JPH07252074A - エスカレータの制動制御装置 - Google Patents

エスカレータの制動制御装置

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JPH07252074A
JPH07252074A JP4559794A JP4559794A JPH07252074A JP H07252074 A JPH07252074 A JP H07252074A JP 4559794 A JP4559794 A JP 4559794A JP 4559794 A JP4559794 A JP 4559794A JP H07252074 A JPH07252074 A JP H07252074A
Authority
JP
Japan
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braking
escalator
load
speed
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP4559794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Terasaki
正幸 寺崎
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Technos KK
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Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Technos KK filed Critical Toshiba Elevator Technos KK
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Publication of JPH07252074A publication Critical patent/JPH07252074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽負荷で安全装置が働いたときにエスカレー
タが急停止して乗客が転倒することがないように、負荷
の大小によらず常に一定の停止距離を確保して安全性を
高める。 【構成】 この発明のエスカレータの制動制御装置は、
負荷検出手段によってエスカレータの負荷を検出し、あ
る安全装置が作動したときには、制動パターン生成手段
が与える当該安全装置に対する制動パターンにしたがっ
て制動制御手段がエスカレータに制動をかけることによ
り、負荷に大小があっても常に同じ長さの制動距離でエ
スカレータを停止させる。こうして、比較的軽負荷のと
きには小さい制動力で、逆に大負荷のときには大きい制
動力で制動をかけるようにして負荷にかかわりなく制動
距離をほぼ一定にしてエスカレータを停止させることに
より、急制動により乗客がつんのめったり転倒したりす
ることがないようにして安全性をいっそう高め、また必
要以上の制動力を繰返しかけることによる寿命の短命化
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータの制動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エスカレータの制動制御装置で
は、過負荷その他の安全装置が働いた場合、停止ボタン
が押された場合などに運転方向や負荷状況に無関係に一
定の制動力で制動装置が動作する仕組になっていた。ま
た、制動力は安全性を考慮して最大積載時にも十分安全
に停止できる停止距離となるように設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエスカレータの制動制御装置では、負荷の大小に
かかわりなく一定の制動力で制動をかけるようにしてい
たために安全装置が働いたときの停止距離が一定ではな
く、負荷が大きいときには制動距離が大きく、負荷が小
さいときには制動距離が小さくなり、特に軽負荷のとき
には制動距離が極端に短くなって停止時の衝撃が大き
く、乗客が転倒しかねない問題点があった。
【0004】また、運転、停止を頻繁に行うエスカレー
タ、例えば、エスカレータの乗込み口に立った利用者を
検知して自動的に動き出すようにした自動エスカレータ
では必要以上の強い制動力を頻繁に与えることでブレー
キシューが早く摩耗してしまい、また駆動チェーンの伸
びも早くなる問題点があった。
【0005】この発明はこのような問題点に鑑みてなさ
れたもので、負荷の大小にかかわりなく一定の停止距離
で停止できるようにして必要以上の制動力をかけること
がないようにし、乗客に対するいっそうの安全を確保す
ることができ、また機械寿命も延すことができるエスカ
レータの制動制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のエスカレータ
の制動制御装置は、エスカレータの負荷を検出する負荷
検出手段と、エスカレータの運転を即停止させる安全装
置と、安全装置ごとにエスカレータの停止距離を設定す
る停止距離設定手段と、安全装置が作動したときに負荷
検出手段が検出する負荷に対して停止距離設定手段が与
える当該安全装置に対する停止距離を実現する制動パタ
ーンを与える制動パターン生成手段と、制動パターン生
成手段が生成する制動パターンにしたがってエスカレー
タを停止させる制動制御手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明のエスカレータの制動制御装置では、
負荷検出手段によってエスカレータの負荷を検出し、あ
