JP2005287543A - ボタン付けミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボタンを生地に縫い付ける縫目に適度な弛みを確実に持たせることができる、ボタン付けミシンを提供する。
【解決手段】 ボタン付けミシン1は、ミシン本体2、押えアーム3、アーム駆動機構4、1対のボタン把持部材5、把持部材開閉機構6、1対のボタン把持部材5とは独立に押えアーム3の先端側部分に装着され、1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUを縫い付ける生地WのうちボタンBの近傍部分をベッド部2aの針板14上に押える左右1対の押え部材7、1対の押え部材7の押え部62同士の間の間隔を調節して固定可能な押え開閉位置調節機構8、1対の押え部材7に対する1対のボタン把持部材5の高さ位置を夫々調節して固定可能な把持高さ調節機構9を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明はボタンを生地に縫い付けるボタン付けミシンに関するものである。
従来、本願出願人が実用化しているボタン付けミシンには、ミシン本体のベッド部に上下動可能に基端側部分が枢支された押えアームと、この押えアームの先端側部分に水平方向へ開閉自在に装着され閉状態でボタンを把持可能な1対のボタン把持部材と、1対のボタン把持部材を開閉させる把持部材開閉機構と、1対のボタン把持部材で把持されたボタンを縫い付ける生地のうち前記ボタンの近傍部分をベッド部の針板上に押える1対の押え部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このボタン付けミシンでは、1対のボタン把持部材の下面部に1対の押え部が一体的に設けられており、1対のボタン把持部材で把持するボタンの大きさに応じて、1対のボタン把持部材間の間隔が変化すると1対の押え部間の間隔も変化する。
ところで、生地に縫い付けたボタンが生地に密着しすぎると、そのボタンをボタン穴へ通すボタン通しが難しくなり、無理にボタン通しを行おうとすると、ボタンがちぎれてしまう虞もある。そこで、特許文献1のボタン付けミシンでは、針板に針穴と連通する細長い溝が形成され、この溝内に針穴を横切る細長い弛み形成部材が配設されている。
このボタン付けミシンにおいて、ボタンを生地に縫い付けるために、押え部(ボタン把持部材の下面)で生地を針板上に押えると、ボタン把持部材によりボタンは生地上に浮いた状態で保持され、ボタン下側の生地の下面に弛み形成部材が当接する。この状態で、ミシンによるボタンの縫い付けが行われると、ボタン穴を渡る生地下側の渡り糸が弛み形成部材の下側を渡った状態となる。つまり、ボタンの縫い付け後、その渡り糸を弛み形成部材から抜くことで、ボタンを生地に縫い付ける縫目に弛みを持たせる。
実公昭61−7659号公報
1対のボタン把持部材の下面部に1対の押え部を一体的に設けたボタン付けミシンでは、1対のボタン把持部材で把持するボタンが大きくなると、1対のボタン把持部材間の間隔つまり1対の押え部間の間隔が大きくなる。この場合、ボタン把持部材によりボタンを生地上に浮かせた状態で保持して、ボタンの縫い付けを行っても、1対の押え部で押えることができない、それら押え部間の生地部分が大きくなるため、生地がボタンに引き付けられ、ボタンを生地に縫い付ける縫目に必要な弛みを持たせることができない虞がある。
特許文献1のボタン付けミシンでは、弛み形成部材によりボタンを生地に縫い付ける縫目に弛みを持たせるようにしているが、1対のボタン把持部材で把持するボタンが大きくなると、やはり、1対の押え部間の間隔が大きくなるため、生地がボタンに引き付けられて、糸緩め効果を十分に発揮できないこと、生地へのボタンの縫い付け後、その渡り糸を弛み形成部材から抜く作業が煩雑であること、その際、渡り糸が損傷、更には切れる虞があること、等の問題がある。
従来より、ボタンを生地に縫い付ける縫目に所望の弛みを持たせたいという要請がある。そのために、生地の素材や厚さに応じて糸張力を調整して対応することが考えられるが、上記課題がある以上、所望の弛みを持たせることは難しい。他方、ボタン把持部材で把持するボタンの高さ位置を変更することが考えられる。しかし、ボタン近傍の生地部分を針板上に確実に押えることができないのであれば、生地がボタンに引き付けられるため、結局、ボタンを生地に縫い付ける縫目に所望の弛みを持たせることが難しい。
本発明の目的は、ボタンを生地に縫い付ける縫目に適度な弛みを確実に持たせることができる、ボタン付けミシンを提供することである。
請求項1のボタン付けミシンは、ミシン本体のベッド部に上下動可能に基端側部分が枢支された押えアームと、この押えアームの先端側部分に水平方向へ開閉自在に装着され閉状態でボタンを把持可能な1対のボタン把持部材と、1対のボタン把持部材を開閉させる把持部材開閉機構とを備えたボタン付けミシンにおいて、前記1対のボタン把持部材とは独立に押えアームの先端側部分に装着され、1対のボタン把持部材で把持されたボタンを縫い付ける生地のうち前記ボタンの近傍部分をベッド部の針板上に押える1対の押え部材と、前記1対の押え部材同士の間の間隔を調節して固定可能な押え開閉位置調節機構と、前記押え部材に対するボタン把持部材の高さ位置を調節して固定可能な把持高さ調節機構とを備えたことを特徴とする。
