JP3432589B2 - エレベータ戸の制御装置 - Google Patents

エレベータ戸の制御装置

Info

Publication number
JP3432589B2
JP3432589B2 JP11904194A JP11904194A JP3432589B2 JP 3432589 B2 JP3432589 B2 JP 3432589B2 JP 11904194 A JP11904194 A JP 11904194A JP 11904194 A JP11904194 A JP 11904194A JP 3432589 B2 JP3432589 B2 JP 3432589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
door
braking
closing
door opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11904194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07315734A (ja
Inventor
稔久 下方
利幸 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11904194A priority Critical patent/JP3432589B2/ja
Priority to CN94118605A priority patent/CN1109648C/zh
Priority to KR1019950009786A priority patent/KR0175078B1/ko
Publication of JPH07315734A publication Critical patent/JPH07315734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432589B2 publication Critical patent/JP3432589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/22Operation of door or gate contacts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ戸の開閉
を制御するエレベータ戸の開閉制御装置に関し、特に、
戸の制御機能を停止した場合にフリー動作とならないよ
うにすると共に、自閉装置によって戸が全閉しないよう
に制動するエレベータ戸の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は実開平1−41748号公報等に
より知られている従来のエレベータ戸の制御装置に関す
るブロック図である。図9において、1は整流素子1a
〜1dと交流電源1e、平滑コンデンサ1fからなる直
流電源装置、2は戸閉力行動作時にオンする駆動素子、
3は戸開力行動作及び戸閉制動動作時に動作する駆動素
子、4は戸閉力行動作及び戸開制動動作時に動作する駆
動素子、5は戸開力行動作時にオンする駆動素子、6〜
9は駆動素子2〜5の導通方向とは逆向きに通電可能な
整流素子、10は自励式直流モータ(以下、単に直流モ
ータと称す)を示し、フルブリッジ構成された上記駆動
素子2ないし5により、上記直流モータ10への電流通
電方向を反転させて可逆制御する駆動手段を構成してい
る。
【0003】また、11はエレベータ制御盤、11aと
11bはこのエレベータ制御盤11から送出される戸開
信号と戸閉信号である。12は速度制御装置を示し、こ
の速度制御装置12は、ドアの位置を検出するドア位置
検出器12aと、その位置検出信号と上記エレベータ制
御盤11からの戸開信号11a及び戸閉信号11bに基
づいて速度指令値を出力する速度パターン発生回路12
bと、上記直流モータ10の速度を検出する速度検出器
12cと、その速度検出信号と速度指令値との偏差を求
める差動増幅器12dと、その偏差信号に対応してPW
M幅を変化させたPWM指令を出力するPWM発生回路
12eと、上記偏差信号が正の値のときに力行信号を発
生する力行信号発生手段12fと、上記偏差信号が負の
値のときに制動信号を出力する制動信号発生手段12g
とを備えている。
【0004】また、13は力行論理回路と制動論理回路
を有する論理回路を示している。この論理回路13は、
戸開信号11aと戸閉信号11bの反転信号を出力する
インバータ素子13gの出力及び上記力行信号発生手段
12fからの力行信号との論理積によって戸開力行信号
を得るANDゲート素子13aと、戸閉信号11bと戸
開信号11aの反転信号を出力するインバータ素子13
hの出力及び上記力行信号発生手段12fからの力行信
号との論理積によって戸閉力行信号を得るANDゲート
素子13bと、19は戸閉信号11bと上記制動信号発
生手段12gからの制動信号とに基づいて戸閉制動信号
を得るANDゲート素子13cと、戸開信号11aと上
記制動信号発生手段12gからの制動信号とに基づいて
戸開制動信号を得るANDゲート素子13dと、戸開力
行信号と戸閉制動信号を合成するORゲート素子13e
と、戸閉力行信号と戸開制動信号を合成するORゲート
素子13fとを備えている。ANDゲート素子13a及
び13bとインバータ素子13g及び13hとで力行論
理回路を形成し、ANDゲート素子13c及び13dと
ORゲート素子13e及び13fとで制動論理回路を形
成している。
【0005】さらに、14は上記論理回路13からの出
力に基づいて駆動素子2ないし5に駆動指令を出力する
駆動指令発生回路を示している。この駆動指令発生回路
14は、ANDゲート素子13aの出力により駆動素子
5を駆動する為の増幅器14aと、ANDゲート素子
3bの出力により駆動素子2を駆動する為の増幅器14
bと、ORゲート素子13eの出力及びPWM発生回路
12eからの出力に基づいて駆動素子3を駆動する為の
増幅器14cと、ORゲート素子13fの出力及びPW
M発生回路12eからの出力に基づいて駆動素子4を駆
動する為の増幅器14dとを備えている。速度制御装置
12とエレベータ制御盤11からの戸開信号と戸閉信号
を入力する論理回路13及び駆動指令発生手段14によ
りエレベータ戸の開閉信号に基づいて駆動手段の各駆動
素子2ないし5を駆動制御する制御手段を構成してい
る。
【0006】次に上記構成に係る動作について説明す
る。まず、戸開動作時には、エレベータ制御盤11から
戸開信号11aが論理回路13及び速度制御装置12の
速度パターン発生回路12b及び論理回路13に入力さ
れる。この戸開信号11aに基づいて速度パターン発生
回路12bは所定の速度指令値を発生し、この速度指令
値が速度検出器12cによる速度検出値より大きいとき
には、差動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生
手段12fが動作し、力行信号発生手段12fから力行
信号が出力される。このとき、論理回路13のANDゲ
ート素子13aは、戸開信号11aと、戸閉信号11b
の反転出力を得るインバータ13gの出力、及び力行信
号発生手段12fからの力行信号の3つの論理積により
動作すう。このANDゲート素子13aの出力に基づい
て駆動指令発生手段14の増幅器14aが動作し、駆動
素子5が動作すると共に、ANDゲート素子13aの信
号によりORゲート素子13e及び増幅器14cが動作
して、駆動素子3が動作する。
【0007】これにより、電源装置1の(+)側より電
源が供給され、駆動素子5、直流モータ10、駆動素子
3を通して電源装置1の(−)側へと電流が流れ、直流
モータ10が回転する。このとき、戸開開始は、増幅器
14aの出力に基づいて駆動素子5を継続ON制御する
一方、図10(a)ないし(c)に示すように、駆動素
子3をPWM発生回路12eの出力に基づいて増幅器
4cによりスイッチング動作させて速度指令値と速度検
出値との偏差に応じてパルス幅制御して徐々に加速させ
る。その後、直流モータ10の速度が速度指令値に達
し、偏差が小さくなると、スイッチングのON時間を短
