JPH0730576A - 伝送システム - Google Patents

伝送システム

Info

Publication number
JPH0730576A
JPH0730576A JP5174378A JP17437893A JPH0730576A JP H0730576 A JPH0730576 A JP H0730576A JP 5174378 A JP5174378 A JP 5174378A JP 17437893 A JP17437893 A JP 17437893A JP H0730576 A JPH0730576 A JP H0730576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
communication network
transmitted
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5174378A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Inada
俊司 稲田
Takushi Hamada
卓志 浜田
Takanori Ookura
敬規 大倉
Hisao Ogawa
尚雄 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5174378A priority Critical patent/JPH0730576A/ja
Publication of JPH0730576A publication Critical patent/JPH0730576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるLAN間で共有されているデータの伝
送を効率良く行うことができる伝送システムを提供す
る。 【構成】 複数の第1の伝送装置がLAN11,12に
より相互に接続され、各第1の伝送装置は共有メモリを
有し、共有メモリの送信エリアに書き込まれたデータを
LAN11,12上に送信し、第2の伝送装置9内の伝
送制御部7,8が一方のLANから受信した第1の伝送
装置からの上記データを共有メモリ4の所定のエリアに
書込み、その後、他方のLANに送信することにより、
各第1の伝送装置内の共有メモリの内容を異なるLAN
間で一致化させる伝送システムであって、複数の伝送制
御部7,8は、それぞれ異なるLAN11,12に接続
され、共有メモリ4は、上記複数の伝送制御部7,8と
バス6を介して接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送システムに係り、
特に、通信ネットワークに接続された伝送装置内の共有
メモリに記憶されたデータを異なる通信ネットワーク間
で伝送する伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の通信ネットワーク(例え
ば、LAN(local area networ
k))から構成され、各LANに結合された伝送装置間
でデータの伝送を行う伝送システムについては、次に述
べるような方式が知られている。
【0003】最初に単一LAN構成時の共有メモリ間の
データ伝送について説明する。
【0004】図4において、複数の伝送装置13、14
がLAN11を介して接続され、各伝送装置13、14
には計算機17、18が接続され、共有メモリ24、2
5が備えられている。共有メモリ24,25は、全ての
計算機17,18が共有するデータを記憶するメモリで
ある。共有メモリ24、25には計算機17,18が書
込むべきエリア、すなわち計算機17,18が処理し、
他の計算機17,18に提供しなければいけないデータ
を記憶する領域が予め割当てられている。このデータ
は、LANにより他の計算機17,18にデータ送信さ
れる。ここでは計算機17にはエリアA、計算機18に
はエリアBがそれぞれ割り当てられている。各計算機は
共有メモリの割り当てられたエリアにプロセスデータ等
を周期的に書込み、各伝送装置は上記エリアに書き込ま
れたデータを所定の送信周期でLAN11上へ送信し、
LAN11に接続された各伝送装置13、14内の共有
メモリ24、25の内容を一致化させる。この送信周期
と計算機が共有メモリに書き込む周期は非同期である。
【0005】例えば、計算機17は共有メモリ24の割
り当てられたエリアAにデータを書き込む。伝送装置1
3が送信権を得るとエリアA に書き込まれたデータに共
有メモリのエリアAと対応したデータ識別子(共有メモ
リの格納すべき場所を示す情報)を付加してLAN11
上に同報送信し、そのデータを受信した他の伝送装置1
4は、データ識別子をみて、共有メモリ25の対応する