把持部材開閉機構により1対のボタン把持部材が開閉され、1対のボタン把持部材が閉状態に切り換えられ、この閉状態の1対のボタン把持部材によりボタンが把持される。尚、閉状態における1対のボタン把持部材間の間隔は、把持するボタンの大きさに応じて変化する。また、押えアームを上げた状態で、針板上に生地がセットされ、次に、押えアームを下げると、1対の押え部材により、1対のボタン把持部材で把持されたボタンを縫い付ける生地のうちボタンの近傍部分が針板上に押えられ、この状態で、ミシン本体によりボタンが生地に縫い付けられる。
さて、押え開閉位置調節機構により、1対の押え部材同士の間の間隔(以下、押え間隔という)を調節して固定することができる。1対の押え部材は、1対のボタン把持部材とは独立に押えアームの先端側部分に装着されているため、押え間隔は、1対のボタン把持部材の開閉に関係なく、押え開閉位置調節機構で調節した位置に固定される。ここで、押え間隔については、ボタンに形成されたボタン穴を挿通する縫針と1対の押え部材とが干渉しないように、これら押え部材をできるだけ接近させた状態の間隔にすることが好ましく、これにより、ボタンを生地に縫い付ける際に、その縫糸により生地が浮き上がりボタンに引き付けられることを極力防止することができる。
また、把持高さ調節機構により、押え部材に対するボタン把持部材の高さ位置(以下、把持高さという)を調節して固定することができる。そして、前記のように、ボタンを生地に縫い付ける際に、その縫糸により生地が浮き上がりボタンに引き付けられることを極力防止できるため、把持高さ調節機構で調節した把持高さに応じた生地とボタンとの間隔を保持して、ボタンを生地に縫い付けることができ、ボタンを生地に縫い付ける縫目に適度な弛みを確実に持たせることが可能になる。
ここで、前記ボタン付けミシンを次のように構成することが好ましい。
前記押え開閉位置調節機構は、1対の押え部材の基端部を夫々鉛直軸心回りに押えアームに枢支する1対の枢支部と、押えアームにスライド自在にガイドされ且つ1対のカム溝が形成された開閉作動板と、1対の押え部材に設けられ1対のカム溝に夫々案内された1対のカム従動子と、押えアームに開閉作動板を固定する為の締結部材とを有する(請求項2)。
前記把持高さ調節機構は、押えアームに設けた把持用取付台に設けられボタン把持部材を取り付ける為の縦向きの取付部と、取付部とボタン把持部材の一方に形成された上下に長い長穴と、この長穴を挿通する締結ネジ部材とを有する(請求項3)。
前記1対のボタン把持部材に把持されたボタンを上側から押える1対のボタン押え部材を設け、前記1対のボタン押え部材は前記把持高さ調節機構を介して1対のボタン把持部材に夫々高さ調節可能に装着される(請求項4)。
前記押えアーム又は押えアームに設けた押え用取付台に連結された把持用取付台に、1対のボタン把持部材と把持部材開閉機構が取り付けられ、前記把持高さ調節機構は、押えアーム又は押え用取付台に対して把持用取付台を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な1又は複数の高さ調節部材を有する(請求項5)。
前記高さ調節部材は、押え用取付台と把持用取付台の一方に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、且つ、押え用取付台と把持用取付台の他方に螺合された高さ調節ネジからなる(請求項6)。
請求項1のボタン付けミシンによれば、押え開閉位置調節機構により、1対の押え部材同士の間の間隔(押え間隔)を調節して固定でき、1対の押え部材は、1対のボタン把持部材とは独立に押えアームの先端側部分に装着されているため、押え間隔は、1対のボタン把持部材の開閉に関係なく、押え開閉位置調節機構で調節した位置に固定できる。従って、押え間隔を適当に調節して、ボタンを生地に縫い付ける際に、その縫糸により生地が浮き上がりボタンに引き付けられることを極力防止できる。更に、把持高さ調節機構により、押え部材に対するボタン把持部材の高さ位置(把持高さ)を調節して固定できるため、把持高さ調節機構で調節した把持高さに応じた生地とボタンとの間隔を保持して、ボタンを生地に縫い付けることができ、ボタンを生地に縫い付ける縫目に適度な弛みを確実に持たせることが可能になる。
請求項2のボタン付けミシンによれば、押え開閉位置調節機構は、1対の押え部材の基端部を夫々鉛直軸心回りに押えアームに枢支する1対の枢支部と、押えアームにスライド自在にガイドされ且つ1対のカム溝が形成された開閉作動板と、1対の押え部材に設けられ1対のカム溝に夫々案内された1対のカム従動子と、押えアームに開閉作動板を固定する為の締結部材とを有するので、開閉作動板を押えアームに対して固定解除してスライドさせることにより、押え間隔を簡単に調節することができ、締結部材で押えアームに開閉作動板を固定して、調節した押え間隔を確実に固定することができる。
