JPH11171006A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents

電動式ブレーキ装置

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JPH11171006A
JPH11171006A JP9341661A JP34166197A JPH11171006A JP H11171006 A JPH11171006 A JP H11171006A JP 9341661 A JP9341661 A JP 9341661A JP 34166197 A JP34166197 A JP 34166197A JP H11171006 A JPH11171006 A JP H11171006A
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Eiji Nakamura
栄治 中村
Kenji Shirai
健次 白井
康徳 ▲吉▼野
Yasunari Yoshino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はバッテリから供給される電力を用い
て制動力を発生する電動式ブレーキ装置に関し、バッテ
リの消耗状態に影響されることなく、常にほぼ一定の制
動力特性を発揮することを目的とする。 【解決手段】 ディスクロータ12〜18と電動キャリ
パ20〜26とを用いて電気的に制動力を発生する機構
を設ける。ブレーキモータ28〜34に、駆動回路36
〜42を介してリレーユニット44を接続する。リレー
ユニット44に、主バッテリ46と補助バッテリ48と
を接続する。主バッテリ46に消耗が認められない場合
は、主バッテリ46を駆動回路36〜42に導通させ
る。主バッテリ46に消耗が認められる場合は、主バッ
テリ46に代えて補助バッテリ48を駆動回路36〜4
2に導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式ブレーキ装
置に係り、特に、バッテリから供給される電力を用いて
制動力を発生する車載用の電動式ブレーキ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4ー10805
8号に開示される如く、バッテリから供給される電力を
用いて制動力を発生するブレーキ装置が知られている。
上記従来の装置は、超音波モータを動力源として作動す
る電動式キャリパを備えている。電動式キャリパは、超
音波モータの作動状態に応じた力でディスクロータを把
持する。上記の装置によれば、超音波モータを適当に駆
動することで、適当な制動力を発生させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置において、運転者の要求する制動力を得るためには、
その制動力の変動に応じて超音波モータを速やかに駆動
することが必要である。超音波モータの駆動には電力消
費が伴う。従って、バッテリが消耗しており、超音波モ
ータに対して十分な電力が供給できない状況下では、運
転者の要求する制動力が変化した後、その変化が現実に
制動力に現れるまでに遅延が生じ易くなる。このため、
上記従来の装置は、バッテリの消耗状態にその制動力特
性が影響され易いという課題を有していた。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、バッテリの消耗状態に影響されることなく、常
にほぼ一定の制動力特性を発揮する電動式ブレーキ装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、電気的に駆動されることにより制動力
を発生するブレーキアクチュエータを備える電動式ブレ
ーキ装置において、前記ブレーキアクチュエータに電力
を供給するバッテリと、前記バッテリの消耗状態を検出
する消耗状態検出手段と、前記バッテリについて所定の
消耗状態が検出された場合に、車両の運動エネルギを所
定値以下に制限する運動エネルギ制限手段と、を備える
電動式ブレーキ装置により達成される。
【0006】本発明において、ブレーキアクチュエータ
は、バッテリから電力の供給を受けて制動力を発生す