くし、直流モータ10に流れる電流を下げ一定速で回転
させる。次に、減速点にドアが達すると制動動作に移行
する。
【0008】そして、戸開制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。上記力行信号のOF
Fと同時に駆動素子5はOFFすると共に、上記戸開信
号11aと上記制動信号発生手段12gからの制動信号
によりANDゲート素子13d、OR素子13f、増幅
器14d、駆動素子4が動作し制動がかけられる。これ
により、直流モータ10の回転によって発生している発
電エネルギーによって駆動素子4、整流素子7、直流モ
ータ10へと電流が流れ、直流モータ10が制動動作と
なり、ドアを減速度制御する。
【0009】すなわち、速度制御装置12の速度パター
ン発生回路12bから、例えば図10(a)に実線で示
す速度指令値が出力されるとき、周知のごとく、直流モ
ータ10の速度検出器12cからは、図10(a)に点
線で示す速度検出信号が検出され、その結果、差動増幅
器12dからは、図10(b)に示すように、上記速度
検出信号と速度指令値との偏差が求められ、PWM発生
回路12eは、図10(c)に示すように、その偏差信
号に対応してPWM幅を変化させたPWM指令を出力す
ることになり、このとき、差動増幅器12dからの偏差
信号が正の値のときには、力行信号発生手段12fから
力行信号が出力され、上記差動増幅器12dからの偏差
信号が負の値のときには、制動信号発生手段12gから
制動信号が出力される。
【0010】ここで、力行信号発生手段12fは、戸開
閉信号とドアの位置に応じた速度指令発生回路12bの
速度指令信号と直流モータ10に取り付けられた速度検
出器12cから得られた速度信号とを比較して偏差を求
める偏差増幅器12dにより、速度指令信号が大きい場
合は、力行信号発生手段12fを動作させると共に、偏
差分によりPWM発生回路12eを制御しスイッチング
時間を変化させ加速度を変化させる。また、制動信号発
生手段では、逆に、速度検出器12cから得た速度信号
が大きい場合は、力行信号をOFFさせ制動信号を出力
する。力行動作と同様偏差分によりスイッチング時間を
変化させ減速度を変化させる。
【0011】次に、戸閉動作時には、エレベータ制御盤
11から戸閉信号11bが速度制御装置12の速度パタ
ーン発生回路12b及び論理回路13に入力される。こ
の戸閉信号11bに基づいて速度パターン発生回路12
bは所定の速度指令値を発生し、この速度指令値が速度
検出器12cによる速度検出値より大きいときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fが動作し、力行信号発生手段12fから力行信号が出
力される。このとき、論理回路13のANDゲート素子
13bは、戸閉信号11bと、戸開信号11aの反転出
力を得るインバータ13hの出力、及び上記力行信号発
生手段12fからの力行信号の3つの論理積により動作
し、このANDゲート素子13bの出力に基づいて駆動
指令発生手段14の増幅器14bが動作し、駆動素子2
が動作すると共に、上記ANDゲート素子13bの信号
によりORゲート素子13f及び増幅器14dが動作
し、駆動素子4が動作する。
【0012】これにより、電源装置1の(+)側より電
源が供給され、駆動素子2、直流モータ10、駆動素子
4を通して電源装置1の(−)側へと電流が流れ、直流
モータ10が戸開方向とは逆方向に回転する。このと
き、戸閉開始は、増幅器14bの出力に基づいて駆動素
子2を継続ON制御する一方、図10(a)ないし
(c)に示すように、駆動素子4をPWM発生回路12
eの出力に基づいて増幅器14dによりスイッチング動
作させ速度指令値と速度検出値との偏差に応じてパルス
幅制御して徐々に加速させる。その後、直流モータ10
の速度が速度指令値に達し、偏差が小さくなると、スイ
ッチングのON時間を短くし、直流モータ10に流れる
電流を下げ一定速で回転させる。次に、減速点にドアが
達すると制動動作に移行する。
【0013】そして、戸閉制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子2はOFFすると共に、戸閉信号11b
と制動信号発生手段12gからの制動信号によりAND
ゲート素子13c、OR素子13e、増幅器14c、駆
動素子3が動作して制動がかけられる。これにより、直
流モータ10の回転によって発生している発電エネルギ
ーによって駆動素子3、整流素子8、直流モータ10へ
と電流が流れ直流モータ10が制動動作となりドアを減
速度を制御する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ戸の
制御装置は、戸開制動を戸開信号と制動信号との積にて
得るように構成されているので、エレベータ制御盤11
の内蔵素子の不良やノイズまたは誤作動等により、戸開
中に戸開信号11aが遮断すると戸開制動ができず、エ
レベータ戸はフリー動作となる。また、戸閉制動につい
ても同様であり、戸閉信号と制動信号との積にて得るよ
うに構成されているので、戸閉中に戸閉信号11bが遮
断すると戸閉制動ができず、エレベータ戸はフリー動作
となる。また、エレベータ戸が戸開中または戸閉中に電
源装置に停電が起こった場合、戸を駆動する直流モータ
10が制御不能となって戸の制動が働かなくなり、エレ
ベータを使用するものに危険な動作となる。また、エレ
ベータ戸が戸開中または戸閉中に、戸開閉信号が同時に
ONしたり、同時にOFFすると、駆動素子2ないし5
がOFFするため、戸を駆動する直流モータ10が制御
不能となって戸の制動が働かなくなり、エレベータを使
用するものに危険な動作となる。
【0015】さらに、リニア式ドア機構のような全開保
持力が得られないエレベータ戸では、かご内で戸開信号
や戸閉信号をオフさせたり、または電源を遮断すると乗
場戸の自閉力により全閉してしまい、エレベータ戸が全
閉してしまうと乗場から鍵を用いて開けないと、エレベ
ータは復旧できない。このため、ドア駆動停止スイッチ
が操作された場合、自閉装置によって戸が全閉しないよ
うにした制動装置が例えば特開昭63−235284号
公報に開示されている。すなわち、この制動装置は、戸
開閉指令がなくドア機能をなくした場合、その検出を行
ってドアの速度指令発生回路の出力を零として制動電流
を流し戸の速度検出器からの入力のみに応じた制御を行
うことにより、自閉速度に応じた制動電流を流すように
して自閉力を制限し、また、負荷を設けてその負荷によ
って全閉せずに扉を停止させるものである。しかしなが
ら、このような制動装置は、自閉力を制限する特別な構
成及び扉が全閉しない状態で停止させる構成を必要とし
ていた。
【0016】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、戸の制御機能が停止し
た場合にフリー動作とならないようにすると共に、特別
な構成を必要とすることなくリニア式ドア機構のような
全開保持力が得られないエレベータ戸に適用して自閉装
置によって戸が全閉しないように制動することができる
エレベータ戸の制御装置を得ることを目的とするもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のエレベータ戸
の制御装置は、エレベータ戸を駆動する直流モータと、
フルブリッジ構成の駆動素子を有し上記直流モータの回
転を可逆制御する駆動手段と、上記エレベータ戸の開閉
信号に基づいて上記駆動手段の各駆動素子を駆動制御す
る制御手段とを備えたエレベータ戸の制御装置におい
て、上記制御手段に、戸開または戸閉中に発生した制動
信号に基づいて戸開閉信号の異常に拘わらず強制的に制
動信号を出力する制動論理回路を備え、上記制動論理回
路は、戸開信号の反転信号と制動信号との論理積を戸閉
制動信号とすると共に、戸閉信号の反転信号と制動信号
との論理積を戸開制動信号として出力し、上記戸閉制動
信号または上記戸開制動信号に基づいて上記直流モータ
に制動をかけるべく上記駆動素子を制御することを特徴
とするものである。
【0018】
【0019】また、この発明のエレベータ戸の制御装置
は、制動論理回路を、戸開信号と戸閉信号とが同時にオ
