JPH06144764A - マンコンベアの制御装置 - Google Patents
マンコンベアの制御装置Info
- Publication number
- JPH06144764A JPH06144764A JP29867692A JP29867692A JPH06144764A JP H06144764 A JPH06144764 A JP H06144764A JP 29867692 A JP29867692 A JP 29867692A JP 29867692 A JP29867692 A JP 29867692A JP H06144764 A JPH06144764 A JP H06144764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- passenger
- stop
- automatic operation
- case
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で調整のし安い、可及的に低騒音のマン
コンベアシステムとなしうる、マンコンベアの制御装置
を提供すること。 【構成】 自動運転のとき、最後の乗客を検出してから
所定時間運転し、停止するときは制動装置の動作を遅延
させ、マンコンベアが自然減速してほぼ停止してから制
動装置を作動させる。安全装置などが作動して急停止さ
せる場合は、遅延装置の機能を解除し急停止させる。
コンベアシステムとなしうる、マンコンベアの制御装置
を提供すること。 【構成】 自動運転のとき、最後の乗客を検出してから
所定時間運転し、停止するときは制動装置の動作を遅延
させ、マンコンベアが自然減速してほぼ停止してから制
動装置を作動させる。安全装置などが作動して急停止さ
せる場合は、遅延装置の機能を解除し急停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無端状に配置された踏段
上に乗客を乗せて運搬するマンコンベアの制御装置に関
するものである。
上に乗客を乗せて運搬するマンコンベアの制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動運転型マンコンベアの運転停止には
一般に急停止の必要な場合と緩停止でよい場合との2種
類がある。急停止は、何らかの異常事態が発生し安全装
置が動作したときや、非常停止ボタンを押したときにコ
ンベアを緊急に停止させるものである。これに対して、
緩停止は急停止をする必要のない場合、すなわち乗客が
居なくなってから所定時間後に省エネルギーなどの目的
で停止させる場合のものである。
一般に急停止の必要な場合と緩停止でよい場合との2種
類がある。急停止は、何らかの異常事態が発生し安全装
置が動作したときや、非常停止ボタンを押したときにコ
ンベアを緊急に停止させるものである。これに対して、
緩停止は急停止をする必要のない場合、すなわち乗客が
居なくなってから所定時間後に省エネルギーなどの目的
で停止させる場合のものである。
【0003】この種のマンコンベアの停止のために用い
られる従来の制動装置としては、急停止用の制動装置し
か備えていないものが一般的である。しかし、特開昭4
8−81282号公報などに開示されているように、一
つのブレーキにバネ定数の異なる2種の制動用コイルバ
ネ、すなわち急停止用の強いバネと緩停止用の弱いバネ
を設けると共に、それに対応して、いずれかのブレーキ
バネを選択的に作動させる急停止用の電磁コイルと緩停
止用の電磁コイルを設けておき、それらを急停止か緩停
止かに応じて使い分ける制動装置も提案されている。
られる従来の制動装置としては、急停止用の制動装置し
か備えていないものが一般的である。しかし、特開昭4
8−81282号公報などに開示されているように、一
つのブレーキにバネ定数の異なる2種の制動用コイルバ
ネ、すなわち急停止用の強いバネと緩停止用の弱いバネ
を設けると共に、それに対応して、いずれかのブレーキ
バネを選択的に作動させる急停止用の電磁コイルと緩停
止用の電磁コイルを設けておき、それらを急停止か緩停
止かに応じて使い分ける制動装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】急停止用の1つの制動
装置しか備えていないものでは、制動装置や制動回路は
通常のコンベアと同等の機能のものでよく、設備は簡単
・安価であるが、ブレーキの制動トルクは急停止用に設
定されるため、頻繁に起動・停止を繰り返す自動運転型
のマンコンベアにおいては停止時の大きいブレーキ音が
頻繁に発生するという不都合がある。2つのブレーキバ
