JPH11163910A - 非同期データ通信方法,非同期データ通信装置,及び非同期データ通信システム - Google Patents

非同期データ通信方法,非同期データ通信装置,及び非同期データ通信システム

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JPH11163910A
JPH11163910A JP27179998A JP27179998A JPH11163910A JP H11163910 A JPH11163910 A JP H11163910A JP 27179998 A JP27179998 A JP 27179998A JP 27179998 A JP27179998 A JP 27179998A JP H11163910 A JPH11163910 A JP H11163910A
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Yuji Mizuguchi
裕二 水口
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貴久 堺
Toshihisa Ikeda
俊久 池田
Toshihiko Kurosaki
敏彦 黒崎
Toshio Oga
俊男 大賀
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のマスタノードと1台以上のスレーブノ
ードがループ状のネットワークに接続し、マスタノード
が一定時間毎にトークン( 通信用と問い合わせ用のいず
れか) を発行し、通信用トークンで指示されたノードだ
けがデータを出力するシステムにおいて、各ノードの要
求に応じた非同期データ通信を可能にする。 【解決手段】 トークンを発行する1台のマスタノード
と、1台以上のスレーブノードが接続されたネットワー
クにおいて、各ノードは固有のノードIDを保持し、マ
スタノードの発行した問い合わせ用トークンに対して、
各ノードが送信するデータが存在する場合に限り、割り
当てられたスロットに通信要求を返信し、通信要求のあ
ったノードを送信元に指定した通信用トークンをマスタ
ノードが発行することにより、通信要求を行ったノード
のみデータ通信を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1台のマスタノード
と1台以上のスレーブノードから構成されるネットワー
クにおける非同期データ通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の非同期データ通信方法について図
面を参照しながら以下に説明する。図9は従来の非同期
データ通信方法を用いたネットワーク構成図である。図
9において、900は伝送路、901はマスタノード、
902はスレーブAノード、903はスレーブBノー
ド、904はスレーブCノード、905は通信用トーク
ンパケット、906はデータパケットであり、1台のマ
スタノード901と1台以上のスレーブノード902〜
904はリング状に接続されており、各ノード901〜
904は固有のノードIDと送信バッファ911〜91
4、受信バッファ921〜924を持つ。
【0003】各ノード901〜904はまず、到来する
通信用トークンパケット905を受信し、トークンパケ
ット905に含まれる送信ノードのIDが自ノードのI
Dと一致するかどうかの判定と、受信ノードのIDが自
ノードのIDと一致するかどうかの判定を行う。送信ノ
ードのIDが自ノードのIDと一致し、かつ送信すべき
データが自ノードの送信バッファ911〜914に存在
する場合に、トークンパケット905に引き続き通信デ
ータ906を伝送路900に発する。受信ノードのID
と自ノードのIDが一致した場合には、トークン905
の後に存在する通信データ906を自ノードの受信バッ
ファ921〜924に取り込む。すなわち、トークン9
05で指定されたノードのみが、データの送信、受信を
行う。
【0004】例えばスレーブBノード903からスレー
ブCノード904に非同期データの通信を行う際には、
マスタノード901は、送信ノードのIDにターゲット
となるノードのID(この場合3)を、受信ノードのI
Dに自ノードのID(この場合1)を指定した通信用ト
ークンパケット905を発行し、スレーブBノード90
3によって発せられたデータを一旦マスタノードの受信
バッファ921に保持し、送信バッファ911にデータ
の移動を行う。次に送信ノードのIDに自ノードのID
(この場合1)を、受信ノードのIDにデータを受信す
べきノードのID(この場合4)を指定した通信用トー
クンパケット905を発行し、送信バッファ911に保
持されたデータを出力することにより、スレーブCノー
ド904にデータが到着する。
【0005】図10に伝送路上のパケットの流れを示
す。図10において1001、1002は通信用トーク
ンパケットであり、マスタノード1001により一定時
間毎に出力される。1003、1004は通信データで
ある。上記の例では、通信用トークンパケット1001
は送信ノードID“3" 、受信ノードID“1" である
ことを示し、通信用トークンパケット1002は送信ノ
ードID“1" 、受信ノードID“4" であることを示
す。通信用トークンパケット1001により、スレーブ
Bノード903からマスタノード901へデータパケッ
ト1003を送り、一旦マスタノード901でデータを
保持し、通信用トークンパケット1002により、マス
タノード901からスレーブCノード904へデータパ
ケット1004を送る。データパケット1003とデー
タパケット1004の内容は同一である。このようにし
てノード間の非同期データ通信を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、マスタノード経由でしかノード間の非同
期データ通信を行うことができず、通信帯域を無駄に使
用するという問題が発生する。本発明は上記の問題点を
解決し、各ノードに公平で、かつ効率的なノード間の非
同期データ通信を可能とする非同期データ通信方法,非
同期データ通信装置,及び非同期データ通信システムを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明(請求項1)は、伝送路と、該伝送路に接続さ
れたそれぞれ固有のノードIDを持つ1台のマスタノー
