JPH11170871A - 作業車のキャノピー開閉操作構造 - Google Patents

作業車のキャノピー開閉操作構造

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JPH11170871A
JPH11170871A JP34485397A JP34485397A JPH11170871A JP H11170871 A JPH11170871 A JP H11170871A JP 34485397 A JP34485397 A JP 34485397A JP 34485397 A JP34485397 A JP 34485397A JP H11170871 A JPH11170871 A JP H11170871A
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JP
Japan
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canopy
driver
seat
opening
standing
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JP34485397A
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Inventor
Kazuo Aoki
青木  一夫
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャノピーを運転座席に着座した操縦者に対
して好適に作用する比較的に低い高さ位置に配備しなが
らも、キャノピーが操縦者の操縦部での起立動作や降車
動作に支障をきたすことを回避できるようにする。 【解決手段】 作業車のキャノピー開閉操作構造におい
て、運転座席11を備えた操縦部12の上方を覆う閉姿
勢と操縦部12の上方を開放する開姿勢とに開閉自在に
構成されたキャノピー13、並びに、運転座席11に着
座している操縦者に対して起立動作の要する処理を促す
作業装置側からの情報に基づいてキャノピー13を自動
的に開操作するキャノピー操作手段Aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転座席を備えた
操縦部の上方を覆うキャノピーを設けてある作業車のキ
ャノピー開閉操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車に設けられるキャノピー
は、例えば特開平9‐191717号公報で開示されて
いるように、運転座席に着座した操縦者に対して好適に
作用する比較的に低い高さ位置で操縦部の上方を覆う状
態に固定装備されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、作業車の一例である乗用型田植機においては、苗植
付装置における苗残量が所定量より低下するのに伴って
報知作動を誘発して、操縦者に苗植付装置への苗補給を
促す苗センサや、苗植付装置(特に植付機構)に過負荷
がかかった際に苗植付装置への伝動を中断して苗植付装
置の破損を防止すると同時に異音を発生して、操縦者に
過負荷に対する適切な処理を促す安全クラッチ、などが
装備されており、操縦者は、苗植付装置への苗補給が促
された場合には運転座席から立ち上がって操縦部から苗
植付装置に対する苗補給を行い、又、苗植付装置の過負
荷に対する処理が促された場合には操縦部から降りて適
切な処理を行うのであるが、このような場合において、
上記従来技術のようにキャノピーが比較的に低い高さ位
置で操縦部の上方を覆うように固定装備されていると、
キャノピーが邪魔になって、操縦部からの苗植付装置に
対する苗補給が行い難くなる、あるいは、操縦部から降
りる際に屈んだ姿勢を取る必要が生じて、作業装置側の
異常などに対する適切な処理を迅速に行うために操縦部
から素早く降りるといった動作が行い難くなる、などの
不都合が生じるようになっていた。
【0004】そこで、キャノピーを、操縦部での操縦者
の起立を許容する高さ位置に装備することも考えられる
が、この場合には、運転座席に着座した操縦者との距離
が大きくなって、運転座席に着座した操縦者に対する日
除けや雨除けなどのキャノピーとしての本来の作用が薄
れる、あるいは、キャノピーが風に煽られ易くなるとい
った新たな不都合が生じるようになる。又、キャノピー
を、操縦部の上方を開放する開姿勢への開操作が可能と
なるように構成して、操縦者が必要に応じてキャノピー
の開操作を行えるようにすることも考えられるが、この
場合には、操縦者が起立する必要のあるごとにキャノピ
ーの開操作を行わなければならないことによって、操縦
部にて起立動作を要する処理が面倒になる、あるいは、
操縦者がキャノピーの開操作を忘れた状態で運転座席か
ら立ち上がることによって、頭をキャノピーに打ち付け
てしまう、といった新たな不都合が生じるようになる。
【0005】本発明の目的は、キャノピーを運転座席に
着座した操縦者に対して好適に作用する比較的に低い高
さ位置に配備しながらも、キャノピーが操縦者の操縦部
での起立動作や降車動作に支障をきたすことを回避でき
るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、作業車の
キャノピー開閉操作構造において、運転座席を備えた操
縦部の上方を覆う閉姿勢と前記操縦部の上方を開放する
開姿勢とに開閉自在に構成されたキャノピー、並びに、
前記運転座席に着座している操縦者に対して起立動作の
要する処理を促す作業装置側からの情報に基づいて前記
キャノピーを自動的に開操作するキャノピー操作手段を
設けた。
