JP2006109668A - 自動ドアを開閉制御するdcブラシレスモータの制御装置 - Google Patents

自動ドアを開閉制御するdcブラシレスモータの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 DCブラシレスモータを使用した自動ドアの制御装置において、ドアが戸端に衝突してモータが逆転し、再度ドアが戸端に衝突するというハンチング現象を起こさない制御装置を得るのが課題である。
【解決手段】 このハンチング現象の原因となる信号の流れを検討すると、ドアが戸端に衝突して跳ね返り、モータが逆転したときに、この極性が反対となった速度帰還信号gを速度制御回路1に入力しなければ、電流を増加させるように作用しないので、反動によりモータに作用する逆転力が弱くなり、再度モータがドアを閉める方向に回転したときのモータの電流は少ないので、ドアを戸端に衝突させたときの反動は弱く逆転しないで停止するからハンチング現象は発生しない。ホール素子の信号よりモータの逆転を検出し、逆転直後から速度帰還信号を速度制御回路に入力しないように構成して解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DCブラシレスモータの制御回路と、これを用いた自動ドアの制御装置の改良に関する。
従来から実施されているDCブラシレスモータの制御回路と、これを用いた自動ドアの制御装置は、基本的なDCブラシレスモータの駆動回路の他に、モータを一定速度で回転させるための速度帰還信号回路、モータの電流を制御する電流帰還信号回路、そしてモータを正転・逆転させるための正転/逆転信号回路等で構成されている。そして、ドアの進路に沿ってドアの位置を検出する位置センサやドアが戸端に接近したことを検出し減速を指示する減速センサ等は設けられていない。
このような簡単な構成の制御回路では、ドアを開閉動作させたとき、ドアが戸端に衝突して跳ね返り逆走して、また閉じるという動作を繰り返しドアが完全に閉じることができない所謂ハンチング現象を繰り返すことがあった。
この改善策として、下記の特許文献が提案されている。
特許第3285318号
従来の技術での問題点は、このようなハンチングを防ぐ為に、従来は速度帰還信号回路の時定数を変更して対策していたが、充分でなく、また時定数を変更することによって、通常のドア開閉動作時の速度制御にも影響が出てくるという問題があった。
技術的解決の必要性は、通常ドアの開閉動作時の速度安定性を損なうことなく、戸端でのハンチング現象を防ぐ必要があった。
本発明の解決すべき課題は、スピードコントロールモータ等の安価な回路構成のまま、通常ドア開閉時の速度安定性と、戸端でのハンチング防止を両立させた制御回路を得ることである。
従来のブラシレスDCモータを使用した自動ドアの駆動装置について図2を用いて説明する。
図2は、従来のブラシレスDCモータを使用した自動ドアの駆動装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、従来のブラシレスDCモータの駆動回路は、多相巻線を備える固定子と永久磁石を備える回転子とよりなるブラシレスDCモータ3(以下モータと呼ぶ)を駆動制御素子2と、速度制御回路1と、回転速度検出手段12及び電流検出手段14により構成される。この場合、回転速度検出手段12は、モータ3に内蔵された回転子磁極位置を検出するホール素子5と、このホール素子5の出力周波数を電圧信号である回転速度信号に変換するF/V変換器6により構成され、また電流検出手段14は、モータ3に流れる電流を検出する電流検出素子4と、比較器8とで構成され、電流検出素子4からの入力信号とモータ3に流れる最大電流の制限値を設定する基準信号J2とを比較器8に入力して比較し、その比較信号を速度制御回路1に電流検出信号dを制御信号として与えている。なお、速度制御回路1には、この他にホール素子5からのホール素子信号h及びF/V変換器6からの信号gも制御信号として入力されている。
以上の構成において、上位コントローラ1Aから出力される回転速度指令a、起動/停止信号b、回転方向信号cは速度制御回路1に入力され、速度制御回路1によりモータ3の回転速度を制御するための駆動制御素子2を駆動する通電信号eが出力される。ここで、例えば、起動/停止信号がオン、(起動)、上記電流検出手段14からの電流検出信号dがオンのときは、上記通電信号eは、駆動制御素子2を介して、ブラシレスDCモータ3を駆動する。
ブラシレスDCモータ3に内蔵された回転子の磁極位置を検出する、上記回転速度検出手段12のホール素子5の出力信号(以下、ホール素子信号hと記す)をF/V変換器6により回転速度信号gに変換し速度制御回路1へ入力する。また、速度制御回路1において、上位コントローラ1Aからの回転速度指令aに対応した通電信号eが生成される。その際、上記電流検出手段14により生成される電流検出信号dにより、速度制御回路1は、設定された電流の制限値を超えないように制御している。
図2は従来から実施されている自動ドアを駆動するためのDCブラシレスモータの制御回路と、これを用いた自動ドアの制御装置の一例で、図 において、15は減速ギヤボックス、16は駆動側プーリ、17は従動側プーリ、18はベルト、19は駆動されるドア、20は戸端である。
この制御回路と自動ドアの制御装置の動作概要は、3相の固定子巻線と空隙を介して永久磁石を備える回転子が回転自在に支承され、該永久磁石の磁極位置を検出するホール素子5が固定子に配置されたモータと、3個のホール素子5の出力が速度制御回路1の分配回路に入力され3相切替信号に変換され、次段の通電信号発生回路に送られ、更に次段の駆動制御素子2に送られ固定子巻線に通電するようになっている。
一方ホール素子6の出力は逓倍回路(図示せず)でパルス数を逓倍され、F/V変換回路6により回転速度に比例した電圧に変換され、速度制御回路1に速度帰還信号gとして入力され、上位コントローラ1Aから回転速度指令信号a、回転方向指令信号c、起動/停止信号指令b、が入力され、指令信号と帰還信号を合成した通電信号eが速度制御回路1から出力し、駆動制御素子2からモータ3の固定子巻線に適宜通電して回転子を指示した方向に回転駆動して、ギヤボックス15を介してプーリ16を駆動しベルト18を駆動してドア19を駆動するように構成されている。
今、上位コントローラ1Aの指令によりドアを閉じる方向に微速で動かし戸端に衝突させると、反動でドアが反対方向に押し戻されるのでモータが反対方向に回転させられ、F/V変換回路6から発生する速度帰還信号gの極性が反対になるので、速度制御回路1の中で電流を減少させるように作用する。一方電流帰還信号dにより駆動電流を増加させるように通電信号eが出力し、反動により逆転したモータが再度閉じる方向に回転を始めるとモータの駆動力を増加して再度ドアを閉じるように作用するので、戸端に衝突して跳ね返り、モータが逆転し……ということを繰り返してハンチング現象を起こしていた。
そこで、このハンチング現象の原因となる信号の流れを検討すると、ドアが戸端に衝突して跳ね返り、モータが逆転したときに、この極性が反対となった速度帰還信号gを速度制御回路1に入力しなければ、電流を増加させるように作用しないので、反動によりモータに作用する逆転力が弱くなり、再度モータがドアを閉める方向に回転したときのモータの電流は少ないので、ドアを戸端に衝突させたときの反動は弱く逆転しないで停止するからハンチング現象は発生しない。
そこで、ドアが戸端に衝突して跳ね返り逆転したことを検出し、逆転している間は速度帰還信号gを、速度制御回路1に入力させなければ、電流を増加させる信号が発生しないから次の正方向のモータ駆動電流を増加させることがないので、再度ドアが衝突する力が弱くなり跳ね返ることなく戸端に押し付けられて停止するからハンチング現象は起こらない。
こときにはモータは完全に停止しているので、モータの発生する力即ちドアを戸端に押し付ける力はモータの電流に比例するから、モータの駆動電流検出手段で電流制限回路の設定値を調節し、ドアを押し付けるに必要な最小トルクとなるように電流の値を設定する。
本発明の実施により、ドアを戸端に押し付け停止させるのに充分なトルクを発生可能な小容量のDCブラシレスモータを簡単な制御回路により駆動することが実現できる。
図1は本発明の制御回路の一実施例を示す回路図である。
図1において、図2に示す従来技術の回路でF/V変換回路6と速度制御回路1とを接続して速度帰還信号gを速度制御回路1に送る線路を直接に接続せず、ホール素子5の出力を回転方向検出回路22に接続し、該回転方向検出回路22の出力と、上位コントローラ1Aの回転方向指令信号cとを回転方向弁別回路21に入力し、一方、F/V変換回路6の出力と、速度制御回路1の速度帰還信号端子とをスッチ回路23に入力し、該回転方向弁別回路21の出力を前記スッチ回路23の制御端子に接続する。