ド及び1台以上のスレーブノードとを有するネットワー
クにおいて、上記マスタノードが、送信ノードと受信ノ
ードを指定しデータ通信を行なうための通信用トークン
パケットを発行し、この通信用トークンパケットを用い
て複数のノード間で上記伝送路を介してデータを伝送す
る非同期データ通信方法において、上記マスタノードが
各ノードの通信要求を吸い上げる問い合わせトークンパ
ケットを発行し、該問い合わせトークンパケットに対し
て、各ノードが送信するデータが存在する場合に、割り
当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求パ
ケットを出力し、上記マスタノードは以降のトークンパ
ケット発行において、通信要求のあったノードを送信ノ
ードに指定した上記通信用トークンパケットを発行する
ことにより、通信要求を行ったノードのみデータ通信を
行うようにしたものである。
【0008】また、本発明(請求項2)は、伝送路と、
該伝送路に接続されたそれぞれ固有のノードIDを持つ
1台のマスタノード及び1台以上のスレーブノードとを
有するネットワークにおいて、上記マスタノードが、送
信ノードと受信ノードを指定しデータ通信を行なうため
の通信用トークンパケットを発行し、この通信用トーク
ンパケットを用いて複数のノード間で上記伝送路を介し
てデータを伝送する非同期データ通信方法において、上
記マスタノードが各ノードの通信要求を吸い上げる問い
合わせトークンパケットを発行し、該問い合わせトーク
ンパケットに対して、各ノードが送信するデータが存在
する場合には、割り当てられた通信要求パケット用のス
ロットに通信要求パケットを出力し、各ノードが送信す
るデータが存在しない場合には、上記割り当てられた通
信要求パケット用のスロットに非通信要求パケットを出
力し、上記マスタノードは以降のトークンパケット発行
において、通信要求のあったノードを送信ノードに指定
した上記通信用トークンパケットを発行することによ
り、通信要求を行ったノードのみデータ通信を行うよう
にしたものである。
【0009】また、本発明(請求項3)は、請求項1ま
たは請求項2に記載の非同期データ通信方法において、
上記マスタノードが、ネットワーク上の全ノードに対し
て共通の1つの上記問い合わせトークンパケットを発生
するものである。
【0010】また、本発明(請求項4)は、請求項3記
載の非同期データ通信方法において、 上記マスタノー
ドが、通信要求のあったノードを送信ノードに指定した
通信用トークンパケットを全て発行した後、再び問い合
わせトークンパケットを発行するものである。
【0011】また、本発明(請求項5)は、請求項1ま
たは請求項2に記載の非同期データ通信方法において、
マスタノードとスレーブノードを複数のグループに分
け、問い合わせトークンパケットに問い合わせ対象とな
るノードのグループを示すグループIDが含まれ、上記
グループIDと一致するグループに属するノードのみが
割り当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要
求パケットを出力するようにしたものである。
【0012】また、本発明(請求項6)は、請求項5記
載の非同期データ通信方法において、 上記マスタノー
ドが、通信要求のあったノードを送信ノードに指定した
通信用トークンパケットを全て発行した後、グループI
Dを変更して問い合わせトークンパケットを発行するも
のである。
【0013】また、本発明(請求項7)は、請求項1な
いし請求項6のいずれかに記載の非同期データ通信方法
において、上記通信要求パケットに、非同期データを受
信すべきノードの固有のノードIDが含まれるようにし
たものである。
【0014】また、本発明(請求項8)は、請求項1な
いし請求項7のいずれかに記載の非同期データ通信方法
において、上記通信要求パケットに、前記通信要求パケ
ットを送出するノードの固有のノードIDが含まれるよ
うにしたものである。
【0015】また、本発明(請求項9)は、請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載の非同期データ通信方法
において、上記通信要求パケットに、送出するデータの
量を示す情報が含まれるようにしたものである。
【0016】また、本発明(請求項10)は、請求項9
記載の非同期データ通信方法において、上記マスタノー
ドが、上記通信要求パケットに含められた上記送出する
データの量を示す情報に基づいて、通信要求のあったノ
ードを送信ノードに指定した上記通信用トークンパケッ
トを発行する個数を制御するものである。
【0017】また、本発明(請求項11)は、請求項1
ないし請求項8のいずれかに記載の非同期データ通信方
法において、上記通信要求パケットに、送出するデータ
の優先度を示す情報が含まれるようにしたものである。
【0018】また、本発明(請求項12)は、請求項1
1記載の非同期データ通信方法において、上記マスタノ
ードが、上記通信要求パケットに含められた上記送出す
るデータの優先度を示す情報に基づいて、通信要求のあ
ったノードを送信ノードに指定した上記通信用トークン
パケットを発行する順序を制御するものである。
【0019】また、本発明(請求項13)は、請求項3
または請求項5記載の非同期データ通信方法において、
上記マスタノードが、上記問い合わせトークンパケット
に続き、各ノードに割り当てた通信要求パケット用のス
ロットを識別するための識別信号を出力し、各ノードで
上記識別信号を検出することにより、通信要求パケット
用のスロットを識別するようにしたものである。
【0020】また、本発明(請求項14)は、請求項1
または請求項2に記載の非同期データ通信方法において
上記各ノードを構成する非同期データ通信装置であっ
て、伝送路の接続/切断を行う伝送路スイッチと、受信
したパケットと通信要求パケット用のスロットを検出す
るパケット検出部と、送信すべき非同期データを格納し
データパケットとして出力を行う送信バッファと、通信
要求パケットと非通信要求パケットの出力を行う通信要
求パケット出力部と、上記送信すべき非同期データの宛
先となるノードの固有のノードIDを格納する送信先レ
ジスタと、上記伝送路スイッチの接続/切断を指示し、
上記パケット検出部と上記送信バッファと上記通信要求
パケット出力部を制御してパケットの送受信を行う送受
信制御部とを具備し、上記送信バッファに上記送信すべ
