JPH0547168Y2 - - Google Patents

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JPH0547168Y2
JPH0547168Y2 JP9956287U JP9956287U JPH0547168Y2 JP H0547168 Y2 JPH0547168 Y2 JP H0547168Y2 JP 9956287 U JP9956287 U JP 9956287U JP 9956287 U JP9956287 U JP 9956287U JP H0547168 Y2 JPH0547168 Y2 JP H0547168Y2
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、巻胴式エレベータの非常運転装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来の巻胴式エレベータの非常運転装
置として実開昭60−19566号公報に記載された装
置の構成図を示したものであり、第5図はこの動
作を説明するための波形図である。
1はエレベータかごで、着床位置を確認するた
めにかご1の所定位置には窓1aが設けられてい
る。かご1にはロープ3が取り付けられ、滑車2
0および巻胴21に巻き付けられた後減速機5お
よびブレーキ車22を介して誘導電動機6に接続
されている。エレベータかご1の昇降を停止させ
るためのブレーキ車22はブレーキシユー23お
よびブレーキコイル24によつて制御される。
平常時の制御は、電源26に接続された制御回
路25によつて行われる。しかし電源26の遮断
時すなわち非常時には、非常電源9によつて駆動
されるレバー用コイル29および補助ブレーキレ
バー27を介してブレーキ車22が制御される。
補助ブレーキレバー27は支点28により支えら
れ、ブレーキシユー23の制御をレバー用コイル
29からの付勢により行うために用いられてい
る。
各乗場階床17〜19の所定位置には、着床誘
導灯17A〜19Aが設けられており、その位置
はかご1と乗場とがほぼ同一レベルになつた時窓
1aから見える位置にある。
エレベータかご1の昇降を駆動するための誘導
電動機6の制御は電動機制御回路36により行わ
れ、この電動機制御回路36と電動機6との間に
は非常運転用電磁接触器35の常閉接点35aが
設けられており、平常時にはこの接点35aが閉
じているため電動機6の制御が行われている。
非常時の制御を行うために非常運転スイツチ3
1、レバー駆動用電磁接触器32、限時動作形時
限リレー33、限時復帰形時限リレー34および
非常運転用電磁接触器35が設けられており、非
常運転スイツチ31は停電検出リレーの常閉接点
30と直列接続され、非常電源9に接続されてい
る。
またレバー駆動用電磁接触器32は、並列接続
された常閉接点32b,33aを介して常開接点
34aと直列接続されている。
また時限リレー33と34とは並列接続され、
常閉接点32cと直列接続されている。非常時に
通電されるレバー用コイル29は、常閉接点32
aを介して非常電源9に接続されている。このよ
うな構成において、通常運転時には、非常運転ス
イツチ31が開放されて動作しないため接触器3
2,35およびリレー33,34は付勢されてい
ないため、平常時のブレーキ制御回路25および
電動機制御回路36の動作により電動機6が運転
され、かご1は周知の運転動作を行う。
今エレベータの運転中に停電となりかご内の乗
客が階間停止状態になつたものと仮定する。この
時接点30は閉じているためかご内のスイツチ3
1を乗客がオンすると、電磁接触器35が付勢さ
れ、接点35a,35bは開放されブレーキコイ
ル24および電動機6の電源は断たれたままの状
態となる。これは非常運転中に電源26の復帰が
あつても安全性を確保するために行うものであ
る。
次に非常時における運転シーケンスについて説
明する。まず非常運転スイツチ31が閉じられる
ことにより時限リレー34が動作する。これによ
り接点34aが閉じる。さらにT1時間経過後に
時限リレー33は動作し、接点33aも閉じる。
これにより電磁接触器32が動作し、接点32a
が閉じるため、レバー用コイル29が付勢され
て、ブレーキ車22が開放されるためブレーキが
解放され、かご1は下降を行う。
電磁接触器32の動作により接点32cが開く
のでT2時間経過後に時限リレー34が復帰する。
すると接点34aが開放されるため電磁接触器3
2も不動作となり、接点32aが開放されコイル
29は消勢される。
したがつて、ブレーキ車22はブレーキシユー
23によつて回転が阻止されるためエレベータか
ご1は下降を停止する。ついで再び時限リレー3
4が動作を開始し、上述したと同様の動作が繰り
返されることによりエレベータかご1は間欠的に
下降して着床する。このように巻胴式エレベータ
ではブレーキが開放されれば必ずかご1は増速し
て下降する。
したがつて、T2時間だけブレーキを開放しT1
時間だけブレーキを閉塞すると、第5図に示すよ
うに三角形abcの面積に相当する距離づつ間欠的
にエレベータかご1は下降方向に移動する。
T2,T1は適当な値に設定することができるが、
救出時間等を考慮し、例えば面積abc=15〜20cm
位に設定されている。このように間欠的なブレー
キ動作により下降してかご内乗客が乗場近傍にあ
る着床誘導灯17Aを窓1aを介して認めた時点
で非常運転スイツチ31をオフすることによりエ
レベータは着床する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の装置では、かご内乗客が非常運転スイツ
チを操作中だけ一定周期でブレーキをオン・オフ
してエレベータかごの下降を行なうような構成と
なつていた。したがつて速度は着床階近傍に近ず
いても速度が速いことがあるため着床時のかご床
と乗場階床とのレベル差(以下着床誤差という)
がかなり大きくなり、降車時の安全性をそこねる
という問題があつた。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、着床誤差を大幅に小さくし
着床時の安全性を向上させることのできる巻胴式
エレベータの非常運転装置を得ることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる巻胴式エレベータの非常運転
装置は、非常用電源によつて駆動され、第1の周
期でブレーキの開閉を行うことによつてエレベー
タかごを間欠的に下降させて着床させる巻胴式エ
レベータの非常運転装置において、各階のドアゾ
ーンを検出するドアゾーン検出手段と、各階の着
床レベルを検出する着床レベル検出手段と、前記
ドアゾーン検出手段の不動作時には前記第1の周
期でブレーキの開閉指令を出力する第1のブレー
キ指令回路と、前記ドアゾーン検出手段の動作時
でかつ前記着床レベル検出手段の不動作時には前
記第1の周期より短かい第2の周期でブレーキの
開閉指令を出力する第2のブレーキ指令回路とを
設けたものである。
〔作用〕
この考案では、ブレーキ指令回路を2種類設け
各階に設けられているドアゾーン以外のブレーキ
のオン・オフ制御とドアゾーン内でのブレーキの
オン・オフ制御とを異ならせるようにしている。
すなわちドアゾーン外のブレーキオン・オフ制御
は救出時間を短縮するために第1のブレーキ指令
回路により高速でおこない、ドアゾーン内に達し
たのちはオン・オフ制御を細かくして第2のブレ
ーキ指令回路により低速でおこなうことにより着
床誤差を小さくする。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの考案によるエレベータの非常運
転装置を示す構成図である。また第2図はこの考
案により設けられる着床レベル検出手段とドアゾ
ーン検出手段とを説明するための図、第3図は第
1図の動作を説明するための動作説明図である。
この考案では、まずドアゾーンと着床レベルゾ
ーンとを第2図に示すような範囲に定める。すな
わちドアゾーンは第2図にA−Bとして示される
区間であり、通常正規の着床レベルL±200mm程
度の範囲に定める。また着床レベルゾーンはC−
Bで示される区間であつて正規の着床レベルLよ
り上に15mm程度、下に200mm程度の範囲を定める。
これらのドアゾーンにかご1が入つた場合には
それぞれドアゾーン検出回路37と着床レベルゾ
ーン検出回路39とがこれを検出し、検出リレー
38および40が動作する。検出リレー38の常
開接点38bを介して並列接続されたタイマ41
とこれによつて駆動される出力リレー42とが非
常電源9に接続される。
タイマ41は、オフ時間がT1でオン時間がT2
となるような設定となつている。またドアゾーン
検出リレー38の常開接点38aを介して並列接
続されたタイマ43と出力リレー44とが接続さ
れており同様に非常電源9に接続される。
タイマ43はオフ時間がT3でオン時間がT4
なるような設定となつている。
また接点38bとタイマ41の共通接続点と電
磁接触器32の一端とは出力リレー42の常開接
点42aにより接続され、タイマ43と接点38
aの共通接続点と電磁接触器32の一端とは常閉
接点40aおよび常開接点44aとにより接続さ
れる。
このような構成において平常運転時には電磁接
触器35が消勢されているためかごおよび乗場呼
の発生に合わせて周知の運転がなされている。
今、階間を走行中に停電により電源26が遮断
された場合、エレベータは階間停止となる。この
時、接点30は閉じて接触器35が付勢されるた
め、接点35a,35bは開放され通常運転は不
可となる。
ドアゾーン検出回路37と着床レベルゾーン検
出回路39とは共に動作していないため検出リレ
ー38および40は共に消勢されている。したが
つて接点38bは閉じているためタイマ41と出
力リレー42との動作により接点42aがT1
間だけオフし、T2時間だけオンする。
したがつて電磁接触器32が第3図に示す
A′点からオン・オフされてブレーキ23もこれ
にともなつて開閉動作をおこなう。
巻胴式エレベータであるためのブレーキ23が
開放されるとエレベータは必ず下降方向に自然落
下し、T2時間後にブレーキ23が閉じると減速
して停止する。T2によつて定まる速度v0は救出
時間との兼ね合いで適当な値に定められるが、例
えば一回のブレーキの開放で走行する距離(すな
わち第3図に示す三角形abcの面積)が15〜20cm
程度となるように定めている。
これを繰り返してかご1がドアゾーンの上端
(第2図に示すA点)に達すると検出回路37が
動作し検出リレー38が付勢されるので接点38
bは開放され第3図に示すB′点でブレーキ23
が動作する。
一方接点38aがこれに伴つて閉じるためT1
時間より短いT3時間だけオフし、T2時間より短
いT4時間だけオンするタイマ43が動作する。
そこで再びブレーキ23がオン・オフ制御され
る。この間1回のブレーキの開放で走行する距離
(すなわち三角形efgの面積)は2〜3cm程度にな
るよう設定されているため、以後これを繰り返し
て着床レベルLに近づく。
そして第2図に示すC点に達すると、着床レベ
ルゾーン検出回路39が動作するため検出リレー
40が付勢される。これに伴い接点40aが開放
されるため電磁接触器32が消勢され第3図に示
すC′点でブレーキ23が閉となりエレベータは停
止する。
このようにして、ブレーキ23のオン・オフ制
御によりいわゆる尺取り虫運転が行われてドアゾ
ーンA−Bに達する。ドアゾーン内に入ると、そ
れ以前より小きざみにブレーキのオン・オフ制御
が行われ着床レベルL付近まで走行し、レベルよ
り15mm程度上の位置でブレーキ23が閉じるため
着床精度が極めて良くなる。
なお、上述した実施例においてはブレーキ23
のオン・オフ制御をタイマ回路により行うように
しているが、速度発電機等を用い速度信号をチエ
ツクすることによりこれと等価な動作を行うこと
ができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によればドアゾーン外
のブレーキのオン・オフ制御は救出時間短縮のた
めに長周期に設定し、一方ドアゾーン内に達した
後は着床精度を改善するために短周期にしてブレ
ーキのオン・オフ制御を行うようにしているた
め、救出時間の短縮を計りつつ着床精度を向上さ
せることができる。
このため乗客降車時の安全性を向上させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる非常運転
装置の構成図、第2図はドアゾーンと着床ゾーン
とを説明するための図、第3図は第1図の動作を
説明するための図、第4図は従来の非常運転装置
の一例を示す構成図、第5図は第4図の動作を説
明するための図である。 1はエレベータかご、23はブレーキ(ブレー
キシユー)、37はドアゾーン検出回路、38は
ドアゾーン検出リレー、39は着床レベル検出回
路、40は着床レベル検出リレー、41はタイ
マ、43はタイマ。なお、図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非常用電源によつて駆動され、第1の周期でブ
    レーキの開閉を行うことによつてエレベータかご
    を間欠的に下降させて着床させる巻胴式エレベー
    タの非常運転装置において、各階のドアゾーンを
    検出するドアゾーン検出手段と、各階の着床レベ
    ルを検出する着床レベル検出手段と、前記ドアゾ
    ーン検出手段の不動作時には前記第1の周期でブ
    レーキの開閉指令を出力する第1のブレーキ指令
    回路と、前記ドアゾーン検出手段の動作時でかつ
    前記着床レベル検出手段の不動作時には前記第1
    の周期より短かい第2の周期でブレーキの開閉指
    令を出力する第2のブレーキ指令回路とを設けた
    ことを特徴とする巻胴式エレベータの非常運転装
    置。
JP9956287U 1987-06-29 1987-06-29 Expired - Lifetime JPH0547168Y2 (ja)

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JP9956287U JPH0547168Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JP9956287U JPH0547168Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JPS647174U JPS647174U (ja) 1989-01-17
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