JP2000342873A - ベルトループ縫付けミシン - Google Patents

ベルトループ縫付けミシン

Info

Publication number
JP2000342873A
JP2000342873A JP11234362A JP23436299A JP2000342873A JP 2000342873 A JP2000342873 A JP 2000342873A JP 11234362 A JP11234362 A JP 11234362A JP 23436299 A JP23436299 A JP 23436299A JP 2000342873 A JP2000342873 A JP 2000342873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
loop
pair
bending
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11234362A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Okamura
昌彦 岡村
Yasuhisa Yokomizo
保久 横溝
Kenji Kitada
賢治 北田
Masahiko Tanaka
正彦 田中
Yasushi Ono
安志 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP11234362A priority Critical patent/JP2000342873A/ja
Priority to KR1020000015695A priority patent/KR100640302B1/ko
Priority to IT2000TO000297A priority patent/IT1320647B1/it
Publication of JP2000342873A publication Critical patent/JP2000342873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/06Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding
    • D05B35/066Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding for attaching small textile pieces, e.g. labels, belt loops
    • D05B35/068Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding for attaching small textile pieces, e.g. labels, belt loops for attaching belt loops
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/30Details
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2205/00Interface between the operator and the machine
    • D05D2205/12Machine to the operator; Alarms
    • D05D2205/16Display arrangements
    • D05D2205/18Screens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1対の折曲シャフトの移動位置の変更を容易
に行うことのできるベルトループ縫付けミシンを提供す
ること 【解決手段】 ミシン本体2と、ループ供給手段40
と、制御手段48とを有し、ループ供給手段40は、1
対の折曲シャフト70と、折曲用駆動手段72a,72
bと、1対の折曲シャフト70を少なくとも縫製位置お
よびループ折込位置ならびに退避位置で停止可能なよう
に往復移動する折曲シャフト移動手段85と、折曲シャ
フト移動手段85を任意の位置に制御し得るように駆動
する移動用駆動90手段とを具備し、制御手段48は、
1対の折曲シャフト70の移動位置を制御するため移動
用駆動手段90の駆動量を制御するとともに、1対の折
曲シャフト70の縫製位置およびループ折込位置ならび
に退避位置からなる移動位置のうちの少なくとも1つを
変更可能なように構成されていることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトループを縫
製物に縫い付けるベルトループ縫付けミシンに係り、特
に、操作性に優れたベルトループ縫付けミシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジーンズ、パンツ、スカート
などの種々の縫製物の腰部に、ベルトを挿通する多数の
ベルトループを縫い付けることのできるベルトループ縫
付けミシンが提案されており、このベルトループ縫付け
ミシンには、ベルトループをベルトループ縫付けミシン
の縫製位置に自動的に供給するベルトループ供給装置が
付設されている。
【0003】図11から図14は従来のベルトループ縫
付けミシンの一例を示すもので、従来のベルトループ縫
付けミシン1は、ミシン本体2とこのミシン本体2の側
方に適宜な間隔をおいて配設されたベルトループ供給装
置3とを有している。
【0004】前記ミシン本体2は、例えば、2本針のサ
イクルミシンであり、下部にミシンベッド4が配設さ
れ、上部にミシンベッド4と平行にしてミシンアーム5
が配設されており、ミシン頭部と称されるミシンアーム
5の自由端の下面の所望の位置には、2本の針6,6が
ミシンアーム5の長手方向に沿って平行に配設されてい
る。そして、各針6,6は、前記ミシンアーム5の内部
に回転自在に配設される図示しないミシンモータによっ
て回転駆動される上軸の回転に連動する公知の針棒駆動
機構(共に図示せず)によって上下方向に所定のストロ
ークをもって往復運動可能とされた公知の針棒7に取着
されている。また、ミシンアーム5の所望の位置には、
縫製動作時においてミシンベッド4の上面の針板8上面
で縫製物Sを押える上下方向に移動可能とされた2つの
布押え9,9を具備する公知の布押え装置(図示せず)
が配設されている。
【0005】前記ベルトループ供給装置3は、テープ材
送給手段10と、テープ材寄せ保持手段11と、テープ
材切断手段12と、ループ供給手段13とを有してい
る。
【0006】前記テープ材送給手段10は、ベルトルー
プ形成用の長尺状のテープ材Tをミシン本体2の縫製位
置の近傍に設けられたベルトループ形成位置に送給する
ためのものであり、図11に示すように、前記ミシン本
体2の右側方に前記ミシンベッド4とほぼ平行に配設さ
れテープ材Tが上面に載置されるテープ材送出台14を
有している。このテープ材送出台14の上部には、テー
プ材Tをベルトループ形成位置に向かって所定量だけ繰
り出すための繰出しローラ15がテープ材Tの上面に当
接可能にして配設されている。そして、繰出しローラ1
5は、図示しない繰出しモータにより回転駆動可能とさ
れている。
【0007】前記テープ材寄せ保持手段11は、ベルト
ループ形成位置に送給されたテープ材Tの一側たる図1
1において右方に示す右側端を所定位置に寄せて押さえ
て保持するためのものであり、固定配置された受板1
6,16上に送給されたテープ材Tを当り片17,17
に寄せるための案内棒18,18および当り片17,1
7に寄せたテープ材Tを受板16,16上に保持するた
めの圧縮コイルばね19,19を具備している。そし
て、案内棒18,18および圧縮コイルばね19,19
は、エアシリンダからなるテープ材寄せ保持駆動手段2
0,20によって、上下方向に移動可能とされている。
【0008】前記テープ材切断手段12は、前記テープ
材寄せ保持手段11によって受板16,16上に保持さ
れたテープ材Tを基端部側で切断して所定の長さのベル
トループBを形成するためのものであり、テープ材送出
台14の前端上方に配設された可動刃21を有してい
る。そして、可動刃21は、図示しないエアシリンダか
らなる切断用駆動手段によって上下方向に往復移動可能
とされており、可動刃21下方に配置される図示しない
固定刃との協働によりテープ材Tを切断するようになっ
ている。
【0009】前記ループ供給手段13は、前記所定長さ
に切断されたベルトループBの両端部分を中央側に折り
曲げてミシン本体2の針下に位置する縫製位置に供給す
るためのものであり、フォークと称される先端部が二股
状とされた1対の折曲シャフト22,22を具備してい
る。そして、各折曲シャフト22,22の基端部は、図
12から図14に示すように、移動ブラケット24に回
転可能に支持されたシーソー式案内レバー25の下端に
各々独立して設けられたロータリーシリンダからなる折
曲用駆動手段23にそれぞれ連結されている。この移動
ブラケット24は、その上方にほぼ水平に配設された3
段式エアシリンダからなる折曲シャフト移動駆動手段2
6に接続されており、折曲シャフト移動駆動手段26を
駆動することにより、移動ブラケット24が移動レール
27に沿って進退することで各折曲シャフト22,22
が所定の移動軌跡に沿って退避位置と縫製位置との間を
ループ折込位置を介して進退駆動可能とされている。ま
た、ループ供給手段13は、図示しないベースプレート
上に固定ねじ28をもって固着された供給土台29に支
持されている。
【0010】このような構成からなる従来のベルトルー
プ供給装置1によれば、まず、テープ材Tが繰出しロー
ラ15の回転によってテープ材送出台14からベルトル
ープ形成位置へ繰り出されて各受板16,16によって
下方から支持される。そして、テープ材Tが各受板1
6,16上に送給されるとテープ材寄せ保持駆動手段2
0,20が駆動して、案内棒18,18および圧縮コイ
ルばね19,19を降下させ、テープ材Tを案内棒1
8,18にて当たり片17,17に寄せた後、圧縮コイ
ルばね19,19で押さえて保持する。ついで、図12
に示すように、折曲シャフト移動駆動手段26が駆動し
移動ブラケット24とともに各折曲シャフト22,22
がベルトループ形成位置に位置するテープ材Tに向かっ
て退避位置(図死せず)からループ折込位置へ前進し、
各受板16,16から外れたテープ材Tの両端部近傍へ
折曲シャフト22,22の二股状の先端部を挿入する。
【0011】ついで、切断用駆動手段(図示せず)が駆
動して可動刃21が降下し固定刃と協働してテープ材T
の基端部側を切断して所定長さのベルトループBを形成
すると、折曲用駆動手段23,23が駆動して各折曲シ
ャフト22,22が各々外方向に回転し、ベルトループ
Bの両端部を中央側に向けて下方に折り返すようにして
ほぼ180度折り曲げる。
【0012】ついで、テープ材寄せ保持駆動手段20,
20が駆動して、案内棒18,18および圧縮コイルば
ね19,19を上昇させて、受板16,16と圧縮コイ
ルばね19,19との間に挟持されて保持状態とされて
いるベルトループBの保持状態を開放する。
【0013】ついで、折曲シャフト移動駆動手段26が
駆動して、図13に示すように、移動ブラケット24と
ともに折曲シャフト22,22を縫製位置の手前、詳し
くはベルトループ縫付けミシン2の針板8の側縁部の上
方などに向かって前進させて、両端部分を折り曲げたベ
ルトループBが縫製位置の手前の一時停止位置で待機す
る。
【0014】ついで、作業者が縫製物Sを両手でつかん
で針板6上の所定位置に位置決めしてからミシン本体2
の側方に配設されたループ供給スイッチ30(図12か
ら図14)を操作すると、折曲シャフト移動駆動手段2
6が駆動して移動ブラケット24とともに折曲シャフト
22,22を縫製位置に向かって前進させて、図14に
示すように、両端部分を折り曲げたベルトループBを縫
製位置、詳しくは布押え9,9の下方に供給する。
【0015】ついで、布押え9,9が降下してベルトル
ープBの両折曲部分を押さえると、折曲シャフト移動駆
動手段26が駆動して移動ブラケット24とともに折曲
シャフト22,22を後退させて、ベルトループBの両
折曲部分から二股状の折曲シャフト22,22の先端部
を引き抜いた後、所定の縫製パターンで、例えばベルト
ループBの長手方向の両側の部分を縫うことでベルトル
ープBが縫製物Sの所定位置に縫い付けられるようにな