ンとなった場合に、戸開閉信号を強制的にオフし、かつ
制動信号を出力するように構成しても良い。
【0020】また、この発明のエレベータ戸の制御装置
は、制動論理回路を、戸開信号と戸閉信号とが同時にオ
フとなった場合に、強制的に制動信号を出力するように
構成しても良い。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【作用】この発明のエレベータ戸の制御装置は、エレベ
ータ戸を駆動する直流モータと、フルブリッジ構成の駆
動素子を有し上記直流モータの回転を可逆制御する駆動
手段と、エレベータ戸の開閉信号に基づいて上記駆動手
段の各駆動素子を駆動制御する制御手段とを備えたエレ
ベータ戸の制御装置において、上記制御手段に、戸開ま
たは戸閉中に発生する制動信号に基づいて戸開閉信号の
異常に拘わらず強制的に制動信号を出力する制動論理回
路を備え、上記制動論理回路は、戸開信号の反転信号と
制動信号との論理積を戸閉制動信号とすると共に、戸閉
信号の反転信号と制動信号との論理積を戸開制動信号と
して出力し、上記戸閉制動信号または上記戸開制動信号
に基づいて上記直流モータに制動をかけるべく上記駆動
素子を制御することにより、戸開閉信号に拘わらず戸開
制動動作及び戸閉制動動作を行うことができ、これによ
り、それぞれ戸開閉信号の断線時にも戸を駆動する直流
モータに直ちに制動をかけ停止させることができ、利用
者への安全を向上させることができ、また、戸の自閉力
により戸が全閉してしまうことを防止する。また、戸開
制動中に、戸開信号がオフしても、戸閉信号の反転信号
と制動信号との論理積により戸開制動信号を得て戸開信
号のオン、オフに無関係に戸開制動動作を行うことがで
きると共に、戸閉制動中に、戸閉信号がオフしても、戸
開信号の反転信号と制動信号との論理積により戸閉制動
信号を得て戸閉指令のオン、オフに無関係に戸閉制動動
作を行うことができることになり、これにより、それぞ
れ戸開閉信号の断線時にも戸を駆動する直流モータに直
ちに制動をかけ停止させることができ、利用者への安全
を向上させることができ、また、戸の自閉力により戸が
全閉してしまうことを防止する。
【0028】
【0029】また、この発明のエレベータ戸の制御装置
は、上記制動論理回路を、戸開信号と戸閉信号とが同時
にオンとなった場合に、戸開閉信号を強制的にオフし、
かつ制動信号を出力するよう構成したことにより、戸開
閉動作中に戸開閉信号が同時オンとなっても戸を駆動す
る直流モータに直ちに制動をかけ戸を停止させることが
でき、また、戸の自閉力により戸が全閉してしまうこと
を防止する。
【0030】また、この発明のエレベータ戸の制御装置
は、上記制動論理回路を、戸開閉動作中に戸開信号と戸
閉信号とが同時にオフとなった場合に、強制的に制動信
号を出力するよう構成したことにより、戸開閉信号が同
時にオフとなっても戸を駆動する直流モータに直ちに制
動をかけ戸を停止させることができ、利用者への安全を
向上させることができ、また、戸の自閉力により戸が全
閉してしまうことを防止する。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1は実施例1に係るエレベータ戸の制御装置を
示すブロック構成図である。図1において、図9に示す
従来の制御装置と同一符号は同一部分を示し、1は整流
素子1a〜1dと交流電源1e及び平滑コンデンサ1f
からなる直流電源装置、2は戸閉力行動作時にオンする
駆動素子、3は戸開力行動作及び戸閉制動動作時に動作
する駆動素子、4は戸閉力行動作及び戸開制動動作時に
動作する駆動素子、5は戸開力行動作時にオンする駆動
素子、6〜9は駆動素子2〜5の導通方向とは逆向きに
通電可能な整流素子、10は自励式直流モータ(以下、
単に直流モータと称す)を示し、フルブリッジ構成され
た上記駆動素子2ないし5により、上記直流モータ10
への電流通電方向を反転させて可逆制御する駆動手段を
構成している。
【0038】また、11はエレベータ制御盤、11aと
11bはこのエレベータ制御盤11から送出される戸開
信号と戸閉信号である。12は、ドアの位置を検出する
ドア位置検出器12aと、その位置検出信号と上記エレ
ベータ制御盤11からの戸開信号11a及び戸閉信号1
1bに基づいて速度指令値を出力する速度パターン発生
回路12bと、上記直流モータ10の速度を検出する速
度検出器12cと、その速度検出信号と速度指令値との
偏差を求める差動増幅器12dと、その偏差信号に対応
してPWM幅を変化させたPWM指令を出力するPWM
発生回路12eと、偏差信号が正の値のときに力行信号
を発生する力行信号発生手段12fと、偏差信号が負の
値のときに制動信号を出力する制動信号発生手段12g
とを備える速度制御装置である。
【0039】また、13は力行論理回路と制動論理回路
を有する論理回路を示している。この論理回路13は、
戸閉信号11bの反転信号を出力するインバータ素子1
3gと、戸開信号11aとインバータ素子13gの出力
及び上記力行信号発生手段12fからの力行信号との論
理積によって戸開力行信号を得るANDゲート素子13
aと、戸開信号11aの反転信号を出力するインバータ
素子13hと、戸閉信号11bと上記インバータ13h
の出力及び上記力行信号発生手段12fからの力行信号
との論理積によって戸閉力行信号を得るANDゲート素
子13bとで力行論理回路を形成する一方、戸開信号1
1aの反転信号を出力するインバータ素子13iと、戸
閉信号11bの反転信号を出力するインバータ素子13
jと、インバータ素子13iの出力と制動信号発生手段
12gからの制動信号との論理積を得て戸閉制動信号を
出力するANDゲート素子13cと、インバータ素子1
3jの出力と制動信号発生手段12gからの制動信号と
の論理積を得て戸開制動信号を出力するANDゲート素
子13dと、ANDゲート素子13aと13cとの論理
和によって戸開力行信号と戸閉制動信号を合成するOR
ゲート素子13eと、ANDゲート素子13bと13d
との論理和によって戸閉力行信号と戸開制動信号を合成
するORゲート素子13fとで制動論理回路を形成して
いる。
【0040】さらに、14は論理回路13からの出力に
基づいて駆動素子2ないし5に駆動指令を出力する駆動
指令発生回路を示し、この駆動指令発生回路14は、A
NDゲート素子13aの出力により駆動素子5を駆動す
る為の増幅器14aと、ANDゲート素子13bの出力
により駆動素子2を駆動する為の増幅器14bと、OR
ゲート素子13eの出力及びPWM発生回路12eから
の出力に基づいて駆動素子3を駆動する為の増幅器14
cと、ORゲート素子13fの出力及びPWM発生回路
12eからの出力に基づいて駆動素子4を駆動する為の
増幅器14dとを備えており、速度制御装置12とエレ
ベータ制御盤11からの戸開信号と戸閉信号を入力する
論理回路13及び駆動指令発生手段14によりエレベー
タ戸の開閉信号に基づいて駆動手段の各駆動素子2ない
し5を駆動制御する制御手段を構成している。
【0041】すなわち、実施例1の構成において、図9
に示す従来例と異なる構成は、論理回路13内の制動論
理回路部分であり、戸開または戸閉中に戸開閉信号の異
常に拘わらず制動信号が発生した場合に強制的に制動信
号を出力する制動論理回路を備えており、新たな構成と
して、エレベータ制御盤11からの戸開信号11の反転
信号を出力するインバータ素子13iと、エレベータ制
御盤11からの戸閉信号12の反転信号を出力するイン
バータ素子13jが設けられて、この実施例1において
は、戸開制動中に、戸開信号がオフしても、戸閉信号の
反転信号と制動信号との論理積により戸開制動信号を得
て、戸開指令のオン、オフに無関係に戸開制動動作を行
うことができると共に、戸閉制動中に、戸閉信号がオフ
しても、戸開信号の反転信号と制動信号との論理積によ
り戸閉制動信号を得て、戸閉指令のオン、オフに無関係
に戸閉制動動作を行うことができるように制動論理回路
が構成されている。その他の構成は従来の制御装置と同
様である。
【0042】次に上記構成に係る動作について説明す
る。まず、戸開動作時には、エレベータ制御盤11から
戸開信号11aが速度制御装置12の速度パターン発生