る。従って、バッテリが消耗している場合は制動力の立
ち上がりが緩やかになり易い。このような状況下では、
車両が大きな運動エネルギを伴って走行しているほど制
動特性に大きな変化が現れ易い。換言すると、バッテリ
が消耗している場合であっても、車両の運動エネルギが
小さい場合は、制動特性に大きな変化は生じ難い。
【0007】本発明においては、バッテリの消耗が検出
されると、車両の運動エネルギが所定値以下に制限され
る。このため、電動式ブレーキ装置は、バッテリが消耗
している場合であっても、バッテリが消耗していない場
合と同等の制動力特性を実現する。尚、本発明におい
て、車両の運動エネルギを制限する手法には、車速を制
限する手法や、内燃機関等の駆動源の運転領域を制限す
る手法が含まれると共に、車速や運転領域のガード値を
車両の重量に応じて修正する手法が含まれる。
【0008】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、電気的に駆動されることにより制動力を発生する
ブレーキアクチュエータを備える電動式ブレーキ装置に
おいて、第1のバッテリと、第2のバッテリと、前記第
1のバッテリの消耗状態を検出する消耗状態検出手段
と、前記第1のバッテリについて所定の消耗状態が検出
された場合に、前記ブレーキアクチュエータの電力供給
源を前記第1のバッテリから前記第2のバッテリに変更
する電力供給源変更手段と、を備える電動式ブレーキ装
置により達成される。
【0009】本発明において、第1のバッテリが消耗し
ていない場合は、ブレーキアクチュエータに対して第1
のバッテリから電力が供給される。かかる状況下で第1
のバッテリに消耗が生ずると、制動力の立ち上がりが緩
やかになり易い状況が形成される。本発明においては、
第1のバッテリの消耗が検出されると、ブレーキアクチ
ュエータに電力を供給する電力供給源が第2のバッテリ
に変更される。このため、本実施例の電動式ブレーキ装
置は、第1のバッテリの消耗に関わらず、常に同等の制
動力特性を実現する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例の電
動式ブレーキ装置のシステム構成図を示す。本実施例の
電動式ブレーキ装置は、電子制御ユニット10(以下、
ECU10と称す)を備えている。ECU10は、車両
の制動力および駆動力を制御する装置である。
【0011】電動式ブレーキ装置は、また、車両の各輪
と共に回転するディスクロータ12,14,16,18
を備えている。ディスクロータ12,14,16,18
の近傍には、電動キャリパ20,22,24,26が配
設されている。電動キャリパ20,22,24,26
は、それぞれ、ディスクロータ12,14,16,18
の両面に配設されるブレーキパッド(図示せず)、およ
び、それらのブレーキパッドをディスクロータ12,1
4,16,18の表面に向けて押圧する力(以下、この
力をロータ挟持力と称す)を発生するブレーキモータ2
8,30,32,34を備えている。
【0012】ブレーキモータ28,30,32,34に
は、駆動回路36,38,40,42が接続されてい
る。駆動回路36,38,40,42は、ECU10か
ら供給される指令信号に応じた電力をブレーキモータ2
8,30,32,34に供給する回路である。各ブレー
キモータ28,30,32,34は、駆動回路36,3
8,40,42から供給される電力に応じたロータ挟持
力を発生する。
【0013】駆動回路36,38,40,42には、リ
レーユニット44が接続されている。更に、リレーユニ
ット44には、主バッテリ46、補助バッテリ48およ
びECU10が接続されている。リレーユニット44
は、主バッテリ46と駆動回路36,38,40,42
とを導通させる第1状態と、補助バッテリ48と駆動回
路36,38,40,42とを導通させる第2状態とを
選択的に実現するデバイスである。
【0014】リレーユニット44は、ECU10から駆
動信号が供給されていない場合に上記の第1状態を実現
し、ECU10から駆動信号が供給されることにより上
記の第2状態を実現する。従って、ブレーキモータ2
8,30,32,34は、ECU10からリレーユニッ
ト44に駆動信号が供給されていない場合は主バッテリ
