JPH11169571A - ベルトループ供給装置 - Google Patents

ベルトループ供給装置

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JPH11169571A
JPH11169571A JP9345248A JP34524897A JPH11169571A JP H11169571 A JPH11169571 A JP H11169571A JP 9345248 A JP9345248 A JP 9345248A JP 34524897 A JP34524897 A JP 34524897A JP H11169571 A JPH11169571 A JP H11169571A
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sewing
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明 前田
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正彦 田中
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賢治 北田
Hiroyuki Kazaharu
広行 風晴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定形状のベルトループを縫製位置に確実か
つ安定して供給することのできるベルトループ供給装置
を提供すること。 【解決手段】 1対の折曲シャフト170間でテープ材
12あるいはベルトループ20の位置を所定位置へと寄
せて位置決めするテープ材寄せ手段33を備え、テープ
材寄せ手段33がループ供給手段35に支持されて同動
することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトループ供給
装置に係り、特に、所定形状のベルトループを縫製位置
に自動的に確実かつ安定して供給することのできるベル
トループ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジーンズ、パンツ、スカート
などの種々の縫製物の腰部に、ベルトを挿通する多数の
ベルトループを縫い付けることのできるベルトループ縫
付けミシンが提案されており、このベルトループ縫付け
ミシンには、ベルトループをベルトループ縫付けミシン
の縫製位置に自動的に供給するベルトループ供給装置が
付設されている。
【0003】図20および図21は従来のベルトループ
縫付けミシンに用いられるベルトループ供給装置の一例
を示すもので、従来のベルトループ供給装置1は、縫製
手段としてのベルトループ縫付けミシン2のミシン本体
2Aの側方に配設されて用いられている。
【0004】前記ミシン本体2Aは、例えば、2本針の
サイクルミシンであり、下部にミシンベッド3が配設さ
れ、上部にミシンベッド3と平行にしてミシンアーム4
が配設されており、ミシン頭部と称されるミシンアーム
4の自由端の下面の所望の位置には、2本の針5,5が
ミシンアーム4の長手方向に沿って平行に配設されてい
る。そして、各針5,5は、前記ミシンアーム4の内部
に回転自在に配設される図示しないミシンモータによっ
て回転駆動される上軸の回転に連動する公知の針棒駆動
機構(共に図示せず)によって上下方向に所定のストロ
ークをもって往復運動可能とされた公知の針棒28(図
21)に取着されている。また、ミシンアーム4の所望
の位置には、縫製動作時においてミシンベッド3の上面
の針板6上面で縫製物Sを押える上下方向に移動可能と
された2つの布押え7,7を具備する公知の布押え装置
(図示せず)が配設されている。
【0005】前記ベルトループ供給装置1は、テープ材
送給手段8と、テープ材寄せ保持手段9と、テープ材切
断手段10と、ループ供給手段11とを有している。
【0006】前記テープ材送給手段8は、ベルトループ
形成用の長尺状のテープ材12をミシン本体2Aの縫製
位置の近傍に設けられたベルトループ形成位置に送給す
るためのものであり、図20に示すように、前記ミシン
本体2Aの右側方に前記ミシンベッド3とほぼ平行に配
設されテープ材12が上面に載置されるテープ材送出台
13を有している。このテープ材送出台13の上部に
は、テープ材12をベルトループ形成位置に向かって所
定量だけ繰り出すための繰出しローラ14がテープ材1
2の上面に当接可能にして配設されている。そして、繰
出しローラ14は、図示しないテープ材繰出しモータに
より回転駆動可能とされている。
【0007】前記テープ材寄せ保持手段9は、ベルトル
ープ形成位置に送給されたテープ材12の一側たる図2
0および図21において右方に示す右側端を所定位置に
寄せて押さえて保持するためのものであり、固定配置さ
れた受板15,15上に送給されたテープ材12を当り
片16,16に寄せるための案内棒17,17および当
り片16,16に寄せたテープ材12を受板15,15
上に保持するための圧縮コイルばね18,18を具備し
ている。そして、案内棒17,17および圧縮コイルば
ね18,18は、エアシリンダからなるテープ材寄せ保
持駆動手段19,19によって、上下方向に移動可能と
されている。
【0008】前記テープ材切断手段10は、前記テープ
材寄せ保持手段9,9によって受板15,15上に保持
されたテープ材12を基端部側で切断して所定の長さの
ベルトループ20を形成するためのものであり、テープ
材送出台13の前端上方に配設された可動刃21を有し
ている。そして、可動刃21は、図示しないエアシリン
ダからなる切断用駆動手段によって上下方向に往復移動
可能とされており、可動刃21下方に配置される固定刃
29(図22、図23)との協働によりテープ12を切
断する。
【0009】前記ループ供給手段11は、前記所定長さ
に切断されたベルトループ20の両端部分を中央側に折
り曲げてミシン本体2Aの針下に位置する縫製位置に供
給するためのものであり、フォークと称される先端が二
股状とされた1対の折曲シャフト22,22を具備して
いる。そして、各折曲シャフト22,22の基端部は、
図21に示すように、移動ブラケット24に回転可能に
支持されたシーソー式案内レバー25の下端に各々独立
して設けられたロータリーシリンダからなる折曲用駆動
手段23,23(図21)に連結されている。この移動
ブラケット24は、その上方にほぼ水平に配設された3
段式エアシリンダからなる折曲シャフト移動駆動手段2
6に接続されており、折曲シャフト移動駆動手段26を
駆動することにより、縫製位置に向かって進退駆動可能
とされている。
【0010】このような構成からなる従来のベルトルー
プ供給装置1によれば、まず、テープ材12が繰出しロ
ーラ14の回転によってテープ材送出台13からベルト
ループ形成位置へ繰り出されて各受板15,15によっ
て下方から支持される。そして、テープ材12が各受板
15,15上に送給されるとテープ材寄せ保持駆動手段
19,19が駆動して、案内棒17,17および圧縮コ
イルばね18,18を降下させ、テープ材12を案内棒
17,17にて当たり片16,16に寄せた後、圧縮コ
イルばね18,18で押さえて保持する。ついで、図2
2に示すように、折曲シャフト移動駆動手段26が駆動
し移動ブラケット24とともに折曲シャフト22,22
がベルトループ形成位置に位置するテープ材12に向か
って前進して各受板15,15から外れたテープ材12
の両端部近傍へ折曲シャフト22,22の二股状の先端
部を挿入する。
【0011】ついで、図23に示すように、切断用駆動
手段(図示せず)が駆動して可動刃21が降下し固定刃
29と協働してテープ材12の基端部側を切断して所定
長さのベルトループ20を形成すると、折曲用駆動手段
23,23が駆動して各折曲シャフト22,22が図2
3に矢印Aにて示すように各々外方向に回転し、ベルト
ループ20の両端部を中央側に向けて下方に折り返すよ
うにしてほぼ180度折り曲げる。この時、テープ材寄
せ保持手段9,9によって、テープ材12の一側面が当
り片16,16に当接して所定の位置に位置決めされて
いるので、所定長さに切断されたベルトループ20の両
端を折曲シャフト22,22にて折り曲げた際に、この
折り曲げた部分がずれることなく完全に重なるように形
成することができる。
【0012】ついで、テープ材寄せ保持駆動手段19,
19が駆動して、図24に示すように、案内棒17,1
7および圧縮コイルばね18,18を上昇させて、受板
15,15と圧縮コイルばね18,18との間に挟持さ
れて保持状態とされているベルトループ20の保持状態
を開放する。
【0013】ついで、折曲シャフト移動駆動手段26が
駆動して、図21に示すように、移動ブラケット24と
ともに折曲シャフト22,22を縫製位置の手前、詳し
くはベルトループ縫付けミシン2の針板6の側縁部の上
方などに向かって前進させて、両端部分を折り曲げたベ
ルトループ20が縫製位置の手前で待機する。
【0014】ついで、作業者が縫製物Sを針板6上の所
定位置に位置決めしてからループ供給スイッチ27(図
21)を操作すると、折曲シャフト移動駆動手段26が
駆動して移動ブラケット24とともに折曲シャフト2
2,22を縫製位置に向かって前進させて、両端部分を
折り曲げたベルトループ20を縫製位置、詳しくは布押
え7,7の下方に供給する。
【0015】ついで、布押え7,7が降下してベルトル
ープ20の両折曲部分を押さえると、折曲シャフト移動
駆動手段26が駆動して移動ブラケット24とともに折
曲シャフト22,22を後退させて、ベルトループ20
の両折曲部分から二股状の折曲シャフト22,22の先
端部を引き抜いた後、所定の縫製パターンで、例えばベ
ルトループ20の長手方向の両側の部分を縫うことでベ
ルトループ20が縫製物Sの所定位置に縫い付けられる
ようになっている。
【0016】また、折曲シャフト22,22が後退する
と、折曲用駆動手段23,23が駆動して各折曲シャフ
ト22,22を逆回転させて、折曲シャフト22,22
を初期状態に復帰させ、その後、前記と同様に動作して
つぎの縫製に用いるベルトループ20を形成して縫製位
置の手前で待機させるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在では、
縫製品質に優れた高品質の縫製製品が求められており、
ベルトループ縫付けミシンによる縫製物Sの腰部へ縫い
付けるベルトループ20の縫製品質を向上させるうえ
で、ベルトループ20を縫製位置に確実かつ安定して供
給することのできるベルトループ供給装置が求められて
いる。
【0018】また、近年においては、縫製製品の外観品
質やベルトの挿通性などを向上させるため、受板15,
15上でベルトループ20の中央部分をほぼ山形状に持
ち上げて中央部分が弛んだフルネスを形成した状態で両
端部位が折り曲げられ、この形状を保持した状態で縫製
物Sに縫い付ける場合があり、このようなフルネスを形
成したベルトループ20を縫製位置に確実かつ安定して
供給することができるベルトループ供給装置も求められ
ている。
【0019】すなわち、所定形状のベルトループ20を
縫製位置に確実かつ安定して供給することのできるベル
トループ供給装置が望まれている。
【0020】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、所定形状のベルトループを縫製位置に確実かつ
安定して供給することのできるベルトループ供給装置を
提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のベルト
ループ供給装置の特徴は、1対の折曲シャフト間でテー
プ材あるいはベルトループの位置を所定位置へと寄せて
位置決めするテープ材寄せ手段を備え、テープ材寄せ手
段がループ供給手段に支持されて同動する点にある。そ
して、このような構成を採用したことにより、テープ材
寄せ手段は、駆動源を設けずともループ供給手段の移動
と同時移動(同動)するので、ベルトループを縫製位置
まで安定した状態で供給することができる。
【0022】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項1にお
いて、前記テープ材寄せ手段は、前記テープ材を所定位
置に寄せるため前記テープ材の長手方向に平行に配設さ
れる1対のテープ材寄せガイドと、前記各テープ材寄せ
ガイドの間隔調整に用いる間隔調整手段と、前記各寄せ
ガイドの移動軌跡が前記テープ材の長手方向に沿ってほ
ぼ平行に移動するように規制する移動軌跡制御手段とを
有する点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、各テープ材寄せガイドとテープ材との位置関
係、すなわち、各テープ材寄せガイドとテープ材との距
離をかえずにベルトループの長さに応じて1対のテープ
材寄せガイドの間隔を容易に調節することができる。
【0023】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項1また
は請求項2において、前記テープ材寄せ手段を上方に駆
動するフルネス形成用駆動手段を備え、前記フルネス形
成用駆動手段の駆動による前記テープ材寄せ手段の上昇
動作により前記1対の折曲シャフト間の前記テープ材あ
るいは前記ベルトループを上方に持ち上げてフルネスを
形成する点にある。そして、このような構成を採用した
ことにより、フルネス形成用駆動手段は、テープ材寄せ
手段を上昇動作する。このテープ材寄せ手段の上昇動作
は、1対の折曲シャフト間のテープ材あるいはベルトル
ープを上方に持ち上げることができるので、ベルトルー
プに対してフルネスを容易かつ確実に形成することがで
きる。
【0024】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、ループ供給手
段の1対の折曲シャフトに各折曲シャフトを回転駆動可
能な折曲用駆動手段をそれぞれ設けるとともに、これら
折曲用駆動手段を独立的に制御可能に形成した点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、ベ
ルトループの両端部をそれぞれ独立的、すなわち、異な
るタイミングで折り曲げることができる。
【0025】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、テープ材送給
手段を、テープ材をベルトループ形成位置に向かって繰
り出すため繰出しローラを回転駆動可能に形成したテー
プ材繰出し手段と、前記テープ材をベルトループ形成位
置に向かって引き出すため前記テープ材を挟持するつか
みアームを進退駆動可能に形成したテープ材引出し手段
とにより形成し、テープ材寄せ手段をフルネス形成用駆
動手段によって上下方向に移動可能に形成し、ループ供
給手段の1対の折曲シャフトに各折曲シャフトを回転駆
動可能な折曲用駆動手段をそれぞれ設け、前記テープ材
送給手段により前記テープ材をフルネスの形成に必要な
長さを加算した長さ分を送給した後に前記テープ材寄せ
手段により前記テープ材の位置を所定位置へと寄せて位
置決めし、その後前記つかみアームから前記テープ材の
先端を外した後に前記フルネス形成用駆動手段を駆動し
て前記テープ材寄せ手段により前記テープ材を上方に持
ち上げて前記テープ材にフルネスを形成し、その後一方
の折曲用駆動手段を駆動して前記テープ材の先端側の端
部を中央側に折り曲げ形成し、その後前記テープ材切断
手段により前記テープ材を基端部側で切断して所定の長
さのベルトループを形成し、その後他方の折曲用駆動手
段を駆動して前記ベルトループの基端部側の端部を中央
側に折り曲げ形成するように制御するフルネス動作制御
部を設けた点にある。そして、このような構成を採用し
たことにより、ベルトループに対してフルネスを容易か
つ確実に形成することができる。
【0026】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、テープ材送給
手段を、テープ材をベルトループ形成位置に向かって繰
り出すため繰出しローラを回転駆動可能に形成したテー
プ材繰出し手段と、前記テープ材をベルトループ形成位
置に向かって引き出すため前記テープ材を挟持するつか
みアームを進退駆動可能に形成したテープ材引出し手段
とにより形成し、テープ材寄せ手段をフルネス形成用駆
動手段によって上下方向に移動可能に形成し、ループ供
給手段の1対の折曲シャフトに各折曲シャフトを回転駆
動可能な折曲用駆動手段をそれぞれ設け、前記テープ材
送給手段により前記テープ材を送給した後に前記テープ
材寄せ手段により前記テープ材の位置を所定位置へと寄
せて位置決めし、その後前記つかみアームから前記テー
プ材の先端を外した後に一方の折曲用駆動手段を駆動し
て前記テープ材の先端側の端部を中央側に折り曲げ形成
し、その後前記テープ材送給手段のテープ材繰出し手段
により前記テープ材をフルネスの形成に必要な長さ分を
送給し、その後前記フルネス形成用駆動手段を駆動して
前記テープ材寄せ手段により前記テープ材を上方に持ち
上げて前記テープ材にフルネスを形成し、その後前記テ
ープ材切断手段により前記テープ材を基端部側で切断し
て所定の長さのベルトループを形成し、その後他方の折
曲用駆動手段を駆動して前記ベルトループの基端部側の
端部を中央側に折り曲げ形成するように制御するフルネ
ス動作制御部を設けた点にある。そして、このような構
成を採用したことにより、ベルトループに対してフルネ
スを容易かつ確実に形成することができる。
【0027】また、特許請求の範囲の請求項7に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、1対の折曲シ
ャフト間でテープ材あるいはベルトループにフルネスを
形成するように当接するフルネス形成手段と、前記フル
ネス形成手段との協働により前記テープ材あるいは前記
ベルトループを挟持可能なテープ材挟持手段と、前記テ
ープ材送給手段により前記テープ材をフルネスの形成に
必要な長さの1/2を加算した長さ分を送給した後に前
記テープ材挟持手段により前記1対の折曲シャフト間で
前記テープ材を挟持し、その後前記テープ材送給手段に
より前記テープ材の先端の位置をフルネスの形成に必要
な長さの1/2を戻すとともに前記テープ材をフルネス
