JPH054781A - 巻胴式エレベータの非常運転装置 - Google Patents
巻胴式エレベータの非常運転装置Info
- Publication number
- JPH054781A JPH054781A JP3156722A JP15672291A JPH054781A JP H054781 A JPH054781 A JP H054781A JP 3156722 A JP3156722 A JP 3156722A JP 15672291 A JP15672291 A JP 15672291A JP H054781 A JPH054781 A JP H054781A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- elevator
- door openable
- section
- cage
- Prior art date
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- Pending
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータかごの上昇方向,下降方向共に乗
場の床近くにかごを停止できるようにする。 【構成】 エレベータかご1の戸開閉可能区間を定める
戸開閉可能区間プレート22と、これに対向してエレベ
ータかごに装着され、戸開閉可能区間プレートに接触す
ることによりかごが戸開閉可能区間に入ったことを検出
する戸開閉可能区間検出スイッチ21と、これに接続さ
れかごの移動/停止を制御する制御装置9とを備え、戸
開閉可能区間の長さを乗場23を中心にして下降方向を
上昇方向より長くした。
場の床近くにかごを停止できるようにする。 【構成】 エレベータかご1の戸開閉可能区間を定める
戸開閉可能区間プレート22と、これに対向してエレベ
ータかごに装着され、戸開閉可能区間プレートに接触す
ることによりかごが戸開閉可能区間に入ったことを検出
する戸開閉可能区間検出スイッチ21と、これに接続さ
れかごの移動/停止を制御する制御装置9とを備え、戸
開閉可能区間の長さを乗場23を中心にして下降方向を
上昇方向より長くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異常時にかごを最寄
り階まで運転する巻胴式エレベータの非常運転装置に関
するものである。
り階まで運転する巻胴式エレベータの非常運転装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の巻胴式エレベータの非常
運転装置として、例えば特開昭59−227679号公
報に示されたようなものが知られている。図2はそのよ
うな巻胴式エレベータの概略を示す構成図であり、図に
おいて1はかご、2はこのかご1を吊下する主索、3は
昇降路の上部に設置され、主索2が掛けられた綱車、4
は昇降路の下部に設置され、主索2を巻き取り巻き戻す
ドラム、5はこのドラム4の軸に直結された減速機、6
はこの減速機5に直結された誘導電動機(IM)、7は
減速機5と誘導電動機6を結合する軸に設けられたブレ
ーキドラム、8はこのブレーキドラム7に対向設置され
た電磁ブレーキ、9はかご1の運転を制御する制御装
置、10は誘導電動機6と制御装置9を電気的に接続/
切り離す平常運転用接触器、そして11は誘導電動機6
に直結され、かご1の速度を検出して出力パルスを制御
装置9に供給するパルス発生器である。
運転装置として、例えば特開昭59−227679号公
報に示されたようなものが知られている。図2はそのよ
うな巻胴式エレベータの概略を示す構成図であり、図に
おいて1はかご、2はこのかご1を吊下する主索、3は
昇降路の上部に設置され、主索2が掛けられた綱車、4
は昇降路の下部に設置され、主索2を巻き取り巻き戻す
ドラム、5はこのドラム4の軸に直結された減速機、6
はこの減速機5に直結された誘導電動機(IM)、7は
減速機5と誘導電動機6を結合する軸に設けられたブレ
ーキドラム、8はこのブレーキドラム7に対向設置され
た電磁ブレーキ、9はかご1の運転を制御する制御装
置、10は誘導電動機6と制御装置9を電気的に接続/
切り離す平常運転用接触器、そして11は誘導電動機6
に直結され、かご1の速度を検出して出力パルスを制御
装置9に供給するパルス発生器である。
【0003】このように構成された従来の装置では、平
常時には制御装置9により平常運転用接触器10を閉
じ、電磁ブレーキ8を解放し、かご1を呼びに応じて上
昇方向または下降方向に運転させる。異常時、例えば、
かご1が上昇走行中に何らの理由で停電になると、図示
しない非常時の電源回路が閉じ、かご1は徐々に減速
し、やがて停止する。その際、図示しない平常電源はし
ゃ断されているため電磁ブレーキ8は作動しており、停
止位置はほとんどの場合戸開閉可能区間外すなわち階間
になる。そこで更に制御装置10を用いてかご1を再走
行させて最寄り階の戸開閉可能区間に停止させる。
常時には制御装置9により平常運転用接触器10を閉
じ、電磁ブレーキ8を解放し、かご1を呼びに応じて上
昇方向または下降方向に運転させる。異常時、例えば、
かご1が上昇走行中に何らの理由で停電になると、図示