請求項3のボタン付けミシンによれば、把持高さ調節機構は、押えアームに設けた把持用取付台に設けられボタン把持部材を取り付ける為の縦向きの取付部と、取付部とボタン把持部材の一方に形成された上下に長い長穴と、この長穴を挿通する締結ネジ部材とを有するので、ボタン把持部材を取付部に締結ネジ部材で固定することができ、その締結ネジ部材を弛めて、取付部に対してボタン把持部材を上下に移動させて、把持高さを簡単に調節し、締結ネジ部材を締めて、調節した把持高さを確実に固定することができる。
請求項4のボタン付けミシンによれば、1対のボタン把持部材に把持されたボタンを上側から押える1対のボタン押え部材を設け、前記1対のボタン押え部材は前記把持高さ調節機構を介して1対のボタン把持部材に夫々高さ調節可能に装着されるので、ボタンの厚さに応じて1対のボタン押え部材を調節して、それらボタン押え部材により1対のボタン把持部材に把持されたボタンを上側から確実に押えて保持することができ、また、把持高さ調節機構を利用して1対のボタン把持部材に1対のボタン押え部材を装着することができるため、構造を簡単化し製作コスト的にも有利になる。
請求項5のボタン付けミシンによれば、押えアーム又は押えアームに設けた押え用取付台に連結された把持用取付台に、1対のボタン把持部材と把持部材開閉機構が取り付けられ、前記把持高さ調節機構は、押えアーム又は押え用取付台に対して把持用取付台を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な1又は複数の高さ調節部材を有するので、1対のボタン把持部材と把持部材開閉機構の機能を損なうことなく、1又は複数の高さ調節部材により、押えアーム又は押え用取付台に対して把持用取付台を支持し、その把持用取付台を上下方向へ高さ調節することにより、把持高さを簡単に調節して固定することができる。
請求項6のボタン付けミシンによれば、高さ調節部材は、押え用取付台と把持用取付台の一方に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、且つ、押え用取付台と把持用取付台の他方に螺合された高さ調節ネジからなるので、1又は複数の高さ調節部材を回動させることにより、押え用取付台に対して把持用取付台を簡単に且つ確実に上下方向へ高さ調節することができる。
本実施形態のボタン付けミシンは、ミシン本体と、ミシン本体のベッド部に上下動可能に基端側部分が枢支された押えアームと、この押えアームの先端側部分に水平方向へ開閉自在に装着され閉状態でボタンを把持可能な1対のボタン把持部材と、1対のボタン把持部材を開閉させる把持部材開閉機構と、1対のボタン把持部材とは独立に押えアームの先端側部分に装着され、1対のボタン把持部材で把持されたボタンを縫い付ける生地のうち前記ボタンの近傍部分をベッド部の針板上に押える1対の押え部材と、1対の押え部材同士の間の間隔を調節して固定可能な押え開閉位置調節機構と、押え部材に対するボタン把持部材の高さ位置を調節して固定可能な把持高さ調節機構とを備えたものである。
以下、本発明の実施例1について、図1〜図9に基づいて説明する。
図1〜図9に示すように、ボタン付けミシン1は、ミシン本体2、ミシン本体2のベッド部2aに上下動可能に基端側部分(後端側部分)が枢支された押えアーム3、押えアーム3を上下に駆動するパルスモータ35を有するアーム駆動機構4、押えアーム3の先端側部分(前端側部分)に水平方向へ開閉自在に装着され閉状態でボタンBUを把持可能な左右1対のボタン把持部材5、1対のボタン把持部材5を開閉させる把持部材開閉機構6、1対のボタン把持部材5とは独立に押えアーム3の先端側部分に装着され、1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUを縫い付ける生地WのうちボタンBUの近傍部分をベッド部2aの針板14上に押える左右1対の押え部材7、1対の押え部材7の押え部62同士の間の間隔(以下、押え間隔Aという)を調節して固定可能な押え開閉位置調節機構8、1対の押え部材7に対する1対のボタン把持部材5の高さ位置(以下、把持高さBという)を夫々調節して固定可能な把持高さ調節機構9を備えている。
図1〜図3に示すように、ミシン本体2は、ベッド部2a、ベッド部2aの後部に立設された脚柱部2b、脚柱部2bの上部から前方へ延びるアーム部2c、アーム部2cの前部に設けられた頭部2dを有する。頭部2dには針棒10が上下動可能に支持され、その針棒10の下端部に縫針11が装着されている。ベッド部2aの内部には回転釜13が装着され、上下動する縫針11と回転する回転釜13とが協動して、針板14上の生地Wに縫目を形成する。ベッド部2aには送り台15が前後移動可能に設けられ、送り台15の後端部に押えアーム3の後端部が左右方向向きの軸15aを介して回動可能に枢支されている。送り台15にはベッド部2aの上面に摺接する送り板16が固定され、送り板16の前部には矩形の縫製用穴16aが形成されている。図示略の送り駆動機構により、送り台15と共に押えアーム3と送り板16が一体的に前後方向へ移動駆動される。