の形成に必要な長さの1/2だけ送給し、その後前記フ
ルネス形成手段を駆動して前記テープ材を上方に持ち上
げて前記テープ材にフルネスを形成するように制御する
フルネス動作制御部とを有する点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、ベルトループに対し
てフルネスを容易かつ確実に形成することができる。
【0028】また、特許請求の範囲の請求項8に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、ループ供給手
段が、1対の折曲シャフトを進退駆動する折曲シャフト
移動駆動手段を備え、前記折曲シャフト移動駆動手段の
移動速度を制御する折曲シャフト移動制御部を設けた点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、1対の折曲シャフトの移動中の速度を高速とすると
ともに、1対の折曲シャフトの停止直前の速度を減速す
ることが容易にでき、その結果、衝突音や作動音という
大きな騒音の発生を防止して作業環境を容易に向上させ
ることができるとともに、動作タイミングを適正に制御
することができる。
【0029】また、特許請求の範囲の請求項9に記載の
本発明のベルトループ供給装置の特徴は、ループ供給手
段が、1対の折曲シャフトを進退駆動する折曲シャフト
移動駆動手段を備え、前記折曲シャフト移動駆動手段の
停止位置を制御して任意の位置に停止可能とする折曲シ
ャフト移動制御部を設けた点にある。そして、このよう
な構成を採用したことにより、1対の折曲シャフトを任
意の位置で停止させることができるので、ベルトループ
縫付けミシンの縫製位置に供給した際のベルトループの
位置を容易に調節することができ、その結果、ループ供
給手段と縫製位置との間隔をかえずに、すなわちループ
供給手段の位置を変えずに、ベルトループの幅がかわっ
た場合のベルトループの縫い付けやベルトループのオフ
セット縫いなどを容易に行うことができる。
【0030】また、特許請求の範囲の請求項10に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、ベルトルー
プ縫付けミシンの縫製位置に縫製物がセットされたか否
かを検出する身頃検出手段を設けた点にある。そして、
このような構成を採用したことにより、縫製物がベルト
ループ縫付けミシンの縫製位置にセットされたか否かを
容易に検出することができる。
【0031】また、特許請求の範囲の請求項11に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、ループ供給
手段によるベルトループの縫製位置への移動開始を入力
可能なループ供給スイッチと、前記ループ供給手段の動
作を作業者の動作に合わせる学習機能を具備する学習部
とを設けた点にある。そして、このような構成を採用し
たことにより、作業者の動作タイミングに合わせてルー
プ供給手段を自動的に動作させることができるので、作
業者の労力を低減することができる。
【0032】また、特許請求の範囲の請求項12に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項11
において、前記ベルトループ縫付けミシンの縫製位置に
縫製物がセットされたか否かを検出する身頃検出手段を
設けた点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、縫製物がベルトループ縫付けミシンの縫製位
置にセットされたか否かを容易に検出することができ
る。
【0033】また、特許請求の範囲の請求項13に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項12
において、前記学習部は、縫製物に最初の前記ベルトル
ープを縫い付けるため前記身頃検出手段が縫製位置に縫
製物がセットされたのを検出した後に作業者が前記ルー
プ供給スイッチを操作して前記ベルトループの縫製位置
への供給を終了するまでの時間を学習する供給開始時間
学習部を有する点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、作業者が縫製物をベルトループ縫付
けミシンの縫製位置にセットすると、ループ供給スイッ
チを操作することなく作業者の動作タイミングに合わせ
てループ供給手段を自動的に動作させて、ベルトループ
を縫製位置へ供給することができるので、作業者の労力
を低減することができる。
【0034】また、特許請求の範囲の請求項14に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項12
または請求項13において、前記学習部は、縫製物に複
数のベルトループを縫い付けるため前記身頃検出手段が
縫製位置に縫製物がセットされたのを検出した状態で作
業者が2番目以後の前記ベルトループを縫製位置に供給
するように前記ループ供給スイッチを操作して前記ベル
トループの縫製位置への供給を終了するまでの操作間隔
時間を学習する操作間隔時間学習部を有する点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、作業者
が縫製物をベルトループ縫付けミシンの縫製位置にセッ
トした状態で、ループ供給スイッチを操作することなく
作業者の動作タイミングに合わせてループ供給手段を自
動的に動作させてベルトループを縫製位置へ供給するこ
とができるので、1つの縫製物に複数のベルトループを
縫い付ける際の作業者の労力を低減することができる。
【0035】また、特許請求の範囲の請求項15に記載
の本発明のベルトループ供給装置の特徴は、請求項13
または請求項14において、前記ベルトループがすでに
縫製位置に移動している場合には、一定時間待機した後
に縫製動作が開始されなければ前記ベルトループをベル
トループ形成位置に移動させるように前記ループ供給手
段の動作を制御するループ自動退避部を設けた点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、縫
製物をベルトループ縫付けミシンの縫製位置に位置決め
する際に邪魔になるものがないので、縫製物の位置決め
を容易に行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。なお、前述した従来のものと同一乃
至相当する構成については同一の符号を付す。
【0037】図1は本発明に係るベルトループ供給装置
の第1実施形態の要部をベルトループ縫付けミシンとと
もに示す模式図である。
【0038】本実施形態のベルトループ供給装置31
は、例えばジーンズなどの縫製物Sにベルトループ20
を縫い付けるベルトループ縫付けミシン2に付設して用
いられるものであり、図1に示すように、テープ材送給
手段32と、テープ材寄せ手段33と、テープ材切断手
段34と、ループ供給手段35とを有している。このベ
ルトループ供給装置31は、テープ材送給手段32によ
ってベルトループ縫付けミシン2のミシン本体2Aの縫
い位置たる針下に位置する縫製位置の近傍であるミシン
本体2Aの図1右側方に設けられたベルトループ形成位
置にベルトループ形成用の長尺状のテープ材12をミシ
ン本体2Aの長手方向に沿うようにして図1下方に示す
前側から図1上方に示す奥側に向かって(図1矢印Bで
示す方向)送給した後、このテープ材12をテープ材寄
せ手段33によって所定の位置に位置決めし、その後テ
ープ材切断手段34によって基端部側を切断して所定長
さのベルトループ20を形成するとともに、ループ供給
手段35によってベルトループ形成位置に位置するベル
トループ20の両端部分を中央側に折り曲げたうえで縫
製位置へ搬送して供給することができるようにされてい
る。
【0039】前記テープ材送給手段32について図2に
よりさらに説明する。
【0040】図2は図1のテープ材送給手段の要部を左
側方から見て示す正面図である。
【0041】前記テープ材送給手段32は、ベルトルー
プ形成用の長尺状のテープ材12を繰り出しながら引き
出してベルトループ形成位置に送給するためのものであ
り、図2に示すように、送給基台36上に適宜な間隔を
隔てて相互に対向するようにして配設されたテープ材繰
出し手段37とテープ材引出し手段38とを有してい
る。
【0042】前記テープ材繰出し手段37は、テープ材
12をベルトループ形成位置に向かって(矢印B方向)
繰り出すためのものである。このテープ材繰出し手段3
7は、外周面にテープ材12を繰り出すための複数の送
り歯(図示せず)が全周にわたって形成された繰出しロ
ーラ40を有しており、この繰出しローラ40は、一方
向クラッチ41を介してテープ材12の送出方向に対し
て直交するようにしてほぼ水平に配設された回転軸42
の一端部に取着されている。そして、回転軸42の他端
部(図2奥側)には、従動用歯付きベルトプーリ43が
取着されている。この従動用歯付きベルトプーリ43
は、ステッピングモータなどからなるテープ材繰出しモ
ータ44の出力軸44aに取着された駆動用歯付きベル
トプーリ45と対をなすものであり、従動用歯付きベル
トプーリ43と駆動用歯付きベルトプーリ45とに掛け
わたされたタイミングベルトと称される歯付きベルト4
6によって、テープ材繰出しモータ44の駆動力が回転
軸42に伝達され、これにより、繰出しローラ40が回
転駆動可能とされている。さらに、テープ材繰出しモー
タ44は、後述する制御手段210(図15)に電気的
に接続されており、制御手段210から送出される制御
指令に基づいて所定のタイミングで駆動されるようにさ
れている。
【0043】前記繰出しローラ40の下方には、上面に
テープ材12が載置可能な平坦なテープ材送出面47を
設けたテープ材送出台48が配設されている。このテー
プ材送出台48は、その下部に配設された送出台受け4
9によってテープ材送出面47がほぼ水平となるように
支持されている。そして、送出台受け49は、その下部
に配設された受け支持体52にテープ材12の送出方向
に対する位置を調整可能にして取着されている。この受
け支持体52は、送給基台36の図2右方に立設された
繰出し基台53の上部に取着されている。
【0044】前記繰出しローラ40のテープ材12送出
方向の下流側に位置する先端部近傍には、テープ材12
をベルトループ形成位置に向かって送出した後に、テー
プ材12の送出方向の上流側に位置する基端部側を前記
テープ材送出台48の先端部の近傍の所定位置で切断し
て所定長さのベルトループ20を形成するためのテープ
材切断手段34が配設されている。このテープ材切断手
段34は、常にはテープ材12の走行経路の上方に位置
し、エアシリンダなどからなる切断用駆動手段61によ
り上下方向に移動可能とされた可動刃34aと、この可
動刃34aとほぼ対向するようにしてテープ材12の走
行経路の下方にテープ材12の走行経路に臨むようにし
て配設された固定刃34bとを有している。そして、切
断用駆動手段61は、後述する制御手段210(図1
5)に接続された切断用駆動手段作動電磁弁62(図1
5)によって駆動可能とされるとともに、切断用駆動手
段作動電磁弁62に対して送出される制御手段210か
らの制御指令に基づいて所定のタイミングで駆動される
ようになっている。さらに、前記可動刃34a、固定刃
34bおよび切断用駆動手段61などからなるテープ材
切断手段34は、メスブラケット63を介して送出台受
け49の側面に支持されているから、切断位置から繰出
しローラ40までの距離が常に一定の長さに固定される
ようになっている。また、前記テープ材切断手段34
は、テープ材繰出し手段37のテープ材12の送出方向
に対する位置の調整による移動に伴って同時に移動され
ることとなる。
【0045】前記テープ材引出し手段38は、テープ材
12を図2矢印Bにて示す走行方向たる送出方向に引き
出すためのものであり、ミシン本体2Aの奥側(図1上
方)に位置するように、前記テープ材繰出し手段37よ
りテープ材12の送出方向の最も下流側(図1上方,図
2左方)に配設されている。このテープ材引出し手段3
8は、テープ材12の先端部を挟持する1対のつかみア
ーム85を有しており、1対のつかみアーム85のうち
の図2下方に示す一方は固定アーム85aとされ、図2
上方に示す他方はくちばしなどと称される可動アーム8
5bとされている。
【0046】前記固定アーム85aは、ほぼL字形状で
平板状の基部86が形成され、この基部の図2右方に
は、テープ材繰り出し手段37より繰り出されるテープ
材12が乗るようにテープ材12下面とほぼ面一かある
いは若干低く形成されるつかみ部87が形成されてい
る。また、基部86の下側辺部には、1対の側板部8
9,89(一方のみ図示)が対峙して立設されている。
そして、基部86の側面下方には、つかみアーム85を
テープ材12の先端部に向かってほぼ水平に進退させる
ための駆動ロッド90の先端部が取着されている。
【0047】前記可動アーム85bは、ほぼL字形状で
平板状の基部92が形成され、この基部92の図2右方
に示す先端側には、つかみ部87に延びるつかみ部93
が形成されている。また、基部92の下面には、リンク
部95が形成され、このリンク部95が前記側板部8
9,89に支持されるアーム支軸97に回動自在に支持
されており、基部92の側面には、開閉駆動手段として
のエアシリンダ98の出力軸が取付けられている。そし
て、エアシリンダ98を駆動することによって、基部9
2がアーム支軸97を中心に回動してつかみ部93がつ
かみ部87に対して接離する。さらに、さらに、前記開
閉駆動手段としてのエアシリンダ98は、後述する制御
手段210(図15)に接続された開閉駆動手段作動電
磁弁100(図15)によって駆動可能とされるととも
に、開閉駆動手段作動電磁弁100に対して送出される
制御手段210からの制御指令に基づいて所定のタイミ
ングでかつ所定のストロークをもって進退するようにな
っている。
【0048】前記駆動ロッド90は、送給基台36の図
2左方に立設された平面ほぼコ字形状に形成された引出
し基台109に取着された2つの軸受110,110に
よってテープ材12の送出方向と平行にして軸方向に往
復移動可能に支持されている。そして、駆動ロッド90
の図2奥側には、それぞれ軸受110,110に近接し
て1対の歯付きベルトプーリ113a,113bが設け
られており、この歯付きベルトプーリ113a,113
b間には、タイミングベルトと称されるロッド駆動用歯
付きベルト111が駆動ロッド90と平行に掛け渡さ
れ、ロッド駆動用歯付きベルト111の一カ所に駆動ロ
ッド90が適宜な固定部材112をもって固着されてい
る。また、1対の歯付きベルトプーリ113a,113
bの内、図2左方に示す歯付きベルトプーリ113a
は、下方に配設されるテープ材引出しモータ114の回
転軸に固定されており、テープ材引出しモータ114を
回転駆動させることにより、駆動ロッド90が往復移動
し、その結果、1対のつかみアーム85がテープ材12
の先端縁に向かって進退する。さらに、さらに、テープ
材引出しモータ114は、後述する制御手段210(図
15)に電気的に接続されており、制御手段210から
送出される制御指令に基づいて所定のタイミングで駆動
されるように形成されている。
【0049】前記テープ材寄せ手段33について図1お
よび図3から図12によりさらに説明する。
【0050】図3は図1のテープ材寄せ手段の分解斜視
図、図4は図1のテープ材寄せ手段のループ保持状態に
おける先端部近傍の拡大平面図、図5は図1のテープ材
寄せ手段の1対のテープ材寄せガイドに設けた寄せピン
の間隔調整態様を説明する説明図、図6は図1のテープ
材寄せ手段の開放状態における先端部近傍をループ供給
手段の一部とともに示す拡大正面図、図7は図1のテー
プ材寄せ手段の保持状態における先端部近傍をループ供
給手段の一部とともに示す拡大正面図、図8は図1のテ
ープ材寄せ手段のフルネスを形成する場合のフルネス作
動状態をループ供給手段の一部とともに示す拡大正面
図、図9は図8のE−E線に沿った一部省略断面図、図
10は図1のテープ材寄せ手段の先端部を持ち上げる前
のテープ材寄せ手段の開放および挟持状態における図8
のE−E線に沿った一部省略断面図、図11は図1のテ
ープ材寄せ手段によるベルトループにフルネスを形成し
ない通常状態をループ供給手段の一部とともに示す拡大
正面図、図12は図11のF−F線に沿った一部省略断
面図である。
【0051】前記テープ材寄せ手段33は、前記テープ
材送給手段32によってベルトループ形成位置に送給さ
れたテープ材12の長手方向のほぼ中央部を下方から支
持するとともに、テープ材12の一側たる図1右端面を
所定位置に寄せて揃えて保持するためのものであり、図
3に示すように、テープ材支持部材120を有してい
る。このテープ材支持部材120の図3左斜め上方に示
す先端部の上面は、ベルトループ形成位置に送給された
テープ材12の下面を下方から支持するほぼ平坦なテー
プ材受面121とされており、このテープ材受面121
には、テープ材12の位置を規制する断面ほぼL字形状
とされた当たり片などと称される位置決め体122が先
端から所定の間隔を隔ててベルトループ形成位置に送給
されたテープ材12の長手方向に対して平行に取着され
ている。この位置決め体122には、テープ材12の図
1右側に示す右側端縁が当接可能な当接面122aが設
けられている。
【0052】前記テープ材受面121の基端は、斜め下
方に折り曲げられた傾斜面123を介してテープ材受面
121とほぼ平行に延在するほぼL字形状の取付部12
4に接続されている。さらに傾斜面123の両側端縁に
は、上方に向かって折り曲げ形成された1対のガイド支
持部125,125が設けられている。これらガイド支
持部125,125の上端は、前記テープ材受面121
より上方に位置するようにしてテープ材受面121とほ
ぼ平行に形成されており、テープ材受面121を含む平
面より上方に位置する各ガイド支持部125,125の
上端近傍には、その長手方向がテープ材受面121と平
行とされた長穴126がそれぞれ形成されている。そし
て、各長穴126,126には、寄せ支持軸127の両
端部分が各長穴126,126の長手方向に移動可能に
して配設されている。
【0053】前記寄せ支持軸127の中央部分には、寄
