JP2001231102A - 電気自動車のモータ効率表示装置 - Google Patents

電気自動車のモータ効率表示装置

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JP2001231102A
JP2001231102A JP2000038599A JP2000038599A JP2001231102A JP 2001231102 A JP2001231102 A JP 2001231102A JP 2000038599 A JP2000038599 A JP 2000038599A JP 2000038599 A JP2000038599 A JP 2000038599A JP 2001231102 A JP2001231102 A JP 2001231102A
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Hisashi Yanase
尚志 梁▲瀬▼
Hirota Susuki
裕太 須々木
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が現在のモータ効率の良・不良を容易
に判断可能な電気自動車のモータ効率表示装置を提供す
る。 【解決手段】 モータトルク検出手段により検出された
モータトルクTmotとモータ回転速度検出手段により検
出された回転速度Nmotとに基づきモータ効率検出手段
によりモータ効率Ejを検出し(S10〜S16)、当該モータ
効率Ejが所定値Eh以上の高効率か否かを判定し(S1
8)、所定値Eh以上の高効率であると判定されたときの
み、表示手段によりモータ高効率表示を行うようにする
(S20)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車に係
り、詳しくは、車両駆動用モータの現在のモータ効率を
運転者に知らせるモータ効率表示装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、車両の駆動力源として電動
機(モータ)を搭載し、電動機に電力を供給する2次電
池(バッテリ)の充電を比較的小型の内燃機関(エンジ
ン)により駆動される発電機で行うよう構成したシリー
ズ式ハイブリッド型車両が開発され実用化されている。
【0003】ところで、このようなシリーズ式ハイブリ
ッド型車両では、要求負荷、即ちモータに要求されるト
ルクが変化しても、内燃機関と異なりモータの音や振動
が殆ど変化しないために、運転者がモータの現在の負荷
状態、即ちモータトルクを把握することは困難である。
そこで、運転者に有意義なように、現在のモータトルク
の状況を表示する装置が特開平10−129298号公
報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に内燃
機関を搭載した車両においては、運転者が燃焼効率、即
ち燃料消費率(燃費)を気にしながら運転するものであ
る。従って、上記シリーズ式ハイブリッド型車両におい
ても、運転者はモータ効率、即ち電力消費率を気にしな
がら車両を運転する傾向にあり、実際に現在のモータ効
率を知りたいという要求がある。
【0005】このようなことから、モータ効率決定の一
要素であるモータトルクを上記公報に開示される如く表
示することは、ある意味で有効と考えられる。しかしな
がら、上記公報に開示の装置では、モータトルク値を単
に情報として表示しているにすぎず、このようにモータ
トルク値を単に表示するだけでは、一般の運転者(ユー
ザ)は現在のモータ効率の良・不良を容易に判断するこ
とができず、ユーザフレンドリとはいえず好ましいもの
ではない。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、運転者が
現在のモータ効率の良・不良を容易に判断可能な電気自
動車のモータ効率表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明では、モータトルク検出手段に
より検出されたモータトルクとモータ回転速度検出手段
により検出された回転速度とに基づきモータ効率検出手
段によりモータ効率を検出し、当該モータ効率が所定値
以上の高効率か否かを判定し、所定値以上の高効率であ
ると判定されたときのみ、表示手段によりモータ高効率
表示を行うようにしている。
【0008】従って、車両の運転者は現在のモータ効率
の良・不良を容易に判断可能となり、運転者はできるだ
けモータ効率が高効率となるように心がけて運転するよ
うになる。これにより、無駄な電力消費が抑制されバッ
テリの充電頻度が低減され、省エネ化が図られる。な
お、ここにいうモータ効率には、モータが回生制動する
場合のモータ効率をも含むのがよく、このようにすれ
ば、回生制動する場合のモータ効率の良・不良も容易に
判断可能となり、運転者は急制動等のモータ効率の悪い
制動を行わないよう心がけるようになる。これにより、
回生制動による発電効率の向上も図られる。