【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、キャノピー操作手段が、運転座席に着座している操
縦者に対して起立動作の要する処理を促す作業装置側か
らの情報に基づいてキャノピーを自動的に開操作するよ
うになることから、キャノピーを、運転座席に着座した
操縦者に対して日除けや雨除けなどのキャノピーとして
の本来の作用を効果的に発揮する比較的低い高さ位置で
操縦部の上方を覆う状態に配備しても、作業装置側から
の情報に基づいて起立動作の要する処理を行う際には、
操縦者は、キャノピーの開操作を行う面倒やキャノピー
に頭を打ち付ける不都合なく運転座席から立ち上がるこ
とができるとともに、屈んだ姿勢を取る面倒なく立ち上
がった姿勢で操縦部から降りることができるようにな
る。つまり、キャノピーを運転座席に着座した操縦者に
対して好適に作用する比較的に低い高さ位置に配備しな
がらも、作業装置側からの情報に基づいて起立動作の要
する処理を行う際には、キャノピーが操縦者の操縦部で
の起立動作や降車動作に支障をきたすようになることを
回避でき、もって、操縦部からの作業装置に対する起立
動作の要する処理が行い易くなるとともに、操縦部から
降りる必要のある作業装置に対する処理への移行を素早
く行えるようになる。
【0008】尚、ここで言うところの起立動作の要する
処理としては、降車の際にも操縦者は操縦部で一旦起立
する(運転座席から立ち上がる)ようになることから、
例えば、作業車の一例である乗用型田植機における苗植
付装置に対する苗補給、などのように操縦部で立った姿
勢で行うものは当然のことながら、それ以外に、乗用型
田植機における苗植付装置の過負荷を解消する、苗植付
装置に連結された施肥装置に対して肥料を補給する、作
業車の一例であるトラクタに連結した薬剤散布装置に薬
剤を補給する、あるいは、作業車の一例であるコンバイ
ンにおける穀稈詰まりを解消する、などのように降車動
作を要する(操縦部から降りて行う)ものを挙げること
ができる。
【0009】〔効果〕従って、キャノピーを運転座席に
着座した操縦者に対して好適に作用する高さ位置に配備
しながらも、操縦者が作業装置側からの情報に基づいて
起立動作の要する処理を行う際に、キャノピーが操縦部
での操縦者の起立動作や降車動作に支障をきたすように
なることを回避できるようになった。
【0010】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
作業車のキャノピー開閉操作構造において、運転座席を
備えた操縦部の上方を覆う閉姿勢と前記操縦部の上方を
開放する開姿勢とに開閉自在に構成されたキャノピー、
並びに、前記運転座席に着座している操縦者の起立動作
が推測される人為操作に基づいて前記キャノピーを自動
的に開操作するキャノピー操作手段を設けた。
【0011】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、キャノピー操作手段が、運転座席に着座している操
縦者の起立動作が推測される人為操作に基づいてキャノ
ピーを自動的に開操作するようになることから、キャノ
ピーを、運転座席に着座した操縦者に対して日除けや雨
除けなどのキャノピーとしての本来の作用を効果的に発
揮する比較的低い高さ位置で操縦部の上方を覆う状態に
配備しても、操縦者自身が起立動作の推測される人為操
作を行った後に起立動作や降車動作を行う際には、操縦
者は、キャノピーの開操作を行う面倒やキャノピーに頭
を打ち付ける不都合なく運転座席から立ち上がることが
できるとともに、屈んだ姿勢を取る面倒なく立ち上がっ
た姿勢で操縦部から降りることができるようになる。つ
まり、キャノピーを運転座席に着座した操縦者に対して
好適に作用する比較的に低い高さ位置に配備しながら
も、キャノピーが操縦者の操縦部での起立動作や降車動
作に支障をきたすようになることを回避でき、もって、
それらの動作を円滑かつ迅速に行えるようになる。又、
それらの動作を円滑かつ迅速に行えることによって、操
縦部からの作業装置に対する起立動作の要する処理が行
い易くなるとともに、操縦部から降りる必要のある作業
装置に対する処理への移行を素早く行えるようになる。
【0012】尚、ここで言うところの運転座席に着座し
ている操縦者の起立動作が推測される人為操作として
は、主クラッチの切り操作、主クラッチの切り位置での
ロック操作、変速レバーの中立位置への操作、作業装置
の上昇操作、及び、作業装置用クラッチの切り操作、な
どを挙げることができる。
【0013】〔効果〕従って、キャノピーを運転座席に
着座した操縦者に対して好適に作用する高さ位置に配備
しながらも、操縦者が起立動作の推測される人為操作を
行った後に起立動作や降車動作を行う際に、キャノピー
が操縦部での操縦者の起立動作や降車動作に支障をきた
すようになることを回避できるようになった。
【0014】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
作業車のキャノピー開閉操作構造において、運転座席を
備えた操縦部の上方を覆う閉姿勢と前記操縦部の上方を
開放する開姿勢とに開閉自在に構成されたキャノピー、
並びに、前記運転座席に着座している操縦者に対して起
立動作の要する処理を促す作業装置側からの情報、もし
くは、前記運転座席に着座している操縦者の起立動作が
推測される人為操作に基づいて、前記キャノピーを自動
的に開操作するキャノピー操作手段を設けた。
【0015】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、キャノピー操作手段が、運転座席に着座している操
縦者に対して起立動作の要する処理を促す作業装置側か