図1、図3〜図9に示すように、押えアーム3は、後端部が送り台15に連結されたアーム本体20、アーム本体20の前端部に左右1対のボルト21により連結された押え用取付台22、押え用取付台22の上側に所定間隔を空けて配設され且つ押え用取付台22に左右1対の短尺円筒状のスペーサ23とボルト24とを介して連結された把持用取付台25を有し、把持用取付台25に、1対のボタン把持部材5と把持部材開閉機構6が取り付けられ、押え用取付台22に、1対の押え部材7と押え開閉位置調節機構8が取り付けられている。アーム本体20には、その前端部に上側へ延びるL形部材26が装着され、その後側にバネ装着棒32の下端部が係合する穴20aが形成されている。
図1〜図3に示すように、アーム駆動機構4は、ミシン本体2のアーム部2cに固定されて下側へ張り出す逆ヘ字形のブラケット30、ブラケット30の下端部に左右方向向きの軸心回りに回動可能に枢支された前後方向に長い押え上げレバー31、ブラケット30の前上端部のバネ受け部30aに上端部分が連結されて下方へ延びるバネ装着棒32、バネ装着棒32に外装され且つブラケット30のバネ受け部30aとバネ装着棒32の下部の鍔部32aの間に介装された圧縮コイルバネ33、押え上げレバー31を回動させるレバー駆動部34を有する。押え上げレバー31の長さ方向途中部がブラケット30に枢支され、押え上げレバー31の前端部分がL形部材26の水平部の下側に位置している。また、押えアーム3が前後方向へ移動した場合にバネ装着棒32は傾動し得るように、バネ装着棒32がブラケット30に連結されている。
レバー駆動部34は、脚柱部2bの後側のカバー2e内に設けられたパルスモータ35、パルスモータ35の出力軸35aに固着の駆動ギヤ36、駆動ギヤ36に噛合する従動ギヤ37、従動ギヤ37が固着されミシンフレームに枢支された軸38、軸38に固着されたカム39、ミシンフレームに枢支され下端部にカム39に係合するコロ40が装着されたく字形の第1リンク部材41、第1リンク部材41の上端部に後端部が連結された連杆42、アーム部2cのミシンフレームに枢支され下端部に連杆42の前端部が連結されたL形の第2リンク部材43、第2リンク部材43の前端部に連結された角駒44、角駒44に前後方向に相対的に移動可能に連結された上下に長い駆動ロッド45、駆動ロッド45に連結されアーム部2cの下側に配設された連結部材46を有する。尚、コロ40がカム39に係合する方向へ第1リンク部材41を付勢するバネ47が設けられている。
連結部材46に押え上げレバー31の後端部が回動可能且つ前後方向へ相対移動可能に連結されており、パルスモータ35が駆動されると、その駆動力が前記部材36〜46を介して押え上げレバー31に伝達され、押え上げレバー31が回動駆動される。押え上げレバー31の前端部分がL形部材26の水平部に係合しない状態で、圧縮コイルバネ33により下側へ付勢された、押えアーム3の前端側部分に装着された1対の押え部材7の押え部62が送り板16上に押圧される。
この状態から、レバー駆動部34により押え上げレバー31が図1の矢印aの方向へ回動されると、押え上げレバー31の前端部分がL形部材26の水平部に下側から係合して、押えレバー3が引き上げられ、1対の押え部材7の押え部62が針板14から上側へ離間し、この状態で、送り板16上への生地Wのセット、セットオフが行われる。この状態から、レバー駆動部34により押え上げレバー31が図1の矢印bの方向へ回動されると、押えレバー3が下降し、最終的には、1対の押え部材7の押え部62が針板14上に押圧される。尚、アーム駆動機構4については、パルスモータ35の代わりに他のアクチュエータを適用したもの、或いは、アクチュエータを省略し、作業者がフットペダルを踏む等した操作力により、押えレバー3を引き上げる構成のものを適用してもよい。
図4〜図9に示すように、1対のボタン把持部材5は、把持用取付台25に設けた1対の取付部材50の前端部の1対の縦向きの鉛直片50aに夫々取り付けられている。各ボタン把持部材5は側面視にてL形に形成され、その水平部の前端部分の下端部に対向するボタン把持部材5側(内側)へ張り出すボタン受け5aが一体形成され、1対のボタン把持部材5の前端部分でボタンBUが左右両側から把持され、この状態で、ボタンBUが1対のボタン受け5aで受け止められた状態となる。また、1対のボタン把持部材5に把持されたボタンBUを上側から1対のボタン受け5aに押える1対の板バネ部材で構成されたボタン押え部材27が設けられ、これら1対のボタン押え部材27は、把持高さ調節機構9を介して1対のボタン把持部材5に夫々高さ調節可能に装着されている。
図4〜図6、図8に示すように、把持部材開閉機構6は、把持用取付台25の下側に配設された1対の取付部材50、1対の取付部材50の後端部を夫々鉛直軸心回りに把持用取付台25に枢支する1対の枢支軸51、1対の取付部材50の下側に配設されて把持用取付台25に前後方向へスライド自在にガイドされ且つ1対のハ字状のカム溝52aが形成された把持開閉作動板52、1対の取付部材50の長さ方向途中部に下方突出状に設けられ1対のカム溝52aに夫々案内された1対のカム従動子53、把持開閉作動板52を前方へ付勢するバネ部材54を有する。
