JPH1116702A - チップ抵抗器 - Google Patents

チップ抵抗器

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JPH1116702A
JPH1116702A JP9183135A JP18313597A JPH1116702A JP H1116702 A JPH1116702 A JP H1116702A JP 9183135 A JP9183135 A JP 9183135A JP 18313597 A JP18313597 A JP 18313597A JP H1116702 A JPH1116702 A JP H1116702A
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JP
Japan
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electrode layer
chip resistor
layer
upper electrode
width
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JP9183135A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Oshima
泰幸 大島
Hideki Kasugai
英樹 春日井
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TAIYOUSHIYA DENKI KK
Taiyosha Electric Co Ltd
Original Assignee
TAIYOUSHIYA DENKI KK
Taiyosha Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルクワンバイワン方式又はマルチ実装方式
において、チップ抵抗器が裏向きに実装された場合でも
安定した実装を行うことができるチップ抵抗器を提供す
る。 【解決手段】 絶縁基板10上に形成される上面電極層
22aを略凸状として、上面電極層22aの端部側は幅
広とし、内側は幅狭とする。つまり、側面電極層形成領
域に対応した上面電極層22aの部分の形成幅Uが、保
護層により覆われる上面電極層の部分の形成幅Sよりも
広く形成されるようにする。抵抗体層30は、該上面電
極層22aを渡すように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ抵抗器に関
するものであり、特に、絶縁基板上面に形成される上面
電極層の配設形態に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチップ抵抗器Bにおいては、図1
3(a)に示すように、平面視すると、長方形状を呈す
る絶縁基板10上面に、Y方向の両端部に対向するべく
一対の上面電極層22が形成されている。この上面電極
層22は略方形状を呈している。この上面電極層22の
上には、図13(b)に示すように、抵抗体層30がそ
の対向する一対の上面電極層22を連結するべく該一対
の上面電極層22の一部とオーバーラップして形成され
ている。また、上記一対の上面電極層22の一部及び該
抵抗体層30上には、図13(c)に示すように、ガラ
ス層からなる保護層40が形成されている。
【0003】ここで、上記上面電極層のX方向の形成幅
Sは、上記保護層40の幅Tに比べて狭く形成されるの
が一般的である。これにより、図14(a)に示すよう
に、該保護層40がたとえずれて印刷されても、平面視
したときに、上記一対の上面電極層22が上記保護層4
0からX方向に露出しない。これにより、上面電極層2
2が保護層40から露出することによる抵抗値の変動等
を防止することができる。つまり、図14(b)に示す
ように、上面電極層22が保護層40からはみ出してい
る場合には、はみ出た上面電極層同士が短絡する等の問
題が生じるおそれがあるが、上記のように、上記上面電
極層のX方向の形成幅Sを上記保護層40の幅Tに比べ
て狭く形成することによりそのような問題を回避するこ
とができる。なお、上記一対の上面電極層22の上に
は、従来のチップ抵抗器Bの完成図を示す図15
(a)、(b)に示すように、上記上面電極層22を覆
うべく側面電極層、ニッケルメッキ層、ハンダメッキ層
が重合されて全体として電極部20が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の従
来のチップ抵抗器Bは、X方向の側断面において、図1
5(b)に示すように構成され、チップ抵抗器Bの電極
部20の頂面において平滑な部分が少なくなる。つま
り、従来のチップ抵抗器Bにおける一対の上面電極層2
2のX方向の形成幅Sが短いことから、電極部20の頂
面に平滑な部分がどうしても少なくならざるを得ない。
従って、バルクケースによるワンバイワン方式(バルク
ワンバイワン方式)又はマルチマウント方式(マルチ実
装方式)において、図15(c)に示すように、従来の