【0009】また、請求項2の発明では、モータトルク
検出手段により検出されたモータトルクとモータ回転速
度検出手段により検出された回転速度とに基づきモータ
効率検出手段によりモータ効率を検出し、当該モータ効
率が所定値以上の高効率か否かを判定し、所定値以上の
高効率であると判定されたときまたは回生制動によって
モータによる発電が行われているときのみ、表示手段に
よりモータ高効率表示を行うようにしている。つまり、
回生制動によってモータによる発電が行われているとき
には、例え急制動等のモータ効率の悪い制動を行ったと
しても、モータは電力消費しておらずモータ効率は良と
考えられるため、この場合をも含んでモータ高効率表示
を行うようにしている。
【0010】従って、車両の運転者は、回生制動により
発電し電力を生み出しているにも拘わらずモータ効率が
悪いと判定されるような違和感を感じなくて済む。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき説明する。図1を参照すると、本発明に係る
電気自動車のモータ効率表示装置が適用されるシリーズ
式ハイブリッド型車両の概略構成図が示されており、以
下、同図に基づき本発明に係る電気自動車のモータ効率
表示装置の構成を説明する。なお、シリーズ式ハイブリ
ッド型車両として、ここでは、例えば、都市部で低速走
行を多用するような乗合バス等の大型車両が想定され
る。
【0012】同図に示すように、シリーズ式ハイブリッ
ド型車両には駆動力源として走行モータ10が搭載され
ており、当該走行モータ10には、走行モータ10駆動
用の高電圧2次電池(バッテリ)12がインバータ14
を介して電気的に接続されている。走行モータ10は、
例えば誘導型モータであるが、永久磁石同期型モータで
あってもよい。
【0013】走行モータ10は、車両の制動時にはエネ
ルギ回生ブレーキ、即ち制動エネルギを利用した発電機
(ジェネレータ)としても機能する。つまり、車両の運
転者がブレーキ(図示せず)を操作すると、走行モータ
10が制動力を発生しながら同時に発電を行い、この発
電電力がバッテリ12に充電される。インバータ14
は、バッテリ12または後述のジェネレータ22からの
電圧と電流とを調整して安定した電力を走行モータ10
に供給するため、或いは、上記の如く走行モータ10に
より発電された電圧と電流とを調整して安定した電力を
バッテリ12に供給するための装置である。
【0014】そして、同図に示すように、走行モータ1
0の回転軸には、減速機16、差動装置18を介して一
対の駆動論WR、WLが接続されている。なお、減速機1
6は特に無くてもよい。また、バッテリ12とインバー
タ14には、もう一つのインバータ20を介してジェネ
レータ22が電気的に接続されており、当該ジェネレー
タ22の回転軸はエンジン24の出力軸に接続されてい
る。エンジン24は、発電専用の内燃機関である。
【0015】そして、インバータ20には、エアブレー
キ用のエアコンプレッサ27やパワステポンプ28等の
補機を駆動させる補機モータ26も電気的に接続されて
いる。インバータ20は、上記インバータ14と同様
に、ジェネレータ22によって発電された電圧と電流と
を調整して安定した電力をバッテリ12または走行モー
タ10に供給するため、或いは、バッテリ12からの電
圧と電流とを調整し安定した電力を補機モータ26に供
給するための装置である。
【0016】また、バッテリ12とインバータ14、2
0との間には、リレー・ヒューズ30が介装されてい
る。このリレー・ヒューズ30は、インバータ14に電
気的に接続されており、当該インバータ14からの情報
を受けて、バッテリ12から走行モータ10への通電を
許容したり、バッテリ12から走行モータ10に過剰電
流が流れるのを防止したり、或いは、ジェネレータ22
や回生制動(エネルギ回生)中の走行モータ10がバッ
テリ12に過剰充電するのを防止したりする機能を有し
ている。
【0017】そして、同図に示すように、バッテリ12
やインバータ14、20は電子コントロールユニット
(ECU)40に相互通信可能に電気的に接続されてお
り、さらに、インバータ14と走行モータ10、またイ
ンバータ20とジェネレータ22についても相互通信可
能に電気的に接続されている。また、ECU40の入力
側には、運転者の出力要求、即ち要求モータトルクを走
行モータ10に一義的に反映させるためのアクセルペダ
ル43に接続され、当該アクセルペダル43の操作量θ
accを検出するアクセルセンサ44や、車速Vを検出す
る車速センサ46が接続されている。車速センサ46は
例えば車輪速センサであり、車輪速情報に基づいて車速
Vを検出するようにされている。なお、車速Vからは、
走行モータ10の回転速度Nmotが一義的に容易に算出
される。
【0018】一方、ECU40の出力側には、表示・警
報コントローラ50を介して、本発明に係る表示・警報
器(表示手段)52が接続されている。また、ECU4
0には、ブレーキユニット(サービスブレーキ)56に