把持用取付台25には、前後方向に長いガイド穴25aが形成され、段付きボルト部材55が上側からガイド穴25aを挿通して把持開閉作動板52に螺合され、これにより、把持用取付台25に把持開閉作動板52が前後方向へ移動自在にガイド支持されている。把持用取付台25の上面には、ボルト56と段付きボルト57によりストッパ部材58が位置可変に固定され、1対のボタン把持部材5でボタンBUが把持されていない状態(非把持状態)では、段付きボルト部材55の頭部がストッパ部材58に後側から係合した状態となる。段付きボルト57を弛めてストッパ部材58の位置を変更することにより、前記非把持状態における1対のボタン把持部材5間の間隔を調節することができる。
前記非把持状態における1対のボタン把持部材5間の間隔については、把持するボタンBUの直径よりも少し小さくなるように調節され、ボタンBUは、ボタン供給装置(図示略)により、1対のボタン把持部材5の間に圧入させるように供給される。尚、把持開閉作動板52の前端部には、作業者が把持開閉作動板52を後方へ移動させて、1対のボタン把持部材5を開ける為に操作する左右1対の操作部52bが形成されている。
ここで、1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUに後側から当接して、ボタンBUの前後方向位置を位置決めする位置決め部材59が把持開閉作動板52に固定されている。位置決め部材59は、1対のボタン把持部材5の開閉に連動して前後に進退するが、ボタンBUの大きさに関わらず、1対のボタン把持部材5で把持され且つ位置決め部材59で位置決めされたボタンBUの中心が常に一定位置となるように設定されている。
位置決め部材59の前端部の当接面59aは、上下方向に所定長に亙って形成された鉛直面からなり、把持高さ調節機構9により調節された1対のボタン把持部材5の把持高さBに関わらず、当接部59aが1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUに後側から当接するようにしている。更に、位置決め部材59の下端部は前方へ突出し、その突出部分により1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUを受け止め可能である。
図4〜図9に示すように、1対の押え部材7は、押え用取付台22の下側に配設され前端部分が下方へ下がるL形に形成された1対の押え基部60と、1対の押え基部60の前端部に夫々ビス61で固定された1対の押え部62とを有する。1対の押え部62の前部は段下がりの薄板状に形成され、その薄板状部分に1対のボタン把持部材5が開閉可能に上側から近接している。1対の押え部62の内側端部には、下側へ僅かに突出する凸部62aが形成され、その凸部62aの下面に多数の微小突起が形成されている。
図4〜図9に示すように、押え開閉位置調節機構8は、1対の押え部材7の後端部を夫々鉛直軸心回りに押え用取付台22に枢支する1対の枢支軸70、1対の押え部材5の押え基部60の下側に配設されて押え用取付台22に前後方向へスライド自在にガイドされ且つ1対のハ字状のカム溝71aが形成された開閉作動板71、1対の押え部材7の押え基部60の長さ方向途中部に下方突出状に設けられ1対のカム溝71aに夫々案内された1対のカム従動子72、押え用取付台22(つまり、押えアーム3)に開閉作動板71を固定する為の締結部材73を有し、開閉作動板71の前端部には、作業者が開閉作動板71を前後方向へ移動させる為に操作する左右1対の操作部71bが形成されている。
押え用取付台22には、前後方向に長いガイド穴22aが形成され、締結部材73が下側から開閉作動板71を貫通すると共にガイド穴22aを挿通している。ガイド穴22aは中段部分の穴が狭くなる段付き穴に形成され、ガイド穴22aの上段部分の側面及び段部にナット74が係合され、このナット74に締結部材73が螺合され、これにより、押え用取付台22に開閉作動板71が前後方向へ移動可能にガイド支持されている。
締結部材73を弛めると、押え用取付台22に対して開閉作動板71を前後方向へスライドさせることができ、この開閉作動板71のスライド移動により、開閉作動板71に形成された1対のカム溝71aと、1対の押え部材5に設けられ1対のカム従動子72により、1対の押え部材7が1対の枢支軸70を支点として回動し、1対の押え部62が左右方向へ開閉して押え間隔Aを調節でき、その後、締結部材73を締めると、その頭部とナット74とで押え用取付台22に開閉作動板71と1対の押え部材5が締結されて、押え間隔Aを固定することができる。
