JPS6153993B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6153993B2
JPS6153993B2 JP56020268A JP2026881A JPS6153993B2 JP S6153993 B2 JPS6153993 B2 JP S6153993B2 JP 56020268 A JP56020268 A JP 56020268A JP 2026881 A JP2026881 A JP 2026881A JP S6153993 B2 JPS6153993 B2 JP S6153993B2
Authority
JP
Japan
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signal
elevator car
landing
speed
elevator
Prior art date
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Expired
Application number
JP56020268A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56127582A (en
Inventor
Robaato Kaputo Uiriamu
Jozefu Do Rorentsui Jon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS56127582A publication Critical patent/JPS56127582A/ja
Publication of JPS6153993B2 publication Critical patent/JPS6153993B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/36Means for stopping the cars, cages, or skips at predetermined levels

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には、エレベータ装置(シス
テム)に関し、特に、目標階にエレベータかごが
着床(ランデイング)するのを監視する、エレベ
ータ装置の保護監視用装置に関するものである。
エレベータかごは、所定速度範囲及び減速度範
囲内において建物の就役階に滑らかで正確、かつ
安全に停止し、かご扉及びハツチ扉を適切に動作
させなければならない。エレベータかごが目標階
で停止してから、かご・ハツチ扉を動作開始させ
る代わりに、階床間運転時間を減少させ、建物に
おける運転効率を向上させるため、扉を予め開け
る(以下、ランデイングオープンと言う)のが普
通である。従来の場合、このランデイングオープ
ンが開始するのは、エレベータかごが当該乗場階
から所定距離(例えば2〜10インチ=約5〜25.4
センチメートルの範囲)離れていて、かご速度が
所定値(例えば150FPM=約45メートル毎分)よ
り小さい時である。開扉後の所定時間(例えば
1.5秒)は、エレベータかごは着床階から所定距
離(例えば2インチ=約5センチメートル)内に
いなければならず、しかも、所定速度(例えば
30FPM=約9メートル毎分)より小さい速度で
走行していなければならない。もしこのような条
件が満たされなければ、エレベータ装置の正常動
作を変更することになる。すなわち、例えば、か
ご速度を制限したり或いはかごを停止して操作員
が見つけるまで再始動しないように防止すること
になる。これについては本出願人の米国特許第
3741348号及び第3802274号に開示されている。そ
の他、監視機能として、駆動電動機の電機子電圧
及びこの電機子電圧の変化率を点検する監視器、
及び本出願人の米国特許第4085823号に開示され
ているような、指令信号すなわち速度パターン信
号に基づいた予測かご速度と実際のかご速度とを
絶えず比較する監視器等のバツクアツプ保護が与
えられている。この監視機能が特に正確なのは、
差信号が指令信号とかご速度との誤差とは異なつ
たものであるからである。従来の誤差信号はある
加減速期間中必ず大きなものであつたので、その
誤差信号の値を監視する検出器は、余計なトリツ
プ動作が生じないようにするため比較的大きな値
にセツトされていなければならなかつた。一方、
実際のかご速度と予測されたかご速度とを比較す
ることにより、差信号を監視する監視器は、エレ
ベータ装置が正常動作しているとき、それら2つ
の信号が全走行段階において非常に接近したもの
となるように、比較的小さな値にセツトされる。
しかしながら、この監視器では指令信号の故障を
検出することが出来ない。
端的に言うと、本発明は、エレベータかごが目
標階に近づくとき、乗場扉及びかご扉をランデイ
ングオープンさせるときの改良された監視・保護
機能、及び網の伸長を再レベル調整する間のバツ
クアツプ保護機能を備える新規なエレベータ装置
に関するものである。正常な速度パターン発生器
とは独立した擬似速度発生器が設けられており、
これはエレベータかごが着床区域(例えば、目標
階床レベルから約10インチ=25.4センチメートル
=)に達したときから擬似信号を発生する。この
擬似速度信号の大きさは、着床区域におけるエレ
ベータかごの設計速度に対応するものである。従
つて、もしエレベータ装置が設計通り動作してい
るなら、その擬似速度信号と、着床区域における
エレベータかごの実際の速度に対応した信号との
間にはほとんど又は全く差がなくなる。凝似速度
信号と、実際のかご速度に対応した信号との差が
基準信号と比較される。この基準信号は設計速度
から許容できる速度偏差(この範囲内では扉をラ
ンデイングオープンできる)を示す値に設定され
ている。差信号が着床区域の開始地点で基準信号
より大きいなら、エレベータかごが目標階で完全
に停止するまで開扉動作を行わない。
差信号が着床区域の開始地点で基準信号より小
さいなら、ランデイングオープンが可能となる。
そして実際のランデイングオープンは、必要な
ら、即座に始めてもよいし、或いはエレベータか
ごが目標階により近い位置に来たとき始めてもよ
い。もしこのランデイングオープンが着床区域の
開始地点で開始されないなら、監視機能により最
初の決定は破棄され、そし、差信号が、着床区域
の開始地点とランデイングオープンの開始地点と
の間で、基準信号より大きいならランデイングオ
ープンを中止する。
エレベータかごがランデイングオープンの望ま
しい位置に来たときランデイングオープン動作が
可能になつていれば、ランデイングオープンが開
始される。扉のランデイングオープンが開始され
た後に差信号が基準信号を越えるなら、エレベー
タ装置の動作は、例えば、階床レベルから所定の
距離内にかごがない場合、扉を再び閉じることに
より、また駆動電動機にブレーキがかかる非常停
止を行なうことにより、変更される。
本発明の好ましい実施例では、非常停止を行な
わなければならない確率を低くするために2段階
又は2レベルの基準信号が用いられている。基準
信号の第1レベルは比較的小さな値の信号であ
り、この信号により、実際のかご速度は、ランデ
イングオープンを可能にさせる前に設計された速
度を厳密に辿ることができる。もし、このように
厳密に辿らないなら、ランデイングオープンは単
に禁止されるだけである。しかしながら、実際の
速度が設計速度を厳密に辿るなら、ランデイング
オープンが開始され、いつたん開始されれば基準
信号は第2の、すなわち高いレベルに増加し、以
て、非常停止が開始される前に実際のかご速度と
設計かご速度との間により大きな差を必要とす
る。
保護・監視回路の制御素子は、エレベータかご
が階床レベルでいつたん停止すると、擬似速度信
号を強制的に比較的大きな値にし、大きな差信号
を作ることによりセツトされる。この大きな差信
号が基準信号を越えると、禁止信号が強制的に発
生される。この禁止信号が走行開始時点で発生し
ていないなら、かご走行回路は不動作となる。
擬似速度信号は一方の極性から徐々に減少して
零になり、更に、零値を越えて反対の極性を有す
る小さな信号になる。従つて、この反対の極性の
信号が、エレベータかごが正常に停止した後発生
される。この反対極性の信号は実際の速度信号に
加えられ、差信号が、より小さな実際のかご速度
で基準値を越えるようになる。従つて、何かの理
由でエレベータかごが正確に着床しない場合に
は、階床へ再レベル調整しながら最大許容速度が
減少し、かごがこの速度を越えるなら非常停止が
行なわれる。
本発明をより一層明確なものとするため、添附
図面に示した本発明の実施例に沿つて以下に本発
明を詳細に説明する。
まず図面を理解する上で、図面に示されたリレ
ー及びスイツチの符号を下記のとおり列挙する。
BK:ブレーキソレノイドコイル CD:かご扉スイツチ CPR:非常停止リレー HD:ハツチ扉スイツチ L2:着床区域リレー L2X:補助着床区域リレー L4:内側区域リレー OK:着床区域リレーにおける速度差が基準信号
より小さいときに附勢されるリレー RH:走行用リレー S30:30FPM(約9メートル毎分)速度スイ
ツチ S150:150FPM(約45メートル毎分)速度ス
イツチ X:扉ランデイングオープン動作リレー Z1:±1/4インチ(約6.36ミリメートル)スイ
ツチ Z2:±2インチ(約50.8ミリメートル)スイツ
チ Z10:±10インチ(約25.4センチメートル)ス
イツチ 3R:走行用リレー 40R:かご扉リレー 41R:ハツチ扉リレー 45R:扉開閉リレー 80R:呼びリレー 図面中、第1図において、電機子14及び界磁
巻線16を有する直流駆動電動機12のような駆
動電動機を備えたエレベータ装置10が示されて
いる。電機子14は適当な接触器を介して調整可
能な直流電源18に接続されている。この電源と
しては、電動機と発電機とを組み合わせた直流発
電機、すなわち発電機の界磁を制御して所望値の
単方向電位を与えるもの、デユアルコンバータ等
の静止形電源、或いは可調整交流電源(この場
合、駆動電動機は誘導電動機等の交流電動機であ
る)が考えられる。便宜上、ここでは、電源18
は、本出願人の米国特許第4085823号に詳述され
ている静止形電源とする。この米国特許は、実際
のかご速度に応答する信号を発生するための構成
も開示している。
図面並びに説明を簡潔にするため、本発明の理
解に必要なエレベータ装置部分だけが詳しく示さ
れている。目標階の隣りの着床区域において、か
ご位置信号を与えるための詳しい構成については
米国特許第4019606号に記載されている。米国特
許第3802274号は、着床区域において用いられる
かご速度信号を発生するための速度スイツチを開
示している。米国特許第3902572号は、かご制御
回路について述べている。従つて米国特許第
4085823号、第4019606号、第3802274号及び第
3902572号(いずれも本出願人によるもの)は、
本願においても参考のため組み込まれている。
エレベータ装置10の駆動機器としては、交流
電源22及び母線24,26及び28から成る交
流部分が含まれている。この駆動機器の直流部分
は、直流電動機12の電機子14が接続されてい
る母線30及び32を含んでいる。駆動電動機1
2の界磁巻線16は、第1図において蓄電池とし
て示された直流電源34に接続されているが、単
一のブリツジコンバータ等の適当な電源を使用し
ても構わない。
駆動電動機12は破線36で示された駆動軸を
含んでおり、これにはブレーキドラム37及びけ
ん引綱車38が保持されている。扉41を有する
エレベータかご40は、けん引綱車38に掛けら
れた複数の綱42によつて支持されており、綱4
2の他端には平衡おもり44が結ばれている。エ
レベータかご40は、かごが就役する複数の階又
は床(例えば48階又は48床)を有する建物の昇降
路43中に配設されている。各階には、エレベー
タかご40が当該階に在るとき、エレベータ扉4
1と一緒に作動するハツチ扉が設けられている。
ブレーキドラム37はブレーキ片43を含むブレ
ーキ装置39の一部を成しており、ブレーキ片4
3はけん引綱車38を固定させるためにドラム3
7にバネ係合されていて、ブレーキソレノイドコ
イルBKが付勢されたとき解除されるようになつ
ている。ブレーキ動作を行なうときには接点BK
−1は閉じ、ブレーキ動作を停止するときには接
点BK−1は開く。この接点は制御回路において
用いられる。
エレベータかご40の移動モード及び昇降路4
6中の位置は、駆動電動機12の電機子14に印
加された電圧値によつて制御される。電機子14
に印加される直流電圧の大きさは、駆動制御装置
50に配置された適当な速度パターン発生器によ
つて発生される速度指令信号に対応するものであ
る。速度指令信号に対応した速度、従つてエレベ
ータかご40の位置を制御するためのサーボ制御
ループ(これも駆動制御装置50に含まれてい
る)は本出願人の米国特許第4085823号に示され
ているような適当な装置ならどんなものでも構わ
ない。駆動制御装置50の電流帰還信号は変流器
29によつて得られ、同期すなわちタイミング信
号は線51で示される交流母線から得られ、そし
て静止型電源18の可制御整流素子用の点弧パル
スは線54で示されるように駆動制御装置50よ
り発生される。
本出願人の米国特許第4085823号に示されてい
るように、2つの回転速度計T1及びT2を用い
てかご速度情報を発生して監視することができ、
場合に応じて1つの回転速度計を用いてもよい。
例えば、もし2つの回転速度計を用いるなら、駆
動電動機12の実際の速度に対応した信号VTを
第1の回転速度計52から得ることができる。こ
の回転速度計52はリム駆動装置を介して駆動電
動機12の軸に接続することができる。エレベー
タかご40の実際の速度に対応した信号VT1は
第2の回転速度計102によつて得られる。第2
の回転速度計102は調速機構から駆動され、こ
の調速機構は、エレベータかご40に接続され、
昇降路46の上部において調速綱車106に掛け
られ、かつ、昇降路の底部に接続されたプーリー
108に掛けられた調速綱104を含んでいる。
調速機110は調速綱車106の軸によつて駆動
され、回転速度計102も、ベルト駆動機構等に
より、調速綱車106の軸によつて駆動される。
本発明はエレベータかごの速度に対応する信号を
用いるものである。もし2つの回転速度計を用い
た自己点検機構を用いるなら、リム駆動回転速度
計52からの信号VTを用いることができる。何
故なら、これにより“より確実な”信号が電気的
に得られるからである。しかしながら、本発明で
は回転速度計信号を微分する必要がないので、必
要なら信号VT1を用いることができる。
第1図は、調速綱車106によつて駆動される
ベルトのようなエレベータ装置によつて駆動され
るかご速度スイツチ56を示しており、米国特許
第3802274号においてこのような速度スイツチが
開示されている。かご速度スイツチ56は着床
(ランデイング)区域におけるかご速度を独立し
て示すもので、かご速度が150FPM(45メートル
毎分)を下回るとき接点組S150が開き、かご
速度が30FPM(9メートル毎分)を下回るとき
接点組S30が開く。本出願人の米国特許第
4085823号も、2回転速度計式自己点検構造か
ら、そのような信号を電気的に発生させている。
各階床に隣り合つた着床区域に対応するかご位
置信号は、かご位置装置58(これはブロツク5
8′に隣接して示されており、カム及びスイツチ
によつて得られる)によつて得られることが示さ
れている。例えば、カム60,62及び64は昇
降路中に配列された適当なカムテープ上に設けら
れており、これらのカムは各階に隣接したテープ
に付いている。スイツチZ10,Z2及びZ1は
エレベータかご40に取り付けられており、それ
ぞれカム60,62及び64と接触するように配
置されている。スイツチZ10及びカム60は着
床区域の限界を定めており、これは階床レベル
(一点鎖点65で示されている)から両方向に10
インチ(25.4センチメートル)広がつたものとす
る。スイツチZ10は常閉接点であり、エレベー
タかごの床が着床区域内にあるとき、すなわち、