らの情報、もしくは、運転座席に着座している操縦者の
起立動作が推測される人為操作に基づいてキャノピーを
自動的に開操作するようになることから、キャノピー
を、運転座席に着座した操縦者に対して日除けや雨除け
などのキャノピーとしての本来の作用を効果的に発揮す
る比較的低い高さ位置で操縦部の上方を覆う状態に配備
しても、作業装置側からの情報に基づいて起立動作の要
する処理を行う際や、操縦者自身が起立動作の推測され
る人為操作を行った後に起立動作や降車動作を行う際に
は、操縦者は、キャノピーの開操作を行う面倒やキャノ
ピーに頭を打ち付ける不都合なく運転座席から立ち上が
ることができるとともに、屈んだ姿勢を取る面倒なく立
ち上がった姿勢で操縦部から降りることができるように
なる。つまり、キャノピーを運転座席に着座した操縦者
に対して好適に作用する比較的に低い高さ位置に配備し
ながらも、作業装置側からの情報に基づいて起立動作の
要する処理を行う際や、操縦者自身が起立動作の推測さ
れる人為操作を行った後に起立動作や降車動作を行う際
には、キャノピーが操縦者の操縦部での起立動作や降車
動作に支障をきたすようになることを回避でき、もっ
て、それらの動作を円滑かつ迅速に行えるようになる。
又、それらの動作を円滑かつ迅速に行えることによっ
て、操縦部からの作業装置に対する起立動作の要する処
理が行い易くなるとともに、操縦部から降りる必要のあ
る作業装置に対する処理への移行を素早く行えるように
なる。
【0016】〔効果〕従って、キャノピーを運転座席に
着座した操縦者に対して好適に作用する高さ位置に配備
しながらも、操縦者が、作業装置側からの情報に基づい
て起立動作の要する処理を行う際や、操縦者自身が起立
動作の推測される人為操作を行った後に起立動作や降車
動作を行う際に、キャノピーが操縦部での操縦者の起立
動作や降車動作に支障をきたすようになることを回避で
きるようになった。
【0017】本発明のうちの請求項4記載の発明では、
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記キャノピー操作手段が、操縦者の前記運転座席
への着座が推測される人為操作に基づいて、前記キャノ
ピーを自動的に閉操作するように構成した。
【0018】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、キャノピー操作手段が、操縦者の運転座席への着座
が推測される人為操作に基づいてキャノピーを自動的に
閉操作するようになることから、運転座席に着座するた
びにキャノピーの閉操作を行う面倒がなくなるととも
に、キャノピーの閉操作を忘れて日除けや雨除けなどの
作用が得られていない状態で操縦を行うといった不都合
が生じることを防止できるようになる。
【0019】尚、ここで言うところの操縦者の運転座席
への着座が推測される人為操作としては、主クラッチの
入り操作、主クラッチの切り位置でのロック解除操作、
変速レバーの走行位置への操作、作業装置の下降操作、
及び、作業装置用クラッチの入り操作、などを挙げるこ
とができる。
【0020】〔効果〕従って、キャノピーの作用を効果
的に得られるようにしながらも操縦部での起立動作や降
車動作を円滑かつ迅速に行える上に、そのために要する
キャノピー開閉操作の手間をなくすことができるととも
に、キャノピーの閉じ忘れによる作業状況の悪化を防止
できるようになった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】図1には作業車の一例である乗用型田植機
の全体側面が、又、図2には乗用型田植機の全体平面が
それぞれ示されており、この田植機は、走行機体1の後
部に昇降リンク機構2を介して苗植付装置3(作業装置
の一例)を昇降自在に連結するとともに、苗植付装置3
の後部に施肥装置4(作業装置の一例)を装着すること
によって構成されている。走行機体1は、その前部に搭
載されたエンジン5、エンジン5からの動力が伝達され
る静油圧式無段変速装置6、静油圧式無段変速装置6を
経由した動力が伝達されるギヤ式変速装置7、静油圧式
無段変速装置6とギヤ式変速装置7を経由した変速後の
動力が伝達される左右一対の前輪8と後輪9、ステアリ
ングホイール10や運転座席11などが配備された操縦
部12、及び操縦部12の上方を覆うキャノピー13、
などによって構成されている。苗植付装置3は、静油圧
式無段変速装置6とギヤ式変速装置7を経由した変速後
の動力が伝達されるギヤ式伝動機構(図示せず)を内装
したフィードケース14、ギヤ式伝動機構を経由した動
力が伝達されるチェーン伝動機構(図示せず)を内装し
た植付伝動ケース15、チェーン伝動機構を経由した動
力により植え付け作動を行うように植付伝動ケース15
の後部左右両側に軸支されたロータリ式の植付機構1
6、ギヤ式伝動機構からの動力により植付機構16に対
して所定のストロークで往復横移動する苗載台17、及
び植付機構16による苗植え付け箇所に対して前もって
好適な整地作用を施すように後部支点周りに上下揺動自
在に装備された整地フロート18、などによって構成さ
れている。施肥装置4は、肥料を貯留するホッパー1
9、植付機構16からの動力によりホッパー19内の肥
料を所定量ずつ繰り出す繰出機構20、繰り出された肥
料を圃場に向けて案内する案内ホース21、及び案内さ
れた肥料を圃場に埋没させる作溝器22、などによって
構成されている。
【0023】図1〜3に示すように、操縦部12におい
て、ステアリングホイール10の左下方には、「入」位
置に自動復帰するように付勢された主クラッチペダル2
3が配備されており、この主クラッチペダル23を
「切」位置に踏み込み操作して、エンジン5と静油圧式