っている。
【0016】また、各折曲シャフト22,22が後退す
ると、折曲用駆動手段23,23が駆動して各折曲シャ
フト22,22を逆回転させて、折曲シャフト22,2
2を初期状態に復帰させ、その後、前記と同様に動作し
てつぎの縫製に用いるベルトループBを形成して縫製位
置の手前で待機させるようになっている。
【0017】なお、各折曲シャフト22,22の退避位
置、ループ折込位置および縫製位置などの停止位置は、
ベルトループ縫付けミシン1を組み立てた際の部品の精
度や組立精度によって装置毎に固有のものとされてい
る。
【0018】さらに、前記テープ材送出台14には、テ
ープ材Tの所々にある継ぎ目などの段部や、テープ材送
出台14上に載置されたテープ材Tの有無を検出するた
めの図示しない厚さ検出手段が配設されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のベルトループ縫付けミシン1においては、3段式エ
アシリンダからなる折曲シャフト移動駆動手段26を駆
動することによって各折曲シャフト22,22を移動さ
せてベルトループBを縫製位置へ供給しているためにミ
シン本体2に対する折曲シャフト移動駆動手段26の間
隔および各折曲シャフト22,22の移動位置が機械組
付け調整時に固定されている。
【0020】したがって、ベルトループBの幅や縫い長
さが変わった場合、各折曲シャフト22の移動位置であ
るループ折込位置および縫製位置などの停止位置を変更
する必要がある場合においては、3段式エアシリンダか
らなる折曲シャフト移動駆動手段26の取付位置および
ストロークが機械組付け調整時に固定されているので、
ミシン本体2に対するループ供給手段13の間隔を変え
るべく、固定ねじ28を緩めてミシン本体2に対するル
ープ供給手段13の取付位置を作業者が厳密に調整しな
ければならず、ループ供給手段13の移動位置である停
止位置を作業者が正確に位置決めするには多大な労力と
時間とを要するという問題があった。
【0021】つまり、ミシン本体2に対するループ供給
手段13の間隔を調整するには、固定ねじ28を緩めて
ループ供給手段13の位置を調整しその後固定ねじ28
を締めてから動作確認を行うという操作を複数回繰り返
すことになる。
【0022】また、縫製物Sをミシン本体2へセットす
る場合、図13に示すように、作業者は通常、縫製物S
の両側X,Yを両手でつかみ、紙面手前側から奥側に向
かって、ミシンベッド4に差し入れるようにしている
が、このループ供給手段13側のつかみ位置はYの人も
いればY1あるいはY2の人もいるというように作業者
の好みによって異なり、また、作業者の手の大きさにも
個人差があるという理由から、ループ供給手段13の折
曲シャフト22,22と、作業者の手とが近すぎてセッ
ト作業の邪魔になったり、あるいは遠すぎて折曲シャフ
ト22,22が一時停止位置から縫製位置に移動するま
でに時間がかかるという問題が生じる。そこで、一時停
止位置を変更するとなると、上述と同様に機械的に調整
しなければならず、多大な労力と時間とを要するという
問題があった。
【0023】さらにまた、従来のベルトループ縫付けミ
シン1においては、3段式エアシリンダからなる折曲シ
ャフト移動駆動手段26を駆動することによって各折曲
シャフト22,22を退避位置からループ折込位置へ移
動させて、ループ折込位置でベルトループBを折り曲げ
るように形成されており、ベルトループBの幅や素材が
変わった場合などにおいて、ベルトループBの端部をそ
の長手方向中央側に折り曲げる際にベルトループBが受
板16,16と圧縮コイルばね19,19との間に挟持
されて保持状態とされているので、各折曲シャフト2
2,22のループ折込位を正確に制御されずに、受板1
6,16と圧縮コイルばね19,19との間に挟持され
て保持状態とされているベルトループBに対して各折曲
シャフト22,22のループ折込位置が前後にずれる
と、図15に示すように、折り曲げられるベルトループ
Bの端部がベルトループBの長手方向中央側に折り重な
らずに位置ずれしてしまい、いわゆるドッグイヤーが生
じる場合がある。
【0024】そして、ベルトループBにドッグイヤーが
生じた場合には、ベルトループBを折り曲げる際の各折
曲シャフト22,22の移動位置の一つであるループ折
込位置を厳密に調整する必要があるが、この各折曲シャ
フト22,22のループ折込位置の調整は、3段式エア
シリンダからなる折曲シャフト移動駆動手段26のスト
ロークを調整することにより行われており、このストロ
ークの調整は、固定されているストローク調整用のスト
ッパの位置を作業者が調整しなければならず、このスト
ッパの調整を作業者が正確に行うには多大な労力と時間
とを要するという問題があった。
【0025】なお、従来のベルトループ縫付けミシン1
においては、縫製位置が変わる場合、X−Yテーブルな
どと称される縫製物Sを保持して移動可能な公知の縫製
物移動装置を用いることにより、ミシン本体2に対する
ループ供給手段13の間隔を調整する必要はなくなる
が、この場合には、縫製動作を実行する際に、縫製物移
動装置の保持した縫製物Sを縫製位置へ移動するのに必
要な無駄な時間を要し、生産性が低下する。
【0026】そこで、ベルトループBの幅や縫い長さな
どに応じて1対の折曲シャフト22の移動位置の変更を
容易に行うことのできるベルトループ縫付けミシンが求
められている。
【0027】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、1対の折曲シャフトの移動位置の変更を容易に
行うことのできるベルトループ縫付けミシンを提供する
ことを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のベルト
ループ縫付けミシンの特徴は、縫製位置に供給されたベ
ルトループを縫製物へ縫い付けるミシン本体と、ミシン
本体から離れた位置に組み付けられベルトループの両端
部分をループ折込位置で支持してミシン本体の縫製位置
へ供給するループ供給手段と、各部の動作の制御を司る
制御手段とを有し、ループ供給手段は、ベルトループの
両端部分を二股状に形成された先端部で支持可能な1対
の折曲シャフトと、1対の折曲シャフトをそれぞれ回転
駆動可能な折曲用駆動手段と、1対の折曲シャフトを少
なくとも縫製位置およびループ折込位置ならびに退避位
置で停止可能なように往復移動する折曲シャフト移動手
段と、折曲シャフト移動手段を任意の位置に制御し得る
ように駆動する移動用駆動手段とを具備し、制御手段
は、1対の折曲シャフトの移動位置を制御するため移動
用駆動手段の駆動量を制御するとともに、1対の折曲シ
ャフトの縫製位置およびループ折込位置ならびに退避位
置からなる移動位置のうちの少なくとも1つを変更可能
なように構成されている点にある。
【0029】そして、このような構成を採用したことに
より、制御手段により制御しつつ移動用駆動手段を駆動
することにより自動的に1対の折曲シャフトの移動位置
を調整することができるので、ミシン本体に対するルー
プ供給手段の間隔の変更や折曲シャフト移動手段のスト
ローク調整などの機械的な調整を行わずに、1対の折曲
シャフトの移動位置の変更を容易に行うことができる。
【0030】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明のベルトループ縫付けミシンの特徴は、請求項1
において、制御手段は、少なくとも1対の折曲シャフト
をループ折込位置へ移動させるための折込補正位置デー
タ、または1対の折曲シャフトを縫製位置へ移動させる
ための縫製補正位置データの一方を含む縫製パターンが
複数記憶された縫製パターン記憶手段と、縫製パターン
記憶手段に記憶された複数の縫製パターンから所望の縫
製パターンを選択する選択手段とを有し、縫製動作を実
行する際に、選択手段により選択された縫製パターンに
基づいて、1対の折曲シャフトのループ折込位置および
縫製位置を制御するように構成されている点にある。
【0031】そして、このような構成を採用したことに
より、選択手段を操作するという簡単な動作を実行する
ことにより自動的に1対の折曲シャフトのループ折込位
置および縫製位置を調整することができるので、ミシン
本体に対するループ供給手段の間隔の変更や折曲シャフ
ト移動手段のストローク調整などの機械的な調整を行わ
ずに、1対の折曲シャフトの移動位置の変更を容易に行
うことができる。
【0032】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明のベルトループ縫付けミシンの特徴は、請求項1
において、制御手段は、少なくとも1対の折曲シャフト
の退避位置と1対の折曲シャフトをループ折込位置へ移
動させるために基準となるループ折込基準位置との距離
を表す数値として予め設定された折込基準距離値、また
はループ折込基準位置と1対の折曲シャフトを縫製位置
へ移動させるために基準となる縫製基準位置との距離を
表す数値として予め設定された折込縫製基準距離値の一
方が記憶された基準距離記憶手段と、少なくともループ
折込基準位置を基準としてループ折込位置を補正する折
込補正位置データ、または縫製基準位置を基準として縫
製位置を補正する縫製補正位置データの一方を入力可能
とする入力手段とを有し、縫製動作を実行する際に、基
準距離記憶手段に記憶された折込基準距離値、または折
込縫製基準距離値と、入力手段によって入力された折込
補正位置データ、または縫製補正位置データに基づい
て、1対の折曲シャフトのループ折込位置または縫製位
置を制御するように構成されている点にある。
【0033】そして、このような構成を採用したことに
より、入力手段を操作して折込補正位置データまたは縫
製補正位置データを入力するという簡単な動作を実行す
ることにより自動的に1対の折曲シャフトのループ折込
位置または縫製位置を調整することができるので、ミシ
ン本体に対するループ供給手段の間隔の変更や折曲シャ
フト移動手段のストローク調整などの機械的な調整を行
わずに、1対の折曲シャフトの移動位置の変更を容易に
行うことができる。
【0034】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明のベルトループ縫付けミシンの特徴は、請求項1
において、制御手段は、1対の折曲シャフトの退避位置
と1対の折曲シャフトを縫製位置へ移動させるために基
準となる縫製基準位置との距離を表す数値として予め設
定された退避縫製基準距離値が記憶された退避縫製基準
距離記憶手段と、縫製基準位置を基準として縫製位置を
補正する縫製補正位置データを入力する入力手段とを有
し、縫製動作を実行する際に、退避縫製基準距離記憶手
段に記憶された退避縫製基準距離値と、入力手段によっ
て入力された縫製補正位置データに基づいて、1対の折
曲シャフトの縫製位置を制御するように構成されている
点にある。
【0035】そして、このような構成を採用したことに
より、入力手段を操作して縫製補正位置データを入力す
るという簡単な動作を実行することにより自動的に1対
の折曲シャフトの縫製位置を調整することができるの
で、ミシン本体に対するループ供給手段の間隔の変更や
折曲シャフト移動手段のストローク調整などの機械的な
調整を行わずに、1対の折曲シャフトの移動位置の変更
を容易に行うことができる。
【0036】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明のベルトループ縫付けミシンの特徴は、縫製位置
に供給されたベルトループを縫製物へ縫い付けるミシン
本体と、ミシン本体から離れた位置に組み付けられベル
トループの両端部分をループ折込位置で支持してミシン
本体の縫製位置へ供給するループ供給手段と、各部の動
作の制御を司る制御手段とを有し、ループ供給手段は、
ベルトループの両端部分を二股状に形成された先端部で
支持可能な1対の折曲シャフトと、1対の折曲シャフト
をそれぞれ回転駆動可能な折曲用駆動手段と、1対の折
曲シャフトを少なくとも縫製位置およびループ折込位置
ならびに退避位置で停止可能なように往復移動する折曲
シャフト移動手段と、折曲シャフト移動手段を任意の位
置に制御し得るように駆動する移動用駆動手段と、1対
の折曲シャフトの退避位置を検出する位置に組み付けら
れた退避位置センサとを具備し、制御手段は、1対の折
曲シャフトの退避位置と1対の折曲シャフトをループ折
込位置へ移動させるために基準となるループ折込基準位
