機構
JP2009156506A (ja) 銃の複合型安全装置
KR100726193B1 (ko) 회전노리쇠 잠금 단반동식 발사장치
CN109073347B (zh) 仿真枪中的上膛指示装置
JP6129397B1 (ja) ライフル
KR101835196B1 (ko) 대포의 포탄 격발 시스템
KR0133360Y1 (ko) 호신용 총
JP3020568U (ja) 玩具銃機構の改良
JP3175341U (ja) モデルガン用のセミ/フルセレクター・レバー構造、及びモデルガン
CN116997763A (zh) 双击发模式的半自动手枪
JPH04103994A (ja) 自動てき弾銃
JPH07174490A (ja) 遊底式機関砲の遅発安全機構
JPH01170896U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6023619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250