無段変速装置6との間に介装された主クラッチ24の切
り状態を現出することによって、エンジン5から静油圧
式無段変速装置6以降への伝動を遮断することができ、
これによって、非作業走行時には前輪8と後輪9の駆動
を一時的に停止させることができ、又、作業走行時には
前輪8と後輪9に加えて苗植付装置3と施肥装置4の駆
動を一時的に停止させることができるようになってい
る。主クラッチペダル23には、主クラッチペダル23
を「切」位置に固定保持するロック具23Aが装備され
ており、このロック具23Aは、主クラッチペダル23
のみが踏まれた状態で「切」位置まで操作された場合に
は、機体側に係合して主クラッチペダル23を「切」位
置に固定保持し、又、主クラッチペダル23とともに踏
まれた状態で「切」位置まで操作された場合には、機体
側に係合せずに主クラッチペダル23の「入」位置への
自動復帰を許容し、更に、主クラッチペダル23を
「切」位置に固定保持した状態で踏み込み操作された場
合には、機体側との係合を解除して主クラッチペダル2
3の「入」位置への自動復帰を許容するように構成され
ている。
【0024】ステアリングホイール10の左側方には、
静油圧式無段変速装置操作用の主変速レバー25が配備
されており、この主変速レバー25の操作によって、主
クラッチペダル23の操作により主クラッチ24の切り
状態を現出しなくても、走行速度の無段階変速操作と前
後進の切り換え操作を行えるようになっている。運転座
席11の左側方には、ギヤ式変速装置7における副変速
機構操作用の副変速レバー26が配備されており、この
副変速レバー26を「移動」位置に操作することによっ
て、副変速機構7Aを高速伝動状態に切り換えることが
できて、移動走行用の高速走行状態を現出することがで
き、又、この副変速レバー26を「植付」位置に操作す
ることによって、副変速機構7Aを低速伝動状態に切り
換えることができて、作業走行用の低速走行状態を現出
することができ、更に、この副変速レバー26を「中
立」位置に操作することによって、副変速機構7Aを中
立状態(非伝動状態)に切り換えることができて、前輪
8、後輪9、苗植付装置3、及び施肥装置4の駆動を一
時的に停止させることができるようになっている。
【0025】運転座席11の右側方には、作業装置操作
用の植付クラッチレバー27が配備されており、この植
付クラッチレバー27を「入(植付)」位置に操作する
ことによって、ギヤ式変速装置7における副変速機構7
Aよりも伝動方向下手側の作業装置伝動系に介装された
作業装置用クラッチの一例である植付クラッチ28を伝
動状態に切り換えることができて、苗植付装置3及び施
肥装置4の作動状態を現出することができ、逆に、この
植付クラッチレバー27を「切(植付)」位置に操作す
ることによって、植付クラッチ28を非伝動状態に切り
換えることができて、苗植付装置3及び施肥装置4の作
動停止状態を現出できるようになっている。又、この植
付クラッチレバー27を「下降」位置に操作することに
よって、苗植付装置3及び施肥装置4を上限位置から下
限位置に亘る範囲で下降させることができ、逆に、この
植付クラッチレバー27を「上昇」位置に操作すること
によって、苗植付装置3及び施肥装置4を下限位置から
上限位置に亘る範囲で上昇させることができ、更に、こ
の植付クラッチレバー27を「中立」位置に操作するこ
とによって、苗植付装置3及び施肥装置4を上限位置と
下限位置に亘る範囲の所望位置で昇降停止させることが
できるようになっている。尚、この植付クラッチレバー
27を「自動」位置に操作すると、ステアリングホイー
ル10の右下部に配備された操作レバー29の操作に基
づいて苗植付装置3及び施肥装置4の作動切り換え操作
及び昇降操作を行えるようになっている。
【0026】操作レバー29は、上下揺動自在で中立復
帰型に構成されており、上方への揺動操作により、植付
クラッチ28を非伝動状態に切り換えて苗植付装置3及
び施肥装置4の作動停止状態を現出するとともに、苗植
付装置3及び施肥装置4を所定の上限位置まで上昇さ
せ、その上昇後の一回目の下方への揺動操作により、苗
植付装置3及び施肥装置4を予め設定した下限近くの所
望の植え付け高さ位置まで下降させ、その下降後の二回
目の下方への揺動操作により、植付クラッチ28を伝動
状態に切り換えて苗植付装置3及び施肥装置4の作動状
態を現出するように構成されている。
【0027】図3に示すように、主変速レバー25によ
る静油圧式無段変速装置6の操作、植付クラッチレバー
27又は操作レバー29による苗植付装置3及び施肥装
置4の作動切り換え操作及び昇降操作は、走行機体1に
搭載されたマイクロコンピュータからなる制御装置30
の制御作動によって行えるようになっている。尚、図3
における符号Saは、主変速レバー25の操作位置を検
出して制御装置30へ出力するように主変速レバー25
の揺動支点に装備された回転式のポテンショメータから
なる第一レバーセンサ、符号Sbは、植付クラッチレバ
ー27の操作位置を検出して制御装置30へ出力するよ
うに植付クラッチレバー27の揺動支点に装備された回
転式のポテンショメータからなる第二レバーセンサ、符
号Scは、操作レバー29の上方への操作を検出して制
御装置30へ出力するように操作レバー29の上方に配
置されたリミットスイッチからなる第三レバーセンサ、
符号Sdは、操作レバー29の下方への操作を検出して
制御装置30へ出力するように操作レバー29の下方に
配置されたリミットスイッチからなる第四レバーセン
サ、符号31は、第一レバーセンサSaからの検出に基
づく制御装置30の制御作動によって、主変速レバー2
5の操作位置に応じた操作角となるように静油圧式無段
変速装置6のトラニオン軸6aを回動操作する電動シリ