ネを設けるものは上述の不都合を解消させるために提案
されたものであり、通常運転時には緩停止用のブレーキ
バネにより比較的緩慢に停止させ、緊急停止時には急停
止用ブレーキバネにより急停止させるものであるが、こ
れは大型かつ高価になるのが欠点である。
装置しか備えていないものでは、制動装置や制動回路は
通常のコンベアと同等の機能のものでよく、設備は簡単
・安価であるが、ブレーキの制動トルクは急停止用に設
定されるため、頻繁に起動・停止を繰り返す自動運転型
のマンコンベアにおいては停止時の大きいブレーキ音が
頻繁に発生するという不都合がある。2つのブレーキバ
ネを設けるものは上述の不都合を解消させるために提案
されたものであり、通常運転時には緩停止用のブレーキ
バネにより比較的緩慢に停止させ、緊急停止時には急停
止用ブレーキバネにより急停止させるものであるが、こ
れは大型かつ高価になるのが欠点である。
【0005】さらに後者の制動装置では、急停止時には
急停止用の電磁コイルまたは両電磁コイルの励磁を断っ
て急ブレーキをかけ停止させることができるが、緩停止
の場合、急停止用のコイルバネあるいは電磁コイルが強
すぎると、ブレーキの効きが強すぎたり、逆にブレーキ
の効きが悪すぎたりするため、両者間の調整作業のため
に多大な時間を費やしている現状であり、また設備が大
型になるのでマンコンベアの機械室への収納が困難にな
るなどの問題も生じていた。
急停止用の電磁コイルまたは両電磁コイルの励磁を断っ
て急ブレーキをかけ停止させることができるが、緩停止
の場合、急停止用のコイルバネあるいは電磁コイルが強
すぎると、ブレーキの効きが強すぎたり、逆にブレーキ
の効きが悪すぎたりするため、両者間の調整作業のため
に多大な時間を費やしている現状であり、また設備が大
型になるのでマンコンベアの機械室への収納が困難にな
るなどの問題も生じていた。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、安価で調整のし安い、可及的に低騒音のマンコンベ
アシステムとなしうる、マンコンベアの制御装置を提供
することを目的とする。
し、安価で調整のし安い、可及的に低騒音のマンコンベ
アシステムとなしうる、マンコンベアの制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のマンコンベアの制御装置は、無端状に配置さ
れた踏段上に乗った乗客を検知する乗客センサと、この
乗客センサの検知出力に応答してマンコンベアを起動す
る起動手段と、乗客センサにより最後の乗客が検知され
てから所定時間後にマンコンベアの駆動源を断つ停止手
段と、駆動源を断ってから所定時間後に制動装置を作動
させる遅延手段と、異常検知出力に応答してマンコンベ
アの駆動源を断つと共に制動装置を緊急作動させる安全
手段とを備えたものである。
に本発明のマンコンベアの制御装置は、無端状に配置さ
れた踏段上に乗った乗客を検知する乗客センサと、この
乗客センサの検知出力に応答してマンコンベアを起動す
る起動手段と、乗客センサにより最後の乗客が検知され
てから所定時間後にマンコンベアの駆動源を断つ停止手
段と、駆動源を断ってから所定時間後に制動装置を作動
させる遅延手段と、異常検知出力に応答してマンコンベ
アの駆動源を断つと共に制動装置を緊急作動させる安全
手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明のマンコンベア制御装置においては、マ
ンコンベアが自動運転のとき、最後の乗客を検出してか
ら所定時間運転し、停止するときに急停止用の制動装置
の動作を遅延装置により遅延させ、マンコンベアの踏段
が自然減速して停止する寸前に制動装置を作動させてマ
ンコンベアを停止させる。また、異常検知により安全装
置が作動して急停止させる場合は、遅延装置を解除し急
停止させる。このように、マンコンベアの自動運転にお
いて通常停止する場合は、コンベアの踏段の自然減速を
利用し緩停止させ、安全装置などが作動して急停止する
場合は、緩停止装置が作動していても保護装置により急
停止させるので、安価で調整のし安い、可及的に低騒音
のマンコンベアシステムを構成することができる。
ンコンベアが自動運転のとき、最後の乗客を検出してか
ら所定時間運転し、停止するときに急停止用の制動装置
の動作を遅延装置により遅延させ、マンコンベアの踏段
が自然減速して停止する寸前に制動装置を作動させてマ
ンコンベアを停止させる。また、異常検知により安全装
置が作動して急停止させる場合は、遅延装置を解除し急
停止させる。このように、マンコンベアの自動運転にお
いて通常停止する場合は、コンベアの踏段の自然減速を
