JPH08282924A - エレベータの温度調整装置 - Google Patents

エレベータの温度調整装置

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JPH08282924A
JPH08282924A JP7093892A JP9389295A JPH08282924A JP H08282924 A JPH08282924 A JP H08282924A JP 7093892 A JP7093892 A JP 7093892A JP 9389295 A JP9389295 A JP 9389295A JP H08282924 A JPH08282924 A JP H08282924A
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JP
Japan
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door
car
timer
elevator
relay
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JP7093892A
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Takaaki Aoi
隆明 青井
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコン無しのかごでもかご内温度を充分に
調整できるエレベータ用温度調整装置を得る。 【構成】 この温度調整装置は、エレベータのかごの扉
閉待機状態が第1の所定時間継続したことを検出する第
1のピックアップタイマ7と、扉開待機状態と扉閉待機
状態を交互に前記第1の所定時間と違う各第2の所定時
間の間反復させる待機状態設定リレー11及び扉管制リ
レー12と、扉開待機状態中乗場の空気をかごに吸入す
るように回転するかご用ファンとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの温度調
整装置、特にエアコンが利いているビル内にてエアコン
無しのエレベータかご内温度を調整する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平6−227757
号公報に開示された従来のエレベータの全体構成及び温
度調整装置を示す概略図である。図において、1はエレ
ベータ全体を制御するエレベータ制御装置、2はこのエ
レベータ制御装置1によって各種の制御が行われるエレ
ベータかご、3はこのかご2の扉、4は乗場に設けられ
た扉、そして5はかご2に設けられ、扉3及び4を連動
して開閉する扉開閉装置である。
【0003】更に、21,22,23はビルの各階例え
ばそれぞれ1階、2階、3階に設けられ、乗場の温度を
検出する乗場温度検出装置、24はかご2内に設けら
れ、かご内温度を設定するかご内温度設定装置、そして
25はこれら乗場温度検出装置21〜23及びかご内温
度設定装置24と電気的に接続され、かご内温度設定装
置24にて設定された温度と乗場温度検出装置21〜2
3にて検出された温度とを比較する温度制御装置であっ
て、その出力側が上述したエレベータ制御装置1に接続
され、このエレベータ制御装置1並びに乗場温度検出装
置21〜23及びかご内温度設定装置24と共に従来の
温度調整装置を構成する。
【0004】このような従来の温度調整装置では、温度
制御装置25が上述したように設定温度と検出温度を比
較して両者が一致した階を見い出すと、この階を表す信
号をエレベータ制御装置1に送る。その結果、エレベー
タ制御装置1はかご2を制御して上記階へ行かせ且つま
た扉開閉装置5を制御して扉3及び4を所定時間開放さ
せていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の温度調整装置には、下記の問題点があった。即
ち、 (1) 各階の乗場に乗場温度検出装置を、かご内にかご
内温度設定装置を、そしてエレベータ制御装置の近くに
温度制御装置を設ける必要があるので、施行費も含める
とかなり高価になる。 (2) エレベータの扉を所定時間開放しておくだけで
は、かご内温度が多少は変化するが、エアコンが利いて
いるビルの乗場の空気を充分にかご内に充満させること
はできず、これでは所望の温度調整効果(冷房、暖房)
を得ることができない。 (3) エレベータの扉を開放したまゝにしておくこと
(扉開待機状態)は、ビル火災時等ににエレベータによ
る避難を誘導することにもなるので、国の規制例えば建
設省の告示により3分以上、扉開待機状態を継続するこ
とは禁止されている。
【0006】そこで、この発明は、上述した問題点を解
決するためになされたもので、エアコン無しのかごでも
かご内温度を充分に調整でき、しかも安価で実用的なエ
レベータの温度調整装置を得ることを目的としている。
また、この発明は、特に夏期に涼風感の得られる温度調
整装置を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの温度調整装置は、エレベータのかごの扉閉待機状態
が第1の所定時間継続したことを検出する扉閉検出手段
と、この扉閉検出手段によって動作され、扉開待機状態
と前記扉閉待機状態を交互に前記第1の所定時間と違う
各第2の所定時間の間反復させる扉開閉反復手段と、前
記扉閉検出手段によって動作され、反復する前記扉開待
機状態中乗場の空気を前記かごに吸入するように回転す
るかご用ファンとを設けたものである。
【0008】この発明では、また、上述した扉閉検出手
段及び扉開閉反復手段に加えて、前記扉閉検出手段によ
って動作され、反復する扉開待機中乗場の空気をかごに
吸入するように回転すると共に、反復する扉閉待機状態
中及びかご走行時に空気を前記かご内へ排出するように
回転するかご用ファンを設けたものである。
【0009】
【作用】上述したように構成された温度調整装置では、
エレベータのかごが待機状態にある場合、扉閉待機状態
が第1の所定時間継続したら一旦扉を開放し、この扉開
待機状態を第2の所定時間保持し、その後再び扉閉待機
状態を第2の所定時間保持し、エレベータ呼びが有るま
で扉開/閉待機状態を繰り返し、扉開待機状態時にはか
ご用ファンにより乗場の空気をかご内に吸入して所望の
温度調整効果を得る。また、かご用ファンを、乗場の空
気をかご内に吸入するだけでなく、扉閉待機状態中及び
かご走行時に空気をかご内に排出するように回転させれ
ば、特に夏期等では涼風感が得られる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示した一実施例
について詳しく説明する。図1はこの発明に係るエレベ
ータの全体構成を示す概略図、図2は図1に示したエレ
ベータ制御装置に用いられる制御回路の配線図、そして
図3は図2に示した制御回路の動作説明図である。図1
において、2〜5は上述した従来装置におけるものと同
じであり、そして6はかご2の例えば上に設けられ、各
階の乗場からかご2内に空気を吸入するように回転する
かご用ファンである。
【0011】図2の制御回路において、(+)、(−)
は直流電源、7は励磁条件成立時には所定時間経過後に
動作し、励磁条件消滅時には即時非動作となる第1のピ
ックアップタイマであって、常開接点7−1〜7−3及
び常閉接点7−11を有している。8は第1のピックア
ップタイマ7と同じ第2のピックアップタイマであっ
て、常開接点8−1〜8−2及び常閉接点8−11〜8
−13を有している。
【0012】9は励磁条件成立時には即時動作し、励磁
条件消滅時には所定時間経過後に非動作となる第1のド
ロップアウトタイマであって、常開接点9−1〜9−3
及び常閉接点9−11を有している。10は第1のドロ
ップアウトタイマ9と同じ第2のドロップアウトタイマ
であって、常開接点10−1〜10−2及び常閉接点1
0−11を有している。
【0013】11はかご2の待機時に扉を開いておくか
(扉開待機)閉めておくか(扉閉待機)を設定する待機
状態設定リレーであって、常開接点11−1及び常閉接
点11−11を有している。12はかご2の扉3及び乗
場の扉4の開閉動作を管制する扉管制リレーであって、
常開接点12−1を有している。13はかご用ファン6
を駆動するファン駆動リレーである。
【0014】14−11〜14−12はエレベータの呼
び(かご呼び、乗場呼び)の有無を検出する呼び検出リ
レー(図示しない)の常閉接点、15は一般的な扉管制
回路、16−1はかご走行検出リレー(図示しない)の
常開接点、そして17はかご用ファン6の入切スイッチ
である。
【0015】図2の制御回路において、更に、直流電源
(+)、(−)間には、第2のピックアップタイマ8の
常閉接点8−11及び第1のドロップアウトタイマ9の
常開接点9−1から成る並列回路、呼び検出リレーの常
閉接点14−11、並びに第1のピックアップタイマ7
が直列に接続され、同様に第1のピックアップタイマ7
の常開接点7−1及び第2のドロップアウトタイマ10
の常開接点10−1から成る並列回路、呼び検出リレー
の常閉接点14−12、並びに第2のピックアップタイ
マ8が直列に接続されている。更に、直流電源(+)、
(−)間には、第1のピックアップタイマ7の常開接点
7−2、第2のピックアップタイマ8の常閉接点8−1
2、及び第1のドロップアウトタイマ9が直列に接続さ
れ、同様に第2のピックアップタイマ8の常開接点8−
1、第1のドロップアウトタイマ9の常開接点9−2、
及び第2のドロップアウトタイマ10が直列に接続され
ている。