駆動信号を供給し車両の制動制御を行うブレーキコント
ローラ54が接続されており、当該ブレーキコントロー
ラ54には、ブレーキペダル58の操作量(ブレーキペ
ダルストローク等)を検出するブレーキセンサ60が接
続されている。さらに、ECU40には、バッテリ12
の充電レベル(SOC:State Of Charge)等を監視する
バッテリコントローラ62や、エンジン24の運転制御
を行うエンジンコントローラ64が接続されている。
【0019】そして、このように構成されたハイブリッ
ド型車両では、一般的な作用として、車両走行時には、
アクセルセンサ44により検出されるアクセルペダル4
3の操作量θaccに対応した要求モータトルク信号がイ
ンバータ14に供給されてバッテリ12からの電圧、電
流が調整され、これにより走行モータ10が所望のモー
タトルクを発生する(モータ制御手段)。
【0020】また、バッテリコントローラ62によりバ
ッテリ12の充電レベル(SOC)が低下したことが検
出された場合には、エンジンコントローラ64によりエ
ンジン24が始動されてジェネレータ22が作動し発電
が行われ、SOCに応じてバッテリ12の充電が行われ
る。なお、バッテリ12のSOCが低いような場合に
は、走行モータ10の消費電力相当分の電力がジェネレ
ータ22から直接に走行モータ10に給電され、ジェネ
レータ22の発電余剰分がバッテリ12に充電される。
【0021】さらに、例えばブレーキペダル58が操作
されて車両が制動状態にあり、アクセルペダル43の操
作量θaccが値0とされているときには、走行モータ1
0により回生制動が行われ、やはり走行モータ10によ
って発電が行われ、バッテリ12の充電が行われる(モ
ータ制御手段)。また、車両走行時には、エアコンプレ
ッサ27やパワステポンプ28等の補機を駆動させるた
め、バッテリ12からの電力によって補機モータ26が
適宜駆動されている。
【0022】以下、このように構成されたハイブリッド
型車両の本発明に係るモータ効率表示装置の作用につい
て説明する。図2を参照すると、ECU40が実行す
る、本発明に係るモータ効率表示制御の制御ルーチンが
フローチャートで示されており、当該フローチャートに
沿い説明する。
【0023】ステップS10では、先ず、モータ回転速
度NmotとモータトルクTmotとを検出する。ここで、モ
ータ回転速度Nmotについては走行モータ10に内蔵の
エンコーダからの情報に基づき求めるようにする(モー
タ回転速度検出手段)。なお、上記車速センサ46から
の情報から求めてもよい。一方、モータトルクTmotに
ついては、アクセルセンサ44により検出されるアクセ
ルペダル43の操作量θaccに対応して予め設定された
上記要求モータトルクから求めるようにする(モータト
ルク検出手段)。
【0024】次のステップS12では、上記の如く求め
たモータ回転速度NmotとモータトルクTmotとから走行
モータ10の純粋なモータ効率、即ちモータ単体効率E
motを演算する。実際には、図3に示すように、走行モ
ータ10の力行時のモータ効率がモータ回転速度Nmot
とモータトルクTmotとに基づいて予め実験により効率
マップとして一義的に設定されており、モータ単体効率
Emotはモータ回転速度NmotとモータトルクTmotに応
じて当該効率マップより求める(モータ効率検出手
段)。なお、図3では、モータ効率を例えば75%、8
0%、85%、90%のように区切って等効率線図とし
て示してあるが、モータ回転速度Nmotとモータトルク
Tmotに応じて補間値を求めるようにしてもよい。
【0025】また、図4に示すように、走行モータ10
の回生制動時のモータ効率についても同様に予め実験に
より一義的に設定されており、回生制動時には当該効率
マップからモータ単体効率Emotが求められる。なお、
図3と図4とを比較してわかるように、走行モータ10
の力行時のモータ効率と回生制動時のモータ効率とは構
造上の理由からモータトルクTmotが値0である場合を
軸に略線対称をなす。
【0026】次のステップS14では、上記モータ単体
効率Emotに対する各種補正率を求める。即ち、当該ハ
イブリッド型車両のシステム全体としての効率を考える
と、走行モータ10による力行時には、バッテリ12や
ジェネレータ22の出力状態がシステム全体としての効
率に影響を与え、一方回生制動時には、バッテリ12へ
の入力状態がシステム全体としての効率に影響を及ぼ
す。そこで、ここでは、モータ単体効率Emotをより一
層適切なものとすべく、例えば、システム全体としての
効率を左右するバッテリ12の充電レベル(SOC)、
エンジン24及びジェネレータ22の運転効率、ブレー
キユニット56の作動状況(回生制動時)に基づいてそ
れぞれ補正率Esoc、Eeng、Ebrkを求めるようにす
る。
【0027】バッテリ12のSOCに基づく補正率Eso
cは、次式(1)から算出される。 Esoc=Kbr・Ebr+Kbc・Ebc …(1) ここに、Ebr、Ebcは、充電レベル(SOC)に応じて
