JPH07242377A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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Publication number
JPH07242377A
JPH07242377A JP6034738A JP3473894A JPH07242377A JP H07242377 A JPH07242377 A JP H07242377A JP 6034738 A JP6034738 A JP 6034738A JP 3473894 A JP3473894 A JP 3473894A JP H07242377 A JPH07242377 A JP H07242377A
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JP
Japan
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braking force
braking
car
speed
rope
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Pending
Application number
JP6034738A
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English (en)
Inventor
Masanobu Ito
正信 伊藤
Masayuki Shigeta
政之 重田
Jiyun Sugawara
準 簀河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常停止時の駆動シーブとロープ間における
ロープ滑りの発生を防止したエレベーター装置を提供す
る。 【構成】 一方に乗かご7を、また他方につり合おもり
8を吊下げたロープ6を巻き掛ける駆動シーブ4を有す
る巻上機3に設けられ、制動力を与えるブレーキ装置1
7は、巻上機3のブレーキドラム29に対して制動力を
付勢する制動力付勢手段20と、制動力付勢手段20に
よるブレーキドラム29に対する制動力を解放する制動
力解放手段19と、制動力解放手段19を制御する制動
力制御手段26とから構成され、制動力制御手段26は
乗かごの非常制動中の速度が所定値以上あるいは減速度
が所定値未満の場合、制動初期に全制動力を与え、所定
の値に達したとき全制動力より弱い制動力を与えるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーター装置に係
り、特に、非常制動時の制動中に制動力を制御する制動
力制御手段を有するエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベーター装置は、図11に
示すように昇降路1の頂部に機械室2を形成し、この機
械室2に設置した巻上機3の駆動シーブ4及びそらせ車
5にロープ6をつるべ状に巻き掛け、このロープ6の両
端に乗かご7およびつり合おもり8をそれぞれ連結し、
巻上機3を運転させることによって乗かご7を昇降運転
するように構成されている。巻上機3は、駆動シーブ4
と、これを回転駆動する電動機と、これを制動するブレ
ーキ装置とから構成され、このブレーキ装置は巻上機3
の回転部に制動力を付与する制動力付与手段と、この制
動力付与手段を解放操作してその制動力を除去するよう
に変化させる制動力解放手段とから構成され、これらブ
レーキ装置および電動機は制御手段14によって制御さ
れる。また、乗かご7およびつり合おもり8の下部間
は、つり合プーリ10を巻掛けたつり合ロープ9によっ
て接続されており、このつり合プーリ10によってつり
合ロープ9の緩みを取り除いている。乗かご7からは照
明用の電線や操作用あるいは各種検出器用の信号線等を
まとめたテールコード11が引き出され、このテールコ
ード11は昇降路1の壁に設けられた接続箱12および
配線13を経由して機械室2内に設けた制御装置14に
接続されている。
【0003】エレベーター装置の運転は、まずブレーキ
装置の制動力解放手段を操作して制動力を解放した状態
にし、制御装置14により制御される巻上機3の電動機
を駆動して駆動シーブ4を回転させ、ロープ6を介して
乗かご7を駆動する。従って巻上機3の速度が乗かご7
およびつり合おもり8の速度となる。エレベーターの通
常運転時の停止は、通常制動指令によって電動機の速度
を下げて巻上機3の速度、すなわち乗かご7の速度を零
