JPH1017249A - エレベーターのドア制御装置 - Google Patents
エレベーターのドア制御装置Info
- Publication number
- JPH1017249A JPH1017249A JP17403096A JP17403096A JPH1017249A JP H1017249 A JPH1017249 A JP H1017249A JP 17403096 A JP17403096 A JP 17403096A JP 17403096 A JP17403096 A JP 17403096A JP H1017249 A JPH1017249 A JP H1017249A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- control panel
- elevator
- inverter
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドア開閉作動中に停電になると、ドアを電気
的に制動・停止させるようにする。 【解決手段】 エレベーターのドアの開閉を行うドアマ
シン1と、このドアマシン1に電源2からの駆動電流を
供給するインバータ3と、このインバータ3にドア開閉
制御のための信号を出力し、また電源2からのモニタ入
力電圧が所定電圧以上かを監視するドア用制御盤5と、
このドア用制御盤5に信号を出力しエレベーターの運行
を制御する主制御盤6とを備え、前記ドア用制御盤5
が、前記モニタ入力電圧が所定電圧以上でないと判断す
ると、主制御盤6からの信号の入力を停止させ、またイ
ンバータ3へドアマシン1の作動停止の信号を出力する
ようにした。
的に制動・停止させるようにする。 【解決手段】 エレベーターのドアの開閉を行うドアマ
シン1と、このドアマシン1に電源2からの駆動電流を
供給するインバータ3と、このインバータ3にドア開閉
制御のための信号を出力し、また電源2からのモニタ入
力電圧が所定電圧以上かを監視するドア用制御盤5と、
このドア用制御盤5に信号を出力しエレベーターの運行
を制御する主制御盤6とを備え、前記ドア用制御盤5
が、前記モニタ入力電圧が所定電圧以上でないと判断す
ると、主制御盤6からの信号の入力を停止させ、またイ
ンバータ3へドアマシン1の作動停止の信号を出力する
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターのド
アが開閉している最中に停電になったりした場合には、
このドアを急停止させるようにしたエレベーターのドア
制御装置に関する。
アが開閉している最中に停電になったりした場合には、
このドアを急停止させるようにしたエレベーターのドア
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのドアは、かごの上に設け
られたドアマシンによって開閉させられているが、この
ドアマシンの回転速度は、ドアの開閉作動初期には加速
されて終期には減速するように制御されている。このよ
うに、ドアマシンの回転速度を可変とするには、このド
アマシンに供給する電圧を可変とするインバータが必要
であり、このインバータへの指令はかごの上に設けられ
たドア用制御盤によって行われる。
られたドアマシンによって開閉させられているが、この
ドアマシンの回転速度は、ドアの開閉作動初期には加速
されて終期には減速するように制御されている。このよ
うに、ドアマシンの回転速度を可変とするには、このド
アマシンに供給する電圧を可変とするインバータが必要
であり、このインバータへの指令はかごの上に設けられ
たドア用制御盤によって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエレベーターのドアにあっては、ドア開閉作
動中に停電になったりすると、インバータへの供給電源
がなくなるので、ドアは慣性により自由に走行し続ける
ことになる。特に、ドアが閉止作動中にあっては、出入
りしている乗客に衝突してしまうことになり、この乗客
は怪我してしまう虞れがあった。
うな従来のエレベーターのドアにあっては、ドア開閉作
動中に停電になったりすると、インバータへの供給電源
がなくなるので、ドアは慣性により自由に走行し続ける
ことになる。特に、ドアが閉止作動中にあっては、出入
りしている乗客に衝突してしまうことになり、この乗客
は怪我してしまう虞れがあった。
【0004】本発明は、ドア開閉作動中に停電になる
と、ドアを電気的に制動・停止させるようにすることを
目的としている。
と、ドアを電気的に制動・停止させるようにすることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、エレベーターのドアの開
閉を行うドアマシンと、このドアマシンに電源からの駆
動電流を供給するインバータと、このインバータにドア
開閉制御のための信号を出力し、また電源からのモニタ
入力電圧が所定電圧以上かを監視するドア用制御盤と、
このドア用制御盤に信号を出力しエレベーターの運行を
制御する主制御盤とを備え、前記ドア用制御盤が、前記
モニタ入力電圧が所定電圧以上でないと判断すると、主
制御盤からの信号の入力を停止させ、またインバータへ
ドアマシンの作動停止の信号を出力するようにした構成
としている。
るために、本発明にあっては、エレベーターのドアの開
閉を行うドアマシンと、このドアマシンに電源からの駆