チップ抵抗器Bの上面側が下向きで配線基板50に実装
される場合があるが、リフローハンダ付け時に不均一な
ハンダ90の張力が働くと、上記のように電極部20の
頂面に平滑な部分が少ないため、ランド52に実装され
る姿勢が不安定となり、本来期待されるセルフアライメ
ント効果が得られない場合を生ずる。
【0005】ここで、「セルフアライメント」とは、配
線基板への実装時に位置ずれを起こしたチップ抵抗器
が、クリームハンダが溶解することに伴い、その表面張
力により、正常な位置へ戻ろうとする作用をいう。
【0006】そこで、本発明は、バルクワンバイワン方
式又はマルチ実装方式において、チップ抵抗器が裏向き
に実装された場合でも安定した実装を行うことができる
チップ抵抗器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、チッ
プ抵抗器において、上面電極層において、側面電極層形
成領域に対応した上面電極層の部分の少なくとも一部の
形成幅が、保護層により覆われる上面電極層の部分の形
成幅よりも広く形成されていることを特徴とする。この
第1の構成のチップ抵抗器においては、上面電極層の形
成幅のうち、側面電極層形成領域に対応した上面電極層
の少なくとも一部の形成幅が、保護層により覆われる上
面電極層の形成幅よりも広く形成されるので、従来のチ
ップ抵抗器に比し、絶縁基板上面で上面電極層、側面電
極層、ニッケルメッキ層及びハンダメッキ層の積層によ
り形成される電極部の頂面は、より平滑状に形成され
て、バルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマ
ウント方式において、チップ抵抗器がその上面側を下向
きに配線基板に実装された場合でも、その実装姿勢が安
定し、セルフアライメント効果を十分に得ることができ
る。
【0008】また、第2には、チップ抵抗器において、
上面電極層において、側面電極層形成側の端部側のいず
れかの位置の形成幅が、該位置よりも内側のいずれかの
位置の形成幅よりも広く形成されていることを特徴とす
る。この第2の構成のチップ抵抗器においては、側面電
極層形成側の端部側のいずれかの位置の形成幅が、該位
置よりも内側のいずれかの位置の形成幅よりも広く形成
されているので、従来のチップ抵抗器に比し、絶縁基板
上面で上面電極層、側面電極層、ニッケルメッキ層及び
ハンダメッキ層の積層により形成される電極部の頂面
は、より平滑状に形成されて、バルクケースによるワン
バイワン方式又はマルチマウント方式において、チップ
抵抗器がその上面側を下向きに配線基板に実装された場
合でも、その実装姿勢が安定し、セルフアライメント効
果を十分に得ることができる。
【0009】また、第3には、上記第1又は第2の構成
において、上面電極層の平面形状が、略凸型形状を呈す
ることを特徴とする。この第3の構成のチップ抵抗器に
よれば、従来のチップ抵抗器に比し、絶縁基板上面で上
面電極層、側面電極層、ニッケルメッキ層及びハンダメ
ッキ層の積層により形成される電極部の頂面は、より一
層平滑状に形成される。従って、バルクケースによるワ
ンバイワン方式又はマルチマウント方式において、チッ
プ抵抗器がその上面側を下向きに配線基板に実装された
場合でも、その実装姿勢が一層安定し、セルフアライメ
ント効果を十分に得ることができる。また、第4には、
上記第1又は第2の構成において、上面電極層の平面形
状が、略台形形状を呈することを特徴とする。この第4
の構成のチップ抵抗器によれば、従来のチップ抵抗器に
比し、絶縁基板上面で上面電極層、側面電極層、ニッケ
ルメッキ層及びハンダメッキ層の積層により形成される
電極部の頂面は、より一層平滑状に形成される。従っ
て、バルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマ
ウント方式において、チップ抵抗器がその上面側を下向
きに配線基板に実装された場合でも、その実装姿勢が一
層安定し、セルフアライメント効果を十分に得ることが
できる。また、第5には、上記第1又は第2の構成にお
いて、上面電極層の平面形状が、一対の電極部が形成さ
れる両端部から内側に向けて幅狭となるように形成され
ることを特徴とする。この第5の構成のチップ抵抗器に
よれば、上面電極層の平面形状が、絶縁基板上面におい
て、その内部から電極部が形成される両端部に向けて幅
広となすべく形成されているので、従来のチップ抵抗器
に比し、絶縁基板上面で上面電極層、側面電極層、ニッ
ケルメッキ層及びハンダメッキ層の積層により形成され
る電極部の頂面は、より一層平滑状に形成される。従っ
て、バルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマ
ウント方式において、チップ抵抗器がその上面側を下向
きに配線基板に実装された場合でも、その実装姿勢が一
層安定し、セルフアライメント効果を十分に得ることが
できる。
【0010】また、第6には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、上面電極層の最も幅広の部分
