JPH0313504Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0313504Y2 JPH0313504Y2 JP1986047123U JP4712386U JPH0313504Y2 JP H0313504 Y2 JPH0313504 Y2 JP H0313504Y2 JP 1986047123 U JP1986047123 U JP 1986047123U JP 4712386 U JP4712386 U JP 4712386U JP H0313504 Y2 JPH0313504 Y2 JP H0313504Y2
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- JP
- Japan
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- car
- speed
- relay
- safety device
- activated
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- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 2
- 235000013324 preserved food Nutrition 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
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- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、案内レールを挟持して乗かごを停止
させる安全装置を備えたエレベータの調速機動作
時の救出運転装置に関する。
させる安全装置を備えたエレベータの調速機動作
時の救出運転装置に関する。
乗かごの速度が異常に増大した場合の事故を防
止するために、特開昭53−27941号公報や特公昭
58−51871号公報に記載されるように、乗かごに
連結されたワイヤロープで駆動される調速機、す
なわちガバナが設けられており、また乗かごの速
度が定格速度の1.3倍となると動力を自動的に切
る過速スイツチと、定格速度の1.4倍を超えると
きに乗かごの下降を阻止するように乗かごを停止
させる安全装置が設けられている。
止するために、特開昭53−27941号公報や特公昭
58−51871号公報に記載されるように、乗かごに
連結されたワイヤロープで駆動される調速機、す
なわちガバナが設けられており、また乗かごの速
度が定格速度の1.3倍となると動力を自動的に切
る過速スイツチと、定格速度の1.4倍を超えると
きに乗かごの下降を阻止するように乗かごを停止
させる安全装置が設けられている。
上記した過速スイツチは手動復元式になつてお
り、一旦作動するとエレベータの動力電源は断た
れ、電磁ブレーキが動作して乗かごを非常停止さ
せる。また、上記調速機は乗かごの速度が定格速
度の1.4倍を越えるときに作動体すなわちレバー
を介してウエートを動作させ、これにより乗かご
の下部に設けけられる公知の安全装置、すなわち
ウエツジが案内レールを挟持するように作動し、
上述のように乗かごの下降を完全に阻止する形態
で、この乗かごを停止させる。
り、一旦作動するとエレベータの動力電源は断た
れ、電磁ブレーキが動作して乗かごを非常停止さ
せる。また、上記調速機は乗かごの速度が定格速
度の1.4倍を越えるときに作動体すなわちレバー
を介してウエートを動作させ、これにより乗かご
の下部に設けけられる公知の安全装置、すなわち
ウエツジが案内レールを挟持するように作動し、
上述のように乗かごの下降を完全に阻止する形態
で、この乗かごを停止させる。
このような調速機を有するエレベータにあつ
て、例えば乗かご内で乗客が飛びはねたりする
と、調速機に瞬間的な過速度が加わり、これによ
り調速機のフライホイルが急加速されて過速スイ
ツチをOFF動作させてしまうことがある。この
状態になると、上述のようにエレベータの動力電
源が断たれて乗かごは非常停止し、乗各は乗かご
内に閉じ込められ、缶詰事故を発生してしまう。
このような事故の防止のために、調速機駆動用の
ワイヤワープとかごとの間にばねを設け、乗客の
飛びはねによつて与えられる衝撃を吸収し、調速
機のワイヤホイルに急加速を与えない構造が従来
提案されているが、この従来技術はばね定数の選
定等が困難であり、実用的に問題がある。
て、例えば乗かご内で乗客が飛びはねたりする
と、調速機に瞬間的な過速度が加わり、これによ
り調速機のフライホイルが急加速されて過速スイ
ツチをOFF動作させてしまうことがある。この
状態になると、上述のようにエレベータの動力電
源が断たれて乗かごは非常停止し、乗各は乗かご
内に閉じ込められ、缶詰事故を発生してしまう。
このような事故の防止のために、調速機駆動用の
ワイヤワープとかごとの間にばねを設け、乗客の
飛びはねによつて与えられる衝撃を吸収し、調速
機のワイヤホイルに急加速を与えない構造が従来
提案されているが、この従来技術はばね定数の選
定等が困難であり、実用的に問題がある。
このような観点から、従来、調速機の過速スイ
ツチが動作した場合、一旦乗かごを停止させ、そ
の後ブレーキを解除し、乗かごを上昇あるいは下
降させて最寄階まで救出運転させる技術が実公昭
55−10376号公報に提案されている。この従来技
術によれば、上述のように乗客が乗かご内で飛び
はねたことによる過速スイツチのOFF動作に伴
う缶詰事故は防止することができる。
ツチが動作した場合、一旦乗かごを停止させ、そ
の後ブレーキを解除し、乗かごを上昇あるいは下
降させて最寄階まで救出運転させる技術が実公昭
55−10376号公報に提案されている。この従来技
術によれば、上述のように乗客が乗かご内で飛び
はねたことによる過速スイツチのOFF動作に伴
う缶詰事故は防止することができる。
しかしながら、上述した実公昭55−10376号公
報に記載の従来技術では、乗かごの速度が定格速
度の1.4倍を越えようとして調速機のウエートが
動作し安全装置が作動しているときにも、乗かご
を最寄階まで運転することが考えられ、しかも乗
かごを最寄階に下降運転させるおそれがある。
報に記載の従来技術では、乗かごの速度が定格速
度の1.4倍を越えようとして調速機のウエートが
動作し安全装置が作動しているときにも、乗かご
を最寄階まで運転することが考えられ、しかも乗
かごを最寄階に下降運転させるおそれがある。
このように安全装置が作動しているときに乗か
ごを下降運転させるようにすると、乗かご自体は
安全装置によつて下降を阻止されているにもかか
わらず、主ロープ、シーブ等を下降運転のために
駆動しようとする結果、主ロープのゆるみや、主
ロープ、シーブの異常な摩耗を生じ、また、これ
に伴つて電動機を焼損させる懸念がある。
ごを下降運転させるようにすると、乗かご自体は
安全装置によつて下降を阻止されているにもかか
わらず、主ロープ、シーブ等を下降運転のために
駆動しようとする結果、主ロープのゆるみや、主
ロープ、シーブの異常な摩耗を生じ、また、これ
に伴つて電動機を焼損させる懸念がある。
本考案は、上記した従来技術における実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、調速機のウエ
ートの動作に伴う安全装置の作動時には、乗かご
の下降運転をおこなうことなく乗かご内の乗客を
安全に救出させることができるエレベータの調速
機動作時の救出運転装置を提供することにある。
みてなされたもので、その目的は、調速機のウエ
ートの動作に伴う安全装置の作動時には、乗かご
の下降運転をおこなうことなく乗かご内の乗客を
安全に救出させることができるエレベータの調速
機動作時の救出運転装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本考案は、調速機
のウエートの作動に伴つて案内レールを挟持し、
乗かごを停止させる安全装置を備えたエレベータ
の調速機動作時の救出運転装置において、上記安
全装置が作動したことを検出する検出手段と、こ
の検出手段と連動して乗かごを強制的に上昇運転
させる上昇指令手段とを備えた構成にしてある。
のウエートの作動に伴つて案内レールを挟持し、
乗かごを停止させる安全装置を備えたエレベータ
の調速機動作時の救出運転装置において、上記安
全装置が作動したことを検出する検出手段と、こ
の検出手段と連動して乗かごを強制的に上昇運転
させる上昇指令手段とを備えた構成にしてある。
本考案は、上記の構成にしてあることから、乗
かごの速度が定格速度よりも速くなると調速機の
ウエートが作動する。このウエートの作動に伴つ
て安全装置が作動し、この安全装置が案内レール
を挟持して乗かごを停止させる。この安全装置の
作動を検出手段が検出し、この検出手段による検
出と連動して上昇指令手段が作動する。この上昇
指令手段の作動により乗かごは下降運転させられ
る懸念なく強制的に上昇させられ、上述の乗かご
の停止位置よりも上方に位置する階床まで運転さ
せられ、乗客の救出が安全におこなわれる。この
場合、安全装置の公知の案内レールの挟持形態に
より、乗かごの上昇運転は可能であり、したがつ
て乗かごと、この乗かごを支持する主ロープとは
通常運転時と同様に一体的に上昇させることがで
きる。
かごの速度が定格速度よりも速くなると調速機の
ウエートが作動する。このウエートの作動に伴つ
て安全装置が作動し、この安全装置が案内レール
を挟持して乗かごを停止させる。この安全装置の
作動を検出手段が検出し、この検出手段による検
出と連動して上昇指令手段が作動する。この上昇
指令手段の作動により乗かごは下降運転させられ
る懸念なく強制的に上昇させられ、上述の乗かご
の停止位置よりも上方に位置する階床まで運転さ
せられ、乗客の救出が安全におこなわれる。この
場合、安全装置の公知の案内レールの挟持形態に
より、乗かごの上昇運転は可能であり、したがつ
て乗かごと、この乗かごを支持する主ロープとは
通常運転時と同様に一体的に上昇させることがで
きる。
以下、本考案のエレベータの調速機動作時の救
出運転装置の実施例を図に基づいて説明する。
出運転装置の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の要部構成を示す回
路図、第2図はこの実施例に備えられている計測
手段を示す図である。
路図、第2図はこの実施例に備えられている計測
手段を示す図である。
第2図に示す計測手段において、PGは乗かご
の実速度を検出する速度検出器であり、この速度
検出器から比較器に信号が出力される。比較器に
は、乗かごの定格速度をあらかじめ設定してあ
る。比較器は、この定格速度と速度検出器から出
力される実速度とを比較、判別する。例えば、実
速度が定格速度の1.3倍に相応する値であると判
別したときリレーXを作動させ、1.4倍を越えよ
うとする値であると判別したときリレーYを作動
させる。計測手段は、これらの速度検出器PG、
比較器、リレーX、リレーYによつて構成してあ
る。
の実速度を検出する速度検出器であり、この速度
検出器から比較器に信号が出力される。比較器に
は、乗かごの定格速度をあらかじめ設定してあ
る。比較器は、この定格速度と速度検出器から出
力される実速度とを比較、判別する。例えば、実
速度が定格速度の1.3倍に相応する値であると判
別したときリレーXを作動させ、1.4倍を越えよ
うとする値であると判別したときリレーYを作動
させる。計測手段は、これらの速度検出器PG、
比較器、リレーX、リレーYによつて構成してあ
る。
また、第1図に示す回路において、GRSは調
速機に設けた過速スイツチで、この過速スイツチ
GRSは、乗かごの速度が定格速度の1.3倍に速応
する値になつたとき動作する。Gはこの過速スイ
ツチGRSと直列に接続され、無励磁になつたと
き、電動機の給電回路を開路し、電磁ブレーキを
作動させて乗かごを停止させる停止用リレーであ
る。OZはドアオープンゾーン外で動作する第1
のスイツチ、Aは停止用リレーGの接点Gbと第
1のスイツチOZのON動作により励磁される第
1の作動リレーである。なお、Aa1,Aa2,Aa3
は、第1の作動リレーAの接点である。WSは調
速機のウエートを動作させる作動体であるレバー
の動作、すなわちウエートの動作に伴つて案内レ
ールを挟持するように作動する安全装置の作動を
検出する検出手段、例えばレバーが動作したとき
ONとなる第2のスイツチである。
速機に設けた過速スイツチで、この過速スイツチ
GRSは、乗かごの速度が定格速度の1.3倍に速応
する値になつたとき動作する。Gはこの過速スイ
ツチGRSと直列に接続され、無励磁になつたと
き、電動機の給電回路を開路し、電磁ブレーキを
作動させて乗かごを停止させる停止用リレーであ
る。OZはドアオープンゾーン外で動作する第1
のスイツチ、Aは停止用リレーGの接点Gbと第
1のスイツチOZのON動作により励磁される第
1の作動リレーである。なお、Aa1,Aa2,Aa3
は、第1の作動リレーAの接点である。WSは調
速機のウエートを動作させる作動体であるレバー
の動作、すなわちウエートの動作に伴つて案内レ
ールを挟持するように作動する安全装置の作動を
検出する検出手段、例えばレバーが動作したとき
ONとなる第2のスイツチである。
Cは第2のスイツチWSのONにより励磁され
る第2の作動リレーである。Dは上述の検出手段
すなわち第2のスイツチWSのON動作と連動し
て乗かごを強制的に上昇運転させる上昇指令手
段、すなわち上昇指令リレーで、前述した第1の
作動リレーAの接点Aa3と、第2の作動リレーC
の接点Ca1と、前述した第2図に示すリレーYの
接点Y1とに直列に接続してある。Eは乗かごを
上昇または下降させて最寄階まで運転させる救出
指令リレーで、第1の作動リレーAの接点Aa3と
第2の作動リレーCの接点Cb1と、前述した第2
図に示すリレーXの接点X1とに直列に接続して
ある。
る第2の作動リレーである。Dは上述の検出手段
すなわち第2のスイツチWSのON動作と連動し
て乗かごを強制的に上昇運転させる上昇指令手
段、すなわち上昇指令リレーで、前述した第1の
作動リレーAの接点Aa3と、第2の作動リレーC
の接点Ca1と、前述した第2図に示すリレーYの
接点Y1とに直列に接続してある。Eは乗かごを
上昇または下降させて最寄階まで運転させる救出
指令リレーで、第1の作動リレーAの接点Aa3と
第2の作動リレーCの接点Cb1と、前述した第2
図に示すリレーXの接点X1とに直列に接続して
ある。
このように構成した実施例の動作は次のとおり
である。
である。
乗かごの速度が定格速度の例えば1.3倍に相当
する速度になつたとき、第2図に示すリレーXが
作動し第1図に示す接点X1がONになるととも
に、調速機の過速スイツチGRSが作動する。こ
れにより、P−GRS−G−Nの回路が開かれ、
停止用リレーGは無励磁となり、乗かごは停止す
る。
する速度になつたとき、第2図に示すリレーXが
作動し第1図に示す接点X1がONになるととも
に、調速機の過速スイツチGRSが作動する。こ
れにより、P−GRS−G−Nの回路が開かれ、
停止用リレーGは無励磁となり、乗かごは停止す
る。
このとき、乗かごがドアオープンゾーン内で停
止している場合には、この停止位置でドアが開
き、乗かご内の乗客は救出される。また、乗かご
がドアオープンゾーン外で停止した場合には、第
1のスイツチOZがONとなり、P−Gb−OZ−A
−Nの回路が閉じられ、第1の作動リレーAが励
磁される。これによつて、接点Aa1,Aa2,
Aa3ONとなり、停止用リレーGは励磁され、乗
かごは運転状態に復帰する。これに伴い。P−
Aa3−Cb1−X1−E−Nの回路が閉じられ、救出
指令リレーEが励磁される。この救出指令リレー
Eの励磁により、乗かごが上昇し、あるいは下降
し、最寄階まで、救出運転がおこなわれる。ドア
オープンゾーン内で乗かごは停止し、ドアが開い
て乗客の救出がおこなわれる。
止している場合には、この停止位置でドアが開
き、乗かご内の乗客は救出される。また、乗かご
がドアオープンゾーン外で停止した場合には、第
1のスイツチOZがONとなり、P−Gb−OZ−A
−Nの回路が閉じられ、第1の作動リレーAが励
磁される。これによつて、接点Aa1,Aa2,
Aa3ONとなり、停止用リレーGは励磁され、乗
かごは運転状態に復帰する。これに伴い。P−
Aa3−Cb1−X1−E−Nの回路が閉じられ、救出
指令リレーEが励磁される。この救出指令リレー
Eの励磁により、乗かごが上昇し、あるいは下降
し、最寄階まで、救出運転がおこなわれる。ドア
オープンゾーン内で乗かごは停止し、ドアが開い
て乗客の救出がおこなわれる。
また、乗かごの速度が定格速度の1.4倍を越え
ようとする速度になつたとき、第2図に示すリレ
ーYが作動し、第1図に示す接点Y1がONとな
る。このとき、過速スイツチGRSの作動ととも
に、レバーの作動に伴つて第2のスイツチWSが
ONとなる。また、この場合、レバーの作動によ
り調速機のウエートが動作し、このウエートによ
つて調速機ロープの動きが止められ、乗かごの下
部に設けられる安全装置すなわちウエツジが案内
レールを挟持するように作動し、乗かごの下降は
阻止される。
ようとする速度になつたとき、第2図に示すリレ
ーYが作動し、第1図に示す接点Y1がONとな
る。このとき、過速スイツチGRSの作動ととも
に、レバーの作動に伴つて第2のスイツチWSが
ONとなる。また、この場合、レバーの作動によ
り調速機のウエートが動作し、このウエートによ
つて調速機ロープの動きが止められ、乗かごの下
部に設けられる安全装置すなわちウエツジが案内
レールを挟持するように作動し、乗かごの下降は
阻止される。
このような場合、乗かごがドアオープンゾーン
内で停止していれば、この停止位置でドアが開き
乗かごの乗客は救出される。そして、乗かごがド
アオープンゾーン以外で停止している場合には、
過速スイツチGRSの作動に伴なう停止用リレー
Gの作動によつて接点GbがONとなり、第1のス
イツチOZがONとなることにより、第1の作動
リレーAが励磁されて接点Aa3がONとなる。ま
た、上述した第2のスイツチWSがONとなるこ
とにより、第2の作動リレーCが励磁されて接点
Ca1がONとなることから、P−Aa3−Ca1−Y1−
D−Nの回路が閉じられ、上昇指令リレーDが励
磁される。この上昇リレーDの励磁により、乗か
ごは強制的に上昇運転させられ、乗かごの停止よ
りも上方に位置する階床まで救出運転がおこなわ
れる。乗かごがドアオープンゾーン内まで上昇し
たとき、乗かごは停止し、ドアが開いて乗かご内
の乗客は救出される。この場合、公知の安全装置
の案内レール挟持形態により乗かごの上昇運転は
可能であり、したがつて、乗かごと、この乗かご
を支持する主ロープとは一体に上昇させることが
できる。
内で停止していれば、この停止位置でドアが開き
乗かごの乗客は救出される。そして、乗かごがド
アオープンゾーン以外で停止している場合には、
過速スイツチGRSの作動に伴なう停止用リレー
Gの作動によつて接点GbがONとなり、第1のス
イツチOZがONとなることにより、第1の作動
リレーAが励磁されて接点Aa3がONとなる。ま
た、上述した第2のスイツチWSがONとなるこ
とにより、第2の作動リレーCが励磁されて接点
Ca1がONとなることから、P−Aa3−Ca1−Y1−
D−Nの回路が閉じられ、上昇指令リレーDが励
磁される。この上昇リレーDの励磁により、乗か
ごは強制的に上昇運転させられ、乗かごの停止よ
りも上方に位置する階床まで救出運転がおこなわ
れる。乗かごがドアオープンゾーン内まで上昇し
たとき、乗かごは停止し、ドアが開いて乗かご内
の乗客は救出される。この場合、公知の安全装置
の案内レール挟持形態により乗かごの上昇運転は
可能であり、したがつて、乗かごと、この乗かご
を支持する主ロープとは一体に上昇させることが
できる。
このように構成した実施例にあつては、乗かご
の速度が1.3倍に相当する速度に至つたときには、
救出指令リレーEが励磁されて乗かごを上昇また
は下降させて最寄階まで運転する救出運転をおこ
ない、乗かご内の乗客を安全に救出させることが
できる。また、乗かごの速度の1.4倍を越えよう
とする速度に至つたときには、安全装置が作動す
るものの、上昇指令リレーDが励磁されて下降運
転をおこなう懸念なく安全装置による乗かごの停
止位置よりも上方に位置する階床まで乗かごを上
昇させ、乗かご内の乗客を安全に救出させること
ができ、この強制的な上昇運転に際して、乗かご
と主ロープとは通常運転時と同様に一体に上昇さ
せることができるので、主ロープのゆるみや、主
ロープ、シーブの異常な摩耗を生じることがな
く、また電動機の焼損を発生させることがない。
の速度が1.3倍に相当する速度に至つたときには、
救出指令リレーEが励磁されて乗かごを上昇また
は下降させて最寄階まで運転する救出運転をおこ
ない、乗かご内の乗客を安全に救出させることが
できる。また、乗かごの速度の1.4倍を越えよう
とする速度に至つたときには、安全装置が作動す
るものの、上昇指令リレーDが励磁されて下降運
転をおこなう懸念なく安全装置による乗かごの停
止位置よりも上方に位置する階床まで乗かごを上
昇させ、乗かご内の乗客を安全に救出させること
ができ、この強制的な上昇運転に際して、乗かご
と主ロープとは通常運転時と同様に一体に上昇さ
せることができるので、主ロープのゆるみや、主
ロープ、シーブの異常な摩耗を生じることがな
く、また電動機の焼損を発生させることがない。
本考案のエレベータの調速機動作時の救出運転
装置は以上のように構成してあることから、安全
装置が作動したときに下降運転をおこなわせる懸
念なく強制的に乗かごを上昇させて乗客を安全に
救出させることができ、したがつて従来技術にお
いて問題となる主ロープのゆるみや、主ロープ、
シーブの異常な摩耗を防止でき、また電動機の焼
損事故を防止することができる。
装置は以上のように構成してあることから、安全
装置が作動したときに下降運転をおこなわせる懸
念なく強制的に乗かごを上昇させて乗客を安全に
救出させることができ、したがつて従来技術にお
いて問題となる主ロープのゆるみや、主ロープ、
シーブの異常な摩耗を防止でき、また電動機の焼
損事故を防止することができる。
第1図は本考案のエレベータの調速機動作時の
救出運転装置の一実施例の要部構成を示す回路
図、第2図はこの実施例に備えられる計測手段を
示す図である。 GRS……過速スイツチ、G……停止用リレー、
Gb……接点、OZ……第1のスイツチ、A……第
1の作動リレー、Aa1,Aa2,Aa3……接点、WS