図4〜図9に示すように、把持高さ調節機構9は、押えアーム3に設けた把持用取付台25に設けられ左右1対のボタン把持部材5を夫々取り付ける為の左右1対の取付部材50、左方のボタン把持部材5の鉛直部に形成された上下に長い長穴75、この長穴75に前側から挿通され左方の取付部材50の鉛直片50aに螺合される締結ネジ部材76、右方のボタン把持部材5の鉛直部に形成された上下に長い長穴75、この長穴75に前側から挿通され右方の取付部材50の鉛直片50aに螺合される締結ネジ部材76を有する。
各ボタン把持部材5の鉛直部の後端部に上下に長い凹溝5bが形成され、この凹溝5bが対応する取付部材50の鉛直片50aに前側から係合している。また、各ボタン押え部材27には、その鉛直部に上下に長い長穴27aが形成され、その鉛直部の左右両端部から後方へ張り出す係合片27bが形成されている。そして、各ボタン押え部材50は、その鉛直部が対応するボタン把持部材5に前側から当接すると共に係合片27bが係合し、その長穴27aに締結ネジ部材76が前側から挿通されている。
各ボタン把持部材5、ボタン押え部材27、締結ネジ部材76、取付部材50について、締結ネジ部材76を弛めると、取付部材50の鉛直片50aに対してボタン把持部材5を上下方向へスライドさせて、把持高さBを調することができ、また、この把持高さBの調節とは独立に、ボタン把持部材5に対してボタン押え部材27を上下方向へスライドさせて、その高さを調節することができ、その後、締結ネジ部材76を締めると、その頭部で鉛直片50aにボタン把持部材5とボタン押え部材27が締結されて、把持高さBとボタン押え部材27の高さを固定することができる。尚、図6が把持高さBが最小の状態、図8が把持高さBが最大の状態を示している。
以上説明したボタン付けミシン1の作用・効果について説明する。
把持部材開閉機構6により1対のボタン把持部材5が開閉され、1対のボタン把持部材5が閉状態に切り換えられ、この閉状態の1対のボタン把持部材5によりボタンBUが把持される。閉状態における1対のボタン把持部材5間の間隔は、把持するボタンBUの大きさに応じて変化する。押えアーム3を上げた状態で、送り板16上に生地Wがセットされ、次に、押えアーム3を下げると、1対の押え部材7の押え部62により、1対のボタン把持部材5で把持されたボタンBUを縫い付ける生地WのうちボタンBUの近傍部分が針板14上に押えられ、この状態で、ミシン本体2によりボタンBUが生地Wに縫い付けられる。
さて、押え開閉位置調節機構8により、1対の押え部材7の押え部62同士の間の間隔(押え間隔A)を調節して固定することができる。1対の押え部材7は、1対のボタン把持部材5とは独立に押えアーム3の先端側部分の押え用取付台22に装着されているため、押え間隔Aは、1対のボタン把持部材5の開閉に関係なく、押え開閉位置調節機構8で調節した位置に固定される。押え間隔Aについては、ボタンBUに形成されたボタン穴を挿通する縫針11と1対の押え部材7とが干渉しないように、これら押え部材7をできるだけ接近させた状態の間隔にすることが好ましく、これにより、ボタンBUを生地Wに縫い付ける際に、その縫糸により生地Wが浮き上がりボタンBUに引き付けられることを極力防止することができる。
押え開閉位置調節機構8は、1対の押え部材7の後端部を夫々鉛直軸心回りに押えアーム3に設けた押え用取付台22に枢支する1対の枢支軸70と、押え用取付台22にスライド自在にガイドされ且つ1対のカム溝71aが形成された開閉作動板71と、1対の押え部材7に設けられ1対のカム溝71aに夫々案内された1対のカム従動子72と、押え用取付台22に開閉作動板71を固定する為の締結部材73とを有するので、開閉作動板71を押え用取付台22に対して固定解除してスライドさせることにより、押え間隔Aを簡単に調節することができ、締結部材73で押え用取付台22に開閉作動板71を固定して、調節した押え間隔Aを確実に固定することができる。
また、把持高さ調節機構9により、押え部材7に対するボタン把持部材5の高さ位置(把持高さB)を調節して固定することができる。そして、前記のように、ボタンBUを生地Wに縫い付ける際に、その縫糸により生地Wが浮き上がりボタンBUに引き付けられることを極力防止できるため、把持高さ調節機構9で調節した把持高さBに応じた生地WとボタンBUとの間隔を保持して、ボタンBUを生地Wに縫い付けることができ、ボタンBUを生地Wに縫い付ける縫目に適度な弛みを確実に持たせることが可能になる。
把持高さ調節機構9は、押えアーム3に設けた把持用取付台25に設けられボタン把持部材5を取り付ける為の取付部材50の縦向きの鉛直片50a(取付部)と、ボタン把持部材5に形成された上下に長い長穴75と、この長穴75を挿通する締結ネジ部材76とを有するので、ボタン把持部材5を鉛直片50aに締結ネジ部材76で固定することができ、その締結ネジ部材76を弛めて、鉛直片50aに対してボタン把持部材5を上下に移動させて、把持高さBを簡単に調節し、締結ネジ部材76を締めて、調節した把持高さBを確実に固定することができる。