と、絶縁基板の端部であって、側面電極形成側の端部以
外の上記端部との間には、隙間が形成されていることを
特徴とする。よって、正確な抵抗値の測定に支障を来す
ことがない。また、第7には、上記第1から第6までの
いずれかの構成において、上面電極層の平面形状が、側
面電極層形成側の端部において、その両端に切欠部が形
成された形状であることを特徴とする。この第7の構成
のチップ抵抗器によれば、切欠部が設けられているの
で、製造上、絶縁基板原板に設けられる1次分割用スリ
ットに電極ペーストが侵入することが少なくなり、従っ
て、隣接する他の上面電極層と短絡するおそれも少なく
なる。また、トリミングによる抵抗値の修正も正確に行
うことができる。さらに、製造上、該切欠部を有する分
だけ電極ペーストの使用量を少なくすることができ、従
って、製造コストを引き下げることができる。また、第
8には、上記第1から第7までのいずれかの構成におい
て、チップ抵抗器に設けられる保護層により覆われる上
面電極層の少なくとも一部が、上記保護層の配設ずれに
対応可能とする幅を有することを特徴とする。よって、
該保護層により覆われる上面電極層の一部が、上記保護
層の配設ずれに対応可能とする幅を有しているので、上
面電極層が上記保護層から露出することがなく、従っ
て、対向する一対の電極部が配線基板への実装時のハン
ダによって短絡することもない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。まず、第1実施例を図1
〜図4を利用して説明する。本第1実施例のチップ抵抗
器A1は、図1〜図4に示すように、絶縁基板10と、
電極部20aと、抵抗体層30と、保護層40とを有し
ている。
【0012】ここで、該絶縁基板10は、主にアルミナ
で構成された略直方体形状であって、平面視すると、図
1(a)に示すように、略長方形状を呈している。該電
極部20aは、Y方向の端部に一対形成されている。こ
の電極部20aは、図1(a)(b)、図2に示すよう
に、上面電極層22aと、側面電極層24と、ニッケル
メッキ層26と、ハンダメッキ層28とを有している。
【0013】該上面電極層22aは、製造途中のチップ
抵抗器A1’が示される図3(a)に示すように、平面
視すると、外周形状が略凸型形状を呈し、X方向に幅広
の幅広領域22a−1と幅狭の幅狭領域22a−2とか
らなっている。この上面電極層22aは、上記絶縁基板
10上に対向して設けられる。つまり、上記略凸状形状
の基端部分はY方向の端部の側面L、R側を向いてい
る。
【0014】上記幅広領域22a−1はX方向に形成幅
Uを有し、上記幅狭領域22a−2はX方向に形成幅S
を有している。上記形成幅Uは上記形成幅Sよりも大き
い。これにより、該上面電極層22aの側面L、R側の
X方向の形成幅Uは、内側のX方向の形成幅Sよりも広
く形成される。つまり、側面電極層24の形成領域に対
応した上面電極層22aの部分の少なくとも一部の形成
幅が、保護層40により覆われる上面電極層の部分の形
成幅よりも広く形成されている。また、上記幅広領域2
2a−1の形成幅が、上記幅広領域22a−1の内側に
位置する上記幅狭領域22a−2の形成幅よりも広く形
成されている。なお、該形成幅Sは、従来のチップ抵抗
器Bの上面電極層22のX方向の形成幅と同一幅であ
る。つまり、該形成幅Sは上記保護層の幅40の幅Tよ
りも狭く形成され、この形成幅Sは、上述したように、
後記する保護層40の印刷がずれても該上面電極層22
が該保護層40から露出しない程度の幅である。従っ
て、図14のように、たとえ上記上面電極層22a上に
上記保護層40がずれて重合されても、上記上面電極層
22aは、上記保護層40から露出することはない。
【0015】また、上記上面電極層22aの幅広領域2
2a−1のX方向(つまり、絶縁基板10の幅方向)の
両端部と絶縁基板10のX方向の端部との間には隙間q
が形成されている。つまり、上面電極層22aの最も幅
広の部分と、絶縁基板10のX方向の端部との間には、
隙間qが形成されている。この隙間qにより正確な抵抗
値の測定に支障を来すことがない。つまり、この隙間q
が形成されていないと、上面電極層22aの電極ペース
トが図3のX方向に沿って形成されている一次スリット
に流れ込み、隣接する上面電極層と短絡して正確な抵抗
値を測定できないが、この隙間qによりそのおそれを防
止することができる。この隙間qが、上面電極層の最も
幅広の部分と、絶縁基板の端部であって、側面電極形成
側の端部以外の上記端部との間に形成された上記隙間に
相当する。
【0016】該側面電極層24は、図2に示すように、
上記上面電極層22aの一部と、上記絶縁基板10の側
面L、Rと、上記絶縁基板10の下面の一部とを、略均
一の膜厚で覆っている。ここで、上記上面電極層22a
上においては、図1(a)、図2に示すように、X方向
の形成幅がUである幅広領域22a−1を覆っている。
つまり、図4(a)に示すように、側面電極24は上面
電極層22aの幅広領域22a−1を丁度覆うように形