き非同期データが格納され、上記送信先レジスタに上記
送信すべき非同期データの宛先となるノードの固有のノ
ードIDを格納された後、マスタノードの出力した問い
合わせトークンパケットに対して、上記通信要求パケッ
トを上記通信要求パケット出力部より出力するものであ
る。
【0021】また、本発明(請求項15)は、請求項1
または請求項2に記載の非同期データ通信方法において
上記各ノードを構成する非同期データ通信装置であっ
て、伝送路の接続/切断を行う伝送路スイッチと、受信
したパケットを検出するパケット検出部と、受信した非
同期データを格納する受信バッファと、上記受信した非
同期データの送信を行ったノードの固有のノードIDを
格納する送信元レジスタと、上記伝送路スイッチの接続
/切断を指示し、上記パケット検出部と上記受信バッフ
ァを制御してパケットの受信を行う送受信制御部とを具
備し、1パケット分の上記受信した非同期データが全て
揃った後、上記受信した非同期データと、上記送信元レ
ジスタに格納された上記非同期データの送信を行ったノ
ードの固有のノードIDを読み出し可能としたものであ
る。
【0022】また、本発明(請求項16)は、伝送路
と、該伝送路に接続されたそれぞれ固有のノードIDを
持つ1台のマスタノード及び1台以上のスレーブノード
とを有する非同期データ通信システムにおいて、上記マ
スタノードが、送信ノードと受信ノードを指定し、デー
タ通信を行うための通信用トークンパケット、もしくは
各ノードの通信要求を吸い上げる問い合わせトークンパ
ケットのいずれかを一定時間毎に発行するものであり、
上記マスタノードとスレーブノードが、上記マスタノー
ドの発行した上記問い合わせトークンパケットに対し
て、各ノードが送信するデータが存在する場合に、割り
当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求パ
ケットを出力するものであり、上記マスタノードが、以
降のトークンパケット発行において、通信要求のあった
ノードを送信ノードに指定した上記通信用トークンパケ
ットを発行するものとしたものである。
【0023】また、本発明(請求項17)は、伝送路
と、該伝送路に接続されたそれぞれ固有のノードIDを
持つ1台のマスタノード及び1台以上のスレーブノード
とを有する非同期データ通信システムにおいて、上記マ
スタノードが、送信ノードと受信ノードを指定し、デー
タ通信を行うための通信用トークンパケット、もしくは
各ノードの通信要求を吸い上げる問い合わせトークンパ
ケットのいずれかを一定時間毎に発行するものであり、
上記マスタノードとスレーブノードが、上記マスタノー
ドの発行した上記問い合わせトークンパケットに対し
て、各ノードが送信するデータが存在する場合には、割
り当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求
パケットを出力し、各ノードが送信するデータが存在し
ない場合には、上記割り当てられた通信要求パケット用
のスロットに非通信要求パケットを出力するものであ
り、上記マスタノードが、以降のトークンパケット発行
において、通信要求のあったノードを送信ノードに指定
した上記通信用トークンパケットを発行するものとした
ものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は非同期データ通信方法を用いた
ネットワーク構成図であり、図1において100は伝送
路、101はマスタノード、102はスレーブAノー
ド、103はスレーブBノード、104はスレーブCノ
ードであり、各ノードは固有のノードIDを持つ。ここ
では、マスタノード101のノードIDは“1" 、スレ
ーブノード102〜104のノードIDはそれぞれ
“2" 、“3" 、“4" であるとする。111〜114
は各ノードのデータ送受信の制御等を行うコントロー
ラ、105はマスタノード101の出力するトークンパ
ケットであり、1台のマスタノード101と1台以上の
スレーブノード102〜104がループ状に接続されて
いる。図2(a)はマスタノードのコントローラ構成図
であり、図2(b)はスレーブノードのコントローラ構
成図である。図2において、200は伝送路、201は
コントローラ、202は送受信制御部、203は伝送路
の接続/切断を行う伝送路スイッチ、204は送信バッ
ファ、205は受信バッファ、206はパケット検出
部、207は通信要求パケット出力部、208はトーク
ンパケット出力部、209はマルチプレクサである。マ
スタノードとスレーブノードの相違点はトークンパケッ
ト出力部208の有無である。図3は伝送路上のパケッ
トの流れを示す図である。301は問い合わせトークン
パケット、302は通信用トークンパケット、321は
データパケット、310は通信要求パケット用のスロッ
トであり、複数のスロットが存在する。各ノードは割り
当てられた通信要求パケット用のスロット310に通信
要求パケットを挿入する。
【0025】以上のように構成されたネットワークにお
ける非同期データ通信方法について、以下その動作を述
べる。各ノードの伝送路スイッチ203は通常、伝送路
202からの入力と伝送路への出力を短絡(伝送路を接
続)した状態にあり、各種パケットを出力する時のみ伝
送路スイッチ203を開放(伝送路の切断)を行い、あ
る一定時間後に再び伝送路スイッチ203を短絡した状
態に戻す。
【0026】トークンパケット出力部208を保持する
マスタノード101は、データ通信を行うための通信用
トークンパケット302、もしくは各ノードの通信要求
を吸い上げる問い合わせトークンパケット301のいず
れかをマルチプレクサ209経由で一定時間毎に発行す
る。マスタノード101は、コントローラ111内の伝
送路スイッチ203の開放を行い、まず問い合わせトー
クンパケット301を伝送路100に送出する。各ノー
ド101〜104は問い合わせトークンパケットをパケ
ット検出部206で検出し、自ノードの送信バッファ2
04に送信データが存在する場合には、通信要求パケッ
ト用のスロット310の1つに非同期データの通信要求
を示す通信要求パケットを、通信要求パケット出力部2
07よりマルチプレクサ209経由で出力する。通信要
求パケット用のスロット310は複数存在するが、ノー
ド毎に予め割り当てが行われている。自ノードの送信バ
ッファ204に送信データが存在しなかった場合には、
通信要求パケットの送出を行わない、または通信要求を
示さない非通信要求パケットの出力を行う。
【0027】マスタノード101は通信要求パケット用
のスロット310に存在する全ノードの通信要求パケッ
トを受信し、通信要求を行ったノードが存在した場合に
は、そのノードを送信ノードに指定した通信用トークン
パケット302を送出する。この通信用トークンパケッ
ト302により、通信要求を行ったノードは送信バッフ
ァ204に存在するデータの送出を行うことが可能とな
る。マスタノード101は通信要求を行った全てのノー
ドに対応した通信用トークンパケット302を出力し終
えた後、再び問い合わせトークンパケット301を送出
する。この動作を繰り返すことにより、ノード間の非同
期データ通信を行う。
【0028】図4にマスタノードの動作フローを示す。
401でマスタノード101は、まず各ノードの通信要
求を吸い上げる問い合わせトークンパケット301を送
出し、402で通信要求パケット用のスロット310に
存在する全ノードの通信要求パケットを受信する。40
3で通信要求を行ったノードの有無を検出し、通信要求
を行ったノードが存在しなかった場合には401に戻
り、再び問い合わせトークンパケット301を発行す
る。通信要求を行ったノードが存在した場合には、40
4で通信要求を行ったノードを送信ノードとして指定し
た通信用トークンパケット302を発行する。404、
405でマスタノード101は通信要求を行った全ての
ノードに対応した通信用トークンパケット302を出力
し終えた後、401に戻り、再び問い合わせトークンパ
ケット301を発行する。この動作を繰り返す。なおマ
スタノード101は、問い合わせトークンパケット30
1と通信用トークンパケット302のいずれかを、一定
時間毎に発行を行う。
【0029】このように、マスタノードの発行した問い
合わせトークンパケットに対して、各ノードが送信する
データが存在する場合に限り、割り当てられた通信要求
パケット用のスロットに通信要求パケットを出力し、マ
スタノードは以降のトークンパケット発行において、通
信要求のあったノードを送信ノードに指定した通信用ト
ークンパケットを発行することにより、各ノードに公平
で、かつ効率的なノード間の非同期データ通信を可能と
する。
【0030】例えば、16のノードが接続されたネット
ワークにおいて、1度の問い合わせトークンにより同時
に16台のノードの通信要求をマスタノードが受信可能
であり、1台のノードのみが送信データを保持するとし
た場合、従来のマスタノードを経由して通信を行う方式
では、16回の各ノードからマスタノードへ通信を行う
通信用トークンパケットと、1回のマスタノードから通
信を行う通信用トークンパケット( 16回の通信用トー
クンパケットの中で実際にデータが存在したもの) の合
計17回のトークンパケットにより、全ノード(16ノ
ード)に対応した非同期データ通信の1サイクルが完了
するが、本方式では1回の問い合わせトークンパケット
と1回の通信用トークンパケットの合計2回のトークン
パケットの出力で、全ノード(16ノード)に対応した
非同期データ通信の1サイクルが完了することになる。
【0031】また各ノード101〜104が、出力する
通信要求パケットにて非同期データを受信すべきノード
の固有のノードIDを指定することにより、マスタノー
ド101における通信用トークンパケット302の出力
が容易なものとなる。同時に、通信要求パケットを送出
するノードの固有のノードIDを出力することによって
も、同様の結果が得られる。
【0032】また各ノード101〜104が出力する通
信要求パケットに、送出するデータの量を示す情報およ
び送出するデータの優先度を示す情報を付加することに
より、各ノードの保持するデータの量、質に応じた通信
用トークンパケット302の出力が、マスタノード10
1において可能となる。
【0033】具体的には、通信要求パケットに示された
データ量に応じて、マスタノードが通信要求のあったノ
ードを送信ノードに指定した通信用トークンパケットの
発行回数の制御を行うことにより、一度の通信要求で静
止画像等の大容量のデータ通信が可能となる。また通信
要求パケットに示された優先度に応じて、マスタノード
が通信要求のあったノードを送信ノードに指定した通信
用トークンパケットの出力順序の制御を行うことによ
り、緊急放送等の通信に使用することが可能である。
【0034】また、上記の説明では、各ノードが送信す
るデータが存在する場合に限り、割り当てられた通信要
求パケット用のスロットに通信要求パケットを出力する
としたが、各ノードが送信するデータが存在する場合に
は、割り当てられた通信要求パケット用のスロットに通
信要求パケットを出力し、送信するデータが存在しない
場合には、割り当てられた通信要求パケット用のスロッ
トに非通信要求パケットを出力することによっても非同
期データの送受信が可能であり、さらに通信要求パケッ
トと非通信要求パケットを受信するマスタノードにおい
て、非通信要求パケット(ノードは存在するが送信デー
タが無い)と、通信要求パケット用のスロットにパケッ
トが存在しなかった( ノードが存在しない、またはノー
ドの一部の機能が省電力モード等により動作していな
い) ことを区別することが可能である。
【0035】また、上記の説明では、ループ状のネット
ワークに関してのみ説明を行なったが、ノードが共通バ
スに接続されたツリー状のネットワークや、スター状の
ネットワークや、各ノードが光カプラによって接続され
た光ネットワークにおいても本願発明を適用できること
は言うまでもない。
【0036】(実施の形態2)図5は非同期データ通信
方法を用いたネットワーク構成図であり、図5において
501はマスタノード、502、503はスレーブノー
ドである。マスタノード501とスレーブノード50
2、503を複数のグループに分け、ここではマスタノ
ード501とスレーブノード502のグループIDを
“1" 、スレーブノード503のグループIDを“2"
とする。500は伝送路であり、1台のマスタノード5
01と1台以上のスレーブノード502、503がルー
プ状に接続されている。各ノード501〜503は唯一
のグループに属する。
【0037】以上のように構成されたネットワークにお
ける非同期データ通信方法について、以下その動作を述
べる。マスタノード501は、まずグループID“1"
を指定した問い合わせトークンパケットを伝送路500
に送出する。各ノード501〜503は問い合わせトー
クンパケットを検出し、トークンパケットで指示された
グループID(この場合1)が自ノードのグループID
と一致し、自ノードの送信バッファに送信データが存在
する場合に限り、通信要求パケットを出力する。この場
合マスタノード501とスレーブノード502が、送信
データが存在する場合に限り、通信要求パケットを出力
する。
【0038】マスタノード501はグループID“1"
に属するノードの通信要求パケットを受信し、通信要求
を行ったノードが存在した場合には、そのノードを送信
ノードに指定した通信用トークンパケットを送出する。
この通信用トークンパケットにより、通信要求を行った
ノードは送信バッファに存在するデータの送出を行うこ
とが可能となる。
【0039】次にマスタノード501は、グループID
“2" を指定した問い合わせトークンパケットを伝送路
500に送出し、その結果により通信用トークンパケッ
トの送出を行う。マスタノード501は、全てのノード
グループに対する問い合わせと通信用トークンパケット
の送出を終え、再びグループID“1" に対する問い合
わせを行う。マスタノード501がこの動作を繰り返す
ことにより、ノード間の非同期データ通信を行う。
【0040】図6にマスタノードの動作フローを示す。
601でマスタノード501は、まずグループID
“1" に属するノード501、502の通信要求を吸い
上げる問い合わせトークンパケットを送出し、602で
グループID“1" に属するノードの通信要求パケット
を受信する。603で通信要求を行ったノードの有無を
検出し、通信要求を行ったノードが存在しなかった場合
には606へ飛び、グループIDを“2" に変更し、再
び問い合わせトークンパケットを発行する。通信要求を
行ったノードが存在した場合には、604で通信要求を
行ったノードを送信ノードとして指定した通信用トーク
ンパケットを発行する。604、605でマスタノード
501は通信要求を行った全てのノードに対応した通信
用トークンパケットを出力し終えた後、606へ飛び、
グループIDを“2" に変更し、再び問い合わせトーク
ンパケットを発行する。この動作を繰り返し、全グルー
プに対する問い合わせトークンパケットと、通信用トー
クンパケットを発行する。
【0041】このように、グループIDを指示した問い
合わせトークンパケットをマスタノードが出力し、グル
ープIDの一致するノードが送信するデータが存在する
場合に限り、割り当てられた通信要求パケット用のスロ
ットに通信要求パケットを出力し、マスタノードは以降
のトークンパケット発行において、通信要求のあったノ
ードを送信ノードに指定した通信用トークンパケットを
発行することにより、接続ノード数が増えた場合におい
ても、各ノードに公平で、かつ効率的なノード間の非同
期データ通信を可能とする。
【0042】また各ノード501〜503が、出力する
通信要求パケットにて非同期データを受信すべきノード
の固有のノードIDを指定することにより、マスタノー
ド501における通信用トークンパケットの出力が容易
なものとなる。同時に、通信要求パケットを送出するノ
ードの固有のノードIDを出力することによっても、同
様の結果が得られる。
【0043】また各ノード501〜503が出力する通
信要求パケットに、送出するデータの量を示す情報およ
び送出するデータの優先度を示す情報を付加することに
より、各ノードの保持するデータの量、質に応じた通信
用トークンパケットの出力が、マスタノード501にお
いて可能となる。
【0044】具体的には、通信要求パケットに示された
データ量に応じて、マスタノードが通信要求のあったノ
ードを送信ノードに指定した通信用トークンパケットの
発行回数の制御を行うことにより、一度の通信要求で静
止画像等の大容量のデータ通信が可能となる。また通信
要求パケットに示された優先度に応じて、マスタノード
が通信要求のあったノードを送信ノードに指定した通信
用トークンパケットの出力順序の制御を行うことによ
り、緊急放送等の通信に使用することが可能である。
【0045】なお、以上の説明では、1つのループによ
って構成されるネットワークについてのみ説明したが、
複数のループによって構成されたネットワークに関して
も、また問い合わせトークンパケットによりループID
を指定しループ毎の問い合わせを行った場合にでも同様
に実施可能である。
【0046】また、上記の説明では、各ノードが送信す
るデータが存在する場合に限り、割り当てられた通信要
求パケット用のスロットに通信要求パケットを出力する
としたが、各ノードが送信するデータが存在する場合に
は、割り当てられた通信要求パケット用のスロットに通
信要求パケットを出力し、送信するデータが存在しない
場合には、割り当てられた通信要求パケット用のスロッ
トに非通信要求パケットを出力することによっても非同
期データの送受信が可能であり、さらに通信要求パケッ
トと非通信要求パケットを受信するマスタノードにおい
て、非通信要求パケット(ノードは存在するが送信デー
タが無い)と、通信要求パケット用のスロットにパケッ
トが存在しなかった( ノードが存在しない、またはノー
ドの一部の機能が省電力モード等により動作していな
い) ことを区別することが可能である。
【0047】また、上記の説明では、ループ状のネット
ワークに関してのみ説明を行なったが、ノードが共通バ
スに接続されたツリー状のネットワークや、スター状の
ネットワークや、各ノードが光カプラによって接続され
た光ネットワークにおいても本願発明を適用できること
は言うまでもない。
【0048】(実施の形態3)図7は伝送路上の信号の
流れを示す図であり、701は問い合わせトークンパケ
ットであり、703は通信要求パケット用のスロットで
あり、702は通信要求パケット用のスロット703の
先頭を示す識別信号である。
【0049】また図7で、一定時間毎に出力されるトー
クンパケットの周期、スロット識別信号703の出力タ
イミング、通信要求パケット用のスロット703のサイ
ズの一例を示す。ここでは、トークンパケットの周期を
640クロック分、各通信要求パケット用のスロット7
03のサイズを24クロック分、スロット識別信号70
3のサイズを1クロック分とし、一度の問い合わせトー
クンパケット701で16台のノードの通信要求が可能
である。