回路12b及び論理回路13に入力される。この戸開信
号11aに基づいて速度パターン発生回路12bは所定
の速度指令値を発生し、該速度指令値が速度検出器12
cによる速度検出値より大きいときには、差動増幅器1
2dの出力に基づいて力行信号発生手段12fが動作
し、力行信号発生手段12fから力行信号が出力され
る。このとき、論理回路13のANDゲート素子13a
は、戸開信号11aと、戸閉信号11bの反転出力を得
るインバータ13gの出力、及び力行信号発生手段12
fからの力行信号の3つの論理積により動作し、このA
NDゲート素子13aの出力に基づいて駆動指令発生手
段14の増幅器14aが動作し、駆動素子5が動作する
と共に、ANDゲート素子13aの信号によりORゲー
ト素子13e及び増幅器14cが動作し、駆動素子3が
動作する。
【0043】これにより、電源装置1の(+)側より電
源が供給され、駆動素子5、直流モータ10、駆動素子
3を通して電源装置1の(−)側へと電流が流れ、直流
モータ10が回転する。このとき、戸開開始は、増幅器
14aの出力に基づいて駆動素子5を継続ON制御する
一方、図10(a)ないし(c)に示すように、駆動素
子3をPWM発生回路12eの出力に基づいて増幅器
4cによりスイッチング動作させ速度指令値と速度検出
値との偏差に応じてパルス幅制御して徐々に加速させ
る。その後、直流モータ10の速度が速度指令値に達
し、偏差が小さくなると、スイッチングのON時間を短
くし、直流モータ10に流れる電流を下げ一定速で回転
させる。次に、減速点にドアが達すると制動動作に移行
する。
【0044】そして、戸開制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子5はOFFすると共に、戸閉信号11b
の反転信号を得るインバータ13jの出力と制動信号発
生手段12gからの制動信号によりANDゲート素子1
3d、OR素子13f、増幅器14d、駆動素子4が動
作し制動がかけられる。このとき、戸開制動中に、戸開
信号11aが何等かの原因により断線した場合でも、戸
閉信号11bの反転信号を得るインバータ13jの出力
に基づいて戸開制動を行うようになされているので、戸
開制動動作に変化を生じさせなく、戸開制動動作が継続
できる。
【0045】次に、戸閉動作時には、エレベータ制御盤
11から戸閉信号11bが速度制御装置12の速度パタ
ーン発生回路12b及び論理回路13に入力される。こ
の戸閉信号11bに基づいて速度パターン発生回路12
bは所定の速度指令値を発生し、この速度指令値が速度
検出器12cによる速度検出値より大きいときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fが動作し、力行信号発生手段12fから力行信号が出
力される。このとき、論理回路13のANDゲート素子
13bは、戸閉信号11bと、戸開信号11aの反転出
力を得るインバータ13hの出力、及び上記力行信号発
生手段12fからの力行信号の3つの論理積により動作
し、このANDゲート素子13bの出力に基づいて駆動
指令発生手段14の増幅器14bが動作し、駆動素子2
が動作すると共に、ANDゲート素子13bの信号によ
りORゲート素子13f及び増幅器14dが動作し、駆
動素子4が動作する。
【0046】これにより、電源装置1の(+)側より電
源が供給され、駆動素子2、直流モータ10、駆動素子
4を通して電源装置1の(−)側へと電流が流れ、直流
モータ10が戸開方向とは逆方向に回転する。このと
き、戸閉開始は、増幅器14bの出力に基づいて駆動素
子2を継続ON制御する一方、図10(a)ないし
(c)に示すように、駆動素子4をPWM発生回路12
eの出力に基づいて増幅器14dによりスイッチング動
作させ速度指令値と速度検出値との偏差に応じてパルス
幅制御して徐々に加速させる。その後、直流モータ10
の速度が速度指令値に達し、偏差が小さくなると、スイ
ッチングのON時間を短くし、直流モータ10に流れる
電流を下げ一定速で回転させる。次に、減速点にドアが
達すると制動動作に移行する。
【0047】そして、戸閉制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子2はOFFすると共に、戸開信号11a
の反転信号を得るインバータ13iの出力と制動信号発
生手段12gからの制動信号によりANDゲート素子1
3c、OR素子13e、増幅器14c、駆動素子3が動
作し制動がかけられる。このとき、戸閉制動中に、戸閉
信号11bが何等かの原因により断線した場合でも、戸
開信号11aの反転信号を得るインバータ13iの出力
に基づいて戸閉制動を行うようになされているので、戸
閉制動動作に変化を生じさせなく、戸閉制動動作が継続
できる。
【0048】従って、実施例1によれば、戸開または戸
閉中に戸開閉信号の異常に拘わらず制動信号が発生した
場合に強制的に制動信号を出力する制動論理回路を備え
るとともに、その制動論理回路を、戸開信号の反転信号
と制動信号との論理積を戸閉制動信号とすると共に、戸
閉信号の反転信号と制動信号との論理積を戸開制動信号
として出力するよう構成したことにより、戸開閉信号に
拘わらず戸開制動動作及び戸閉制動動作を行うことがで
き、特に、戸開制動中に、戸開信号がオフしても、戸閉
信号の反転信号と制動信号との論理積により戸開制動信
号を得て戸開信号のオン、オフに無関係に戸開制動動作
を行うことができると共に、戸閉制動中に、戸閉信号が
オフしても、戸開信号の反転信号と制動信号との論理積
により戸閉制動信号を得て戸閉指令のオン、オフに無関
係に戸閉制動動作を行うことができることになる。これ
により、それぞれ戸開閉信号の断線時にも戸を駆動する
直流モータに直ちに制動をかけ停止させることができ、
利用者への安全を向上させることができ、戸の制御機能
が停止した場合にフリー動作とならないようにすると共
に、特別な構成を必要とすることなくリニア式ドア機構
のような全開保持力が得られないエレベータ戸に適用し
て自閉装置によって戸が全閉しないように制動すること
ができる。
【0049】実施例2.次に、図2は実施例2に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
2において、図1に示す実施例1と同一部分は同一符号
を付してその説明は省略する。新たな構成として、13
kは戸開信号11aと戸閉信号11bの同時オンを検出
するANDゲート素子、13lはその反転信号を与える
インバータ素子、13mは戸開信号11aとインバータ
素子13lの出力との論理積を得るANDゲート素子、
13nは戸閉信号11bとインバータ素子13lの出力
との論理積を得るANDゲート素子、13oは制動信号
発生手段12gからの制動信号とANDゲート素子13
kの出力との論理和を得るORゲート素子を示してい
る。これらの構成と実施例1におけると同様なANDゲ
ート素子13c及び13d、ORゲート素子13e及び
13f、インバータ素子13i及び13jによる構成に
より、制動論理回路を構成して、戸開信号11aと戸閉
信号11bとが同時にオンとなった場合に、戸開閉信号
を強制的にオフし、かつ制動信号を出力するよう構成さ
れている。
【0050】次に上記構成に係る動作について説明す
る。まず、戸開動作時には、実施例1と同様にして、電
源装置1の(+)側より電源が供給され、駆動素子5、
直流モータ10、駆動素子3を通して電源装置1の
(−)側へと電流が流れ、直流モータ10が回転してい
る。このとき、戸開開始は、増幅器14aの出力に基づ
いて駆動素子5を継続ON制御する一方、駆動素子3を
PWM発生回路12eの出力に基づいて増幅器14c
よりスイッチング動作させ速度指令値と速度検出値との
偏差に応じてパルス幅制御して徐々に加速させる。その
後、直流モータ10の速度が速度指令値に達し、偏差が
小さくなると、スイッチングのON時間を短くし、直流
モータ10に流れる電流を下げ一定速で回転させる。次
に、減速点にドアが達すると制動動作に移行する。
【0051】そして、戸開制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子5はOFFすると共に、戸開信号11a
