JPH11171443A - エレベーターのドア制御装置 - Google Patents
エレベーターのドア制御装置Info
- Publication number
- JPH11171443A JPH11171443A JP33922697A JP33922697A JPH11171443A JP H11171443 A JPH11171443 A JP H11171443A JP 33922697 A JP33922697 A JP 33922697A JP 33922697 A JP33922697 A JP 33922697A JP H11171443 A JPH11171443 A JP H11171443A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- motor
- phase
- inverter
- control panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 三相交流モータに低周波の駆動電流を供給し
ても、電流リップルが発生しないようにする。 【解決手段】 ドアの開閉を行う三相交流モータ１と、
この三相交流モータ１に電源３からの駆動電流を供給す
るインバータ４と、このインバータ４にドア開閉制御の
ための信号を出力するドア制御盤６とを備え、ドアが全
閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制御盤６か
らインバータ４へ三相交流モータ１に供給する三相交流
を単相交流に切り換える信号を出力するようにした。
ても、電流リップルが発生しないようにする。 【解決手段】 ドアの開閉を行う三相交流モータ１と、
この三相交流モータ１に電源３からの駆動電流を供給す
るインバータ４と、このインバータ４にドア開閉制御の
ための信号を出力するドア制御盤６とを備え、ドアが全
閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制御盤６か
らインバータ４へ三相交流モータ１に供給する三相交流
を単相交流に切り換える信号を出力するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターのド
アが全閉して待機状態になると、電気的にドア全閉状態
の維持の保証を行うようにしたドア制御装置に関する。
アが全閉して待機状態になると、電気的にドア全閉状態
の維持の保証を行うようにしたドア制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターのドアは、かごの上に設け
られた三相交流モータによって開閉させられているが、
この三相交流モータの回転速度は、ドアの開閉作動初期
には加速させられて終期には減速するように制御されて
いる。このように、三相交流モータの回転速度を可変と
するには、このモータに供給する駆動電流を可変とする
インバータが必要であり、このインバータへの指令はか
ごの上に設けられたドア制御盤によって行われる。
られた三相交流モータによって開閉させられているが、
この三相交流モータの回転速度は、ドアの開閉作動初期
には加速させられて終期には減速するように制御されて
いる。このように、三相交流モータの回転速度を可変と
するには、このモータに供給する駆動電流を可変とする
インバータが必要であり、このインバータへの指令はか
ごの上に設けられたドア制御盤によって行われる。
【０００３】また、ドアが全閉して待機状態になると、
インバータから低周波の三相交流をモータに供給して、
ドア全閉状態を維持している。
インバータから低周波の三相交流をモータに供給して、
ドア全閉状態を維持している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエレベーターのドア制御装置にあっては、ド
ア全閉状態を維持するために、インバータから三相交流
モータに供給する三相交流は低周波であったために、こ
の交流に電流リップルが発生してしまい、モータに対し
て一定のトルクを維持した状態で、ドアを全閉させ続け
ることができないこととなっていた。その結果、三相交
流モータに使用されているベアリングが偏摩耗してしま
い、ひいてはこのモータ回転時に異音が発生してしまう
という問題点があった。
うな従来のエレベーターのドア制御装置にあっては、ド
ア全閉状態を維持するために、インバータから三相交流
モータに供給する三相交流は低周波であったために、こ
の交流に電流リップルが発生してしまい、モータに対し
て一定のトルクを維持した状態で、ドアを全閉させ続け
ることができないこととなっていた。その結果、三相交
流モータに使用されているベアリングが偏摩耗してしま
い、ひいてはこのモータ回転時に異音が発生してしまう
という問題点があった。
【０００５】本発明は、三相交流モータに低周波の駆動
電流を供給しても、電流リップルが発生しないようにす
ることを目的とする。
電流を供給しても、電流リップルが発生しないようにす
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明にあっては、ドアの開閉を行う三相交流
モータと、この三相交流モータに電源からの駆動電流を
供給するインバータと、このインバータにドア開閉制御
のための信号を出力するドア制御盤とを備え、ドアが全
閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制御盤から
インバータへ三相交流モータに供給する三相交流を単相
交流に切り換える信号を出力するようにした構成として
いる。
るために本発明にあっては、ドアの開閉を行う三相交流
モータと、この三相交流モータに電源からの駆動電流を
供給するインバータと、このインバータにドア開閉制御
のための信号を出力するドア制御盤とを備え、ドアが全
閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制御盤から
インバータへ三相交流モータに供給する三相交流を単相
交流に切り換える信号を出力するようにした構成として
いる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図１および図２は本発明に係るエレベーターの
ドア制御装置の一実施例を示す図である。
明する。図１および図２は本発明に係るエレベーターの
ドア制御装置の一実施例を示す図である。
【０００８】図１において、符号１はエレベーターのド
アを開閉させるために、かご２に設けられた三相交流モ
ータであり、この三相交流モータ１へは電源３から駆動
電流が供給される。三相交流モータ１の回転速度は、前
記したようにドア開閉作動初期には加速され、終期には
減速されるように制御されているが、この制御のために
三相交流モータ１へ供給される駆動電流を可変とするの
はインバータ４によって行う。
アを開閉させるために、かご２に設けられた三相交流モ
ータであり、この三相交流モータ１へは電源３から駆動
電流が供給される。三相交流モータ１の回転速度は、前
記したようにドア開閉作動初期には加速され、終期には
減速されるように制御されているが、この制御のために
三相交流モータ１へ供給される駆動電流を可変とするの
はインバータ４によって行う。
【０００９】モータ１にはこの回転速度を検出する（す
なわち、ドア位置、速度の検出）ロータリエンコーダ５
が設けられており、このロータリエンコーダ５によって
検出されたドアの位置、速度の信号はかご２に設けられ
たドア制御盤６へ出力される。また、かご２にはドアの
全閉位置を検出するためのリミットスイッチ７が設けら
れ、このリミットスイッチ７からドア全閉の信号がドア
制御盤６へ出力される。
なわち、ドア位置、速度の検出）ロータリエンコーダ５
が設けられており、このロータリエンコーダ５によって
検出されたドアの位置、速度の信号はかご２に設けられ
たドア制御盤６へ出力される。また、かご２にはドアの
全閉位置を検出するためのリミットスイッチ７が設けら
れ、このリミットスイッチ７からドア全閉の信号がドア
制御盤６へ出力される。
【００１０】ドア制御盤６は主にドアの開閉を制御して
いるが、機械室に設けられてエレベーターの運行を制御
しているエレベーター主制御盤８から指令を受け、この
主制御盤８からドア用信号、ドア非常停止信号，ドア開
可能信号，ドア検出位置信号が入力する。
いるが、機械室に設けられてエレベーターの運行を制御
しているエレベーター主制御盤８から指令を受け、この
主制御盤８からドア用信号、ドア非常停止信号，ドア開
可能信号，ドア検出位置信号が入力する。
【００１１】次に、このドア制御装置の作動を図２に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
すフローチャートを参照しながら説明する。
【００１２】まず、ドア制御盤６はエレベーター主制御
盤８からドア閉信号を入力したかどうかを判断し（ステ
ップＳ1）、ドア閉信号を入力したときには、三相交流
をモータ１へ供給するように指令をインバータ４へ出力
し、ドアを閉じさせる。このとき、ドアは開閉作動初期
には加速され、次に一定速となり、終期には減速され
る。
盤８からドア閉信号を入力したかどうかを判断し（ステ
ップＳ1）、ドア閉信号を入力したときには、三相交流
をモータ１へ供給するように指令をインバータ４へ出力
し、ドアを閉じさせる。このとき、ドアは開閉作動初期
には加速され、次に一定速となり、終期には減速され
る。
【００１３】次に、リミットスイッチ７からドアの全閉
信号が入力すると、ドアは待機状態であるか、すなわち
エレベーター主制御盤８からドア開閉可能信号、ドア検
出位置信号等が入力したかどうかを判断する（ステップ
Ｓ2）。ドアが待機状態にあるときには、このときから
タイマー部は５秒間計測し始め、５秒間経過したかどう
かを判断する（ステップＳ3）。
信号が入力すると、ドアは待機状態であるか、すなわち
エレベーター主制御盤８からドア開閉可能信号、ドア検
出位置信号等が入力したかどうかを判断する（ステップ
Ｓ2）。ドアが待機状態にあるときには、このときから
タイマー部は５秒間計測し始め、５秒間経過したかどう
かを判断する（ステップＳ3）。