成されている。なお、上記側面電極24が覆う範囲が上
記とは少しずれる場合もある。つまり、図4(b)に示
すように、側面電極24が上面電極層22aの幅広領域
22a−1の一部を覆う場合や、図4(c)に示すよう
に、側面電極層24が上面電極層22aの幅広領域22
a−1のみならず、幅狭領域22a−2の一部も覆う場
合もある。つまり、側面電極層24は、上面電極の幅広
領域22a−1の少なくとも一部を覆うのである。
【0017】また、上記ニッケルメッキ層26は、上記
側面電極層24の上に略均一の膜厚で設けられ、電気メ
ッキが施されている。さらに、上記ハンダメッキ層28
は、上記ニッケルメッキ層26の上に略均一の膜厚で設
けられ、電気メッキが施されている。
【0018】上記抵抗体層30は、上記絶縁基板10上
面及び上記一対の上面電極層22aの一部と重合されて
形成されている。この抵抗体層30は、図3(b)に示
すように、平面視において略長方形上を呈している。こ
の抵抗体層30は、酸化ルテニウム系等の抵抗ペースト
を、上記の位置に、略平滑状に、略均一の膜厚で、スク
リーン印刷し、焼成して設けたものである。
【0019】上記保護層40は、図2に示すように、第
1ガラス層42と、第2ガラス層44とから構成されて
いる。この保護層40は、図2に示すように、上記絶縁
基板10の上面の一部と、上記一対の上面電極層22a
の上面の一部と、上記抵抗体層30と重合するように形
成されている。なお、図1、図3に示すように、この保
護層40全体のX方向の形成幅Tは、上記上面電極層2
2aの一部のX方向の形成幅Sよりも幅広で形成されて
いる。
【0020】該第1ガラス層42は、図2に示すよう
に、上記抵抗体層30と、一対の上面電極層22aの上
面の一部と、上記絶縁基板10の上面の一部とに重合す
るように形成され、平面視では、図1(a)に示す保護
層40の範囲よりもやや狭い範囲に形成されている。こ
の第1ガラス層42は、ホウ硅酸鉛ガラス系等のガラス
ペーストを、上記の範囲にスクリーン印刷し、焼成して
形成したものである。なお、この第1ガラス層42は必
要に応じて形成し、不要な場合には形成しなくてもよ
い。
【0021】該第2ガラス層44は、上記第1ガラス層
42の上に形成され、図1(a)の保護層40に示す範
囲に渡って形成されている。つまり、図2に示すよう
に、上記第1ガラス層42と、一対の上面電極層22a
の上面の一部と、上記絶縁基板10の上面の一部とに重
合するように形成されている。この第2ガラス層44
は、ホウ硅酸鉛ガラス系等のガラスペーストを、上記の
範囲にスクリーン印刷し、焼成して形成したものであ
る。
【0022】次に、本第1実施例のチップ抵抗器A1の
製造方法について説明する。上記構成の本第1実施例の
チップ抵抗器A1は、原則として下記のA工程〜I工程
までの9工程により製造する。
【0023】まず、A工程は、1次及び2次分割用スリ
ットを有し、主にアルミナで構成された平板状の絶縁基
板原板の上面に、上面電極層を設ける工程である。すな
わち、図5(a)に示すように、1次分割用スリット6
1と2次分割用スリット62とが設けられた絶縁基板原
板60を用意し、この絶縁基板原板60の表面に、銀等
の導電ペーストを印刷し、所定の温度で焼成して、図5
(b)に示すように、一対の上面電極層72を形成す
る。つまり、上記上面電極層22aを背中合わせにした
ものが上記上面電極層72である。ここで、上面電極層
72は、略凸状形状を背中合わせにした形状とする。つ
まり、上面電極層22aの形状を背中合わせにした形状
とする。この上面電極層72には、図8に示すように、
形成幅Cの幅広領域72−1と形成幅Sの幅狭領域72
−2とが設けられている。これは、1次分割スリット間
に設けれた部分としては、1次分割スリット側の形成幅
を内側の形成幅よりも幅広とすべく外周形状を略凸型形
状で(図3(a)参照)、該絶縁基板原板の上面におい
て対向するように形成されている。
【0024】なお、必要に応じて、平板状の絶縁基板原
板60の下面に、下面電極層を設けてもよい。該下面電
極層を配設した場合は、後記するG工程において、側面
電極層24を断面略コ字状とし、その下面電極層の一部
にも重合するようにする。このようにすることにより、
上記側面電極層24により上記上面電極層22aと下面
電極層とが電気的に接続される。また、下面電極層を配
設した場合には、後記するI工程において、ニッケルメ
ッキ層26及びハンダメッキ層28が、重合する下面電
極層及び側面電極層24を覆う形態となる。
【0025】次に、B工程は、抵抗体層30を設ける工
程である。すなわち、図5(c)に示すように、上記A
工程で設けた上面電極層72間を連結するべく、上記絶
縁基板原板60の上面及び上記一対の上面電極層72の
一部と重合させて、抵抗体層30を形成する。すなわ
ち、図5(c)に示すように、平面視すると略長方形状
を呈するように、略均一の膜厚で、酸化ルテニウム系等
の抵抗ペーストを、スクリーン印刷し、焼成する。
【0026】次に、C工程は、上記した保護層40のう