と戸閉信号11bとが同時ON状態でない場合は、戸開
信号11aと戸閉信号11bとの論理積を得るANDゲ
ート素子13kの出力はローレベルで、インバータ素子
13lの出力はハイレベルとなり、ANDゲート素子1
3nはローレベル、インバータ素子13jはハイレベル
になるため、制動信号発生手段12gからの制動信号に
より、ORゲート素子13oはハイレベルとなり、AN
Dゲート素子13d、ORゲート素子13f、増幅器1
4d、駆動素子4が動作し制動がかけられる。このと
き、戸開信号11aが何等かの原因により断線した場合
でも、戸閉信号11bの反転信号を得るインバータ13
jの出力に基づいて戸開制動動作に変化を生じさせな
く、戸開制動動作が継続できる。また、戸開制動中に、
戸開信号11aと戸閉信号11bとが同時にONとなっ
た場合には、ANDゲート素子13kの出力はハイレベ
ル、インバータ素子13lの出力はローレベル、AND
ゲート素子13m及び13nの出力はローレベル、イン
バータ13i及び13jの出力はハイレベルとなり、A
NDゲート素子13c及び13dの出力はハイレベルと
なり、その結果、ORゲート素子13e及び13fを介
して増幅器14c及び14dが動作し、駆動素子3及び
4を駆動させ制動をかける。
【0052】次に、戸閉動作時には、実施例1と同様に
して、電源装置1の(+)側より電源が供給され、駆動
素子2、直流モータ10、駆動素子4を通して電源装置
1の(−)側へと電流が流れ、直流モータ10が戸開方
向とは逆方向に回転している。このとき、戸開開始は、
増幅器14bの出力に基づいて駆動素子2を継続ON制
御する一方、駆動素子4をPWM発生回路12eの出力
に基づいて増幅器14dによりスイッチング動作させ速
度指令値と速度検出値との偏差に応じてパルス幅制御し
て徐々に加速させる。その後、直流モータ10の速度が
速度指令値に達し、偏差が小さくなると、スイッチング
のON時間を短くし、直流モータ10に流れる電流を下
げ一定速で回転させる。次に、減速点にドアが達すると
制動動作に移行する。
【0053】そして、戸閉制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子2はOFFすると共に、戸開信号11a
と戸閉信号11bとが同時ON状態でない場合は、戸開
信号11aと戸閉信号11bとの論理積を得るANDゲ
ート素子13kの出力はローレベルで、インバータ素子
13lの出力はハイレベルとなる。そして、ANDゲー
ト素子13mはローレベル、インバータ素子13iはハ
イレベルになるため、制動信号発生手段12gからの制
動信号により、ORゲート素子13oはハイレベルとな
り、ANDゲート素子13c、ORゲート素子13e、
増幅器14c、駆動素子3が動作し制動がかけられる。
このとき、戸閉信号11bが何等かの原因により断線し
た場合でも、戸開信号11aの反転信号を得るインバー
タ13iの出力に基づいて戸閉制動動作に変化を生じさ
せなく、戸閉制動動作が継続できる。また、戸閉制動中
に、戸開信号11aと戸閉信号11bとが同時にONと
なった場合には、ANDゲート素子13kの出力はハイ
レベル、インバータ素子13lの出力はローレベル、A
NDゲート素子13m及び13nの出力はローレベル、
インバータ13i及び13jの出力はハイレベルとな
り、ANDゲート素子13c及び13dの出力はハイレ
ベル、その結果、ORゲート素子13e及び13fを介
して増幅器14c及び14dが動作し、駆動素子3及び
4を駆動させ制動をかける。
【0054】従って、実施例2によれば、制動論理回路
を、戸開信号と戸閉信号とが同時にオンとなった場合
に、戸開閉信号を強制的にオフし、かつ制動信号を出力
するよう構成したことにより、戸開閉動作中に戸開閉信
号が同時オンとなっても戸を駆動する直流モータに直ち
に制動をかけ戸を停止させることができ、また、戸の自
閉力により戸が全閉してしまうことを防止することがで
きる。
【0055】実施例3.次に、図3は実施例3に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
3において、図1及び図2に示す実施例1及び2と同一
部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな構
成として、13pは戸開信号11aと戸閉信号11bの
同時オフを検出するNOR素子を示し、このNOR素子
13pと実施例1及び2と同様なANDゲート素子13
c及び13d、ORゲート素子13e及び13f、イン
バータ素子13i及び13j、ORゲート素子13oに
よる構成により、制動論理回路を構成して、戸開信号1
1aと戸閉信号11bとが同時にオフとなった場合に、
強制的に制動信号を出力するよう構成されている。
【0056】次に上記構成に係る動作について説明す
る。まず、戸開動作時には、実施例1と同様にして、電
源装置1の(+)側より電源が供給され、駆動素子5、
直流モータ10、駆動素子3を通して電源装置1の
(−)側へと電流が流れ、直流モータ10が回転してい
る。このとき、戸開開始は、増幅器14aの出力に基づ
いて駆動素子5を継続ON制御する一方、駆動素子3を
PWM発生回路12eの出力に基づいて増幅器14c
よりスイッチング動作させ速度指令値と速度検出値との
偏差に応じてパルス幅制御して徐々に加速させる。その
後、直流モータ10の速度が速度指令値に達し、偏差が
小さくなると、スイッチングのON時間を短くし、直流
モータ10に流れる電流を下げ一定速で回転させる。次
に、減速点にドアが達すると制動動作に移行する。
【0057】そして、戸開制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子5はOFFすると共に、戸開信号11a
と戸閉信号11bとが同時OFF状態でない場合は、戸
開信号11aと戸閉信号11bとの論理和を得るNOR
ゲート素子13pの出力はローレベルであり、制動信号
発生手段12gからの制動信号により、ORゲート素子
13oはハイレベルとなり、戸閉信号11bの反転信号
を得るインバータ素子13jの出力により、ANDゲー
ト素子13d、ORゲート素子13f、増幅器14d、
駆動素子4が動作し制動がかけられる。このとき、戸開
信号11aが何等かの原因により断線した場合でも、戸
閉信号11bの反転信号を得るインバータ13jの出力
に基づいて戸開制動動作に変化を生じさせなく、戸開制
動動作が継続できる。また、戸開制動中に、戸開信号1
1aと戸閉信号11bとが同時にOFFとなった場合に
は、インバータ13i及び13jの出力はハイレベルと
なり、また、NORゲート素子13pの出力がハイレベ
ルであることにより、ANDゲート素子13c及び13
dの出力はハイレベルとなり、その結果、ORゲート素
子13e及び13fを介して増幅器14c及び14dが
動作し、駆動素子3及び4を駆動させ制動をかける。
【0058】次に、戸閉動作時には、実施例1と同様に
して、電源装置1の(+)側より電源が供給され、駆動
素子2、直流モータ10、駆動素子4を通して電源装置
1の(−)側へと電流が流れ、直流モータ10が戸開方
向とは逆方向に回転している。このとき、戸開開始は、
増幅器14bの出力に基づいて駆動素子2を継続ON制
御する一方、駆動素子4をPWM発生回路12eの出力
に基づいて増幅器14dによりスイッチング動作させ速
度指令値と速度検出値との偏差に応じてパルス幅制御し
て徐々に加速させる。その後、直流モータ10の速度が
速度指令値に達し、偏差が小さくなると、スイッチング
のON時間を短くし、直流モータ10に流れる電流を下
げ一定速で回転させる。次に、減速点にドアが達すると
制動動作に移行する。
【0059】そして、戸閉制動時には、すなわち、速度
パターン発生回路12bからの速度指令値が速度検出器
12cによる速度検出値より小さくなったときには、差
動増幅器12dの出力に基づいて力行信号発生手段12
fからの力行信号がカットされ、制動信号発生手段12
gが動作して制動信号が発生する。力行信号のOFFと
同時に駆動素子2はOFFすると共に、戸開信号11a
と戸閉信号11bとが同時OFF状態でない場合は、N
ORゲート素子13pの出力はローレベルであり、制動
信号発生手段12gからの制動信号により、ORゲート
素子13oはハイレベルとなり、ANDゲート素子13
c、ORゲート素子13e、増幅器14c、駆動素子3
が動作し制動がかけられる。このとき、戸閉信号11b
が何等かの原因により断線した場合でも、戸開信号11
aの反転信号を得るインバータ13iの出力に基づいて
戸閉制動動作に変化を生じさせなく、戸閉制動動作が継
続できる。また、戸閉制動中に、戸開信号11aと戸閉
信号11bとが同時にOFFとなった場合には、NOR
ゲート素子13pの出力はハイレベル、ORゲート素子
13oの出力はハイレベルとなり、また、インバータ1
3i及び13jの出力はハイレベルとなるため、AND
ゲート素子13c及び13dの出力はハイレベルとな
り、その結果、ORゲート素子13e及び13fを介し
て増幅器14c及び14dが動作し、駆動素子3及び4
を駆動させ制動をかける。
【0060】従って、実施例3によれば、制動論理回路
を、NOR素子13pで戸開閉信号の同時OFFを検出
すると、強制的に制動信号を出力するよう構成したこと
により、戸開閉信号が同時にオフとなっても戸を駆動す
る直流モータに直ちに制動をかけ戸を停止させることが
でき、利用者への安全を向上させることができ、また、
戸の自閉力により戸が全閉してしまうことを防止するこ
とができる。
【0061】実施例4.次に、図4は実施例4に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
4において、図9に示す従来例と同一部分は同一符号を
示し、その説明は省略する。新たな符号として、20は
交流電源1eの電源遮断時にドロップアウトして接点2
0a及び20bを閉成すると共に接点20c及び20d
を開放するリレー、21a及び21bは戸開閉動作時に
電源遮断された場合に制動時に動作する駆動素子3及び
4のゲート端子に接続して該駆動素子3及び4をオン動
作させて制動動作を行うための蓄電池を示している。接
点20aないし20dと蓄電池21a及び21bによ
り、戸開閉動作時に電源遮断された場合に駆動素子3及
び4を駆動指令発生手段14側と切り離し、駆動素子3
及び4のゲート端子に上記蓄電池21a及び21bを接
続して、この駆動素子3及び4をオン動作させて制動動
作を行うようにして、戸を駆動する自励式直流モータ1
0に直ちに制動をかけ戸を停止させる制動時切換手段を
構成するようになされている。
【0062】実施例4に係るエレベータ戸の制御装置
は、従来例と同様にして、戸開動作及び戸閉動作がなさ
れるが、戸開閉動作中に、交流電源1eの電源遮断が生
じると、リレー20がドロップアウトし、接点20c、
20dが開き制動時に動作する駆動素子3及び4を増幅
器14c及び14dから切り離すと共に、接点20a及
び20bが閉じ駆動素子3及び4のゲート端子に、蓄電
池21a及び21bによる直流電源を供給する。そし
て、駆動素子3及び4をオン動作させて、自励式直流モ
ータ10の回転によって発生していた発電エネルギーを
利用して制動動作するようになされている。なお、自励
式直流モータ10が回転することにより発生する発電電
圧が回転方向により極性が異なり、制動時の電流経路
は、自励式直流モータ10、駆動素子4、整流素子7及
び自励式直流モータ10の閉回路または自励式直流モー
タ10、駆動素子3、整流素子8及び自励式直流モータ
10の閉回路を流れる。
【0063】従って、実施例4によれば、電源遮断した
際は、リレー20によりこれを検出して制動時に動作す
る駆動素子3及び4を駆動指令発生手段14側から切り
離すとともに、その駆動素子3及び4のゲート端子に蓄
電池21a及び21bを接続してその駆動素子をオン動
作させるよう構成したことにより、戸開閉動作中に、電
源装置が遮断されても戸を駆動する自励式直流モータ1
0に直ちに制動をかけ戸を停止させて利用者への安全を
向上させることができ、また、戸の自閉力により戸が全
閉してしまうことを防止することができる。
【0064】実施例5.次に、図5は実施例5に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
5において、図4に示す実施例4と同一部分は同一符号
を示し、その説明は省略する。新たな符号として、22
a及び22bは整流素子を示し、交流電源1eの電源遮
断時にドロップアウトするリレー20の接点20aない
し20dと上記整流素子22a及び22bにより、戸開
閉動作時に電源遮断された場合に駆動素子3及び4を駆
動指令発生手段14側と切り離し、駆動素子3及び4を
オン動作させて制動動作を行うようにして、戸を駆動す
る自励式直流モータ10に直ちに制動をかけ戸を停止さ
せる制動時切換手段を構成するようになされている。
【0065】実施例5に係るエレベータ戸の制御装置
は、従来例と同様にして、戸開動作及び戸閉動作がなさ
れるが、戸開閉動作中に、交流電源1eの電源遮断が生
じると、リレー20がドロップアウトし、接点20c及
び20dが開き制動時に動作する駆動素子3及び4を増
幅器14c及び14dから切り離すと共に、接点20a
及び20bが閉じ駆動素子3及び4のゲート端子に、整
流素子22aまたは22bを介して自励式直流モータ1
0が回転することにより発生する発電電圧を供給し駆動
素子3及び4をオン動作させて制動動作を行うようにな
されている。なお、自励式直流モータ10が回転するこ
とにより発生する発電電圧は回転方向により極性が異な
る。しかし、整流素子22aまたは22bにより極性が
異なっても駆動素子3及び4をオン動作させて制動動作
を行うことができる。また、制動時の電流経路は、自励
式直流モータ10、駆動素子4、整流素子7及び自励式
直流モータ10の閉回路または自励式直流モータ10、
駆動素子3、整流素子8及び自励式直流モータ10の閉
回路を流れる。
【0066】従って、実施例5によれば、電源遮断した
際は、リレー20によりこれを検出して制動時に動作す
る駆動素子3及び4を駆動指令発生手段14側から切り
離すとともに、その駆動素子3及び4のゲート端子に自
励式直流モータ10の発電電力を供給してオン動作させ
るよう構成したことにより、戸開閉動作中に、電源装置
が遮断されても戸を駆動する自励式直流モータ10に直
ちに制動をかけ戸を停止させて利用者への安全を向上さ
せることができ、また、戸の自閉力により戸が全閉して
しまうことを防止することができる。
【0067】実施例6.次に、図6は実施例6に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
6において、図4に示す実施例4と同一符号は同一部分
を示し、20は交流電源1eに接続されたリレー、20
aはリレー20の接点で、直流モータ10の電機子両端
に接続されており、リレー20がドロップアウトした時
に閉路となるようにして、制動時切換手段を構成してい
る。
【0068】上記のよう構成したことにより、従来例と
同様にして、戸開動作及び戸閉動作がなされるが、戸開
閉動作中に、交流電源1eの電源遮断が生じると、リレ
ー20がドロップアウトし、接点20aが閉じる為、直
流モータ10の両端が短絡され、直流モータ10が回転
すると制動動作するようになされている。
【0069】従って、実施例6によれば、制動時切換手
段として、交流電源1eの電源遮断時にドロップアウト
するリレー20及びその接点20aに基づいて直流モー
タ10の電機子両端を短絡するよう構成したことによ
り、戸開閉動作中に、電源が遮断されても戸を駆動する
直流モータ10に直ちに制動をかけ戸を停止させて利用
者への安全を向上させることができ、また、戸の自閉力
により戸が全閉してしまうことを防止することができ
る。
【0070】実施例7.次に、図7は実施例7に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
7において、図4に示す実施例4と同一符号は同一部分
を示し、20は交流電源1eに接続されたリレー、20
aはリレー20の接点で、直流電源ラインの両端を短絡
するよう接続されており、リレー20がドロップアウト
した時に閉路となるようにして、制動時切換手段を構成