置との距離を表す数値である折込基準距離値、あるいは
1対の折曲シャフトの退避位置と1対の折曲シャフトを
縫製位置へ移動させるために基準となる縫製基準位置と
の距離を表す数値である退避縫製基準距離値、あるいは
ループ折込基準位置と1対の折曲シャフトを縫製位置へ
移動させるために基準となる縫製基準位置との距離を表
す数値である折込縫製基準距離値、の少なくとも何れか
1つを、ミシン本体およびループ供給手段ならびに退避
位置センサの機械的な組付け位置に応じて設定可能な設
定手段を有している点にある。
【0037】そして、このような構成を採用したことに
より、設定手段を操作するという簡単な動作を実行する
ことにより自動的に折込基準距離値、退避縫製基準距離
値および折込縫製基準距離値の少なくとも何れか1つを
容易に設定することができる。また、折込基準距離値、
退避縫製基準距離値および折込縫製基準距離値の少なく
とも何れか1つを容易に設定することができることによ
り、折込基準距離値、あるいは退避縫製基準距離値、あ
るいは折込縫製基準距離値を増減しながら種々変更入力
することでミシン本体とループ供給手段と退避位置セン
サとのそれぞれの相対位置を厳密に設定できるので、製
造段階における機械的な調整が不要になり、調整作業が
簡単になる。
【0038】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明のベルトループ縫付けミシンの特徴は、縫製位置
に供給されたベルトループを縫製物へ縫い付けるミシン
本体と、ミシン本体から離れた位置に組み付けられベル
トループの両端部分をループ折込位置で支持してミシン
本体の縫製位置へ供給するループ供給手段と、各部の動
作の制御を司る制御手段とを有し、ループ供給手段は、
ベルトループの両端部分を二股状に形成された先端部で
支持可能な1対の折曲シャフトと、1対の折曲シャフト
をそれぞれ回転駆動可能な折曲用駆動手段と、1対の折
曲シャフトを少なくとも縫製位置、一時停止位置、ルー
プ折込位置および退避位置で停止可能なように往復移動
する折曲シャフト移動手段と、折曲シャフト移動手段を
任意の位置に制御し得るように駆動する移動用駆動手段
とを具備し、制御手段は、1対の折曲シャフトの移動位
置を制御するため移動用駆動手段の駆動量を制御すると
ともに、制御手段は、1対の折曲シャフトの移動位置を
制御するため移動用駆動手段の駆動量を制御するととも
に、1対の折曲シャフトの縫製位置、一時停止位置、ル
ープ折込位置および退避位置からなる移動位置のうちの
少なくとも一時停止位置を変更可能なように構成されて
いる点にある。
【0039】そして、このような構成を採用したことに
より、一時停止位置を作業者の好みの位置に容易に設け
ることができるので、作業性の向上と生産性の向上とい
う相反する性質のものを容易に両立することができる。
すなわち、一時停止位置を、作業空間を確保しつつ縫製
位置までの距離が短くなるような位置に容易に設けるこ
とができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。なお、前述した従来のものと同一乃
至相当する構成については同一の符号を付す。
【0041】図1から図5は本発明に係るベルトループ
縫付けミシンの第1実施形態を示すものであり、図1は
要部を簡略化して上方から見て示す示す模式図、図2は
要部を操作側から見て示す概略図、図3はテープ材支持
部材のテープ受面近傍を示す拡大図、図4は制御手段の
要部を示すブロック図、図5は操作パネルの要部を示す
説明図、図6は折曲シャフトの設定状態および縫製状態
での移動位置を簡略化して示す説明図である。
【0042】本実施形態のベルトループ縫付けミシン3
5は、例えばジーンズなどの縫製物SにベルトループB
を縫い付けるものであり、図1に示すように、前述した
従来と同様の2本針のサイクルミシンなどからなるミシ
ン本体2と、このミシン本体2の右側方に配設されたベ
ルトループ供給装置36とを有している。これらのミシ
ン本体2およびベルトループ供給装置36は、図示しな
い縫製テーブルの上面に形成されたほぼ平坦なテーブル
面上に組み付けられることによって配設されている。そ
して、ベルトループ縫付けミシン35は、図1下側が、
作業者が縫製動作を実行する際に対峙する操作側OSと
されており、図1上側が操作側OSに対して反対側に位
置する奥側BSとされている。なお、本実施形態のミシ
ン本体2の構成については従来と同様でありその詳しい
説明は省略する。
【0043】前記ベルトループ供給装置36は、図1に
示すように、テープ材送給手段37と、テープ材支持手
段38と、テープ材切断手段39と、ループ供給手段4
0とを有している。
【0044】本実施形態のテープ材送給手段37は、ミ
シン本体2の縫い位置たる針下に位置する縫製位置の近
傍であるミシン本体2の図1右側方に設けられたベルト
ループ形成位置にベルトループ形成用の長尺状のテープ
材Tをミシン本体2の長手方向に沿うようにして図1下
方に示す操作側OSから図1上方に示す奥側BSに向か
って図1矢印Aにて示す方向にテープ材Tを繰り出しな
がら引き出してベルトループ形成位置に送給するための
ものであり、ミシン本体2の右側面に沿うようにして、
適宜な間隔を隔てて相互に対向するようにして配設され
たテープ材繰出し手段42とテープ材引出し手段43と
を有している。
【0045】前記テープ材繰出し手段42は、テープ材
Tをミシン本体2の右側方でミシン本体2の長手方向に
沿うようにして操作側OSから奥側BSに向かう図1に
矢印Aにて示す送給方向たる送出方向に繰り出すための
ものであり、テープ材Tの送出方向の上流側に位置する
図1下方に示す操作側OSに配設されている。このテー
プ材繰出し手段42は、外周面にテープ材Tを繰り出す
ための繰出しローラ45を有しており、この繰出しロー
ラ45は、一方向クラッチ(図示せず)を介してテープ
材Tの送出方向に対して直交するようにしてほぼ水平に
配設された回転軸(図示せず)の一端部に取着されてお
り、ステッピングモータなどからなる繰出しモータ46
(図4)によって回転駆動可能とされている。さらに、
繰出しモータ46は、後述する各部の動作の制御を司る
制御手段48(図4)に電気的に接続されており、制御
手段48から送出される制御指令に基づいて所定のタイ
ミングで駆動されるようにされている。
【0046】前記テープ材引出し手段43は、テープ材
Tを図1に矢印Aにて示す送給方向たる送出方向に引き
出すためのものであり、ミシン本体2の奥側BSに位置
するように、前記テープ材繰出し手段42よりテープ材
Tの送出方向の最も下流側に位置する図1上方の奥側B
Sに配設されている。このテープ材引出し手段43は、
テープ材Tの先端部を挟持する1対のつかみアーム50
を有しており、この1対のつかみアーム50は、図示し
ない往復動エアシリンダなどからなる開閉駆動手段を駆
動することによって開閉可能とされている。さらに、開
閉駆動手段は、制御手段48からの制御指令に基づいて
所定のタイミングで1対のつかみアーム50を開閉する
ように形成されている。
【0047】また、つかみアームは50は、駆動ロッド
(図1に一部のみ図示)53の先端部に取着されてお
り、ステッピングモータからなる引出しモータ52(図
4)を回転駆動させることにより、駆動ロッド53が往
復移動し、その結果、1対のつかみアーム50がテープ
材Tの先端縁に向かって図1に示す前進位置と後退位置
との間を進退するようになっている。さらに、引出しモ
ータ52は、制御手段48(図4)に電気的に接続され
ており、制御手段48から送出される制御指令に基づい
て所定のタイミングで進退駆動するように形成されてい
る。
【0048】なお、本実施形態においては、テープ材繰
出し手段42とテープ材引出し手段43とによりテープ
材送給手段37を形成したが、テープ材送給手段37と
しては、何れか一方のみを用いる構成であってもよい。
【0049】前記テープ材支持手段38は、前記テープ
材送給手段37によってベルトループ形成位置に送給さ
れたテープ材Tの長手方向の両端部近傍を下方から支持
するためのものであり、テープ材繰出し手段42とテー
プ材引出し手段43との間に配設された前後1対のテー
プ材支持部材55を有している。これらテープ材支持部
材55のうちの図1下方の操作側OSに示す一方は、テ
ープ材Tあるいはテープ材Tを切断した後のベルトルー
プBの基端側近傍を下方から支持する前テープ材支持部
材55aとされ、図1上方の奥側BSに示す他方は、テ
ープ材Tあるいはテープ材Tを切断した後のベルトルー
プBの先端側近傍を下方から支持する後テープ材支持部
材55bとされている。
【0050】図2に示すように、各テープ材支持部材5
5は、それぞれ全体としてほぼL字形状とされており、
図3に示すように、図3下部に位置する水平部56の上
面が、ベルトループ形成位置に送給されたテープ材Tを
下方から支持するほぼ平坦に形成されたテープ受面57
とされている。
【0051】前記テープ受面57の上方には、図3に示
すように、ベルトループBの端部側近傍をテープ受面5
7上に所定の当接力で保持するための圧縮コイルばね6
1の下端部が対向するようにして配設されており、この
圧縮コイルばね61の上端は、ほぼ横長四角体状に形成
された取付部材62の下端面に取着されている。そし
て、取付部材62の上端面には、圧縮コイルばね61の
下端をテープ受面57に対して接離動作させる往復動シ
リンダ63(図2)の出力軸63aの先端が接続されて
いる。この往復動シリンダ63は、制御手段48からの
制御指令に基づいて所定のタイミングで駆動されるよう
になっている。
【0052】また、取付部材62には、ベルトループB
となるテープ材Tを圧縮コイルばね61とテープ受面5
7との間で挟持するべく下降する際に、ベルトループ形
成位置に送給されたテープ材Tの長手方向に対して直交
する幅方向の位置決めを行うための左右1対の折曲ガイ
ド64が取着されている。
【0053】前記圧縮コイルばね45、取付部材46、
往復動シリンダ63および折曲ガイド64により、本実
施形態のテープ材Tの両端部側をテープ支持部材55の
テープ受面57との間で所定位置に寄せて位置決めして
保持するテープ材寄せ保持手段66が構成されている。
【0054】すなわち、制御手段48から送出される制
御指令に基づいて各往復動シリンダ63を駆動すること
により、各取付部材62が上下方向に移動して、各折曲
ガイド66および各圧縮コイルばねを上下方向に移動す
ることができるようになっている。
【0055】前記テープ材切断手段39は、ベルトルー
プ形成位置に送給されたテープ材Tの送出方向の上流側
に位置する基端部側を所定位置で切断して所定長さのベ
ルトループB(図1)を形成するためのものであり、こ
のテープ材切断手段39は、常にはテープ材Tの走行経
路の上方に位置し、制御手段48からの制御指令に基づ
いて所定のタイミングで駆動される図示しない往復動エ
アシリンダなどからなる切断用駆動手段により上下方向
に移動可能とされた可動刃と、この可動刃とほぼ対向す
るようにしてテープ材Tの走行経路の下方にテープ材T
の走行経路に臨むようにして配設された固定刃(共に図
示せず)とを有している。
【0056】前記ループ供給手段40は、ベルトループ
形成位置に形成されたベルトループBの両端部分を中央
側に折り曲げて縫製位置に供給するためのものであり、
図1に示すように、前後1対の折曲シャフト70を有し
ている。これら折曲シャフト70のうちの図1下方の操
作側OSに示す一方は、ベルトループBの基端側を折り
曲げる前折曲シャフト70aとされ、図1上方の奥側B
Sに示す他方は、ベルトループBの先端側を折り曲げる
後折曲シャフト70bとされている。
【0057】そして、各折曲シャフト70の先端部に
は、適宜な間隔を隔てて2本のピン71,71(図2)
が相互に平行にしてそれぞれ固着されており、テープ材
Tを側方から挿通可能に形成されている。そして、各折
曲シャフト70の基端部には、各折曲シャフト70を回
転駆動可能なロータリーエアシリンダなどからなる折曲
用駆動手段72a,72b(図2に一方のみ図示)がそ
れぞれ取着されている。これら折曲用駆動手段72a,
72bは、制御手段48(図4)に接続された2つの折
曲用駆動手段作動電磁弁73a,73b(図4)によっ
てそれぞれ単独で駆動可能とされるとともに、各折曲用
駆動手段作動電磁弁73a,73bに対して送出される
制御手段48からの制御指令に基づいて所定のタイミン
グで各折曲シャフト70をそれぞれ同時でも異なるタイ