にし、その後、ブレーキ装置の制動力付与手段により制
動力を加えてブレーキ装置で発生する摩擦力で巻上機3
および乗かご7を静止状態に保持している。
【0004】一方、非常停止の場合は、乗かご7が走行
している状態で電動機の電源を遮断すると共に、ブレー
キ装置の制動力解放を中止して制動力付与手段により制
動力を与え、まだ走行状態の乗かご7を減速し停止させ
る。すなわち、走行中の乗かご7をブレーキ装置の制動
力で直接減速し停止させている。しかしながら、この非
常停止の際に急激な減速を与えると、駆動シーブ4とロ
ープ6間にロープ滑りが生じて停止距離が異常に増加
し、昇降路1の下部に設けた緩衝器に高速で衝突する危
険がある。
【0005】ところで、エレベーターの高速化や巻上機
の効率を向上させるために駆動シーブ4を小径化した
り、またロープの長寿命化を図るためにロープ溝の形状
をできるだけロープの断面形状に近付けてロープの摩耗
を減少させたりすることが考えられるが、これらはいず
れも駆動シーブ4とロープ6間の摩擦力を少なくし、ロ
ープ滑りを生じ易くしてしまう。このため、上述した非
常停止時におけるロープ滑りにより緩衝器に高速で衝突
する危険が増大してしまい、やむなく駆動シーブ4の小
径化や、ロープ6の摩耗を減少させるためのロープ溝の
形状変更は見合わせており、エレベーターにおける駆動
機器の価格低減や保守費用の低減の妨げとなっている。
【0006】そこで従来のエレベーター装置では、実開
昭59−190769号公報に記載のようにエレベータ
ーの非常停止時または停電直後の非常制動時、乗かごが
高速で走行している間はブレーキ装置の制動力を弱く
し、乗かごが低速になった時点で始めて全制動力を発生
するようにブレーキ装置を制御する制動力制御手段を設
けることが提案されている。これを図12を用いて説明
する。
【0007】図12はブレーキ装置として電磁ブレーキ
を用いた場合の制動力制御手段の回路図を示している。
無停電電源装置54の電源ラインL1,L2間には、電
動機主制御回路を動作させるリレーと連動して動作する
リレーの接点52と、励磁コイル51とが直列に接続さ
れており、この接点52はエレベーター走行時に閉成
し、停止時に開放される。また励磁コイル51と並列に
放電用抵抗53が接続され、また接点52と並列に、励
磁コイル51への電流を制限する抵抗55とリレー58
の接点58aの直列回路が接続されている。さらに、電
源ラインL1,L2間には速度検出手段56が接続さ
れ、この速度検出手段56は速度検出器57により乗か
ごの速度に対応した電圧を検出し、この電圧の絶対値が
所定値以上になるとリレー58を付勢するように構成さ
れている。つまり、乗かごが所定の速度以上になってい
れば、リレー58が付勢されて接点58aは閉成し、一
方、乗かごが所定の速度以下であればリレー58が消勢
されて接点58aは開放している。
【0008】今、乗かごが高速で運転中に非常停止また
は停電が発生して非常制動を行なう場合を考えると、電
動機主制御回路が開放されると同時に、これに連動して
動作する接点52も開放する。この時点で乗かごは所定
の速度以上であるためリレー58が付勢されて接点58
aは閉成しており、無停電電源装置54の電源ラインL
2……接点58a……抵抗55……励磁コイル51……
電源ラインL1の回路が形成されて、抵抗55により制
限された電流が励磁コイル51に流れることになり、全
制動力より弱められた制動トルクが加わる。その後、乗
かごの速度が低下して所定の速度以下になると、リレー
58が消勢して接点58aが開放するため、励磁コイル
51への電流は0となり全制動力の制動トルクが加わ
る。このように従来の電磁ブレーキは、エレベーターの
非常停止時または停電直後、乗かごが高速で走行してい
る間は電磁ブレーキの制動力を弱く、乗かごが低速にな
って始めて全制動力を出すように制御している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の実験結果によると、高速で運転中に非常停止また
は停電が発生して非常制動を行なう場合、図13に示し
た乗かごの減速特性図のように中速ないし低速の範囲で
駆動シーブとロープ間に滑りが発生することが明らかに
なった。図中、点線は中速ないし低速の範囲でロープ滑
りが発生しない場合の減速特性であり、これとの比較か
ら分かるように実線で示す実際の減速特性は、ロープ滑
りによって停止距離が異常に増加してしまう。このた
め、やはり上述した非常停止時におけるロープ滑りによ
り緩衝器に高速で衝突する危険が増大してしまい、駆動