【0050】マスタノードは問い合わせトークンパケッ
ト701に続き、各ノードに割り当てた通信要求パケッ
ト用のスロット703の先頭を示すスロット識別信号7
02を出力する。問い合わせトークンパケット701で
指示されたノードは、スロット識別信号702を検出
し、自ノードのスロットに通信要求パケットの挿入を行
う。マスタノードは受信したスロット識別信号702を
検出することにより、通信要求パケットの認識を行う。
【0051】このように、マスタノードが問い合わせト
ークンパケットに続き、各ノードに割り当てた通信要求
パケット用のスロット703の先頭を示すスロット識別
信号702を出力することにより、各ノードにおいて通
信要求パケット用のスロットの検出を容易なものとする
ことができる。
【0052】また、通信要求パケットを出力するスレー
ブノードがスロット識別信号702を取り去り、通信要
求パケットの先頭を示す信号と通信要求パケットを続け
て出力した場合でも、マスタノードにおいて通信要求パ
ケットの検出が容易なものになる。
【0053】上記の説明ではスロット識別信号702は
通信要求パケット用のスロット703の先頭を示すとし
たが、通信要求パケット用のスロット703の区切りを
示すものとしても、同様の結果が得られる。
【0054】なお、以上に示した実施の形態は、1つの
ループによって構成されるネットワークにおいても、複
数のループによって構成されたネットワークにおいても
実施可能である。
【0055】また、以上に示した実施の形態は、ノード
が共通バスに接続されたツリー状のネットワークや、ス
ター状のネットワークや、各ノードが光カプラによって
接続された光ネットワークにおいても実施可能である。
【0056】(実施の形態4)図8はノードのコントロ
ーラ構成図であり、800は伝送路、801はコントロ
ーラ、802は送受信制御部、803は伝送路の接続/
切断を行う伝送路スイッチ、804は送信バッファ、8
05は受信バッファ、806はパケット検出部、807
は通信要求パケット出力部、811は送信先レジスタ、
812は送信元レジスタ、809はマルチプレクサ、8
20はノードに接続される機器である。808はトーク
ンパケット出力部でありマスタノードにのみ存在する。
【0057】パケット検出部806は受信したパケット
と通信要求パケット用のスロットを検出するものであ
り、送信バッファ804は送信すべき非同期データを格
納しデータパケットとして出力するものであり、受信バ
ッファ805は受信した非同期データを格納するもので
あり、送信先レジスタ811は送信すべき非同期データ
の宛先となるノードの固有のノードIDを格納するレジ
スタであり、送信元レジスタ812は受信した非同期デ
ータの送信を行ったノードの固有のノードIDを格納す
るレジスタである。また、送受信制御部802は、伝送
路スイッチ803の接続/切断とパケット検出部806
と受信バッファ805の制御によりパケットの受信を行
い、また伝送路スイッチ803の接続/切断と送信バッ
ファ804と通信要求パケット出力部807とトークン
パケット出力部808とマルチプレクサ809の制御に
よりパケットの送信を行う。
【0058】非同期データの送信を行う際には、ノード
に接続される機器820は、送信バッファ804に送信
すべき非同期データの書き込みと、送信先レジスタ81
1に非同期データの宛先となるノードの固有のノードI
Dの書き込みを行う。送信すべき非同期データと宛先と
なるノードの固有のノードIDがセットされて始めて、
送受信制御部802はマスタノードの出力する問い合わ
せトークンパケットに対して、通信要求パケット出力部
807よりマルチプレクサ809経由で通信要求パケッ
トの出力を行う。その後にマスタノードによって出力さ
れる、自ノードが送信ノードに指定された通信用トーク
ンパケットにより、データの送信を行う。
【0059】またマスタノードの出力する自ノードが受
信ノードに指定された通信用トークンパケットにより、
非同期データの受信が行われる。受信した非同期データ
は受信バッファ805に一旦保持される。1パケット分
の非同期データが全て揃い、送信元レジスタ812に非
同期データを送信を行ったノードの固有のノードIDが
セットされる。ノードに接続される機器820は、1パ
ケット分の非同期データ全てと送信ノードの固有のノー
ドIDがセットされてた後、受信した非同期データと送
信ノードの固有のノードIDの読み出しが可能となる。
【0060】このように、非同期データ送信の際には、
送信バッファに非同期データがセットされ、送信先レジ
スタにデータを受信すべきノードの固有のノードIDが
セットされた後に、マスタノードの出力した問い合わせ
トークンパケットに反応することにより、また非同期デ
ータ受信の際には、1パケット分の受信データが揃い、
送信元レジスタにデータの送信元であるノードの固有の
ノードIDがセットされた後、読み出しを可能にするこ
とにより、ノード間通信におけるデータの連続性を保証
することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マスタノ
ードの発行した問い合わせトークンパケットに対して、
各ノードが送信するデータが存在する場合に限り、割り
当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求パ
ケットを出力し、マスタノードは以降のトークンパケッ
ト発行において、通信要求のあったノードを送信ノード
に指定した通信用トークンパケットを発行することによ
り、各ノードに公平で、かつ効率的なノード間の非同期
データ通信を可能とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のネットワーク構成図
【図2】実施の形態1のマスタノードおよびスレーブノ
ードのコントローラ構成図
【図3】実施の形態1の伝送路上のパケットの流れを示
す図
【図4】実施の形態1のマスタノードの動作フローを示
す図
【図5】本発明の実施の形態2のネットワーク構成図
【図6】実施の形態2のマスタノードの動作フローを示
す図
【図7】本発明の実施の形態3の伝送路上の信号の流れ
を示す図
【図8】本発明の実施の形態4のノードのコントローラ
構成図
【図9】従来の非同期データ通信方法を用いたネットワ
ーク構成図
【図10】従来の方法を用いた形態の伝送路上のパケッ
トの流れを示す図
【符号の説明】
100 伝送路 101 マスタノード 102 スレーブAノード 103 スレーブBノード 104 スレーブCノード 105 トークンパケット 111〜114 コントローラ 201 コントローラ 202 送受信制御部 203 伝送路スイッチ 204 送信バッファ 205 受信バッファ 206 パケット検出部 207 通信要求パケット出力部 208 トークンパケット出力部 209 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大賀 俊男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路と、該伝送路に接続されたそれぞ
    れ固有のノードIDを持つ1台のマスタノード及び1台
    以上のスレーブノードとを有するネットワークにおい
    て、上記マスタノードが、送信ノードと受信ノードを指
    定しデータ通信を行なうための通信用トークンパケット
    を発行し、この通信用トークンパケットを用いて複数の
    ノード間で上記伝送路を介してデータを伝送する非同期
    データ通信方法であって、 上記マスタノードが各ノードの通信要求を吸い上げる問
    い合わせトークンパケットを発行し、該問い合わせトー
    クンパケットに対して、各ノードが送信するデータが存
    在する場合に、割り当てられた通信要求パケット用のス
    ロットに通信要求パケットを出力し、上記マスタノード
    は以降のトークンパケット発行において、通信要求のあ
    ったノードを送信ノードに指定した上記通信用トークン
    パケットを発行することにより、通信要求を行ったノー
    ドのみデータ通信を行うことを特徴とする非同期データ
    通信方法。
  2. 【請求項2】 伝送路と、該伝送路に接続されたそれぞ
    れ固有のノードIDを持つ1台のマスタノード及び1台
    以上のスレーブノードとを有するネットワークにおい
    て、上記マスタノードが、送信ノードと受信ノードを指
    定しデータ通信を行なうための通信用トークンパケット
    を発行し、この通信用トークンパケットを用いて複数の
    ノード間で上記伝送路を介してデータを伝送する非同期
    データ通信方法であって、 上記マスタノードが各ノードの通信要求を吸い上げる問
    い合わせトークンパケットを発行し、該問い合わせトー
    クンパケットに対して、各ノードが送信するデータが存
    在する場合には、割り当てられた通信要求パケット用の
    スロットに通信要求パケットを出力し、各ノードが送信
    するデータが存在しない場合には、上記割り当てられた
    通信要求パケット用のスロットに非通信要求パケットを
    出力し、上記マスタノードは以降のトークンパケット発
    行において、通信要求のあったノードを送信ノードに指
    定した上記通信用トークンパケットを発行することによ
    り、通信要求を行ったノードのみデータ通信を行うこと
    を特徴とする非同期データ通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の非同期
    データ通信方法において、 上記マスタノードは、ネットワーク上の全ノードに対し
    て共通の1つの上記問い合わせトークンパケットを発生
    することを特徴とする非同期データ通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の非同期データ通信方法に
    おいて、 上記マスタノードは、通信要求のあったノードを送信ノ
    ードに指定した通信用トークンパケットを全て発行した
    後、再び問い合わせトークンパケットを発行することを
    特徴とする非同期データ通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の非同期
    データ通信方法において、 マスタノードとスレーブノードを複数のグループに分
    け、問い合わせトークンパケットに問い合わせ対象とな
    るノードのグループを示すグループIDが含まれ、上記
    グループIDと一致するグループに属するノードのみが
    割り当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要
    求パケットを出力することを特徴とする非同期データ通
    信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の非同期データ通信方法に
    おいて、 上記マスタノードは、通信要求のあったノードを送信ノ
    ードに指定した通信用トークンパケットを全て発行した
    後、グループIDを変更して問い合わせトークンパケッ
    トを発行することを特徴とする非同期データ通信方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の非同期データ通信方法において、 上記通信要求パケットに、非同期データを受信すべきノ
    ードの固有のノードIDが含まれたことを特徴とする非
    同期データ通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の非同期データ通信方法において、 上記通信要求パケットに、前記通信要求パケットを送出
    するノードの固有のノードIDが含まれたことを特徴と
    する非同期データ通信方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の非同期データ通信方法において、 上記通信要求パケットに、送出するデータの量を示す情
    報が含まれたことを特徴とする非同期データ通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の非同期データ通信方法
    において、 上記マスタノードが、上記通信要求パケットに含められ
    た上記送出するデータの量を示す情報に基づいて、通信
    要求のあったノードを送信ノードに指定した上記通信用
    トークンパケットを発行する個数を制御することを特徴
    とする非同期データ通信方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の非同期データ通信方法において、 上記通信要求パケットに、送出するデータの優先度を示