ち、第1ガラス層42を形成する工程である。すなわ
ち、ホウ硅酸鉛ガラス系等のガラスペーストを、上記A
工程で設けた一対の上面電極層72の一部と、上記B工
程で設けた抵抗体層30と、絶縁基板原板60の一部を
覆うように、平面視すると略長方形状で、かつ、均一の
膜厚で、スクリーン印刷し焼成して、図6(a)に示す
ように、第1ガラス層42を形成する。なお、上記上面
電極層72の一部とは、上面電極層72の幅狭領域72
−2の部分、すなわち、上面電極層72の形成範囲のう
ち、形成幅がSである略四角形状を呈する範囲内のみで
ある。
【0027】次に、D工程は、上記B工程で設けた抵抗
体層30の抵抗値を修正する工程である。すなわち、図
6(b)に示すように、抵抗体層30及び該抵抗体層3
0を覆っている上記C工程で形成した第1ガラス層42
の部分に、レーザートリミング技法等を使用してトリミ
ング溝80を形成し、抵抗値を修正する。従って、形成
するトリミング溝80の長さや条数により適切な抵抗値
を得ることが可能となる。
【0028】次に、E工程は、上記した保護層40のう
ち、第2ガラス層44を形成する工程である。すなわ
ち、ホウ硅酸鉛ガラス系等のガラスペーストを、上記C
工程で設けた第1ガラス層42と、上記上面電極層72
の一部と、絶縁基板原板60の一部を覆うように、平面
視すると略長方形状で、かつ、均一の膜厚で、スクリー
ン印刷し焼成して、図6(c)に示すように、第2ガラ
ス層44を形成する。なお、該ホウ硅酸鉛ガラス系等の
ガラスペーストの代わりに、エポキシ、シリコン、ポリ
イミド系の樹脂ペーストを使用して印刷し、硬化させて
もよい。
【0029】次に、F工程は、以上の工程を経た絶縁基
板原板60を、1次分割用スリット61に沿って、分割
する工程である。すなわち、図7(a)に示すように、
1次分割用スリット61(図5(a)参照)に沿って絶
縁基板原板60を切断する。次に、G工程は、側面電極
層24を形成する工程である。すなわち、銀等の導電ペ
ーストを、上面電極層22aの一部と、上記F工程にお
いて、1次分割用スリット61に沿って分割した短冊状
の絶縁基板原板60の側面及び該絶縁基板原板60の下
面の一部とを覆うように、塗布し、焼成あるいは硬化さ
せる。
【0030】次に、H工程は、短冊状の絶縁基板原板6
0を2次分割用スリット62に沿って分割する工程であ
る。つまり、図7(c)に示すように、上記F工程にお
いて、1次分割用スリット61に沿って分割した短冊状
の絶縁基板原板60を、2次分割用スリット62(図5
(a)参照)に沿ってさらに分割し、1個片ごとにする
工程である。
【0031】次に、I工程は、上記H工程において、各
個片に分割した絶縁基板10に設けた電極部、つまり、
上面電極層22aの一部及び側面電極層24に、ニッケ
ルメッキ層26及びハンダメッキ層28を積層して施す
最終工程である。すなわち、図7(d)に示すように、
各個片ごとに、ニッケルメッキ層26、ハンダメッキ層
28の順で、均一の膜厚で2層のメッキを施す。以上、
A〜Iの9工程を経て、チップ抵抗器A1を製造する。
【0032】次に、本第1実施例のチップ抵抗器A1の
使用状態について図9を利用して説明する。チップ抵抗
器A1は、配線基板上に実装して使用する。ここで、バ
ルクケースによるマルチマウント方式又はワンバイワン
方式においては、その上面側、つまり、一対の上面電極
層22aが設けられている側を、配線基板50上に配設
して使用される場合がある。すなわち、該配線基板50
に設けられるランド52と一対の電極部20aとにハン
ダ90を付けて接続することにより、該チップ抵抗器A
1が上記配線基板50上に固定される。
【0033】上記構成のチップ抵抗器A1によれば、バ
ルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマウント
方式においては、チップ抵抗器A1がその上面側を下向
きに配線基板50に実装された場合でも、その実装姿勢
が非常に安定し、セルフアライメント効果を十分に得る
ことができる。すなわち、上記チップ抵抗器A1におい
ては、図1(b)に示すように、その上面側における一
対の電極部20aの頂面がほぼ平滑状を呈するので、姿
勢が安定して実装される。
【0034】また、保護層40により覆われる上面電極
層22aの幅狭領域22a−2が、形成幅Sを有するの
で(図3(a)参照)、該保護層40の配設ずれにも対
応でき、上面電極層22aが上記保護層40から露出す
ることがなく、従って、対向する一対の電極部20aが
配線基板50への実装時のハンダ90によって短絡する
こともない。
【0035】次に、第2実施例を図10を利用して説明
する。本第2実施例のチップ抵抗器は、上記第1実施例
のチップ抵抗器A1と略同一の構成であるが、上面電極
層の形状が相違する。ここでは、第2実施例のチップ抵
抗器の詳細な構成の説明は省略し、上面電極層22bに
ついてのみ説明することにする。
【0036】上面電極層22bは、図10に示すよう
に、略台形形状を呈している。つまり、平面視すると、
外周形状が略台形形状で、一対の電極部が形成される側