る安全装置が作動したときには、制動パターン生成手段
が与える当該安全装置に対する前記負荷に対応した制動
パターンを生成し、制動制御手段がこのパターンにした
がってエスカレータに制動をかけることにより、負荷に
大小があっても常に同じ長さの制動距離でエスカレータ
を停止させる。こうして、比較的軽負荷のときには小さ
い制動力で、逆に大負荷のときには大きい制動力で制動
をかけるようにして負荷にかかわりなく制動距離をほぼ
一定にしてエスカレータを停止させることにより、急制
動により乗客がつんのめったり転倒したりすることがな
いようにして安全性をいっそう高め、また必要以上の制
動力を繰返しかけることによる駆動機構および制動機構
の寿命の短命化を防止する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1はこの発明の一実施例の制御機能のブロック
図を示しており、図2はエスカレータの制動機構を示し
ている。まず、図1に示すように、エスカレータは駆動
モータ1の回転力によって駆動されるのであり、この駆
動モータ1はエスカレータにかかる負荷の大きさに比例
した電流を負荷電流として消費する。そこで、駆動モー
タ1に対する供給電流を検出する負荷検出器2が電源線
3に設けられている。この電源線3には主回路接点4a
が挿入されていて、主接触器4が励磁されるときに主回
路を閉じて電源電力を駆動モータ1に供給するようにな
っている。
【0009】安全装置の1つとして、利用者や現場の安
全管理者がエスカレータに何らかの危険や事故が発生し
たときにエスカレータを停止させるために操作すること
ができる常閉の停止スイッチ5が主接触器4と直列に制
御線6に接続されている。
【0010】制御線6にはさらに、安全装置が働いたと
きにエスカレータが停止するまでに走ってもよい距離を
停止距離として設定する停止距離設定回路7、負荷検出
器2が検出する安全装置の作動直前の負荷電流と駆動モ
ータ1の回転速度検出器8の回転速度信号を入力し、停
止距離設定回路7が与える停止距離でエスカレータを停
止させる制御を実行する制動制御回路9、この制動制御
回路9が出力する制御信号に対応して制動電流を制御す
る電流制限回路10、この電流制限回路10によって与
えられる電流によって励磁、非励磁となるブレーキコイ
ル11を備えている。
【0011】エスカレータの制動機構について図2に基
づいて説明すると、ブレーキシュー12がブレーキスプ
リング13によって常時一定の力でブレーキドラム14
に押えつけられており、エスカレータ動作時にはブレー
キコイル11に電流を印加することによってブレーキス
プリング13の力を上回る電磁力でブレーキコア15,
15を引離すことによってブレーキシュー12をブレー
キドラム14から少し離れさせ、制動力を開放状態にし
ておく。そして、制動が必要になれば、ブレーキコイル
11に供給する電流を少なくし、ブレーキスプリング1
3の力がブレーキコイル11によるブレーキコア15,
15間の反発力を上回らせることによってブレーキシュ
ー12をブレーキドラム14に接触させるようにする。
そしてブレーキコイル11に流れる電流を調整すること
によってこの接触・開放を繰返し行うことによって所定
の停止距離でエスカレータが停止するように調整するの
である。
【0012】次に、図1に示すエスカレータの制動制御
装置の停止距離を一定にしてエスカレータを停止させる
制御動作について説明する。図示していない起動スイッ
チを投入することによって電源線3から駆動モータ1に
駆動電流が供給され、駆動モータ1がエスカレータを所
定の方向に駆動する。この駆動状態では停止スイッチ5
は投入状態にあり、したがって主接触器4が励磁され、
主回路接点4aも投入状態にある。
【0013】そして通常の運転では、制動制御回路9は
電流制限回路10に制限指令を与えず、ブレーキコイル
11に十分なコイル電流が供給され、図2に示した制動
機構のブレーキシュー12がブレーキドラム14から離
れてエスカレータの駆動が自由に行われる。このとき、
制動制御回路9はエスカレータの負荷検出器2からの負
荷電流を常時監視している。
【0014】ここで何かの理由で停止スイッチ5が押さ
れると、主接触器4が非励磁となり、これによって主回
路接点4aが開いて駆動モータ1への電力供給が停止す
る。このとき、制動制御回路9は図3に示すフローチャ
ートにしたがって一定距離停止制御を一定周期で繰返し
実行する。すなわち、停止スイッチ5が開放された時点
で電源線3にそれまで流れていた負荷電流値を記憶して
おり、その負荷に対して、停止距離設定回路7が与える
一定制動停止距離にほぼ一致する距離で停止するために
必要な制動パターン曲線、つまり現在の負荷状況で適切
な停止距離を確保するための速度基準電圧パターンを作
成する(ステップS1,S2)。
【0015】速度検出器8は制動時の速度を検出して制
動制御回路9に伝達し、制動制御回路9では前述の速度
基準電圧パターンと速度検出器8の検出した速度電圧と
を比較し、速度電圧の方が高い場合には電流制限回路1
0がブレーキコイル11に与える電流を制限することに
よって非励磁とし、ブレーキシュー12がブレーキドラ
ム14に強く接触するようにして駆動モータ1の回転力
を抑えてエスカレータにブレーキをかけさせる(ステッ
プS3,S4)。
【0016】この制動動作によってエスカレータの速度
が低下し、速度基準電圧と速度検出器8の検出した速度
電圧とを比較したときに速度電圧の方が低くなった場合
には制動制御回路9は電流制限回路10に電流制限解除
信号を出力し、電流制限回路10が通常運転時の電流を
ブレーキコイル11に印加することによってブレーキシ
ュー12をブレーキドラム14から離し、駆動モータ1