ンダ、符号32は、第二レバーセンサSb、第三レバー
センサSc、又は第四レバーセンサSdからの検出に基
づく制御装置30の制御作動によって、植付クラッチレ
バー27の操作位置もしくは操作レバー29の操作方向
に応じた植付クラッチ28の作動状態を現出するクラッ
チモータ、符号33は、第二レバーセンサSb、第三レ
バーセンサSc、又は第四レバーセンサSdからの検出
に基づく制御装置30の制御作動によって、植付クラッ
チレバー27の操作位置もしくは操作レバー29の操作
方向に応じた苗植付装置3及び施肥装置4の昇降状態を
現出するように昇降リンク機構2のリフトシリンダ2A
に対する作動油の流動状態を切り換える電磁制御弁であ
る。又、図示は省略するが、クラッチペダル23による
主クラッチ24の切り換え操作、及び、副変速レバー2
6による副変速機構7Aの切り換え操作は、操作ロッド
などからなる機械式の連係機構を介して行われるように
なっている。
【0028】図3に示すように、苗植付装置3には、整
地フロート18の後部支点周りでの上下揺動角度を検出
して制御装置30へ出力する回転式のポテンショメータ
などからなるフロートセンサSeが装備されており、制
御装置30は、フロートセンサSeにより検出された整
地フロート18の上下揺動角度に基づいて、整地フロー
ト18の接地又は地面からの離間を判別するとともに、
植付クラッチレバー27が「自動」位置に操作され、か
つ、整地フロート18が接地している状態での作業走行
時には、整地フロート18の上下揺動角度が予め手動ダ
イヤル型の設定器34を操作して設定された目標角度に
復帰するように苗植付装置3の昇降を自動制御するよう
に構成されている。
【0029】図2及び図3に示すように、苗植付装置3
の苗載台17には植え付け条数分の載置面17Aが形成
されている。各載置面17Aの下部側には、載置面17
A上の苗残量が所定量より低下したことを検出するリミ
ットスイッチからなる苗センサSfが装備されている。
そして、制御装置30は、いずれかの苗センサSfによ
り苗残量の所定量からの低下が検出されるのに伴って、
ランプあるいはブザーからなる第一警報器35を作動さ
せて、操縦者に苗植付装置3への苗補給を促すようにな
っている。又、施肥装置4の各ホッパー19には、ホッ
パー19内の肥料残量が所定量より低下したことを検出
する肥料センサSgが装備されている。そして、制御装
置30は、いずれかの肥料センサSgにより肥料残量の
所定量からの低下が検出されるのに伴って、ランプある
いはブザーからなる第二警報器36を作動させて、操縦
者に施肥装置4への肥料補給を促すようになっている。
ギヤ式変速装置7には、苗植付装置3に過負荷が加わる
のに伴って、ギヤ式変速装置7から苗植付装置3への伝
動を中断して苗植付装置3などの破損を防止すると同時
に異音を発生して、操縦者に苗植付装置3の過負荷に対
する適切な処理を促す安全クラッチ37が装備されてい
る。尚、図1及び図2における符号38は、予備苗を載
置するように走行機体1の前部左右に配備された予備苗
載台である。
【0030】図4及び図5に示すように、キャノピー1
3は、走行機体1における操縦部12の前部に立設され
た左右一対の支柱39に、操縦部12の上方を覆う閉姿
勢と操縦部12の上方を開放する開姿勢とに、横軸芯P
周りの上下揺動操作で開閉自在となるように支持されて
いる。又、左側の支柱39には、制御装置30からの指
令に基づいてキャノピー13を開閉操作するようにキャ
ノピー13に装備されたセクタギヤ13Aに噛合するピ
ニオンギヤ40Aを備えた電動モータ40が装備されて
いる。図3に示すように、制御装置30は、副変速レバ
ー26の「中立」位置に配備したリミットスイッチから
なる第五レバーセンサShにより、運転座席11に着座
している操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例
である副変速レバー26の「中立」位置への操作が検出
される、あるいは、ロック具23Aの係合位置に配備さ
れたロックセンサSiにより、運転座席11に着座して
いる操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例であ
るロック具23Aによる主クラッチペダル23の「切」
位置での固定保持が検出されると、電動モータ40の作
動を制御してキャノピー13を開操作し、逆に、第五レ
バーセンサShにより、操縦者の運転座席11への着座
が推測される人為操作の一例である副変速レバー26の
「移動」又は「植付」位置への操作が検出される、ある
いは、ロックセンサSiにより、操縦者の運転座席11
への着座が推測される人為操作の一例であるロック具2
3Aによる主クラッチペダル23の「切」位置での固定
保持の解除が検出されると、電動モータ40の作動を制
御してキャノピー13を閉操作するように構成されてい
る。つまり、第五レバーセンサSh、ロックセンサS
i、制御装置30、及び電動モータ40によって、運転
座席11に着座している操縦者の起立動作が推測される
人為操作に基づいてキャノピー13を自動的に開操作
し、かつ、操縦者の運転座席11への着座が推測される
人為操作に基づいてキャノピー13を自動的に閉操作す
るキャノピー操作手段Aが構成されている。
【0031】以上の構成から、キャノピー13を、運転
座席11に着座した操縦者に対して日除けや雨除けなど
のキャノピー13としての本来の作用を効果的に発揮す
る比較的低い高さ位置で操縦部12の上方を覆う状態に
配備しても、操縦者自身が起立動作の推測される人為操
作である副変速レバー26の「中立」位置への操作、も
しくは、ロック具23Aによる主クラッチペダル23の
「切」位置での固定保持を行った後に起立動作や降車動