利用し緩停止させ、安全装置などが作動して急停止する
場合は、緩停止装置が作動していても保護装置により急
停止させるので、安価で調整のし安い、可及的に低騒音
のマンコンベアシステムを構成することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳述する。
について詳述する。
【0010】図1は本発明のマンコンベア制御装置の一
実施例を示すものである。図1の制御装置には一対の制
御回路母線P1およびN1、並びにブレーキ回路母線P
2およびN2が備えられている。制御回路母線P1,N
1間には、下降用電磁接触器4、上昇用電磁接触器5、
オフディレー型タイマ7、遅延用リレー8、オンディレ
ー型タイマ9、および保護用リレー10が接続されてい
る。ブレーキ回路母線P2,N2間には、ブレーキ解除
用ブレーキコイル11が接続されている。
実施例を示すものである。図1の制御装置には一対の制
御回路母線P1およびN1、並びにブレーキ回路母線P
2およびN2が備えられている。制御回路母線P1,N
1間には、下降用電磁接触器4、上昇用電磁接触器5、
オフディレー型タイマ7、遅延用リレー8、オンディレ
ー型タイマ9、および保護用リレー10が接続されてい
る。ブレーキ回路母線P2,N2間には、ブレーキ解除
用ブレーキコイル11が接続されている。
【0011】電磁接触器4,5、タイマ7およびリレー
8に対して共通に、種々の安全装置が単独またはいくつ
かが同時に作動したときに閉じる安全リレー接点1が直
列に挿入されており、電磁接触器4,5にはさらに起動
停止回路2が直列に接続されている。電磁接触器4,5
はマンコンベアの運転方向に従い、起動停止回路2を介
して、いずれか一方が選択的に励磁される。タイマ7
は、安全リレー接点1、自動運転回路3、自動運転リレ
ー接点6、並びに下降用電磁接触器4のメーク接点4a
1および上昇用電磁接触器5のメーク接点5a1の並列
回路を介して励磁される。自動運転リレー接点6は自動
運転回路3の出力接点である。遅延用リレー8は安全リ
レー接点1およびタイマ7のメーク接点7aを介して励
磁される。タイマ9は、下降用電磁接触器4のブレーク
接点4b、上昇用電磁接触器5のブレーク接点5b、お
よびリレー8のメーク接点8a1を介して励磁される。
保護用リレー10はタイマ9のメーク接点9aを介して
励磁される。
8に対して共通に、種々の安全装置が単独またはいくつ
かが同時に作動したときに閉じる安全リレー接点1が直
列に挿入されており、電磁接触器4,5にはさらに起動
停止回路2が直列に接続されている。電磁接触器4,5
はマンコンベアの運転方向に従い、起動停止回路2を介
して、いずれか一方が選択的に励磁される。タイマ7
は、安全リレー接点1、自動運転回路3、自動運転リレ
ー接点6、並びに下降用電磁接触器4のメーク接点4a
1および上昇用電磁接触器5のメーク接点5a1の並列
回路を介して励磁される。自動運転リレー接点6は自動
運転回路3の出力接点である。遅延用リレー8は安全リ
レー接点1およびタイマ7のメーク接点7aを介して励
磁される。タイマ9は、下降用電磁接触器4のブレーク
接点4b、上昇用電磁接触器5のブレーク接点5b、お
よびリレー8のメーク接点8a1を介して励磁される。
保護用リレー10はタイマ9のメーク接点9aを介して
励磁される。
【0012】ブレーキ回路母線P2,N2間に接続され
るブレーキコイル11は、下降用電磁接触器4のメーク
接点4a2、上昇用電磁接触器5のメーク接点5a2、
およびリレー8のメーク接点8a2を介して励磁され
る。なお、メーク接点8a2には、保護用リレー10の
ブレーク接点10bが直列に接続されている。
るブレーキコイル11は、下降用電磁接触器4のメーク
接点4a2、上昇用電磁接触器5のメーク接点5a2、
およびリレー8のメーク接点8a2を介して励磁され
る。なお、メーク接点8a2には、保護用リレー10の
ブレーク接点10bが直列に接続されている。
【0013】タイマ7には、自動運転モードにおいて通
常停止するときに、踏段がその慣性トルクにより自然停
止するときまでブレーキ動作を遅延させるための時間が
設定される。すなわち、図2に示すように、階高の低い
マンコンベアは慣性トルクが小さいため特性線21で示
されるように、踏段などの走行抵抗により、より短い停
止時間t1 で自然停止するが、階高の高いマンコンベア
は慣性トルクが大きいため、特性線22で示されるよう
に、より長い停止時間t2 で自然停止する。したがっ
て、この停止時間を予め測定しておき、それに応じた時
間をタイマ7に設定しておく。タイマ9には、マンコン
ベアの停止指令が発せられているにもかかわらず、遅延