面L、Rから内側に向けて幅狭となるように形成され、
各上面電極層22bは該絶縁基板10の上面上に対向し
て設けられる。つまり、上記略台形形状の基端部分は、
絶縁基板10のY方向の端部の側面L、R側を向いてい
る。ここで、該側面L、R側のX方向の形成幅Uは、そ
の反対側、すなわち、内側の形成幅Sよりも幅広に形成
される。また、上面電極層22bは略台形形状に形成さ
れているので、側面電極層形成側の端部側の位置の形成
幅が、該位置よりも内側の位置の形成幅よりも広く形成
されていることになる。なお、該形成幅Sは、上記第1
実施例と同様、従来のチップ抵抗器Bの上面電極層22
のX方向の形成幅と同一幅であり、この形成幅Sは、保
護層40の印刷ずれにも該上面電極層22が該保護層4
0から露出しないものである。従って、図14のよう
に、たとえ上記上面電極層22b上に保護層がずれて重
合しても、上記上面電極層22bは、該保護層から露出
することはない。
【0037】また、上記上面電極層22bの側面L、R
側の端部付近のX方向の両端部と絶縁基板10のX方向
の端部との間には、上記第1実施例の場合と同様に、隙
間qが形成されている。つまり、上面電極層22bの最
も幅広の部分と、絶縁基板10のX方向の端部との間に
は、隙間qが形成されている。この隙間qにより正確な
抵抗値の測定に支障を来すことがない。
【0038】なお、上記構成の本第2実施例のチップ抵
抗器の製造方法については、上記第1実施例の製造方法
と変わりがなく、すなわち、上記A工程からI工程の9
工程を経て製造する。ただし、A工程においては、上面
電極層22bの平面形状を略台形形状に形成する必要が
ある。
【0039】また、本第2実施例のチップ抵抗器の使用
状態についても、上記第1実施例と同様である(図9参
照)。すなわち、配線基板に設けられるランドと一対の
電極部とにハンダを付けて接続し、該チップ抵抗器が上
記配線基板上に固定される。
【0040】上記第2実施例のチップ抵抗器によれば、
バルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマウン
ト方式においは、チップ抵抗器がその上面側を下向きに
配線基板に実装された場合でも、その実装姿勢が非常に
安定し、セルフアライメント効果を十分に得ることがで
きる。すなわち、この第2実施例の上記チップ抵抗器に
おいては、上面電極層22bのY方向の端部側の幅が内
側の幅よりも幅広に形成されるので、その上面側におけ
る一対の電極部の頂面がほぼ平滑状を呈するので、姿勢
が安定して実装される。
【0041】また、保護層により覆われる上面電極層2
2bの一部が、該保護層の配設ずれにも対応できるX方
向の形成幅をSとしているので、上面電極層22bが上
記保護層から露出することがなく、従って、対向する一
対の電極部が配線基板への実装時のハンダによって短絡
することもない。
【0042】次に、第3実施例を図11を利用して説明
する。本第3実施例のチップ抵抗器は、上記第1実施例
のチップ抵抗器A1と略同一の構成であるが、上面電極
層の形状が相違する。ここでは、第3実施例のチップ抵
抗器の詳細な構成の説明は省略し、上面電極層22cに
ついてのみ説明することにする。
【0043】上面電極層22cは、図11に示すよう
に、平面視すると、外周形状が略凸型形状を呈し、X方
向に幅広の部分を有する幅広領域22c−1と幅狭の幅
狭領域22c−2とからなっている。さらに、この幅広
領域22c−1には、略三角形状の切欠部70を有して
いる。つまり、幅広領域22c−1のY方向の端部でX
方向の両端部には、略直角三角形状の切欠部70が設け
られている。つまり、側面電極層形成側の端部におい
て、その両端に切欠部70が形成されている。この上面
電極層22cは、上記絶縁基板10上に対向して設けら
れる。つまり、上記略凸状形状の基端部分はY方向の端
部の側面L、R側を向いている。この切欠部70が設け
られることにより、上面電極層22cのY方向の側面に
接する幅が上記第1実施例に比べて短くなっている。
【0044】また、上記幅広領域22c−1はX方向に
形成幅Uを有し、上記幅狭領域22a−2はX方向に形
成幅Sを有している。上記形成幅Uは上記形成幅Sより
も大きい。X方向の形成幅Sは、上記第1実施例と同
様、従来のチップ抵抗器Bの上面電極層22のX方向の
形成幅と同一幅であり、この形成幅Sは、保護層40の
印刷ずれにも該上面電極層22が該保護層40から露出
しないものである。従って、図7のように、たとえ上記
上面電極層22c上に保護層がずれて重合しても、上記
上面電極層22cは、該保護層から露出することはな
い。また、上記上面電極層22cの幅広領域22c−1
の最も幅広の部分と絶縁基板10のX方向の端部との間
には、隙間qが形成されている。この隙間qにより正確
な抵抗値の測定に支障を来すことがない。
【0045】なお、上記構成の本第3実施例のチップ抵
抗器の製造方法については、上記第1実施例の製造方法
と変わりがなく、すなわち、上記A工程からI工程の9