動電流を供給するインバータと、このインバータにドア
開閉制御のための信号を出力し、また電源からのモニタ
入力電圧が所定電圧以上かを監視するドア用制御盤と、
このドア用制御盤に信号を出力しエレベーターの運行を
制御する主制御盤とを備え、前記ドア用制御盤が、前記
モニタ入力電圧が所定電圧以上でないと判断すると、主
制御盤からの信号の入力を停止させ、またインバータへ
ドアマシンの作動停止の信号を出力するようにした構成
としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明に係るエレベーターの
ドア制御装置の一実施例を示す図である。
明する。図1および図2は本発明に係るエレベーターの
ドア制御装置の一実施例を示す図である。
【0007】図1において、符号1はエレベーターのド
アを開閉させるドアマシン(三相交流モータ)であり、
このドアマシン1へは三相交流の電源2から駆動電流が
供給される。ドアマシン1の回転速度は前記したよう
に、ドア開閉作動初期には加速され、終期には減速され
るように制御されているが、この制御のためにドアマシ
ン1へ供給される電圧を可変とするのはインバータ3に
よって行う。
アを開閉させるドアマシン(三相交流モータ)であり、
このドアマシン1へは三相交流の電源2から駆動電流が
供給される。ドアマシン1の回転速度は前記したよう
に、ドア開閉作動初期には加速され、終期には減速され
るように制御されているが、この制御のためにドアマシ
ン1へ供給される電圧を可変とするのはインバータ3に
よって行う。
【0008】ドアマシン1にはこの回転速度を検出する
ロータリエンコーダ4が設けられており、このロータリ
エンコーダ4によって検出された回転速度の信号はかご
の上に設けられたドア用制御盤5へ出力される。ドア用
制御盤5はロータリエンコーダ4からの回転速度の信号
に基づいて、インバータ3をフィードバック制御し、ド
アマシン1の回転速度の加減速を適正なものとしてい
る。
ロータリエンコーダ4が設けられており、このロータリ
エンコーダ4によって検出された回転速度の信号はかご
の上に設けられたドア用制御盤5へ出力される。ドア用
制御盤5はロータリエンコーダ4からの回転速度の信号
に基づいて、インバータ3をフィードバック制御し、ド
アマシン1の回転速度の加減速を適正なものとしてい
る。
【0009】電源2からはドア用制御盤5へ電源モニタ
用の信号が入力している。すなわち、200Vの電源2
からは、ドア用制御盤5に合わせて100Vに変圧され
た電圧が入力している。ドア用制御盤5は前記電源モニ
タ用の信号を監視しており、この入力電圧が20V以上
かどうかを常時判断している。監視している入力電圧が
20V未満になると、停電になったということになる。
用の信号が入力している。すなわち、200Vの電源2
からは、ドア用制御盤5に合わせて100Vに変圧され
た電圧が入力している。ドア用制御盤5は前記電源モニ
タ用の信号を監視しており、この入力電圧が20V以上
かどうかを常時判断している。監視している入力電圧が
20V未満になると、停電になったということになる。
【0010】ドア用制御盤5は主にドアの開閉速度等を
制御しているが、機械室に設けられてエレベーターの運
行を制御している主制御盤6の指令を受けている。
制御しているが、機械室に設けられてエレベーターの運
行を制御している主制御盤6の指令を受けている。
【0011】次に、このドア制御装置の作動を図2に示
すフローチャートを参照にしながら説明する。
すフローチャートを参照にしながら説明する。
【0012】三相交流の200Vの電源2からドア用制
御盤5にモニタ入力電圧が入力しているが、このドア用
制御盤5を保護するために入力する電圧は100Vとな
っている。ドア用制御盤5では、モニタ入力電圧が所定
電圧の20V以上かどうか(20V以上を「H」とし、
20V未満を「L」としている)を常時監視している
(ステップS1)。
御盤5にモニタ入力電圧が入力しているが、このドア用
制御盤5を保護するために入力する電圧は100Vとな
っている。ドア用制御盤5では、モニタ入力電圧が所定
電圧の20V以上かどうか(20V以上を「H」とし、
20V未満を「L」としている)を常時監視している
(ステップS1)。
【0013】ドア用制御盤5はモニタ入力電圧が「L」
になってから約500ms後には完全に停電すると判断
し、その時までに以下のことを実行する。ドア用制御盤
5において、主制御盤6からの信号の入力を停止させる
(ステップS2)。次に、ドア用制御盤5からインバー
タ3へ出力しているドア開閉制御のための信号を出力す
るのを停止する(ステップS3)。
になってから約500ms後には完全に停電すると判断
し、その時までに以下のことを実行する。ドア用制御盤
5において、主制御盤6からの信号の入力を停止させる
(ステップS2)。次に、ドア用制御盤5からインバー
タ3へ出力しているドア開閉制御のための信号を出力す
るのを停止する(ステップS3)。
【0014】次に、電源2からドアマシン1にインバー
タ3を介して供給されている三相交流を、単相交流にす
るように信号(作動停止の信号)をインバータ3に出力
する(ステップS4)。そうすると、電源2からドアマ
シン1には単相交流が供給されることになり、このドア
マシン1はこの単相交流によって急激に制動されて停止
させられることになる。このため、ドアの開閉作動中に
停電になっても、ドアの慣性による自由走行が電気的に