エリアAにそのデータを書き込む。計算機18がデータ
を書き込む共有メモリ25のエリアBのデータも同様に
して他の伝送装置13内の共有メモリ24の対応するエ
リアBに書き込まれる。
【0006】複数のLANから構成されるデータ伝送シ
ステムでは、異なるLANに接続された上記伝送装置を
相互に接続し、一方のLANに接続された伝送装置内の
共有メモリの内容を他方のLANに接続された伝送装置
内の共有メモリへ相互に転送することにより、異なるL
AN間に接続された伝送装置内の共有メモリ間データ伝
送を行っている。この様な方式は、例えば、図8に示す
「特公昭64ー8501号公報」に記載された技術等に
開示されている。図8において、ST1からST13は
伝送装置、PC1からPC10は、計算機等、LS1か
らLS3は、子ループ伝送システム(LAN)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記既
知の複数のLANから構成されるデータ伝送システム
は、異なるLANに接続された上記伝送装置をST4,
ST10のように相互に接続する。そして、一方のLA
Nに接続された伝送装置内の共有メモリの内容を他方の
LANに接続された伝送装置内の共有メモリへ、相互に
転送することにより異なるLAN間でデータ伝送を行っ
ているため、LAN間の共有メモリ間データ伝送処理を
行う伝送装置が2台必要である。また、相互接続された
上記伝送装置は、それぞれのLAN内での共有メモリ間
データ伝送処理に加え、上記伝送装置相互間のメモリ間
データ転送処理を行う必要がある等の問題を有するもの
である。
【0008】本発明は、前述の問題点を除去するもの
で、その目的は、異なるLAN間で共有されているデー
タの伝送を効率良く行うことができる伝送システムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため
に、本発明は、複数の通信ネットワークを有する伝送シ
ステムにおいて、上記各々の通信ネットワークは、相互
に通信を行う複数の第1の伝送装置と、上記複数の第1
の伝送装置の各々に接続され、上記第1の伝送装置を介
して上記通信ネットワークに接続される情報処理装置と
を有し、上記複数の第1の伝送装置の各々は、各通信ネ
ットワークごとに共通な共通データを記憶する第1の共
有メモリを有し、上記第1の共有メモリは、各通信ネッ
トワーク内の上記情報処理装置に対応した複数の領域を
有し、該領域には、各々の領域が対応する上記情報処理
装置を示す識別情報が割り当てられ、上記複数の領域の
一つは、上記情報処理装置が、他の第1の伝送装置が有
する第1の共有メモリに送信する共通データを記憶する
送信エリアであり、上記第1の伝送装置は、該第1の伝
送装置に対応する情報処理装置により上記送信エリアに
送信すべきデータが書き込まれると、上記データを上記
通信ネットワークに出力し、上記第1の伝送装置は、そ
の通信ネットワークの他の第1の伝送装置が出力した共
通データを受信すると、上記第1の共有メモリの送信元
の情報処理装置に対応する領域に書込み、上記伝送シス
テムは、上記複数の通信ネットワークに接続された第2
の伝送装置を有し、上記第2の伝送装置は、上記複数の
通信ネットワークのそれぞれに対応して設けられ、対応
する通信ネットワークとの通信を行う複数の伝送制御部
と、上記伝送制御部とバスによって接続され、上記第1
の共有メモリと共通な共通データを記憶し、上記情報処
理装置に対応した複数の領域を有し、該領域には各々の
領域が対応する上記情報処理装置を示す識別情報が割り
当てられている第2の共有メモリとを有することとした
ものである。
【0010】また、上記第1の伝送装置の全ては、第2
の伝送装置と同一の構成を有することとしたものであ
る。
【0011】
【作用】従来は、異なるLANに接続された異なる伝送
装置間で共有メモリ内のデータ伝送をしなければならな
かったが、上記構成を有する本発明によれば、一つの伝
送装置内の2つの伝送制御部と一つの供給メモリ間でバ
スを用いてデータ伝送を行えば良いので、データ伝送が
効率よく実行できる。
【0012】また第2の伝送装置のみでシステム内の全
ての伝送装置を構成すると、全伝送装置を複数LANに
接続することになるので、伝送路が複数になり、伝送容
量は伝送路の数に応じて増えるため、伝送容量で規定さ
れる共有メモリの容量を増大できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明に係わる伝送システムの全体
構成の一実施例を示す接続図である。
【0015】本伝送システムは、第1のLAN11と、
第2のLAN12と、第1の伝送装置13〜16と、第