せ基板128の基端部側が回転自在に取着されている。
すなわち、後述するテープ材寄せ部材142の一部を構
成する寄せ基板128の基端部側がテープ材支持部材1
20のテープ材受面121に対して平行移動可能かつ回
転可能に支持されている。また、寄せ基板128の下面
には、ばね材などの弾性体からなるテープ材押え体13
0の基端部側が取着されている。つまり、テープ材押え
体130は、テープ材支持部材120と対向するように
配設されている。そして、テープ材押え体130の先端
部には、前記テープ材受面121上に位置するテープ材
12を上方から押さえるための下方に凸の押え部131
(図6,図7)が形成されている。
【0054】前記寄せ基板128の上面の図3左斜め上
方に位置する先端部側には、寄せ基板128の長手方向
に沿って取付位置を調節可能とされた平板状の寄せ移動
板132が取着されており、この寄せ移動板132の上
面には、平板状に形成された1対のテープ材寄せガイド
133が配設されている。この1対のテープ材寄せガイ
ド133のうちの図3右方に示す一方のテープ材寄せガ
イド133Aは、ベルトループ形成位置に送給されたテ
ープ材12の先端側(図1上方)を寄せるためのもので
あり、間隔調整手段としての板厚方向に貫通する長穴1
34が形成された基部133Aaと、この基部133A
aの先端側右側端から延出され移動軌跡制御手段として
の板厚方向に貫通する円弧状長穴135が形成された円
弧部133Abと、この円弧部133Abの先端側左側
端から延出され先端部に寄せ体としての寄せピン136
が固着されたピン取着部133Acとを有している。ま
た、1対のテープ材寄せガイド133のうちの図3左方
に示す他方のテープ材寄せガイド133Bは、ベルトル
ープ形成位置に送給されたテープ材12の基端側(図1
下方)を寄せるためのものであり、間隔調整手段として
の板厚方向に貫通する長穴134が形成された基部13
3Baと、この基部133Baの先端側左側端から延出
され移動軌跡制御手段としての板厚方向に貫通する円弧
状長穴135が形成された円弧部133Bbと、この円
弧部133Bbの先端側右側端から延出され先端部に寄
せ体としての寄せピン136が固着されたピン取着部1
33Bcとを有している。
【0055】前記1対のテープ材寄せガイド133は、
前記寄せ移動板132上に図3左方に示すテープ材寄せ
ガイド133Bが載置され、このテープ材寄せガイド1
33Bの基部133Baの上面に図3右方に示すテープ
材寄せガイド133Aの基部133Aaが重ねられてい
る。そして、第1取付ねじ137の先端部を、両基部1
33Aa,133Baに形成された各長穴134,13
4をともに貫通させたうえで前記寄せ移動板132の長
手方向のほぼ中央部に板厚方向に貫通するようにして設
けたねじ穴138に螺合させるとともに、2つの第2取
付ねじ139,139の先端部を各円弧状部133A
b,133Bbに形成された各円弧状長穴135にそれ
ぞれ個別に貫通させたうえで前記寄せ移動板132の先
端両角部近傍に板厚方向に貫通するようにして設けた2
つのねじ穴140,140にそれぞれ螺合させることに
より、図4に示すように、1対のテープ材寄せガイド1
33が前記寄せ移動板132上に取着される。また、テ
ープ材寄せガイド133Aの円弧状部133Abの下面
と寄せ移動板132の上面との間には、図3に示すよう
に、前記第2取着ねじ139が挿通可能な2つのワッシ
ャなどからなる変形防止体141が配設されており、こ
の変形防止体141によって、テープ材寄せガイド13
3Aの円弧状部133Abの下面と寄せ移動板132の
上面との間にテープ材寄せガイド133Bの板厚と等し
い隙間が形成されることに起因するテープ材寄せガイド
133Aの円弧状部133Abの下方への変形の防止
と、テープ材寄せガイド133Aの寄せ移動板132へ
の確実な固定を行うことができるようになっている。さ
らにまた、1対のテープ材寄せガイド133の各寄せピ
ン136,136は、図4に示すように、テープ材支持
部材120のテープ材受面121の両側端の外側に相互
に平行に延在するようにして配設されている。
【0056】前記寄せ基板128、寄せ移動板132お
よび1対のテープ材寄せガイド133により、本実施形
態のテープ材受面121上に位置するテープ材12を位
置決め体122に寄せることのできるテープ材寄せ部材
142が構成されている。
【0057】そして、テープ材寄せ部材142は、前記
第1取着ねじ137および各第2取着ねじ139,13
9を緩めて1対のテープ材寄せガイド133を移動させ
ることにより、形成するベルトループ20の長さに合わ
せて相互に平行に延在する各寄せピン136,136体
の間隔を調整することができるようにされている。この
時、各寄せピン136,136の間隔の最大値と最小値
は、主として1対のテープ材寄せガイド133に形成さ
れた各長穴134,134の長さにより規制される。ま
た、各寄せピン136,136の移動軌跡は、1対のテ
ープ材寄せガイド133に形成された各円弧状長穴13
5,135の形状により、ベルトループ形成位置に送給
されるテープ材12の長手方向に平行な図5において符
号MLにて示す直線上を移動するように規制される。
【0058】すなわち、各寄せピン136,136とベ
ルトループ形成位置に送給されたテープ材12との位置
関係、詳しくは各寄せピン136,136とベルトルー
プ形成位置に送給されたテープ材12との距離をかえず
にベルトループ20の長さに応じて1対のテープ材寄せ
ガイド133の各寄せピン136,136の間隔を容易
に調節することができる。
【0059】また、ベルトループ20の長さに応じて1
対のテープ材寄せガイド133の各寄せピン136,1
36の間隔を容易に調節することができるので、ベルト
ループ形成位置に送給されたテープ材12を位置決め体
122に寄せて揃える際に、テープ材12に当接する各
寄せピン136,136を後述する1対の折曲シャフト
170の先端部に設けられた二股状のフォーク172の
そばでテープ材12に当接させることができ、その結
果、テープ材12を二股状のフォーク172の根本に確
実にセットすることができる。
【0060】すなわち、二股状のフォーク172と各寄
せピン136,136との距離を短くすることができる
ので、二股状のフォーク172と寄せピン136,13
6との距離が長い場合に生じる二股状のフォーク172
と寄せピン136,136との間に位置するテープ材1
2の変形を確実に防止することができ、その結果、テー
プ材12と二股状のフォーク172の根本との位置関係
を常に一定の位置に保持することができるようになって
いる。
【0061】本実施形態のテープ材寄せ手段33は、テ
ープ材受面121、各寄せピン136,136、位置決
め体122などから構成されるテープ材寄せと、テープ
材押え体130などにより構成されている。
【0062】図3に戻って、前記寄せ基板128の基端
部には、ほぼベルクランク状に形成されたリンク板14
4の図3上方に示す一端が回転可能に接続されている。
このリンク板144は、その長手方向ほぼ中央部に位置
する胴部144aが前記テープ材支持部材120のガイ
ド支持部125の後側に両端部が支持されたリンク支持
軸145によって回転自在に支持されている。また、リ
ンク板144の図3下方に示す他端には、駆動連結板1
47の先端部が回転自在に接続されており、この駆動連
結板147の後端には、リンク板144を回動させると
ともに、寄せ基板128を進退させるエアシリンダから
なるテープ材寄せ駆動手段149の出力軸149aが連
結部材150を介して接続されている。そして、テープ
材寄せ駆動手段149の出力軸149aを進退させるこ
とにより、前記テープ材寄せ部材142の各寄せピン1
36,136をテープ材支持部材120のテープ材受面
121に設けた位置決め体122に対して接離させると
ともに、前記テープ材押え体130の押え部131を前
記テープ材12に向かって接離するように開閉して、図
6に示す各寄せピン136,136がテープ材受面12
1の前方上方に位置してテープ材12をテープ材受面1
21上に載置可能な開放状態と、図7に示す各寄せピン
136,136がテープ材受面121上に位置するテー
プ材12の一側を位置決め部材122の当接面122a
に当接させて寄せて揃えて位置決めするとともに、テー
プ材押え体130の押え部131がテープ材12の上面
を押圧して、テープ材12を挟持可能な挟持状態とを切
り換えることができるようになっている。このテープ材
寄せ駆動手段149は、後述する制御手段210(図1
5)に接続されたテープ材寄せ作動電磁弁151(図1
5)によって駆動可能とされるとともに、テープ材寄せ
作動電磁弁151に対して送出される制御手段210か
らの制御指令に基づいて所定のタイミングでかつ所定の
ストロークをもって進退するようになっている。また、
テープ材寄せ駆動手段149は、テープ材支持部材12
0の取付部124にサブステー129を介して取着され
ている。
【0063】前記テープ材寄せ部材142についてさら
に説明すると、図6に示す開放状態においては、テープ
材寄せ駆動手段149の出力軸149aが後退した後退
端に位置しており、リンク板144は、リンク支持軸1
45を中心として反時計方向に回転されている。そし
て、リンク板144の反時計方向への回転により寄せ基
板128は、寄せ支持軸127を中心として時計方向に
回転されているとともに、寄せ基板128をテープ材支
持部材120のガイド支持部125に支持している寄せ
支持軸127は、長穴126内の最も先端側(図6左
方)に位置する前進端に位置しており、各寄せピン13
6,136の先端(図6下端)は、位置決め体122か
ら上方前方へ最も遠ざかりテープ材押え体130の押え
部131もテープ材受面121から上方前方へ最も遠ざ
かる状態とされている。
【0064】また、図7に示す挟持状態においては、テ
ープ材寄せ駆動手段149の出力軸149aが前進した
前進端に位置しており、リンク板144は、リンク支持
軸145を中心として時計方向に回転されている。そし
て、リンク板144の時計方向への回転により寄せ基板
128は、寄せ支持軸127を中心として反時計方向に
回転されているとともに、寄せ基板128をテープ材支
持部材120のガイド支持部125に支持している寄せ
支持軸127は、長穴126内の最も後端側(図7右
方)に位置する後退端に位置しており、各寄せピン13
6,136は、位置決め体122へ最も接近して、各寄
せピン136,136の先端(図6下端)は、テープ材
受面121の両側面側でテープ材受面121より下方に
突出し、テープ材押え体130の押え部131も位置決
め体122へ最も接近してテープ材受面121上に位置
するテープ材12の上面に当接してテープ材12の上面
を押圧した状態とされている。
【0065】図3に戻って、前記テープ材支持部材12
0の取着部124は、ほぼL字形状のテープ材寄せベー
ス板153に取着されている。このテープ材寄せベース
板153は、ほぼ水平な基体部154と、この基体部1
54の前端縁の図3右側において上方に向かってほぼ直
角に折曲形成された垂直部155とを有している。そし
て、前記テープ材支持部材120は、その取付部124
がテープ材寄せベース板153の基体部154の上面に
取着されている。さらに、テープ材寄せベース板153
の基体部154の後端部の上面には、テープ材寄せ支持
ブラケット157が取着されており、このテープ材寄せ
支持ブラケット157は、後述するループ供給手段35
の連結支持軸175の中央部に回転自在に支持されてい
る。さらに、テープ材寄せベース板153の基体部15
4の後端部の上面には、エアシリンダなどからなるフル
ネス形成用駆動手段158の出力軸158aの先端部に
取着した当接体160の先端が当接されている。このフ
ルネス形成用駆動手段158は、後述する制御手段21
0(図15)に接続されたフルネス作動電磁弁162
(図15)によって駆動可能とされるとともに、フルネ
ス作動電磁弁162に対して送出される制御手段210
からの制御指令に基づいて所定のタイミングでかつ所定
のストロークをもって進退するようになっている。そし
て、前記フルネス形成用駆動手段158の出力軸158
aを進退させることにより、テープ材寄せベース板15
3が連結支持軸175を中心として回動し、その結果、
図8に示すように、テープ材支持部材120のテープ受
面121がベルトループ20の中央部を上方に持ち上げ
てフルネスを形成することができるようになっている。
つまり、テープ材支持部材120のテープ材受面121
は、1対の折曲シャフト170間で前記テープ材12あ
るいは前記ベルトループ20にフルネスを形成するよう
に当接するフルネス形成手段165としての機能を合わ
せ持っている。そして、フルネス形成用駆動手段158
は、後述するループ供給手段35の連結基体174aの
側面に適宜な取付部材159を介して取着されている。
【0066】さらに、前記テープ材押え体130は、フ
ルネス形成手段165としてのテープ材支持部材120
のテープ材受面121との協働によりテープ材12ある
いはベルトループ20を挟持可能なテープ材挟持手段1
66としての機能を合わせ持っている。
【0067】また、テープ材寄せベース板153の垂直
部155には、後述するループ供給手段35の後折曲シ
ャフト170bが上下方向に移動可能に挿通される板厚
方向に貫通する挿通孔161が形成されている。さら
に、テープ材寄せベース板153の垂直部155には、
前記挿通孔120の上下方向への長さを調整する調整板
163が取着されている。この調整板163は、フルネ
スを形成する際には、図9および図10に示すように、
テープ材寄せベース板153が後述するループ供給手段
35の後折曲シャフト170bに沿って上下方向に移動
可能なようにテープ材寄せベース板153の垂直部15
5の下方に下げて取着されており、図8に示すテープ材
寄せ手段33のフルネス形成手段170としての機能を
有するテープ材支持部材120の先端部を持ち上げたフ
ルネス作動状態においては、図9に示すように、後折曲
シャフト170bの外周面の下部が調整板163の挿通
孔161の下縁近傍に位置するようになっている。ま
た、テープ材寄せ手段33の先端部を持ち上げる前のテ
ープ材寄せ手段33の開放および保持状態においては、
図10に示すように、後折曲シャフト170bの外周面
の上部が調整板163の挿通孔161の上縁で当接する
ようになっている。
【0068】なお、ベルトループ20にフルネスを形成
しない場合には、図11および図12に示すように、調
整板163をテープ材寄せベース板153の垂直部15
5の上方に上げて取着することにより、テープ材寄せベ
ース板153が後述するループ供給手段35の後折曲シ
ャフト170bに沿って上下方向に移動できないように
固定することができるようになっており、その結果、テ
ープ材寄せ手段33が不必要に上下移動するのを防止す
ることができるようになっている。
【0069】前記ループ供給手段35について図1、図
8、図9、図13および図14によりさらに説明する。
【0070】図13は図1のループ供給手段の折曲シャ
フト近傍の分解斜視図、図14は図1のループ供給手段
の折曲シャフト移動駆動手段近傍の分解斜視図である。
【0071】前記ループ供給手段35は、ベルトループ
形成位置に形成された前記ベルトループ20の両端部分
を中央側に折り曲げてミシンの縫製位置に供給するため
のものであり、図13に示すように、前後1対の折曲シ
ャフト170を有している。これら折曲シャフト170
のうちの図13左方に示す一方は、ベルトループ20の
基端側を折り曲げる前折曲シャフト170aとされ、図
13右方に示す他方は、ベルトループ20の先端側を折
り曲げる後折曲シャフト170bとされている。そし
て、各折曲シャフト170の先端には、適宜な間隔を隔
てて2本のピン171,171が相互に平行にしてそれ
ぞれ固着されてテープ材12あるいはベルトループ20
を側方から挿通可能なフォーク172が形成されてい
る。そして、後折曲シャフト170bの中央部より先端
側が前記テープ材寄せ手段33のテープ材寄せベース板
153の垂直部155に設けられた挿通孔161内に挿
通されている(図10)。
【0072】前記各折曲シャフト170の基端部には、
各折曲シャフト170を回転駆動可能なロータリーエア
シリンダなどからなる折曲用駆動手段173a,173
bが取着されている。これら折曲用駆動手段173a,
173bは、後述する制御手段210(図15)に接続
された折曲用作動電磁弁190a,190b(図15)
によってそれぞれ単独で駆動可能とされるとともに、折
曲用作動電磁弁190a,190bに対して送出される
制御手段210からの制御指令に基づいて所定のタイミ
ングで各折曲シャフト170を回転駆動することができ
るようになっている。
【0073】すなわち、折曲用作動電磁弁190aを動
作させることにより折曲用駆動手段173aが前折曲シ
ャフト170aを回転駆動させ、折曲用作動電磁弁19
0bを動作させることにより折曲用駆動手段173bが
後折曲シャフト170bを回転駆動させることができる
ようになっており、前折曲シャフト170aおよび後折
曲シャフト170bは、同時でも異なるタイミングでも
動作可能となっている。
【0074】なお、前折曲シャフト170aおよび後折
曲シャフト170bを動作させるタイミングは、ベルト
ループ20にフルネスを形成する場合の動作順序や設計
コンセプトなどの必要に応じて決定すればよい。
【0075】前記折曲用駆動手段173a,173bの
後端部には、連結基体174a,174bがそれぞれ取
着されており、一方の連結基体174bの後端部には、
連結支持軸175の図13右方に示す一端が取着されて
いる。この連結支持軸175の図13左方に示す他端
は、他方の連結基体174aの後端部に挿通されてお
り、この連結基体174aは、連結支持軸175の外周
面を軸方向に移動可能とされている。そして、連結支持
軸175の中央部には、前記テープ材寄せ支持ブラケッ
ト157が回転自在に挿通されて支持されている(図
3)。
【0076】前記各折曲シャフト170の中央部は、シ
ーソー式案内レバーなどと称される折曲シャフト支持部
材176a,176bの先端部に形成された支持孔17
7(図6〜図9)にそれぞれ挿通されて支持されてい