ミングでも回転駆動することができるように形成されて
いる。
【0058】図2に示すように、前記各折曲シャフト7
0a,70bの中央部は、シーソー式案内レバーなどと
称される左右1対の折曲シャフト支持部材74(図2に
一方のみ図示)の先端部にそれぞれ支持されている。さ
らに、各折曲シャフト70は、常には図示しない付勢ば
ねにより、先端部側が上方に向けて付勢された状態で折
曲シャフト支持部材74にそれぞれに取着されており、
各折曲シャフト70の先端部が上方からの負荷を受ける
と、各折曲シャフト70の先端部が所定量だけ下方へ移
動するように形成されている。
【0059】前記左右1対の折曲シャフト支持部材74
の基端部は、平面ほぼT字状に形成された移動基体75
の先端部に取着された連結軸76に支持されている。ま
た、各折曲シャフト支持部材74は、ベルトループBの
長さに応じて連結軸76の軸方向に移動され相互間の間
隔を調整できるように形成されている。
【0060】前記移動基体75の上部には、移動基体固
定部材77が設けられており、この移動基体固定部材7
7は、図示しない縫製テーブルの上面に形成されたほぼ
平坦なテーブル面上に取着される供給土台78の上部に
所定の間隔をおいて回転自在に配設された駆動用歯付き
ベルトプーリ80と従動用歯付きベルトプーリ81との
間に掛け渡された歯付きベルト82の一カ所に固着され
ている。そして、駆動用歯付きベルトプーリ80は、駆
動用歯付きベルトプーリ80と同軸上に配設され駆動用
歯付きベルトプーリ80と一体回転可能な駆動ギア83
と接続されており、この駆動ギア83は、本実施形態に
おいては電子制御モータの一種であるサーボモータから
なる移動用駆動手段90の出力軸90aに取着された出
力ギア91に噛合されている。
【0061】また、本実施形態の折曲シャフト支持部材
74は、図2に示すように、供給土台78の立設部の側
面に配設された全体として平板状のカム体93のカム溝
94によって移動軌跡が規制されており、その結果、各
折曲シャフト70が退避位置と縫製位置との間を移動す
る際の移動軌跡を制御することができるように形成され
ている。
【0062】前記1対の折曲シャフト支持部材74、移
動基体75、移動基体固定部材77、駆動用歯付きベル
トプーリ80、従動用歯付きベルトプーリ81、歯付き
ベルト82、駆動ギア83およびカム体93により、本
実施形態の前記1対の折曲シャフト70を少なくとも縫
製位置およびループ折込位置ならびに退避位置で停止可
能なように往復移動する折曲シャフト移動手段85が構
成されている。
【0063】また、移動用駆動手段90は、後述する制
御手段48(図4)に電気的に接続されており、制御手
段48から送出される制御指令に基づいて所定のタイミ
ングで駆動されるようにされている。
【0064】すなわち、制御手段48から送出される制
御指令に基づいて移動用駆動手段90を駆動することに
より、折曲シャフト移動手段85が1対の折曲シャフト
70を図1に示すように縫製位置と縫製位置から最も離
間した退避位置との間を往復移動させるように形成され
ている。また、1対の折曲シャフト70は、退避位置か
ら縫製位置へ向かう往路で退避位置と縫製位置との間に
設けられたループ折込位置で停止可能とされている。
【0065】なお、1対の折曲シャフト70をループ折
込位置から縫製位置へ向かう往路の途中の縫製位置近傍
のミシン本体2の側方などに設けた一時停止位置(待機
位置)で停止させる構成とすることが、縫製動作を実行
中につぎの縫製に用いるベルトループBを一時停止位置
で待機させておくことができベルトループBを短時間で
縫製位置へ供給することができるなどの理由により好ま
しい。
【0066】前記供給土台78の上部には、1対の折曲
シャフト70の退避位置を検出するための近接スイッチ
あるいは光りセンサなどの非接触式センサからなる退避
位置センサ96(図4)が取着されている。この退避位
置センサ96は、後述する制御手段48(図4)に電気
的に接続されており、移動基体75に設けた図示しない
検出子が接近すると移動基体75、すなわち折曲シャフ
ト70の退避位置を検出し、その検出信号を制御手段4
8へ送出するようにされている。
【0067】また、本実施形態の退避位置センサ96に
より検出される退避位置は、1対の折曲シャフト70の
動作基準点となる原点位置と一致するように構成されて
いる。すなわち、本実施形態の退避位置センサ96は、
1対の折曲シャフト70の原点位置を検出する原点セン
サ97としての機能を併せ持つ構成とされている。
【0068】なお、退避位置と原点位置とを異なる位置
に設定する構成であってもよいが、1対の折曲シャフト
70の停止位置の数を少なくして1対の折曲シャフト7
0の動作を迅速に行うことができるなどの理由により、
図1に示すように、退避位置と原点位置とを一致させる
ことが好ましい。
【0069】また、退避位置センサ96としては、リミ
ットスイッチなどの接触式センサを用いてもよい。
【0070】本実施形態のループ供給手段40において
は、各折曲シャフトを支持する移動基体75をサーボモ
ータからなる移動用駆動手段90によって駆動すること
により、1対の折曲シャフト70を進退動作する構成と
したが、移動用駆動手段90としては駆動量の制御が可
能な他の電子制御モータ、例えば、ステッピングモー
タ、リニアモータなどであってもよい。
【0071】図4に示すように、本実施形態の制御手段
48は、少なくともベルトループ縫付けミシン35の各
部との接続に用いるI/Oインターフェース98と、C
PU99と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形
成されたメモリ100とベルトループ縫付けミシン35
の各部との接続に用いるI/Oインターフェース98と
を有している。
【0072】前記I/Oインターフェース98には、少
なくとも繰出しモータ46、引出しモータ52、各折曲
用駆動手段72a,72b、移動用駆動手段90、退避
位置センサ96(原点位置センサ97)、操作パネル1
01、ミシンモータ115、およびベルトループ供給ス
イッチ116などの縫製動作を制御する各種の駆動器機
やスイッチなどが電気的に接続されている。
【0073】前記ベルトループ供給スイッチ116は、
ループ折込位置で停止している折曲シャフト70をルー
プ折込位置から縫製位置へ向かって移動を開始させる際
に操作して用いられる。
【0074】前記操作パネル101には、図5に示すよ
うに、少なくとも表示手段102、表示項目選択手段1
03、入力手段104、リセットスイッチ105、設定
手段としての初期設定スイッチ106、準備完了スイッ
チ107、準備完了表示灯108などが配設されてい
る。
【0075】前記表示手段102は、例えば液晶表示パ
ネルなどにより形成されており、実行する縫製動作の項
目、本実施形態においては実行する縫製動作のパターン
番号や、図6に示すように、ループ折込基準位置に対す
る補正値Lb、縫い長さLdおよびベルトループBの幅
Leからなる縫製条件を絵および/または数値表示でき
るとともに、各種のエラー表示が可能なように形成され
ている。なお、表示手段102に表示させる項目は、設
計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよく、特
に、本実施形態の構成に限定されるものではない。ま
た、表示手段102は、表示項目選択手段103によっ
て選択された項目の表示部位が点滅などにより容易に視
認できるようにされている。
【0076】前記表示項目選択手段103は、表示手段
102に表示される表示項目の切り替えに用いるもので
あり、左右1対の方向キー103R,103Lを有して
いる。そして、一方の方向キー103Rを1回押す毎に
前記表示手段102に例えば点滅表示されている表示部
位が右方に隣位する項目の表示部位に移動し、他方の方
向キー103Lを1回押す毎に前記表示手段102に例
えば点滅表示されている表示部位が左方に隣位する項目
の表示部位に移動するようになっている。
【0077】また、本実施形態の表示項目選択手段10
3は、後述するように、前記メモリ100に記憶された
複数の縫製パターンから実行する縫製動作に必要な縫製
パターンを選択可能な選択手段109としての機能を併
せ持っている。なお、本実施形態においては、補正値L
bと、縫製補正位置データを得るための縫製長さLdお
よびベルトループBの幅Leとによって、1つの縫製パ
ターンが形成されている。
【0078】前記入力手段104は、少なくとも縫い長
Ldさ、ベルトループBの幅Leや、1対の折曲シャフ
ト70の退避位置と1対の折曲シャフト70をループ折
込位置へ移動させるために基準となるループ折込基準位
置との距離を表す数値として予め設定された折込基準距
離値に対する補正値Lbである折込補正位置データを入
力する際に用いるものであり、0〜9の10個の数値入
力キー104aにより形成されている。
【0079】なお、ループ折込基準位置と1対の折曲シ
ャフト70を縫製位置へ移動させるために基準となる縫
製基準位置との距離を表す数値として予め設定された折
込縫製基準距離値に対する補正値Liである縫製補正位
置データは、縫い長さLdおよびベルトループBの幅L
eに基づいて、式Li=(Le−Ld)/2により算出
されるようになっている。
【0080】また、補正値Liである縫製補正位置デー
タそのものを入力する構成としてもよい。
【0081】前記初期設定スイッチ106は、1対の折
曲シャフト70の退避位置と1対の折曲シャフト70を
ループ折込位置へ移動させるために基準となるループ折
込基準位置との距離を表す数値である折込基準距離値L
a(図6)や、ループ折込基準位置と1対の折曲シャフ
ト70を縫製位置へ移動させるために基準となる縫製基
準位置との距離を表す数値である折込縫製基準距離値L
f(図6)や、1対の折曲シャフト70の退避位置と1
対の折曲シャフトを縫製位置へ移動させるために基準と
なる縫製基準位置との距離を表す数値である退避縫製基
準距離値Lh(図6)などを1台1台の機械的組付け位
置に合わせて初期設定の一つとしてメモリ100に記憶
する機器固有データ設定モードを選択する際にON操作
して用いられる。
【0082】前記準備完了スイッチ107は、縫製動作
を実行する際に、実行する縫製動作のパターン番号、縫
い長さLd、ベルトループBの幅Le、1対の折曲シャ
フト70のループ折込位置および縫製位置を設定する際
にON操作して用いられるようになっている。
【0083】前記準備完了表示灯108は、前記準備完
了スイッチ107がON操作されると点灯して準備完了
状態を作業者に容易に視認させることができるようにな
っており、本実施形態においてはLEDにより形成され
ている。
【0084】図4に戻って、メモリ100は、少なくと
も縫製動作を実行する際に必要な多種多様のデータを記
憶したデータ記憶部120と、ベルトループ縫付けミシ
ン35の動作制御を行うための各種の制御プログラムを
記憶したプログラム記憶部121を有している。
【0085】本実施形態におけるデータ記憶部120に
は、図4に示すように、少なくとも複数の縫製パターン
と、各種の初期設定データが記憶されており、1つの縫
製パターンは、縫製動作のパターン番号と、このパター
ン番号における縫い長さLd、および、ベルトループB
の幅Le、ならびに補正値たる折込補正位置データLb
を有している。また、初期設定データとしては、折込基
準距離値La、折込縫製基準距離値Lfおよび退避縫製
基準距離値Lhを有している。すなわち、各基準値L
a,Lf,Lhは、縫製パターンの一部として縫製パタ
ーン毎に記憶されるのではなく、縫製パターンとは分離
して記憶されるようになっている。
【0086】したがって、本実施形態におけるデータ記
憶部120は、複数の縫製パターンを記憶する縫製パタ
ーン記憶手段130と、折込基準距離値Laを記憶する
折込基準距離記憶手段131と、少なくとも折込縫製基
準距離値Lfと退避縫製基準距離値Lhの一方を記憶す
る縫製基準距離記憶手段132との機能を併せ持つ構成
とされている。
【0087】なお、各基準値La,Lf,Lhは、図4
に示すように、縫製パターンの一部として縫製パターン
毎に記憶されるのではなく、縫製パターンとは分離して
記憶されるようになっている。
【0088】また、本実施形態においては、各記憶手段
130,131,132を1つの素子のアドレスの違う
領域で構成したが、個別の素子で構成してもよい。
【0089】前記プログラム記憶部121には、1対の