制動・停止させられる。したがって、ドアは停電になる
と一旦完全に停止させられることとなる。
タ3を介して供給されている三相交流を、単相交流にす
るように信号(作動停止の信号)をインバータ3に出力
する(ステップS4)。そうすると、電源2からドアマ
シン1には単相交流が供給されることになり、このドア
マシン1はこの単相交流によって急激に制動されて停止
させられることになる。このため、ドアの開閉作動中に
停電になっても、ドアの慣性による自由走行が電気的に
制動・停止させられる。したがって、ドアは停電になる
と一旦完全に停止させられることとなる。
【0015】一方、ドア用制御盤5がモニタ入力電圧を
「H」と判断すると、インバータ3に通常のドア開閉を
行うように指令を出す(ステップS5)。
「H」と判断すると、インバータ3に通常のドア開閉を
行うように指令を出す(ステップS5)。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドア用制御盤がモニタ入力電圧が所定電圧以上でないと
判断すると、主制御盤からの信号の入力を停止させ、ま
たインバータへドアマシンの作動停止の信号を出力する
ようにしたので停電時にはドアの慣性による自由走行が
電気的に制動・停止され、ドアが出入り中の乗客に衝突
するという虞れはなくなる。
ドア用制御盤がモニタ入力電圧が所定電圧以上でないと
判断すると、主制御盤からの信号の入力を停止させ、ま
たインバータへドアマシンの作動停止の信号を出力する
ようにしたので停電時にはドアの慣性による自由走行が
電気的に制動・停止され、ドアが出入り中の乗客に衝突
するという虞れはなくなる。
【図1】本発明に係るエレベーターのドア制御盤の一実
施例を示すブロック図。
施例を示すブロック図。
【図2】このドア制御装置の作動を示すフローチャー
ト。
ト。
1…ドアマシン、2…電源、3…インバータ、5…ドア
制御盤、6…主制御盤。
制御盤、6…主制御盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 裕二 神奈川県川崎市高津区坂戸3−2−1 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 エレベーターのドアの開閉を行うドアマ
シンと、このドアマシンに電源からの駆動電流を供給す
るインバータと、このインバータにドア開閉制御のため
の信号を出力し、また電源からのモニタ入力電圧が所定
電圧以上かを監視するドア用制御盤と、このドア用制御
盤に信号を出力しエレベーターの運行を制御する主制御
盤とを備え、前記ドア用制御盤が、前記モニタ電圧が所
定電圧以上でないと判断すると、主制御盤からの信号の
入力を停止させ、またインバータへドアマシンの作動停
止の信号を出力するようにしたことを特徴とするエレベ
ーターのドア制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403096A JPH1017249A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベーターのドア制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403096A JPH1017249A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベーターのドア制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1017249A true JPH1017249A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15971412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17403096A Pending JPH1017249A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベーターのドア制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1017249A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102491154A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-13 | 广州日滨科技发展有限公司 | 一种门机驱动系统与主微机通信的方法及门机驱动系统 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP17403096A patent/JPH1017249A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102491154A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-13 | 广州日滨科技发展有限公司 | 一种门机驱动系统与主微机通信的方法及门机驱动系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050906 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |