JP2001019336A - 乗客コンベア装置 - Google Patents
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- JP2001019336A JP2001019336A JP11195293A JP19529399A JP2001019336A JP 2001019336 A JP2001019336 A JP 2001019336A JP 11195293 A JP11195293 A JP 11195293A JP 19529399 A JP19529399 A JP 19529399A JP 2001019336 A JP2001019336 A JP 2001019336A
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Abstract
あるいは他方向のどちらの方向にも自動的に移動させる
ことができる乗客コンベア装置の提供。 【解決手段】 乗客を搬送する踏段4と、乗降口2から
踏段4に乗り込む乗客を検出する第1検出装置7と、乗
降口3から踏段4に乗り込む乗客を検出する第2検出装
置8と、これらの検出装置7,8から出力される乗客検
出信号Y1,Y2に基づいて、踏段4を上方向、または
下方向に選択的に移動させる通常方向制御を実施させる
運転指令信号Wを出力する運転制御装置9とを有すると
ともに、上述の通常方向制御に優先させて、踏段4を特
定の方向に移動させる特定方向制御を実施させる信号を
出力する優先制御手段を備え、この優先制御手段が、そ
れぞれ運転制御装置9に入力される外部信号X1,X
2,X3を出力する列車接近検出装置12、発車ベル1
3、操作装置14から成る構成にしてある。
Description
動道路などの乗客コンベアを含み、特に乗客の流れを配
慮して当該乗客コンベアに備えられる踏段の移動方向を
自動的に変更させることのできる乗客コンベア装置に関
する。
て、運転開始あるいは運転停止を自動的におこなう乗客
コンベア例えばエスカレータが提案されている。例え
ば、特開平3−243591号公報には、踏段への乗客
の乗り込みを光電装置等の検出装置で検出し、その検出
信号に基づいてエスカレータの運転を開始し、踏段から
乗客が降りたことを光電装置等の別の検出装置で検出
し、この別の検出装置で踏段から乗客が降りたことが検
出されたときから、所定時間後にエスカレータの運転を
停止させる技術が示されている。
も、踏段に乗り込む乗客を検出装置で検出し、これによ
りエスカレータの運転を開始させ、踏段から乗客が降り
たことを別の検出装置で検出し、これによりエスカレー
タを停止させる技術が示されている。
客の有無に応じて当該エスカレータを自動的に運転した
り停止させたりするので、無人状態での無駄な運転を実
施することがなく、省電力の点で優れている。
た各従来技術は、踏段の移動方向が上方向だけとか、あ
るいは下方向だけとかのように、所定の一方向となる運
転に限定されているので、その一方向とは異なる反対方
向に移動したい乗客にとっては、そのエスカレータを活
用することができず、併設される階段などの別の手段を
使用して上下階床間を移動しなければならず、乗客に対
する利便性の点で十分なものとはいえなかった。
能をそれぞれ有する上り用のエスカレータと、下り用の
エスカレータとを併設することが考えられる。しかし、
このように構成すると、少なくとも2台のエスカレータ
が必要になることから経済性の点で問題がある。例え
ば、小規模な駅などにおけるように基本的にエスカレー
タに対する乗客の利用頻度の少ない設置場所にあって
は、乗客の数に比べて設備費用がかかりすぎ、経済的で
ない。
けることは、それだけ大きな設置スペースが必要になる
問題がある。特に、駅等の既設の階段部分に改修工事を
おこなってこのようなエスカレータを設置するような場
合には、階段部分を大幅に削らなければならず、階段部
分を上り下りする者に対する利便性を損なうことにな
り、実用性の点で難点がある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、乗客の流れに応
じて、踏段を所定の一方向、あるいは他方向のどちらの
方向にも自動的に移動させることができる乗客コンベア
装置を提供することにある。
に、本願の請求項1に係る発明は、無端状に連結されて
乗客を搬送する踏段と、この踏段の乗降口近傍に設けら
れ、一方の乗降口から上記踏段に乗り込む乗客を検出す
る第1検出装置と、他方の乗降口から上記踏段に乗り込
む乗客を検出する第2検出装置と、これらの第1,第2
検出装置で乗客が検出されたことに伴って出力される乗
客検出信号に基づいて、上記踏段を所定の一方向、また
は他方向に選択的に移動させる通常方向制御を実施させ
る運転指令信号を出力する運転制御装置とを有する乗客
コンベアを備えるとともに、上記通常方向制御に優先さ
せて、上記踏段を特定の方向に移動させる特定方向制御
を実施させる信号を出力する優先制御手段を備えた構成
にしてある。
は、例えば第1検出装置で一方の乗降口から踏段に乗り
込もうとしている乗客が検出されると、この第1検出装
置の乗客検出信号が運転制御装置に入力され、この運転
制御装置から踏段を所定の一方向に移動させる通常方向
制御を実施させる運転指令信号が出力される。これによ
り踏段が上述した所定の一方向に移動し、乗客は踏段に
乗って、当該乗客の流れ方向である所定の一方向に移動
することができる。
ら踏段に乗り込もうとする乗客が検出されると、この第
2検出装置の乗客検出信号が運転制御装置に入力され、
この運転制御装置から踏段を上述の所定の一方向とは別
の方向である他方向に移動させる通常方向制御を実施さ
せる運転指令信号が出力される。これにより踏段が上述
した他方向に移動し、乗客は踏段に乗って当該乗客の流
れ方向である他方向に移動することができる。
される以前の状態にあって、例えば乗客の流れ方向が上
述の一方向に沿う方向であると予測できる場合において
は、優先制御手段を作動させて上述した通常方向制御に
優先させて、すなわち踏段が停止状態であったり、上述
した他方向に移動している状態であっても、踏段を特定
方向すなわち上述の一方向に移動させる特定方向制御を
実施させる運転指令信号が出力される。これにより踏段
が一方向に移動し、乗客をその流れ方向である一方向に
移動させることができる。
沿う方向であると予測できる場合においては、優先制御
手段を作動させて上述した通常方向制御に優先させて、
すなわち踏段が停止状態であったり、上述した一方向に
移動している状態であっても、踏段を特定方向すなわち
上述の他方向に移動させる特定方向制御を実施させる運
転指令信号が出力される。これにより踏段が他方向に移
動し、乗客をその流れ方向である他方向に移動させるこ
とができる。
乗客の流れ、及び第1,第2検出装置で乗客が検出され
る前の状態における予測される乗客の流れに応じて、踏
段を所定の一方向、あるいは他方向のどちらの方向にも
自動的に移動させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明におい
て、上記優先制御手段が、上記乗客コンベアとは離隔し
た位置に設けられ、外部信号を出力する信号発生手段か
ら成る構成にしてある。
は、第1,第2検出装置で乗客が検出される以前の状態
にあって、例えば乗客の流れ方向が上述の一方向、ある
いは他方向に沿う方向であると予測できる場合において
は、信号発生手段を作動させて外部信号を出力させ、こ
の外部信号に基づいて踏段を上述の一方向、あるいは他
方向に自動的に移動させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明におい
て、上記信号発生手段が、上記乗客コンベアとは異なる
他の乗客搬送手段の運行と連動して上記外部信号を出力
するものから成る構成にしてある。
は、他の乗客搬送手段の運行状況から踏段に乗り込む乗
客の流れ方向が上述の一方向、あるいは他方向に沿う方
向であると予測できる。したがって、上述の他の乗客搬
送手段の運行と連動して信号発生手段から出力される外
部信号に基づいて、踏段を乗客搬送手段の運行に関連さ
せて一方向、あるいは他方向に自等的に移動させること
ができる。これにより、他の乗客搬送手段を経て踏段に
乗った乗客を、当該乗客の流れに沿って円滑に案内する
ことができる。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の発明におい
て、上記信号発生手段が、人為的操作により上記外部信
号を出力するものから成る構成にしてある。
は、踏段に乗り込む乗客の流れ方向が上述の一方向、あ
るいは他方向に沿う方向であると予測される場合、人為
的操作により信号発生手段が作動し、外部信号が出力さ
れる。この外部信号に基づいて、踏段を上述の一方向、
あるいは他方向に自動的に移動させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれかに記載
の発明において、上記運転制御装置を上記外部信号の入
力可能に設け、当該運転制御装置は、上記外部信号を入
力しないとき上記通常方向制御を実施させる処理をおこ
ない、上記外部信号を入力したとき上記通常方向制御に
優先させて、上記特定方向制御を実施させる処理をおこ
なう構成にしてある。
は、運転制御装置に、優先制御手段からの外部信号が入
力されないときには、第1,第2検出装置から出力され
る乗客検出信号に基づいて、運転制御装置から踏段を上
述の一方向、あるいは他方向に移動させる通常方向制御
を実施させる運転指令信号が出力される。これにより踏
段が、一方向、あるいは他方向に移動し、乗客は踏段に
乗って、当該乗客の流れ方向である一方向、あるいは他
方向に移動することができる。
の外部信号が入力されたときには、それまでの踏段の状
態が停止状態であったり、一方向に移動している状態で
あったり、あるいは他方向に移動している状態であって
も、上述の通常方向制御に優先させて、踏段を一方向、
あるいは他方向に移動させる特定方向制御を実施させる
運転指令信号が出力される。これにより、乗客をその流
れ方向である一方向、あるいは他方向に移動させること
ができる。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5に記載の発明にお
いて、上記乗客コンベアの上記乗降口の少なくとも1つ
の近傍位置に、信号に応じて開閉可能な開閉扉を備える
とともに、この開閉扉を選択的に開閉させる扉制御手段
を備えた構成にしてある。
は、あらかじめ開閉扉を、乗客が踏段に乗り込む乗降口
とは異なる乗降口の近傍位置に配置させておき、扉制御
手段を作動させて、例えば乗客が踏段に乗り込むまでは
開閉扉を閉じておき、踏段に乗客が乗ったときに開閉扉
を開く制御を実施させるようにすればよい。これによ
り、乗客が踏段に乗り込む乗降口とは異なる乗降口から
の他の乗客の乗り込みを防ぐことができる。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の発明において、
上記開閉扉を上記乗降口のそれぞれに対応させて設ける
とともに、上記運転制御装置が上記扉制御手段を含み、
当該運転制御装置は、上記通常方向制御の実施時及び上
記特定方向制御の実施時に、上記開閉扉のそれぞれを選
択的に開閉させる制御をおこなう構成にしてある。
は、上述の通常方向制御及び特定方向制御が実施される
際に、運転制御装置に含まれる扉制御手段が作動して、
乗客が乗り込み可能な側に位置する乗降口の近傍位置に
設けられる開閉扉を開き、乗客が降りる側に位置する乗
降口の近傍位置に設けられる開閉扉を閉じる制御が実施
される。また、このとき例えば乗客が踏段に乗り込むま
では、乗客が降りる側に位置する乗降口の近傍位置に設
けられている開閉扉を閉じておき、踏段に乗客が乗った
ときに当該開閉扉を開く制御を実施させるようにする。
このようにすることにより、乗客が降りる側に位置する
乗降口からの他の乗客の乗り込みを防止することができ
る。
請求項8に係る発明は、請求項1記載の発明において、
上記通常方向制御及び上記特定方向制御によって移動す
る上記踏段の移動情報を報知する報知手段を備えた構成
にしてある。
は、乗客は、報知手段の報知により、例えば踏段の移動
方向が自分の行こうとしている方向と一致しているかど
うかなどの踏段の移動情報を知ることができる。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれかに記載
の発明において、当該乗客コンベアがエスカレータから
成るとともに、上記運転制御装置は、上記第1,第2検
出装置から出力される上記乗客検出信号に基づいて、上
記踏段を上方向、または下方向に選択的に移動させる通
常方向制御を実施させる運転指令信号を出力し、上記優
先制御手段から出力される上記信号に基づいて、上記通
常方向制御に優先させて、上記踏段を上方向、または下
方向に選択的に移動させる特定方向制御を実施させる運
転指令信号を出力する構成にしてある。
は、第1,第2検出装置で踏段への乗客の乗り込みが検
出されると、第1,第2検出装置の乗客検出信号が運転
制御装置に入力され、この運転制御装置から踏段を上方
向、または下方向に移動させる通常方向制御を実施させ
る運転指令信号が出力される。これにより、踏段が該当
する上方向、または下方向に移動し、乗客は踏段に乗っ
て当該乗客の流れ方向である上方向、または下方向に移
動することができる。
れる以前の状態にあって、乗客の流れ方向が上方向、ま
たは下方向であると予測できる場合においては、優先制
御手段を移動させて、上述の通常方向制御を優先させ
て、すなわち、それまでの踏段の状態が停止状態であっ
たり、上方向に移動している状態であったり、あるいは
下方向に移動している状態であっても、踏段を乗客の流
れ方向に沿う上方向、または下方向に移動させる特定方
向制御を実施させる運転指令信号が出力される。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る発明におい
て、上記エスカレータが駅に配置されるものであり、当
該エスカレータの下階床乗降口を列車が到着するホーム
の階床であるホーム階に設け、当該エスカレータの上階
床乗降口を改札口が配置される階床である改札口階に設
けた構成にしてある。
は、乗客の流れがホームから改札口に向かう流れと、改
札口からホームに向かう流れのように変化する状況にあ
って、通常方向制御あるいは特定方向制御によって、踏
段の移動方向を適宜自動的に変更させることができる。
の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の乗
客コンベア装置の一実施形態を示す全体構成図、図2は
図1に示す一実施形態に備えられる運転制御装置に連絡
される信号系統を示すブロック図、図3は図1に示す一
実施形態に備えられる運転制御装置で実施される基本制
御モード、すなわち運転指令信号による踏段の通常方向
制御を説明するフローチャート、図4は図1に示す一実
施形態に備えられる運転制御装置で実施される優先制御
モード、すなわち優先制御手段から出力される信号に基
づく特定方向制御を説明するフローチャートである。
タ1は、例えば図示しない列車が到着あるいは、出発す
る駅に設置したものである。このエスカレータ1は、下
階床、例えば図示しない列車が到着するホーム階FHに
配置される一方の乗降口2と、上階床、例えば改札口が
設けられる改札口階FKに配置される他方の乗降口3と
を備えている。これらの乗降口2,3間には、無端状に
複数連結されて乗客を搬送する踏段4と、これらの踏段
4の両側に立設される欄干6と、この欄干6に案内支持
され、踏段4と同期して回動するハンドレール5とを備
えている。
置、例えば欄干6の部分には、乗降口2から踏段4に乗
り込む乗客を検出し、乗客検出信号V1を出力する光電
管などから成る第1検出装置7を設けてある。同様に、
改札口階FKの乗降口3の近傍位置、例えば欄干6の部
分には、乗降口3から踏段4に乗り込む乗客を検出し、
乗客検出信号V2を出力する光電管などから成る第2検
出装置8を設けてある。
を有する運転制御装置9を設けてある。図2に示すよう
に、この運転制御装置9は、第1検出装置7、あるいは
第2検出装置8で乗客が検出されたことに伴って出力さ
れる乗客検出信号Y1,Y2に基づいて、踏段2を所定
の一方向すなわち上方向に、または他方向すなわち下方
向に、選択的に移動させる通常方向制御を実施させる運
転指令信号W、後述の特定方向制御を実施させる運転指
令信号W、踏段4の移動速度の制御を実施させる運転指
令信号Wをそれぞれ上部機械室内に備えられる踏段駆動
装置24に出力する他、扉制御信号V1,V2、表示信
号M1,M2、音声信号Nを出力する。
制御に優先させて、踏段4を特定の方向、すなわち上方
向か、下方向かのいずれかに移動させる特定方向制御を
実施させる信号を出力する優先制御手段を備えている。
1とは離隔した位置に設けられ、それぞれ外部信号X
1,X2,X3を出力可能な列車接近検出装置12、発
車ベル13、操作装置14等の信号発生手段から成って
いる。
置12は、エスカレータ1とは異なる他の乗客搬送手段
例えば列車が、駅のホームの所定位置に入って来たこと
に連動して外部信号X1を出力するものから成ってい
る。その外部信号X1は、例えば前述した運転制御装置
9に入力される。運転制御装置9は、列車接近検出装置
12からの外部信号X1を入力したとき、それまでの踏
段4の通常方向制御に優先させて、すなわち踏段4が停
止状態であっても、あるいは踏段4が下方向に移動して
いる状態であっても、それらの踏段4の停止あるいは下
方向の移動を無効にして、強制的に踏段4を上方向に移
動させる特定方向制御を実施させる運転指令信号Wを踏
段駆動装置24に出力する。
列車が次の駅に向かって出発するときに人為的に操作さ
れるもので、当該発車ベル13が鳴ったときに外部信号
X2が出力される。その外部信号X2も例えば前述した
運転制御装置9に入力される。運転制御装置9は、発車
ベル13からの外部信号X2を入力したとき、それまで
の通常方向制御に優先させて、強制的に踏段4を下方向
に移動させる特定方向制御を実施させる運転指令信号W
を踏段駆動装置24に出力する。
Kの図示しない改札口の近傍に設けられ、人為的に操作
されるものから成っている。この操作装置14が操作さ
れると外部信号X3が出力され、その外部信号X3も例
えば前述した運転制御装置9に入力される。運転制御装
置9は、操作装置14からの外部信号X3を入力したと
きにも、それまでの通常方向制御に優先させて、すなわ
ち踏段4が停止している状態、あるいは上方向に移動し
ている状態であっても、例えば強制的に踏段4を下方向
に移動させる特定方向制御を実施させる運転指令信号W
を踏段駆動装置24に出力する。
降口2,3の少なくとも1つの近傍位置に、例えば乗降
口2,3のそれぞれに対応させて、信号に応じて開閉可
能な下階床開閉扉10、上階床開閉扉11を備えている
とともに、これらの開閉扉10,11を選択的に開閉さ
せる扉制御信号V1,V2を出力する扉制御手段を備え
ている。この扉制御手段は、例えば前述した運転制御装
置9に含ませてある。運転制御装置9は、前述した踏段
4の通常方向制御の実施時、及び列車接近検出装置1
2、発車ベル13、操作装置14のそれぞれから出力さ
れる外部信号X1,X2,X3に基づく前述の踏段4の
特定方向制御の実施時に、開閉扉10,11のそれぞれ
を選択的に開閉させる扉制御信号V1,V2を第1扉駆
動装置25、第2扉駆動装置26のそれぞれに出力す
る。
御によって移動する踏段4の移動情報、及び列車接近検
出装置12、発車ベル13、操作装置14から出力され
る外部信号X1,X2,X3に基づく特定方向制御によ
って移動する踏段4の移動情報を報知する報知手段、例
えばエスカレータ1の近傍位置に配置され、運転制御装
置9から出力される表示信号M1,M2に応じて踏段4
の移動方向、及び踏段4の移動速度の表示をおこなう第
1表示装置20、第2表示装置21と、運転制御装置9
から出力される音声信号Nに応じて、表示装置20,2
1の表示とほぼ同様の内容を放送する放送装置22とを
備えている。第1表示装置20は下階床であるホーム階
FHの上方位置に、第2表示装置21は上階床である改
札口階FKの上方位置に、また放送装置22はエスカレ
ータ1の上方位置に、それぞれ例えば設置してある。
で実施される基本制御モード、すなわち運転制御装置9
から出力される運転指令信号Wに基づく踏段4の通常方
向制御について図3のフローチャートに基づいて説明す
る。
からホーム階FHに下り運転されているものとする。こ
の場合、このエスカレータ1を乗客が利用していない無
人状態、すなわち第2検出装置8により乗客の踏段4へ
の乗り込みが検出されていない状態(S11)では、運
転制御装置9から出力される運転指令信号Wにより、踏
段駆動装置24は、踏段4を例えば通常運転の定格速
度、例えば30m/分よりも遅い低速、例えば5m/分
で移動させるように駆動する(S12)。またこのと
き、運転制御装置9から出力される表示信号M1,M2
により、表示装置20,21は、踏段4の移動方向が
「下方向」である旨の表示と、「低速:5m/分」であ
る旨の表示をおこなう。さらに、運転制御装置9から出
力される扉制御信号V1,V2により、第1扉駆動装置
25は、ホーム階FHに配置されている下階床開閉扉1
0が閉状態となるように、また第2扉駆動装置26は、
改札口階FKに配置されている上階床開閉扉11が開状
態となるように駆動する。エスカレータ1に乗り込む乗
客がいない場合には、この状態が維持される(S1
3)。
らエスカレータ1に乗り込もうとする乗客は、第2表示
装置21の表示を見て、今エスカレータ1が下方向に運
転され、しかも低速運転であることを知り、ためらうこ
となく上階床昇降口3から踏段4に乗り込むことができ
る。
置8で検出される(S14)と、その乗客検出信号Y2
を入力した運転制御装置9は、扉制御信号V1を出力す
る。これにより、第1扉駆動装置25が駆動して下階床
開閉扉10が開かれる。また、運転制御装置9は、この
とき運転指令信号Wを出力する。これにより踏段駆動装
置24は、踏段4を徐々に定格速度、すなわち30m/
分まで加速する(S15)。このとき同時に、運転制御
装置9から出力される表示信号M1,M2により表示装
置20,21に「定格速度:30m/分」である旨の表
示がなされるとともに、運転制御装置9から出力される
音声信号Nにより、放送装置22で低速から定格速度に
加速される旨の放送がなされる。
度で検出装置8,7間の距離だけ乗客を移動させるに必
要な時間(ア)に、余裕時間αを加えた時間を「運転時
間」に設定する演算をおこなう(S16)。この場合、
複数名の乗客が次々と連続してこのエスカレータ1を利
用した場合には、第2検出装置8から乗客検出信号Y2
が新たに出力されるごとに、上述の「運転時間」の設定
を更新する演算がおこなわれる。そして、このエスカレ
ータ1が、ほぼ上述の「運転時間」に至るまで運転され
たとき、すなわち時間(ア)となったか、あるいは
(ア)+αになったと、この運転制御装置9に内蔵され
る判別手段で判別されたとき、この運転制御装置9から
出力される運転指令信号Wにより、踏段駆動装置24
は、踏段4をそれまでの定格速度での運転から例えば低
速運転となるように駆動する(S18)。このとき、運
転制御装置9から出力される表示信号M1,M2により
表示装置20,21に「低速:5m/分」である旨の表
示がなされるとともに、運転制御装置9から出力される
音声信号Nにより、放送装置22で定格速度から低速に
減速された旨の放送がなされる。また例えば、踏段4が
低速となったときから所定時間後に、運転制御装置9か
ら扉制御信号V1が出力され、第1扉駆動装置25は、
それまで開状態となっていた下階床開閉扉10を閉状態
となるように駆動する。これにより、同図3の手順S1
1で示すように、再び無人状態の低速運転状態、すなわ
ち当該基本制御モードの待機状態に保たれる。
指令信号Wにより、踏段駆動装置24が駆動して踏段4
が低速あるいは定格速度で移動するのと同期して、図1
に示すハンドレール5が踏段4と同速度で移動するよう
に駆動される。
スカレータ1の踏段4が下方向に低速で移動している状
態において、乗客が上階床乗降口3から踏段4に乗り込
むと、自動的に踏段4の移動速度が定格速度となるよう
に制御され、乗客を下方のホーム階FHの下階床乗降口
2まで搬送する基本制御モード、すなわち踏段4の通常
方向制御が実施される。
ータ1の踏段4の移動速度を低速、すなわち5m/分に
あらかじめ設定したが、このような無人状態にあって
は、踏段4を5m/分の速度よりもさらに低速度である
微速に制御したり、あるいは停止状態に保持させる制御
を実施してもよい。
ード、すなわち前述した図3に示す踏段4の通常方向制
御(基本制御モード)に優先させて、踏段4を特定方向
に移動させる特定方向制御について、図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。
制御モードにおけるように、改札口階FKからホーム階
FHに下り運転されているものとする。
がホームに近づいてきて、列車検出装置12で検出され
ると、その検出信号すなわち外部信号X1が運転制御装
置9に取り込まれる(R11)。その段階では、エスカ
レータ1上に乗り込んでいる乗客が存在する場合もある
ことから、一定時間、例えば前述した図3に示す基本制
御モードにおける「(ア)+αの運転時間」だけその下
方向の運転を継続させる(R12)。運転制御装置9
は、外部信号X1を入力してから一定時間経過後に、低
速運転に移行させる運転指令信号Wを出力し(R13)
し、さらに低速運転に移行させたときから所定時間後
に、運転指令信号Wの出力を停止させる。これにより踏
段駆動装置24が駆動して踏段4は低速に制御された
後、停止する(R14)。
運転制御装置9から表示信号M1,M2及び音声信号N
が出力され、低速運転となる旨の表示及び停止する旨の
表示が表示装置20,21でなされ、同様の内容の放送
が放送装置22でなされる(R12A)。
扉制御信号V2が出力され、第2扉駆動装置26は、そ
れまで開状態にあった上階床開閉扉11を閉状態にし、
それまで閉状態にあった下階床開閉扉10を開状態にす
る制御をおこなう(R12B)。
8から出力される乗客検出信号Y1,Y2に基づいて、
エスカレータ1上に乗客がいないことを確認(R15)
した後、踏段4を下階床であるホーム階FHから上階床
である改札口階FKに向かって、すなわちそれまでの下
向きから、上向きとなるように一定時間低速で移動させ
る運転指令信号Wを出力する。これにより踏段駆動装置
24は、踏段4が一定時間低速で、すなわち5m/分で
上向きに移動するように駆動する(R16)。運転制御
装置9に含まれる判別手段で上述の一定時間が経過した
と判別されたとき、運転制御装置9は、運転速度を徐々
に定格速度、すなわち30m/分まで加速する運転指令
信号Wを出力する。これにより踏段駆動装置24は、踏
段4を徐々に定格速度となるように駆動する(R1
7)。その後、踏段駆動装置24で、この定格速度で踏
段4をホーム階FHから改札口階FKに向かって、上向
きに移動させる駆動すなわち特定方向制御が継続してお
こなわれる(R18)。
きに移動する状態となったとき、運転制御装置9から表
示信号M1,M2及び音声信号Nが出力され、踏段4の
移動方向が上向きである旨、及び低速運転が実施される
旨の表示が表示装置20,21でなされ、同様の内容の
放送が放送装置22でなされる。
格速度で移動する状態となったとき、運転制御装置9か
ら表示信号M1,M2及び音声信号Nが出力され、定格
速度で運転される旨の表示が表示装置20,21でなさ
れ、同様の内容の放送が放送装置22でさなれる。
に、定格速度で踏段4をホーム階FHから改札口階FK
に向かって、上向きに移動させる特定方向制御が継続さ
れる間、図示しない列車からホームに降りた乗客は、エ
スカレータ1に乗り込むことにより改札口階FKまで円
滑に案内される。この場合、第1検出装置7で乗客の踏
段4への乗り込みが検出されると、その乗客検出信号Y
1が運転制御装置9に入力される。この運転制御装置9
は当該乗客検出信号Y1に基づいて扉制御信号V2を出
力する。第2扉駆動装置26は、扉制御信号V2により
それまで閉状態にあった上階床開閉扉11を開状態に駆
動する。
態にあって、例えば第1検出装置7で所定時間の間、乗
客が検出されないと、前述した図2の基本制御モードへ
の切替え準備が開始される(R19)。
ル13が操作されたかどうか、すなわち発車ベル13か
らの外部信号X2が運転制御装置9に入力されたかどう
か、この運転制御装置9に含まれる判別手段で判別され
る(R20)。この場合、発車ベル13からの外部信号
X2が入力されていないと判別されたときには、例えば
列車接近検出装置12で列車の接近が検出されたときか
ら一定時間、例えば5分経過したかどうかが当該運転制
御装置9の判別手段で判別される(R21)。その判別
で、まだ一定時間経過していないと判別されたときには
手順R20に戻る。また、手順R20の判別で発車ベル
13が操作されたと判別されたとき、及び列車接近検出
装置12で列車の接近が検出されたときから一定時間が
経過したと判別されたときには、次の手順R22に移
る。
一定時間、例えば数分程度、定格速度での運転を継続さ
せる運転指令信号Wが出力され、これにより踏段駆動装
置24は、踏段4を一定時間の間、定格速度で上向きに
移動させるように駆動する。また、運転制御装置9の判
別手段で、例えばこの一定時間の間、第1検出装置7及
び第2検出装置8からの乗客検出信号Y1,Y2が入力
されていないかどうかの判別がなされる。上述の一定時
間の経過時点で第1検出装置7及び第2検出装置8から
の乗客検出信号Y1,Y2が入力されていないと判別さ
れたとき、運転制御装置9から踏段4の移動速度を徐々
に低速まで下げる運転指令信号Wが出力される。
号Wが出力された時点から所定時間、例えば30秒経過
したことが、当該運転制御装置9に含まれる判別手段で
判別されると、運転指令信号Wの出力を停止させる処理
がなされる。これらにより踏段駆動装置24は踏段4を
低速に駆動した後、停止させる。
えば上述した図3で述べた「運転時間」の間、検出装置
7,8のそれぞれから乗客検出信号Y1,Y2が出力さ
れていないかどうか判別し、これらの乗客検出信号Y
1,Y2が出力されていないと判別したとき、当該運転
制御装置9から再び下階床であるホーム階FHに向かっ
て下り運転を開始し、低速運転を実施する運転指令信号
Wを出力する(R22)。これにより踏段駆動装置24
は踏段4を、下方向に低速で駆動する前述した図3に示
した基本制御モードを実施する(R24)。
を移動させる運転指令信号Wが出力されたとき、運転制
御装置9から表示信号M1,M2及び音声信号Nが出力
され、踏段4の移動方向が下向きの低速運転が実施され
る旨の表示が表示装置20,21で表示され、同様の内
容の放送が放送装置22でなされる(R22A)。ま
た、このとき同時に、それまで開状態であった下階床開
閉扉10を閉状態にする扉制御信号V1がこの運転制御
装置9から第1扉駆動装置25に出力される。したがっ
て、この第1扉駆動装置25が作動して下階床開閉扉1
0は閉状態となる。
とは別の優先制御モードとして、例えば無人状態にあっ
てはエスカレータ1を停止させておき、図示しない改札
口を通過する乗客を確認した段階で、人為的操作により
操作装置14を操作し、この操作装置14の外部信号X
3を運転制御装置9に入力させるようにしてもよい。
る外部信号X3により運転制御装置9がエスカレータ1
を低速起動から定格運転とする運転指令信号Wを踏段駆
動装置24に出力するとともに、例えば上階床開閉扉1
1、下階床開閉扉10を開く制御をおこなわせる扉制御
信号V2,V1を第2扉駆動装置26、第1扉駆動装置
25に出力し、表示装置20,21及び放送装置22
に、該当する表示及び放送をおこなわせる表示信号M
1,M2及び音声信号Nを出力する構成とすると都合が
よい。
踏段4に乗り込もうとしている乗客の流れ、及び検出装
置7,8で検出される前の状態における予測される乗客
の流れに応じて、踏段4を上向き、あるいは下向きのど
ちらの方向にも自動的に移動させることができ、優れた
乗客搬送性能を有する。
を少なくすることができるので省電力を実現でき、ま
た、このような踏段4の移動方向を可変にする制御を1
台のエスカレータ1で実現できることから、経済性に優
れている。
は、1台のエスカレータ1に相当するだけの設置空間を
階段部分に設ければよいので、その階段部分の除去を最
少にすることができ、当該エスカレータ1の設置作業を
能率良くおこなうことができるとともに、その既設の階
段を利用する者の利便性を配慮できる。
けるように、エスカレータ1に乗り込む乗客がいない無
人状態にあって低速運転させるようにした場合には、エ
スカレータ1から少し離れた位置にいて、これから乗り
込もうとしている乗客に、当該エスカレータ1が運転状
態にあって利用できることを確実に知らせることができ
る。
から、この下階床開閉扉10を閉じることにより、エス
カレータ1が下向きに運転されているときの下階床乗降
口2からの乗客の乗り込みを規制できる。また、上階床
開閉扉11を備えていることから、この上階床開閉扉1
1を閉じることにより、エスカレータ1が上向きに運転
されているときの上階床乗降口3からの乗客の乗り込み
を規制できる。これらにより、エスカレータ1に別々の
乗降口2,3から乗客が同時に乗り込んで混乱する事態
を防止でき、乗客の流れに沿った円滑で、安全性の高い
搬送を実現させることができる。
2を備え、踏段4の移動する方向及び速度の変化を表示
及び放送するようにしたことから、エスカレータ1に乗
り込む乗客、及びエスカレータ1に乗り込んだ乗客に対
する、サービス性及び安全性に優れている。
0、上階床開閉扉11、第1表示装置20、第2表示装
置21、及び操作装置14を備えているが、これらの各
装置等を、適宜省略するように構成してもよい。
及び第2検出装置8を欄干6部分に設けたが、このよう
に欄干6部分に設けることには限定されない。要するに
下階床乗降口2、上階床乗降口3付近に設け、踏段4に
乗り込む乗客が検出できればよい。
カレータ1の上方に設けたが、この設置位置は、エスカ
レータ1に乗り込む乗客及びエスカレータ1に乗り込ん
だ乗客の見える位置であれば、適宜選択し得る。放送装
置22についても同様であり、乗客の聞こえる位置に設
ければよい。
タ1を例に挙げて説明したが、本発明は、このように駅
に設けられるエスカレータ1に限られるものでなく、デ
ーパートや劇場等の他の建物内などに設けるようにして
もよい。また、平坦地を水平方向に移動する踏段4を有
する電動道路に適用することも可能である。
によれば、踏段に乗り込もうとしている乗客の流れ、及
び第1,第2検出装置で検出される前の状態における予
測される乗客の流れに応じて、踏段を上向き、あるいは
下向きのどちらの方向にも自動的に移動させることがで
き、従来に比べて優れた乗客搬送性能を有する。
少なくすることができることから省電力を実現でき、ま
た、このような踏段の移動方向を可変にする制御を1台
の乗客コンベアで実現できることから、従来に比べて優
れた経済性を有する。
の乗客コンベアに相当するだけの設置空間を階段部分に
設ければよいので、その階段部分の除去を最少に抑える
ことができ、当該乗客コンベアの設置作業を能率良くお
こなうことができるとともに、その既設の階段を利用す
る者の利便性を配慮できる。
ば、乗降口に開閉扉を備えていることから、乗客コンベ
アの運転方向とは逆方向からの乗客の乗り込みを規制で
き、これにより、乗客コンベアに別々の乗降口から乗客
が同時に乗り込んで混乱する事態を防止でき、乗客の流
れに沿った円滑で、安全性の高い搬送を実現させること
ができる。
報知手段により踏段の移動情報を乗客コンベアの乗客に
リアルタイムに提供でき、これらの乗客に対する優れた
サービス性及び安全性を有する。
ば、通常方向制御、あるいは特定方向制御によって、踏
段の移動方向をホーム階から改札口階に向かうように、
あるいは改札口階からホーム階に向かうように適宜変更
することができ、列車を利用する乗客の流れに応じて、
自動的に、円滑に、これらの乗客を搬送することができ
る。
全体構成図である。
置に連絡される信号系統を示すブロック図である。
置で実施される基本制御モードを説明するフローチャー
トである。
置で実施される優先制御モードを説明するフローチャー
トである。
Claims (10)
- 【請求項1】 無端状に連結されて乗客を搬送する踏段
と、この踏段の乗降口近傍に設けられ、一方の乗降口か
ら上記踏段に乗り込む乗客を検出する第1検出装置と、
他方の乗降口から上記踏段に乗り込む乗客を検出する第
2検出装置と、これらの第1,第2検出装置で乗客が検
出されたことに伴って出力される乗客検出信号に基づい
て、上記踏段を所定の一方向、または他方向に選択的に
移動させる通常方向制御を実施させる運転指令信号を出
力する運転制御装置とを有する乗客コンベアを備えると
ともに、 上記通常方向制御に優先させて、上記踏段を特定の方向
に移動させる特定方向制御を実施させる信号を出力する
優先制御手段を備えたことを特徴とする乗客コンベア装
置。 - 【請求項2】 上記優先制御手段が、 上記乗客コンベアとは離隔した位置に設けられ、外部信
号を出力する信号発生手段から成ることを特徴とする請
求項1記載の乗客コンベア装置。 - 【請求項3】 上記信号発生手段が、上記乗客コンベア
とは異なる他の乗客搬送手段の運行と連動して上記外部
信号を出力するものから成ることを特徴とする請求項2
記載の乗客コンベア装置。 - 【請求項4】 上記信号発生手段が、人為的操作により
上記外部信号を出力するものから成ることを特徴とする
請求項2記載の乗客コンベア装置。 - 【請求項5】 上記運転制御装置を上記外部信号の入力
可能に設け、 当該運転制御装置は、上記外部信号を入力しないとき上
記通常方向制御を実施させる処理をおこない、 上記外部信号を入力したとき上記通常方向制御に優先さ
せて、上記特定方向制御を実施させる処理をおこなうこ
とを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の乗客コ
ンベア装置。 - 【請求項6】 上記乗客コンベアの上記乗降口の少なく
とも1つの近傍位置に、信号に応じて開閉可能な開閉扉
を備えるとともに、 この開閉扉を選択的に開閉させる扉制御手段を備えたこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乗客コ
ンベア装置。 - 【請求項7】 上記開閉扉を上記乗降口のそれぞれに対
応させて設けるとともに、 上記運転制御装置が上記扉制御手段を含み、 当該運転制御装置は、上記通常方向制御の実施時及び上
記特定方向制御の実施時に、上記開閉扉のそれぞれを選
択的に開閉させる制御をおこなうことを特徴とする請求
項6記載の乗客コンベア装置。 - 【請求項8】 上記通常方向制御及び上記特定方向制御
によって移動する上記踏段の移動情報を報知する報知手
段を備えたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベ
ア装置。 - 【請求項9】 当該乗客コンベアがエスカレータから成
るとともに、 上記運転制御装置は、上記第1,第2検出装置から出力
される上記乗客検出信号に基づいて、上記踏段を上方
向、または下方向に選択的に移動させる通常方向制御を
実施させる運転指令信号を出力し、 上記優先制御手段から出力される上記信号に基づいて、
上記通常方向制御に優先させて、上記踏段を上方向、ま
たは下方向に選択的に移動させる特定方向制御を実施さ
せる運転指令信号を出力することを特徴とする請求項1
〜8のいずれかに記載の乗客コンベア装置。 - 【請求項10】 上記エスカレータが駅に配置されるも
のであり、 当該エスカレータの下階床乗降口を列車が到着するホー
ムの階床であるホーム階に設け、 当該エスカレータの上階床乗降口を改札口が配置される
階床である改札口階に設けたことを特徴とする請求項9
記載の乗客コンベア装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19529399A JP3777068B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 乗客コンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001019336A true JP2001019336A (ja) | 2001-01-23 |
JP3777068B2 JP3777068B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=16338757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013092373A1 (en) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Inventio Ag | Informing passengers of person-conveying device operation |
CN103663083A (zh) * | 2012-09-21 | 2014-03-26 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
CN104261237A (zh) * | 2014-09-11 | 2015-01-07 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 双向自启动扶梯 |
KR20160049693A (ko) * | 2014-10-28 | 2016-05-10 | 한국공항공사 | 승객운송수단과 연동하는 에스컬레이터 자동운전 시스템 |
CN109484961A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-19 | 苏州江南嘉捷电梯有限公司 | 一种自动扶梯与自动门联动系统 |
JP2020200140A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP19529399A patent/JP3777068B2/ja not_active Expired - Fee Related
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