作を行う際には、操縦者は、キャノピー13の開操作を
手動で行う面倒やキャノピー13の開操作を忘れてキャ
ノピー13に頭を打ち付ける不都合なく運転座席11か
ら立ち上がることができるとともに、屈んだ姿勢を取る
面倒なく立ち上がった姿勢で操縦部12から降りること
ができるようになっている。つまり、キャノピー13を
運転座席11に着座した操縦者に対して好適に作用する
比較的に低い高さ位置に配備しながらも、キャノピー1
3が操縦者の操縦部12での起立動作や降車動作に支障
をきたすようになることを回避できて、それらの動作を
円滑かつ迅速に行えるようになっている。又、それらの
動作を円滑かつ迅速に行えることによって、操縦部12
からの苗植付装置3に対する苗補給(起立動作の要する
処理の一例)や、操縦部12から降りて行う施肥装置4
に対する肥料供給(起立動作の要する処理の一例)、な
どへの移行を素早く行えるようになっている。更に、操
縦者が運転座席11に着座した後に、操縦者の運転座席
11への着座が推測される人為操作である副変速レバー
26の「移動」又は「植付」位置への操作、あるいは、
ロック具23Aによる主クラッチペダル23の「切」位
置での固定保持の解除を行うことによって、キャノピー
13の閉操作を自動的に行えることから、運転座席11
に着座するたびにキャノピー13の閉操作を行う面倒が
なくなるとともに、キャノピー13の閉操作を忘れるこ
とにより日除けや雨除けなどの作用が得られていない状
態で操縦を行うといった不都合が生じることを防止でき
るようになっている。
【0032】ところで、運転座席11に着座している操
縦者に対して起立動作の要する処理を促す作業装置側か
らの情報の一例である苗センサSfの検出に基づいて、
制御装置30が第一警報器35を作動させて苗載台17
に対する苗補給を促した状態において、操縦者が熟練者
である場合には、作業走行を継続しながら苗載台17に
対する苗補給が行われることがある。そのため、制御装
置30は、苗センサSfの検出に基づいて第一警報器3
5を作動させる際には、それと同時にキャノピー13の
開操作を行うようになっている。つまり、キャノピー操
作手段Aにおける制御装置30及び電動モータ40は、
運転座席11に着座している操縦者に対して起立動作の
要する処理(苗植付装置3に対する苗補給)を促す苗セ
ンサSf(作業装置側の一例)からの情報に基づいてキ
ャノピー13を自動的に開操作するように構成されてい
る。尚、作業走行を継続しながら苗載台17に対する苗
補給を行った場合には、操縦部12に装備した閉スイッ
チ41の操作によってキャノピー13の閉操作を行える
ようになっている。
【0033】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 〔1〕作業車としては、トラクタやコンバインなどであ
ってもよい。又、上記実施形態において作業車の一例と
して例示した田植機としては、施肥装置4を装備しない
ものであってもよい。 〔2〕キャノピー操作手段Aとしては、電動モータ40
に代えて電動シリンダなどによってキャノピー13の開
閉操作を行うように構成されたものであってもよい。 〔3〕キャノピー操作手段Aとしては、電動モータ40
に代えて、例えば、キャノピー13を開付勢するバネや
ガスシリンダなどの付勢機構と、キャノピー13を閉姿
勢で係合保持するよう係合付勢された固定機構と、この
固定機構を付勢に抗して解除操作するアクチュエータ、
などからなる開操作専用の操作機構を採用して、キャノ
ピー13の開操作のみを自動的に行うように構成された
ものであってもよい。 〔4〕キャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座し
ている操縦者に対して起立動作の要する処理の一例であ
る施肥装置4に対する肥料供給を促す肥料センサSg
(作業装置側の一例)からの情報に基づいてキャノピー
13を自動的に開操作するように構成してもよい。この
ように構成すると、例えば、走行機体1の後部に施肥装
置4を装備するミッドマウント施肥型の田植機におい
て、作業走行を継続しながら施肥装置4に対する肥料補
給を行うといった際に、キャノピー13を手動で開操作
する手間や、キャノピー13の開操作を忘れてキャノピ
ー13に頭を打ち付ける不都合なく、素早く施肥装置4
に対する肥料補給を行える、などの利点を有するように
なる。 〔5〕安全クラッチ37によりギヤ式変速装置7から苗
植付装置3への伝動が中断されたことを検出する中断検
出センサを設けるとともに、キャノピー操作手段Aが、
運転座席11に着座している操縦者に対して起立動作の
要する処理の一例である苗植付装置3の過負荷に対する
適切な処理を促す安全クラッチ37の異音発生(作業装
置側からの情報の一例)と同時に、その中断検出センサ
の検出に基づいてキャノピー13を自動的に開操作する
ように構成してもよい。 〔6〕施肥装置4の作溝器22などにおける肥料詰まり
検出センサと、この肥料詰まり検出センサからの検出に
基づく制御装置30の制御作動により警報作動して運転
座席11に着座している操縦者に対して肥料詰まりに対
する適切な処理を促す警報器とを設けるとともに、キャ
ノピー操作手段Aが、運転座席11に着座している操縦
者に対して起立動作の要する処理の一例である肥料詰ま
りに対する適切な処理を促す肥料詰まり検出センサ(作
業装置側の一例)からの情報に基づいてキャノピー13
を自動的に開操作するように構成してもよい。 〔7〕運転座席11に着座している操縦者の起立動作が
推測される人為操作の一例である主クラッチペダル23
による主クラッチ24の切り操作を検出する主クラッチ
センサを設けて、キャノピー操作手段Aが、この主クラ