が自由回転できるようにしてエスカレータのブレーキを
開放する(ステップS3,S5)。
【0017】以下、制動制御回路9の停止パターン曲線
にしたがい、停止指令が入力された後、小刻みな一定時
間ごとに速度基準電圧と速度電圧を比較し、速度電圧が
大きければ制動をかけ、逆に速度電圧が小さければ制動
力を開放する制動制御を繰返すことによって一定の制動
停止距離でエスカレータで停止する制動制御を行い、急
停止によって乗客が転倒する危険をなくし、また常に不
必要に大きな制動力で制動をかけることに起因する駆動
機構や制動機構の寿命の短命化を防止する。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、負荷検
出手段によってエスカレータの負荷を検出し、ある安全
装置が作動したときには、制動パターン生成手段が与え
る当該安全装置に対する前記負荷に対応した制動パター
ンにしたがって制動制御手段がエスカレータに制動をか
けるようにしているので、安全装置が働いたときには負
荷に大小があっても常に同じ長さの制動距離でエスカレ
ータを停止させることができ、軽負荷のときに大きな制
動力が働いて急停止し、乗客がつんのめったり転倒した
りすることがないようにすることができ、乗客の安全性
をいっそう高めることができ、同時に、必要以上の制動
力を繰返しかけることによる制動機構や駆動機構の寿命
の短命化も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の機能ブロック図。
【図2】上記実施例における制動機構の正面図。
【図3】上記実施例における定距離停止制御を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 負荷検出器 3 電力電源線 4 主接触器 4a 主回路接点 5 停止スイッチ 6 制御線 7 停止距離設定回路 8 速度検出器 9 制動制御回路 10 電流制限回路 11 ブレーキコイル 12 ブレーキシュー 13 ブレーキスプリング 14 ブレーキドラム 15 ブレーキコア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの負荷を検出する負荷検出
    手段と、 エスカレータの運転を即停止させる安全装置と、 前記安全装置ごとにエスカレータの停止距離を設定する
    停止距離設定手段と、 前記安全装置が作動したときに前記負荷検出手段が検出
    する負荷に対して前記停止距離設定手段が与える停止距
    離を実現する制動パターンを与える制動パターン生成手
    段と、 前記制動パターン生成手段が生成する制動パターンにし
    たがってエスカレータを停止させる制動制御手段とを備
    えて成るエスカレータの制動制御装置。
JP4559794A 1994-03-16 1994-03-16 エスカレータの制動制御装置 Pending JPH07252074A (ja)

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JP4559794A JPH07252074A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エスカレータの制動制御装置

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JP4559794A JPH07252074A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エスカレータの制動制御装置

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JPH07252074A true JPH07252074A (ja) 1995-10-03

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ID=12723765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4559794A Pending JPH07252074A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エスカレータの制動制御装置

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JP (1) JPH07252074A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001009027A1 (de) * 1999-07-28 2001-02-08 Kone Corporation Verfahren zur regelung der bremse(n) einer rolltreppe oder eines rollsteiges
JP2008007245A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Hitachi Ltd 乗客コンベア
JP2010208825A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの補助ブレーキ装置
JP2012017200A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアの制御装置
KR20180127043A (ko) * 2017-05-19 2018-11-28 (주)에이치피엔알티 에스컬레이터 제동 제어시스템

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