一義的に決定される放電時バッテリ効率、充電時バッテ
リ効率であり、Kbr、Kbcは適宜重み付け等により設定
された放電時バッテリ効率係数、充電時バッテリ効率係
数である。
【0028】なお、放電時バッテリ効率EbrはSOCが
大きいほど高く、充電時バッテリ効率EbcはSOCが小
さいほど高い値となる。エンジン24及びジェネレータ
22の運転効率に基づく補正率Eengは、次式(2)から算
出される。 Eeng=Kgm・Egm …(2) ここに、Egmは発電状態別発電効率であり、Kgmは発電
状態毎に適宜重み付け等により設定された発電状態別発
電効率係数である。なお、発電状態としては、例えば、
バッテリ12に充電を行う通常発電状態と、主に走行モ
ータ10が高出力を発揮する際に要求される高出力発電
状態とがある。
【0029】ブレーキユニット56の作動状況に基づく
補正率Ebrkは、次式(3)から算出される。 Ebrk=Ksb・Esb …(3) ここに、Esbはブレーキペダル58の操作量に応じて決
定される制動操作時効率であり、Ksbは例えばABS
(アンチロックブレーキシステム)の作動等に応じ適宜
重み付けにより設定された制動操作時効率係数である。
【0030】このように補正率Esoc、Eeng、Ebrkが
求められたら、次のステップS16では、これら補正率
Esoc、Eeng、Ebrkに基づいて上記モータ単体効率Em
otを次式(4)により補正し、最終的に判定効率Ejを算出
する。 Ej=Emot・Esoc・Eeng・Ebrk …(4) これにより、モータ単体効率Emotがシステム全体の効
率を考慮したことにより一層適切な判定効率Ejとして
求まることとなる。
【0031】なお、ここでは考慮していないが、ASR
(アンチ・スピン・レギュレータ)システムを備えた車
両にあっては、当該ASRの作動状態、即ち駆動論W
R、WLのスリップ率等に基づいた補正率を上記式(4)に
付加するようにしてもよい。このようにして判定効率E
jが求められたら、ステップS18において、当該判定
効率Ejが高効率判定効率(所定値)Eh(例えば、84
%)より大きいか否かを判別する(判定手段)。
【0032】ステップS18の判別結果が真(Yes)
で、判定効率Ejが高効率判定効率Ehを越えていると判
定された場合には、次にステップS20に進み、走行モ
ータ10が現在高効率領域を使用して運転中であるとみ
なし、表示・警報器52によって高効率領域使用表示を
行うようにする(表示指令手段)。具体的には、運転者
が見易い位置に緑色ランプを設けておき、当該緑色ラン
プを点灯させる。
【0033】これにより、運転者は、モータ効率が良で
あり、走行モータ10が現在は高効率領域を使用して経
済的な運転をしていることを認識することになり、この
運転状態を保持すべく心がけるようになる。一方、ステ
ップS18の判別結果が偽(No)で、判定効率Ejが
高効率判定効率Eh以下と判定された場合、例えば、力
行時において急加速をしているような場合或いは回生制
動時において急減速をしているような場合には、次にス
テップS22に進み、上記緑色ランプを消灯させ、高効
率領域使用非表示とする。また、このとき、同時に警報
を発するようにし、走行モータ10が現在低効率で運転
中であることを運転者に警告する。なお、警報は視覚的
(表示)であっても聴覚的(音声)であってもよい。
【0034】このようにすると、運転者は、モータ効率
が不良であり、走行モータ10が現在は低効率領域を使
用して不経済な運転をしていることを認識することにな
り、運転者は緑色ランプが点灯するよう、つまり、走行
モータ10が高効率で運転されるよう心がけるようにな
る。即ち、運転者は、力行時にアクセルペダル43が必
要以上に操作されて車両が不必要に急加速しているよう
な場合には、アクセルペダル43の操作量θaccを必要
十分な量に調節するようになり、回生制動時にブレーキ
ペダル58が必要以上に操作されて車両が不必要に急減
速しているような場合には、ブレーキペダル58の操作
量を必要十分な量に調節するようになる。
【0035】これにより、力行時には、走行モータ10
における無駄な電力消費を抑制してバッテリ12の充電
頻度を低減でき、故にエンジン24の燃費を向上させる
ようにでき、省エネ化を図ることができ、一方回生制動
時には、発電効率の向上を図ることができる。ところ
で、上記実施形態では、力行時とともに回生制動時にお
いても高効率であるか否かを判定するようにしている
が、回生制動時には、例え急減速状態であって判定効率
Ejが高効率判定効率Eh以下となっていても、エネルギ
回生によって発電し電力を生み出しているわけであるか
ら、このような場合に緑色ランプを消灯して高効率領域
使用非表示としてしまうことは運転者に違和感を与える
ことになる。
【0036】そこで、他の実施形態として、回生制動時
には判定効率Ejに拘わらず常に緑色ランプを点灯して
高効率領域使用表示を行うようにしてもよい。つまり、
緑色ランプを消灯して高効率領域使用非表示とするのを