シーブ4の小径化や、駆動シーブ4のロープ溝の形状を
ロープの断面形状に近付けてロープ6の摩耗を減少させ
るための変更はできず、エレベーターにおける駆動機器
の価格低減や保守費用の低減の妨げとなっている。
【0010】本発明の目的は、非常停止時の駆動シーブ
とロープ間におけるロープ滑りの発生を防止したエレベ
ーター装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一端に乗かごを連結し他端につり合おもり
を連結したロープを巻き掛ける駆動シーブと、この駆動
シーブを駆動する電動機と、上記駆動シーブを制動する
ブレーキ装置とを有する巻上機を備え、上記ブレーキ装
置は、上記巻上機の回転部材に制動力を付勢する制動力
付勢手段と、この制動力付勢手段を解放してその付勢力
を変化させる制動力解放手段と、非常制動時に上記制動
力解放手段を制御する制動力制御手段とを具備して成る
エレベーター装置において、上記制動力制御手段は、上
記非常制動指令発生時の上記乗かごが所定の速度以上あ
るいは所定の減速度以下のときに上記制動力付勢手段に
よる大きな制動力を与え、上記所定の速度以下あるいは
上記所定の減速度以上のときに上記制動力より弱い制動
力を与えるように上記制動力解放手段を制御するよう構
成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によるエレベーター装置は、上述の如く
非常制動時に、制動中の乗かごの速度あるいは減速度に
基づいて制動力制御手段により制動力解放手段を制御す
るようにし、乗かごが所定の速度以上あるいは所定の減
速度以下のときに制動力付勢手段による大きな制動力を
与え、所定の速度以下あるいは所定の減速度以上のとき
に上述の制動力より弱い制動力を与えるようにしたた
め、ロープ滑りの発生を防止できる。つまり、本発明者
等の実験結果によると、高速で運転中に非常停止または
停電が発生して非常制動を行なう場合、図13に示した
乗かごの減速特性図のように中速ないし低速の範囲で駆
動シーブとロープ間に滑りが発生するのは、乗かごが中
速ないし低速の範囲で制動力が増大するためである。例
えば、後で詳細に説明する図2に示したブレーキシュー
が2個のドラム式ブレーキの場合、ブレーキ装置の制動
トルクTB は次の式(1)で定まる。
【0013】 TB =μB ・PB ・DB ・・・(1) ここで、μB はブレーキドラム29とライニング材34
間の摩擦係数、PB はブレーキドラム29の押圧力、D
B はブレーキドラム29の直径である。この式(1)か
ら分かるようにブレーキドラムの直径DB は一定である
から、制動トルクTB はブレーキドラムの押圧力PB
ブレーキドラム29とライニング材34間の摩擦係数μ
B で決定されることになる。
【0014】この摩擦係数μB とブレーキドラム29と
ライニング材34間の滑り速度vBとの関係を図14に
示す。この図から分かるように、滑り速度vB が低くな
るほど摩擦係数μB は大きくなる傾向にある。一般に制
動時のブレーキドラム29の押圧力は一定であるから、
式(1)から明らかなように、制動トルクTB は図14
の摩擦係数μB と同様に、ブレーキドラム29とライニ
ング材34間の滑り速度vB が低くなるほど大きくな
り、制動トルクTB が大きくなると、駆動シーブ4とロ
ープ6間に滑りが発生する。図14においてロープ滑り
の限界をA点とし、このときの乗かごの速度をvA とす
ると、非常制動時の制動中に乗かご7の速度がvA 未満
になるとロープ滑りが発生し、速度がvA 以上になると
ロープ滑りは発生しない。従って、上述した従来のエレ
ベーター装置は、乗かご7が高速で走行している間は電
磁ブレーキの制動力を弱く、乗かご7が低速になって始
めて全制動力を出すようにしていたため、乗かご7の中
速ないし低速範囲でロープ滑りが発生してしまい、停止
距離が異常に増加してしまうが、上述のように乗かご7
が所定の速度以上のときに制動力付勢手段による大きな
制動力を与え、所定の速度以下のときに上述の制動力よ
り弱い制動力を与えるようにすることによって、このロ
ープ滑りを防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例によるエレベータ
ー装置の概略構成図である。
【0017】巻上機3は、一端に乗かご7を連結し他端
につり合おもり8を連結したロープ6を巻き掛けた駆動
シーブ4およびそらせ車5と、この駆動シーブ4を駆動
する電動機16と、駆動シーブ4に制動力を付与するブ
レーキ装置17とから構成されている。このブレーキ装