工程を経て製造するが、A工程においては、上面電極層
22cの平面形状をほぼ凸型形状であって、該側面L、
R側の両隅部分を略三角形状で切断した切欠部70を有
したものに形成する必要がある。
【0046】また、本第3実施例のチップ抵抗器の使用
状態についても、上記第1実施例と同様である(図9参
照)。すなわち、配線基板に有するランドと一対の電極
部(絶縁基板の上面側及び側面側)とにハンダを付けて
接続し、該チップ抵抗器が上記配線基板上に固定され
る。
【0047】上記第3実施例のチップ抵抗器によれば、
バルクケースによるワンバイワン方式又はマルチマウン
ト方式においは、該チップ抵抗器がその上面側を下向き
に配線基板に実装された場合でも、その実装姿勢が非常
に安定し、セルフアライメント効果を十分に得ることが
できる。すなわち、この第3実施例の上記チップ抵抗器
においては、上面電極層22cのY方向の端部側の幅が
内側の幅よりも幅広に形成されるので、その上面側にお
ける一対の電極部の頂面がほぼ平滑状を呈するので、姿
勢が安定して実装される。また、保護層により覆われる
上面電極層22cの一部が、該保護層の配設ずれにも対
応できるX方向の形成幅をSとしているので、上面電極
層22cが保護層から露出することがなく、従って、対
向する一対の電極部が配線基板への実装時のハンダによ
って短絡することもない。
【0048】さらに、上面電極層22cに切欠部70を
有するので、該銀等の導電ペースト(電極)を形成する
際の1次分割用スリットへの侵入を減少させて、隣接す
る他の上面電極層と短絡するおそれを少なくすることが
でき、よって、トリミングによる抵抗値の修正も正確に
行うことができる。また、製造上、比較的銀等の導電ペ
ースト(電極)の使用量を少なくすることができて経済
的である。
【0049】なお、本実施例における上面電極層は上記
の形状に限られず、図12(a)から図12(c)に示
すように、上面電極層22d〜22fに示す形状であっ
てもよい。つまり、側面電極層形成側の端部側のいずれ
かの位置の形成幅が、該位置よりも内側のいずれかの位
置の形成幅よりも広く形成されていればよい。
【0050】なお、上記説明においては、上面電極層を
形成後に抵抗体層を形成しているが、これには限られ
ず、抵抗体層を形成してから上面電極層を形成するよう
にしてもよい。この場合には、上記の製造工程におい
て、A工程においては、上記絶縁基板原板の上面におい
て、平面視すると矩形状を呈し、かつ、略均一の膜厚
で、酸化ルテニウム系等の抵抗ペーストを、スクリーン
印刷し、焼成する。そして、次に、B工程においては、
A工程で設けた抵抗体層上に重合するべく、外周形状が
略凸型形状を呈する上面電極層を対向するように、略均
一の膜厚で、スクリーン印刷し、焼成する。さらに、上
面電極層と抵抗体層の焼成については両者を同時に行う
ようにしてもよい。また、上記上面電極に設けられた切
欠部の形状は、図11等に示すように三角形状である必
要はなく、四角形等の多角形や扇形であってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明に基づくチップ抵抗器によれば、
電極部の頂面は、より平滑状に形成されて、バルクケー
スによるワンバイワン方式又はマルチマウント方式にお
いて、チップ抵抗器がその上面側を下向きに配線基板に
実装された場合でも、その実装姿勢が安定し、セルフア
ライメント効果を十分に得ることができる。また、特
に、請求項6に記載のチップ抵抗器によれば、正確な抵
抗値の測定に支障を来すことがない。また、特に、請求
項7に記載のチップ抵抗器によれば、切欠部が設けられ
ているので、製造上、絶縁基板原板に設けられる1次分
割用スリットに電極ペーストが侵入することが少なくな
り、従って、隣接する他の上面電極層と短絡するおそれ
も少なくなる。また、トリミングによる抵抗値の修正も
正確に行うことができる。さらに、製造上、該切欠部を
有する分だけ電極ペーストの使用量を少なくすることが
でき、従って、製造コストを引き下げることができる。
また、特に、請求項8に記載のチップ抵抗器によれば、
該保護層により覆われる上面電極層の一部が、上記保護
層の配設ずれに対応可能とする幅を有しているので、上
面電極層が上記保護層から露出することがなく、従っ
て、対向する一対の電極部が配線基板への実装時のハン
ダによって短絡することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施例のチップ抵抗器を示
し、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E断面図で
ある。
【図2】図1(a)のF−F断面図である。
【図3】本発明に基づく第1実施例のチップ抵抗器の製
造途中の状態を示し、(a)は絶縁基板上面上に一対の
上面電極層が形成された状態を示す平面図、(b)は
(a)の状態において、抵抗体層が重合して形成された
状態を示す平面図である。
【図4】本発明に基づく第1実施例のチップ抵抗器の製
造途中の状態を示す平面図である。
【図5】チップ抵抗器の製造工程を示す図であり、