折曲シャフト70の移動位置を制御するため移動用駆動
手段90の駆動量を制御するとともに、1対の折曲シャ
フト70の移動位置たる停止位置を変更可能に制御する
プログラムが記憶されている。
【0090】前記プログラム記憶部121に記憶するプ
ログラムについてさらに詳しく説明する。
【0091】本実施形態のプログラム記憶部121に
は、縫製動作を実行する際の1対の折曲シャフト70の
ループ折込位置および縫製位置を折込補正位置データお
よび縫い長さLdならびにベルトループBの幅Leから
なる縫製条件に応じて制御するためのプログラムとし
て、縫製動作を実行する際に、選択手段109により選
択された縫製パターンのデータに基づいて、1対の折曲
シャフト70のループ折込位置および縫製位置を制御す
る第1のプログラムと、縫製動作を実行する際に、メモ
リ100に記憶された折込基準距離値Laおよび折込縫
製基準距離値Lfと、入力手段104により入力された
縫製条件(縫い長さLd、ベルトループBの幅Le)お
よび補正値Lbとに基づいて、1対の折曲シャフト70
のループ折込位置および縫製位置を縫製条件に応じて制
御する第2のプログラムとの両者が記憶されている。こ
こでいう、1対の折曲シャフト70のループ折込位置お
よび縫製位置を縫製条件に応じて制御するとは、具体的
には、縫製条件に応じて1対の折曲シャフト70の移動
量を制御するように移動用駆動手段90の駆動量を制御
することであり、詳細については後述する。
【0092】なお、第2のプログラムとしては、メモリ
100のデータ記憶部120に、1台1台の機械的組み
付け位置に合わせて設定された1対の折曲シャフト70
の退避位置と縫製位置との間の距離をあらわす数値とし
て予め設定された退避縫製基準距離値Lhを記憶してお
き、縫製動作を実行する際に、メモリ100に記憶され
た折込基準距離値Laおよび退避縫製基準距離値Lh
と、入力手段104により入力された縫製条件および補
正値Lbとに基づいて、1対の折曲シャフト70の縫製
位置を縫製条件に応じて制御するものであってもよい。
すなわち、折曲シャフト70の退避位置(原点位置)を
基準として縫製位置を設定するものであってもよい。
【0093】また、前記プログラム記憶部121に記憶
するプログラムとしては、ループ折込位置のみを制御す
るため、縫製動作を実行する際に、メモリ100に記憶
された折込基準距離値Laおよび入力手段104により
入力された補正値Lbに基づいて、1対の折曲シャフト
70が退避位置から縫製条件に応じたループ折込位置へ
移動するのに必要な移動量を算出し、この算出した移動
量に基づいて前記移動用駆動手段90を制御するプログ
ラムであってもよい。
【0094】前記メモリ100には、ミシン本体2、テ
ープ材送給手段37、テープ材支持手段38、テープ材
切断手段39の各部を所定のタイミングで動作させるた
めのプログラムや、電源投入時のイニシャライズ動作を
行うプログラムなどの多種多様のプログラムなども記憶
されている。
【0095】すなわち、本実施形態の制御手段48は、
少なくとも1対の折曲シャフト70の移動位置を制御す
るため移動用駆動手段90の駆動量を制御するととも
に、1対の折曲シャフト70の縫製位置およびループ折
込位置ならびに退避位置からなる移動位置のうちの少な
くとも1つを変更可能なように構成されている。
【0096】また、本実施形態の制御手段48は、縫製
パターン記憶手段130および選択手段109を有して
おり、縫製動作を実行する際に、前記選択手段により選
択された縫製パターンに基づいて、1対の折曲シャフト
70のループ折込位置および縫製位置を制御するように
構成されている。
【0097】さらに、本実施形態の制御手段48は、折
込基準距離記憶手段131および入力手段104を有し
ており、縫製動作を実行する際に、折込基準距離記憶手
段131に記憶された折込基準距離値、または折込縫製
基準距離値と、入力手段104によって入力された折込
補正位置データ、または縫製補正位置データに基づい
て、1対の折曲シャフト70のループ折込位置または縫
製位置を制御するように構成されている。
【0098】またさらに、本実施形態の制御手段48
は、折込基準距離値La、退避縫製基準距離値Lhおよ
び折込縫製基準距離値Lfの少なくとも何れか1つを、
ミシン本体2およびループ供給手段40ならびに退避位
置センサ96の機械的な組付け位置に応じて設定可能な
設定手段106を有している。
【0099】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0100】図7は本発明に係るベルトループ縫付けミ
シンの実施形態におけるループ供給手段の動作を示すメ
インフローチャート、図8は縫製データの設定モードを
説明するフローチャート、図9はベルトループの折込動
作を説明するフローチャートである。
【0101】本実施形態のベルトループ縫付けミシン3
5によるループ供給手段40の動作は、図7に示すよう
に、図示しない電源スイッチをON操作することにより
電源を投入して開始する。そして、ステップST01にお
いて、初期設定スイッチ106がON操作された状態で
電源が投入されたか否かを判断し、YES(初期設定ス
イッチ106がON)の場合には、ステップST21へ進
行して機器固有データの設定モードに入りる。なお、こ
のステップST21の機器固有データの設定モードは、電
源の遮断をもって終了する。
【0102】ここで、前記ステップST21における機器
固有データの設定モードについて説明する。
【0103】前記機器固有データの設定モードおいて
は、図6に示すように、1対の折曲シャフト70の退避
位置とループ折込位置との間の距離をあらわす数値とし
て予め設定される折込基準距離値La、および、1対の
折曲シャフト70のループ折込位置と縫製位置との間の
距離をあらわす数値として予め設定された折込縫製基準
距離値Lfとを1台1台の機械的組み付け位置に合わせ
て操作パネル101に設けた入力手段104を用いて入
力する。
【0104】すると、制御手段48は、折込基準距離値
La、および、折込縫製基準距離値Lfを機器固有デー
タとしてメモリ100のデータ記憶部120に記憶す
る。この機器固有データの設定は、ベルトループ縫付け
ミシン35を初めて組み付けた場合や、修理あるいは改
造などによりループ供給手段40を着脱した場合などに
実行するのが一般的である。なお、固定された各基準値
La,Lfに合わせてループ供給手段40の組付け位置
を調整してもよい。
【0105】図7に戻って、前記ステップST01の判断
がNO(初期設定スイッチ106がOFF)の場合に
は、つぎのステップST02へ進行し、操作パネル101
の表示手段102の表示部位に、所定の縫製条件、本実
施形態においては縫製パターン番号例えばNo.1と、
この縫製パターン番号(No.1)に応じた縫い長さL
d、ベルトループの幅Leおよび折込基準距離値Laに
対する補正値Lbからなる縫製パターンをデータ記憶部
120から呼び出して表示し、つぎのステップST03へ
進行する。
【0106】なお、ここでいう所定の縫製動作のパター
ン番号とは、必ず縫製動作の縫製パターン番号のうちの
No.1を表示させてもよいし、前回電源がOFFされ
た時に選択されていた縫製動作のパターン番号であって
もよく、設計コンセプトなどの必要に応じて設定するこ
とができる。
【0107】つぎに、ステップST03において、原点位
置である退避位置へ1対の折曲シャフト70を移動し、
つぎのステップST04へ進行し、ステップST04におい
て準備完了スイッチ107がONか否かを判断し、ステ
ップST04の判断がNO(準備完了スイッチ107がO
FF)の場合には、ステップST05へ進行して縫製パタ
ーンである縫製データの設定モードに入り、その後ステ
ップST04の判断がYESになるまで待機する。
【0108】ここで、前記ステップST05における縫製
データの設定モードについて説明する。
【0109】本実施形態においては、最初の電源投入時
には、縫製データの設定モードとなるように構成されて
おり、初期設定スイッチがON操作された状態で電源が
投入されない限り縫製データの設定モードとなり、縫製
パターン番号と、この縫製パターン番号に応じた縫い長
さLd、ベルトループBの幅Leおよび折込縫製基準距
離値Lfに対する補正値Lbの選択および/または設定
を実行することができる。
【0110】図8に示すように、前記縫製データの設定
モードが開始されると、ステップST51において他の縫
製パターン番号が選択されたか否かが判断され、ステッ
プST51の判断がYES(縫製パターン番号変更あり)
の場合には、つぎのステップST52において選択された
縫製パターン番号と、この縫製パターン番号に応じた設
定値、本実施形態においては縫い長さLd、ベルトルー
プの幅Leおよび折込基準距離値Laに対する補正値L
bからなる縫製パターンをデータ記憶部120から呼び
出して操作パネル101の表示手段102の表示部位に
表示し、つぎのステップST53へ進行する。
【0111】なお、縫製パターン番号の変更は、縫製デ
ータ選択手段109をかねた表示項目選択手段103の
方向キー103R,103Lの何れかを操作して表示手
段102の表示部位に表示されている5つの項目のうち
から縫製パターン番号を選択し、その後入力手段104
の数値入力キー104aを操作することにより、縫製パ
ターン番号を変更する。
【0112】つぎに、ステップST53において、縫製パ
ターン番号に応じた縫い長さLd、ベルトループの幅L
eおよび折込位置データである折込基準距離値Laに対
する補正値Lbからなる縫製パターンが変更されたか否
かを判断し、ステップST53の判断がNO(変更なし)
の場合には終了する。
【0113】なお、縫製データの変更は、入力手段10
4と縫製データ選択手段109とを操作することにより
実行する。
【0114】前記ステップST53の判断がYES(変更
あり)の場合、すなわち、縫製パターン番号に応じてデ
ータ記憶部120に記憶されている縫製長さLd、ベル
トループの幅Leおよび折込基準距離値Laに対する補
正値Lbからなる縫製パターンのうちの少なくとも一つ
の縫製データの値(設定値)を変更する場合には、つぎ
のステップST54へ進行して変更された縫製パターンの
値(設定値)を操作パネル101の表示手段102の表
示部位に表示し、つぎのステップST55において、縫製
パターンを記憶しているメモリ100のデータ記憶部1
20の該当個所の縫製パターンの値を更新し、ステップ
ST51へ戻る。
【0115】また、縫製データの変更時に、入力手段1
04から入力された値が機器の動作設定に対して、例え
ば動作限界を超えていたり、干渉したりするなどの矛盾
があり誤動作する場合には、表示手段102の表示部位
に入力データエラーの警告を表示する。そして、このよ
うな入力データエラーの入力が行われた場合には、リセ
ットスイッチ105をON操作することにより、入力さ
れた値を無効とするエラー解除動作を行う。また、リセ
ットスイッチ105は、他の動作エラー時のエラー解除
にも用いられる。
【0116】なお、新たな縫製データを新たに設定する
場合には、ステップST53において、新たな縫製パター
ン番号と、この縫製パターン番号に応じた縫製長さL
d、ベルトループの幅Leおよび折込基準距離値Laに
対する補正値Lbを設定してデータ記憶部120に、縫
製パターン番号とその縫製パターン番号に応じた縫い長
さLd、ベルトループの幅Le、折込基準距離値Laに
対する補正値Lb、および、折込縫製基準距離値Lfに
対する補正値Liをデータ記憶部120に記憶する。
【0117】図7に戻って、前記ステップST04の判断
がYES(準備完了スイッチ107がON)の場合に
は、つぎのステップST06で準備完了表示灯108を点
灯し、その後つぎのステップST07へ進行してベルトル
ープBの折込動作を実行し、その後つぎのステップST
08へ進行する。
【0118】ここで、前記ステップST07におけるベル
トループBの折込動作について説明する。
【0119】図9に示すように、ベルトループBの折込
動作が開始されると、まず、ステップST71において、
テープ材送給手段37を駆動して所定長さのテープ材T
をベルトループ形成位置へ送給してからテープ材寄せ保
持手段66より保持し、つぎのステップST72へ進行す
る。
【0120】そして、ステップST72において、テープ
材切断手段39を駆動してベルトループ形成位置へ送給
したテープ材Tを基端部側で切断することにより所定長