置17は、巻上機3の回転部材であるブレーキドラム2
9にブレーキシュー33を介して制動力を付勢する制動
力付勢手段20と、この制動力付勢手段20の制動力を
減少するように変化させる制動力解放手段19とを有し
て構成されている。制御装置14は、乗かご7の速度を
検出するパルスエンコーダ21の出力と、乗かご7の積
載量検出器22の出力とを帰還入力として電動機16を
制御しており、さらに制御装置14は、通常制動時ある
いは非常制動時に与えられる制動指令23を受けて切り
替えられるスイッチSWと、制動力解放手段19を制御
する制動力制御手段26を有し、この制動力制御手段2
6は詳細を後述するが、制動中の乗かご7の速度、すな
わち電動機16の速度をパルスエンコーダ21から入力
し、この速度に応じて制動力解放手段19を制御して制
動力付勢手段20の制動力を減少するようにブレーキ装
置17を制御している。制動力解放手段19は、例えば
電磁力を利用した電磁駆動機構、または特開平5−43
150号公報に記載された油圧力を利用した油圧駆動機
構等で構成することができ、また制動力付勢手段20
は、例えば金属ばねで構成することができる。
【0018】図2および図3は、巻上機3およびブレー
キ装置17の一例を示す正面図および側面図で、制動力
解放手段19は電磁力を利用した電磁駆動機構で構成
し、また制動力付勢手段20は金属ばねで構成した場合
を示している。
【0019】電動機16の回転軸27は一対の軸受28
によって回転自在に支承され、この回転軸27に駆動シ
ーブ4とブレーキ装置17が設けられている。このブレ
ーキ装置17は、図2に示すように駆動シーブ4と一体
に形成されたブレーキドラム29と、このブレーキドラ
ム29を挟むように配置した一対のブレーキレバー30
とを有しており、ブレーキレバー30は、その下端をピ
ン31で回転自在に支持し、ほぼ回転軸27の中心に対
応する位置に各々ピン32を介して蝶番結合されると共
に、ブレーキドラム29に押圧されて制動力を与えるブ
レーキシュー33を有し、また上端である自由端側には
制動力解放手段19と制動力付勢手段20が設けられて
いる。各ブレーキシュー33のブレーキドラム29に対
向する面には、ブレーキドラム29の外周面に合致する
ように凹曲面に成されたライニング材34が固定されて
いる。
【0020】ブレーキレバー30の自由端側に構成した
制動力付勢手段20は、一対のブレーキレバー30間を
貫通したロッド35を設け、このロッド35の両端に取
付けたナット48とブレーキレバー30との間にそれぞ
れブレーキばね36を配置して構成され、両ブレーキば
ね36によりブレーキレバー30間の上部間隔を狭める
方向の力を発生させ、これによりブレーキシュー33の
ライニング材34がブレーキドラム29の外周面に押圧
力PBで押付けられている。
【0021】制動力付勢手段20の上方に位置したブレ
ーキレバー30の自由端間に設けられた制動力解放手段
19は、ブレーキばね36による制動力を解放するもの
で、その両側には軸方向に伸縮可能な押圧ロッド37が
それぞれ設けられ、この押圧ロッド37の端がそれぞれ
ブレーキレバー30に連結されている。従って、制動力
開放手段19が作動して押圧ロッド37がそれぞれ外側
に伸ばされると、ブレーキレバー30間を押し広げて押
圧力PB を変化させることになる。
【0022】図4は、上述した制動力開放手段19の一
例を示す部分断面図である。箱体を形成する継鉄38
は、その中心軸に沿って上下に開口を有し、上部開口に
は軸受部材46が配置され、下部開口には軸受部材45
が配置されている。継鉄38内には、軸受部材45にそ
の中空部を合致させた筒状の固定鉄心39が固定され、
また、この固定鉄心39を包囲して円筒状の励磁コイル
51が配置されている。固定鉄心39に対向して同軸的
に配置した可動鉄心40は、軸受部材46内に摺動可能
に配置され、上述の励磁コイル51は固定鉄心39と可
動鉄心40の対向部を包囲するように配置されている。
可動鉄心40の中心軸部には可動ロッド43がナット4
9によって固定され、その下端は軸受部材45内に摺動
可能に配置されている。継鉄38から導出した可動ロッ
ド43の下端側には、レバー42と押圧ロッド37がそ
れぞれ一対ずつ設けられている。レバー42はピン47
によって揺動可能に支持され、一端に可動ロッド43の
下端が当接し、他端に押圧ロッド37の一端が当接して
いる。押圧ロッド37の他端は前述のようにブレーキレ
バー30の自由端に接続されている。継鉄38にはフラ
ンジ44が設けられており、このフランジ44を利用し
て図3に示す軸受28の固定部分に取付けられると共
に、前述のように一対のレバー42をピン47を介して
回転可能に支持している。
【0023】励磁コイル51の未励磁状態で、図2に示
した制動力付勢手段20は一対のブレーキレバー30を
上部間隔を狭める方向の力を与え、これによりブレーキ
シュー33のライニング材34がブレーキドラム29の
外周面に押圧力PB で押付けられている。従って、一対
のレバー42は押圧ロッド37によって矢印a方向に力
を受け、可動ロッド43の下端を押し上げ、固定鉄心3
9と可動鉄心40の対向部間にはギャップδg が形成さ
れている。
【0024】今、励磁コイル51を励磁すると、可動鉄
心40は固定鉄心39側に電磁吸引されて移動し、これ
と共に可動ロッド43を下方に移動させる。この可動ロ
ッド43の下方への移動により、レバー42はピン47
を支点としてそれぞれ図示の二点鎖線のように回動し、
押圧ロッド37を矢印b方向に移動させる。この押圧ロ
ッド37の移動によって、図2に示した一対のブレーキ
レバー30は上部間隔を広げる方向に駆動され、制動力
付勢手段20による制動力を解除する。上述の説明から
も分かるように制動力開放手段19は、制動力付勢手段
20による制動力、つまりブレーキシュー33によるブ
レーキドラム29への押圧力PB を、励磁コイル51へ
の通電電流を制御することによって変化させることがで
きる。
【0025】図5は、上述の押圧力PB を変化させる制
動力制御手段26を示す回路図で、電磁力を利用した電
磁駆動機構で制動力解放手段19を構成した場合の制動
力制御手段26を示している。
【0026】通常電源装置70の電源ラインL3,L4
間には、電動機主制御回路を動作させるリレーと連動し
て動作するリレーの接点52と、励磁コイル51とが直
列に接続されており、この接点52はエレベーター走行
時に閉成し、また停止時に開放される。励磁コイル51
と並列に放電用抵抗53が接続されている。一方、無停
電電源装置54の電源ラインL1,L2間には、非常停
止励磁コイル付勢手段61が接続され、この非常停止励
磁コイル付勢手段61は速度検出手段56を有し、この
速度検出手段56は速度検出器57により乗かごの速度
に対応した電圧を検出し、この電圧の絶対値が所定値以
上になると、つまり、乗かごが所定の速度以上になって
いればリレー58を付勢し、一方、乗かごが所定の速度
以下であればリレー58を消勢するように構成されてい
る。この速度検出器57は、図1に示したパルスエンコ
ーダ21を兼用しても良い。また電源ラインL1,L2
間には、図1の制動指令23により動作し、通常時は開
放状態になされると共に、非常時つまり走行中の非常停
止時または停電時に閉成状態になされる接点60と、非
常停止検知リレー59とが直列に接続されている。さら
に電源ラインL1,L2間には、リレー58の接点58
bと、励磁コイル51への電流を制限する抵抗等から成
るコイル電流制限手段55と、上述した励磁コイル51
と、この励磁コイル51の両側に設けた非常停止検知リ
レー59の接点59aとが直列に接続されている。
【0027】通常状態において、接点60は開放されて
おり、リレー59は未励磁でありその接点59aも開放
されているため、励磁コイル51は無停電電源装置54
から分離されている。また乗かごの走行中には接点52
は閉じており、通常電源装置70の電源ラインL3,L
4から励磁コイル51へ通電されているため、制動力解
放手段19は図4の状態から可動鉄心40を下方の固定
鉄心39に吸引して、可動ロッド43を下方に移動さ
せ、レバー42を介して押圧ロッド37を矢印b側に駆
動し、図2に示した制動力付勢手段20に抗してブレー
キレバー30の上部対向距離を増大している。従って、
ブレーキ装置は解除されている。
【0028】エレベーターの通常運転時の停止は、通常
制動指令によって電動機の速度を下げて巻上機3の速
度、すなわち乗かご7の速度を零にすると、図5に示す
接点52が開放して通常電源装置の電源ラインL4,L
5から励磁コイル51が分離される。従って、制動力解
放手段19は図4の状態に復帰し押圧ロッド37を矢印
a側に駆動し、図2に示したブレーキレバー30の上部
対向距離を広げていた解放力を除去するため、制動力付
与手段20によりブレーキレバー30の上部対向距離を
縮小させてブレーキシュー33をブレーキドラム29に
押圧して制動力を加えて巻上機3および乗かご7を静止
状態に保持する。
【0029】今、乗かごが高速で運転中に非常停止また
は停電が発生した場合の非常制動を考えると、電動機主
制御回路が開放されると同時に、これに連動して動作す
る接点52も開放し励磁コイル51への通電が断たれ
る。この時点で乗かごは所定の速度以上であるためリレ
ー58が付勢されて接点58bは開放しており、無停電
電源装置54の電源ラインL1,L2間からも励磁コイ
ル51は分離されている。これにより図4に示す制動力
解放手段19は図4の実線の状態となり、図2に示した
ブレーキレバー30の上部対向距離を広げていた解放力
を除去するため、制動力付与手段20によりブレーキレ
バー30の上部対向距離が縮まり、ブレーキシュー33
をブレーキドラム29に押圧して制動力を加え、巻上機
3および乗かご7を減速する。このとき制動力付与手段
20は全制動力をブレーキドラム29に加えるため、急
速に巻上機3は減速される。
【0030】従って、乗かごは所定の速度以下になり、
これを検出した図5のリレー58は消勢されて接点58
bは閉成され、また非常停止または停電によって図1の
スイッチSWに連動する接点60が閉じてリレー59を
励磁して接点59aを閉じる。これにより無停電電源装
置54の電源ラインL2……接点58b……コイル電流
制限手段55……接点59a……励磁コイル51……接
点59a……電源ラインL1の回路が形成されて、コイ
ル電流制限手段55により制限された電流が励磁コイル
51に流れることになる。
【0031】図6は励磁コイル51に流れる電流Iと制
動トルクTの関係を示したもので、電流I1 以下では制
動トルクT1 が最大値となっている。電流I1 よりも多
少大きな電流I2 は、図5の接点52が開放し接点59
aおよび接点58bが閉成したときにコイル電流制限手
段55によって制限されて励磁コイル51に流れる電流
であり、制動トルクT2 は制動トルクT1 よりも小さく
なる。なお電流I3 は接点59aが開放して接点52が
閉成したときの電流であり、制動力は完全に開放され、
制動トルクは0となる。
【0032】従って、コイル電流制限手段55により制
限された電流が励磁コイル51に流れると、制動力解放
手段19は図4の状態から可動鉄心40を下方の固定鉄
心39側に所定の距離だけ吸引して、可動ロッド43を
下方に移動させる。この移動により、レバー42を介し
て押圧ロッド37を矢印b側に所定の距離だけ駆動し、
図2に示した制動力付勢手段20に抗してブレーキレバ
ー30の上部対向距離を増大し、全制動力に対応する制
動トルクT1 に比べて多少小さな制動力をブレーキドラ
ム29に加えて、巻上機3および乗かご7を停止させ
る。
【0033】このように制動力制御手段26は、その制
動初期において制動トルクT1 の全制動力を加えるが、
駆動シーブ4とロープ6間の摩擦力に余裕があるため滑
ることなく図7の特性aのように減速する。そして制動
力制御手段26は、A点の所定速度vA に達すると、こ
れを検出した図5のリレー58が消勢されて接点58b
を閉成し、励磁コイル51の電流I2 を図6のように
し、制動トルクT1 より小さな制動トルクT2 を与え
る。この制動トルクが中速ないし低速時、駆動シーブ4
とロープ6間の摩擦力を越えない値、つまり制動トルク
2 となるように励磁コイル51の電流I2 を設定して
いるので、駆動シーブ4とロープ6間が滑ることなく図
7の特性bのように減速し停止する。従って、駆動シー
ブ4の小径化を図ったり、ロープ溝の形状をロープ6の
断面形状に近似させて摩耗を抑え、ロープ6の長寿命化
を図ることができる。
【0034】次に、本発明の他の実施例によるエレベー
ター装置について説明する。
【0035】上述した実施例では乗かご7の速度を速度
検出手段56によって検出し、これに基づいて制動力を
制御するようにしたが、本実施例では乗かご7の減速度
に基づいて制動力を制御するようにしている。
【0036】制動トルクTB と乗かごの減速度βB の関
係は、次の式(2)および式(3)の関係にある。
【0037】 TB =I(dω/dt) ・・・(2) dω/dt=2βB /DB ・・・(3) これら式(2)および式(3)より、式(4)が得られ
る。
【0038】 TB =I・2βB /DB ・・・(4) ここで、Iはエレベーターの慣性モーメント、dω/d
tは巻上機の角減速度、βB は乗かごの減速度、DB
ブレーキドラムの直径である。
【0039】式(1)と式(4)より、次の式(5)が
得られる。
【0040】βB =2μB ・PB ・DB /(2I) すなわち、ブレーキドラムの直径DB およびエレベータ
ーの慣性モーメントIは一定であり、一般に制動時のブ
レーキドラムの押圧力PB は一定であるから、乗かごの
減速度βB はブレーキドラムとライニング材間の摩擦係
数μB と対応関係にある。従って、ブレーキドラムとラ
イニング材間の滑り速度vB と乗かごの減速度βB との
関係は、図8に示すように図14と同様にロープ滑りの
限界をA点とし、このときの乗かごの減速度をβA とす
ると、非常制動時の制動中に乗かごの減速度がβA 以上
になるとロープ滑りが発生することになり、また非常制
動時の制動中に乗かごの減速度がβA 以下になるとロー
プ滑りは発生しないので、ロープ滑りの限界である減速
度βA を考慮に入れて、先の実施例で述べた制動トルク
2 を設定すればロープ滑りを防止できる。
【0041】上述したように乗かごの減速度から電磁ブ
レーキ装置の制動力を制御するようにする場合、電磁ブ
レーキ装置の制動力制御手段の回路図は図9に示すよう
に構成すれば良い。図5に示した回路図との同等物には
同一符号を付けて詳細な説明を省略し、その相違部分に
ついてのみ説明する。
【0042】無停電電源装置54の電源ラインL1,L
2間に接続された励磁コイル51の直列回路に注目する
と、リレー59の接点59aと、コイル電流制限手段5
5を有する点では図5に示した実施例と同一であるが、
コイル電流制限手段55と電源ラインL2間に接点58
aが接続されている点で異なっている。この接点58a
はリレー58の順動作接点であり、リレー58が付勢す
ると閉成し、またリレー58が消勢すると開放する。ま
た非常停止励磁コイル付勢手段61は、その詳細を図1
0に示すように減速度検出手段62と、減速度検出器6
3と、リレー58とで構成しており、この減速度検出手
段62は減速度検出器63により乗かごの減速度に対応
した電圧を検出し、この電圧の絶対値が所定値以上にな
るとリレー58を付勢し、所定値未満になるとリレー5
8を消勢するように構成されている。なお、減速度検出
器63は、図1に示したパルスエンコーダ21等の速度
・減速度検出器のことである。
【0043】エレベーター走行中に非常停止または停電
になると、これに連動する接点60が閉成してリレー5
9が付勢されて接点59aが閉成され、また、このとき
乗かごが所定の減速度βA 未満であればリレー58が消
勢され接点58aは開放し、励磁コイル51の電流は0
となるので電磁ブレーキ装置には全制動力が発生するこ
とになる。しかし乗かごが所定の減速度βA 以上に達す
ると、リレー58が付勢され接点58aが閉成されるた
め、電源ラインL1……接点59a……励磁コイル51
……接点59a……コイル電流制限手段55……接点5
8a……電源ラインL2の回路が形成される。このため
励磁コイル51には、コイル電流制限手段55によって
制限された図6で示した電流I2 が流れ、全制動力に対
して弱められた制動力が電磁ブレーキ装置に発生する。
【0044】すなわち、非常制動時の制動中において、
最初は電磁ブレーキ装置の励磁コイルへの通電電流を0
にして全制動力を発生させ、乗かごの減速度が大きくな
って図8に示したロープ滑りの限界点Aとなったときの
減速度βA に達したとき、励磁コイルへ制限した電流を
流し、全制動力よりも弱くした制動トルクを発生させて
いるため、先の実施例の場合と同様にロープ滑りを防止
して停止距離を短縮することができる。
【0045】尚、上述した図5および図9に示した実施
例においては、いずれの場合も制動力を2段階に変動さ
せたが、コイル電流制限装置55を速度検出手段56お
よび減速度検出手段62に連動して多段階に変動させて
も良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエレベータ
ー装置によれば、エレベーター走行中の非常停止時また
は停電時、乗かごが所定値以上の高速あるいは所定値未
満の減速度で走行しているときはブレーキ装置の制動力
を強め、乗かごが所定値未満の速度あるいは所定値以上
の減速度になったときに制動力を弱くするように制御す
る制動力制御手段を設けたため、駆動シーブとロープ間
の滑りを防止し、駆動シーブとロープ間の摩擦力に十分
な余裕がない場合でも、非常停止の際の停止距離を短く
することができる。従って、駆動シーブの小径化や、長
寿命化のために駆動シーブのロープ溝をロープの断面形
状に近付けることが可能となり、エレベーター駆動機器
の価格および保守費用の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーター装置の概
略構成図である。
【図2】図1に示したエレベーター装置の要部であるブ
レーキ装置の一例を示す正面図である。
【図3】図2に示したブレーキ装置を示す側面図であ
る。
【図4】図2に示したブレーキ装置の要部を示す部分断
面図である。
【図5】図2に示したブレーキ装置の制動力制御手段を
示す回路図である。
【図6】図5に示したブレーキ装置の励磁コイル電流と
制動トルクの関係を示す特性図である。
【図7】エレベーターの非常停止時の減速特性図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例によるエレベーター装置の
ブレーキドラムとライニング材間の滑り速度と乗かごの
減速度との関係を示す特性図である。
【図9】本発明の他の実施例によるエレベーター装置に
おけるブレーキ装置の制動力制御手段を示す回路図であ
る。
【図10】図9に示した制動力制御手段の要部を示す回
路図である。
【図11】一般的なエレベーター装置を示す縦断面図で
ある。
【図12】従来のエレベーター装置におけるブレーキ装
置の制動力制御手段を示す回路図である。
【図13】エレベーターの非常停止時の減速特性図であ
る。
【図14】ブレーキドラムとライニング材間の滑り速度
とその摩擦係数との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
3 巻上機 4 駆動シーブ 6 ロープ 7 乗かご 16 電動機 17 ブレーキ装置 19 制動力開放手段 20 制動力付勢手段 26 制動力制御手段 51 励磁コイル 54 無停電電源装置 55 コイル電流制限手段 56 速度検出手段 57 リレー 58 速度検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に乗かごを連結し他端につり合おも
    りを連結したロープを巻き掛ける駆動シーブと、この駆
    動シーブを駆動する電動機と、上記駆動シーブを制動す
    るブレーキ装置とを有する巻上機を備え、上記ブレーキ
    装置は、上記巻上機の回転部材に制動力を付勢する制動
    力付勢手段と、この制動力付勢手段を解放してその付勢
    力を変化させる制動力解放手段と、非常制動時に上記制
    動力開放手段を制御する制動力制御手段とを具備して成
    るエレベーター装置において、上記制動力制御手段は、
    上記非常制動指令発生時の制動中の上記乗かごが所定の
    速度以上のときに上記制動力付勢手段による大きな制動
    力を与え、上記所定の速度以下のときに上記制動力より
    弱い制動力を与えるようにしたことを特徴とするエレベ
    ーター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記ブレ
    ーキ装置は、通電電流に応じて制動力を発生する励磁コ
    イルを有し、上記制動力制御手段は、上記所定の速度以
    下のときに上記励磁コイルへの通電電流を制限するコイ
    ル電流制限手段を有し、このコイル電流制限手段によっ
    て上記弱い制動力を与えるようにしたことを特徴とする
    エレベーター装置。
  3. 【請求項3】 一端に乗かごを連結し他端につり合おも
    りを連結したロープを巻き掛ける駆動シーブと、この駆
    動シーブを駆動する電動機と、上記駆動シーブを制動す
    るブレーキ装置とを有する巻上機を備え、上記ブレーキ
    装置は、上記巻上機の回転部材に制動力を付勢する制動
    力付勢手段と、この制動力付勢手段を解放してその付勢
    力を変化させる制動力解放手段と、非常制動時に上記制
    動力開放手段を制御する制動力制御手段とを具備して成
    るエレベーター装置において、上記制動力制御手段は、
    上記非常制動指令発生時の制動中の上記乗かごが所定の
    減速度以下のときに上記制動力付勢手段による大きな制
    動力を与え、上記所定の減速度以上のときに上記制動力
    より弱い制動力を与えるようにしたことを特徴とするエ
    レベーター装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、上記ブレ
    ーキ装置は、通電電流に応じて制動力を発生する励磁コ
    イルを有し、上記制動力制御手段は、上記所定の減速度
    以上のときに上記励磁コイルへの通電電流を制限するコ
    イル電流制限手段を有し、このコイル電流制限手段によ
    って上記弱い制動力を与えるようにしたことを特徴とす
    るエレベーター装置。
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