(a)は絶縁基板原板を示す平面図であり、(b)は
(a)の状態に上面電極層が形成された状態を示す平面
図であり、(c)は(b)の状態に抵抗体層が形成され
た状態を示す平面図である。
【図6】チップ抵抗器の製造工程を示す図であり、
(a)は図5(c)の状態に第1ガラス層が形成された
状態を示す平面図であり、(b)は(a)の状態にトリ
ミング溝が形成された状態を示す平面図であり、(c)
は(b)の状態に第2ガラス層が形成された状態を示す
平面図である。
【図7】チップ抵抗器の製造工程を示す図であり、
(a)は図6(c)の状態から1次分割用スリットに沿
って分割した状態を示す平面図であり、(b)は(a)
の状態に側面電極層が形成された状態を示す平面図であ
り、(c)は(b)の状態から2次分割用スリットに沿
って分割した状態を示す平面図であり、(d)は(b)
の状態にニッケルメッキ層及びハンダメッキ層が形成さ
れた状態を示す平面図である。
【図8】絶縁基板原板に形成された上面電極層を示す平
面図である。
【図9】第1実施例に基づくチップ抵抗器の使用状態を
示す断面図である。
【図10】本発明に基づく第2実施例のチップ抵抗器の
製造途中の状態を示す平面図である。
【図11】本発明に基づく第3実施例のチップ抵抗器の
製造途中の状態を示す平面図である。
【図12】上面電極層の他の形状を示した平面図であ
る。
【図13】従来のチップ抵抗器の製造途中の状態を示
し、(a)は絶縁基板上面上に一対の上面電極層が形成
された状態を示す平面図、(b)は(a)の状態におい
て、抵抗体層が重合して形成された状態を示す平面図、
(c)は(b)の状態において、保護層が重合して形成
された状態を示す平面図である。
【図14】従来のチップ抵抗器の製造途中の状態を示
し、保護層がずれて重合して形成された状態を示す平面
図である。
【図15】従来のチップ抵抗器を示し、(a)は平面図
であり、(b)は(a)のG−G断面図であり、(c)
は使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A1 チップ抵抗器 10 絶縁基板 20a 電極部 22a、22b、22c、22d、22e、22f 上
面電極層 24 側面電極層 26 ニッケルメッキ層 28 ハンダメッキ層 40 保護層 70 切欠部 L、R 側面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ抵抗器において、 上面電極層において、側面電極層形成領域に対応した上
    面電極層の部分の少なくとも一部の形成幅が、保護層に
    より覆われる上面電極層の部分の形成幅よりも広く形成
    されていることを特徴とするチップ抵抗器。
  2. 【請求項2】 チップ抵抗器において、 上面電極層において、側面電極層形成側の端部側のいず
    れかの位置の形成幅が、該位置よりも内側のいずれかの
    位置の形成幅よりも広く形成されていることを特徴とす
    るチップ抵抗器。
  3. 【請求項3】 上面電極層の平面形状が、略凸型形状を
    呈することを特徴とする請求項1又は2に記載のチップ
    抵抗器。
  4. 【請求項4】 上面電極層の平面形状が、略台形形状を
    呈することを特徴とする請求項1又は2に記載のチップ
    抵抗器。
  5. 【請求項5】 上面電極層の平面形状が、一対の電極部
    が形成される両端部から内側に向けて幅狭となるように
    形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のチ
    ップ抵抗器。
  6. 【請求項6】 上面電極層の最も幅広の部分と、絶縁基
    板の端部であって、側面電極形成側の端部以外の上記端
    部との間には、隙間が形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のチップ抵抗
    器。
  7. 【請求項7】 上面電極層の平面形状が、側面電極層形
    成側の端部において、その両端に切欠部が形成された形
    状であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4
    又は5又は6に記載のチップ抵抗器。
  8. 【請求項8】 チップ抵抗器に設けられる保護層により
    覆われる上面電極層の少なくとも一部が、上記保護層の
    配設ずれに対応可能とする幅を有することを特徴とする
    請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載
    のチップ抵抗器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021098888A3 (zh) * 2020-12-31 2021-07-15 深圳顺络电子股份有限公司 一种基于氮化铝基板的高频负载片及其制作方法

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