図1に示す本発明の一実施例の動作について説明する。上位コントローラ1Aには、ドアの速度指令信号aと開閉方向指令信号bと起動/停止指令信号cとが発信するようになっており、速度指令信号aにより所定のパターンの速度指令信号と、開閉方向信号bと起動/停止信号cが速度制御回路1に送られドアの開閉操作を行う場合の動作を説明する。
上位コントローラ1Aより速度指令信号により選択された所定の速度パターンに従った速度指令信号aと、開閉方向の指示信号bが速度制御回路1に送られ、モータが起動し、指定の速度パターンに従い回転して停止位置に接近すると、減速して微速の状態でドアが戸端に接近し戸端に衝突すると、衝突の反動でドアが逆走して、モータが逆回転してホール素子6の信号の相回転が逆となる。
上位コントローラ1Aの出力信号cと、回転方向検出回路22の出力とを回転方向弁別回路21で比較し逆転を検出し、前記回転方向検出回路22の出力と回転方向の不一致の結果を検出してスイッチ回路23の制御端子に入力し、スッチ回路23がOFFとなり、F/V変換回路6は、出力信号の極性の反対な速度帰還信号gが速度制御回路1に入力しなくなり、電流帰還信号による電流増加の信号は発生しない。
衝突の反動で逆転したモータは逆転制動が作用してやがて停止し、反転してドアを閉じる方向に微速で駆動されているので再度ドアを閉める方向に駆動しドアが戸端に衝突するが、そのときの駆動電流は小さいのでトルクは小さく反動で跳ね返ることなく戸端で停止しドアを戸端に押し付ける。
このときのドアの押し付ける力はモータの電流に比例するので電流制限回路の設定で調整できる。
本発明になるDCブラシレスモータの制御回路を使用して自動ドアの制御装置を構成することは、どのような形式の自動ドアの制御にも使用可能で、特に質量の軽いものに適し、エレベータ用ドアの駆動等にも使用可能である。
図1は本発明を実施したDCブラシレスモータの制御回路とこれを使用した自動ドアの制御装置の一実施例である。 図2は従来から実施されているDCブラシレスモータの制御回路とこれを使用した自動ドアの制御装置の一実施例である。
符号の説明
1: 速度制御回路
2: 駆動制御素子
3: DCブラシレスモータ
4: 電流検出素子
5: ホール素子
6: F/V変換回路
8: 比較器
12: 速度検出手段
14: 電流検出手段
15: 減速ギヤボックス
16: 駆動側プーリ
17: 従動側プーリ
18: ベルト
19: 駆動されるドア
20: 戸端
21: 回転方向弁別回路
22: 回転方向検出回路
23: スイッチ回路

Claims (1)

  1. 複数相の巻線を備えた固定子と、該固定子と空隙を介して対向し、回転自在に支承され永久磁石を備える回転子と、該回転子の永久磁石の位置を検出するための磁気検出器(以下ホール素子と称する)と、該ホール素子の出力より通電信号を発生させる分配回路と、ホール素子の出力パルス数を増加させるための逓倍回路と、該逓倍回路の出力より回転速度に比例した電圧を得るF/V変換回路と、速度制御回路と、通電制御素子と、速度帰還信号回路と電流帰還信号回路と上位コントローラより構成されたDCブラシレスモータの制御回路において、
    ホール素子の出力信号より回転子の回転方向を検出する回転方向検出回路と、上位コントローラの回転方向指令出力とを比較してモータの回転方向を検出する回転方向弁別回路と、F/V変換回路と速度制御回路の速度帰還信号入力端子の間に前記回転方向弁別回路の出力により制御されるスイッチ回路とを備え、前記回転方向弁別回路の出力が、上位コントローラの指令回転方向に対し回転方向検出回路の出力する回転方向が逆となったとき、前記スイッチ回路をOFFとし逆転直後の速度帰還信号が、速度制御回路に入力されないように構成されていることを特徴とするDCブラシレスモータの制御回路と、それを用いた自動ドアの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013066351A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Shinano Kenshi Co Ltd 3相ブラシレスモータの駆動制御装置
CN107882467A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 千藏工业株式会社 自动门、以及自动门的控制方法

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