用リレー8が動作し続けることによりブレーキの動作遅
れを来たすという事態を防止するための保護用として設
けられているものであって、タイマ7と同一もしくはそ
れよりわずかに長い時間が設定される。
常停止するときに、踏段がその慣性トルクにより自然停
止するときまでブレーキ動作を遅延させるための時間が
設定される。すなわち、図2に示すように、階高の低い
マンコンベアは慣性トルクが小さいため特性線21で示
されるように、踏段などの走行抵抗により、より短い停
止時間t1 で自然停止するが、階高の高いマンコンベア
は慣性トルクが大きいため、特性線22で示されるよう
に、より長い停止時間t2 で自然停止する。したがっ
て、この停止時間を予め測定しておき、それに応じた時
間をタイマ7に設定しておく。タイマ9には、マンコン
ベアの停止指令が発せられているにもかかわらず、遅延
用リレー8が動作し続けることによりブレーキの動作遅
れを来たすという事態を防止するための保護用として設
けられているものであって、タイマ7と同一もしくはそ
れよりわずかに長い時間が設定される。
【0014】安全装置にはマンコンベアの手動運転/自
動運転の切換を行うための切換スイッチが接続されてお
り、手動の場合は起動停止回路2により下降用電磁接触
器4を励磁することによりマンコンベアの下降運転を行
わせ、上昇用電磁接触器5を励磁することによりマンコ
ンベアの上昇運転を行わせる。また、自動運転の場合
は、予め決定されている運転方向に自動運転回路3から
運転指令を出力し、下降運転の場合は下降用電磁接触器
4を励磁し、また上昇運転の場合は上昇用電磁接触器5
を励磁するように構成されている。マンコンベアの最後
の乗客が検出されてから所定の時間が経過すると、自動
運転回路3からの運転指令は自動的に解除されてマンコ
ンベアが停止され、次に新たな乗客が光電装置などの検
出器により検出され自動運転回路3を通して運転指令が
出力されるまでマンコンベアは待機状態となる。
動運転の切換を行うための切換スイッチが接続されてお
り、手動の場合は起動停止回路2により下降用電磁接触
器4を励磁することによりマンコンベアの下降運転を行
わせ、上昇用電磁接触器5を励磁することによりマンコ
ンベアの上昇運転を行わせる。また、自動運転の場合
は、予め決定されている運転方向に自動運転回路3から
運転指令を出力し、下降運転の場合は下降用電磁接触器
4を励磁し、また上昇運転の場合は上昇用電磁接触器5
を励磁するように構成されている。マンコンベアの最後
の乗客が検出されてから所定の時間が経過すると、自動
運転回路3からの運転指令は自動的に解除されてマンコ
ンベアが停止され、次に新たな乗客が光電装置などの検
出器により検出され自動運転回路3を通して運転指令が
出力されるまでマンコンベアは待機状態となる。
【0015】自動運転時には遅延用オフディレー型タイ
マ7が自動運転リレー接点6およびいずれか一方の電磁
接触器接点4a1または5a1を介して励磁されている
状態にある。マンコンベアを通常停止させるときは、ま
ず自動運転回路3からの運転指令が解除され、電磁接触
器4または5の励磁を断つ。これにより、メーク接点4
a1または5a1は開路するが、オフディレー型タイマ
7の接点7aは予め設定された時間、すなわち、図2に
示すように、マンコンベアの走行速度vがゼロになるの
に要する時間t1 ないしt2 として設定された時間だけ
閉路状態を維持し、その設定時間が経過してはじめて開
路する。ブレーキコイル11は電磁接触器4および5の
メーク接点4a2および5a2が開路しても、リレー接
点8a2および10bが閉路している間はなお励磁され
続ける。タイマ7の設定時間が経過し接点7aが開路
し、それによりリレー8の励磁が断たれて接点8a2が
開路すると、ブレーキコイル11の励磁が断たれる。こ
うして、図示していな制動装置が作動してマンコンベア
を停止させる。
マ7が自動運転リレー接点6およびいずれか一方の電磁
接触器接点4a1または5a1を介して励磁されている
状態にある。マンコンベアを通常停止させるときは、ま
ず自動運転回路3からの運転指令が解除され、電磁接触
器4または5の励磁を断つ。これにより、メーク接点4
a1または5a1は開路するが、オフディレー型タイマ
7の接点7aは予め設定された時間、すなわち、図2に
示すように、マンコンベアの走行速度vがゼロになるの
に要する時間t1 ないしt2 として設定された時間だけ
閉路状態を維持し、その設定時間が経過してはじめて開
路する。ブレーキコイル11は電磁接触器4および5の
メーク接点4a2および5a2が開路しても、リレー接
点8a2および10bが閉路している間はなお励磁され
続ける。タイマ7の設定時間が経過し接点7aが開路