しない非常時の電源回路が閉じ、かご1は徐々に減速
し、やがて停止する。その際、図示しない平常電源はし
ゃ断されているため電磁ブレーキ8は作動しており、停
止位置はほとんどの場合戸開閉可能区間外すなわち階間
になる。そこで更に制御装置10を用いてかご1を再走
行させて最寄り階の戸開閉可能区間に停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の非常運転装置では、かごが最寄り階の戸開閉可能
区間に入った時点でブレーキをかけて停止させるように
しているが、巻胴式エレベータの場合はブレーキをかけ
てから停止するまでの距離が上昇方向より下降方向の方
が長くなっている。従って、戸開閉可能区間が乗場の床
から等間隔に設置されていると、かごの上昇中および下
降中の両方向共に乗場の床近くにかごを停止させること
ができないという問題点があった。
従来の非常運転装置では、かごが最寄り階の戸開閉可能
区間に入った時点でブレーキをかけて停止させるように
しているが、巻胴式エレベータの場合はブレーキをかけ
てから停止するまでの距離が上昇方向より下降方向の方
が長くなっている。従って、戸開閉可能区間が乗場の床
から等間隔に設置されていると、かごの上昇中および下
降中の両方向共に乗場の床近くにかごを停止させること
ができないという問題点があった。
【0005】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、かごの上昇中および下降中の両
方向共に乗場の床近くにかごを停止させることができる
巻胴式エレベータの非常運転装置を得ることを目的とす
る。
ためになされたもので、かごの上昇中および下降中の両
方向共に乗場の床近くにかごを停止させることができる
巻胴式エレベータの非常運転装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による巻胴式エ
レベータの非常運転装置は、エレベータの各乗場に設け
られ、エレベータかごの戸開閉可能区間を定める戸開閉
可能区間プレートと、この戸開閉可能区間プレートに対
応して前記エレベータかごに設けられ、前記エレベータ
かごが前記戸開閉可能区間に入ったことを検出する戸開
閉可能区間検出スイッチと、この戸開閉可能区間検出ス
イッチに接続され、前記エレベータかごの移動/停止を
制御する制御装置とを備え、前記戸開閉可能間の長さ
を、前記各乗場を中心にして下降方向を上昇方向より長
くしたものである。
レベータの非常運転装置は、エレベータの各乗場に設け
られ、エレベータかごの戸開閉可能区間を定める戸開閉
可能区間プレートと、この戸開閉可能区間プレートに対
応して前記エレベータかごに設けられ、前記エレベータ
かごが前記戸開閉可能区間に入ったことを検出する戸開
閉可能区間検出スイッチと、この戸開閉可能区間検出ス
イッチに接続され、前記エレベータかごの移動/停止を
制御する制御装置とを備え、前記戸開閉可能間の長さ
を、前記各乗場を中心にして下降方向を上昇方向より長
くしたものである。
【0007】
【作用】この発明では、かごの上昇中のブレーキ停止時
も下降中のブレーキ停止時共に乗場の床に近づけてかご
を停止させることができる。
も下降中のブレーキ停止時共に乗場の床に近づけてかご
を停止させることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明による巻胴式エレベータの非
常運転装置の一実施例を図について説明する。図1はこ
の発明による一実施例を示す構成図である。図におい
て、1乃至9は従来例と同じである。21はかご1に設
けられ、かご1の戸の開閉可能区間を検出する戸開閉可
能区間検出スイッチ、そして22はこの戸開閉可能区間
検出スイッチ21に対応してかご1の停止位置すなわち
乗場23の床を中心に上昇方向に距離lU 、下降方向に
距離lD だけ延設され、かご1の戸開閉可能区間を定め
る戸開閉可能区間プレートである。
常運転装置の一実施例を図について説明する。図1はこ
の発明による一実施例を示す構成図である。図におい
て、1乃至9は従来例と同じである。21はかご1に設
けられ、かご1の戸の開閉可能区間を検出する戸開閉可
能区間検出スイッチ、そして22はこの戸開閉可能区間
検出スイッチ21に対応してかご1の停止位置すなわち
乗場23の床を中心に上昇方向に距離lU 、下降方向に
距離lD だけ延設され、かご1の戸開閉可能区間を定め
る戸開閉可能区間プレートである。
【0009】次に動作について説明する。かご1を戸開
閉可能区間近くに停止させる動作は従来例と同じであ
る。エレベータが何らかの理由で戸開閉可能区間外で停
止したとき、制御装置9は電磁ブレーキ8を解放すると
共に誘導電動機6を駆動してかご1を最寄り階に運転す
る。そして戸開閉可能区間検出スイッチ21が戸開閉可
能区間プレート22に対向して動作すると、制御装置9
は誘導電動機6への給電をしゃ断すると共に電磁ブレー
キ8を作動させる。電磁ブレーキ8を作動させた後かご
1が停止するまでの距離は、巻胴式エレベータの場合、
上昇方向の停止距離より下降方向の停止距離の方が必ず
長くなるが、この発明では、戸開閉可能区間の長さを、
上昇方向の長さlU <下降方向の長さlD としたことか
ら、上昇,下降のいずれの場合も乗場23の床の近くに
かご1を停止させることができる。
閉可能区間近くに停止させる動作は従来例と同じであ
る。エレベータが何らかの理由で戸開閉可能区間外で停
止したとき、制御装置9は電磁ブレーキ8を解放すると
共に誘導電動機6を駆動してかご1を最寄り階に運転す
る。そして戸開閉可能区間検出スイッチ21が戸開閉可
能区間プレート22に対向して動作すると、制御装置9
は誘導電動機6への給電をしゃ断すると共に電磁ブレー
キ8を作動させる。電磁ブレーキ8を作動させた後かご
1が停止するまでの距離は、巻胴式エレベータの場合、
上昇方向の停止距離より下降方向の停止距離の方が必ず
長くなるが、この発明では、戸開閉可能区間の長さを、
上昇方向の長さlU <下降方向の長さlD としたことか
ら、上昇,下降のいずれの場合も乗場23の床の近くに
かご1を停止させることができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明は、エレベータ
の各乗場に設けられ、エレベータかごの戸開閉可能区間
を定める戸開閉可能区間プレートと、この戸開閉可能区
間プレートに対応して前記エレベータかごに設けられ、
前記エレベータかごが前記戸開閉可能区間に入ったこと
を検出する戸開閉可能区間検出スイッチと、この戸開閉
可能区間検出スイッチに接続され、前記エレベータかご
の移動/停止を制御する制御装置とを備え、前記戸開閉
可能区間の長さを、前記各乗場を中心にして下降方向を
上昇方向より長くしたので、非常運転時にエレベータか
ごを上昇,下降の両方向共最寄りの階の乗場床に近接し
て停止させることができると云う効果を奏する。
の各乗場に設けられ、エレベータかごの戸開閉可能区間
を定める戸開閉可能区間プレートと、この戸開閉可能区
間プレートに対応して前記エレベータかごに設けられ、
前記エレベータかごが前記戸開閉可能区間に入ったこと
を検出する戸開閉可能区間検出スイッチと、この戸開閉
可能区間検出スイッチに接続され、前記エレベータかご
の移動/停止を制御する制御装置とを備え、前記戸開閉
可能区間の長さを、前記各乗場を中心にして下降方向を
上昇方向より長くしたので、非常運転時にエレベータか
ごを上昇,下降の両方向共最寄りの階の乗場床に近接し
て停止させることができると云う効果を奏する。
【図1】この発明による巻胴式エレベータの非常運転装
置の一実施例を示す構成図である。
置の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来の巻胴式エレベータの非常運転装置を示す
構成図である。
構成図である。
1 かご 9 制御装置 21 戸開閉可能区間検出スイッチ 22 戸開閉可能区間プレート 23 乗場
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エレベータの各乗場に設けられ、エレベ
ータかごの戸開閉可能区間を定める戸開閉可能区間プレ
ートと、この戸開閉可能区間プレートに対応して前記エ
レベータかごに設けられ、前記エレベータかごが前記戸
開閉可能区間に入ったことを検出する戸開閉可能区間検
出スイッチと、この戸開閉可能区間検出スイッチに接続
され、前記エレベータかごの移動/停止を制御する制御
装置とを備え、前記戸開閉可能間の長さを、前記各乗場
を中心にして下降方向を上昇方向より長くしたことを特
徴とする巻胴式エレベータの非常運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156722A JPH054781A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 巻胴式エレベータの非常運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156722A JPH054781A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 巻胴式エレベータの非常運転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054781A true JPH054781A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15633908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3156722A Pending JPH054781A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 巻胴式エレベータの非常運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054781A (ja) |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3156722A patent/JPH054781A/ja active Pending
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