1対のボタン把持部材5に把持されたボタンBUを上側から押える1対のボタン押え部材27を設け、1対のボタン押え部材27は把持高さ調節機構9を介して1対のボタン把持部材5に夫々高さ調節可能に装着されるので、ボタンBUの厚さに応じて1対のボタン押え部材27を調節して、それらボタン押え部材27により1対のボタン把持部材5に把持されたボタンBUを上側から確実に押えて保持することができ、また、把持高さ調節機構9を利用して1対のボタン把持部材5に1対のボタン押え部材27を装着することができるため、構造を簡単化し製作コスト的にも有利になる。
尚、把持高さ調節機構9においては、押えアーム3に設けた把持用取付台25に設けられ左右1対のボタン把持部材5を夫々取り付ける為の左右1対の取付部材50、左方の取付部材50の鉛直片50aに形成された上下に長い長穴、この長穴75に挿通され左方のボタン把持部材5の鉛直部に螺合される締結ネジ部材、右方の取付部材50の鉛直片50aに形成された上下に長い長穴、この長穴75に挿通され右方のボタン把持部材5の鉛直部に螺合される締結ネジ部材を有するものに構成してもよい。
次に、本発明の実施例2について図10〜図15に基づいて説明する。
このボタン付けミシン1Aは、実施例1のボタン付けミシン1において、基本的に、把持高さ調節機構9を変更したものであり、ミシン本体2、押えアーム3、アーム駆動機構4、1対のボタン把持部材5、把持部材開閉機構6、1対の押え部材7、押え開閉位置調節機構8等は、実施例1と同様であるので同一符号を付して説明を省略する。但し、把持高さ調節機構9の変更に伴い変更した構成もあり、その点については適宜説明する。
先ず、把持用取付台25に設けた1対の取付部材50の鉛直片50aに、1対のボタン把持部材5が夫々ビス80により固定的に装着され、各ボタン把持部材5にボタン押え部材27が締結ネジ部材81により装着されている。締結ネジ部材81が、ボタン押え部材27の長穴27aに前側から挿通されてボタン把持部材5に螺合され、1対のボタン押え部材27が夫々1対のボタン把持部材5に対して高さ調節可能となる。実施例1のような押え用取付台22に把持用取付台25を連結するスペーサ23とボタン24は省略され、把持用取付台25は把持高さ調節機構9Aを介して押え用取付台22に連結されている。
押え用取付台22に連結された把持用取付台25に、1対のボタン把持部材5と把持部材開閉機構6が取り付けられ、把持高さ調節機構9Aは、押え用取付台22に対して把持用取付台25を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な3つの高さ調節部材である調節ネジ90を有する。これら3つの調節ネジ90は前方に向かって逆3角形の頂点配置にて縦向き姿勢で配設され、各調節ネジ90はその下端部が押え用取付台22に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、把持用取付台25に下側から螺合されている。
各調節ネジ90の下端部分にはプーリー91が固着され、また、送り用取付台22には、2つのプーリー92が回転自在に装着されている。そして、これら5つのプーリー91,92に無端のベルト93が掛けられ、3つの調節ネジ90の何れかを回動させることにより、その回動と同期して他の2つの調節ネジ90を回動可能に構成してある。また、各調節ネジ90は割りネジに構成され、ドライバー等の操作具を用いて調節ネジ90を回動させることができる。尚、各調節ネジ90を割りネジに構成することより、この調節ネジ90とそれが螺合する把持用取付台25のネジ穴とのガタも発生しにくくなる。
このボタン付けミシン1Aによれば、押え用取付台22に連結された把持用取付台25に、1対のボタン把持部材5と把持部材開閉機構6が取り付けられ、把持高さ調節機構9Aは、押え用取付台22に対して把持用取付台25を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な3つの高さ調節部材である高さ調節ネジ90を有するので、1対のボタン把持部材5と把持部材開閉機構6の機能を損なうことなく、3つの高さ調節ネジ90により、押え用取付台22に対して把持用取付台25を支持し、その把持用取付台25を上下方向へ高さ調節することにより、把持高さBを簡単に調節して固定することができる。
高さ調節部材として、押え用取付台22に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、且つ、把持用取付台25に螺合された高さ調節ネジ90を採用したので、3つの高さ調節ネジ90を回動させることにより、押え用取付台22に対して把持用取付台25を簡単に且つ確実に上下方向へ高さ調節することができる。本実施例では、プーリー91,92とベルト93を設けたことにより、3つの高さ調節ネジ90を一度に回動させることができるため、操作負荷を著しく軽減することができる。尚、図13が把持高さBが最小の状態、図15が把持高さBが最大の状態を示している。
尚、この把持高さ調節機構9Aについては次のように変更してもよい。
1)高さ調節部材として、4つ以上の高さ調節ネジ90を適用してもよい。
2)高さ調節部材として、高さ調節ネジ90と、押え用取付台22に立設されて把持用取付台25を昇降自在にガイドするガイドロッドを適用してもよい。