し、それによりリレー8の励磁が断たれて接点8a2が
開路すると、ブレーキコイル11の励磁が断たれる。こ
うして、図示していな制動装置が作動してマンコンベア
を停止させる。
【0016】次にもしタイマ7またはリレー8に動作異
常が発生し、タイマ7の設定時間が経過してもリレー8
がなお励磁され続ける状態になった場合であるが、その
ような場合は次の保護動作が行われる。
常が発生し、タイマ7の設定時間が経過してもリレー8
がなお励磁され続ける状態になった場合であるが、その
ような場合は次の保護動作が行われる。
【0017】つまり、タイマ9は、下降用電磁接触器4
のブレーク接点4b、上昇用電磁接触器5のブレーク接
点5b、およびリレー8のメーク接点8a1を介して励
磁される。従って、マンコンベアの停止指令が発せられ
て接点4bまたは5bが閉路し、しかもオンディレー型
タイマ9の設定時間経過までに接点8a1が開路しない
場合、接点9aが閉路し、この接点9aを介して保護用
リレー10が励磁され続け、従って、そのブレーク接点
10bが開路されることになる。そうすると、それまで
付勢されていたブレーキコイル11の励磁が接点10b
により断たれ、マンコンベアの制動装置が作動してマン
コンベアを停止させる。このようにして安全を達成する
ことができる。
のブレーク接点4b、上昇用電磁接触器5のブレーク接
点5b、およびリレー8のメーク接点8a1を介して励
磁される。従って、マンコンベアの停止指令が発せられ
て接点4bまたは5bが閉路し、しかもオンディレー型
タイマ9の設定時間経過までに接点8a1が開路しない
場合、接点9aが閉路し、この接点9aを介して保護用
リレー10が励磁され続け、従って、そのブレーク接点
10bが開路されることになる。そうすると、それまで
付勢されていたブレーキコイル11の励磁が接点10b
により断たれ、マンコンベアの制動装置が作動してマン
コンベアを停止させる。このようにして安全を達成する
ことができる。
【0018】なお、安全装置が作動して安全リレー接点
1が開路したときは、これを介して励磁されるすべての
回路要素、すなわち電磁接触器4,5、タイマ7および
リレー8の励磁が断たれるため、ブレーキコイル11の
付勢回路はすべて開路され、ブレーキコイル11の励磁
が断たれ、マンコンベアの制動装置が作動してマンコン
ベアが急停止するので安全である。このようにして、こ
の実施例のマンコンベアの制動装置ではマンコンベアに
停止指令が出されていてもそれが停止してから制動装置
を作動させて停止させるようにする緩停止機能を有し、
また安全装置が作動して急停止が必要な場合、一般に行
われている通常の急停止と同様に急停止するため、乗客
に対し重大な事故が発生しないようにすることができ
る。
1が開路したときは、これを介して励磁されるすべての
回路要素、すなわち電磁接触器4,5、タイマ7および
リレー8の励磁が断たれるため、ブレーキコイル11の
付勢回路はすべて開路され、ブレーキコイル11の励磁
が断たれ、マンコンベアの制動装置が作動してマンコン
ベアが急停止するので安全である。このようにして、こ
の実施例のマンコンベアの制動装置ではマンコンベアに
停止指令が出されていてもそれが停止してから制動装置
を作動させて停止させるようにする緩停止機能を有し、
また安全装置が作動して急停止が必要な場合、一般に行
われている通常の急停止と同様に急停止するため、乗客
に対し重大な事故が発生しないようにすることができ
る。
【0019】なお、図1の実施例はリレー回路により構
成したものを示したが、それと同一の機能をマイクロコ
ンピュータを用いたロジック制御により実現することも
できる。従って、本発明は図示のリレー回路を用いた構
成のものに限定されることはない。
成したものを示したが、それと同一の機能をマイクロコ
ンピュータを用いたロジック制御により実現することも
できる。従って、本発明は図示のリレー回路を用いた構
成のものに限定されることはない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
自動運転付マンコンベアの通常停止のとき、自然減速を
利用し速度がほぼゼロになったときに制動装置を作動さ
せるため、従来装置とは異なり、通常走行から制動して
マンコンベアを停止させるときに発生していた大きな制
動音が無くなり、特に静閑な場所に設置されているマン
コンベアにおける低騒音効果は大きなものである。さら
に通常はマンコンベアの速度がほぼゼロになってから制
動装置を作動させるためにブレーキシューやブレーキド
ラムの摩耗が軽減されるので保守が容易になる。また、
それぞれのマンコンベアの通常走行から自然減速するま
での時間を測定し、オフディレータイマの設定時間をそ
れに合わせるのみの調整ですまし、ブレーキの調整は急
停止時の設定にするのみでよいため、調整作業時間の短
縮および設備の小型化にも有効なものである。
自動運転付マンコンベアの通常停止のとき、自然減速を
利用し速度がほぼゼロになったときに制動装置を作動さ
せるため、従来装置とは異なり、通常走行から制動して
マンコンベアを停止させるときに発生していた大きな制
動音が無くなり、特に静閑な場所に設置されているマン
コンベアにおける低騒音効果は大きなものである。さら
に通常はマンコンベアの速度がほぼゼロになってから制
動装置を作動させるためにブレーキシューやブレーキド
ラムの摩耗が軽減されるので保守が容易になる。また、
それぞれのマンコンベアの通常走行から自然減速するま
での時間を測定し、オフディレータイマの設定時間をそ
れに合わせるのみの調整ですまし、ブレーキの調整は急
停止時の設定にするのみでよいため、調整作業時間の短
縮および設備の小型化にも有効なものである。
【図1】本発明の制御装置の一実施例を示す回路図。
【図2】マンコンベアの自然減速過程を示す線図。
1 安全リレー接点 2 起動停止回路 3 自動運転回路 4 下降用電磁接触器 5 上昇用電磁接触器 6 自動運転リレー接点 7 オフディレー型タイマ 8 遅延用リレー 9 オンディレー型タイマ 10 保護用リレー 11 ブレーキ解除用ブレーキコイル
Claims (2)
- 【請求項1】無端状に配置された踏段上に乗った乗客を
検知する乗客センサと、この乗客センサの検知出力に応
答してマンコンベアを起動する起動手段と、乗客センサ
により最後の乗客が検知されてから所定時間後にマンコ
ンベアの駆動源を断つ停止手段と、駆動源を断ってから
所定時間後に制動装置を作動させる遅延手段と、異常検
知出力に応答してマンコンベアの駆動源を断つと共に前
記制動装置を緊急作動させる安全手段とを備えた、マン
コンベアの制御装置。 - 【請求項2】前記遅延手段の異常不作動時に作動し、マ
ンコンベアの駆動源を断ってから所定時間後に制動装置
を作動させる保護手段をさらに備えた請求項1記載のマ
ンコンベアの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29867692A JPH06144764A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | マンコンベアの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29867692A JPH06144764A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | マンコンベアの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144764A true JPH06144764A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17862836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29867692A Pending JPH06144764A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | マンコンベアの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144764A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238254A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Aikoku Alpha Corp | アームを備えた荷役物運搬機の旋回駆動装置 |
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JP2021138473A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | フジテック株式会社 | マンコンベヤ |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP29867692A patent/JPH06144764A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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