ッチセンサにより主クラッチ24の切り操作が検出され
るのに伴って、キャノピー13を自動的に開操作するよ
うに構成してもよい。 〔8〕主変速レバー25の「中立」位置への操作によ
り、前輪8、後輪9、苗植付装置3、及び施肥装置4の
駆動を一時的に停止させる形態のものにおいては、主変
速レバー25の「中立」位置への操作が、運転座席11
に着座している操縦者の起立動作が推測される人為操作
の一例となることから、キャノピー操作手段Aが、主変
速レバー25の「中立」位置への操作に基づいてキャノ
ピー13を自動的に開操作するように構成してもよい。
又、この場合には、キャノピー操作手段Aが、操縦者の
運転座席11への着座が推測される人為操作の一例であ
る主変速レバー25の「中立」位置から他の操作位置へ
の操作に基づいてキャノピー13を自動的に閉操作する
ように構成してもよい。
〔9〕キャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座し
ている操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例で
ある植付クラッチレバー27の「切(植付)」位置への
操作(植付クラッチ28の切り操作)に基づいてキャノ
ピー13を自動的に開操作するように構成してもよい。
又、この場合には、キャノピー操作手段Aが、操縦者の
運転座席11への着座が推測される人為操作の一例であ
る植付クラッチレバー27の「入(植付)」位置への操
作(植付クラッチ28の入り操作)に基づいてキャノピ
ー13を自動的に閉操作するように構成してもよい。 〔10〕キャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座
している操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例
である植付クラッチレバー27の「上昇」位置への操作
(苗植付装置3の上昇操作)に基づいてキャノピー13
を自動的に開操作するように構成してもよい。又、この
場合には、キャノピー操作手段Aが、操縦者の運転座席
11への着座が推測される人為操作の一例である植付ク
ラッチレバー27の「下降」位置への操作(苗植付装置
3の下降操作)に基づいてキャノピー13を自動的に閉
操作するように構成してもよい。尚、この場合には、植
付クラッチレバー27の「上昇」位置への操作から所定
時間経過後にキャノピー13を自動的に開操作するよう
に構成して、枕地旋回との区別を行うようにしてもよ
い。 〔11〕キャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座
している操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例
である植付クラッチレバー27を「自動」位置に位置さ
せた状態での操作レバー29の上方への揺動操作(植付
クラッチ28の切り操作と苗植付装置3の上昇操作)に
基づいてキャノピー13を自動的に開操作するように構
成してもよい。又、この場合には、キャノピー操作手段
Aが、操作レバー29の上方への揺動操作を行ってか
ら、操縦者の運転座席11への着座が推測される人為操
作の一例である操作レバー29の下方への一回目の操作
(苗植付装置3の下降操作)、もしくは、操作レバー2
9の下方への二回目の操作(植付クラッチ28の入り操
作)に基づいてキャノピー13を自動的に閉操作するよ
うに構成してもよい。尚、この場合には、操作レバー2
9の上方への揺動操作から所定時間経過後にキャノピー
13を自動的に開操作するように構成して、枕地旋回と
の区別を行うようにしてもよい。 〔12〕苗植付装置3が上限位置に到達したことを検出
する上限検出センサを設けるとともに、キャノピー操作
手段Aが、運転座席11に着座している操縦者の起立動
作が推測される人為操作の一例である植付クラッチレバ
ー27の「上昇」位置への操作(苗植付装置3の上昇操
作)、もしくは、植付クラッチレバー27を「自動」位
置に位置させた状態での操作レバー29の上方への揺動
操作(植付クラッチ28の切り操作と苗植付装置3の上
昇操作)が行われた後に、上限検出センサが苗植付装置
3の上限位置への到達を検出するのに伴ってキャノピー
13を自動的に開操作するように構成してもよい。尚、
この場合には、上限検出センサによる苗植付装置3の上
限位置への到達検出から所定時間経過後にキャノピー1
3を自動的に開操作するように構成して、枕地旋回との
区別を行うようにしてもよい。 〔13〕キャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座
している操縦者の起立動作が推測される人為操作の一例
である植付クラッチレバー27の「上昇」位置への操作
(苗植付装置3の上昇操作)、もしくは、植付クラッチ
レバー27を「自動」位置に位置させた状態での操作レ
バー29の上方への揺動操作(植付クラッチ28の切り
操作と苗植付装置3の上昇操作)が行われて、フロート
センサSeにより整地フロート18の地面からの離間が
検出されるのに伴って、キャノピー13を自動的に開操
作するように構成してもよい。又、この場合には、キャ
ノピー操作手段Aが、操縦者の運転座席11への着座が
推測される人為操作の一例である植付クラッチレバー2
7の「下降」位置への操作(苗植付装置3の下降操
作)、もしくは、操作レバー29の上方への揺動操作を
行った後の下方への一回目の操作(苗植付装置3の下降
操作)が行われて、フロートセンサSeにより整地フロ
ート18の接地が検出されるのに伴って、キャノピー1
3を自動的に閉操作するように構成してもよい。尚、こ
の場合には、フロートセンサSeによる整地フロート1