3)高さ調節部材として、押え用取付台22に立設されて把持用取付台25を昇降自在にガイドするガイドロッドと、押え用取付台22に対して把持用取付台25を昇降駆動するアクチュエータを適用してもよい。
4)押えアーム3(アーム本体20)に対して把持用取付台25を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な複数の高さ調節部材を有するものにしてもよい。
5)各調節ネジ90はその上端部が把持用取付台25に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、押え用取付台22に上側から螺合されるようにしてもよい。
6)プーリー91,92とベルト93を省略してもよい。
その他、実施例1のボタン付けミシン1、実施例2のボタン付けミシン1Aに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更付加して実施することが可能である。
実施例1に係るボタン付けミシンの側面図である。 ボタン付けミシンのミシン本体の斜視図である。 ボタン付けミシンのアーム駆動機構の正面図である。 ボタン付けミシンの要部の斜視図である。 図4のボタン付けミシンの要部の分解斜視図である。 ボタン付けミシンの側面図である。 図6のボタン付けミシンの正面図である。 ボタン付けミシンの側面図である。 図8のボタン付けミシンの正面図である。 実施例2に係るボタン付けミシンの要部の斜視図である。 図10のボタン付けミシンの要部の分解斜視図である。 ボタン付けミシンの側面図である。 図12のボタン付けミシンの正面図である。 ボタン付けミシンの側面図である。 図14のボタン付けミシンの正面図である。
符号の説明
BU ボタン
W 生地
1,1A ボタン付けミシン
2 ミシン本体
2a ベッド部
3 押えアーム
5 ボタン把持部材
6 把持部材開閉機構
7 押え部材
8 開閉位置調節機構
9,9A 把持高さ調節機構
14 針板
22 押え用取付台
25 把持用取付台
27 ボタン押え部材
50 取付部材
50a 鉛直片
70 枢支軸
71 開閉作動板
71a カム溝
72 カム従動子
73 締結部材
75 長穴
76 締結ネジ部材
90 調節ネジ

Claims (6)

  1. ミシン本体のベッド部に上下動可能に基端側部分が枢支された押えアームと、この押えアームの先端側部分に水平方向へ開閉自在に装着され閉状態でボタンを把持可能な1対のボタン把持部材と、1対のボタン把持部材を開閉させる把持部材開閉機構とを備えたボタン付けミシンにおいて、
    前記1対のボタン把持部材とは独立に押えアームの先端側部分に装着され、1対のボタン把持部材で把持されたボタンを縫い付ける生地のうち前記ボタンの近傍部分をベッド部の針板上に押える1対の押え部材と、
    前記1対の押え部材同士の間の間隔を調節して固定可能な押え開閉位置調節機構と、
    前記押え部材に対するボタン把持部材の高さ位置を調節して固定可能な把持高さ調節機構と、
    を備えたことを特徴とするボタン付けミシン。
  2. 前記押え開閉位置調節機構は、1対の押え部材の基端部を夫々鉛直軸心回りに押えアームに枢支する1対の枢支部と、押えアームにスライド自在にガイドされ且つ1対のカム溝が形成された開閉作動板と、1対の押え部材に設けられ1対のカム溝に夫々案内された1対のカム従動子と、押えアームに開閉作動板を固定する為の締結部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のボタン付けミシン。
  3. 前記把持高さ調節機構は、押えアームに設けた把持用取付台に設けられボタン把持部材を取り付ける為の縦向きの取付部と、取付部とボタン把持部材の一方に形成された上下に長い長穴と、この長穴を挿通する締結ネジ部材とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のボタン付けミシン。
  4. 前記1対のボタン把持部材に把持されたボタンを上側から押える1対のボタン押え部材を設け、
    前記1対のボタン押え部材は前記把持高さ調節機構を介して1対のボタン把持部材に夫々高さ調節可能に装着されたことを特徴とする請求項3に記載のボタン付けミシン。
  5. 前記押えアーム又は押えアームに設けた押え用取付台に連結された把持用取付台に、1対のボタン把持部材と把持部材開閉機構が取り付けられ、
    前記把持高さ調節機構は、押えアーム又は押え用取付台に対して把持用取付台を支持すると共に上下方向へ高さ調節可能な1又は複数の高さ調節部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のボタン付けミシン。
  6. 前記高さ調節部材は、押え用取付台と把持用取付台の一方に鉛直軸心回りに回動操作可能に支持され、且つ、押え用取付台と把持用取付台の他方に螺合された高さ調節ネジからなることを特徴とする請求項5に記載のボタン付けミシン。
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