JPH08333058A - エレベータ装置 - Google Patents
エレベータ装置Info
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- JPH08333058A JPH08333058A JP7141598A JP14159895A JPH08333058A JP H08333058 A JPH08333058 A JP H08333058A JP 7141598 A JP7141598 A JP 7141598A JP 14159895 A JP14159895 A JP 14159895A JP H08333058 A JPH08333058 A JP H08333058A
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Abstract
ープ滑りの発生防止、あるいは小さいロープ滑りに止め
るエレベータ装置を提供する。 【構成】制動力制御手段26は、非常制動中のロープ6
と駆動シーブ4の速度差が所定値以下のときに制動力付
勢手段20による大きな制動力を与え、速度差が所定値
以上のときに制動力より弱い制動力を与え、非常制動中
のエレベータの運転要件に入力し、この運転要件に応じ
て制動力指令値を出力して制動力制御手段26に入力す
る制動力設定手段80を設けた。
Description
特に、非常制動時の制動中に制動力を制御する制動力制
御手段を有するエレベータ装置に関する。
ように、昇降路1の頂部に機械室2を形成し、この機械
室2に設置した巻上機3の駆動シーブ4及びそらせ車5
にロープ6をつるべ状に巻き掛け、ロープ6の両端に乗
かご7およびつり合おもり8をそれぞれ連結し、巻上機
3を運転させることによって乗かご7を昇降運転する。
巻上機3は、駆動シーブ4と、これを回転駆動する電動
機と、これを制動するブレーキ装置とから構成され、こ
のブレーキ装置は巻上機3の回転部に制動力を付勢する
制動力付勢手段と、この制動力付勢手段を開放操作して
その付勢力を除去するように変化させる制動力開放手段
とから構成され、これらのブレーキ装置および電動機は
制御手段14によって制御される。また、乗かご7およ
びつり合おもり8の下部間は、つり合プーリ10を巻掛
けたつり合ロープ9によって接続されており、このつり
合プーリ10によってつり合ロープ9の緩みを取り除い
ている。乗かご7からは照明用の電線や操作用あるいは
各種検出器用の信号線などをまとめたテールコード11
が引き出され、このテールコード11は昇降路1の壁に
設けられた接続箱12および配線13を経由して機械室
2内に設けた制御装置14に接続されている。
置の制動力開放手段を操作して制動力を開放した状態に
し、制御装置14により制御される巻上機3の電動機を
駆動して駆動シーブ4を回転させ、ロープ6を介して乗
かご7を駆動する。従って巻上機3の速度が乗かご7お
よびつり合おもり8の速度となる。エレベータの通常運
転時の停止時は、通常制動指令によって電動機の速度を
下げて巻上機3の速度、すなわち、乗かご7の速度を零
にし、その後、ブレーキ装置の制動力付勢手段により制
動力を加えてブレーキ装置で発生する摩擦力で巻上機3
および乗かご7を静止状態に保持する。
している状態で電動機の電源を遮断し、ブレーキ装置の
制動力開放を中止して制動力付勢手段により制動力を与
え、まだ走行状態の乗かご7を減速し停止させる。すな
わち、走行中の乗かご7をブレーキ装置の制動力で直接
減速し停止させている。しかし、この非常停止の際に急
激な減速を与えると、駆動シーブ4とロープ6間にロー
プ滑りが生じて停止距離が異常に増加し、昇降路1の下
部に設けた緩衝器に高速で衝突する危険がある。
昭59−190769号公報に記載のようにエレベータの非常停
止時または停電直後の非常制動時、乗かごが高速で走行
している間はブレーキ装置の制動力を弱くし、乗かごが
低速になった時点で始めて全制動力を発生するようにブ
レーキ装置を制御する制動力制御手段を設けることが提
案されている。
止または停電が発生して非常制動を行う場合、図10に
示した乗かごの減速特性図のように非常制動中に駆動シ
ーブとロープ間に滑りが発生する。図中、破線はロープ
滑りが発生しない場合の減速特性であり、これとの比較
で分かるように実線で示す実際の減速特性は、ロープ滑
りによって停止距離が異常に増加してしまう。このた
め、上述した非常停止時におけるロープ滑りにより緩衝