【0016】また、直流電源(+)、(−)間には、第
1のピックアップタイマ7の常開接点7−3、第2のピ
ックアップタイマ8の常閉接点8−13、第1のドロッ
プアウトタイマ9の常開接点9−3、第2のドロップア
ウトタイマ10の常閉接点10−11、及び待機状態設
定リレー11が直列に接続され、この直列回路の一部
(7−3)−(8−13)−(9−3)−(10−1
1)と並列に、第1のピックアップタイマ7の常閉接点
7−11、第2のピックアップタイマ8の常開接点8−
2、第1のドロップアウトタイマ9の常閉接点9−1
1、及び第2のドロップアウトタイマ10の常開接点1
0−2から成る直列回路が接続されている。更に、直流
電源(+)、(−)間には、扉管制回路15、待機状態
設定リレー11の常閉接点11−11、及び扉管制リレ
ー12が直列に接続され、この直列回路の一部15−
(11−11)と並列に、かご走行検出リレーの常開接
点16−1及び扉管制リレー12の常開接点12−1か
ら成る直列回路が接続されている。最後に、直流電源
(+)、(−)間には、ファン入切スイッチ17、待機
状態設定リレー11の常開接点11−1、及びファン駆
動リレー13が直列に接続されている。
【0017】次に、上述したように構成されている制御
回路の動作を図3も参照しながら詳しく説明する。今、
走行中のエレベータつまりかご2が減速して所定の階に
着床しようとしているとする。この状態では扉管制リレ
ー12は、扉管制回路15及び常閉接点11−11を介
して直流電源(+)、(−)から励磁されてその常開接
点12−1を閉成し、またかご走行検出リレーが励磁さ
れて、その常開接点16−1を閉成しているので、自己
保持しており、そして扉3及び4は閉状態を継続してい
る。しかしながら、時点t0にて、かご2が着床して停
止すると、かご走行検出リレーが消磁されてその常開接
点16−1を開放するので、扉管制リレー12は、その
自己保持が解除され、扉管制回路15の回路条件に従っ
て消磁され、そして扉は開放される。またかご停止時点
t0で、呼び検出リレーが消磁されてその常閉接点14
−11を閉成するので、ルート(+)−(8−11)−
(14−11)−7−(−)で扉閉検出手段としての第
1のピックアップタイマ7は励磁されてカウントを開始
する。また、時点t0にて一旦開いた扉は、所定時間経
過後の時点t1にて、扉管制回路15の回路条件に従っ
て扉管制リレー12が励磁されるので、再び閉状態に移
行する。
【0018】この扉閉状態のままで第1のピックアップ
タイマ7は、第1の所定時間経過後の時点t2にてカウ
ントアップすると、その常開接点7−1〜7−3を閉成
し且つ常閉接点7−11を開放する。常開接点7−1の
閉成によりルート(+)−(7−1)−(14−12)
−8−(−)で第2のピックアップタイマ8は励磁され
てカウントを開始する。また、常開接点7−2の閉成に
よりルート(+)−(7−2)−(8−12)−9−
(−)で第1のドロップアウトタイマ9は励磁され、そ
の常開接点9−1〜9−3を閉成し、且つ常閉接点9−
11を開放する。更に、常開接点7−3及び9−3の閉
成によりルート(+)−(7−3)−(8−13)−
(9−3)−(10−11)−11−(−)で待機状態
設定リレー11は励磁され、その常開接点11−1を閉
成し且つ常閉接点11−11を開放する。この常閉接点
11−11の開放により扉管制リレー12は消磁され、
そしてかご2及び乗場の扉は開放される。また、ファン
入切スイッチ17は必要時には入になっているので、常
開接点11−1の閉成によりファン駆動リレー13は励
磁されてかご用ファン6を回転させ、これにより乗場の
空調された空気がかご2内に吸入される。
【0019】時点t2にてカウントを開始した第2のピ
ックアップタイマ8は第2の所定時間経過後の時点t3
にてカウントアップし、その常開接点8−1〜8−2を
閉成し且つ常閉接点8−11〜8−13を開放する。常
開接点8−1の閉成によりルート(+)−(8−1)−
(9−2)−10−(−)で第2のドロップアウトタイ
マ10は励磁され、その常開接点10−1〜10−2を
閉成し且つ常閉接点10−11を開放する。また、常閉
接点8−12の開放により第1のドロップアウトタイマ
9は消磁されてカウントを開始する。更に、常閉接点8
−13の開放により待機状態設定リレー11は消磁さ
れ、その常開接点11−1を開放し、且つ常閉接点11
−11を閉成する。常開接点11−1の開放によりファ
ン駆動リレー13は消磁されてかご用ファン6の回転を
停止させ、また常閉接点11−11の閉成により扉管制
リレー12は励磁され、そしてかご2及び乗場の扉は閉
まる。
【0020】時点t3にてカウントを開始した第1のド
ロップアウトタイマ9は第2の所定時間経過後の時点t
4にてカウントアップすることにより消磁され、その常