    す情報が含まれたことを特徴とする非同期データ通信方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の非同期データ通信方
    法において、 上記マスタノードが、上記通信要求パケットに含められ
    た上記送出するデータの優先度を示す情報に基づいて、
    通信要求のあったノードを送信ノードに指定した上記通
    信用トークンパケットを発行する順序を制御することを
    特徴とする非同期データ通信方法。
  13. 【請求項13】 請求項3または請求項5記載の非同期
    データ通信方法において、 上記マスタノードは、上記問い合わせトークンパケット
    に続き、各ノードに割り当てた通信要求パケット用のス
    ロットを識別するための識別信号を出力し、各ノードで
    上記識別信号を検出することにより、通信要求パケット
    用のスロットを識別することを特徴とする非同期データ
    通信方法。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項2に記載の非同
    期データ通信方法において上記各ノードを構成する非同
    期データ通信装置であって、 伝送路の接続/切断を行う伝送路スイッチと、受信した
    パケットと通信要求パケット用のスロットを検出するパ
    ケット検出部と、送信すべき非同期データを格納しデー
    タパケットとして出力を行う送信バッファと、通信要求
    パケットと非通信要求パケットの出力を行う通信要求パ
    ケット出力部と、上記送信すべき非同期データの宛先と
    なるノードの固有のノードIDを格納する送信先レジス
    タと、上記伝送路スイッチの接続/切断を指示し、上記
    パケット検出部と上記送信バッファと上記通信要求パケ
    ット出力部を制御してパケットの送受信を行う送受信制
    御部とを具備し、 上記送信バッファに上記送信すべき非同期データが格納
    され、上記送信先レジスタに上記送信すべき非同期デー
    タの宛先となるノードの固有のノードIDを格納された
    後、マスタノードの出力した問い合わせトークンパケッ
    トに対して、上記通信要求パケットを上記通信要求パケ
    ット出力部より出力することを特徴とする非同期データ
    通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項1または請求項2に記載の非同
    期データ通信方法において上記各ノードを構成する非同
    期データ通信装置であって、 伝送路の接続/切断を行う伝送路スイッチと、受信した
    パケットを検出するパケット検出部と、受信した非同期
    データを格納する受信バッファと、上記受信した非同期
    データの送信を行ったノードの固有のノードIDを格納
    する送信元レジスタと、上記伝送路スイッチの接続/切
    断を指示し、上記パケット検出部と上記受信バッファを
    制御してパケットの受信を行う送受信制御部とを具備
    し、 1パケット分の上記受信した非同期データが全て揃った
    後、上記受信した非同期データと、上記送信元レジスタ
    に格納された上記非同期データの送信を行ったノードの
    固有のノードIDを読み出し可能としたことを特徴とす
    る非同期データ通信装置。
  16. 【請求項16】 伝送路と、該伝送路に接続されたそれ
    ぞれ固有のノードIDを持つ1台のマスタノード及び1
    台以上のスレーブノードとを有する非同期データ通信シ
    ステムにおいて、 上記マスタノードは、送信ノードと受信ノードを指定
    し、データ通信を行うための通信用トークンパケット、
    もしくは各ノードの通信要求を吸い上げる問い合わせト
    ークンパケットのいずれかを一定時間毎に発行するもの
    であり、 上記マスタノードとスレーブノードは、上記マスタノー
    ドの発行した上記問い合わせトークンパケットに対し
    て、各ノードが送信するデータが存在する場合に、割り
    当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求パ
    ケットを出力するものであり、 上記マスタノードは、以降のトークンパケット発行にお
    いて、通信要求のあったノードを送信ノードに指定した
    上記通信用トークンパケットを発行するものであること
    を特徴とする非同期データ通信システム。
  17. 【請求項17】 伝送路と、該伝送路に接続されたそれ
    ぞれ固有のノードIDを持つ1台のマスタノード及び1
    台以上のスレーブノードとを有する非同期データ通信シ
    ステムにおいて、 上記マスタノードは、送信ノードと受信ノードを指定
    し、データ通信を行うための通信用トークンパケット、
    もしくは各ノードの通信要求を吸い上げる問い合わせト
    ークンパケットのいずれかを一定時間毎に発行するもの
    であり、 上記マスタノードとスレーブノードは、上記マスタノー
    ドの発行した上記問い合わせトークンパケットに対し
    て、各ノードが送信するデータが存在する場合には、割
    り当てられた通信要求パケット用のスロットに通信要求
    パケットを出力し、各ノードが送信するデータが存在し
    ない場合には、上記割り当てられた通信要求パケット用
    のスロットに非通信要求パケットを出力するものであ
    り、 上記マスタノードは、以降のトークンパケット発行にお
    いて、通信要求のあったノードを送信ノードに指定した
    上記通信用トークンパケットを発行するものであること
    を特徴とする非同期データ通信システム。
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US6944165B2 (en) 2000-11-30 2005-09-13 Fujitsu Limited Method and apparatus for transmitting data in a linear-type or ring-type network
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