る。そして、各折曲シャフト支持部材176a,176
bの長手方向の中央部には、抱き締め可能とされたスリ
ットを具備する締結孔180a,180bがそれぞれ形
成されており、各締結孔180a,180bには、各折
曲シャフト支持部材176a,176bを相互に平行に
連結する主連結軸178の両端部近傍が挿通されてい
る。この主連結軸178の両端部は、平面ほぼT字状に
形成された移動基体185(図14)の先端側両角部に
設けられた主連結軸支持孔186(図14に一方のみ図
示)に挿通されている。そして、2つの締結ボルト17
9a,179bを図示しないねじ孔に螺合させることに
より、各折曲シャフト支持部材176a,176bが主
連結軸178に固定されている。
【0077】すなわち、2つの締結ボルト179a,1
79bのうちの一方、例えば締結ボルト179aを緩め
ることにより各折曲シャフト支持部材176a,176
bの相互間の間隔を調整することができ、その結果、ベ
ルトループ20の長さに応じて各折曲シャフト170の
相互間の間隔を調整できるように構成されている。
【0078】なお、各折曲シャフト170の間隔調整
は、両締結ボルト179a,179bを緩めることによ
っても行うことができるが、ベルトループ20の基端側
に位置する前折曲シャフト170aの位置を常に固定し
ておき、ベルトループ20の先端側に位置する後折曲シ
ャフト170bの位置を調整することが、前記切断手段
34と前折曲シャフト170aとの間隔を常に一定の間
隔に固定できるととともに、前折曲シャフト170aと
後折曲シャフト170bとの相互間の間隔調整に要する
労力を低減するうえで好ましい。
【0079】前記各折曲シャフト支持部材176a,1
76bの先端側の上面には、1対の折曲シャフト170
の間隔を表示する間隔表示板181が上面に取着された
表示板取付部材182が各折曲シャフト支持部材176
a,176bの先端側を接続するようにして配設されて
いる。また、テープ材12あるいはベルトループ20の
先端部側に位置する後折曲シャフト支持部材176bの
後端部側の側面には、コロ支持軸183の基端部が後折
曲シャフト支持部材176bの長手方向に対して直交す
るようにして取着されており、このコロ支持軸183の
先端部には、コロ184が回転自在に取着されている。
このコロ184は、図14に示す図示しないベースプレ
ート上に立設された移動軌跡規制部材191の側面に形
成された所定形状のカム溝192に嵌合されている。
【0080】前記移動基体185の先端側中央部の上面
には、図14に示すように、連結ピン取付部187が突
設されており、この連結ピン取付部187には、連結ピ
ン固定孔188が形成されている。そして、連結ピン固
定孔188には、連結ピン189の一端が固定ねじ19
4によって固着されており、この連結ピン189の他端
には、シリンダ取付ブラケット195が回転可能に支持
されている。このシリンダ取付ブラケット195には、
1対の折曲シャフト170を少なくとも図1に示す退避
位置およびループ折込位置ならびに縫製位置の3ポジシ
ョン間で進退可能とするための3段式エアシリンダから
なる折曲シャフト移動駆動手段197の出力軸197a
が取着されている。この折曲シャフト移動駆動手段19
7は、後述する制御手段210(図15)に接続された
折曲シャフト移動用作動電磁弁198(図15)によっ
て駆動可能とされるとともに、折曲シャフト移動用作動
電磁弁198に対して送出される制御手段210からの
制御指令に基づいて所定のタイミングで駆動されるよう
になっている。さらに、1対の折曲シャフト170が退
避位置およびループ折込位置ならびに縫製位置の3ポジ
ション間で進退する際には、前記カム溝192の形状に
従って上下方向への移動軌跡が制御されるようになって
いる。また、ループ供給手段35の連結支持軸175
に、前記テープ材寄せ手段33のテープ材寄せ支持ブラ
ケット157が支持されている(図8、図9)ので、前
記テープ材寄せ手段33も、1対の折曲シャフト170
の進退動作に連動して図1に示す退避位置と縫製位置と
の間で進退可能とされている。
【0081】すなわち、折曲シャフト移動駆動手段19
7によって、1対の折曲シャフト170とテープ材寄せ
手段33とは一体となって進退するように構成されてい
る。さらにいうと、テープ材寄せ手段33がループ供給
手段35に支持されて同動するように構成されている。
【0082】前記移動基体185の下面には、ロッド取
付部199が配設されており、このロッド取付部199
にはガイド孔200が形成されている。そして、ガイド
孔200には、図示しないベースプレート上に立設され
た支持部材202によって前後両端が支持されたガイド
ロッド201が挿通されている。すなわち、前記移動基
体185は、ガイドロッド201に沿って前後方向への
移動軌跡が制御されており、その結果、1対の折曲シャ
フト170が図1に示す退避位置および縫製位置との間
で進退する際の進退方向の移動軌跡が制御されるように
なっている。
【0083】また、支持部材202には、1対の折曲シ
ャフト170の退避位置およびループ折込位置を検出す
るための近接スイッチなどからなる退避位置センサ20
3および折込位置センサ204が取着されている。この
退避位置センサ203および折込位置センサ204は、
後述する制御手段210(図15)に電気的に接続され
ており、移動基体185の右角部が接近すると移動基体
185、すなわち折曲シャフト170およびテープ材寄
せ手段33の位置を検出し、その検出信号を制御手段2
10へ送出するようにされている。
【0084】なお、本実施形態においては、ベルトルー
プ20を縫製位置に位置させた際のループ供給手段35
の折曲シャフト170の位置を検出する縫製位置センサ
205、ベルトループ20を後述する一時停止位置に位
置させた際のループ供給手段35の折曲シャフト170
の位置を検出する一時停止位置センサ206(図1
5)、ベルトループ20を縫製位置に向かって供給そし
て縫製を開始するためのループ供給スイッチ207(図
15)および縫製物Sがベルトループ縫付けミシン2の
針板6上にセットされたか否かを検出するための身頃検
出手段としての身頃検出センサ208(図15)なども
設けられている。
【0085】つぎに、制御手段210の一例について図
15により説明する。
【0086】図15は図1のベルトループ供給装置の制
御手段を示すブロック図である。
【0087】図15に示すように、本実施形態の制御手
段210は、少なくともCPU211と、適宜な容量の
ROM、RAMなどにより形成されたメモリ212と、
ベルトループ供給装置31の各部との接続に用いるI/
Oインターフェース213とを有しており、I/Oイン
ターフェース213には、テープ材繰出しモータ44、
切断用駆動手段作動電磁弁62、開閉駆動手段作動電磁
弁100、テープ材引出しモータ114、テープ材寄せ
作動電磁弁151、フルネス作動電磁弁162、折曲用
作動電磁弁190a,190b、折曲シャフト移動用作
動電磁弁198、退避位置センサ203、折込位置セン
サ204、縫製位置センサ205、一時停止位置センサ
206、ループ供給スイッチ207、身頃検出センサ2
08および操作パネル209、ベルトループ縫付けミシ
ン2の図示しない縫製開始スイッチなどの縫製動作を制
御する各種のスイッチやセンサやミシンモータなどが接
続されている。そして、操作パネル209には、図示し
ないベルトループの長さやフルネスの有無などの各種の
設定スイッチ、電源スイッチ、始動スイッチ、エラー表
示や動作状態を表示可能な表示部などが設けられてい
る。
【0088】前記メモリ212は、ベルトループ供給装
置31の各部の動作を制御する動作制御部220を有し
ており、この動作制御部220には、少なくとも折曲シ
ャフト移動制御部221、フルネス動作制御部226、
ループ自動退避部227、学習部228などを有してい
る。
【0089】前記折曲シャフト移動制御部221には、
ベルトループ20を縫製位置に供給する際に、折曲シャ
フト移動駆動手段197による折曲シャフト170(1
70a,170b)の移動速度を制御するプログラム
と、縫製位置を変更させる際に折曲シャフト移動駆動手
段197による折曲シャフト170(170a,170
b)の移動位置を制御するプログラムとが格納されてい
る。
【0090】前記フルネス動作制御部226には、前記
テープ材送給手段32により前記テープ材12をフルネ
スの形成に必要な長さの1/2を加算した長さ分を送給
した後に前記テープ材挟持手段166により前記1対の
折曲シャフト170(170a,170b)間で前記テ
ープ材12を挟持し、その後前記テープ材送給手段32
により前記テープ材12の先端の位置をフルネスの形成
に必要な長さの1/2を戻すとともに前記テープ材12
をフルネスの形成に必要な長さの1/2だけ送給し、そ
の後前記フルネス形成手段165を駆動して前記テープ
材12を上方に持ち上げて前記テープ材12にフルネス
を形成するように制御するプログラムが格納されてい
る。
【0091】さらに説明すると、前記テープ材送給手段
32により前記テープ材12をフルネスの形成に必要な
長さの1/2を加算した長さ分をベルトループ形成位置
へ送給した後に、前記テープ材寄せ手段33によりテー
プ材12の一側を所定位置へと寄せて揃えて位置決めす
るとともに、テープ材挟持手段166としてのテープ材
寄せ手段33のテープ材押え体130により1対の折曲
シャフト170間でテープ材をフルネス形成手段165
としてのテープ材寄せ手段33のテープ材支持部材12
0のテープ材受面121上に挟持し、その後テープ材送
給手段32のテープ材引出し手段38を駆動してテープ
材12の先端の位置をフルネスの形成に必要な長さの1
/2を戻すとともにテープ材送給手段32のテープ材繰
出し手段37を駆動してテープ材12をフルネスの形成
に必要な長さの1/2だけ送給し、その後フルネス形成
用駆動手段158を駆動してフルネス形成手段165と
してのテープ材寄せ手段33のテープ材支持部材120
のテープ材受面121によりテープ材12を上方に持ち
上げてテープ材12にフルネスを形成し、その後1対の
つかみアーム85からテープ材12の先端を外し、その
後テープ材切断手段34によりテープ材12を基端部側
で切断して所定の長さのベルトループ20を形成し、そ
の後折曲用駆動手段173a,173bを駆動してベル
トループ20の両端部分を1対の折曲シャフト170の
先端のフォーク172を形成するピン171,171の
間で支持して中央側に折り曲げ形成するように、テープ
材送給手段32、テープ材寄せ手段33、テープ材切断
手段34およびループ供給手段35の動作を制御するプ
ログラムが格納されている。
【0092】なお、前記フルネス動作制御部226によ
るテープ材寄せ手段33、テープ材切断手段34および
ループ供給手段35の詳しい動作については後述する本
実施形態の作用にて詳述する。
【0093】前記ループ自動退避部227には、前記ベ
ルトループ20がすでに縫製位置に移動している場合に
は、一定時間待機した後に縫製動作が開始されなければ
ベルトループ20をベルトループ形成位置に移動させる
ように前記ループ供給手段35の動作を制御するプログ
ラムが格納されている。このベルトループ20を縫製位
置に一定時間待機させる時間は、設計コンセプトなどの
必要に応じて決定すればよい。
【0094】前記学習部228には、ループ供給手段3
5の動作を作業者の動作に合わせるように学習するプロ
グラムが格納されており、本実施形態の学習部228に
は、供給開始時間学習部228Aおよび操作間隔時間学
習部228Bが設けられている。
【0095】そして、前記供給開始時間学習部228A
には、縫製物Sに最初のベルトループ20を縫い付ける
ため身頃検出手段としての身頃検出センサ208が縫製
位置に例えばジーンズなどの縫製物Sがセットされたの
を検出した後に作業者がループ供給スイッチ207を操
作してベルトループ20の縫製位置への供給を終了する
までの時間を学習するプログラムが格納されている。
【0096】さらに、前記操作間隔時間学習部228B
には、一つの縫製物Sに複数のベルトループ20を縫い
付けるため身頃検出手段としての身頃検出センサ208
が縫製位置に縫製物Sがセットされたのを検出した状態
で作業者が2番目以後のベルトループ20を縫製位置に
供給するようにループ供給スイッチ207を操作してベ
ルトループ20の縫製位置への供給を終了するまでの時
間を学習するプログラムが格納されている。
【0097】また、前記動作制御部220には、切断用
駆動手段作動電磁弁62および開閉駆動手段作動電磁弁
100を所定のタイミングで動作させるプログラムや、
操作パネル209により設定されたベルトループ20の
長さに基づいてループ繰り出しモータ44およびテープ
材引出しモータ114の回転駆動量を制御して、設定さ
れた長さのテープ材12を送球するプログラムや、電源
投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムや、縫製
動作などに必要な各種のデータおよびプログラムなども
格納されている。
【0098】なお、本実施形態のベルトループ供給装置
31が用いられるベルトループ縫付けミシン2の構成に
ついては従来と同様でありその詳しい説明は省略する。
【0099】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0100】図16は本発明に係るベルトループ供給装
置の第1実施形態のテープ材送給手段によるテープ材の
送給状態を説明する模式図、図17は本発明に係るベル
トループ供給装置の第1実施形態によるフルネスの形成
状態をベルトループの側面から見て示す模式図である。
【0101】本実施形態のベルトループ供給装置31の
操作に先だって、ベルトループ供給装置31の各部をベ
ルトループ20の長さに応じて調節する。
【0102】すなわち、送出台受け49を所望のベルト
ループ20を形成するべくテープ材12の送給方向に移
動して、テープ材繰出し手段37とテープ材切断手段3
4を位置決めする。
【0103】前折曲シャフト170aと後折曲シャフト
170bとの間の間隔を所望のベルトループ20を形成
するべく調整する。
【0104】前折曲シャフト170aと後折曲シャフト
170bとの間の間隔に合わせて、テープ寄せ手段33
の各寄せピン136,136の間隔を間隔調整手段13
4により調整する。
【0105】また、ベルトループ20にフルネスを形成
する場合には、図8から図10に示すように、調整板1
63をテープ材寄せベース板153がループ供給手段3
5の後折曲シャフト170bに沿って上下方向に移動可
能なようにテープ材寄せベース板153の垂直部155
の下方に下げて取着する。また、ベルトループ20にフ
ルネスを形成しない場合には、図11および図12に示
すように、調整板163をテープ材寄せベース板153
の垂直部155の上方に上げて取着することにより、テ
ープ材寄せベース板153がループ供給手段35の後折
曲シャフト170bに沿って上下方向に移動できないよ
うに固定する。
【0106】さらにまた、ベルトループ縫付けミシン2
の2つの布押さえ7の位置決めなどのベルトループ縫付
けミシン2側の調整を行う。
【0107】ついで、ベルトループ20の長さに応じた
装置の調整が完了すると、操作パネル209などに設け
られた電源スイッチ(図示せず)をON操作してベルト
ループ供給装置31およびベルトループ縫付けミシン2
に電源を投入する。そして、ベルトループ供給装置31
に電源を投入すると、制御手段210のメモリ212の
動作制御部220に格納された所定のプログラムにした
がってベルトループ縫付けミシン2およびベルトループ
供給装置31は空運転などと称されるイニシャライズ動
作を行う。
【0108】そして、ベルトループ供給装置31のイニ
シャライズ動作により、テープ材引出しモータ114の
原点検索しテープ材引出し手段38は動作基準点で停止
し、テープ材引出し手段38の1対のつかみアーム85
が予め設定された動作基準位置(図16)で停止する。
この1対のつかみアーム85の動作基準位置は、1対の
つかみアーム85がテープ材12の先端部を挟持してつ
かむつかみ位置(図16)より、テープ材12の送出方
向の下流側であればよいが、テープ材引出し手段38の
1対のつかみアーム85が折曲シャフト170のフォー
ク172の移動軌跡と干渉しない位置、本実施形態にお
いては、図16に示すように、テープ材引出し手段38
の1対のつかみアーム85がテープ材12をベルトルー
プ形成位置に引き出したつかみアーム85がベルトルー
プ形成位置に後退した位置より、テープ材12の送出方
向の下流側に位置させることが好ましい。
【0109】ついで、ベルトループ供給装置31のイニ
シャライズ動作が完了すると、制御手段210から制御
指令が各部へ送出され、テープ材引出し手段38の1対
のつかみアーム85を開閉動作させるエアシリンダ98
は、開閉駆動手段作動電磁弁100の動作によって出力
軸98aを後退端に保持し、可動アーム85bのつかみ
部93を固定アーム85aのつかみ部87に対して離間
した開状態とする。そして、テープ材引出し手段38の
1対のつかみアーム85を進退動作させるテープ材引出
しモータ114は動作基準点で停止して1対のつかみア
ーム85を動作基準位置で保持する。また、テープ材切
断手段34の可動刃34aを上下方向に移動させるエア
シリンダなどからなる切断用駆動手段61は、切断用駆
動手段作動電磁弁62の動作によって可動刃34aを上
方に保持する。また、ループ供給手段35の1対の折曲
シャフト170およびテープ材寄せ手段33を進退動作
させる折曲シャフト移動駆動手段197は、折曲シャフ
ト移動用作動電磁弁198の動作によって、1対の折曲
シャフト170およびテープ材寄せ手段33を退避位置
(図1)に保持する。さらに、ループ供給手段35の1
対の折曲シャフト170を回転駆動する折曲用駆動手段
173a,173bは、折曲用作動電磁弁190a,1
90bの動作によって、1対の折曲シャフト170の各
フォーク172を上下方向に向けて保持する。また、テ
ープ材寄せ手段33の開放状態と挟持状態とを切り換え
るテープ材寄せ駆動手段149は、テープ材寄せ作動電
磁弁151の動作によって、テープ材寄せ手段33の各