している。
【0071】上記のよう構成したことにより、従来例と
同様にして、戸開動作及び戸閉動作がなされるが、戸開
閉動作中に、交流電源1eの電源遮断が生じると、リレ
ー20がドロップアウトし、接点20aが閉じる為、直
流電源ラインの両端が短絡され、直流モータ10が回転
すると制動動作するようになされている。すなわち、上
記接点20aが閉成してモータが回転すると、整流素子
7、直流モータ10、整流素子9、接点20a及び整流
素子7の閉回路または整流素子8、直流モータ10、整
流素子6、接点20a及び整流素子8の閉回路を通して
電流が流れ、制動動作となる。
【0072】従って、実施例7によれば、制動時切換手
段として、交流電源1eの電源遮断時にドロップアウト
するリレー20及びその接点20aに基づいて電源ライ
ンの両端間を短絡するよう構成したことにより、戸開閉
動作中に、電源が遮断されても戸を駆動する直流モータ
10に直ちに制動をかけ戸を停止させて利用者にぶつか
らないようにし、利用者への危険性を解消して安全性を
向上させることができ、また、戸の自閉力により戸が全
閉してしまうことを防止することができる。
【0073】実施例8.次に、図8は実施例8に係るエ
レベータ戸の制御装置を示すブロック構成図である。図
8において、図7に示す実施例7と同一符号は同一部分
を示し、その説明は省略する。新たな符号として、23
はリレー20の接点20aと共に直流電源ラインの両端
間に設けられた制動時切換手段のスイッチで、エレベー
タ保守時に実施例7の短絡された制動回路を開放すべく
操作するようになされている。
【0074】上記のよう構成したことにより、実施例7
と同様にして、制動動作を行うことができ、手で戸を動
かそうとしても容易に動かなく、この場合、スイッチ2
3の操作により短絡された制動回路を切り離すことによ
り制動動作をオフさせて、容易に保守作業を行うことが
できる。なお、実施例6においても、接点20aと共に
上記スイッチ23を直流モータ10の電機子両端間に設
けることにより、同様な効果を期待することができる。
【0075】従って、上記実施例8によれば、制動時切
換手段として、リレー20による電源遮断の検出に基づ
いて短絡される制動回路を開放するスイッチ23を備え
たことにより、電源遮断時にエレベータ保守作業を容易
にさせることができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータ戸の開閉信号に基づいて上記駆動手段の各駆動素
子を駆動制御する制御手段に、戸開または戸閉中に制動
信号が発生した場合に戸開閉信号の異常に拘わらず強制
的に制動信号を出力する制動論理回路を備え、上記制動
論理回路は、戸開信号の反転信号と制動信号との論理積
を戸閉制動信号とすると共に、戸閉信号の反転信号と制
動信号との論理積を戸開制動信号として出力し、上記戸
閉制動信号または上記戸開制動信号に基づいて上記直流
モータに制動をかけるべく上記駆動素子を制御すること
により、戸開閉信号に拘わらず戸開制動動作及び戸閉制
動動作を行うことができ、これにより、それぞれ戸開閉
信号の断線時にも制動信号が発生した場合には戸を駆動
する直流モータに直ちに制動をかけ停止させることがで
き直流モータがフリー動作となるのを防止し、利用者へ
の危険性を解消し安全を向上させることができ、また、
戸の自閉力により戸が全閉してしまうことを防止するこ
とができるという効果がある。また、この発明によれ
ば、制動論理回路を、戸開信号の反転信号と制動信号と
の論理積を戸閉制動信号とすると共に、戸閉信号の反転
信号と制動信号との論理積を戸開制動信号として出力す
るよう構成したことにより、戸開制動中に、戸開信号が
オフしても、戸閉信号の反転信号と制動信号との論理積
により戸開制動信号を得て戸開信号のオン、オフに無関
係に戸開制動動作を行うことができると共に、戸閉制動
中に、戸閉信号がオフしても、戸開信号の反転信号と制
動信号との論理積により戸閉制動信号を得て戸閉信号の
オン、オフに無関係に戸閉制動動作を行うことができ、
これにより、それぞれ戸開閉信号の断線時にも戸を駆動
する直流モータに直ちに制動をかけ停止させてフリー動
作となるのを防止して利用者への安全を向上させること
ができ、また、戸の自閉力により戸が全閉してしまうこ
とを防止することができるという効果がある。
【0077】
【0078】また、この発明によれば、制動論理回路
を、戸開信号と戸閉信号とが同時にオンとなった場合
に、戸開閉信号を強制的にオフし、かつ制動信号を出力
するよう構成したことにより、戸開閉動作中に戸開閉信
号が同時オンとなっても戸を駆動する直流モータに直ち
に制動をかけて戸を停止させることができ、戸を制御す
る直流モータが異常動作となるのを防止し、利用者への
危険性を解消し安全性を向上させることができ、また、
戸の自閉力により戸が全閉してしまうことを防止するこ
とができるという効果がある。
【0079】また、この発明によれば、制動論理回路
を、戸開信号と戸閉信号とが同時にオフとなった場合
に、強制的に制動信号を出力するよう構成したことによ
り、戸開閉信号が同時にオフとなっても戸を駆動する直
流モータに制動をかけ戸を停止させることができ、戸を
制御するモータが異常動作となるのを防止し、利用者へ
の危険性を解消して安全性を向上させることができ、ま
た、戸の自閉力により戸が全閉してしまうことを防止す
ることができるという効果がある。
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施例2に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図3】 この発明の実施例3に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図4】 この発明の実施例4に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図5】 この発明の実施例5に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図6】 この発明の実施例6に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図7】 この発明の実施例7に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図8】 この発明の実施例8に係るエレベータ戸の制
御装置を示すブロック構成図である。
【図9】 従来例に係るエレベータ戸の制御装置を示す
ブロック構成図である。
【図10】 図9の動作を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
1 直流電源装置、1a〜1d 整流素子、1e 交流
電源、1f 平滑コンデンサ、2〜5 駆動素子、6〜
9 整流素子、10 自励式直流モータ、11 エレベ
ータ制御盤、11a 戸開信号、11b 戸閉信号、1
2 速度制御装置、12f 力行信号発生手段、12g
制動信号発生手段、13 論理回路、13a〜13
d、13k、13m、13n ANDゲート素子、13
e、13f、13o ORゲート素子、13g〜13
j、13l インバータ素子、14 駆動指令発生手
段、14a〜14d 増幅器、20 リレー、20a〜
20d 接点、21a、21b 蓄電池、22a、22
b 整流素子、23 スイッチ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−59586(JP,A) 特開 平4−112181(JP,A) 特開 平3−256992(JP,A) 特開 平1−162695(JP,A) 特開 昭54−59742(JP,A) 特開 平4−322186(JP,A) 特開 昭61−197388(JP,A) 実公 平1−41748(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 13/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ戸を駆動する直流モータと、