さのベルトループBを形成し、つぎのステップST73へ
進行する。
【0121】ついで、ステップST73において、縫製条
件に応じて折込基準距離値Laを補正値Lbで補正する
ことにより得られる1対の折曲シャフト70を退避位置
たる原点位置からループ折込位置へ移動させるのに必要
な移動量Lcからなる折込位置データに基づいて、移動
用駆動手段90を駆動して1対の折曲シャフトフト70
を退避位置から縫製条件に応じたループ折込位置へ移動
し、ベルトループBの両端部分を1対の折曲シャフト7
0の二股状に形成されたそれぞれの先端部で挟み込み、
つぎのステップST74に進行する。
【0122】前記1対の折込シャフト70を退避位置か
らループ折込位置へ移動させる際の移動量Lcは、プロ
グラム記憶部121に記憶された制御プログラムによ
り、折曲基準距離値Laおよび補正値Lbに基づいてC
PU99が算出(Lc=La+Lb)し、この移動量L
cに基づいて移動用駆動手段90の駆動量が制御され
る。
【0123】なお、1対の折曲シャフト70の移動量
(移動距離)は、退避位置センサ96たる原点センサ9
7からの原点検出信号でクリアされるカウンタで、移動
用駆動手段90としてのサーボモータに取着したエンコ
ーダからのパルス信号をカウントし、サーボモータの出
力軸の回転量から1対の折曲シャフト70の移動量を算
出するようになっている。したがて、移動用駆動手段9
0であるサーボモータの回転量を制御することで1対の
折曲シャフト70の移動量を制御して1対の折曲シャフ
ト70の移動位置を可変に制御するようになっている。
さらに、移動用駆動手段90として他の電子制御モー
タ、例えばステッピングモータを用いる場合には、移動
量に応じたステッピングモータのステップ数により、1
対の折曲シャフト70の移動位置を可変に制御すること
ができる。
【0124】ついで、ステップST74において、各折曲
用駆動手段作動電磁弁73a,73bを作動させて各折
曲用駆動手段72a,72bを駆動することにより、各
折曲シャフト70a,70bが各々外方向に回転し、ベ
ルトループBの両端部分を中央側に向けて下方に折り返
すようにしてほぼ180度折り曲げる。
【0125】この時、1対の折曲シャフトフト70は、
縫製条件に応じて退避位置から実行するループ折込位置
へ移動する移動量Lcを正確に制御することができるの
で、1対の折曲シャフトフト70がループ折込位置で停
止した際の移動位置が所定位置に対して前後にずれるこ
とがないので、ベルトループBにドッグイヤーが生じる
のを確実に防止でき、その結果、高い縫製品質を確実に
保持することができる。
【0126】図7に戻って、前記ステップST08におい
て、ベルトループ供給スイッチ116がONか否かを判
断し、ステップST08の判断がYES(ベルトループ供
給スイッチ116がON)場合には、つぎのステップS
T09へ進行して1対の折曲シャフト70を縫製条件に応
じたループ折込位置から縫製条件に応じた縫製位置へ移
動させるのに必要な移動量Lg(Lg=Lf−Lb−
((Le−Ld)/2))が算出され、この移動量Lg
に基づいて移動用駆動手段90の駆動量が制御され、そ
の結果、1対の折曲シャフトフト70を縫製条件に応じ
たループ折込位置から縫製条件に応じた縫製位置へ移動
し、つぎのステップST10において布押さえ9を下降
し、つぎのステップST11で1対の折曲シャフトフト7
0を退避位置へ後退移動し、つぎのステップST12にお
いて縫製物Sへ対するベルトループBの縫製を開始し、
つぎのステップST13において、縫製動作の実行中にス
テップST07と同様のベルトループBの折込動作を行っ
て、つぎのステップST14へ進行して、縫い終わりか否
かを判断し、ステップST14の判断がNO(縫いが終了
しない)の場合には、ステップST14の判断がYES
(縫い終了)になるまで待機し、ステップST14の判断
がYES(縫いが終了した)の場合には、ステップST
08へ戻り、ステップST08の判断がYESになるまで待
機する。
【0127】前記ステップST08の判断がNO(ベルト
ループ供給スイッチ116がOFF)の場合には、ステ
ップST15へ進行し、ステップST15において準備完了
スイッチ107がONか否かを判断し、NO(準備完了
スイッチ107がOFF)の場合には、ステップST08
へ戻り、ステップST08の判断がYES(ベルトループ
供給スイッチ116がON)になるまで待機する。
【0128】前記ステップST15の判断がYES(準備
完了スイッチ107がON)の場合には、つぎのステッ
プST16へ進行して準備完了表示灯108を消灯し、そ
の後つぎのステップST17に進行して前記ステップST
05と同様の縫製データの設定モードを実行してから、つ
ぎのステップST18において準備完了スイッチ107が
ONか否かを判断し、NO(準備完了スイッチ107が
OFF)の場合には、ステップST17へ進行して縫製デ
ータの設定モードに入り、その後ステップST18の判断
がYESになるまで待機する。
【0129】前記ステップST18の判断がYES(準備
完了スイッチ107がON)の場合には、つぎのステッ
プST19で準備完了表示灯108を点灯し、その後前記
ステップST08へへ戻り、ステップST08の判断がYE
S(ベルトループ供給スイッチ116がON)になるま
で待機する。
【0130】このように、本実施形態のベルトループ縫
付けミシン35においては、従来と異なり、ミシン本体
2に対するループ供給手段40の間隔、詳しくは折込基
準距離値Laおよび折込縫製基準距離値Lfを厳密な精
度で組み立てなくても、ミシン組付作業者は、試し縫い
用の所定の縫製物とベルトループを使用し、かつ所定の
縫製条件で試し縫いを実行して、折込基準距離値Laに
対してはドッグイヤーの有無を判断し、折込縫製基準距
離値Lfに対しては縫い始めの針落ち位置とベルトルー
プBの端面からの距離が規定の範囲にあるか否かを判断
するなどして、縫製結果が規定範囲になるまで、操作パ
ネル101から折込基準距離値La、あるいは折込縫製
基準距離値Lfを増減しながら種々変更入力することの
みで、ミシン本体2とループ供給手段40と退避位置セ
ンサ96とのそれぞれの相対位置を厳密に設定できるの
で、製造段階における機械的な調整が不要になり、調整
作業が簡単になる。
【0131】また、本実施形態のベルトループ縫付けミ
シン35によれば、縫製データ選択手段109を操作す
るという簡単な動作で、移動用駆動手段90の駆動によ
って移動する1対の折曲シャ70フトのループ折込位置
および/または縫製位置を縫製条件に応じて容易に変更
することができる。
【0132】また、本実施形態のベルトループ縫付けミ
シン35によれば、入力手段104および縫製データ選
択手段109を操作して縫い長さLd、ベルトループB
の幅Leおよび補正値Lbを入力するという簡単な動作
で、移動用駆動手段90の駆動によって移動する1対の
折曲シャフト70のループ折込位置および縫製位置を縫
製条件に応じて容易に変更することができる。言い換え
ると、縫製条件の変更を容易に行うことができる。
【0133】したがって、ミシン本体2に対するループ
供給手段40の間隔を変えずに、操作パネル101の入
力手段104および縫製データ選択手段109を操作す
るという簡単な動作をもって、1対の折曲シャフト70
の少なくともループ折込位置および縫製位置を縫製条件
に応じて容易に変更することができるので、操作性、作
業性、作業効率などを容易に向上させることができる。
【0134】上記実施形態においては、折込基準距離記
憶手段131に記憶された折込基準距離値Laと、縫製
基準距離記憶手段132に記憶された折込縫製基準距離
値Lfを用いて、1対の折曲シャフト70の縫製位置を
制御する構成としたが、縫製基準距離記憶手段132
に、制御手段48が折込縫製基準距離値Lfの代わりに
退避縫製基準距離値Lhを入力する入力手段104を有
し、縫製動作を実行する際に、縫製基準距離記憶手段1
32に記憶された退避縫製基準距離値Lhと入力手段1
04によって入力された補正値Liである縫製補正位置
データに基づいて1対の折曲シャフト70の縫製位置を
制御する構成としてもよい。この場合、退避位置からの
折曲シャフト70の移動量Ljは、Lj=Lh−Liで
算出される。また、退避縫製基準距離値Lhは、図7の
ステップST21に示す機器固有データの設定モードにお
いて操作パネル101に設けた入力手段104を用いて
入力されて初期設定がなされる。このような構成とする
ことにより、退避縫製基準距離値Lhを増減しながら種
々変更入力することでミシン本体2とループ供給手段4
0と退避位置センサ96とのそれぞれの相対位置を厳密
に設定できるので、製造段階における機械的な調整が不
要になり、調整作業が簡単になる。
【0135】図10は、本発明の第2実施形態を示すも
のであり、本実施形態のベルトループ縫付けミシン35
Aは、従来と同様に1対の折曲シャフト70をループ折
込位置から縫製位置へ移動する途中のミシン本体2の針
板8の側縁部の上方で両端部分を折り曲げたベルトルー
プBが待機する一時停止位置を設けており、この一時停
止位置を縫製位置に対して位置調整可能としている。
【0136】図10に示すように、本実施形態のベルト
ループ縫付けミシン35Aにおいては、1対の折曲シャ
フト70の退避位置と一時停止基準位置との間の距離を
表す数値として設定された一時停止基準距離値Lmをデ
ータ記憶部120に記憶している。この一時停止基準距
離値Lmのデータ記憶部120への記憶は、例えば、前
述した第1実施形態のベルトループ縫付けミシン35の
機器固有データの設定モードにおいて、折込基準距離値
Laおよび折込縫製基準距離値Lfの入力と同様に入力
手段104により入力することで行われる。
【0137】また、本実施形態のベルトループ縫付けミ
シン35Aにおける一時停止位置は、前述した第1実施
形態のベルトループ縫付けミシン35のループ折込位置
および縫製位置と同様に調整することができる。すなわ
ち、例えば、表示手段102表示部位に一時停止位置の
調整を表す絵表示を設けておき、操作パネル101の表
示項目選択手段103の方向キー103R,103Lの
何れかを操作して表示手段102の表示部位に一時停止
位置の調整をあらわす絵表示を選択し、その後入力手段
104の数値入力キー104aを操作することにより、
データ記憶部120に記憶されている一時停止基準距離
値Lmに対する調整値Lnを入力することにより実行す
る。
【0138】その他の構成は前述した第1実施形態のベ
ルトループ縫付けミシン35と同様とされている。
【0139】つぎに、本実施形態のベルトループ縫付け
ミシン35Aの作用について説明する。
【0140】本実施形態のベルトループ縫付けミシン3
5Aが前述した第1実施形態のベルトループ縫付けミシ
ン35と異なる点は、1対の折曲シャフト70のループ
折込位置から縫製位置への移動の途中に、一時停止位置
への移動動作が加わる点である。すなわち、1対の折曲
シャフト70のループ折込位置から一時停止位置への移
動が、図7に示すフローチャートにおけるステップST
07の「ベルトループの折込動作実行」およびステップS
T13の「ベルトループの折込動作」終了直後に実行され
る点である。なお、第1実施形態からこのような動作へ
の変更は、プログラム記憶部121へと記憶される制御
プログラムを変更することによって行われる。
【0141】また、1対の折曲シャフト70をループ折
込位置から一時停止位置へ移動させるのに必要な移動量
は、各部の動作の制御を司る制御手段48のプログラム
記憶部121に記憶された変更された制御プログラムに
より、一時停止基準距離値Lm、調整値Ln、折込基準
距離値Laおよび補正値Lbに基づいてCPU99が算
出(Lm+Ln−(La+Lb))し、この移動量に基
づいて移動用駆動手段90の駆動量が制御される。
【0142】したがって、本実施形態のベルトループ縫
付けミシン35Aによれば、一時停止位置を作業者の好
みの位置に設けることができるので、作業性の向上と生
産性の向上という相反する性質のものを容易に両立する
ことができる。すなわち、一時停止位置を、作業空間を
確保しつつ縫製位置までの距離が短くなるような位置に
容易に設けることができる。
【0143】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、設計コンセプトなどの必要
に応じてループ折込位置および縫製位置の何れか一方の
みを変更できる構成など、必要に応じて種々変更するこ
とができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明のベルトループ縫付けミシンによれば、入力手段を
操作して折込補正位置データまたは縫製補正位置データ
を入力するという簡単な動作を実行することにより自動
的に1対の折曲シャフトのループ折込位置または縫製位
置を調整することができるので、ミシン本体に対するル
ープ供給手段の間隔の変更や折曲シャフト移動手段のス
トローク調整などの機械的な調整を行わずに、1対の折
曲シャフトの移動位置の変更を容易に行うことができる
などの極めて優れた効果を奏する。
【0145】また、請求項2に記載の本発明のベルトル
ープ縫付けミシンによれば、選択手段を操作するという
簡単な動作を実行することにより自動的に1対の折曲シ
ャフトのループ折込位置および縫製位置を調整すること
ができるので、ミシン本体に対するループ供給手段の間
隔の変更や折曲シャフト移動手段のストローク調整など
の機械的な調整を行わずに、1対の折曲シャフトの移動
位置の変更を容易に行うことができるなどの極めて優れ
た効果を奏するる。
【0146】また、請求項3に記載の本発明のベルトル
ープ縫付けミシンによれば、入力手段を操作して折込補
正位置データまたは縫製補正位置データを入力するとい
う簡単な動作を実行することにより自動的に1対の折曲
シャフトのループ折込位置または縫製位置を調整するこ
とができるので、ミシン本体に対するループ供給手段の
間隔の変更や折曲シャフト移動手段のストローク調整な
どの機械的な調整を行わずに、1対の折曲シャフトの移
動位置の変更を容易に行うことができるなどの極めて優
れた効果を奏する。
【0147】また、請求項4に記載の本発明のベルトル
ープ縫付けミシンによれば、入力手段を操作して縫製補
正位置データを入力するという簡単な動作を実行するこ
とにより自動的に1対の折曲シャフトの縫製位置を調整
することができるので、ミシン本体に対するループ供給
手段の間隔の変更や折曲シャフト移動手段のストローク
調整などの機械的な調整を行わずに、1対の折曲シャフ
トの移動位置の変更を容易に行うことができるなどの極
めて優れた効果を奏する。
【0148】また、請求項5に記載の本発明のベルトル
ープ縫付けミシンによれば、設定手段を操作するという
簡単な動作を実行することにより自動的に折込基準距離
値、退避縫製基準距離値および折込縫製基準距離値の少
なくとも何れか1つを容易に設定することができるなど
の極めて優れた効果を奏する。また、折込基準距離値、
退避縫製基準距離値および折込縫製基準距離値の少なく
とも何れか1つを容易に設定することができるととも
に、折込基準距離値、退避縫製基準距離値および折込縫
製基準距離値の少なくとも何れか1つを容易に設定する
ことができることにより、折込基準距離値、あるいは退
避縫製基準距離値、あるいは折込縫製基準距離値を増減
しながら種々変更入力することでミシン本体とループ供
給手段と退避位置センサとのそれぞれの相対位置を厳密
に設定できるので、製造段階における機械的な調整が不
要になり、調整作業が簡単になるなどの極めて優れた効
果を奏する。
【0149】また、請求項6に記載の本発明のベルトル
ープ縫付けミシンによれば、一時停止位置を作業者の好
みの位置に設けることができるので、作業性の向上と生
産性の向上という相反する性質のものを容易に両立する
ことができる。すなわち、一時停止位置を、作業空間を
確保しつつ縫製位置までの距離が短くなるような位置に
容易に設けることができるなどの極めて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの第
1実施形態の要部を簡略化して上方から見て示す示す模
式図
【図2】 図1の要部を操作側から見て示す概略図
【図3】 テープ材支持部材のテープ受面近傍を示す拡
大図
【図4】 制御手段の要部を示すブロック図
【図5】 操作パネルの要部を示す説明図
【図6】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの第
1実施形態における折曲シャフトの設定状態および縫製
状態での移動位置を簡略化して示す説明図
【図7】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの第
1実施形態におけるループ供給手段の動作を示すメイン
フローチャート
【図8】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの第
1実施形態における縫製データの設定モードを説明する
フローチャート
【図9】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの第
1実施形態におけるベルトループの折込動作を説明する
フローチャート
【図10】 本発明に係るベルトループ縫付けミシンの
第2実施形態における折曲シャフトの設定状態および縫
製状態での移動位置を簡略化して示す図6と同様の図
【図11】 従来のベルトループ縫付けミシンに一例の
要部を示す斜視図
【図12】 図11のベルトループ縫付けミシンによる
テープ材を切断してベルトループを形成した後に1対の
折曲シャフトがループ折込位置に位置してベルトループ
の両端部を中央側に向けて折り曲げた状態の要部を示す
概略側面図
【図13】 図11のベルトループ縫付けミシンによる
1対の折曲シャフトが一時停止位置に位置した状態の要
部を示す図12と同様の図
【図14】 図11のベルトループ縫付けミシンによる
1対の折曲シャフトが縫製位置に位置した状態の要部を
示す図12と同様の図
【図15】 従来のベルトループ縫付けミシンにおける
ベルトループのドッグイヤーを説明する説明図
【符号の説明】
2 ミシン本体 35、35A ベルトループ縫付けミシン 36 ベルトループ供給装置 37 テープ材送給手段 38 テープ材支持手段 39 テープ材切断手段 40 ループ供給手段 48 制御手段 70 折曲シャフト 72a、72b 折曲用駆動手段 85 折曲シャフト移動手段 90 移動用駆動手段 96 退避位置センサ 97 原点センサ 99 CPU 100 メモリ 101 操作パネル 102 表示手段 103 表示項目選択手段 104 入力手段 106 初期設定スイッチ 107 準備完了スイッチ 108 準備完了表示灯 109 選択手段 120 データ記憶部 121 プログラム記憶部 130 縫製パターン記憶手段 131 折込基準距離記憶手段 132 縫製基準距離記憶手段 T テープ材 B ベルトループ S 縫製物 La 折込基準距離値 Lb (折込基準距離値の)補正値 Lc (1対の折曲シャフトを退避位置からループ折込
位置へ移動させるのに必要な)移動量 Ld 縫い長さ Le (ベルトループの)幅 Lf 折込縫製基準距離値 Lg (1対の折曲シャフトをループ折曲位置から縫製
位置へ移動させるのに必要な)移動量 Lh 退避縫製基準距離値 Li (折込縫製基準距離値の)補正値 Lj (1対の折曲シャフトを退避位置から縫製位置へ
移動させるのに必要な)移動量 Lm 一時停止基準距離値 Ln (一時停止基準距離値の)調整値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 賢治 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 田中 正彦 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 小野 安志 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA11 AA16 AA22 BB04 CC01 CE01 CE05 CE23 EH01 EH12 EH17 GD14 GF02 GF03 GG04 JA07 JA08 JA13 LA60 LA73 LA88 LB01 LB03 MA02 NA31 NB13 NC06 NC07 NC18 QA06 QA07 QA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製位置に供給されたベルトループを縫
    製物へ縫い付けるミシン本体と、前記ミシン本体から離
    れた位置に組み付けられ前記ベルトループの両端部分を
    ループ折込位置で支持して前記ミシン本体の縫製位置へ
    供給するループ供給手段と、各部の動作の制御を司る制
    御手段とを有し、 前記ループ供給手段は、前記ベルトループの両端部分を
    二股状に形成された先端部で支持可能な1対の折曲シャ
    フトと、前記1対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可
    能な折曲用駆動手段と、前記1対の折曲シャフトを少な
    くとも縫製位置およびループ折込位置ならびに退避位置
    で停止可能なように往復移動する折曲シャフト移動手段
    と、前記折曲シャフト移動手段を任意の位置に制御し得
    るように駆動する移動用駆動手段とを具備し、 前記制御手段は、前記1対の折曲シャフトの移動位置を
    制御するため前記移動用駆動手段の駆動量を制御すると
    ともに、前記1対の折曲シャフトの縫製位置およびルー
    プ折込位置ならびに退避位置からなる移動位置のうちの
    少なくとも1つを変更可能なように構成されていること
    を特徴とするベルトループ縫付けミシン。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 少なくとも前記1対の折曲シャフトをループ折込位置へ
    移動させるための折込補正位置データ、または前記1対
    の折曲シャフトを縫製位置へ移動させるための縫製補正
    位置データの一方を含む縫製パターンが複数記憶された
    縫製パターン記憶手段と、 前記縫製パターン記憶手段に記憶された複数の縫製パタ
    ーンから所望の縫製パターンを選択する選択手段とを有
    し、 縫製動作を実行する際に、前記選択手段により選択され
    た縫製パターンに基づいて、前記1対の折曲シャフトの
    ループ折込位置および縫製位置を制御するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のベルトルー
    プ縫付けミシン。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 少なくとも前記1対の折曲シャフトの退避位置と前記1
    対の折曲シャフトをループ折込位置へ移動させるために
    基準となるループ折込基準位置との距離を表す数値とし
    て予め設定された折込基準距離値、または前記ループ折
    込基準位置と前記1対の折曲シャフトを縫製位置へ移動
    させるために基準となる縫製基準位置との距離を表す数
    値として予め設定された折込縫製基準距離値の一方が記
    憶された基準距離記憶手段と、 少なくとも前記ループ折込基準位置を基準としてループ
    折込位置を補正する折込補正位置データ、または前記縫
    製基準位置を基準として縫製位置を補正する縫製補正位
    置データの一方を入力可能とする入力手段とを有し、 縫製動作を実行する際に、前記基準距離記憶手段に記憶
    された前記折込基準距離値、または前記折込縫製基準距
    離値と、前記入力手段によって入力された前記折込補正
    位置データ、または縫製補正位置データに基づいて、前
    記1対の折曲シャフトのループ折込位置または縫製位置
    を制御するように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のベルトループ縫付けミシン。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記1対の折曲シャフ
    トの退避位置と前記1対の折曲シャフトを縫製位置へ移
    動させるために基準となる縫製基準位置との距離を表す
    数値として予め設定された退避縫製基準距離値が記憶さ
    れた退避縫製基準距離記憶手段と、 前記縫製基準位置を基準として縫製位置を補正する縫製
    補正位置データを入力する入力手段とを有し、 縫製動作を実行する際に、前記退避縫製基準距離記憶手
    段に記憶された前記退避縫製基準距離値と、前記入力手
    段によって入力された前記縫製補正位置データに基づい
    て、前記1対の折曲シャフトの縫製位置を制御するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベ
    ルトループ縫付けミシン。
  5. 【請求項5】 縫製位置に供給されたベルトループを縫
    製物へ縫い付けるミシン本体と、前記ミシン本体から離
    れた位置に組み付けられ前記ベルトループの両端部分を
    ループ折込位置で支持して前記ミシン本体の縫製位置へ
    供給するループ供給手段と、各部の動作の制御を司る制
    御手段とを有し、 前記ループ供給手段は、前記ベルトループの両端部分を
    二股状に形成された先端部で支持可能な1対の折曲シャ
    フトと、前記1対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可
    能な折曲用駆動手段と、前記1対の折曲シャフトを少な
    くとも縫製位置およびループ折込位置ならびに退避位置
    で停止可能なように往復移動する折曲シャフト移動手段
    と、前記折曲シャフト移動手段を任意の位置に制御し得
    るように駆動する移動用駆動手段と、前記1対の折曲シ
    ャフトの退避位置を検出する位置に組み付けられた退避
    位置センサとを具備し、 前記制御手段は、前記1対の折曲シャフトの退避位置と
    前記1対の折曲シャフトをループ折込位置へ移動させる
    ために基準となるループ折込基準位置との距離を表す数
    値である折込基準距離値、あるいは前記1対の折曲シャ
    フトの退避位置と前記1対の折曲シャフトを縫製位置へ
    移動させるために基準となる縫製基準位置との距離を表
    す数値である退避縫製基準距離値、あるいは前記ループ
    折込基準位置と前記1対の折曲シャフトを縫製位置へ移
    動させるために基準となる縫製基準位置との距離を表す
    数値である折込縫製基準距離値、の少なくとも何れか1
    つを、前記ミシン本体および前記ループ供給手段ならび
    に前記退避位置センサの機械的な組付け位置に応じて設
    定可能な設定手段を有していることを特徴とするベルト
    ループ縫付けミシン。
  6. 【請求項6】 縫製位置に供給されたベルトループを縫
    製物へ縫い付けるミシン本体と、前記ミシン本体から離
    れた位置に組み付けられ前記ベルトループの両端部分を
    ループ折込位置で支持して前記ミシン本体の縫製位置へ
    供給するループ供給手段と、各部の動作の制御を司る制
    御手段とを有し、 前記ループ供給手段は、前記ベルトループの両端部分を
    二股状に形成された先端部で支持可能な1対の折曲シャ
    フトと、前記1対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可
    能な折曲用駆動手段と、前記1対の折曲シャフトを少な
    くとも縫製位置、一時停止位置、ループ折込位置および
    退避位置で停止可能なように往復移動する折曲シャフト
    移動手段と、前記折曲シャフト移動手段を任意の位置に
    制御し得るように駆動する移動用駆動手段とを具備し、 前記制御手段は、前記1対の折曲シャフトの移動位置を
    制御するため前記移動用駆動手段の駆動量を制御すると
    ともに、前記1対の折曲シャフトの縫製位置、一時停止
    位置、ループ折込位置および退避位置からなる移動位置
    のうちの少なくとも一時停止位置を変更可能なように構
    成されていることを特徴とするベルトループ縫付けミシ
    ン。
JP11234362A 1999-03-29 1999-08-20 ベルトループ縫付けミシン Pending JP2000342873A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11234362A JP2000342873A (ja) 1999-03-29 1999-08-20 ベルトループ縫付けミシン
KR1020000015695A KR100640302B1 (ko) 1999-03-29 2000-03-28 벨트루프 봉합 재봉틀
IT2000TO000297A IT1320647B1 (it) 1999-03-29 2000-03-29 Macchina per cucire passanti per cintura su capi di vestiario.

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-85201 1999-03-29
JP8520199 1999-03-29
JP11234362A JP2000342873A (ja) 1999-03-29 1999-08-20 ベルトループ縫付けミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000342873A true JP2000342873A (ja) 2000-12-12

Family

ID=26426226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11234362A Pending JP2000342873A (ja) 1999-03-29 1999-08-20 ベルトループ縫付けミシン

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2000342873A (ja)
KR (1) KR100640302B1 (ja)
IT (1) IT1320647B1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312796A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Juki Corp ミシンの制御装置
JP2010075382A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Juki Corp ループ材供給装置
CN101864643A (zh) * 2009-04-16 2010-10-20 Juki株式会社 带环缝制缝纫机
JP2012120730A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Juki Corp ベルトループ付けミシン及びベルトループの折り返し方法
CN101684593B (zh) * 2008-09-25 2013-07-10 Juki株式会社 带环缝制缝纫机的控制方法及其控制装置
CN104480647A (zh) * 2014-11-22 2015-04-01 宁波舒普机电科技有限公司 一种织带加工方法
CN107139513A (zh) * 2017-04-21 2017-09-08 中山市北崎电气有限公司 一种橡筋机
CN112481845A (zh) * 2020-11-20 2021-03-12 浙江科技学院 一种全自动裤耳缝制设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435865B1 (ko) * 2007-09-17 2014-09-01 주식회사 썬스타 벨트고리 재봉기의 블록디자인 생성 장치 및 방법
KR101435864B1 (ko) * 2007-09-17 2014-09-01 주식회사 썬스타 벨트고리 재봉기의 밑박음 패턴디자인 선택 장치 및 방법
KR100940898B1 (ko) * 2007-12-17 2010-02-09 주식회사 썬스타 벨트달이 재봉기의 공압 실린더 제어방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3448171B2 (ja) * 1996-11-19 2003-09-16 ブラザー工業株式会社 ミシン用のベルトループ片供給装置
JPH10277281A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Juki Corp ベルトループ縫付けミシン
US6305304B1 (en) * 1997-11-25 2001-10-23 Juki Corporation Two-needle sewing machine
JP3940210B2 (ja) * 1997-12-15 2007-07-04 Juki株式会社 ベルトループ供給装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312796A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Juki Corp ミシンの制御装置
JP4516782B2 (ja) * 2004-04-30 2010-08-04 Juki株式会社 ミシンの制御装置
JP2010075382A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Juki Corp ループ材供給装置
CN101684593B (zh) * 2008-09-25 2013-07-10 Juki株式会社 带环缝制缝纫机的控制方法及其控制装置
CN101864643A (zh) * 2009-04-16 2010-10-20 Juki株式会社 带环缝制缝纫机
JP2012120730A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Juki Corp ベルトループ付けミシン及びベルトループの折り返し方法
CN104480647A (zh) * 2014-11-22 2015-04-01 宁波舒普机电科技有限公司 一种织带加工方法
CN107139513A (zh) * 2017-04-21 2017-09-08 中山市北崎电气有限公司 一种橡筋机
CN112481845A (zh) * 2020-11-20 2021-03-12 浙江科技学院 一种全自动裤耳缝制设备

Also Published As

Publication number Publication date
ITTO20000297A1 (it) 2001-09-29
IT1320647B1 (it) 2003-12-10
KR20010029607A (ko) 2001-04-06
KR100640302B1 (ko) 2006-10-31
ITTO20000297A0 (it) 2000-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5759158B2 (ja) ベルトループ付けミシン及びベルトループの折り返し方法
JP5993162B2 (ja) ミシン
JP5616587B2 (ja) ベルトループ付けミシン
JP2000342873A (ja) ベルトループ縫付けミシン
US6220192B1 (en) Buttonhole sewing machine
JP2010213767A (ja) ミシンの糸切り装置
JP4769537B2 (ja) 玉縁縫いミシン
JP2017221644A (ja) 扁平縫いミシン
JP2005130888A (ja) 自動縫製装置
JP4409049B2 (ja) 穴かがりミシンの布開き装置
CN105506867B (zh) 缝纫机
JP2013141481A (ja) ベルトループ縫い付け方法及びベルトループ付けミシン
JP2011125387A (ja) ミシン
JP2010246837A (ja) 縫製装置
JP4660295B2 (ja) ボタン付けミシン
JP5110491B2 (ja) ボタン付け方法及びボタン付けミシン
JP2000262787A (ja) ベルトループ供給装置
JP6581853B2 (ja) 穴かがりミシン
JP6389665B2 (ja) ベルトループ付けミシン及びベルトループ縫い付け方法
JP4739869B2 (ja) ミシン
JP2012223534A (ja) ボタン付け方法及びそのミシン
JP5854478B2 (ja) 縫製装置の下糸繰出し装置
JP4681765B2 (ja) ミシンの布ガイド装置及びミシン
JP2520868B2 (ja) ジツパ−縫付専用自動ミシン
JPH06142368A (ja) テープ片縫着用ミシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602