【００１４】ドアが待機状態になってから５秒経過する
と、インバータ４からモータ１へ供給されている低周波
の三相交流を低周波の単相交流に切り換える（ステップ
Ｓ4）。このため、モータ１には回転力が働かなくな
り、すなわちドアを常時全閉し続ける力がなくなるとと
もに、また一方で回転させようとする力を抑止すること
にもなり、ドアは容易に開かなくなる。したがって、イ
ンバータ４の低周波制御時に発生しやすい電流リップル
がなくなる。
と、インバータ４からモータ１へ供給されている低周波
の三相交流を低周波の単相交流に切り換える（ステップ
Ｓ4）。このため、モータ１には回転力が働かなくな
り、すなわちドアを常時全閉し続ける力がなくなるとと
もに、また一方で回転させようとする力を抑止すること
にもなり、ドアは容易に開かなくなる。したがって、イ
ンバータ４の低周波制御時に発生しやすい電流リップル
がなくなる。
【００１５】なお、エレベーター主制御盤８からドア閉
信号が入力しないときには、他のドア作動の信号に従い
（ステップＳ5）、インバータ４は通常の三相交流制御
を行う（ステップＳ6）。
信号が入力しないときには、他のドア作動の信号に従い
（ステップＳ5）、インバータ４は通常の三相交流制御
を行う（ステップＳ6）。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドアが全閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制
御盤からインバータへ三相交流モータに供給する三相交
流を単相交流に切り換える信号を出力するようにしたの
で、インバータの低周波制御時に発生しやすい電流リッ
プルがなくなり、その結果、三相交流モータに使用され
ているベアリングが偏摩耗するようなことはなく、ひい
てはこのモータ回転時に異音が発生するということがな
くなる。
ドアが全閉して待機状態になってから数秒後に、ドア制
御盤からインバータへ三相交流モータに供給する三相交
流を単相交流に切り換える信号を出力するようにしたの
で、インバータの低周波制御時に発生しやすい電流リッ
プルがなくなり、その結果、三相交流モータに使用され
ているベアリングが偏摩耗するようなことはなく、ひい
てはこのモータ回転時に異音が発生するということがな
くなる。
【図１】本発明に係るエレベーターのドア制御盤の実施
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図２】このドア制御盤の作動を示すフローチャート。
１…三相交流モータ、３…電源、４…インバータ、６…
ドア制御盤。
ドア制御盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 裕二 神奈川県川崎市高津区坂戸３−２−１ 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 ドアの開閉を行う三相交流モータと、こ
の三相交流モータに電源からの駆動電流を供給するイン
バータと、このインバータにドア開閉制御のための信号
を出力するドア制御盤とを備え、ドアが全閉して待機状
態になってから数秒後に、ドア制御盤からインバータへ
三相交流モータに供給する三相交流を単相交流に切り換
える信号を出力するようにしたことを特徴とするエレベ
ーターのドア制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33922697A JPH11171443A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エレベーターのドア制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33922697A JPH11171443A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エレベーターのドア制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11171443A true JPH11171443A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18325452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33922697A Withdrawn JPH11171443A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エレベーターのドア制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11171443A (ja) |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33922697A patent/JPH11171443A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |