JPH063012Y2 - エレベータ - Google Patents

エレベータ

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JPH063012Y2
JPH063012Y2 JP1044288U JP1044288U JPH063012Y2 JP H063012 Y2 JPH063012 Y2 JP H063012Y2 JP 1044288 U JP1044288 U JP 1044288U JP 1044288 U JP1044288 U JP 1044288U JP H063012 Y2 JPH063012 Y2 JP H063012Y2
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JP
Japan
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floor
car
humidity
normally
relay
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Application number
JP1044288U
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JPH01115671U (ja
Inventor
修次 唐沢
則勝 神田
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、かごを基準階に復帰させる運転装置を備えた
エレベータに係り、特に、昇降路内の高さ位置によって
湿度が著しく異なるダム建造物用などに好適なエレベー
タに関する。
<従来の技術> 従来、エレベータにあっては、例えば、特開昭51−31
446号公報に示すように、かごを呼び指令に基づいて登
録された階床まで運転した後、かごを基準階に復帰運転
を行う運転装置を備えるものが提案されている。
そして、この基準階はエレベータの設置される建造物に
よって異なるが、一般には、玄関階(1階)が基準階に
設定されることが多い。しかし、観光用、特に峡谷観光
用やダム見学用などでは、最上階が基準階に設定される
場合がある。
<考案が解決しようとする課題> ところで、上記のような従来のエレベータにあっては、
基準階が予め定められており、かごがこの基準階に復帰
して次の呼び指令が登録されるまで待機するので、この
間、かごは基準階の環境条件、特に湿度の影響を受けや
すい。例えば、かごの上部に設けられる戸開閉装置、戸
閉確認スイッチ、停電灯電源部、非常連絡装置の電源
部、減速および着床指令装置などは、防水処理が施され
ているものの、湿度の高い場所に長時間置かれると絶縁
低下や、寿命の短縮を生じることがあり、性能低下など
の事故や、事故多発に伴って保守経費が増大するという
不都合がある。
なお、ダム用エレベータでは、長年の保守経験による
と、季節、ダムの貯水量などにより昇降路内の湿気状態
や各高さ位置での湿度が変化する。
本考案は、このような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、かごを湿度の最も低い階床
に復帰運転することのできるエレベータを提供すること
にある。
<課題を解決するための手段> この目的を達成するために、本考案は、建造物の階床間
を昇降するかごと、このかごを呼び指令に基づいて運転
し、その後、前記かごを基準階に復帰運転を行う運転装
置とを備えたエレベータにおいて、前記階床に、各階床
の湿度を検知する湿度検知器をそれぞれ設置するととも
に、前記運転装置に、前記湿度検知器からの出力信号を
比較し、湿度の最も低い階床を判定する比較手段と、こ
の比較手段により判定された階床を前記基準階に設定す
る設定手段とを設けた構成にしてある。
<作用> 本考案は、上記のように構成したので、湿度検知器がそ
れぞれの階床の湿度を検知して出力信号を発し、これら
の出力信号を比較手段が比較し、湿度の最も低い階床を
判定する。そして、設定手段が前記比較手段により判定
された階床を基準階に設定する。これにより、かごを湿
度の最も低い階床に復帰運転することができる。
<実施例> 以下、本考案のエレベータを図に基づいて説明する。
図は本考案のエレベータの一実施例の要部を示す電気回
路図である。なお、この実施例では、2つの階床間を昇
降するエレベータについて述べる。
このエレベータには、図示しないかごとともに、図に示
すように、かごの運転装置1と、この運転装置1の電源
(+)、(−)と、図示しない1階、2階の階床にそれ
ぞれ設置され、湿度を検知する湿度検知器2、3などが
備えられている。
そして、運転装置1には、上昇指令により閉じる常開接
点4、下降指令によりとじる常開接点5、呼び指令が登
録されると開く常閉接点6、7、かごの上限位置を設定
する上限スイッチ8、かごの下限位置を設定する下限ス
イッチ9、付勢により図示しない巻上電動機を駆動して
かごを上昇させる上昇運転リレー10、この上昇運転リ
レー10の常開接点11、12、13、およびリレー1
0の常閉接点14、付勢により前記巻上電動機を駆動し
てかごを下降させる下降運転リレー15、この下降運転
リレー15の常開接点516、17、18、およびリレ
ー15の常閉接点19、付勢により図示しない電磁ブレ
ーキを解放するコイル20、付勢によりかご停止を指令
する停止指令リレー21、この停止指令リレー21の常
閉接点22、1階階床での呼び指令が登録されると閉じ
る常開接点23、2階階床での呼び指令が登録されると
閉じる常開接点24、1階階床でのかご停止位置を検出
すると閉じる常閉接点25、2階階床でのかご停止位置
を検出する常開接点26、かごが1階階床にあると開く
常閉接点27、かごが2階階床にあると開く常閉接点2
8などが設けられている。
さらに、この運転装置1には、湿度検知器2、3からの
出力信号を比較し、湿度の最も低い階床を判定する比較
手段、例えば比較回路30、この比較回路30が1階階
床の湿度が低いことを検知すると付勢される1階設定用
リレー31、一方、2階階床が低湿度であることを検知
すると付勢される2階設定用リレー32、1階設定用リ
レー31の常開接点33、34、2階設定用リレー32
の常開接点35、36も備えられている。なお、これら
の設定用リレー31、32、常開接点33〜36などに