8の地面からの離間検出から所定時間経過後にキャノピ
ー13を自動的に開操作するように構成して、枕地旋回
との区別を行うようにしてもよい。 〔14〕運転座席11に着座している操縦者の起立動作
が推測される人為操作の一例である主クラッチペダル2
3による主クラッチ24の切り操作を検出する主クラッ
チセンサを設けて、運転座席11に着座している操縦者
の起立動作が推測される人為操作の一例である植付クラ
ッチレバー27の「上昇」位置への操作(苗植付装置3
の上昇操作)、もしくは、植付クラッチレバー27を
「自動」位置に位置させた状態での操作レバー29の上
方への揺動操作(植付クラッチ28の切り操作と苗植付
装置3の上昇操作)が行われ、かつ、主クラッチセンサ
により主クラッチ24の切り操作が検出された場合に、
キャノピー13を自動的に開操作するように構成しても
よい。 〔15〕例えば、苗植付装置3に対する苗供給を促す苗
センサSfからの情報(運転座席11に着座している操
縦者に対して起立動作の要する処理を促す作業装置側か
らの情報の一例)と、主クラッチペダル23による主ク
ラッチ24の切り操作(運転座席11に着座している操
縦者の起立動作が推測される人為操作の一例)を検出す
る主クラッチセンサからの情報とに基づいてキャノピー
13を自動的に開操作する、というように、キャノピー
操作手段Aが、運転座席11に着座している操縦者に対
して起立動作の要する処理を促す作業装置側からの情報
と、運転座席11に着座している操縦者の起立動作が推
測される人為操作の組み合わせに基づいてキャノピー1
3を自動的に開操作するように構成してもよい。又、キ
ャノピー操作手段Aが、運転座席11に着座している操
縦者に対して起立動作の要する処理を促す作業装置側か
らの情報と、運転座席11に着座している操縦者の起立
動作が推測される人為操作の組み合わせに基づいてキャ
ノピー13の閉操作をも自動的に行うように構成しても
よい。 〔16〕操縦者の運転座席への着座を検出する着座検出
センサを設け、キャノピー操作手段Aが、この着座検出
センサによる操縦者の運転座席への着座検出に基づいて
キャノピー13を自動的に閉操作するように構成しても
よい。 〔17〕キャノピー13を手動で開操作するための開ス
イッチなどを設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】乗用型田植機の制御構成を示すブロック図
【図4】キャノピーの開閉状態を示す乗用型田植機の要
部の側面図
【図5】キャノピーの開閉操作構造を示すキャノピーの
縦断側面図
【符号の説明】
11 運転座席 12 操縦部 13 キャノピー A キャノピー操作手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転座席を備えた操縦部の上方を覆う閉
    姿勢と前記操縦部の上方を開放する開姿勢とに開閉自在
    に構成されたキャノピー、並びに、前記運転座席に着座
    している操縦者に対して起立動作の要する処理を促す作
    業装置側からの情報に基づいて前記キャノピーを自動的
    に開操作するキャノピー操作手段を設けてある作業車の
    キャノピー開閉操作構造。
  2. 【請求項2】 運転座席を備えた操縦部の上方を覆う閉
    姿勢と前記操縦部の上方を開放する開姿勢とに開閉自在
    に構成されたキャノピー、並びに、前記運転座席に着座
    している操縦者の起立動作が推測される人為操作に基づ
    いて前記キャノピーを自動的に開操作するキャノピー操
    作手段を設けてある作業車のキャノピー開閉操作構造。
  3. 【請求項3】 運転座席を備えた操縦部の上方を覆う閉
    姿勢と前記操縦部の上方を開放する開姿勢とに開閉自在
    に構成されたキャノピー、並びに、前記運転座席に着座
    している操縦者に対して起立動作の要する処理を促す作
    業装置側からの情報、もしくは、前記運転座席に着座し
    ている操縦者の起立動作が推測される人為操作に基づい
    て、前記キャノピーを自動的に開操作するキャノピー操
    作手段を設けてある作業車のキャノピー開閉操作構造。
  4. 【請求項4】 前記キャノピー操作手段が、操縦者の前
    記運転座席への着座が推測される人為操作に基づいて、
    前記キャノピーを自動的に閉操作するように構成してあ
    る請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業車のキャノ
    ピー開閉操作構造。
JP34485397A 1997-12-15 1997-12-15 作業車のキャノピー開閉操作構造 Pending JPH11170871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244672B1 (en) * 1997-07-08 2001-06-12 Robert Bosch Gmbh Method and apparatus for controlling a brake system
JP2008283986A (ja) * 2008-07-29 2008-11-27 Iseki & Co Ltd 田植機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244672B1 (en) * 1997-07-08 2001-06-12 Robert Bosch Gmbh Method and apparatus for controlling a brake system
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