    フルブリッジ構成の駆動素子を有し上記直流モータの回
    転を可逆制御する駆動手段と、上記エレベータ戸の開閉
    信号に基づいて上記駆動手段の各駆動素子を駆動制御す
    る制御手段とを備えたエレベータ戸の制御装置におい
    て、上記制御手段に、戸開または戸閉中に発生した制動
    信号に基づいて戸開閉信号の異常に拘わらず強制的に制
    動信号を出力する制動論理回路を備え、上記制動論理回
    路は、戸開信号の反転信号と制動信号との論理積を戸閉
    制動信号とすると共に、戸閉信号の反転信号と制動信号
    との論理積を戸開制動信号として出力し、上記戸閉制動
    信号または上記戸開制動信号に基づいて上記直流モータ
    に制動をかけるべく上記駆動素子を制御することを特徴
    とするエレベータ戸の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制動論理回路は、戸開信号と戸閉信
    号とが同時にオンとなった場合に、戸開閉信号を強制的
    にオフし、かつ制動信号を出力し、当該制動信号に基づ
    いて上記直流モータに制動をかけるべく上記駆動素子を
    制御することを特徴とする請求項1記載のエレベータ戸
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記制動論理回路は、戸開信号と戸閉信
    号とが同時にオフとなった場合に、強制的に制動信号を
    出力し、当該制動信号に基づいて上記直流モータに制動
    をかけるべく上記駆動素子を制御することを特徴とする
    請求項1記載のエレベータ戸の制御装置。
JP11904194A 1994-05-31 1994-05-31 エレベータ戸の制御装置 Expired - Fee Related JP3432589B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11904194A JP3432589B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 エレベータ戸の制御装置
CN94118605A CN1109648C (zh) 1994-05-31 1994-11-30 电梯门的控制装置
KR1019950009786A KR0175078B1 (ko) 1994-05-31 1995-04-25 엘리베이터 도어의 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11904194A JP3432589B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 エレベータ戸の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07315734A JPH07315734A (ja) 1995-12-05
JP3432589B2 true JP3432589B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=14751484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11904194A Expired - Fee Related JP3432589B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 エレベータ戸の制御装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3432589B2 (ja)
KR (1) KR0175078B1 (ja)
CN (1) CN1109648C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102616638A (zh) * 2012-03-14 2012-08-01 埃克森塞弗(苏州)电梯部件科技有限公司 一种数字式直流门机控制系统

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101157650B1 (ko) * 2009-11-06 2012-06-18 엘레코리아(주) 엘리베이터 도어 제어 시스템 및 그 방법
KR101364993B1 (ko) * 2012-09-21 2014-02-20 동림지앤텍(주) 직류 모터의 안전제어 회로
CN103922214B (zh) * 2014-03-11 2016-08-17 深圳市海浦蒙特科技有限公司 电梯门机控制方法
JP6218952B2 (ja) * 2014-08-25 2017-10-25 三菱電機株式会社 エレベータ戸開閉装置およびエレベータ戸開閉装置の改修方法
CN104370176B (zh) * 2014-11-10 2016-08-24 南京台菱电梯工程有限公司 电梯厅门轿门双路检测系统
WO2021225000A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱電機株式会社 エレベーターのドア装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056672U (ja) * 1983-09-05 1985-04-20 三菱電機株式会社 エレベ−タ戸の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102616638A (zh) * 2012-03-14 2012-08-01 埃克森塞弗(苏州)电梯部件科技有限公司 一种数字式直流门机控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN1110956A (zh) 1995-11-01
KR950031869A (ko) 1995-12-20
CN1109648C (zh) 2003-05-28
JPH07315734A (ja) 1995-12-05
KR0175078B1 (ko) 1999-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2282071C (en) Dynamic brake for power door
CA1215792A (en) Method and apparatus for fault time operating of an elevator
JP3432589B2 (ja) エレベータ戸の制御装置
JPH1094106A (ja) 電動車両の駆動装置
JPH01133583A (ja) 電動機の制動装置
JP5125079B2 (ja) エレベーターのドア制御装置
JP3336702B2 (ja) エレベーター扉の開閉制御装置
JPH07106861B2 (ja) エレベータのドア制御装置
JPH11209043A (ja) エレベーターのドア制御装置
JPH0459587A (ja) エレベータのドア制御装置
JP3694721B2 (ja) 自動ドア制御装置
JPH0211513B2 (ja)
JPH04161095A (ja) エレベータのドア制御装置
US3604537A (en) Elevator door operator with differential torque motor system
JPS627112B2 (ja)
JPH0313501Y2 (ja)
JPH1181798A (ja) 自動ドアの扉制動装置
JP2000128464A (ja) エレベーターのドア制御装置
JPH03106788A (ja) エレベータの扉制御装置
JP2558326Y2 (ja) 水車のガイドベーン開閉操作制御装置
JPH1017249A (ja) エレベーターのドア制御装置
JP3200955B2 (ja) エレベータードアの制御装置
JPS6243030B2 (ja)
JP2606198Y2 (ja) アクチュエータ駆動回路
JPS63161802A (ja) 電動カ−の速度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees