JPH11160967A - 画像形成装置の帯電装置 - Google Patents

画像形成装置の帯電装置

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JPH11160967A
JPH11160967A JP9324839A JP32483997A JPH11160967A JP H11160967 A JPH11160967 A JP H11160967A JP 9324839 A JP9324839 A JP 9324839A JP 32483997 A JP32483997 A JP 32483997A JP H11160967 A JPH11160967 A JP H11160967A
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眞澄 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラの表面をクリーニングするクリー
ニング部材の帯電ローラに対する摩擦力が変動しにくい
ようにする。 【解決手段】 帯電ローラ9の表面をクリーニングする
弾性体からなるクリーニング部材22を固定保持するク
リーニング保持部材23に、帯電ローラ9の回転に伴っ
てクリーニング部材22が帯電ローラ9の回転方向へ弾
性変形するのを抑制する弾性変形抑制部15を形成す
る。このようにすれば、帯電ローラ9が矢示B方向に回
転した際にクリーニング部材22が、その帯電ローラ9
の回転方向に弾性変形しようとしても、その変形を弾性
変形抑制部15が抑制する。したがって、クリーニング
部材22のクリーニング保持部材23からの剥がれを防
止することができる。また、帯電ローラが回転ムラを生
じないため安定した帯電ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体の回転に
従動回転しながらその感光体を帯電する帯電ローラと、
その帯電ローラの表面に作像中も当接してその帯電ロー
ラの表面をクリーニングする弾性体からなるクリーニン
グ部材とを備えた画像形成装置の帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置には、感光
体の表面を帯電する帯電装置が設けられているが、近年
この帯電装置として、コロナ放電方式のものから帯電ロ
ーラを感光体の表面に接触させた状態で帯電を行なう接
触帯電方式の帯電装置が、オゾンの発生が少ない等の利
点があることから、多く使用されるようになってきてい
る。このような接触帯電方式の帯電装置は、帯電ローラ
が感光体に接触した状態で帯電が行なわれるため、感光
体上の画像を転写紙に転写した後に感光体上に残った残
留トナーが帯電ローラに付着することによって帯電不良
を起こす恐れがある。
【0003】そこで、このように帯電ローラを感光体に
接触させた状態で帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置
では、例えばスポンジ等からなるクリーニング部材を帯
電ローラの表面に適量食い込ませるように接触させ、そ
れによって帯電ローラが回転したときにその表面をクリ
ーニング部材で摺擦して、その表面に付着したトナーや
紙粉等の付着物(異物)を除去するようにしている(例
えば特開平2−272594号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに弾性体からなるクリーニング部材を帯電ローラの表
面に適量食い込ませ、その状態で帯電ローラを回転させ
てその帯電ローラの表面をクリーニングする場合には、
クリーニング部材が摩擦力により帯電ローラの回転方向
に移動されて変形し、その摩擦力が過大であったときに
はクリーニング部材がそれを接着保持している保持部材
から剥がれて脱落してしまうことがあるという問題点が
あった。
【0005】また、クリーニング部材が帯電ローラの回
転方向に変位することによって、そのクリーニング部材
の帯電ローラに対する当接面積が変化し、それによって
クリーニング部材から帯電ローラに加えられる摩擦負荷
が変化して帯電ローラが回転ムラを生じてしまう恐れも
あった。さらに、帯電ローラの表面に対するクリーニン
グ部材の極度の摺擦により、発熱が生じてトナーが固着
してしまうフィルミング現象が発生してしまう恐れもあ
った。
【0006】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、帯電ローラの表面をクリーニングするク
リーニング部材の帯電ローラに対する摩擦力が変動しに
くいようにすることによって、上述したような問題が発
生しないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、感光体の表面に圧接した状態でその感光
体の回転に従動回転しながらその感光体を帯電する帯電
ローラと、保持部材に保持されて帯電ローラの表面に作
像中も当接してその帯電ローラの表面をクリーニングす
る弾性体からなるクリーニング部材とを備えた画像形成
装置の帯電装置において、上記保持部材に、帯電ローラ
の回転に伴ってクリーニング部材が帯電ローラの回転方
向へ弾性変形するのを抑制する弾性変形抑制部材を設け
たものである。
【0008】このようにすれば、帯電ローラが回転する
ことにより、その表面に当接している弾性体からなるク
リーニング部材が、その間の摩擦力により帯電ローラの
回転方向に移動されて弾性変形しようとしても、その変
形を保持部材に設けられた弾性変形抑制部材が抑制す
る。したがって、クリーニング部材の保持部材からの剥
がれを防止することができると共に、クリーニング部材
の帯電ローラに対する摩擦力が変動しにくいので、帯電
ローラが回転ムラを生じないため安定した帯電ができ
る。
【0009】また、上記クリーニング部材の帯電ローラ
の表面に当接する側の端面の面積を、その端面と反対側
の保持部材に固定される側の面積よりも小さくするとよ
い。そうすれば、クリーニング部材は保持部材に固定さ
れる側の端面の面積が帯電ローラの表面に当接する側の
端面の面積よりも大きいので、帯電ローラの回転時にク
リーニング部材にそれを保持部材から剥がそうとする力
が加わっても、そのクリーニング部材は保持部材に対す
る接触面積の大きさに対応した保持力でしっかりと保持
部材に保持されているので、それが剥がれるようなこと
がない。
【0010】さらに、上記クリーニング部材を、そのク
リーニング部材の帯電ローラの表面に当接する側の端面
が全て帯電ローラの表面に当接するように配置するとよ
い。そうすれば、帯電ローラが回転した際にクリーニン
グ部材が帯電ローラの回転方向に弾性変形しても、その
クリーニング部材の帯電ローラに当接する側の端面の帯
電ローラへの当接面積は殆ど変化することがないので、
クリーニング部材から帯電ローラに加えられる摩擦負荷
の変動が殆どない。したがって、帯電ローラに回転ムラ
が生じないので安定した帯電ができる。
【0011】また、帯電ローラの半径をrとし、その帯
電ローラの回転中心からクリーニング部材を保持する保
持部材のクリーニング部材を保持する面あるいはその面
の延長線に向けて引いた垂線に対してr/√2の距離を
置いた平行な線が帯電ローラの周面に接する接点を中心
とし、その接点から帯電ローラの周方向の両側にそれぞ
れ22.5゜ の範囲で区切られる上記周面上の領域に、
クリーニング部材の帯電ローラの表面に当接する側の端
面の一方のエッジを当接させるようにクリーニング部材
を配置するとよい。
【0012】そうすれば、経時的にクリーニング部材が
摩耗しても、クリーニング部材の帯電ローラに対する当
接面積の変化を最小にすることができるので、クリーニ
ング部材から帯電ローラに加えられる摩擦負荷の変動を
少なくして、帯電ローラを安定して回転させることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置の帯電装置を示す概略構成図、図2
は同じくその帯電装置が設けられた画像形成装置の作像
部を示す概略構成図である。
【0014】図2に示す画像形成装置は、矢示A方向に
回転するドラム状の感光体(像担持体)1の回りに、そ
の感光体1の表面に圧接した状態で感光体1の回転に従
動回転しながら、図示しない電源から電圧が印加される
ことによりその感光体1の表面に一様な電荷を帯電させ
る帯電ローラ9を備えた帯電装置2と、感光体1上にレ
ーザ光Lを照射することにより静電潜像を形成する図示
しない露光装置と、その静電潜像を顕像化してトナー像
とする現像装置4とを設けている。
【0015】また、その感光体1の回りに、現像装置4
により形成されたトナー像を転写紙Pに転写する転写ベ
ルト5と、そのトナー像を転写紙Pに転写した後に感光
体1上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置
6と、感光体1上の残留電荷を除電する除電ランプ7も
設けている。
【0016】帯電装置2の帯電ローラ9は、金属性の芯
金12の両端部を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値
が安定している導電性ゴム13を装着したものであり、
その導電性ゴム13の表面を感光体1の表面に常時圧接
させて従動回転可能な状態にあって、芯金12に高電圧
が印加されることによって感光体1の表面を一様に帯電
する。
【0017】その帯電ローラ9の表面には、図1に明示
するように、クリーニング部材22が常時圧接すること
により作像時にも当接するようになっており、そのクリ
ーニング部材22は、例えばスポンジ等の発泡体からな
る弾性体であり、それがクリーニング保持部材23に、
例えば両面テープ等の接着剤で貼り付けてある。したが
って、帯電ローラ9の表面には、作像中もクリーニング
部材22が当接して、その表面がクリーニングされる。
そして、そのクリーニング保持部材23には、帯電ロー
ラ9の回転に伴ってクリーニング部材22が帯電ローラ
9の回転方向(矢示B方向)へ弾性変形するのを抑制す
る弾性変形抑制部15を形成している。
【0018】その弾性変形抑制部15は、クリーニング
保持部材23のクリーニング部材保持面23aに対して
略直角に突設したものであり、それを例えばクリーニン
グ保持部材23の長手方向の全域(図1で手前と奥方
向)に亘ってクリーニング部材22の一端面22aに当
接する幅に形成する。また、その弾性変形抑制部15の
クリーニング部材保持面23aからの張り出し高さ(図
1で右方への突出量)は、部品製作上及び組付精度上の
誤差を考慮して先端が感光体1の表面に接触しない程度
の範囲で高くするとよい。
【0019】この画像形成装置は作像動作が開始される
と、図2に示すように感光体1が矢示A方向に回転を開
始する。そして、その感光体1の表面が除電ランプ7か
ら照射される除電光により除電され、その部分の表面電
位が0〜−150Vの基準電位に平均化される。次に、
帯電ローラ9に電圧が印加されることにより感光体1が
帯電され、その感光体1の表面電位が−1000V前後
となる。
【0020】その感光体1の帯電面には、図示しない露
光装置からレーザ光Lが照射され、そのレーザ光Lが照
射されることにより画像となる部分の表面電位が0〜−
200Vとなる。したがって、現像装置4の現像スリー
ブ10上のトナーがその画像となる部分に付着する。こ
のようにして、感光体1上に形成されたトナー像は、感
光体1が矢示A方向に回転することにより、感光体1と
転写ベルト5とが接する転写位置に向けて移動されてい
く。
【0021】一方、図示しない給紙部から転写紙Pが給
紙され、その転写紙Pはレジストローラ対8により、転
写紙Pの先端部が感光体1上に形成されているトナー像
の先端部と一致するタイミングで搬送され、その紙面に
感光体1上のトナー像が転写される。そして、その転写
紙Pは定着部へ搬送されて、熱と加圧力が加えられるこ
とによりトナー像が溶融定着され、その後で排紙トレイ
等に排出される。そして、その後に感光体1上に残った
残留トナーは、クリーニング装置6のクリーニングブレ
ード11により掻き落とされ、その後感光体1の表面は
除電ランプ7により除電される。以降、この作像プロセ
スが繰り返される。
【0022】ところで、このように弾性体からなるクリ
ーニング部材22を帯電ローラの表面に当接させてその
帯電ローラ9の表面をクリーニングするようにしている
場合には、そのクリーニング部材22が摩擦力により図
3に示すように帯電ローラ9の回転方向に移動されて弾
性変形し、その摩擦力が過大であったときにはクリーニ
ング部材22がそれを接着保持しているクリーニング保
持部材33から剥がれて脱落してしまう恐れがある。
【0023】また、そのクリーニング部材22が帯電ロ
ーラ9の回転方向に変位することによって、そのクリー
ニング部材22の帯電ローラ9に対する当接面積が例え
ば増大したときには、クリーニング部材22から帯電ロ
ーラ9に加えられる摩擦負荷が増大する。このようにな
ると、帯電ローラ9が感光体1との間でスムーズな従動
回転ができなくなってスリップが生じたりするため、帯
電ローラ9が回転ムラを起こすようになる。さらに、帯
電ローラ9の表面に対するクリーニング部材22の極度