46を電力供給源として駆動され、また、ECU10か
らリレーユニット44に駆動信号が供給されている場合
は、補助バッテリ48を電力供給源として駆動される。
【0015】ECU10には、主バッテリ46の正極端
子が接続されている。主バッテリ46の正極端子には、
主バッテリ46の充電状態、すなわち、消耗状態に応じ
た電圧が発生する。ECU10は、主バッテリ46の出
力端子電圧に基づいて主バッテリ46の消耗状態を検出
する。ECU10には、ストロークセンサ50が接続さ
れている。ストロークセンサ50は、ブレーキペダル5
2の踏み込み量に応じた電気信号を出力する。ECU1
0は、ストロークセンサ50の出力信号に基づいて運転
者が要求する制動力の大きさ(以下、その値を目標制動
力と称す)を求める。
【0016】ECU10には、車速センサ54が接続さ
れている。車速センサ54は、車速SPDに応じた周期
で所定のパルス信号を出力する。ECU10は、車速セ
ンサ54の出力信号に基づいて車速SPDを検出する。
また、ECU10には、電子スロットル56が接続され
ている。電子スロットル56は、バルブボディ58を備
えている。バルブボディ58は、吸気管60の内部に配
設されている。電子スロットル56は、ECU10から
供給される指令信号に応じてバルブボディ58の開度を
変化させる。電子スロットル56によれば、内燃機関
(図示せず)の吸入空気量を電気的に制御することがで
きる。
【0017】上述の如く、本実施例の電動式ブレーキ装
置において、各ブレーキモータ28,30,32,34
は、通常時には主バッテリ46を電力供給源として駆動
される。従って、主バッテリ46に消耗が生ずると、各
ブレーキモータ28,30,32,34の応答性が悪化
することがある。本実施例の電動式ブレーキ装置は、主
バッテリ46にそのような消耗が認められる場合に、車
両の運動エネルギを所定値以下に制限する点、および、
各ブレーキモータ28,30,32,34の電力供給源
を主バッテリ46から補助バッテリ48に変更する点に
特徴を有している。
【0018】以下、上記の特徴的機能を実現するために
実行される処理の内容、および、上記の特徴的機能によ
り実現される効果について説明する。図2は、上記の機
能を実現すべくECU10が実行する制御ルーチンの一
例のフローチャートを示す。図2に示すルーチンは、所
定時間毎に繰り返し起動される定時割り込みルーチンで
ある。図2に示すルーチンが起動されると、先ずステッ
プ100の処理が実行される。
【0019】ステップ100では、主バッテリ46の正
極端子電圧VBATTが所定の最小電圧VMIN 以下であるか
否かが判別される。最小電圧VMIN は、ブレーキモータ
28,30,32,34を通常の応答性を伴って作動さ
せるために必要な最も小さな正極端子電圧である。従っ
て、VBATT≦VMIN が成立しないと判別される場合は、
主バッテリ46を電力供給源としてブレーキモータ2
8,30,32,34を適正に駆動できると判断するこ
と、すなわち、主バッテリ46に消耗が生じていないと
判断することができる。この場合、次にステップ102
の処理が実行される。
【0020】ステップ102では、リレーユニット44
を第1状態とする処理が実行される。本ステップ102
の処理が実行されると、主バッテリ46と駆動回路3
6,38,40,42とが導通する状態が形成される。
ステップ104では、車速制限フラグXGUARDをオ
フ状態とする処理が実行される。車速制限フラグXGU
ARDは、車速を制限する必要性がある場合、より具体
的には、主バッテリ46に消耗が生じている場合にオン
状態とされるフラグである。本実施例において、車速制
限フラグXGUARDの状態は、電子スロットル58の
制御内容に反映される。本ステップ104で車速制限フ
ラグXGUARDがオフ状態とされると、ECU10
は、車速にガードを設けることなく電子スロットル56
の制御を行う。
【0021】ステップ106では、車両に制動要求が生
じているか否かが判別される。本ステップ106では、
ストロークセンサ50の出力信号に基づいてブレーキペ
ダル52が踏み込まれていると判断される場合に、制動
要求が生じていると判別される。上記の判別の結果、制
動要求が生じていないと判別される場合は、以後、何ら
処理が進められることなく今回のルーチンが終了され
る。一方、制動要求が生じていると判別される場合は、
次にステップ108の処理が実行される。
【0022】ステップ108では、ストロークセンサ5
0の出力信号に基づいて目標制動力、すなわち、運転者
によって要求されている制動力が演算される。ステップ
110では、各輪の制動力の総和が目標制動力となるよ
うに、かつ、各輪の所定の比率で制動力が生ずるように
ブレーキモータ28,30,32,34が駆動される。
本ステップ110の処理が終了すると、今回のルーチン
が終了される。
【0023】上記の処理によれば、主バッテリ46に消
耗が生じていない場合は、主バッテリ46を電力供給源
としてブレーキモータ28,30,32,34を駆動す
ることにより、運転者が要求する制動力を発生されるこ
とができる。この場合、主バッテリからブレーキモータ
28,30,32,34に十分な電力を供給することが
できるため、車両において応答性に優れた制動力特性を
実現することができる。
【0024】本ルーチンにおいて、上記ステップ100
で、VBATT≦VMIN が成立すると判別される場合は、主
バッテリ46に所定の消耗が生じている、より具体的に
は、主バッテリ46が、ブレーキモータ28,30,3
2,34に十分な電力を供給できない程度に消耗してい
ると判断することができる。この場合、次にステップ1
12の処理が実行される。
【0025】ステップ112では、リレーユニット44
を第2状態とする処理が実行される。本ステップ112
の処理が実行されると、主バッテリ46に代えて、補助
バッテリ48が駆動回路36,38,40,42に導通
する状態が実現される。ステップ114では、車速SP
Dが所定値α以上であるか否かが判別される。車両を速
やかに停車させるために必要な電力は、車速SPDが高
速であるほど多量となる。所定値αは、補助バッテリ4
8を電力供給源としてブレーキモータ28,30,3
2,34を駆動することで車両を速やかに停車させるこ
とのできる車速SPDの上限値である。
【0026】従って、上記ステップ114でSPD≧α
が成立すると判別される場合は、補助バッテリ48を電
力供給源として速やかに車両を停車させるためには車速
SPDが過剰であると判断することができる。この場
合、次にステップ116の処理が実行される。一方、上
記ステップ114でSPD≧αが成立しないと判別され
る場合は、補助バッテリ48を電力供給源として速やか
に車両を停車させ得る環境が整っていると判断できる。
この場合、ステップ116がジャンプされ、次にステッ
プ118の処理が実行される。
【0027】ステップ116では、車速SPDが所定値
αに低下するまで所定の減速制御が実行される。減速制
御は、変速機を電気的にシフトダウンしてエンジンブレ
ーキを働かせること、ブレーキモータ28,30,3
2,34を適当に駆動して制動力を発生させること、等
により実現される。ステップ118では、車速制限フラ
グXGUARDがオン状態とされる。上述の如く、本実
施例において、車速制限フラグXGUARDは、電子ス
ロットル56の制御に反映される。すなわち、本ステッ
プ118の処理により車速制限フラグXGUARDがオ
ン状態とされると、以後、ECU10は運転者のアクセ
ル操作に関わらず、車速SPDが所定値α以下に制限さ
れるように電子スロットル56を制御する。従って、X
GUARD=ONが成立する間は、常に、補助バッテリ
48を電力供給源としつつ車両を速やかに停車させ得る
環境が維持される。本ステップ118の処理が終了する
と、以後、上述したステップ106〜110の処理が実
行される。
【0028】上記の処理によれば、主バッテリ46が消
耗している場合に、主バッテリ46に代えて補助バッテ
リ48を電力供給源とすることができると共に、補助バ
ッテリ48を電力供給源としつつ優れた応答性の下に車
両を停車させ得る環境を維持することができる。このた
め、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、主バッテ
リ46の消耗状態に関わらず、常に応答性に優れた制動
力特性を実現することができる。
【0029】尚、上記の実施例においては、電動キャリ
パ20,22,24,26が前記請求項1記載の「ブレ
ーキアクチュエータ」に、主バッテリ46が前記請求項
1記載の「バッテリ」にそれぞれ相当していると共に、
ECU10が、上記ステップ100の処理を実行するこ
とにより前記請求項1記載の「消耗状態検出手段」が、
上記ステップ114、116および118の処理を実行
し、かつ、車速制限フラグXGUARDがオン状態であ
る場合に車速をα以下に制限することにより前記請求項
1記載の「運動エネルギ制限手段」がそれぞれ実現され
ている。
【0030】また、上記の実施例においては、電動キャ
リパ20,22,24,26が前記請求項2記載の「ブ
レーキアクチュエータ」に、主バッテリ46が前記請求
項2記載の「第1のバッテリ」に、補助バッテリ48が
前記請求項2記載の「第2のバッテリ」にそれぞれ相当
していると共に、ECU10が、上記ステップ100の
処理を実行することにより前記請求項2記載の「消耗状
態検出手段」が、上記ステップ112の処理を実行する
ことにより前記請求項2記載の「電力供給源変更手段」
が、それぞれ実現されている。
【0031】ところで、上記の実施例においては、主バ
ッテリ46の消耗状態を、主バッテリ46の正極端子電
圧VBATTに基づいて検知することとしているが、主バッ
テリ46の消耗状態を検知する手法はこれに限定される
ものではなく、例えば、主バッテリ46から流出する電
流量、および、主バッテリ46に流入する電流量を検出
し、主バッテリ46の消耗状態をそれらの検出値に基づ
いて検知することとしても良い。
【0032】また、上記の実施例においては、車速制限
フラグXGUARDがオン状態である場合に、車速SP
Dが所定値αを超えないように電子スロットル56を制
御することで車両の運動エネルギが適当に制限すること
としているが、車両の運動エネルギを制限する手法は上
記の手法に限定されるものではない。すなわち、車両の
運動エネルギは、例えば、内燃機関の出力が、所定値α
の車速SPDを得るために必要とされる所定の出力以下
に制限されるように電子スロットル56を制御すること
によっても適切に制限することができる。
【0033】また、上記の実施例においては、車速SP
Dのガード値である所定値αを固定値としているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、所定値αは、車
両の重量Mに応じて変化させることとしてもよい。所定
値αを車両の重量Mに応じて適当に変化させることによ
れば、車両の運動エネルギ(M・SPD2 /2)を正確
に一定値以下に制限することが可能となる。従って、か
かる手法によれば、主バッテリ46が所定の消耗状態で
ある場合に、車両の重量Mの変動に影響されることな
く、常に、適正な制動特性を確保し得る環境を維持する
ことができる。
【0034】また、上記の実施例においては、電動式ブ
レーキ装置が、主バッテリ46および補助バッテリ48
を専用バッテリとして備えているが、これらのバッテリ
は、必ずしも電動式ブレーキ装置に専用のバッテリとす
る必要はなく、主バッテリ46および補助バッテリ48
の一方若しくは双方を、車両に搭載される通常のバッテ
リや電気自動車に搭載される電気自動車用のバッテリで
構成することとしても良い。
【0035】更に、上記の実施例においては、主バッテ
リ46に消耗が認められる場合に、電力供給源を主バッ
テリ46から補助バッテリ48に切り換える処理と、車
両の運動エネルギを所定値以下に制限する処理との双方
を実行することとしているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、主バッテリ46に消耗が認められる場
合に、それらの処理の一方のみを実行することとしても
よい。
【0036】次に、図3を参照して本発明の第2実施例
について説明する。図3は、本発明の第2実施例の電動
式ブレーキ装置のシステム構成図を示す。本実施例の電
動式ブレーキ装置は、通常時には2つのバッテリを並行
して使用し、一方のバッテリに消耗が認められる場合
に、他方のバッテリを全ての車輪の電力供給源とする点
に特徴を有している。尚、図3において、上記図2に示
す構成部分と同一の部分には、同一の符号を付してその
説明を省略または簡略する。
【0037】本実施例の電動式ブレーキ装置は、前輪用