開接点9−1〜9−3を開放し、且つ常閉接点9−11
を閉成する。常開接点9−1の開放により第1のピック
アップタイマ7は消磁され、その常開接点7−1〜7−
3を開放し且つ常閉接点7−11を閉成する。常開接点
9−2の開放により第2のドロップアウトタイマ10は
消磁されてカウントを開始する。常閉接点7−11の閉
成によりルート(+)−(7−11)−(8−2)−
(9−11)−(10−2)−11−(−)で待機状態
設定リレー11は励磁され、図3の時点t2〜時点t3
間と同様にかご2及び乗場の扉は開放されると共に、か
ご用ファン6が回転することにより乗場の空気はかご2
内に吸入される。
【0021】時点t4にてカウントを開始した第2のド
ロップアウトタイマ10は第2の所定時間経過後の時点
t5にてカウントアップし、消磁されてその常開接点1
0−1〜10−2を開放し且つ常閉接点10−11を閉
成する。常開接点10−1の開放により第2のピックア
ップタイマ8は消磁され、その常開接点8−1〜8−2
を開放し且つ常閉接点8−11〜8−13を閉成する。
常閉接点8−11の閉成によりルート(+)−(8−1
1)−(14−11)−7−(−)で第1のピックアッ
プタイマ7は再び励磁されてカウントを開始する。常開
接点10−2の開放により待機状態設定リレー11は消
磁され、図3の時点t3〜時点t4間と同様にかご用フ
ァン6の回転は停止し、そしてかご2及び乗場の扉は閉
まる。この状態は時点t6まで続き、以後は、図3の時
点t2〜時点t6の動作を繰り返すことになる。
【0022】また、エレベータの呼びが発生すれば、呼
び検出リレーが励磁されてその常閉接点14−11〜1
4−12を開放するので、第1のピックアップタイマ7
及び第2のピックアップタイマ8は即時に消磁されて常
開接点7−3及び8−2を開放し、これにより待機状態
設定リレー11は消磁されて常閉接点11−11を閉成
し、扉管制リレー12は扉管制回路15の条件のみで制
御され、通常のシーケンスに従って動作する。
【0023】以上の説明から明らかなように、この発明
では、エレベータの呼びがない所謂待機状態にある場合
に、扉閉待機状態が第1の所定時間継続したら一旦扉を
開放し、この扉開待機状態を建設省の告示で許された第
2の所定時間保持しその後再び扉閉待機状態にする。即
ち扉閉待機状態と扉開待機状態を所定時間で交互に繰り
返すようにし、しかも扉開待機状態時にはかご用ファン
6により、乗場の空気をかご2内に吸い込むようにした
ので、空調された乗場の空気をかご2内に引き入れるこ
とができる。なお、待機状態設定リレー11及び扉管制
リレー12によって扉開閉反復手段が形成され、また第
2のピックアップタイマ8、第1のドロップアウトタイ
マ9、第2のドロップアウトタイマ10及び第1のピッ
クアップタイマ7によって第2の所定時間が決定され
る。尚、本実施例では制御回路をリレー回路で構成した
が、マイコンを使用して構成しても構わない。
【0024】上述した実施例では、かご用ファン6は乗
場の空気をかご2内に吸入するように回転したが、これ
に加えて、かご用ファン6は、かご2内乗客に涼風感を
与えるために空気をかご2内へ排出するように回転して
も良い。図4はこのようにかご用ファン6に空気を吸入
/排出させるために図2の制御回路の一部を変更した配
線図である。図4において、11−2〜11−3は図2
の待機状態設定リレー11の常開接点そして11−12
〜11−13は常閉接点であり、18は単相電源、19
−1はかご用ファン6を駆動する単相モータの回転子そ
して19−2〜19−3は1次巻線であり、また20−
1〜20−2は運転用コンデンサである。
【0025】この制御回路では待機状態設定リレー11
の動作状態により運転用コンデンサの接続を切り換える
様にしているので、扉開待機状態時には運転用コンデン
サ20−1が接続されてかご内に空気を吸入するが、扉
閉待機状態時にはかご内へ空気を排出するようにかご用
ファン6を回転させることができる。これにより夏期等
では、扉開待機状態時に乗場の涼しい空気をかご内に吸
気し、かご走行時にはかご用ファン6からかご内へ排出
される風で涼風感を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明に係るエレベータの温度調整装
置は、エレベータのかごの扉閉待機状態が第1の所定時
間継続したことを検出する扉閉検出手段と、この扉閉検
出手段によって動作され、扉開待機状態と前記扉閉待機
状態を交互に前記第1の所定時間と違う各第2の所定時
間の間反復させる扉開閉反復手段と、前記扉閉検出手段
によって動作され、反復する前記扉開待機状態中乗場の
空気を前記かごに吸入するように回転するかご用ファン
とを備えているので、従来装置におけるような乗場温度
検出装置、かご内温度設定装置、及び温度制御装置は不
要になり、従って非常に安価になることに加えて、所望
の温度調整効果が得られると云う効果を奏する。また、
この発明の温度調整装置は、上述したかご用ファンを、
乗場の空気をかごに吸入するだけでなく、空気をかご内
へ排出するように回転させることにより、特に夏期等で
は涼風感が得られると云う効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエレベータの全体構成を示す概
略図である。
【図2】図1に示したエレベータ制御装置に用いられる
制御回路の配線図である。
【図3】図2に示した制御回路の動作説明図である。
【図4】図2に示した制御回路の一部を変更した配線図
である。
【図5】従来のエレベータの全体構成及び温度調整装置
を示す概略図である。
【符号の説明】
1A エレベータ制御装置 2 かご 3 かごの扉 4 乗場の扉 6 かご用ファン 7 第1のピックアップタイマ 8 第2のピックアップタイマ 9 第1のドロップアウトタイマ 10 第2のドロップアウトタイマ 11 待機状態設定リレー 12 扉管制リレー 13 ファン駆動リレー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の温度調整装置には、下記の問題点があった。即
ち、 (1) 各階の乗場に乗場温度検出装置を、かご内にかご
内温度設定装置を、そしてエレベータ制御装置の近くに
温度制御装置を設ける必要があるので、施工費も含める
とかなり高価になる。 (2) エレベータの扉を所定時間開放しておくだけで
は、かご内温度が多少は変化するが、エアコンが利いて
いるビルの乗場の空気を充分にかご内に充満させること
はできず、これでは所望の温度調整効果(冷房、暖房)
を得ることができない。 (3) エレベータの扉を開放したまゝにしておくこと
(扉開待機状態)は、ビル火災時等にエレベータによる
避難を誘導することにもなるので、国の規制例えば建設
省の告示により3分以上、扉開待機状態を継続すること
は禁止されている。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごが建物の或る階に停止
    して呼びを待つ待機状態にある場合に、前記かごの扉閉
    待機状態が第1の所定時間継続したことを検出する扉閉
    検出手段と、この扉閉検出手段によって動作され、扉開
    待機状態と前記扉閉待機状態を交互に前記第1の所定時
    間と違う各第2の所定時間の間反復させる扉開閉反復手
    段と、前記扉閉検出手段によって動作され、反復する前
    記扉開待機状態中前記階の乗場の空気を前記かごに吸入
    するように回転するかご用ファンとを備えたことを特徴
    とするエレベータの温度調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のかご用ファンに代えて、
    前記扉閉検出手段によって動作され、反復する前記扉開
    待機中前記階の乗場の空気を前記かごに吸入するように
    回転すると共に、反復する前記扉閉待機状態中及び前記
    かごの走行時に空気を前記かご内へ排出するように回転
    するかご用ファンを備えたことを特徴とするエレベータ
    の温度調整装置。
  3. 【請求項3】 前記扉閉検出手段が第1のピックアップ
    タイマであることを特徴とする請求項1又は2のエレベ
    ータの温度調整装置。
  4. 【請求項4】 前記扉開閉反復手段は、前記第1のピッ
    クアップタイマ及び第1のドロップアウトタイマのカウ
    ントアップによって励磁され、第2のピックアップタイ
    マ及び第2のドロップアウトタイマのカウントアップに
    よって消磁される待機状態設定リレーと、この待機状態
    設定リレーの励磁、消磁によってそれぞれ消磁、励磁さ
    れ、もって扉をそれぞれ開放、閉成させる扉管制リレー
    とを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    のエレベータの温度調整装置。
  5. 【請求項5】 前記各第2の所定時間は、前記第2のピ
    ックアップタイマ、前記第1のドロップアウトタイマ、
    前記第2のドロップアウトタイマ、及び前記第1のピッ
    クアップタイマによって決定されることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかのエレベータの温度調整装
    置。
JP7093892A 1995-04-19 1995-04-19 エレベータの温度調整装置 Pending JPH08282924A (ja)

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