エレベータかごの床が目標階(エレベータかご4
0が停止しようとする階)から10インチ内のとこ
ろにあるときだけその接点が開く。スイツチZ2
は着床区域の内部に内側区域を定める手段例えば
常開接点で、エレベータかごが階床レベル(位
置)から2インチ(5.08センチメートル)以内に
あるときだけその接点が閉じるものである。スイ
ツチZ2は、例えば、扉41のランデイングオー
プンを開始させるために使われるもので、扉のラ
ンデイングオープンはスイツチZ10の作動等に
より早目に開始される。スイツチZ1は常閉接点
で、エレベータかごが階床レベルの±0.25インチ
(約6.35ミリメートル)内にあるときだけ開くも
のである。スイツチZ1は、綱42が伸びたり或
いは縮んだりする場合に乗客がエレベータかごに
取り残されるとき位置合せを行なうためのもので
ある。スイツチZ10,Z2及びZ1によつて得
られるのと同じ信号が、米国特許第4019606号に
示されているような光電気変換式、又は他の適当
な方式によつて発生させることができる。
本発明は、擬似速度発生器68と称する回路に
おいて完全に別個の速度パターン信号VCを発生
するものである。この擬似速度発生器68は、駆
動制御装置50における従来からの速度パターン
信号とは完全に独立したものである。擬似速度信
号VCは通常の速度パターン信号すなわち速度指
令信号とは異なつており、というのは、それが、
指令信号に対する設計された応答信号を表わすか
らである。更に、擬似速度発生器68は着床区域
すなわちランデイング区域において信号VCを発
生するだけである。従つて、信号VCはスイツチ
Z10によつて発生され、その大きさは、エレベ
ータかごが減速して当該階床に着床するときの10
インチ(25.4センチメートル)点に達したとき、
エレベータかごの設計速度で開始する。その大き
さは滑らかに減少して行き、エレベータかごが階
床レベルへ減速して行くときの設計(予測)速度
を示す。後述するように、本発明の好ましい実施
例では、信号VCは零を通過して反対極性の小さ
な信号を発生し、これにより、扉が開いたエレベ
ータかごの後の動作中における付加的な保護を行
なうことができる。
エレベータかごの実際の速度(信号VT又は
VT′)に比例した信号が絶対値回路70に印加さ
れて信号|VT|を発生する。加算点72におい
て信号|VT|から擬似速度信号VCが引かれて差
信号(|VT|−VC)が得られる。着床区域にお
いてエレベータかごの速度が設計速度と同じな
ら、差信号(|VT|−VC)はほぼ零となる。エ
レベータかごが設計速度よりゆつくり動くか或い
は速く動いているなら、エレベータかごは、それ
ぞれ、階床レベルの手前で停止するか或いは行き
過ぎることになるので差信号(|VT|−VC)は
正又は負の極性を有することとなる。従つて、こ
の信号は更に絶対値回路74に入力されて、|
VT|とVCとの差に相当する正極性信号Eを発生
する。
信号Eは比較器76(図示の例では演算増幅
器)の非反転入力端子に印加される。基準信号
VRが基準値制御回路78より比較器76の反転
入力端子に印加されている。信号Eが、速度指令
信号と実際の速度信号とを加算することによつて
得られる従来の誤差信号と異なつているのは、従
来の誤差信号が、加減速開始時の過度期間中の比
較的大きな値を含むからである。一方、信号E
は、エレベータかごの速度が着床区域において適
切な値と変化率を有しているとき、常に非常に小
さな値を有するものである。従つて実際のかご速
度の設計速度に対する比較的小さな偏差を検出す
るように基準信号VRを設定することができる。
この綿密な制御は、扉のランデイングオープンが
実際に始まるまで比較的小さな値を有する基準信
号VRを与え、その後、扉がいつたん開き始める
と所定のより高い値に基準信号VRの値を高める
ことにより、本発明の好ましい実施例において用
いることができる。着床中に非常停止が行なわれ
るのは、エレベータかごが所定速度以上で扉が開
いた場合だけである。本発明では、開扉時に非常
停止を生じさせる速度偏差より所望速度に近い軌
跡を実際のかご速度が辿るようにすることにより
非常停止の確率を下げている。もしそのように辿
らないとすれば、扉のランデイングオープンは禁
止される。このような限界値範囲を辿るとすれ
ば、扉のランデイングオープンが行なわれ、扉が
いつたん開き始めると、基準レベルは、扉が開い
た状態で非常停止を開始させるのに用いられる正
常な値にセツトされる。従つて、もし実際のかご
速度が開扉開始後は設計速度に近い軌跡を辿るな
ら、速度偏差が非常停止レベルに達する確率は大
幅に減少される。
演算増幅器76の出力は、差信号すなわち速度
誤差Eが信号VRによつて得られる基準レベルよ
り低い限り、論理0となる。もし、速度誤差Eが
基準値を越え、実際のかご速度が設計速度の許容
偏差よりずれていることを示すなら、演算増幅器
76の出力は論理1に切り替わる。もし、かご制
御器80が静止型のものであるなら、演算増幅器
すなわち比較器76の出力を直接使用することが
できる。このかご制御器80が電気機械式リレー
を用いている場合には、論理電圧レベルとリレー
電圧レベルとのインターフエイス回路82を用い
て電気機械式リレーOKを作動させてもよい。イ
ンターフエイス回路82は、差信号すなわち誤差
信号Eが基準信号VRより小さいときリレーOKが
附勢され、誤差信号Eが基準信号VRより大きい
ときリレーOKが消勢されるように設計されてい
る。便宜上、かご制御器80は電気機械式リレー
とし、リレーOKは、かご制御器80において、
常開接点OK−1,OK−2、及び常閉接点OK−
3を有している。本発明にとつて重要なかご制御
器80の部分が第2図に示されている。
第2図に示される如く、リレー40R及び41
Rは、スイツチHD及びCDによつてそれぞれ監視
されているハツチ扉及びかご扉がそれぞれ閉じる
ときだけ附勢される。リレーL2,L2X,L4
及びXは扉ランデイングオープン機能と関連した
ものであり、後で詳述する。リレー45Rは扉制
御リレーである。リレー45Rが附勢されると、
かご扉及びハツチ扉は閉じ、消勢されると開く。
リレーCPRは、その附勢時にエレベータかごを
運行させるものである。リレーCPRが消勢され
たとき扉が開いた状態でかごが動いている場合に
は、リレーCPRによりエレベータかごが非常に
停止することになり、すなわち、エレベータかご
が着床レベルから所定距離内にない場合にはリレ
ーCPRにより扉は再び閉じ始め、駆動機構に配
置された電気機械式ブレーキ39を消勢してブレ
ーキ動作をさせる。リレー3R及びRHは走行リ
レーである。リレー80Rは、エレベータかご運
行を行なおうとし、その運行方向が選択されたと
きに附勢される呼びリレーである。BKは、消勢
時にブレーキ動作を行なわさせ、附勢時にブレー
キ動作を解除するブレーキソレノイドである。
第3図は第1図のブロツク回路図に示された機
能を果たすために用いられる詳細な回路図を示し
ており、第3図に示された機能が如何に制御され
るかを説明するため第2図中で用いられているリ
レーの接点が第3図に示されている。第2図及び
第3図の両者を参照して以下に説明する。
エレベータかご40が走行しようとするときリ
レー80Rが附勢されて走行方向が選択され、走
行リレーRHが附勢され、走行リレー3Rが接点
RH−1及びOK−3を介して附勢される。この
とき、リレーOKが後述するように消勢されてい
る。というのは、リレーOKは、動作できるかど
うかを点検するために各走行時の終りに故意にリ
セツトされるからである。リレーOKが消勢され
てその接点OK−3が閉じない限り、リレー3R
は走行開始時に附勢されず、従つてエレベータか
ごは走行しない。リレー3Rが附勢されると、そ
の接点3−2及び3−3が閉じ、一方、リレー
OKが走行終了時に意図的に消勢されるときリレ
ーXが消勢されるので接点X−2が閉じ、ハツチ
扉及びかご扉の閉動作を開始させるリレー45R
を介して回路が形成される。両方の扉が閉じる
と、スイツチHD及びCDは閉じて扉リレー40R
及び41Rを附勢する。従つて接点40−1及び
41−1は閉じ、一方リレー80Rが附勢される
ことにより、その接点80−1が閉じてリレー
CPRを附勢する。その後エレベータかごが走行
し始める。駆動制御装置50における階床選択回
路により目標階が選択され、適当な進行距離にお
いて走行速度を落とし始める。
エレベータかごが目標階に近づくと、位置スイ
ツチZ10は着床区域(例えば目標階から10イン
チ=25.4センチメートル)の開始地点で開く。従
つて、リレーL2は消勢されてその接点L2−2
が閉じ、扉のランデイングオープン動作に対する
決定回路(この回路にはリレーXが含まれる)が
用意される。接点L2−1は、接点L2−2が閉
じると同時に開き、約50ミリ秒後にリレーL2X
は消勢する。従つて、エレベータかご40が着床
区域に達したとき、常開接点X−1を側路する回
路が50ミリ秒間(時間窓)形成される。接点3−
1は閉じているので、この50ミリ秒間中にリレー
Xが附勢されるかどうかはリレーOKの状態にか
かつている。もしリレーOKが附勢されていて実
際のかご速度が設計速度を厳密に辿つていること
を示すなら、接点OK−1は閉じ、リレーXが附
勢されて、接点X−1を介して自己保持される。
その50ミリ秒間中リレーOKが附勢されないな
ら、リレーXは附勢されない。リレーXの状態
は、扉のランデイングオープンに関する初めの決
定を制御する信号として用いられる。リレーXが
消勢されているなら、初めの決定はランデイング
オープンに関する最終決定となり、扉のランデイ
ングオープンは禁止される。接点X−2及び3−
2,3−3はリレー45Rを介する回路を保持
し、走行が終了するまで扉を閉じたままにする。
リレーXが初めの決定をするためにその50ミリ
秒間中に附勢されるなら、扉のランデイングオー
プンが可能となる。もし扉を即座にランデイング
オープンさせる必要があるなら、接点L4−1は
必要なく、従つて第2図では破線を介して回路接
続されている。従つて、かご速度が150FPM(45
メートル毎分)より遅いなら、速度スイツチS1
50は開き、接点L2−3は10インチ(25.4セン
チメートル)点で開き、接点CPR−2も開くの
でリレー45Rは接点X−2が開いた時点で消勢
され、扉は開き始める。
もし、扉のランデイングオープンが10インチ
(25.4センチメートル)地点で必要なく、着床区
域内のある所定の地点(例えば2インチ=5.08セ
ンチメートル=区域の始点)で必要なら、接点L
4−1は図示のように接続される。位置スイツチ
Z2はリレーL4を附勢する2インチ(5.08セン
チメートル)地点で閉じ、これにより接点L4−
1が開きランデイングオープンを開始させる。こ
こで注目すべきことは、もしリレーXが10インチ
(25.4センチメートル)地点でランデイングオー
プンを可能にするために附勢されるなら、続いて
ランデイングオープンさせるためのその初めの決
定は実際に扉が開き始めるまでに変更することが
できるということである。このことは、差信号E
が基準信号VRを越えるや否や、リレーOKは消勢
し、接点OK−1は開き、リレーXは消勢し、そ
して接点X−2は閉じて扉リレー45Rを介した
回路を維持する、という事によるものである。
扉のランデイングオープンの開始後、差信号E
が基準信号VRを越えるなら、リレーOKが消勢
し、以てリレーX及びCPRが消勢することにな
る。何故なら、かご扉及び乗場扉が開き始めるや
否やリレー40R及び41Rが消勢されるからで
ある。従つて接点CPR−4は開き、ブレーキソ
レノイドBKを消勢し、かつ電気機械式ブレーキ
がかかる。また昇降用電動機が駆動機構から切り
離される。エレベータかごが階床レベルから2イ
ンチ(5.08センチメートル)内にあるなら、扉は
開いたままとなる。エレベータかごが2インチ区
域外にあるなら、リレーL4は消勢され、その接
点L4−2は閉じ、扉リレー45Rを介して回路
を形成し、扉を閉じる。
第3図において、エレベータかごが10インチ
(25.4センチメートル)の着床区域に達する前
に、リレーL2が附勢され、その接点L2−4が
閉じることになる。これにより擬似速度発生器6
8の高電圧対論理レベルバツフア121中の光ア
イソレータ120を附勢し、かつ非反転バツフア
122への入力を低レベルにするので、その出力
は低レベルとなる。これによりPNPトランジスタ
124をオンにして以てコンデンサ126を正に
充電させる。この電圧により非反転フオロワ13
0がドライブされ信号VCを出力する。着床区域
に達しリレーL2が消勢するとき、その接点L2
−4は開き、バツフア122の出力は高レベルに
切り替わり、トランジスタ124はカツトオフ
し、そして、コンデンサはこれと各抵抗器との値
に対応して零レベルへ向つて放電し始める。コン
デンサ126はその正レベルから放電し零レベル
を介してわずかだけ負レベルになるので、信号
VCはその最初の正レベルから減少し零レベルを
介して、わずかだけ負レベルになる。
信号VCは、絶対値回路70へ印加され、特に
その整流回路134と加算部との間に印加され
る。実際のかご速度に対応する信号VTは、エレ
ベータかごが、その進行方向と関係なく、動いて
いる限り、整流回路134の出力端子及び接続点
132において負となる。信号VCは、信号VTが
負となつている間中正となり、以て信号VTとVC
との差信号が加算用増幅器136に印加される。
2インチ(5.08センチメートル)地点での扉の
ランデイングオープンが必要なときには可調整基
準値制御回路78が接点L4−3に応答し、10イ
ンチ(25.4センチメートル)地点でのランデイン
グオープンが必要なときには接点X−3(第3
図)に応答する。接点L4−3又はX−3は、扉
がランデイングオープンを開始する前に開く。光
アイソレータ138は不導通状態となり、反転ゲ
ート140の出力が低レベルになる。従つて、コ
ンデンサ142は第1のレベルに充電され、第1
の値を有する基準電圧VRを出力する。扉のラン
デイングオープンが開始し、接点L3−3又はX
−3が閉じると光アイソレータ138は導通し、
反転ゲート140の出力は高レベルになつてコン
デンサ142を高レベルに充電し、以て基準電圧
VRの値を増加させる。従つて、エレベータ扉が
開き始めてからランデイングオープンが開始され
るまでリレーOKを消勢させるには、より大きな
差信号Eが必要となる。
本発明によるエレベータ装置の動作が第4A,
4B,5A及び5Bにおいて図式的に示されてい
る。第4A,4B図は、2インチ(5.08センチメ
ートル)地点でランデイングオープンを開始させ
る動作を示しており、第5A,5B図は、10イン
チ(25.4センチメートル)地点でランデイングオ
ープンを開始させる動作を示している。曲線15
0は、着床区域における階床レベルに対するかご
位置を時間との関係で示しており、曲線152は
かご速度VTと時間との関係を示しており、そし
て曲線154はエレベータかごの扉の位置と時間
との関係を示している。縦の破線156,15
8、及び160はそれぞれ、10インチ(25.4セン
チメートル)2インチ(5.08センチメートル)、
及び階床レベル位置に、エレベータかごが到達し
た時点を示している。
曲線162は実際のかご速度、信号|VT|を
示し、曲線164は設計かご速度VCを示してい
る。ここで注目すべきことは、曲線VCは所定の
最大の正の値で始まり、徐々に減少して時点16
6(この時点はエレベータ装置が正しく動作して
いる時の階床レベルと一致している)。で零値を
通過しているということである。曲線164は零
値を経由して、負の曲線部分168を形成してい
る。エレベータかごが、スイツチZ1が開くこと
によつて、示されるように、±1/4インチ(6.34ミ
リメートル)区域に入つたとき1秒タイマーがセ
ツトされ、これは時刻TBRで1秒が経過するとき
ブレーキ動作を行なわせる。
尚、信号VCは更に170において高レベルの
正の始動値に引き戻される。負の曲線部分168
によりエレベータかごの最大速度は減少し、エレ
ベータかごが階床レベルになつた後、扉を開けた
状態でかごが動いている時、ブレーキをかけて非
常停止を行ない、符号170で示される大きな正
の値に戻ることにより、大きな差信号Eを強制的
に作つて、リレーOK及びXをリセツトし以てエ
レベータかごが次の走行をする前に、それらリレ
ーを確実に動作可能にさせる。
曲線172は差信号Eを示し、曲線174は差
信号Eの絶対値を示し、そして、曲線176は2
つの値すなわち2段階の電圧基準信号VRを示し
ている。
ここで、信号VRは最初比較的小さな値(例え
ば、曲線部分178における20FPM=6メート
ル毎分=の偏差を示す値)にセツトされている。
従つて、|E|が10インチ(25.4センチメート
ル)地点で或いは10インチ地点と2インチ地点と
の間で20FPRを越えるなら、扉のランデイング
オープンは禁止される。そし|E|が2インチ地
点まで20FPMを下回つたままであるなら、扉の
ランデイングオープンが開始され、基準電圧VR
は時刻182において、例えば40FPM(8メー
トル毎分)の偏差を示す値のより高いレベル18
0に変わる。今、|E|は非常停止が始まる前に
40FPMの速度に達することができる。
ここで注目すべきことは、エレベータかごが階
床レベルになつた後、信号VCを負にすることに
より、エレベータかごが静止しているときの基準
曲線180に近い人工的な差信号176が得られ
るということである。例えば、曲線176は
30FPMのかご速度を表わしている。従つて、も
しエレベータかごが不正確な着床をするなら、か
ごが階床レベルになつてからのかごのその後の動
作はいかなる場合も10FPMなる最大速度に制限
されることとなる。速度が10FPMより大きいと
きには電気機械式ブレーキがかかり、もし、エレ
ベータかごが階床レベルの2インチ範囲内にない
なら扉も再び閉じることとなる。
第4B図は、第2図に示されたかご制御器80
におけるリレーの諸動作を示している。実際のか
ご速度が着床区域の開始地点の設計速度を厳密に
辿つている場合にリレーXを附勢させる「時間窓
(上述した50ミリ秒)」が符号184で示されてい
る。
リレーRHは、エレベータかごが階床レベルで
停止しブレーキがかけられている時消勢されリレ
ー3Rも消勢される。そうすると、その接点3−
6が閉じてリレーL2を附勢する。従つてリレー
L2の接点L2−4(第3図)が閉じて信号VC
を高レベルにする。これにより、大きな差信号|
E|が発生されて、リレーOK,Xを消勢し、回
路をリセツトするとともに走行開始時点でリレー
3Rを附勢するようにする。
第5A,5B図は、10インチ地点直後に扉がラ
ンデイングオープし始めるという動作を示してい
る点を除けば第4A,4B図と類似しているの
で、詳しい説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエレベータ装置のブロツ
ク図、第2図は第1図に示されたかご制御器を示
すリレー回路図、第3図は第1図に示された擬似
速度回路及び基準制御回路の回路図、第4A,4
B,5A,及び5B図はそれぞれ、第1図に示さ
れたエレベータ装置における信号の波形図であ
る。 10……エレベータ装置、12……電動機、1
8……可調整電源、39……ブレーキ装置、40
……エレベータかご、41……扉、50……駆動
制御装置、68……擬似速度発生器、76……比
較器、78……基準値制御回路、80……かご制
御器、Z1,Z2,Z10……スイツチ、T1,
T2……回転速度計、VT……実際のかご速度、
VC……速度パターン信号、VR……速度基準信
号。尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数階床を有する建造物におけるエレベータ
    装置であつて、 少なくとも1つの扉を有するエレベータかご
    と、 前記建造物に対して前記エレベータかごを移動
    させ、前記階床に就役させるための駆動手段と、 各階床に隣接する着床区域を定める手段と、 少なくとも前記エレベータかごが着床区域内に
    おりかつその関連した階床に停止しようとしてい
    る間中、前記エレベータかごの実際の速度に対応
    する速度信号を発生する手段と、 前記エレベータかごが停止しようとする階床に
    接近したとき、前記着床区域における前記エレベ
    ータかごの設計された接近速度に対応し、前記着
    床区域において第1の基準信号を発生する手段
    と、 前記速度信号と前記第1の基準信号との差に相
    当する差信号を発生する手段と、 第2の基準信号を発生する手段と、 を備えたエレベータ装置において、 前記差信号と前記第2の基準信号とを比較し、
    かつ前記差信号が前記第2の基準信号より大きい
    とき所定の出力信号を発生する比較手段と、 前記所定の出力信号が発生されない場合に、前
    記エレベータかごが停止しようとする階床に到達
    する前に前記着床区域において前記エレベータか
    ごの扉のランデイングオープンを開始させる手段
    と、 を設けたことを特徴とするエレベータ装置。 2 着床区域の内部に内側区域を定める手段を備
    え、所定の出力信号が発生されない場合に、エレ
    ベータかごの扉のランデイングオープンを開始さ
    せる手段は、もし前記所定の出力信号がその後発
    生されて前記エレベータかごが前記内側区域内に
    いないなら、前記扉を再び閉じ始めさせる特許請
    求の範囲第1項記載のエレベータ装置。 3 扉がいつたん開き始めたら、比較手段に所定
    の出力信号を発生させるのにより大きな差信号が