器に高速で衝突する危険性が増す。
とロープ間におけるロープ滑りの発生防止、あるいは小
さいロープ滑りに止めるエレベータ装置を提供すること
にある。
成するために、一端に乗かごを連結し他端につり合おも
りを連結したロープを巻き掛ける駆動シーブと、この駆
動シーブを駆動する電動機と、上記駆動シーブを制動す
るブレーキ装置とを有する巻上機を備え、上記ブレーキ
装置を、上記巻上機の回転部材に制動力を付勢する制動
力付勢手段と、この制動力付勢手段を開放してその付勢
力を変化させる制動力開放手段と、非常制動時に上記制
動力開放手段を制御する制動力制御手段とを具備して成
るエレベータ装置において、上記制動力制御手段は、上
記非常制動中の上記ロープと駆動シーブの速度差が所定
値以下のときに上記制動力付勢手段による大きな制動力
を与え、上記速度差が所定値以上のときに上記制動力よ
り弱い制動力を与えるようにすると共に、上記非常制動
中の上記エレベータの運転要件を入力し、この運転要件
に応じて制動力指令値を出力して上記制動力制御手段に
入力する制動力設定手段を備える。
非常制動時に、制動中のロープと駆動シーブの速度差、
すなわち、ロープ滑り速度に基づいて制動力制御手段に
より制動力開放手段を制御するようにし、速度差が所定
値以下のときに制動力付勢手段による大きな制動力を与
え、速度差が所定値以上のときに上述の制動力より弱い
制動力を与えるようにしたため、ロープ滑りの発生を防
止、あるいは小さいロープ滑りに止めることができる。
るため電動機に設けたパルスエンコーダの出力とロープ
速度を検出するためそらせ車に設けたパルスエンコーダ
の出力の比較で検出できる。
る。
装置のブロック図である。
につり合おもり8を連結したロープ6を巻き掛けた駆動
シーブ4およびそらせ車5と、この駆動シーブ4を駆動
する電動機16と、駆動シーブ4に制動力を付与するブ
レーキ装置17とから構成されている。このブレーキ装
置17は、巻上機3の回転部材であるブレーキドラム2
9にブレーキシュー33を介して制動力を付勢する制動
力付勢手段20と、この制動力付勢手段20の制動力を
減少するように変化させる制動力開放手段19とを有し
て構成されている。制御装置14は、そらせ車5の速
度、すなわち、ロープ6の速度vR ,乗かご7の速度,
位置及びつり合おもり8の位置を検出するパルスエンコ
ーダ21Rの出力と、乗かご7の積載量検出器22の出
力とを帰還入力として電動機16を制御しており、さら
に制御装置14は、通常制動時あるいは非常制動力に与
えられる制動指令23を受けて切り替えられるスイッチ
SWと、駆動シーブ4の速度vS とロープ6の速度vR
とで制動指令81を設定する制動力設定手段80と、制
動力開放手段19を制御する制動力制御手段26を有す
る。駆動シーブ4の速度vS は電動機16に設けたパル
スエンコーダ21Sで検出される。また、制動力設定手
段80および制動力制御手段26は詳細を後述するが、
制動力設定手段80は制動中の駆動シーブ速度vS ,ロ
ープ速度vR が入力され、この速度vS ,vRCの比較の
結果が指令81として出力される。制動力制御手段26
は、指令81すなわち速度vS ,vRCの比較の結果に応
じて制動力開放手段19を制御して制動力付勢手段20
の制動力を減少するようにブレーキ装置17を制御して
いる。制動力開放手段19は、例えば、電磁力を利用し
た電動駆動機構、または特開平5−43150号公報に記載さ
れた油圧力を利用した油圧駆動機構で構成することがで
き、また制動力付勢手段20は、例えば、金属ばねで構
成することができる。
キ装置17の一例を示す正面図および側面図で、制動力
開放手段19は電磁力を利用した電磁駆動機構で構成
し、また制動力付勢手段20は金属ばねで構成した場合
を示している。
によって回転自在に支承され、回転軸27に駆動シーブ
4とブレーキ装置17が設けられている。ブレーキ装置
17は、図2に示すように駆動シーブ4と一体に形成さ
れたブレーキドラム29と、ブレーキドラーム29を挾
むように配置した一対のブレーキレバー30とを有して
おり、ブレーキレバー30は、その下端をピン31で回
転自在に支持し、ほぼ回転軸27の中心に対応する位置
に各々ピン32を介して蝶番結合され、ブレーキドラム
29に押圧されて制動力を与えるブレーキシュー33を
有し、また上端である自由端側には制動力開放手段19
と制動力付勢手段20が設けられている。各ブレーキシ