……第2のスイツチ(検出手段)、C……第2の
作動リレー、Ca1,Cb1……接点、D……上昇指
令リレー、(上昇指令手段)、E……救出指令リレ
ー。
救出運転装置の一実施例の要部構成を示す回路
図、第2図はこの実施例に備えられる計測手段を
示す図である。 GRS……過速スイツチ、G……停止用リレー、
Gb……接点、OZ……第1のスイツチ、A……第
1の作動リレー、Aa1,Aa2,Aa3……接点、WS
……第2のスイツチ(検出手段)、C……第2の
作動リレー、Ca1,Cb1……接点、D……上昇指
令リレー、(上昇指令手段)、E……救出指令リレ
ー。
Claims (1)
- 調速機のウエートの作動に伴つて案内レールを
挟持し、乗かごを停止させる安全装置を備えたエ
レベータの調速機動作時の救出運転装置におい
て、上記安全装置が作動したことを検出する検出
手段と、この検出手段と連動して乗かごを強制的
に上昇運転させる上昇指令手段とを備えたことを
特徴とするエレベータの調速機動作時の救出運転
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986047123U JPH0313504Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986047123U JPH0313504Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62161159U JPS62161159U (ja) | 1987-10-13 |
JPH0313504Y2 true JPH0313504Y2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=30867423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986047123U Expired JPH0313504Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0313504Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5070558B2 (ja) * | 2007-06-13 | 2012-11-14 | 株式会社日立製作所 | エレベータ安全装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327941A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-15 | Toshiba Corp | Apparatus for detecting overspeed of elevator |
JPS5742470A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | Safety device for elevator |
JPS5851871A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-26 | Bibun Corp | 練製品の集合成型装置 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP1986047123U patent/JPH0313504Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327941A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-15 | Toshiba Corp | Apparatus for detecting overspeed of elevator |
JPS5742470A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | Safety device for elevator |
JPS5851871A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-26 | Bibun Corp | 練製品の集合成型装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62161159U (ja) | 1987-10-13 |
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