寄せピン136,136がテープ材受面121の前方上
方に位置してテープ材12をテープ材受面121上に載
置可能な開放状態に保持する。さらに、テープ材寄せ手
段33のフルネス形成手段170としての機能を有する
テープ材支持部材120のテープ材受面121を持ち上
げてベルトループ20にフルネスを形成するフルネス形
成用駆動手段162は、フルネス作動電磁弁162の動
作によって、テープ材寄せ手段33の先端部のテープ材
受面121を下方に保持する。この時、テープ材引出し
手段38の1対のつかみアーム85は、前記の如く、ル
ープ供給手段35の移動軌跡から外れた動作基準位置に
保持されるので、1対のつかみアーム85がベルトルー
プ20の先端側に位置する端部分を支持して中央側に折
り曲げる前折曲シャフト170a、折曲シャフト支持部
材176aおよび折曲用駆動手段173aなどと干渉す
るのを確実に防止することができる。
【0110】ついで、操作パネル209から縫製に必要
なベルトループ20の長さ、例えば40(mm)や、テ
ープ材12の厚さや、フルネスの有無や、フルネスを形
成する場合の大きさや、縫製物Sに縫い付けるベルトル
ープ20の数などを作業者が入力する。すると、縫製に
必要なベルトループ20の長さが制御手段210のメモ
リ212に記憶されるとともに、制御手段210の動作
制御部220に格納されたプログラムが入力されたベル
トループ20の長さに応じたテープ材12の送給量を得
るためのループ繰り出しモータ44の回転駆動量である
ステップ数、および、テープ材引出しモータ114の回
転駆動量であるステップ数、詳しくは1対のつかみアー
ム85のつかみ位置およびベルトループ形成位置におけ
るステップ数を算出してメモリ212に記憶する。ま
た、テープ材12の厚さやフルネスの有無や縫製物Sに
縫い付けるベルトループ20の数などもメモリ212に
記憶する。さらにまた、フルネスを形成する場合の大き
さが入力されると、制御手段210の動作制御部220
に格納されたプログラムが入力されたフルネスの大きさ
に応じたフルネスを形成するのに必要なテープ材12の
長さを算出するとともに、フルネスを形成するのに必要
な長さ分のテープ材12の送給量を得るためのテープ材
繰出しモータ44の回転駆動量であるステップ数、およ
び、テープ材引出しモータ114の回転駆動量であるス
テップ数を算出してメモリ212に記憶する。
【0111】ついで、テープ材12の先端を繰出しロー
ラ40とテープ材送出面47との間に挿入して操作パネ
ル209などに設けられた始動スイッチ(図示せず)を
ON操作してテープ材12の送給動作を開始する。
【0112】そして、テープ材12の送給動作を開始す
ると、制御手段210から各部制御指令が送出され、テ
ープ材引出しモータ114は、図16に示すように、動
作基準位置に位置するテープ材引出し手段34の開状態
の1対のつかみアーム85を前進させて、テープ材切断
手段34の可動刃34aの図16左方に設定された図1
6矢印Bにて示すテープ材12の送給方向の下流側に位
置する前進端であるつかみ位置に移動しその後停止す
る。1対のつかみアーム85がつかみ位置に移動するタ
イミングは、繰出しローラ40によりテープ材12がつ
かみ位置に到着してから、1対のつかみアーム85がつ
かみ位置に到着するようなタイミングであればよいが、
同時に到着するタイミングとすると、1回のテープ材送
給動作に要するサイクル時間を短くすることができる。
【0113】ついで、1対のつかみアーム85およびテ
ープ材12の先端がともにつかみ位置に到着すると、制
御手段210から制御指令が開閉駆動手段作動電磁弁1
00へ送出されて開閉駆動手段作動電磁弁100が動作
し、エアシリンダ98の出力軸98aが前進して前進端
に移動し、1対のつかみアーム85を閉動作させて、1
対のつかみアーム85が両つかみ部87,93でテープ
材12の先端部分を挟持する。
【0114】ついで、1対のつかみアーム85が両つか
み部87,93でテープ材12の先端部分を挟持する
と、制御手段210から制御指令がテープ材繰出しモー
タ44およびテープ材引出しモータ114に送出され
て、テープ材繰出しモータ44およびテープ材引出しモ
ータ114が駆動して、繰出しローラ40の回転による
テープ材12の繰り出しと、1対のつかみアーム85が
後退位置へ移動することによるテープ材12引き出し動
作とを同時に行い、1対のつかみアーム85がベルトル
ープ形成位置に到達するとテープ材12の先端がベルト
ループ形成位置に到達し、テープ材繰出しモータ44お
よびテープ材引出しモータ114が停止する。この時、
制御手段210が、フルネスを形成するか否かをメモり
212に記憶した入力情報に基づいて判断し、フルネス
を形成しないと判断した場合は、テープ材繰出しモータ
44およびテープ材引出しモータ114をベルトループ
20を形成するのに必要な長さ分だけ送給するように駆
動する。フルネスを形成すると判断した場合について
は、後述する。
【0115】ついで、制御手段210から制御指令が折
曲シャフト移動用作動電磁弁198に送出されて折曲シ
ャフト移動用作動電磁弁198が動作し、折曲シャフト
移動駆動手段197が駆動して、退避位置に位置するテ
ープ材寄せ手段33およびループ供給手段35の1対の
折曲シャフト170を前進させてループ折込位置に移動
してテープ材12をその先端に挿入する。そして、テー
プ材寄せ手段33およびループ供給手段35がループ折
込位置に移動すると、折込位置センサ204がテープ材
寄せ手段33およびループ供給手段35がループ折込位
置に移動したのを検出して、その検出信号を制御手段2
10へ送出し、制御手段210はテープ材寄せ手段33
およびループ供給手段35がループ折込位置に移動した
検出信号を受けると、制御手段210から制御指令が折
曲シャフト移動用作動電磁弁198に送出されて折曲シ
ャフト移動用作動電磁弁198が動作し折曲シャフト移
動駆動手段197を停止して、テープ材寄せ手段33お
よびループ供給手段35をループ折込位置に保持する。
この時、テープ材寄せ手段33は図6に示す開放状態と
されており、ベルトループ形成位置に位置するテープ材
12の長手方向のほぼ中央部分の下面がループ折込位置
に保持されたテープ材支持部材120のテープ材受面1
21によって下方から支持される。さらに、ベルトルー
プ形成位置に位置するテープ材12の長手方向の両端部
分は、ループ折込位置に保持されたループ供給手段35
の1対の折曲シャフトのフォーク172を形成する1対
のピン171の間に挟まれる。また、テープ材寄せ手段
33およびループ供給手段35が退避位置からループ折
込位置へ移動する際のテープ材寄せ手段33およびルー
プ供給手段35の先端部の上下方向への移動軌跡は、コ
ロ184が嵌合している移動軌跡記載部材191に設け
られたカム溝192の形状によって適正かつ容易に制御
することができる。
【0116】ついで、テープ材寄せ手段33およびルー
プ供給手段35がループ折込位置に移動すると、制御手
段210から制御指令がループ寄せ作動電磁弁151に
送出されてループ寄せ作動電磁弁151が動作し、テー
プ材寄せ駆動手段149の出力軸149aが前進して前
進端に移動し、図7に示すように、各寄せピン136,
136がテープ材受面121上に位置するテープ材12
の一側を位置決め部材122の当接面122aに当接さ
せて寄せて揃えるとともに、テープ材挟持手段166と
してのテープ材押え体130の押え部131がテープ材
12の上面を押圧してテープ材12を挟持した挟持状態
とする。
【0117】この時、テープ材寄せ駆動手段149の出
力軸149aの前進にともなうリンク板144の時計方
向への回転は、回転初期に、テープ材寄せ手段33のテ
ープ材寄せ部材142を長穴126に沿って後退させる
水平方向の分力が大きく働いて各寄せピン136,13
6をテープ材支持部材120のテープ材受面121に設
けた位置決め体122に対して接近させる力、つまり、
テープ材12を寄せる力が大きく、テープ材寄せ部材1
42を寄せ支持軸127を中心として反時計方向へ回転
させてテープ材押え体130の押え部131をテープ材
12に向かって接近させる力つまり、テープ材12を押
さえる垂直方向の分力が小さくされている。そして、テ
ープ材寄せ駆動手段149の出力軸149aが前進端に
移動するにともなって、テープ材寄せ手段33のテープ
材寄せ部材142を長穴126に沿って後退させる水平
方向の分力が小さくなって各寄せピン136,136を
テープ材支持部材120のテープ材受面121に設けた
位置決め体122に対して接近させる力、つまり、テー
プ材12を寄せる力が小さくなり、テープ材寄せ駆動手
段149の出力軸149aが前進端に到達するとテープ
材押え体130の押え部131をテープ材12に向かっ
て接近させる力つまり、テープ材12を押さえる垂直方
向の分力が最も大きくなるように形成されている。この
ような、構成とすることにより、テープ材寄せ手段33
によるテープ材12の位置決めと、テープ材挟持手段1
66としてのテープ材押え体130の押え部131によ
るテープ材12の挟持とをほぼ同時に、容易かつ確実に
行うことができ、その結果、ループ供給手段35にテー
プ材12を確実にセットすることができる。
【0118】前述にて、フルネスを形成しない場合につ
いて説明したが、テープ材12を送給する際に、制御手
段210がフルネスを形成すると判断した場合は、フル
ネス動作制御部226からフルネスの形成に必要な制御
指令がテープ材繰出しモータ44およびテープ材引出し
モータ114に送出され、ベルトループ20を形成する
のに必要な長さに、フルネスを形成するのに必要な長さ
の1/2の長さを加算した長さ分だけテープ材12を送
給するように両モータ44,114を駆動する。
【0119】ついで、フルネスの1/2分余分に送球さ
れたテープ材12は、前述と同様に、1対の折曲シャフ
トの先端に挿入され、各寄せピン136,136によっ
て位置決めされるとともに、テープ材押え体130とテ
ープ材受面121との間で挟持状態とされる。
【0120】そして、再びフルネス動作制御部226か
らフルネスの形成に必要な制御指令がテープ材繰出しモ
ータ44およびテープ材引出しモータ114、さらには
フルネス作動電磁弁162へと送出され、テープ材繰出
しモータ44およびテープ材引出しモータ114が同時
に駆動して、テープ材引出しモータ114が1対のつか
みアーム85をフルネスを形成するのに必要な長さの1
/2の長さ分だけ引出方向とは逆の方向に前進させて停
止するとともに、テープ材繰出しモータ44が繰出しロ
ーラ40をフルネスを形成するのに必要な長さの1/2
の長さ分だけ繰り出すように回転させて停止する。
【0121】そして、テープ材寄せ手段33により保持
されていないベルトループ形成位置に位置するテープ材
12の両端部にフルネス分の弛みが形成されると、制御
手段210から制御指令がフルネス作動電磁弁162へ
送出されてフルネス作動電磁弁162が動作し、フルネ
ス形成用駆動手段158の出力軸158aが前進して前
進端に移動し、テープ材寄せ手段33が連結支持軸17
5を中心として時計方向へ回転し、図8に示すように、
フルネス形成手段165としてのテープ材寄せ手段33
のテープ材支持部材120のテープ材受面121が上昇
し、保持しているテープ材12が前記弛みを吸収して上
方へ持ち上がって、テープ材12の中央部分が持ち上が
ったほぼ台形状のフルネスを形成する。この時、テープ
材寄せ手段33の先端部に配置したフルネス形成手段1
65としてのテープ材支持部材120のテープ材受面1
21をフルネス形成用駆動手段158によって持ち上げ
て上昇させるという簡単な動作により、所定形状のフル
ネスを容易に形成することができる。また、図17にベ
ルトループ20の側面から見たフルネスの形成状態を拡
大して示す。
【0122】上記のフルネス形成用駆動手段158の駆
動は、前述したテープ材繰出しモータ44およびテープ
材引出しモータ114によるフルネス形成動作と同時に
行うと、より迅速にフルネスを形成することができ、作
業効率が向上する。
【0123】本実施形態において、テープ材12は、テ
ープ材受面121とテープ材押え体130との間で挟持
されているため、テープ材引出しモータ114によるフ
ルネス形成動作(フルネスを形成するのに必要な長さの
1/2の長さ分だけ引出方向とは逆の方向に前進)を行
わなくてもよい。この場合、フルネス形成用駆動手段1
58の駆動を行う前に、1対のつかみアーム85による
テープ材12の挟持を開放する必要がある。また、逆
に、テープ材引出しモータ114によるフルネス形成動
作を行うということは、テープ材受面121に対するテ
ープ材12の位置が移動しないということだから、テー
プ材引出しモータ114によるフルネス形成動作を行う
ことにより、テープ材12を挟持する必要がないとも言
える。しかしながら、テープ材12を挟持することによ
り、ループ供給手段35にテープ材12を確実にセット
することができるので、テープ材12を挟持していた方
がよい。
【0124】ついで、1対のつかみアーム85を開動作
させて1対のつかみアーム85が挟持しているテープ材
12の先端部分を離して開放すると、制御手段210か
ら制御指令が切断用駆動手段作動電磁弁62へ送出され
て切断用駆動手段作動電磁弁62が動作し、切断用駆動
手段61は、可動刃34aを下方に向かって移動させた
後で上昇させることにより、切断位置でテープ材12の
基端部側を切断し、所定長さのベルトループ20をベル
トループ形成位置に形成する。
【0125】ついで、テープ材12の基端部側を切断し
てベルトループ20を形成すると、制御手段210から
制御指令が各折曲用作動電磁弁190a,190bへ送
出されて折曲用作動電磁弁190a,190bが動作
し、各折曲用駆動手段173a,173bは前折曲シャ
フト170aおよび後折曲シャフト170bをほぼ27
0度程度回転駆動してそれぞれのフォーク172の1対
のピン171をほぼ水平とすることにより、ベルトルー
プ20の両端部分を1対の折曲シャフト170の先端で
挟んで中央側に折り曲げる。この動作により、ベルトル
ープ形成位置において所定形状で両端部分を1対の折曲
シャフト170の先端で支持して中央側に折り曲げた状
態のベルトループ20が保持され、このベルトループ2
0をいつでも縫製位置へ供給することが可能な状態にな
る。
【0126】なお、本実施形態においては、各折曲用駆
動手段173a,173bを個別の折曲用作動電磁弁1
90a,190bによって駆動する構成としたが、設計
コンセプトなどの必要に応じて、各折曲用駆動手段17
3a,173bを一つの折曲用作動電磁弁により同時に
駆動する構成としてもよい。
【0127】ついで、作業者がジーンズなどの縫製物S
をベルトループ縫付けミシン2の針板6上に載置して縫
製物Sの位置決めを行う。この時、縫製物Sがベルトル
ープ縫付けミシン2の針板6上に載置されると、身頃検
出センサ208がベルトループ縫付けミシン2の針板6
上にセットされた縫製物Sを検出し、その検出信号を制
御手段210へ送出する。そして、このような構成を採
用したことにより、縫製物2がベルトループ縫付けミシ
ン2の縫製位置にセットされたか否かを容易に検出する
ことができる。
【0128】ついで、ベルトループ縫付けミシン2の針
板6上に縫製物Sが載置され、身頃検出センサ208が
縫製物Sを検出した検出信号を制御手段210へ送出す
ると、制御手段210から制御指令が折曲シャフト移動
用作動電磁弁198に送出されて折曲シャフト移動用作
動電磁弁198が動作し、折曲シャフト移動駆動手段1
97が駆動して、ループ折込位置に位置するテープ材寄
せ手段33およびループ供給手段35の1対の折曲シャ
フト170を前進させてベルトループ形成位置に保持さ
れたベルトループ20を縫製位置の手前の一時停止位
置、例えばベルトループ縫付けミシン2の針元に移動し
て停止する。
【0129】この時、テープ材寄せ手段33およびルー
プ供給手段35がループ折込位置から一時停止位置へ移
動する際のテープ材寄せ手段33およびループ供給手段
35の先端部、すなわちベルトループ20の上下方向へ
の移動軌跡は、コロ184が嵌合している移動軌跡記載
部材191に設けられたカム溝192の形状によって作
業者の手にぶつからないように適正かつ容易に制御する
ことができる。
【0130】また、一時停止位置としては、ベルトルー
プ縫付けミシン2の針板6側縁部上方位置などでもよ
い。
【0131】なお、ベルトループ20が一時停止位置に
位置すると、一時停止位置センサ206がテープ材寄せ
手段33およびループ供給手段35が一時停止位置に移
動したのを検出して、その検出信号を制御手段210へ
送出する。
【0132】ついで、ベルトループ20が一時停止位置
に移動すると、身頃検出センサ208によって縫製物S
の有無が再度検出されて、身頃検出センサ208が縫製
物Sが無いという検出信号を制御手段210へ送出した
場合には、制御手段210から制御指令が折曲シャフト
移動用作動電磁弁198に送出されて折曲シャフト移動
用作動電磁弁198が動作し、折曲シャフト移動駆動手
段197が駆動して、ベルトループ20を一時停止位置
に保持しているテープ材寄せ手段33およびループ供給
手段35の1対の折曲シャフト170をループ折込位置
へ後退させてベルトループ20をベルトループ形成位置
へ戻す。
【0133】一方、身頃検出センサ208が縫製物Sが
有るという検出信号を制御手段210へ送出した場合に
は、作業者がループ供給スイッチ207をON操作する
までベルトループ20を一時停止位置に保持し続ける。
【0134】ついで、作業者が縫製物Sの位置決めを終
了してループ供給スイッチ207をON操作すると、制
御手段210から制御指令が折曲シャフト移動用作動電
磁弁198に送出されて折曲シャフト移動用作動電磁弁
198が動作し、折曲シャフト移動駆動手段197が駆
動して、テープ材寄せ手段33およびループ供給手段3
5の1対の折曲シャフト170を前進させて一時停止位
置に位置するベルトループ20を針下の縫製位置へ移動
して供給する。
【0135】この時、学習部228の供給開始時間学習
部228Aにより、縫製物Sに最初のベルトループ20
を縫い付けるため身頃検出手段としての身頃検出センサ
208が作業者によって縫製位置に縫製物Sがセットさ
れたのを検出した後に作業者がループ供給スイッチ20