力行時のみに限定するようにしてもよい。これにより、
回生制動中に運転者が違和感を覚えるということが好適
に解消される。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1の電気自動車のモータ効率表示装置によれば、モ
ータ効率が所定値以上の高効率か否かを判定し、所定値
以上の高効率であると判定されたときのみ、表示手段に
よりモータ高効率表示を行うようにしたので、車両の運
転者は現在のモータ効率の良・不良を容易に判断可能と
なり、運転者ができるだけモータ効率が高効率となるよ
うに心がけて運転することにより、無駄な電力消費を抑
制してバッテリの充電頻度を低減でき、省エネ化を図る
ことができる。さらに、運転者が急制動等のモータ効率
の悪い制動を行わないよう心がけることにより、回生制
動による発電効率の向上も図ることができる。
【0038】また、請求項2の電気自動車のモータ効率
表示装置によれば、モータ効率が所定値以上の高効率か
否かを判定し、所定値以上の高効率であると判定された
ときまたは回生制動によってモータによる発電が行われ
ているときのみ、表示手段によりモータ高効率表示を行
うようにしたので、車両の運転者が、回生制動により発
電し電力を生み出しているにも拘わらずモータ効率が悪
いと判定されるような違和感を感じなくて済むようにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気自動車のモータ効率表示装置
が適用されるシリーズ式ハイブリッド型車両の概略構成
図である。
【図2】本発明に係るモータ効率表示制御の制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図3】力行時のモータ効率を示す効率マップである。
【図4】回生制動時のモータ効率を示す効率マップであ
る。
【符号の説明】
10 走行モータ 12 高電圧2次電池(バッテリ) 40 電子コントロールユニット(ECU) 43 アクセルペダル 44 アクセルセンサ 50 表示・警報コントローラ 52 表示・警報器(表示手段) 54 ブレーキコントローラ 58 ブレーキペダル 60 ブレーキセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動力を発生するモータと、 前記モータが発生するモータトルクを検出するモータト
    ルク検出手段と、 前記モータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手
    段と、 前記モータトルク検出手段により検出されたモータトル
    クと前記モータ回転速度検出手段により検出された回転
    速度とに基づきモータ効率を検出するモータ効率検出手
    段と、 前記モータ効率検出手段により検出されたモータ効率が
    所定値以上の高効率か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によりモータ効率が所定値以上の高効率で
    あると判定されたときのみ表示指令を出力する表示指令
    手段と、 前記表示指令手段からの表示指令に基づきモータ高効率
    表示を行う表示手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車のモータ効率表示
    装置。
  2. 【請求項2】 車両の駆動力を発生するモータと、 運転者のアクセルペダルの操作量に応じて前記モータの
    駆動出力を制御するとともに、該アクセルペダルの開放
    により前記モータを回生制動させ発電を行うモータ制御
    手段と、 前記モータが発生するモータトルクを検出するモータト
    ルク検出手段と、 前記モータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手
    段と、 前記モータトルク検出手段により検出されたモータトル
    クと前記モータ回転速度検出手段により検出された回転
    速度とに基づきモータ効率を検出するモータ効率検出手
    段と、 前記モータ効率検出手段により検出されたモータ効率が
    所定値以上の高効率か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によりモータ効率が所定値以上の高効率で
    あると判定されたときまたは前記回生制動によって発電
    が行われているときのみ表示指令を出力する表示指令手
    段と、 前記表示指令手段からの表示指令に基づきモータ高効率
    表示を行う表示手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車のモータ効率表示
    装置。
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Cited By (8)

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