バッテリ120を備えている。前輪用バッテリ120
は、前輪側の駆動回路36,38に直接的に接続されて
いると共に、リレーユニット122を介して後輪側の駆
動回路40,42に間接的に接続されている。また、本
実施例の電動式ブレーキ装置は、後輪用バッテリ124
を備えている。後輪用バッテリ124は、後輪側の駆動
回路40,42に直接的に接続されていると共に、リレ
ーユニット126を介して前輪側の駆動回路36,38
に間接的に接続されている。
【0038】リレーユニット122は、前輪側バッテリ
120と後輪側の駆動回路40,42とを遮断状態とす
る第1状態と、それらを導通状態とする第2状態とを実
現するデバイスである。一方、リレーユニット126
は、後輪側バッテリ124と前輪側の駆動回路36,3
8とを遮断状態とする第1状態と、それらを導通状態と
する第2状態とを実現するデバイスである。
【0039】リレーユニット122,126は、それぞ
れ、ECU10から駆動信号が供給されていない場合に
上記の第1状態を実現し、ECU10から駆動信号が供
給されることにより上記の第2状態を実現する。従っ
て、前輪側のブレーキモータ28,30、および、後輪
側のブレーキモータ32,34は、通常時にはそれぞれ
前輪側バッテリ120または後輪側バッテリ124から
電力の供給を受ける。
【0040】そして、前輪側のブレーキモータ28,3
0は、ECU10からリレーユニット126に駆動信号
が供給されている場合は、前輪側バッテリ120に加え
て後輪側バッテリ124からも電力の供給を受ける。同
様に、後輪側のブレーキモータ32,34は、ECU1
0からリレーユニット122に駆動信号が供給されてい
る場合は、後輪側バッテリ124に加えて前輪側バッテ
リ120からも電力の供給を受ける。
【0041】ECU10には、前輪側バッテリ120の
正極端子、および、後輪側バッテリ124の正極端子が
接続されている。それらの正極端子には、前輪側バッテ
リ120または後輪側バッテリ124の消耗状態に応じ
た電圧が発生する。ECU10は、それらの出力端子電
圧に基づいて、前輪側バッテリ120の消耗状態、およ
び、後輪側バッテリ124の消耗状態を検知する。
【0042】本実施例において、ECU10は、前輪側
バッテリ120について所定の消耗状態、すなわち、前
輪側のブレーキモータ36,38を適正に駆動する上で
不適切な消耗状態が認められると、リレーユニット12
6を第1状態(遮断状態)から第2状態(導通状態)に
切り換える。また、ECU10は、後輪側バッテリ12
4について同様の消耗状態が認められると、リレーユニ
ット122を第1状態(遮断状態)から第2状態(導通
状態)に切り換える。
【0043】上記の処理によれば、前輪側バッテリ12
0に消耗が生じていない場合に、前輪側のブレーキモー
タ28,30を前輪側バッテリ120を電力供給源とし
て適正に駆動することができると共に、前輪側バッテリ
120に消耗が認められる場合に、前輪側のブレーキモ
ータ28,30を、消耗の生じていない後輪側バッテリ
124を電力供給源として適正に駆動することができ
る。
【0044】また、上記の処理によれば、後輪側バッテ
リ124に消耗が生じていない場合に、後輪側のブレー
キモータ32,34を後輪側バッテリ124を電力供給
源として適正に駆動することができると共に、後輪側バ
ッテリ124に消耗が認められる場合に、後輪側のブレ
ーキモータ32,34を、消耗の生じていない前輪側バ
ッテリ120を電力供給源として適正に駆動することが
できる。
【0045】このため、本実施例の電動式ブレーキ装置
によれば、前輪側バッテリ120および後輪側バッテリ
124の消耗状態に影響されることなく、全ての車輪の
ブレーキモータ28,30,32,34を常に優れた応
答性の下に駆動することができる。従って、本実施例の
電動式ブレーキ装置によれば、車両の走行中に、常に応
答性に優れた制動特性を実現することができる。
【0046】ところで、上記の実施例においては、前輪
側バッテリ120または後輪側バッテリ124に消耗が
認められる場合に、消耗の生じていないバッテリを電力
供給源とすることで応答性に優れた制動特性を実現する
こととしているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、何れかのバッテリに消耗が認められる場合に、電
力供給源を切り換える処理に代えて、または、電力供給
源を切り換える処理と共に、車両の運動エネルギを所定
値以下に制限する処理を実行することとしてもよい。
【0047】また、上記の実施例においては、ブレーキ
装置の系統を前輪系統と後輪系統とに分けることとして
いるが、ブレーキ装置の構成はこれに限定されるもので
はなく、右前輪と左後輪とで一系統を構成し、左前輪と
右後輪とで一系統を構成することとしてもよい。尚、上
記の実施例においては、前輪側バッテリ46および後輪
側バッテリ48の双方が前記請求項1記載の「バッテ
リ」に相当していると共に、ECU10が、それらのバ
ッテリの消耗状態を検出することにより前記請求項1記
載の「消耗状態検出手段」が、それらのバッテリの少な
くとも一方に消耗が認められる場合に車両の運動エネル
ギを制限する処理を実行することにより前記請求項1記
載の「運動エネルギ制限手段」が、それぞれ実現され
る。
【0048】また、上記の実施例においては、前輪側バ
ッテリ46および後輪側バッテリ48の一方が前記請求
項2記載の「第1のバッテリ」に、それらの他方が前記
請求項2記載の「第2のバッテリ」にそれぞれ相当して
いると共に、ECU10が、それらのバッテリの消耗状
態を検出することにより前記請求項2記載の「消耗状態
検出手段」が、前輪側バッテリ46または後輪側バッテ
リ48の消耗が認められる場合にリレーユニット122
または124を駆動することにより前記請求項2記載の
「電力供給源変更手段」が、それぞれ実現される。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、バッテリの消耗時に車両の運動エネルギを制限する
ことで、バッテリの消耗に伴って車両の制動力特性が著
しく悪化するのを防止することができる。また、請求項
2記載の発明によれば、第1のバッテリが消耗した際に
第2のバッテリを電力供給源とすることで、常に応答性
に優れた制動力特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電動式ブレーキ装置のシ
ステム構成図である。
【図2】図1に示す電動式ブレーキ装置において実行さ
れる制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例の電動式ブレーキ装置のシ
ステム構成図である。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 12,14,16,18 ディスクロータ 20,22,24,26 電動キャリパ 28,30,32,34 ブレーキモータ 44;122,126 リレーユニット 46 主バッテリ 48 補助バッテリ 120 前輪用バッテリ 124 後輪用バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に駆動されることにより制動力を
    発生するブレーキアクチュエータを備える電動式ブレー
    キ装置において、 前記ブレーキアクチュエータに電力を供給するバッテリ
    と、 前記バッテリの消耗状態を検出する消耗状態検出手段
    と、 前記バッテリについて所定の消耗状態が検出された場合
    に、車両の運動エネルギを所定値以下に制限する運動エ
    ネルギ制限手段と、 を備えることを特徴とする電動式ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 電気的に駆動されることにより制動力を
    発生するブレーキアクチュエータを備える電動式ブレー
    キ装置において、 第1のバッテリと、 第2のバッテリと、 前記第1のバッテリの消耗状態を検出する消耗状態検出
    手段と、 前記第1のバッテリについて所定の消耗状態が検出され
    た場合に、前記ブレーキアクチュエータの電力供給源を
    前記第1のバッテリから前記第2のバッテリに変更する
    電力供給源変更手段と、 を備えることを特徴とする電動式ブレーキ装置。
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