7を操作してベルトループ20の縫製位置への供給を終
了するまでの時間が記憶され、次回からは、縫製物Sに
最初のベルトループ20を縫い付けるため身頃検出手段
としての身頃検出センサ208が作業者によって縫製位
置に縫製物Sがセットされたのを検出すると、ループ供
給スイッチ207を操作しなくても、ループ供給スイッ
チ207が自動的にONとなってベルトループ20が自
動的に縫製位置に移動する。すなわち、作業者が縫製物
Sをベルトループ縫付けミシン2の縫製位置にセットす
ると、ループ供給スイッチ207を操作することなく作
業者の動作タイミングに合わせてループ供給手段35を
自動的に動作させることができるので、作業者の労力を
低減することができる。また、この学習部228の供給
開始時間学習部228Aは、ベルトループ供給装置31
を実際に操作している作業者の動作リズムを学習するこ
とができるので、作業者が異なっても操作している作業
者の動作リズムを確実に学習することができる。
【0136】なお、次回以降において、ループ供給スイ
ッチ207を操作するまでの時間が直近の操作するまで
の時間より短い場合には、常に最も短い時間でループ供
給手段35を動作させたり、複数回のループ供給スイッ
チ207を操作するまでの時間の平均値などでもってル
ープ供給手段35を動作させたりするとよい。
【0137】また、ベルトループ20は、ベルトループ
形成位置から縫製位置へ移動する際に、テープ材受面1
21によって下方から支持された状態で移動するので、
その形状を確実に保持することができ、特に、フルネス
を形成する場合に、フルネスの形状が移動中に崩れるの
を確実に防止することができるので、縫製物Sに縫い付
けたベルトループ20の形状を確実に適正に保持するこ
とができ、その結果、縫製品質を確実に向上させること
ができる。
【0138】さらに、ベルトループ20が縫製位置に移
動すると、縫製位置センサ205がテープ材寄せ手段3
3およびループ供給手段35が縫製位置に移動したのを
検出して、その検出信号を制御手段210へ送出する。
【0139】ついで、ベルトループ縫付けミシン2の布
押え7,7を下降して縫製物S上の所定の位置にベルト
ループ20の両折曲端部を押さえる。
【0140】ついで、縫製物S上の所定の位置にベルト
ループ20の両折曲端部を押えると、制御手段210か
ら制御指令が開閉駆動手段作動電磁弁100および折曲
シャフト移動用作動電磁弁198に送出されて開閉駆動
手段作動電磁弁100が動作しエアシリンダ98の出力
軸98aが後退して後退端に移動し、1対のつかみアー
ム85を開動作させて1対のつかみアーム85が挟持し
ているベルトループ20を開放するとともに、折曲シャ
フト移動用作動電磁弁198が動作し、折曲シャフト移
動駆動手段197が駆動して、テープ材寄せ手段33お
よびループ供給手段35の1対の折曲シャフト170を
後退させて1対の折曲シャフト170のフォーク172
を押さえられたベルトループ20の両折曲端部から引き
抜くとともに、テープ材寄せ手段33のテープ材受面1
21を縫製物Sとベルトループ20の間から引き抜いて
退避位置へ移動して停止する。
【0141】ついで、ベルトループ20からフォーク1
72およびテープ材受面121を引き抜くと、作業者が
図示しない縫製開始スイッチをON操作することによ
り、ベルトループ縫付けミシン2が駆動して針5,5が
上下動し、ベルトループ20の両折曲端部を縫製物Sに
縫い付ける。そして、ベルトループ縫付けミシン2によ
る縫製動作は、所定の縫製データにより針位置に同期さ
せながら針板6をXY方向へ駆動して行う。
【0142】また、ベルトループ縫付けミシン2による
縫製動作を行っている間に、ベルトループ形成位置で両
端部分を1対の折曲シャフト170の先端で挟んで中央
側に折り曲げた状態のつぎの縫製に用いる所定形状のベ
ルトループ20が形成された後一時停止位置に移動して
保持され、このベルトループ20をいつでも縫製位置へ
供給することが可能な状態とする並行処理を行う。
【0143】ついで、縫製物Sに対する最初のベルトル
ープ20の縫い付けが終了すると、縫製物Sを針板6上
で移動して、2番目のベルトループ20を縫い付けるた
めの縫製物Sの位置決めを行う。
【0144】ついで、2番目のベルトループ20を縫い
付けるための縫製物Sの位置決めが終了すると、作業者
によってループ供給スイッチ207がON操作され、2
番目のベルトループ20が縫製位置へ移動し、以後、前
述したようにベルトループ縫付けミシン2の布押え7,
7の下降、テープ材寄せ手段33およびループ供給手段
35の退避位置への移動、縫製動作、並行処理が順次行
って、2番目のベルトループ20を縫製物Sの所定の位
置に縫い付ける。
【0145】この時、学習部228の操作間隔時間学習
部228Bにより、縫製物Sに最初のベルトループ20
を縫い付けるため作業者がループ供給スイッチ207を
操作してから、縫製物Sに複数のベルトループ20を縫
い付けるため身頃検出手段としての身頃センサ208が
縫製位置に縫製物Sがセットされたのを検出した状態で
作業者が2番目のベルトループ20を縫製位置に供給す
るようにループ供給スイッチ207を操作して2番目の
ベルトループ20の縫製位置への供給を終了するまでの
時間が操作間隔時間として記憶され、次回からは、ルー
プ供給スイッチ207を操作しなくても、ループ供給ス
イッチ207が自動的にONとなってベルトループ20
が自動的に縫製位置に移動する。
【0146】したがって、作業者が縫製物Sを針板6上
で移動すると、ループ供給スイッチ207を操作するこ
となく作業者の動作タイミングに合わせてループ供給手
段35を自動的に動作させることができるので、作業者
の労力を低減することができる。また、この学習部22
8の操作間隔時間学習部228Bは、ベルトループ供給
装置31を実際に操作している作業者の動作リズムを学
習することができるので、作業者が異なっても操作して
いる作業者の動作リズムを確実に学習することができ
る。
【0147】なお、次回以降において、ループ供給スイ
ッチ207を操作するまでの操作間隔時間が直近の操作
するまでの時間より短い場合には、常に最も短い操作間
隔時間でループ供給手段35を動作させたり、複数回の
ループ供給スイッチ207を操作するまでの操作間隔時
間の平均値などでもってループ供給手段35を動作させ
たりするとよい。
【0148】また、縫製物Sの位置決めを行う際に、学
習部228の機能によって、すでにベルトループ20が
針下の縫製位置に移動している場合には、制御手段21
0のループ自動退避部227のプログラムによって、一
定時間待機した後に縫製動作が開始されなければベルト
ループ20をベルトループ形成位置に移動させることが
でき、その結果、縫製物Sをベルトループ縫付けミシン
2の針板6上の縫製位置に位置決めする際に邪魔になる
ものがないので、縫製物Sの位置決めを容易に行うこと
ができる。
【0149】またさらに、学習部228の機能によって
ベルトループ20をベルトループ形成位置から縫製位置
に移動させる場合、スピコンなどによってループ供給手
段35の移動速度の速度制御を行う構成とすることによ
り、ベルトループ20をベルトループ形成位置から縫製
位置に移動させる際に一時停止位置に停止させず円滑に
移動させることができるとともに、ベルトループ20の
移動速度を適正に制御することにより、縫製物Sを位置
決めする際に邪魔になるものがないので縫製物Sの位置
決めを容易に行うことができる。
【0150】具体例としては、例えば、学習部228
が、身頃センサ208により縫製位置に縫製物Sがセッ
トされたのを検出してからループ供給スイッチ207が
押されるまでの時間を記憶するものである。初期状態で
は、1対の折曲シャフト170はベルトループ20を保
持した待機位置にあり、身頃センサ208が縫製物Sの
セットを確認し、ループ供給スイッチ207が押される
と、1対の折曲シャフト170が縫製位置へと移動して
縫製が行われる。続いて、次の縫製物Sがセットされる
と、身頃センサ208が縫製物Sを確認してループ供給
スイッチ207が押される前に1対の折曲シャフト17
0を縫製位置へと移動させる。この時の移動速度は、前
記身頃センサ208による縫製物Sのセットからループ
供給スイッチ207が押されるまでの時間により演算さ
れるものであり、1対の折曲シャフト170が縫製位置
へ到着すると同時に、ループ供給スイッチ207を押し
て縫製が開始されるように制御される。
【0151】また、フルネスの形成動作としては、本実
施形態に限定されるものではなく、つぎに説明するよう
な各種のものから設計コンセプトなどの必要に応じて選
択することもできる。
【0152】前記フルネスの形成動作の他の具体例とし
ては、フルネス動作制御部226に、前記テープ材送給
手段32により前記テープ材12をフルネスの形成に必
要な長さを加算した長さ分を送給した後に前記テープ材
寄せ手段33により前記テープ材12の位置を所定位置
へと寄せて位置決めし、その後前記1対のつかみアーム
85から前記テープ材12の先端を外した後に前記フル
ネス形成用駆動手段158を駆動して前記テープ材寄せ
手段33のフルネス形成手段165により前記テープ材
12を上方に持ち上げて前記テープ材12にフルネスを
形成し、その後一方の折曲用駆動手段173bを駆動し
て前記テープ材12の先端側の端部を中央側に折り曲げ
形成し、その後前記テープ材切断手段34により前記テ
ープ材12を基端部側で切断して所定の長さのベルトル
ープ20を形成し、その後他方の折曲用駆動手段173
aを駆動して前記ベルトループ20の基端部側の端部を
中央側に折り曲げ形成するように、前記テープ材送給手
段32、前記テープ材寄せ手段33、前記テープ材切断
手段34および前記ループ供給手段35の動作を制御す
るプログラムを格納するものを例示することができる。
【0153】このようなプログラムによるフルネス形成
動作についてより詳しく説明すると、操作パネル209
などに設けられた始動スイッチ(図示せず)をON操作
してテープ材12の送給動作を開始する。そして、1対
のつかみアーム85がテープ材12の先端部分を挟持す
ると、制御手段210から制御指令がテープ材繰出しモ
ータ44およびテープ材引出しモータ114に送出され
て、テープ材繰出しモータ44およびテープ材引出しモ
ータ114が駆動して、繰出しローラ40の回転による
テープ材12の繰り出しと、1対のつかみアーム85が
後退位置へ移動することによるテープ材12引き出し動
作とを同時に行い、1対のつかみアーム85がベルトル
ープ形成位置に到達するとテープ材12の先端がベルト
ループ形成位置に到達し、テープ材繰出しモータ44お
よびテープ材引出しモータ114が停止する。
【0154】この時、ベルトループ20にフルネスを形
成する場合には、テープ材12はベルトループ20を形
成するのに必要な長さに、フルネスを形成するのに必要
な長さを加算した長さ分が送給される。
【0155】ついで、テープ材12がベルトループ形成
位置に位置すると、テープ材寄せ手段33およびループ
供給手段35の1対の折曲シャフト170が前進してル
ープ折込位置に移動し、ベルトループ形成位置に位置す
るテープ材12の長手方向のほぼ中央部分の下面をフル
ネス形成手段165としてのテープ材支持部材120の
テープ材受面121によって下方から支持するととも
に、ベルトループ形成位置に位置するテープ材12の長
手方向の両端部分をループ供給手段35の1対の折曲シ
ャフトのフォーク172を形成する1対のピン171の
間に挿入する。ついで、1対のつかみアーム85が開動
作して1対のつかみアーム85が挟持しているテープ材
12の先端部分を離す。ついで、テープ材寄せ手段33
によるテープ材12の寄せて揃えて保持する動作と、テ
ープ材寄せ手段33のテープ材受面121を上昇させる
ことによるフルネスの形成動作とを同時に行う。
【0156】この時、テープ材12の先端側は、1対の
つかみアーム85側からテープ材12の基端部側に移動
して戻される。
【0157】ついで、後折り曲げシャフト170bを回
転駆動させてテープ材12の先端側の端部を中央側に折
り曲げる。ついで、切断用駆動手段61が可動刃34a
を下方に向かって移動させた後で上昇させることによ
り、切断位置でフルネスを形成した状態のテープ材12
の基端部側を切断し、所定長さのベルトループ20をベ
ルトループ形成位置に形成する。ついで、前折り曲げシ
ャフト170aを回転駆動させてベルトループ20の基
端部側の端部を中央側に折り曲げる。ついで、テープ材
寄せ手段33によるベルトループ20の保持を開放す
る。なお、その他の動作は、前述した第1実施形態のベ
ルトループ供給装置31と同様であり、その詳しい説明
は省略する。
【0158】このような構成のフルネス形成動作によれ
ば、前述した第1実施形態のベルトループ供給装置31
と同様の効果を奏するとともに、前折曲シャフト170
aおよび後折曲シャフト170bを駆動する各折曲用駆
動手段173a,173bをそれぞれ独立的に異なるタ
イミングで制御することができるので、ベルトループ2
0に対してフルネスを容易かつ確実に形成することがで
きる。また、ベルトループ20に対するフルネスの形成
方法を多種多様とすることができるので、ベルトループ
20の素材や、大きさなどによって適正なフルネスの形
成方法が選択可能になる。
【0159】前記フルネスの形成動作のさらに他の具体
例としては、フルネス動作制御部226に、前記テープ
材送給手段32により前記テープ材12を送給した後に
前記テープ材寄せ手段33により前記テープ材12の一
側を所定位置に寄せて揃えて保持し、その後前記1対の
つかみアーム85から前記テープ材12の先端を外した
後に一方の折曲用駆動手段173bを駆動して前記テー
プ材12の先端側の端部を中央側に折り曲げ形成し、そ
の後前記テープ材送給手段32のテープ材繰出し手段3
7により前記テープ材12をフルネスの形成に必要な長
さ分を送給し、その後前記フルネス形成用駆動手段15
8を駆動して前記テープ材寄せ手段33により前記テー
プ材12を上方に持ち上げて前記テープ材12にフルネ
スを形成し、その後前記テープ材切断手段34により前
記テープ材12を基端部側で切断して所定の長さのベル
トループ20を形成し、その後他方の折曲用駆動手段1
73aを駆動して前記ベルトループ20の基端部側の端
部を中央側に折り曲げ形成するように、前記テープ材送
給手段32、前記テープ材寄せ手段33、前記テープ材
切断手段34および前記ループ供給手段35の動作を制
御するプログラムを格納するものを例示することができ
る。
【0160】このようなプログラムによるフルネス形成
動作についてより詳しく説明すると、操作パネル209
などに設けられた始動スイッチ(図示せず)をON操作
してテープ材12の送給動作を開始する。そして、1対
のつかみアーム85がテープ材12の先端部分を挟持す
ると、制御手段210から制御指令がテープ材繰出しモ
ータ44およびテープ材引出しモータ114に送出され
て、テープ材繰出しモータ44およびテープ材引出しモ
ータ114が駆動して、繰出しローラ40の回転による
テープ材12の繰り出しと、1対のつかみアーム85が
後退位置へ移動することによるテープ材12引き出し動
作とを同時に行い、1対のつかみアーム85がベルトル
ープ形成位置に到達するとテープ材12の先端がベルト
ループ形成位置に到達し、テープ材繰出しモータ44お
よびテープ材引出しモータ114が停止する。
【0161】この時、ベルトループ20にフルネスを形
成する場合には、テープ材12はベルトループ20を形
成するのに必要な長さ分が送給される。
【0162】ついで、テープ材12がベルトループ形成
位置に位置すると、テープ材寄せ手段33およびループ
供給手段35の1対の折曲シャフト170が前進してル
ープ折込位置に移動し、ベルトループ形成位置に位置す
るテープ材12の長手方向のほぼ中央部分の下面をフル
ネス形成手段165としてのテープ材支持部材120の
テープ材受面121によって下方から支持するととも
に、ベルトループ形成位置に位置するテープ材12の長
手方向の両端部分をループ供給手段35の1対の折曲シ
ャフトのフォーク172を形成する1対のピン171の
間に挿入する。ついで、1対のつかみアーム85が開動
作して1対のつかみアーム85が挟持しているテープ材
12の先端部分を離す。ついで、後折り曲げシャフト1
70bを回転駆動させてテープ材12の先端側の端部を
中央側に折り曲げる。ついで、テープ材送給手段32の
テープ材繰出し手段37の繰出しローラ40を回転駆動
してベルトループ20にフルネスを形成するのに必要な
長さ分を送給する。
【0163】この時、テープ材12の基端部側に、ベル
トループ20にフルネスを形成するのに必要な長さ分の
弛みが形成される。
【0164】ついで、テープ材寄せ手段33およびテー
プ材寄せ手段33のテープ材挟持手段166としてのテ
ープ材押え体130によるテープ材12の寄せて揃えて
位置決めして挟持する動作と、テープ材寄せ手段33の
テープ材受面121を上昇させることによるフルネスの
形成動作とを同時に行う。
【0165】この時、テープ材寄せ手段33のフルネス
形成手段165としてのテープ材受面121の上昇によ
って、テープ材12の基端部側に形成された弛みが吸収
される。
【0166】ついで、切断用駆動手段61が可動刃34
aを下方に向かって移動させた後で上昇させることによ
り、切断位置でフルネスを形成した状態のテープ材12
の基端部側を切断し、所定長さのベルトループ20をベ
ルトループ形成位置に形成する。ついで、前折り曲げシ
ャフト170aを回転駆動させてベルトループ20の基
端部側の端部を中央側に折り曲げる。ついで、テープ材
寄せ手段33によるベルトループ20の保持を開放す
る。なお、その他の動作は、前述した第1実施形態のベ
ルトループ供給装置31と同様であり、その詳しい説明
は省略する。
【0167】このような構成のフルネス形成動作によれ
ば、上記具体例と同様の効果を奏する。
【0168】前記フルネスの形成動作のまたさらに他の
具体例としては、フルネス動作制御部226に、前記テ
ープ材送給手段32により前記テープ材12をフルネス
の形成に必要な長さを加算した長さ分を送給した後に前
記テープ材寄せ手段33により前記テープ材12の位置
を所定位置へと寄せて位置決めし、その後前記1対のつ