ュー33のブレーキドラム29に対抗する面には、ブレ
ーキドラム29の外周面に合致するように凹曲面に成さ
れたライニング材34が固定されている。
制動力付勢手段20は、一対のブレーキレバー30間を
貫通したロッド35を設け、このロッド35の両端に取
り付けたナット48とブレーキレバー30との間にそれ
ぞれブレーキばね36を配置して構成され、両ブレーキ
ばね36によりブレーキレバー30の上部間隔は狭める
方向の力を発生させ、これによりブレーキシュー33の
ライニング材34がブレーキドラム29の外周面に押圧
力PB で押し付けられている。
ーキレバー30の自由端間に設けられた制動力開放手段
19は、ブレーキばね36による制動力を開放するもの
で、その両側には軸方向に伸縮可能な押圧ロッド37が
それぞれ設けられ、この押圧ロッド37の端がそれぞれ
ブレーキレバー30に連結されている。従って、制動力
開放手段19が作動して押圧ロッド37がそれぞれ外側
に伸ばされると、ブレーキレバー30間を押し広げて押
圧力PB を変化させることになる。
分断面図である。
て上下に開口を有し、上部開口には軸受部材46が配置
され、下部開口には軸受部材45が配置されている。継
鉄38内には、軸受部材45にその中空部を合致させた
筒状の固定鉄心39が固定され、また、この固定鉄心3
9を包囲して円筒状の励磁コイル51が配置されてい
る。固定鉄心39に対向して同軸的に配置した可動鉄心
40は、軸受部材46内にしゅう動可能に配置され、励
起コイル51は固定鉄心39と可動鉄心40の対向部を
包囲するように配置されている。可動鉄心40の中心部
には可動ロッド43がナット49によって固定され、そ
の下端は軸受部材45内にしゅう動可能に配置されてい
る。継鉄38から導出した可動ロッド43の下端側に
は、レバー42と押圧ロッド37がそれぞれ一対ずつ設
けられている。レバー42はピン47によって揺動可能
に支持され、一端に可動ロッド43の下端が当接し、他
端に押圧ロッド37の一端が当接している。押圧ロッド
37の他端はブレーキレバー30の自由端に接続されて
いる。継鉄38にはフランジ44が設けられ、このフラ
ンジ44を利用して図3に示す軸受28の固定部分に取
り付けられ、一対のレバー42をピン47を介して回転
可能に支持している。
した制動力付勢手段20は一対にブレーキレバー30の
上部間隔を狭める方向の力を与え、これによりブレーキ
シュー33のライニング材34がブレーキドラム29の
外周面に押圧力PB で押し付けられている。従って、一
対のレバー42は押圧ロッド37によって矢印a方向に
力を受け、可動ロッド43の下端を押し上げ、固定鉄心
39と可動鉄心40の対向間には空隙δgが形成されて
いる。
心40は固定鉄心39側に電磁吸引されて移動し、これ
と共に可動ロッド43を下方に移動させる。可動ロッド
43の下方への移動により、レバー42はピン47を支
点として図示の二点鎖線のように回動し、押圧ロッド3
7を矢印b方向に移動させる。押圧ロッド37の移動に
よって、図2に示した一対にブレーキ30は上部間隔を
広げる方向に駆動され、制動力付勢手段20による制動
力を解除する。制動力開放手段19は、制動力付勢手段
20による制動力、つまり、ブレーキシュー33による
ブレーキドラム29へ押圧力PB を、励磁コイル51へ
の通電電流を制御することによって変化させることがで
きる。
設定手段80は速度差演算手段94と、比較手段95お
よび所定値設定手段96とで構成される。まず速度差演
算手段94に駆動シーブ速度vS およびロープ速度vR
が入力され、両者の速度差|Δv|が演算される。次
に、この速度差|Δv|が比較手段95に入力され、速
度差|Δv|>所定値ΔvC の時に指令81が出力さ
れ、速度差|Δv|<所定値ΔvC の時には指令81が
出力されない。通常、駆動シーブ4とロープ6間の摩擦
伝動ではわずかに滑り(クリープという)があるので、
この所定値ΔvCは、クリープ速度ないしクリープ速度
をわずかに上回る値に設定される。
せる制動力制御手段26を示す回路図で、電磁力を利用
した電磁駆動機構で制動力解放手段19を構成した場合
の制動力制御手段26を示している。
間には、電動機主制御回路を動作させるリレーと連動し
て動作するリレーの接点52と、励磁コイル51とが直
列に接続されており、接点52はエレベータ走行時に閉
成し、また停止時に開放される。励磁コイル51と並列
に放電用抵抗53が接続されている。一方、無停電電源
装置54の電源ラインL1,L2間にはリレー58が接
続され、このリレー58は図5の指令81の出力により
付勢され、指令81の出力がない時は消勢するように構
成されている。また、電源ラインL1,L2間には、図
1の制動指令23により動作し、通常時は開放状態にさ
れ、非常時、つまり、走行中の非常停止時または停電時
に閉成状態になされる接点60と、非常停止検知リレー
59とが直列に接続されている。さらに電源ラインL
1,L2間には、リレー58の接点58aと、励磁コイ
ル51への電源を制限する抵抗等から成るコイル電流制
御手段55と、励磁コイル51と、この励磁コイル51
の両側に設けた非常停止検知リレー59の接点59aと
が直列に接続されている。
リレー51は未励磁でありその接点59aも開放されて
いるため、励磁コイル51は無停電電源装置54から分
離されている。また乗かごの走行中には接点52は閉じ
ており、通常電源装置70の電源ラインL3,L4から
励磁コイル51へ通電されているため、制動力解放手段
19は図4の状態から可動鉄心40を下方の固定鉄心3
9に吸引して、可動ロッド43を下方に移動させ、レバ
ー42を介して押圧ロッド37を矢印b側に駆動し、図
2に示した制動力付勢手段20に抗してブレーキレバー
30の上部対向距離を増大している。従って、ブレーキ
装置は解除されている。
動指令によって電動機の速度を下げて巻上機3の速度、
すなわち、乗かご7の速度を零にすると、図6に示す接
点52が開放して通常電源装置の電源ラインL4,L5
から励磁コイル51が分離される。従って、制動力解放
手段19は図4の状態に復帰し押圧ロッド37を矢印a
側に駆動し、図2に示したブレーキレバー30の上部対
向距離を広げていた解放力を除去するため、制動力付与
手段20によりブレーキレバー30の上部対向距離を縮
小させてブレーキシュー33をブレーキドラム29に押
圧して制動力を加えて巻上機3および乗かご7を静止状
態に保持する。
は停電が発生した場合の非常制動を考えると、電動機主
制御回路が開放されると同時に、これに連動して動作す
る接点52も開放し励磁コイル51への通電が断たれ
る。この時点で図5に示す速度差Δv<所定値ΔvC で
指令81の出力がなければリレー58が消勢されて接点
58aは開放しており、無停電電源装置54の電源ライ
ンL1,L2間からも励磁コイル51は分離されてい
る。これにより図4に示す制動力解放手段19は図4の
実線の状態となり、図2に示したブレーキレバー30の
上部対向距離を広げていた解放力を除去するため、制動
力付与手段20によりブレーキレバー30の上部対向距
離が縮まり、ブレーキシュー33をブレーキドラム29
に押圧して制動力を加え、巻上機3および乗かご7を減
速する。このとき制動力付与手段20は全制動力をブレ
ーキドラム29に加えるため、急速に巻上機3は減速さ
れる。そして、制動中の速度差Δvが増大し、所定値Δ
vC より大きくなると、制動力設定手段80から指令8
1が出力されると図6のリレー58は付勢されて接点5
8aは閉じ、また非常停止または停電によって図1のス
イッチSWに連動する接点60が閉じてリレー59を励
磁して接点59aを閉じる。これにより無停電電源装置
54の電源ラインL2……接点58a……コイル電源制
限手段55……接点59a……励磁コイル51……接点
59a……電源ラインL1の回路が形成されて、コイル
電流制限手段55により制限された電流が励磁コイル5
1に流れる。
動トルクTの関係を示したもので、電流I1 以下では制
動トルクT1 が最大値となっている。電流I1 よりも多
少大きな電流I2 は、図6の接点52が開放し接点59
aおよび接点58aが閉じたときにコイル電流制限手段
55によって制限されて励磁コイル51に流れる電流で
あり、制動トルクT2 は制動トルクT1 よりも小さくな
る。なお電流I3 は接点59aが開放して接点52が閉
成したときの電流であり、制動力は完全に開放され、制
動トルクは0となる。
限された電流が励磁コイル51に流れると、制動力解放
手段19は図4の状態から可動鉄心40を下方の固定鉄
心39側に所定の距離だけ吸引して、可動ロッド43を
下方に移動させる。この移動により、レバー42を介し
て押圧ロッド37を矢印b側に所定の距離だけ駆動し、
図2に示した制動力付勢手段20に抗してブレーキレバ
ー30の上部対向距離を増大し、全制動力に対応する制
動トルクT1 に比べて多少小さな制動力をブレーキドラ
ム29に加えて、巻上機3および乗かご7を停止させ
る。
Δvが所定値ΔvC より小さい範囲において制動トルク
T1 の全制動力を加えるが、駆動シーブ4とロープ6間
の摩擦力に余裕があるため滑ることなく図8の特性aの
ように減速する。そして制動力制御手段26は、A点で
所定の速度差ΔvC に達すると、これを検出した図6の
リレー58が付勢されて接点58aを閉じ、励磁コイル
51の電流I2 を図7のように、制動トルクT1 より小
さな制動トルクT2 を与える。制動トルクT2が駆動シ
ーブ4とロープ6間の速度差Δvが所定値ΔvC を越え
ない値、つまり制動トルクT2 となるように励磁コイル
51の電流I2 を設定しているので、駆動シーブ4とロ
ープ6間が滑ることなく、あるいは小さな滑りにとどま
り図8の特性bのように減速し停止する。従って、停止
距離が異常に増加することがないので、緩衝器に高速で
衝突することもない。
場合も制動力を2段階に変動させたが、コイル電流制限
装置55を制動力設定手段80に連動して多段階に変動
させても良い。
ベータの走行中の非常停止または停電時、非常制動中の
ロープと駆動シーブの速度差に基づいて制動力制御手段
により制動力開放手段を制御するようにし、速度差が所
定値以下のときに制動力付勢手段による大きな制動力を
与え、速度差が所定値以上のときに上述の制動力より弱
い制動力を与えるようにしたため、ロープ滑りの発生を
防止、あるいは小さいロープ滑りに止めることができ
る。
図。
図。
レーキの制御回路図。
トルクの関係を示す特性図。
ご、8…つり合おもり、16…電動機、17…ブレーキ
装置、19…制動力開放手段、20…制動力付勢手段、
26…制動力制御手段、80…制動力設定手段、81…
制動指令。
Claims (3)
- 【請求項1】一端に乗かごを連結し他端につり合おもり
を連結したロープを巻き掛ける駆動シーブと、上記駆動
シーブを駆動する電動機と、上記駆動シーブを制動する
ブレーキ装置とを有する巻上機を備え、上記ブレーキ装
置を、上記巻上機の回転部材に制動力を付勢する制動力
付勢手段と、上記制動力付勢手段を開放してその付勢力
を変化させる制動力開放手段と、非常制動時に上記制動
力開放手段を制御する制動力制御手段とを具備して成る
エレベータ装置において、上記制動力制御手段は、上記
非常制動中の上記ロープと駆動シーブの速度差が所定値
以下のときに上記制動力付勢手段による大きな制動力を
与え、上記速度差が所定値以上のときに上記制動力より
弱い制動力を与え、上記非常制動中の上記エレベータの
運転要件を入力し、この運転要件に応じて制動力指令値
を出力して上記制動力制御手段に入力する制動力設定手
段を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記ブレーキ装置は、
通電電流に応じて制動力を発生する励磁コイルを有し、
上記制動力制御手段は、上記所定の速度差以上のときに
上記励磁コイルへの通電電流を制限するコイル電流制限
手段を有し、このコイル電流制限手段によって弱い制動
力を与えるようにしたエレベータ装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、上記乗かごの
運転要件はロープおよび駆動シーブの速度であるエレベ
ータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141598A JPH08333058A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141598A JPH08333058A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333058A true JPH08333058A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15295740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7141598A Pending JPH08333058A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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