より、比較回路30によって判定された階床を基準階に
設定する設定手段が構成される。
この実施例にあって、かごが1階で停止中に、2階階床
で呼び指令が登録されると、常開接点4、24がそれぞ
れ閉じるとともに、(+)−常閉接点22−常開接点4
−上限スイッチ8−常閉接点19−上昇運転リレー10
−(−)の回路が閉成され、上昇運転リレー10が付勢
され、巻上電動機が起動してかごが上昇する。この時、
常開接点11が閉じることにより上昇運転リレー10が
自己保持するとともに、常開接点12が閉じることによ
りコイル20が付勢され電磁ブレーキが解放されてい
る。なお、常開接点13は閉じ、常閉接点14は開く。
そして、かごが2階階床の所定位置に達すると常開接点
26が閉じ、(+)−常開接点24−常開接点26−常
開接点13−停止指令リレー21−(−)の回路が閉成
されて、停止指令リレー21の付勢により常閉接点22
が開く。これに伴い、上昇運転リレー10が消勢され、
巻上電動機の駆動が停止するとともに、常開接点13が
開いてコイル20が消勢され、電磁ブレーキが作動して
巻上電動機が制動されるので、かごが2階階床に停止す
る。それから、戸が開き、乗客の乗降が行われる。この
ようにして、かごは、乗客などによる呼び指令に基づい
て階床間の運転がなされる。
次に、上記のような呼び指令に基づく運転が終了する
と、基準階への復帰運転がなされる。例えば、かごが2
階階床に停止し、1階階床の湿度が2階階床より低い場
合、湿度検知器2、3がそれぞれ1階、2階階床の湿度
を検知して出力信号を発し、これらの出力信号を比較回
路30が比較して、1階階床の方が低湿度であることを
判定する。こうして設定用リレー31が付勢され、常開
接点33が閉じるとともに、呼び指令が登録されていな
いので、常閉接点7が閉じている。これにより、(+)
−常閉接点22−常開接点7−常開接点33−常閉接点
27−下限スイッチ9−常閉接点14−下降運転リレー
15−(−)の回路が閉成され、下降運転リレー15の
付勢により、常開接点17が閉じてコイル20の付勢に
より電磁ブレーキが解放されるとともに、巻上電動機が
起動してかごが下降する。この下降するかごが1階階床
の所定位置に達すると、常開接点25が閉じるととも
に、設定用リレー17の付勢により常開接点34が閉じ
て、(+)−常開接点34−常開接点25−常開接点1
8−停止指令リレー21−(−)の回路が閉成され、停
止指令リレー21が付勢される。これに伴って、常閉接
点22が開き、下降運転リレー15が消勢されて、常開
接点17が開いてコイル20が消勢し、電磁ブレーキが
作動して巻上電動機が制動される。同時に、巻上電動機
の駆動も停止されるので、かごが1階階床に停止する。
さらに、かごが1階階床に停止していることから、常閉
接点27が開く。これにより、かごを低湿度の1階階床
に復帰運転することができ、次の呼び指令が登録される
まで1階階床でかごを待機させることができる。また、
呼び指令に基づいてかごが2階階床に運転された場合、
1階階床の方が湿度が低いと、同様にして2階階床に復
帰運転が行われ、次の呼び指令が登録されるまで2階階
床でかごを待機させるようになっている。なお、本考案
では、2つの階床間を昇降するエレベータについて述べ
たが、3つ以上の階床間を昇降するものについても、各
階床に湿度検知器をそれぞれ設置し、比較手段を介し湿
度が最も低い階床を判定して、設定手段を介し基準階を
設定することによって、かごを湿度の最も低い階床に復
帰運転することができる。
<考案の効果> 本考案は、以上のように構成したので、かごを湿度の最
も低い階床に復帰運転することができ、次の呼び指令が
登録されるまでかごを湿度が比較的低い状態で待機させ
ることができる。これにより、かごの上部に設けられる
戸開閉装置などの絶縁不良等の事故防止を図るととも
に、戸開閉装置などの経済寿命が短くなるのを防止して
保守経費を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のエレベータの一実施例の要部を示す電気回
路図である。 1……運転装置、2、3……湿度検知器、10……上昇
運転リレー、15……下降運転リレー、20……コイ
ル、21……停止指令リレー、27……比較回路(比較
手段)、31、32……設定用リレー、33〜36……
常開接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物の階床間を昇降するかごと、このか
    ごを呼び指令に基づいて運転し、その後、前記かごを基
    準階に復帰運転を行う運転装置とを備えたエレベータに
    おいて、前記階床に、各階床の湿度を検知する湿度検知
    器をそれぞれ設置するとともに、前記運転装置に、前記
    湿度検知器からの出力信号を比較し、湿度の最も低い階
    床を判定する比較手段と、この比較手段により判定され
    た階床を前記基準階に設定する設定手段とを設けたこと
    を特徴とするエレベータ。
JP1044288U 1988-01-30 1988-01-30 エレベータ Expired - Lifetime JPH063012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1044288U JPH063012Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 エレベータ

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JP1044288U JPH063012Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 エレベータ

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Publication Number Publication Date
JPH01115671U JPH01115671U (ja) 1989-08-03
JPH063012Y2 true JPH063012Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31218108

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