かみアーム85から前記テープ材12の先端を外した後
に前記フルネス形成用駆動手段158を駆動して前記テ
ープ材寄せ手段33のフルネス形成手段165により前
記テープ材12を上方に持ち上げて前記テープ材12に
フルネスを形成し、その後前記テープ材切断手段34に
より前記テープ材12を基端部側で切断して所定の長さ
のベルトループ20を形成し、その後前記折曲用駆動手
段173a,173bを駆動して前記ベルトループ20
の両端部分を前記1対の折曲シャフト170の先端で中
央側に折り曲げ形成するように、前記テープ材送給手段
32、前記テープ材寄せ手段33、前記テープ材切断手
段34および前記ループ供給手段35の動作を制御する
プログラムを格納するものを例示することができる。
【0169】このようなプログラムによるフルネス形成
動作についてより詳しく説明すると、操作パネル209
などに設けられた始動スイッチ(図示せず)をON操作
してテープ材12の送給動作を開始する。そして、1対
のつかみアーム85がテープ材12の先端部分を挟持す
ると、制御手段210から制御指令がテープ材繰出しモ
ータ44およびテープ材引出しモータ114に送出され
て、テープ材繰出しモータ44およびテープ材引出しモ
ータ114が駆動して、繰出しローラ40の回転による
テープ材12の繰り出しと、1対のつかみアーム85が
後退位置へ移動することによるテープ材12引き出し動
作とを同時に行い、1対のつかみアーム85がベルトル
ープ形成位置に到達するとテープ材12の先端がベルト
ループ形成位置に到達し、テープ材繰出しモータ44お
よびテープ材引出しモータ114が停止する。
【0170】この時、ベルトループ20にフルネスを形
成する場合には、テープ材12はベルトループ20を形
成するのに必要な長さに、フルネスを形成するのに必要
な長さを加算した長さ分が送給される。
【0171】ついで、テープ材12がベルトループ形成
位置に位置すると、テープ材寄せ手段33およびループ
供給手段35の1対の折曲シャフト170が前進してル
ープ折込位置に移動し、ベルトループ形成位置に位置す
るテープ材12の長手方向のほぼ中央部分の下面をフル
ネス形成手段165としてのテープ材支持部材120の
テープ材受面121によって下方から支持するととも
に、ベルトループ形成位置に位置するテープ材12の長
手方向の両端部分をループ供給手段35の1対の折曲シ
ャフトのフォーク172を形成する1対のピン171の
間に挿通する。ついで、1対のつかみアーム85が開動
作して1対のつかみアーム85が挟持しているテープ材
12の先端部分を離す。ついでテープ材寄せ手段33お
よびテープ材寄せ手段33のテープ材挟持手段166と
してのテープ材押え体130によるテープ材12の寄せ
て揃えて位置決めして挟持する動作と、テープ材寄せ手
段33のテープ材受面121を上昇させることによるフ
ルネスの形成動作とを同時に行う。
【0172】この時、テープ材12の先端側は、1対の
つかみアーム85側からテープ材12の基端部側に移動
して戻される。
【0173】ついで、切断用駆動手段61が可動刃34
aを下方に向かって移動させた後で上昇させることによ
り、切断位置でフルネスを形成した状態のテープ材12
の基端部側を切断し、所定長さのベルトループ20をベ
ルトループ形成位置に形成する。ついで、前折り曲げシ
ャフト170aおよび後折り曲げシャフト170bを同
時に回転駆動させてベルトループ20の両端部を中央側
に折り曲げる。ついで、テープ材寄せ手段33のテープ
材挟持手段166としてのテープ材押え体130による
によるベルトループ20の保持(挟持)を開放する。な
お、その他の動作は、前述した第1実施形態のベルトル
ープ供給装置31と同様であり、その詳しい説明は省略
する。
【0174】このような構成のフルネス形成動作によれ
ば、上記各具体例と同様の効果を奏する。
【0175】図18および図19は本発明に係るベルト
ループ供給装置の第2実施形態を示すものであり、図1
8は折曲シャフト駆動手段近傍の要部を示す拡大正面図
であり、図19は制御手段を示すブロック図である。
【0176】本実施形態のベルトループ供給装置31A
は、前述した第1実施形態のベルトループ供給装置31
のテープ材寄せ手段33およびループ供給手段35を進
退動作させる3段式エアシリンダからなる折曲シャフト
移動駆動手段197をステッピングモータからなる折曲
シャフト移動駆動手段197Aとしたものであり、その
他の構成は、前述した第1実施形態のベルトループ供給
装置31と同様の構成とされている。よって、本実施形
態のベルトループ供給装置31Aにおいては、折曲シャ
フト移動駆動手段197Aにかかわる要部についてのみ
説明し、その他の構成の説明は省略する。また、前述し
た実施形態のものと同一乃至相当する構成については図
面中に同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0177】図18に示すように、本実施形態のベルト
ループ供給装置31Aは、テープ材寄せ手段33および
ループ供給手段35を進退動作させるためステッピング
モータからなる折曲シャフト移動駆動手段197Aを有
している。この折曲シャフト移動駆動手段197Aは、
その出力軸197Aaを上方に向けて取付基台240に
取着されている。そして、折曲シャフト移動駆動手段1
97Aの出力軸197Aaには、駆動ギア241が取着
されており、この駆動ギア241は、取付基台240に
回転自在に支持され駆動用歯付きベルトプーリ242に
噛合されている。この駆動用歯付きベルトプーリ242
は、取付基台240に適宜な間隔を隔てて回転自在に支
持された従動用歯付きベルトプーリ243と対をなすも
のであり、駆動用歯付きベルトプーリ242と従動用歯
付きベルトプーリ243とにはタイミングベルトと称さ
れる歯付きベルト244が掛けわたされている。そし
て、歯付きベルト244の一カ所に前記移動基体185
が適宜な移動基体固定部材245をもって固着されてい
る。
【0178】図19に示すように、制御手段210のI
/Oインターフェース213には、折曲シャフト移動用
作動電磁弁198のかわりに、ステッピングモータから
なる折曲シャフト移動駆動手段197Aが電気的に接続
されており、この折曲シャフト移動駆動手段197Aに
対して制御手段210から制御指令が送出されるように
なっている。
【0179】このような構成のベルトループ供給装置3
1Aによれば、前述した第1実施形態のベルトループ供
給装置31と同様の効果を奏するとともに、ステッピン
グモータからなる折曲シャフト移動駆動手段197A
は、ループ供給手段35を任意の位置で容易に停止させ
ることができるし、ループ供給手段35の移動速度を容
易に可変とすることができる。したがって、ベルトルー
プ20をベルトループ形成位置から一時停止位置へ移動
させる速度を遅くすることにより、縫製物Sをベルトル
ープ縫付けミシン2の縫製位置に位置決めする際にベル
トループ20が邪魔になるのを確実に防止して作業効率
および作業の安全性を共に向上させることができる。ま
た、学習部228を設けずともベルトループ20を一時
停止位置で停止させずにベルトループ形成位置から縫製
位置へ円滑に移動させることができる。
【0180】また、ベルトループ20を一時停止位置か
ら縫製位置へ移動させる速度を高速として、ベルトルー
プ20を縫製位置へ供給するサイクル時間を容易に短縮
することができ、その結果、作業効率を向上させること
ができる。
【0181】さらに、ループ供給手段35を停止直前に
減速することが容易にできるので、作業者の恐怖感を除
去することができる。
【0182】さらにまた、ステッピングモータからなる
折曲シャフト移動駆動手段197Aは、起動および停止
時において、前述した折曲シャフト移動用作動電磁弁1
98によって駆動されるエアシリンダからなる折曲シャ
フト移動駆動手段197の衝突音や作動音という大きな
騒音が発生しないので、作業環境を容易に向上させるこ
とができる。
【0183】さらにまた、本実施形態のベルトループ供
給装置31Aによれば、ステッピングモータからなる折
曲シャフト移動駆動手段197Aの駆動ステップ数を容
易に可変としてループ供給手段35を任意の位置で停止
させることができるので、縫製位置に位置させるベルト
ループ20の位置を容易に調整することができ、その結
果、ループ供給手段35と縫製位置との間隔をかえずに
ベルトループ20の幅がかわった場合のベルトループ2
0の縫い付けやベルトループ20のオフセット縫いなど
を容易に行うことができる。
【0184】なお、折曲シャフト移動駆動手段197A
としては、ステッピングモータに限らず、サーボモータ
などのループ供給手段35の移動速度および移動位置を
制御可能な電子制御モータでもよい。
【0185】また、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することがで
きる。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように本発明のベルトルー
プ供給装置によれば、テープ材寄せ手段は、ループ供給
手段に支持されて同動するので、テープ材を送給する際
に、駆動源を設けずともテープ材の走行経路から退避さ
せることができるとともに、テープ材の位置決めを確実
に行うことができるのでループ供給手段にテープ材を確
実にセットすることができ、その結果、ベルトループを
縫製位置まで安定した状態で供給することができる。
【0187】そして、隔調整手段と移動軌跡制御手段と
を有するテープ材寄せガイドは、テープ材寄せガイドと
テープ材との位置関係、すなわち、テープ材寄せガイド
とテープ材との距離をかえずにベルトループの長さに応
じてテープ材寄せガイドの間隔を容易に調節することが
できる。
【0188】さらに、フルネス動作制御部でテープ材寄
せ手段をフルネス形成用駆動手段によって上下方向に移
動可能に形成することにより、ベルトループに対して所
定のフルネスを容易かつ確実に形成することができる。
【0189】また、テープ材寄せ手段を上方に駆動する
フルネス形成用駆動手段は、1対の折曲シャフト間のテ
ープ材あるいはベルトループを上方に持ち上げることが
できるので、ベルトループに対してフルネスを容易かつ
確実に形成することができる。
【0190】また、ループ供給手段の1対の折曲シャフ
トを独立的に制御可能に形成することにより、ベルトル
ープの両端部をそれぞれ独立的、すなわち、異なるタイ
ミングで折り曲げることができる。
【0191】また、テープ材送給手段によりテープ材を
フルネスの形成に必要な長さを加算した長さ分を送給し
た後にテープ材寄せ手段によりテープ材の位置を所定位
置へと寄せて位置決めし、その後つかみアームからテー
プ材の先端を外した後にフルネス形成用駆動手段を駆動
してテープ材寄せ手段によりテープ材を上方に持ち上げ
てテープ材にフルネスを形成し、その後一方の折曲用駆
動手段を駆動してテープ材の先端側の端部を中央側に折
り曲げ形成し、その後テープ材切断手段によりテープ材
を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを形成
し、その後他方の折曲用駆動手段を駆動してベルトルー
プの基端部側の端部を中央側に折り曲げ形成するように
制御するフルネス動作制御部を設けることにより、ベル
トループに対してフルネスを容易かつ確実に形成するこ
とができる。
【0192】また、ループ供給手段の1対の折曲シャフ
トに各折曲シャフトを回転駆動可能な折曲用駆動手段を
それぞれ設け、テープ材送給手段によりテープ材を送給
した後にテープ材寄せ手段によりテープ材の位置を所定
位置へと寄せて位置決めし、その後つかみアームからテ
ープ材の先端を外した後に一方の折曲用駆動手段を駆動
してテープ材の先端側の端部を中央側に折り曲げ形成
し、その後テープ材送給手段のテープ材繰出し手段によ
りテープ材をフルネスの形成に必要な長さ分を送給し、
その後フルネス形成用駆動手段を駆動してテープ材寄せ
手段によりテープ材を上方に持ち上げてテープ材にフル
ネスを形成し、その後テープ材切断手段によりテープ材
を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを形成
し、その後他方の折曲用駆動手段を駆動してベルトルー
プの基端部側の端部を中央側に折り曲げ形成するように
制御するフルネス動作制御部を設けることにより、ベル
トループに対してフルネスを容易かつ確実に形成するこ
とができる。
【0193】また、テープ材送給手段によりテープ材を
フルネスの形成に必要な長さの1/2を加算した長さ分
を送給した後にテープ材挟持手段により1対の折曲シャ
フト間でテープ材を挟持し、その後テープ材送給手段に
よりテープ材の先端の位置をフルネスの形成に必要な長
さの1/2を戻すとともにテープ材をフルネスの形成に
必要な長さの1/2だけ送給し、その後フルネス形成手
段を駆動してテープ材を上方に持ち上げてテープ材にフ
ルネスを形成するように制御するフルネス動作制御部を
設けることにより、ベルトループに対してフルネスを容
易かつ確実に形成することができる。
【0194】また、折曲シャフト移動制御部は、折曲シ
ャフトの移動中の速度を高速とするとともに、折曲シャ
フトの停止直前の速度を減速することが容易にでき、そ
の結果、作業効率を向上させることができるとともに、
衝突音や作動音という大きな騒音の発生を防止して作業
環境を容易に向上させることができる。
【0195】また、折曲シャフト移動制御部は、折曲シ
ャフトを任意の位置で停止させることができるので、ベ
ルトループ縫付けミシンの縫製位置に供給した際のベル
トループの位置を容易に調節することができ、その結
果、ループ供給手段と縫製位置との間隔をかえずに、す
なわちループ供給手段の位置を変えずに、ベルトループ
の幅がかわった場合のベルトループの縫い付けやベルト
ループのオフセット縫いなどを容易に行うことができ
る。
【0196】また、身頃検出手段を設けることにより、
縫製物がベルトループ縫付けミシンの縫製位置にセット
されたか否かを容易に検出することができる。
【0197】また、ループ供給スイッチと学習部とを設
けることにより、作業者の動作タイミングに合わせてル
ープ供給手段を自動的に動作させることができるので、
作業者の労力を低減することができる。
【0198】また、身頃検出手段とループ供給スイッチ
と学習部とを設けることにより、作業者の動作タイミン
グに合わせてループ供給手段を自動的により容易に動作
させることができるので、作業者の労力をより低減する
ことができる。
【0199】また、供給開始時間学習部を設けることに
より、作業者が縫製物をベルトループ縫付けミシンの縫
製位置にセットすると、ループ供給スイッチを操作する
ことなく作業者の動作タイミングに合わせてループ供給
手段を自動的に動作させて、ベルトループを縫製位置へ
供給することができるので、作業者の労力を低減するこ
とができる。
【0200】また、操作間隔時間学習部を設けることに
より、作業者が縫製物をベルトループ縫付けミシンの縫
製位置にセットした状態で、ループ供給スイッチを操作
することなく作業者の動作タイミングに合わせてループ
供給手段を自動的に動作させてベルトループを縫製位置
へ供給することができるので、1つの縫製物に複数のベ
ルトループを縫い付ける際の作業者の労力を低減するこ
とができる。
【0201】また、ループ自動退避部を設けることによ
り、縫製物をベルトループ縫付けミシンの縫製位置に位
置決めする際に邪魔になるものがないので、縫製物の位
置決めを容易に行うことができる。
【0202】したがって、本発明のベルトループ供給装
置によれば、所定形状のベルトループを縫製位置に確実
かつ安定して供給することができるという極めて優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベルトループ供給装置の第1実
施形態の要部をベルトループ縫付けミシンとともに示す
模式図
【図2】 図1のテープ材送給手段およびテープ材切断
手段34の要部の正面図
【図3】 図1のテープ材寄せ手段の分解斜視図
【図4】 図1のテープ材寄せ手段のループ保持状態に
おける先端部近傍の拡大平面図
【図5】 図1のテープ材寄せ手段の1対のテープ材寄
せガイドに設けた寄せピンの間隔調整状説明する説明図
【図6】 図1のテープ材寄せ手段の開放状態における
先端部近傍をループ供給手段の一部とともに示す拡大正
面図
【図7】 図1のテープ材寄せ手段の保持状態における
先端部近傍をループ供給手段の一部とともに示す拡大正
面図
【図8】 図1のテープ材寄せ手段のフルネスを形成す
る場合のフルネス作動状態をループ供給手段の一部とと
もに示す拡大正面図
【図9】 図8のE−E線に沿った一部省略断面図
【図10】 図1のテープ材寄せ手段の先端部を持ち上
げる前のテープ材寄せ手段の開放および保持状態におけ
る図8のE−E線に沿った一部省略断面図
【図11】 図1のテープ材寄せ手段によるベルトルー
プにフルネスを形成しない通常状態をループ供給手段の
一部とともに示す拡大正面図
【図12】 図11のF−F線に沿った一部省略断面図
である。
【図13】 図1のループ供給手段の折曲シャフト近傍
の分解斜視図
【図14】 図1のループ供給手段の折曲シャフト移動
駆動手段近傍の分解斜視図
【図15】 図1のベルトループ供給装置の制御手段を
示すブロック図
【図16】 本発明に係るベルトループ供給装置の第1
実施形態のテープ材送給手段によるテープ材の送給状態
を説明する模式図
【図17】 本発明に係るベルトループ供給装置の第1
実施形態によるフルネスの形成状態をベルトループの側
面から見て示す模式図
【図18】 本発明に係るベルトループ供給装置の第5
実施形態の折曲シャフト駆動手段近傍の要部を示す拡大
正面図
【図19】 本発明に係るベルトループ供給装置の第5
実施形態の制御手段の構成を示す図15と同様の図
【図20】 従来のベルトループ縫付けミシンに用いら
れるベルトループ供給装置の一例の要部を示す斜視図
【図21】 図20の正面図
【図22】 図20のベルトループ供給装置によるテー
プ材の送給状態を説明する説明図
【図23】 図20のベルトループ供給装置によるテー
プ材を切断してベルトループを形成した後にベルトルー
プの両端部を中央側に向けて折り曲げた状態を示す図2