2の伝送装置9と、計算機10、17〜20とを有す
る。LAN11、12には、第1、第2の伝送装置が接
続配置されている。LAN11には第1及び第2の伝送
装置13、14、9が、LAN12には第1及び第2の
伝送装置15、16、9がそれぞれ接続されている。第
1の伝送装置13〜16には計算機17〜20が、第2
の伝送装置9には計算機10がそれぞれ接続されてい
る。
【0016】本実施例の伝送システムは、以下に述べる
ような動作を行う。
【0017】各LANはそれぞれ図4を用いて説明した
ようなデータ伝送を行っている。加えて本システムでは
異なるLAN11、12に接続された伝送装置9、13
〜16内共有メモリ間のデータ伝送を行っており、その
実施例を以下説明する。
【0018】伝送装置14は、送信権を獲得すると伝送
装置14内の共有メモリの送信エリアのデータに共有メ
モリのエリアと対応させたデータ識別子を付加し情報フ
レームとして送信する。このときの送信手順は、送信エ
リアのデータを複数にブロック化し、計算機から送信指
示のあったブロックを送信してもよく、またブロック単
位に送信周期を設定しておき、設定された送信周期が経
過したブロックのデータを送信する方式でもよい。
【0019】第2の伝送装置9はLAN11からデータ
を受信すると伝送装置9内の共有メモリの対応するエリ
アに書込み、LAN12の送信権を得ると上記書き込ん
だデータがLAN12への送信エリアに書き込まれてい
れば、LAN12に送信する。LAN12から受信した
データも同様にしてLAN11に送信する。このように
して異なるLANに接続された伝送装置内の共有メモリ
間のデータ伝送が行われ、共有メモリの一致化が図れ
る。
【0020】情報フレーム21のフォーマットを図2に
示す。情報フレーム21はフレームの区切りを示すヘッ
ダおよびトレイラ、宛先アドレス(DA)、送信元アドレ
ス(SA)、共有メモリのエリアと対応させた識別情報で
あるデータ識別子、データから構成されており、CPU
1が生成する。伝送装置は情報フレーム21を受信する
と情報フレーム21内のデータ識別子から共有メモリの
対応するエリアを判定し、そのエリアに書き込む。
【0021】第2の伝送装置9の構成を図3に示す。第
2の伝送装置9はCPU1、プログラムメモリ2、メモ
リ3、共有メモリ4、I/F回路5、伝送制御部7、8か
ら構成され、I/F回路5を介して計算機10に、伝送制
御部7、8を介してLAN11、12に接続されてい
る。そして、メモリ3、共有メモリ4、I/F回路5、伝
送制御部7、8はCPU1の制御の基に内部バス6を介
して適宜結合されるように構成される。CPU1はプロ
グラムメモリ2に格納されているプログラムに従って、
制御部及び受信順序と送信周期から他方の通信ネットワ
ークへ送信する順序を決定する手段として動作する。共
有メモリ4は第2の伝送装置9に接続されたLAN1
1、12毎に送信エリア、受信エリアを予め割り付けて
いる。共有メモリの割り付け情報は計算機9、またはC
PU1がメモリ3内に設定する。メモリ3は、変換記憶
手段と、他のネットワークに伝送するデータを受信した
順序を記憶する記憶手段と、他の通信ネットワークに伝
送するデータを受信した順序と、上記付加された送信周
期とを記憶する記憶手段と、キューの機能を有する。伝
送制御部7,8は、タイマーを有し、データごとに定め
られた所定の送信周期でデータの送信を行う。
【0022】第2の伝送装置9は、LAN11から情報
フレームを受信すると、フレーム中に含まれるデータ識
別子から対応する共有メモリ4の格納エリアを判定し、
共有メモリにデータを書き込む。データ識別子と共有メ
モリ4の格納エリアを対応付けるためのテーブルをメモ
リ3内に予め設定しておく。共有メモリ4のLAN1
1、12の送信エリアに書き込まれているデータは各L
ANの送信権を得ると所定の送信周期毎かまたは計算機
10からの指示によりそれぞれのLANに送信される。
【0023】次に、異なるLANの共有メモリ間のデー
タ伝送を模式化したものを図5に示す。伝送装置14、
9、15内の共有メモリ26、27、28には各計算機
18、10、19が書き込み可能なエリアA、B、Cがそ
れぞれ割り当てられている。伝送装置14はLAN11
の送信権を得るとエリアAのデータにデータ識別子aを付
加してLAN11上に送信する。第2の伝送装置9はそ
のデータを受信するとデータ識別子aを判定し共有メモ
リ27内のエリアAに書込み、LAN12の送信権を得
るとエリアAのデータにデータ識別子aを付加してLAN
12上に送信する。伝送装置15はそのデータを受信す
るとデータ識別子aを判定し共有メモリ28内のエリアA
に書き込む。第2の伝送装置9はLAN11、およびL
AN12の送信権を得るとエリアBのデータにデータ識
別子bを付加してLAN11とLAN12上にそれぞれ
送信する。伝送装置14、15はそのデータを受信する
とそれぞれの共有メモリ26、28内のエリアBに書き
込む。伝送装置15はLAN12の送信権を得るとエリ
アAのデータと同様の手順でエリアC のデータを第2の
伝送装置と伝送装置14内の共有メモリ26、27のエ
リアCにデータを伝送する。
【0024】このようなシステムで第2の伝送装置9に
接続されたLAN毎に共有メモリ27の送信エリアを設
定し、さらに、一つのエリア内のデータのうち他のLA
Nに接続された伝送装置が必要とするデータのみを他の
LANに送信することにより、一つのエリア内の全ての
データを送信する場合に比べて、各LAN上の不要なト
ラフィックを削減することができる。例えば、送信エリ
アのデータを複数にブロック化してブロック単位で送信
しても良いことは、前述したが、第2の伝送装置内にエ
リアA、BのなかでLAN12に接続された伝送装置が必
要とするブロックのみを送信エリアとして設定してお
き、第2の伝送装置が送信権を得るとエリアA、Bのうち
必要なブロックデータのみをLAN12へ送信すること
とすればよい。
【0025】上記実施例は異なるLANに接続された全
ての伝送装置が同一の共有メモリエリアを共有し、デー
タ識別子もシステム全体でユニークな値で管理されてい
るシステムでの動作例である。次に共有メモリのエリア
がLAN毎に異なったり、データ識別子をLAN単位に
管理しているシステムでの第2の実施例を図6の模式図
を用いて説明する。
【0026】システム構成は上記第1の実施例で用いた
図5の構成と同様であるが、共有メモリ内送信エリアの
割り付けが異なっている。LAN11に接続された伝送
装置14内の共有メモリエリア26は計算機18が書き
込み可能なエリアA、第2の伝送装置9に接続されてい
る計算機10が書き込み可能なエリアB、LAN12に
接続されている計算機15が書き込むエリアCが割り当
てられている。第2の伝送装置9内の共有メモリエリア
27も伝送装置14内の共有メモリエリア26と同様に
割り当てられている。
【0027】LAN12に接続された伝送装置15内の
共有メモリエリア28は計算機19が書き込み可能なエ
リアY、第2の伝送装置9に接続されている計算機10
が書き込み可能なエリアX、LAN11に接続されてい
る計算機18が書き込み可能なエリアZが割り当てられ
ている。
【0028】ここで第2の伝送装置9内にはLAN1
1、12に接続されている伝送装置14、15内の共有
メモリ26、28の割り当てエリアと伝送装置9内の共
有メモリ27の割り当てエリアの対応を設定したデータ
識別子テーブルを備える。このテーブルを表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】LAN11上のデータ識別子a、b、cは、
第2の伝送装置9内の共有エリアのエリア名はA、B、C
に、LAN12上のデータ識別子はz、x、yにそれぞれ
対応する。本実施例ではエリア名を設定しているがエリ
ア名の代わりにエリアの先頭アドレスを設定しても同様
の効果を得る。
【0031】伝送装置14はLAN11の送信権を得る
とエリアAのデータにデータ識別子aを付加してLAN1
1上に送信する。第2の伝送装置9は、そのデータを受
信するとデータ識別子テーブルの値から対応するエリア
Aを判定し、共有メモリ27内のエリアAに書込み、LA
N12の送信権を得るとデータ識別子テーブルからエリ
アAのデータにLAN12の対応するエリアZのデータ識
別子zを付加してLAN12上に送信する。伝送装置1
5はそのデータを受信すると共有メモリ28内のエリア
Zに書き込む。
【0032】伝送装置15はLAN12の送信権を得る
とエリアYのデータにデータ識別子yを付加してLAN1
2上に送信する。第2の伝送装置9はそのデータを受信
するとデータ識別子テーブルからLAN12のエリアY
に対応する共有メモリ27内のエリアCに書込み、LA
N11の送信権を得るとエリアCのデータにデータ識別
子cを付加してLAN11上に送信する。伝送装置14
はそのデータを受信すると共有メモリ26内のエリアC
に書き込む。
【0033】第2の伝送装置9はLAN11の送信権を
得るとエリアBのデータにデータ識別子bを付加してLA
N11上に送信し、伝送装置14はそのデータを受信す
ると共有メモリ26内のエリアBに書き込む。また第2
の伝送装置9はLAN12の送信権を得るとエリアAの
データと同様の手順でエリアB のデータ にデータ識別
子xを付加してLAN12上に送信し、伝送装置15は
そのデータを受信すると共有メモリ28内のエリアXに
書き込む。
【0034】次に、第2の伝送装置9において一方のL
ANから他方のLANへ共有メモリ27を介してデータ
を中継送信するタイミングについて図8の模式図を用い
て説明する。
【0035】LAN11には伝送装置13,14,9が
LAN12には伝送装置9,15,16が接続されてい
る。
【0036】共有メモリには計算機17,18,19,
20がそれぞれ書き込み可能なエリアA,B,C,Dが
割り当てられ、各エリア毎に送信周期も設定されてい
る。
【0037】各伝送装置はエリア毎に設定された送信周
期でデータを送信するが、各伝送装置の送信周期を計測
するタイマはそれぞれ無関係に動作しているため次のよ
うな問題が生じる。
【0038】第1の問題は中継送信時の伝送遅延であ
る。伝送装置13からエリアAのデータがLAN11上
へ送信され、そのデータが伝送装置9のエリアAに書き
込まれる。伝送装置9のエリアAのデータをLAN12
へ送信するタイミングはデータが伝送装置9のエリアA
に書き込まれたタイミングとは無関係のため、伝送装置
9のエリアAにデータが書き込まれてからLAN12へ
中継送信されるまで最悪で前記設定した送信周期分の伝
送遅延が生じる。
【0039】第2の問題は中継送信順序の逆転である。
伝送装置13からエリアAのデータがLAN11上へ送
信され、そのデータが伝送装置9のエリアAに書き込ま
れ、次に伝送装置14からエリアBのデータがLAN1
1上へ送信され、そのデータが伝送装置9のエリアBに
書き込まれたとする。伝送装置9に書き込まれたエリア
A,BのデータをLAN12へ送信するタイミングはデ
ータが伝送装置9のエリアA,Bに書き込まれた順序と
は無関係のため、エリアBのデータが先にLAN12上
へ送信され、その後エリアAのデータがLAN12上へ
送信されることがある、このように一方のLANから他
方のLANへデータを中継送信する場合に一方のLAN
から受信した順序と他方のLANへ送信する順序が逆転
することが有り不公平が生じる。
【0040】この問題を解決するため、第2の伝送装置
9は一方のLANから受信したデータのデータ識別子を
受信順に他方のLANに対する送信キューとして登録
し、データを共有メモリ27に書き込み、送信キューへ
の登録順に他方のLANへデータを中継送信する。また
各LANに接続された伝送装置14,15は共有メモリ
のデータ伝送時にデータにデータ識別子と、そのデータ
の送信周期を付加して送信し、そのデータを受信した第
2の伝送装置9はデータ識別子と送信周期を送信キュー
に登録し、データを共有メモリ27に書き込み、送信キ
ューへの送信周期が短く登録が早いデータを優先して他
方のLANへ中継送信する。
【0041】これにより受信が早く送信周期が短かいデ
ータほど中継送信時の伝送遅延を短くできる。ただし一
方のLANから受信するデータ負荷に比べ他方のLAN
へ送信するスループットが小さいと、送信キューに送信
待ちデータが溜まる一方になる。そのため、受信したデ
ータと同一識別子のデータが既に送信キューに登録され
ている場合は共有メモリ27にはデータを書き込むが送
信キューには登録しないようにすることにより、送信エ
リア数以上の送信待ちデータは溜まらない。これによ
り、前記問題は解決する。
【0042】次に、以上述べた第2の伝送装置9を備え
た伝送システムの新たな効果として以下のことが挙げら
れる。
【0043】図7に示すようにシステムを第2の伝送装
置のみでシステムを構成し、全ての第2の伝送装置を2
本のLAN11、12に接続する。本図では第2の伝送
装置は9、22の2台を接続する。第2の伝送装置9、
22内の共有メモリエリアをLAN単位で分割し、各L
AN毎に図4を用いて説明したような処理と同様な処理
を行うことにより共有メモリの容量を大きくすることが
できる。共有メモリの容量とは、例えば周期的に送信す
るシステムの場合、各送信エリアの送信周期の逆数と各
送信エリアのデータ長を乗じたものの総和で容量の上限
は接続されたLANの伝送スループットで制限される。
つまりLANの本数が2倍になると、伝送スループット
が2倍になり共有メモリの容量が2倍になる。これは送
信周期が同じなら各送信エリアのデータ長を2倍に、各
送信エリアのデータ長が同じなら送信周期を半分にでき
ることになる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、従来は、異なるLA
Nに接続された異なる伝送装置間で共有メモリ内のデー
タ伝送をしなければならなかったが、本発明によれば、
一つの伝送装置内の2つの伝送制御部と一つの共有メモ
リ間でバスを用いてデータ伝送を行えば良いので、デー
タ伝送が効率よく実行できる。
【0045】また第2の伝送装置のみでシステム内の全
ての伝送装置を構成すると、全伝送装置を複数LANに