    必要とされるように第2の基準信号の値を変える
    手段を備えた特許請求の範囲第2項記載のエレベ
    ータ装置。 4 所定の出力信号が着床区域の開始地点で発生
    されたとき、エレベータかごの扉のランデイング
    オープンを禁止する手段を備えた特許請求の範囲
    第1項、第2項または第3項記載のエレベータ装
    置。 5 各階床に隣接した着床区域を定める手段は、
    前記着床区域の外側限界を定める第1手段と、前
    記着床区域の内部に内側区域を定める第2手段と
    を含んでおり、更に、開扉動作が前記着床区域の
    開始地点で禁止されておらずしかもエレベータか
    ごが前記着床区域の開始地点から前記内側区域の
    開始地点まで移動する間に所定の出力信号が発生
    されなかつたとき、扉のランデイングオープンを
    開始させる手段は前記着床区域内部の内側区域の
    開始地点でそのようなランデイングオープンを開
    始させる特許請求の範囲第4項記載のエレベータ
    装置。 6 複数階床を有する建造物におけるエレベータ
    装置であつて、 少なくとも1つの扉を有するエレベータかご
    と、 駆動電動機、この駆動電動機に選択的に接続可
    能な電源及びブレーキ装置を含み、前記建造物に
    対して前記エレベータかごを移動させ、前記階床
    に就役させるための駆動手段と、 各階床に隣接する着床区域を定める手段と、 少なくとも前記エレベータかごが着床区域内に
    おりかつその関連した階床に停止しようとしてい
    る間中、前記エレベータかごの実際の速度に対応
    する速度信号を発生する手段と、 前記エレベータかごが停止しようとする階床に
    接近したとき、前記着床区域における前記エレベ
    ータかごの設計された接近速度に対応し、前記着
    床区域において第1の基準信号を発生する手段
    と、 前記速度信号と前記第1の基準信号との差に相
    当する差信号を発生する手段と、 第2の基準信号を発生する手段と、 を備えたエレベータ装置において、 前記差信号と前記第2の基準信号とを比較し、
    かつ前記差信号が前記第2の基準信号より大きい
    とき所定の出力信号を発生する比較手段と、 前記所定の出力信号が発生されない場合に、前
    記エレベータかごが停止しようとする階床に到達
    する前に前記着床区域において前記エレベータか
    ごの扉のランデイングオープンを開始させる手段
    と、 を設け、 前記所定の出力信号が開扉時に発生されると
    き、前記電源は前記駆動電動機から切り離されか
    つ前記ブレーキ装置によつてブレーキがかけら
    れ、 前記第1の基準信号は前記着床区域の開始地点
    において所定の極性及び値で始まり、その後零値
    を通つて反対極性の所定値まで徐々に減少し、こ
    の反対極性信号は前記比較手段に前記所定の出力
    信号を発生させることなく前記エレベータかごが
    移動できる最大速度を低下させる、 ことを特徴とするエレベータ装置。 7 複数階床を有する建造物におけるエレベータ
    装置であつて、 少なくとも1つの扉を有するエレベータかご
    と、 前記建造物に対して前記エレベータかごを移動
    させ、前記階床に就役させるための駆動手段と、 各階床に隣接する着床区域を定める手段と、 少なくとも前記エレベータかごが着床区域内に
    おりかつその関連した階床に停止しようとしてい
    る間中、前記エレベータかごの実際の速度に対応
    する速度信号を発生する手段と、 前記エレベータかごが停止しようとする階床に
    接近したとき、前記着床区域における前記エレベ
    ータかごの設計された接近速度に対応し、前記着
    床区域において第1の基準信号を発生する手段
    と、 前記速度信号と前記第1の基準信号との差に相
    当する差信号を発生する手段と、 第2の基準信号を発生する手段と、 を備えたエレベータ装置において、 前記差信号と前記第2の基準信号とを比較し、
    かつ前記差信号が前記第2の基準信号より大きい
    とき所定の出力信号を発生する比較手段と、 前記所定の出力信号が発生されない場合に、前
    記エレベータかごが停止しようとする階床に到達
    する前に前記着床区域において前記エレベータか
    ごの扉のランデイングオープンを開始させる手段
    と、 前記エレベータかごが階床レベルに停止するこ
    とに応答して、前記第1の基準信号を強制的に比
    較的大きな値にし、前記差信号を前記第2の基準
    信号より大きな値に増大させて前記比較手段から
    前記所定の出力信号を発生させるようにするため
    の手段と、 前記所定の出力信号が発生されていないならば
    前記駆動手段が前記エレベータかごを走行開始地
    点から出発させないようにし、前記エレベータか
    ごが動かされる前に前記比較手段が前記所定の出
    力信号を発生し得るかどうかを点検する手段と、 を設けたことを特徴とするエレベータ装置。
JP2026881A 1980-02-19 1981-02-16 Elevator device Granted JPS56127582A (en)

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