2と同様の図
【図24】 図20のベルトループ供給装置によるベル
トループの保持状態を解除した状態を示す図22と同様
の図
【符号の説明】
12 テープ材 20 ベルトループ 31、31A ベルトループ供給装置 32 テープ材送給手段 33 テープ材寄せ手段 34 テープ材切断手段 34a 可動刃 34b 固定刃 35 ループ供給手段 37 テープ材繰出し手段 38 テープ材引出し手段 40 繰出しローラ 44 テープ材繰出しモータ 61 切断用駆動手段 62 切断用駆動手段作動電磁弁 85 つかみアーム 85a 固定アーム 85b 可動アーム 98 (開閉駆動手段としての)エアシリンダ 100 開閉駆動手段作動電磁弁 114 テープ材引出しモータ 120 テープ材支持部材 121 テープ材受面 122 位置決め体 122a 当接面 126 長穴 127 寄せ支持軸 128 寄せ基板 130 テープ材押え体 134 (間隔調整手段としての)長穴 135 (移動軌跡制御手段としての)円弧状長穴 136 (寄せ体として)寄せピン 142 テープ材寄せ部材 144 リンク板 145 リンク支持軸 149 テープ材寄せ駆動手段 151 テープ材寄せ作動電磁弁 158 フルネス形成用駆動手段 162 フルネス作動電磁弁 163 調整板 165 フルネス形成手段 166 テープ材挟持手段 170 折曲シャフト 170a 前折曲シャフト 170b 後折曲シャフト 172 フォーク 173a、173b 折曲用駆動手段 184 コロ 185 移動基体 190a、190b 折曲用作動電磁弁 191 移動軌跡規制部材 192 カム溝 197、197A 折曲シャフト移動駆動手段 198 折曲シャフト移動用作動電磁弁 207 ループ供給スイッチ 208 身頃検出センサ 209 操作パネル 210 制御手段 211 CPU 212 メモリ 213 I/Oインターフェース 220 動作制御部 221 送給速度制御部 226 フルネス動作制御部 227 ループ自動退避部 228 学習部 228A 供給開始時間学習部 228B 操作間隔時間学習部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正彦 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 北田 賢治 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 風晴 広行 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テー
    プ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを
    形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの両
    端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位置
    に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ供
    給装置において、 前記1対の折曲シャフト間で前記テープ材あるいは前記
    ベルトループの位置を所定位置へと寄せて位置決めする
    テープ材寄せ手段を備え、 前記テープ材寄せ手段が前記ループ供給手段に支持され
    て同動することを特徴とするベルトループ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ材寄せ手段は、 前記テープ材を所定位置に寄せるため前記テープ材の長
    手方向に平行に配設される1対のテープ材寄せガイド
    と、 前記各テープ材寄せガイドの間隔調整に用いる間隔調整
    手段と、 前記各テープ材寄せガイドの移動軌跡が前記テープ材の
    長手方向に沿ってほぼ平行に移動するように規制する移
    動軌跡制御手段と、を有することを特徴とする請求項1
    に記載のベルトループ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ材寄せ手段を上方に駆動する
    フルネス形成用駆動手段を備え、 前記フルネス形成用駆動手段の駆動による前記テープ材
    寄せ手段の上昇動作により前記1対の折曲シャフト間の
    前記テープ材あるいは前記ベルトループを上方に持ち上
    げてフルネスを形成することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のベルトループ供給装置。
  4. 【請求項4】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テー
    プ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを
    形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの両
    端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して中央側に
    折り曲げて縫製位置に供給可能なループ供給手段とを有
    するベルトループ供給装置において、 前記ループ供給手段の1対の折曲シャフトに各折曲シャ
    フトを回転駆動可能な折曲用駆動手段をそれぞれ設ける
    とともに、これら折曲用駆動手段を独立的に制御可能に
    形成したことを特徴とするベルトループ供給装置。
  5. 【請求項5】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記1対の折曲シャフト間で前記テープ材あるい
    は前記ベルトループの位置を所定位置へと寄せて位置決
    めするテープ材寄せ手段と、前記ベルトループ形成位置
    に送給された前記テープ材を基端部側で切断して所定の
    長さのベルトループを形成可能なテープ材切断手段と、
    前記ベルトループの両端部分を1対の折曲シャフトの先
    端で支持して縫製位置に供給可能なループ供給手段とを
    有するベルトループ供給装置において、 前記テープ材送給手段を、前記テープ材をベルトループ
    形成位置に向かって繰り出すため繰出しローラを回転駆
    動可能に形成したテープ材繰出し手段と、前記テープ材
    をベルトループ形成位置に向かって引き出すため前記テ
    ープ材を挟持するつかみアームを進退駆動可能に形成し
    たテープ材引出し手段とにより形成し、 前記テープ材寄せ手段をフルネス形成用駆動手段によっ
    て上下方向に移動可能に形成し、 前記ループ供給手段の1対の折曲シャフトに各折曲シャ
    フトを回転駆動可能な折曲用駆動手段をそれぞれ設け、 前記テープ材送給手段により前記テープ材をフルネスの
    形成に必要な長さを加算した長さ分を送給した後に前記
    テープ材寄せ手段により前記テープ材の位置を所定位置
    へと寄せて位置決めし、その後前記つかみアームから前
    記テープ材の先端を外した後に前記フルネス形成用駆動
    手段を駆動して前記テープ材寄せ手段により前記テープ
    材を上方に持ち上げて前記テープ材にフルネスを形成
    し、その後一方の折曲用駆動手段を駆動して前記テープ
    材の先端側の端部を中央側に折り曲げ形成し、その後前
    記テープ材切断手段により前記テープ材を基端部側で切
    断して所定の長さのベルトループを形成し、その後他方
    の折曲用駆動手段を駆動して前記ベルトループの基端部
    側の端部を中央側に折り曲げ形成するように制御するフ
    ルネス動作制御部を設けたことを特徴とするベルトルー
    プ供給装置。
  6. 【請求項6】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記1対の折曲シャフト間で前記テープ材あるい
    は前記ベルトループの位置を所定位置へと寄せて位置決
    めするテープ材寄せ手段と、前記ベルトループ形成位置
    に送給された前記テープ材を基端部側で切断して所定の
    長さのベルトループを形成可能なテープ材切断手段と、
    前記ベルトループの両端部分を1対の折曲シャフトの先
    端で支持して縫製位置に供給可能なループ供給手段とを
    有するベルトループ供給装置において、 前記テープ材送給手段を、前記テープ材をベルトループ
    形成位置に向かって繰り出すため繰出しローラを回転駆
    動可能に形成したテープ材繰出し手段と、前記テープ材
    をベルトループ形成位置に向かって引き出すため前記テ
    ープ材を挟持するつかみアームを進退駆動可能に形成し
    たテープ材引出し手段とにより形成し、 前記テープ材寄せ手段をフルネス形成用駆動手段によっ
    て上下方向に移動可能に形成し、 前記ループ供給手段の1対の折曲シャフトに各折曲シャ
    フトを回転駆動可能な折曲用駆動手段をそれぞれ設け、 前記テープ材送給手段により前記テープ材を送給した後
    に前記テープ材寄せ手段により前記テープ材の位置を所
    定位置へと寄せて位置決めし、その後前記つかみアーム
    から前記テープ材の先端を外した後に一方の折曲用駆動
    手段を駆動して前記テープ材の先端側の端部を中央側に
    折り曲げ形成し、その後前記テープ材送給手段のテープ
    材繰出し手段により前記テープ材をフルネスの形成に必
    要な長さ分を送給し、その後前記フルネス形成用駆動手
    段を駆動して前記テープ材寄せ手段により前記テープ材
    を上方に持ち上げて前記テープ材にフルネスを形成し、
    その後前記テープ材切断手段により前記テープ材を基端
    部側で切断して所定の長さのベルトループを形成し、そ
    の後他方の折曲用駆動手段を駆動して前記ベルトループ
    の基端部側の端部を中央側に折り曲げ形成するように制
    御するフルネス動作制御部を設けたことを特徴とするベ
    ルトループ供給装置。
  7. 【請求項7】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テー
    プ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを
    形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの両
    端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位置
    に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ供
    給装置において、 前記1対の折曲シャフト間で前記テープ材あるいは前記
    ベルトループにフルネスを形成するように当接するフル
    ネス形成手段と、 前記フルネス形成手段との協働により前記テープ材ある
    いは前記ベルトループを挟持可能なテープ材挟持手段
    と、 前記テープ材送給手段により前記テープ材をフルネスの
    形成に必要な長さの1/2を加算した長さ分を送給した
    後に前記テープ材挟持手段により前記1対の折曲シャフ
    ト間で前記テープ材を挟持し、その後前記テープ材送給
    手段により前記テープ材の先端の位置をフルネスの形成
    に必要な長さの1/2を戻すとともに前記テープ材をフ
    ルネスの形成に必要な長さの1/2だけ送給し、その後
    前記フルネス形成手段を駆動して前記テープ材を上方に
    持ち上げて前記テープ材にフルネスを形成するように制
    御するフルネス動作制御部と、を有することを特徴とす
    るベルトループ供給装置。
  8. 【請求項8】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テー
    プ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを
    形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの両
    端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位置
    に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ供
    給装置において、 前記ループ供給手段が、前記1対の折曲シャフトを進退
    駆動する折曲シャフト移動駆動手段を備え、 前記折曲シャフト移動駆動手段の移動速度を制御する折
    曲シャフト移動制御部を設けたことを特徴とするベルト
    ループ供給装置。
  9. 【請求項9】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
    れたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給手
    段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テー
    プ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループを
    形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの両
    端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位置
    に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ供
    給装置において、 前記ループ供給手段が、前記1対の折曲シャフトを進退
    駆動する折曲シャフト移動駆動手段を備え、 前記折曲シャフト移動駆動手段の停止位置を制御して任
    意の位置に停止可能とする折曲シャフト移動制御部を設
    けたことを特徴とするベルトループ供給装置。
  10. 【請求項10】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ
    材をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設け
    られたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給
    手段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テ
    ープ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループ
    を形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの
    両端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位
    置に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ
    供給装置において、 前記ベルトループ縫付けミシンの縫製位置に縫製物がセ
    ットされたか否かを検出する身頃検出手段を設けたこと
    を特徴とするベルトループ供給装置。
  11. 【請求項11】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ
    材をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設け
    られたベルトループ形成位置に送給可能なテープ材送給
    手段と、前記ベルトループ形成位置に送給された前記テ
    ープ材を基端部側で切断して所定の長さのベルトループ
    を形成可能なテープ材切断手段と、前記ベルトループの
    両端部分を1対の折曲シャフトの先端で支持して縫製位
    置に供給可能なループ供給手段とを有するベルトループ
    供給装置において、 前記ループ供給手段による前記ベルトループの縫製位置
    への移動開始を入力可能なループ供給スイッチと、 前記ループ供給手段の動作を作業者の動作に合わせる学
    習機能を具備する学習部と、を設けたことを特徴とする
    ベルトループ供給装置。
  12. 【請求項12】 前記ベルトループ縫付けミシンの縫製
    位置に縫製物がセットされたか否かを検出する身頃検出
    手段を設けたことを特徴とする請求項11に記載のベル
    トループ供給装置。
  13. 【請求項13】 前記学習部は、縫製物に最初の前記ベ
    ルトループを縫い付けるため前記身頃検出手段が縫製位
    置に縫製物がセットされたのを検出した後に作業者が前
    記ループ供給スイッチを操作して前記ベルトループの縫
    製位置への供給を終了するまでの時間を学習する供給開
    始時間学習部を有することを特徴とする請求項12に記
    載のベルトループ供給装置。
  14. 【請求項14】 前記学習部は、縫製物に複数のベルト
    ループを縫い付けるため前記身頃検出手段が縫製位置に
    縫製物がセットされたのを検出した状態で作業者が2番
    目以後の前記ベルトループを縫製位置に供給するように
    前記ループ供給スイッチを操作して前記ベルトループの
    縫製位置への供給を終了するまでの操作間隔時間を学習
    する操作間隔時間学習部を有することを特徴とする請求
    項12または請求項13の何れか1項に記載のベルトル
    ープ供給装置。
  15. 【請求項15】 前記ベルトループがすでに縫製位置に
    移動している場合には、一定時間待機した後に縫製動作
    が開始されなければ前記ベルトループをベルトループ形
    成位置に移動させるように前記ループ供給手段の動作を
    制御するループ自動退避部を設けたことを特徴とする請
    求項13または請求項14に記載のベルトループ供給装
    置。
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