接続することになるので、伝送路が複数になり、伝送容
量は伝送路の数に応じて増えるため、伝送容量で制限さ
れる共有メモリの容量を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる伝送システムの全体構成の一実
施例を示す接続図である。
【図2】各LANを伝送されるフレームフォーマットの
一例を示す説明図である。
【図3】本発明に係わる伝送システムに用いられる第2
の伝送装置の一例を示すブロック図である。
【図4】従来の単一LAN構成における共有メモリ間の
データ伝送手順の一実施例を示す説明図である。
【図5】複数LAN構成の伝送システムにおける共有メ
モリ間のデータ伝送手順を示す説明図である。
【図6】複数LAN構成の伝送システムにおける共有メ
モリ間のデータ伝送手順を示す説明図である。
【図7】本発明に係わる伝送システムの全体構成の一実
施例を示す接続図である。
【図8】複数LAN構成の伝送システムにおける共有メ
モリ間のデータ伝送手順を示す説明図である。
【図9】従来技術に係わる伝送システムの全体構成の一
実施例を示す接続図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置(CPU) 2 プログラムメモリ 3 メモリ 4 共有メモリ 5 I/F回路 6 内部バス 7 第1のLAN11の伝送制御部 8 第2のLAN12の伝送制御部 9 第2の伝送装置 10 計算機 11 第1のLAN 12 第2のLAN 13〜16 第1の伝送装置 17〜20 計算機 21 フレームフォーマット 22 第2の伝送装置 23 計算機 24〜26、26〜28 第1の伝送装置内の共有メモ
リエリア 27 第2の伝送装置内の共有メモリエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 尚雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信ネットワークを有する伝送シス
    テムにおいて、 上記各々の通信ネットワークは、相互に通信を行う複数
    の第1の伝送装置と、上記複数の第1の伝送装置の各々
    に接続され、上記第1の伝送装置を介して上記通信ネッ
    トワークに接続される情報処理装置とを有し、 上記複数の第1の伝送装置の各々は、各通信ネットワー
    クごとに共通な共通データを記憶する第1の共有メモリ
    を有し、 上記第1の共有メモリは、各通信ネットワーク内の上記
    情報処理装置に対応した複数の領域を有し、該領域に
    は、各々の領域が対応する上記情報処理装置を示す識別
    情報が割り当てられ、 上記複数の領域の一つは、上記情報処理装置が、他の第
    1の伝送装置が有する第1の共有メモリに送信する共通
    データを記憶する送信エリアであり、 上記第1の伝送装置は、該第1の伝送装置に対応する情
    報処理装置により上記送信エリアに送信すべきデータが
    書き込まれると、上記データを上記通信ネットワークに
    出力し、 上記第1の伝送装置は、その通信ネットワークの他の第
    1の伝送装置が出力した共通データを受信すると、上記
    第1の共有メモリの送信元の情報処理装置に対応する領
    域に書込み、 上記伝送システムは、上記複数の通信ネットワークに接
    続された第2の伝送装置を有し、 上記第2の伝送装置は、 上記複数の通信ネットワークのそれぞれに対応して設け
    られ、対応する通信ネットワークとの通信を行う複数の
    伝送制御部と、 上記伝送制御部とバスによって接続され、上記第1の共
    有メモリと共通な共通データを記憶し、上記情報処理装
    置に対応した複数の領域を有し、該領域には各々の領域
    が対応する上記情報処理装置を示す識別情報が割り当て
    られている第2の共有メモリとを有することを特徴とす
    る伝送システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送システムにおいて、 上記第2の共有メモリの有する複数の領域に付された識
    別情報と上記情報処理装置との対応は、伝送システム内
    において、重複がないことを特徴とする伝送システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の伝送システムにお
    いて、 上記第1の伝送装置の全ては、第2の伝送装置と同一の
    構成を有することを特徴とする伝送システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の伝送システム
    において、 上記複数の領域に付された識別情報と上記情報処理装置
    との対応は、各々の通信ネットワーク内において重複せ
    ず、 上記第2の伝送装置は、一つの通信ネットワークでの上
    記対応を、他の通信ネットワークでの対応に変換するた
    めの変換情報を記憶した変換記憶手段を有することを特
    徴とする伝送システム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の伝送シス
    テムにおいて、 上記送信エリアには、複数のデータが記憶され、 上記伝送制御部は、上記データ毎に決められた送信周期
    で、上記データを送信することを特徴とする伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の伝送
    システムにおいて、 上記第2の伝送装置は、一方の通信ネットワークから受
    信したデータのうち他方の通信ネットワークに送信する
    データのみを、上記他方の通信ネットワークに送信する
    ことを特徴とする伝送システム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    伝送システムにおいて、 上記第2の伝送装置は、通信ネットワークごとに、他の
    ネットワークに伝送するデータを受信した順序を記憶す
    る記憶手段と、 上記受信したデータを上記記憶されている順序に従っ
    て、他方の通信ネットワークへ送信するように制御する
    制御部とを有することを特徴とする伝送システム。
  8. 【請求項8】請求項1、2、4、5または6記載の伝送
    システムにおいて、 上記第1の伝送装置は、送信するデータにデータ毎に決
    められた送信周期に関する周期情報を付加して送信し、 上記第2の伝送装置は、通信ネットワーク毎に、他の通
    信ネットワークに伝送するデータを受信した順序と、上
    記付加された周期情報とを記憶する記憶手段と、受信順
    序と周期情報から他方の通信ネットワークへ送信する順
    序を決定する手段とを有し、決定された順序に従って、
    他方の通信ネットワークへ送信することを特徴とする伝
    送システム。
  9. 【請求項9】請求項1、2、4、5または6記載の伝送
    システムにおいて、 上記第2の伝送装置は、通信ネットワーク毎に、他の通
    信ネットワークに伝送するデータを受信した順序を記憶
    する記憶手段を有し、 上記第2の伝送装置は、まだ送信されていないデータと
    同一の送信先を有するデータをさらに受信した場合は、
    そのデータを上記まだ送信されていないデータと同一の
    上記第2の共有メモリ内の領域には書込むが、上記記憶
    手段には受信した順序を記憶せず、送信する際に、上記
    記憶されている順序に従って、上記第2の共有メモリ内
    の領域にある上記受信したデータを他方の通信ネットワ
    ークへ一括して送信することを特徴とする請求項5項記
    載の伝送システム。
  10. 【請求項10】請求項1、2、4、5または6記載の伝
    送システムにおいて、 上記第1の伝送装置は、送信するデータに上記領域中の
    格納すべき場所を示す情報を付加して送信し、 上記第2の伝送装置は、通信ネットワーク毎に、他の通
    信ネットワークに伝送するデータの上記情報を受信した
    順に記憶するキューを有し、 上記第2の伝送装置は、まだ送信されていないデータと
    同一の送信先を有するデータをさらに受信した場合は、
    そのデータを上記まだ送信されていないデータと同一の
    上記第2の共有メモリ内の領域には書込むが、上記キュ
    ーには受信した上記情報を記憶せず、送信する際に、上
    記記憶されている順序に従って、上記第2の共有メモリ
    内の領域にある上記受信したデータを他方の通信ネット
    ワークへ一括して送信することを特徴とする伝送システ
    ム。
JP5174378A 1993-07-14 1993-07-14 伝送システム Pending JPH0730576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174378A JPH0730576A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174378A JPH0730576A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0730576A true JPH0730576A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15977572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5174378A Pending JPH0730576A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730576A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211195A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Fujitsu Ltd データ通信システム
JP2006352323A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載通信用アダプタ
JP2008135841A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Denso Corp 中継装置の送信タイミング制御方法、中継装置及び通信システム
JP5686925B2 (ja) * 2012-02-27 2015-03-18 三菱電機株式会社 中継局装置及び中継方法及びプログラム
JP2015226244A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 ファナック株式会社 通信サイクルタイムを短縮できる制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211195A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Fujitsu Ltd データ通信システム
JP2006352323A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載通信用アダプタ
JP2008135841A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Denso Corp 中継装置の送信タイミング制御方法、中継装置及び通信システム
JP5686925B2 (ja) * 2012-02-27 2015-03-18 三菱電機株式会社 中継局装置及び中継方法及びプログラム
JP2015226244A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 ファナック株式会社 通信サイクルタイムを短縮できる制御装置
US9674288B2 (en) 2014-05-29 2017-06-06 Fanuc Corporation Controller capable of reducing communication cycle time

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010004765A1 (ja) 中継装置、通信システム及び通信方法
JPH0730576A (ja) 伝送システム
US4672607A (en) Local area network communication system
JPS6118236A (ja) 多重リンクを有するデ−タ通信システムの折返しテスト方式
JP2740031B2 (ja) データ受信装置
JPH01129548A (ja) 通信制御装置
JPH0624378B2 (ja) ネットワーク間のデータ送受信方式
JPS622746B2 (ja)
JPH06105904B2 (ja) 局所ネットワーク間通信方法
JPH0728308B2 (ja) 通信ネットワーク相互接続装置
JP2823934B2 (ja) 通信ネットワーク接続装置
JP2693799B2 (ja) データ伝送方式
JPH10210056A (ja) ネットワークフレーム中継装置
JPH0514365A (ja) スキヤン伝送方式
JP2001127767A (ja) パケット転送システム及びそれを用いたパケット転送方法
JPH07219917A (ja) ネットワ−クシステム
JP2747097B2 (ja) Lan間接続装置
JPS62133555A (ja) Dmaアドレス制御方式
JPH11127184A (ja) ルーティング方法及びルータ
JPS6132629A (ja) 多回線通信制御方法
JPH03245633A (ja) 端末制御システム
JPH02214349A (ja) Csma/cdバスブリッジ
JPH11296211A (ja) 入出力装置
JPH05327730A (ja) ネットワーク結合装置
JPH02164155A (ja) Lanシステムの通信方式