の摺擦により発熱が生じたときには、それによってトナ
ーが固着してしまうフィルミング現象が発生することも
ある。
【0024】しかしながら、この画像形成装置の帯電装
置によれば、図1で説明したようにクリーニング保持部
材23に、帯電ローラ9の回転に伴ってクリーニング部
材22が帯電ローラ9の回転方向へ弾性変形するのを抑
制する弾性変形抑制部15を形成しているので、上述し
た種々の問題が発生しないようにすることができる。す
なわち、帯電ローラ9が矢示B方向に回転することによ
り、その表面に当接しているクリーニング部材22が、
その間の摩擦力により帯電ローラ9の回転方向に移動さ
れて弾性変形しようとしても、その変形を弾性変形抑制
部15が抑制する。
【0025】したがって、クリーニング部材22がクリ
ーニング保持部材23から剥がれるのを防止することが
できると共に、クリーニング部材22の帯電ローラ9に
対する接触面積が大幅に増大するのも抑えることができ
るので(図3に示したようにクリーニング部材22が変
形したときには接触面積が増大する)、摩擦力の変動を
抑えて帯電ローラ9をスムーズに回転させることができ
る。したがって、安定した帯電ができると共に、フィル
ミングの発生も防止することができる。
【0026】図4は異なる形状に形成したクリーニング
部材を使用した帯電装置の実施の形態を示す図1と同様
な概略図であり、図1と対応する部分には同一の符号を
付してある。この帯電装置は、クリーニング部材32の
帯電ローラ9の表面に当接する側の端面32aの面積
を、その端面32aと反対側のクリーニング保持部材3
3に固定される側の端面32bの面積よりも小さくして
いる。
【0027】このようにすれば、クリーニング部材32
はクリーニング保持部材33に固定される側の端面32
bの面積が帯電ローラ9の表面に当接する側の端面32
aの面積よりも大きいので、帯電ローラ9の回転時にク
リーニング部材32に、それをクリーニング保持部材3
3から剥がそうとする力が加わっても、そのクリーニン
グ部材32はクリーニング保持部材33に対する接触面
積の大きさに対応した保持力でしっかりとクリーニング
保持部材33に保持されているので、それが剥がれるよ
うなことがない。
【0028】また、クリーニング部材32は、図4に示
したように帯電ローラ9の表面に当接する側の端面32
aが全て帯電ローラ9の表面に当接するように配置する
とよい。そうすれば、帯電ローラ9が回転した際にクリ
ーニング部材32が帯電ローラ9の回転方向(矢示B方
向)に弾性変形しても、そのクリーニング部材32の帯
電ローラ9に当接する側の端面32aの帯電ローラ9へ
の当接面積は殆ど変化することがないので、クリーニン
グ部材32から帯電ローラ9に加えられる摩擦負荷の変
動が殆どないので、帯電ローラ9に回転ムラが生じな
い。したがって、安定した帯電ができる。
【0029】図5はクリーニング部材の帯電ローラに対
する位置関係を特定するようにした帯電装置の実施の形
態を示す図1と同様な概略図であり、図1と対応する部
分には同一の符号を付してある。この帯電装置は、帯電
ローラ9の半径をrとし、その帯電ローラ9の回転中心
からクリーニング部材22を保持するクリーニング保持
部材33のクリーニング部材22を保持する面33aに
向けて引いた垂線L1 に対してr/√2の距離を置いた
平行な線L2 が帯電ローラ9の周面に接する接点aを中
心とし、その接点aから帯電ローラ9の周方向の両側に
それぞれ角度θ=22.5゜ の範囲で区切られる上記周
面上の領域に、クリーニング部材22の帯電ローラ9の
表面に当接する側の端面22bの一方のエッジ(図5で
上側のエッジ)を当接させるようにクリーニング部材2
2を配置している。なお、クリーニング部材22は、組
み付けた際の最終的な位置では、端面22b側を帯電ロ
ーラ9の表面に適量bだけ食い込ませて使用する(仮想
線図示位置)。
【0030】このようにすれば、図6に示すようにクリ
ーニング部材22が経時的に摩耗しても、そのクリーニ
ング部材22の帯電ローラ9に対する当接面積Aaの変
化を最小にすることができるので、クリーニング部材2
2から帯電ローラ9に加えられる摩擦負荷の変動を少な
くして、帯電ローラを安定して回転させることができ
る。すなわち、図7や図8に示すような位置にクリーニ
ング部材22を配置して帯電ローラ9に当接させたとき
には、クリーニング部材22が経時的に摩耗すると、そ
のクリーニング部材22の帯電ローラ9に対する当接面
積(図7のAb,図8のAc)の変化が非常に大きくな
ってしまうので、クリーニング部材22が帯電ローラ9
に与える摩擦負荷が極度に増大して、帯電ローラ9に回
転ムラが発生してしまうが、図5に示した帯電装置によ
れば、そのような問題が生じない。
【0031】なお、図9に示すようにクリーニング保持
部材33′が垂線L1 上に位置しない小さなものである
ときには、帯電ローラ9の回転中心からクリーニング部
材22を保持するクリーニング保持部材33′のクリー
ニング部材22を保持する面33aの延長線L3 に向け
て引いた垂線L1 に対してr/√2の距離を置いた平行
な線L2 が帯電ローラ9の周面に接する接点aを中心と
し、その接点aから帯電ローラ9の周方向の両側にそれ
ぞれ角度θ=22.5゜ の範囲で区切られる上記周面上
の領域に、クリーニング部材22の帯電ローラ9の表面
に当接する側の端面22bの一方のエッジ(図9で上側
のエッジ)を当接させるようにクリーニング部材22を
配置する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像形成装置の帯電装置によれば、帯電ローラの表面をク
リーニングするクリーニング部材の帯電ローラに対する
摩擦力が変動しにくいようにすることができるので、ク
リーニング部材の保持部材からの剥がれを防止すること
ができる。また、クリーニング部材の帯電ローラに対す
る当接面積の変化を極力抑えることができるので、帯電
ローラの回転ムラを防止することができると共に、フィ
ルミング現象が発生しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の
帯電装置を示す概略構成図である。
【図2】同じくその帯電装置が設けられた画像形成装置
の作像部を示す概略構成図である。
【図3】クリーニング部材が摩擦力により帯電ローラの
回転方向に移動されて弾性変形した状態を示す概略図で
ある。
【図4】異なる形状に形成したクリーニング部材を使用
した帯電装置の実施の形態を示す図1と同様な概略図で
ある。
【図5】クリーニング部材の帯電ローラに対する位置関
係を特定するようにした帯電装置の実施の形態を示す図
1と同様な概略図である。
【図6】図5の位置にクリーニング部材を配設した場合
にはそれが経時的に摩耗しても帯電ローラに対する当接
面積の変化が最小になる様子を説明するための概略図で
ある。
【図7】クリーニング部材の帯電ローラに対する配設位
置によっては経時的にそのクリーニング部材が摩耗する
と帯電ローラに対する当接面積の変化が非常に大きくな
ってしまう様子を説明するための概略図である。
【図8】同じく図7と異なる位置で経時的にクリーニン
グ部材の帯電ローラに対する当接面積の変化が非常に大
きくなってしまう様子を説明するための概略図である。
【図9】クリーニング部材をそれが経時的に摩耗しても
帯電ローラに対する当接面積の変化が最小になる位置に
配設した例を示す図5と同様な概略図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電装置 9:帯電ローラ 15:弾性変形抑制部(弾性変形抑制部材) 22,32:クリーニング部材 22b,32a,32b:端面 23,33,33′:クリーニング保持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の表面に圧接した状態で該感光体
    の回転に従動回転しながらその感光体を帯電する帯電ロ
    ーラと、保持部材に保持されて前記帯電ローラの表面に
    作像中も当接して該帯電ローラの表面をクリーニングす
    る弾性体からなるクリーニング部材とを備えた画像形成
    装置の帯電装置において、 前記保持部材に、前記帯電ローラの回転に伴って前記ク
    リーニング部材が前記帯電ローラの回転方向へ弾性変形
    するのを抑制する弾性変形抑制部材を設けたことを特徴
    とする画像形成装置の帯電装置。
  2. 【請求項2】 感光体の表面に圧接した状態で該感光体
    の回転に従動回転しながらその感光体を帯電する帯電ロ
    ーラと、保持部材に保持されて前記帯電ローラの表面に
    作像中も当接して該帯電ローラの表面をクリーニングす
    る弾性体からなるクリーニング部材とを備えた画像形成
    装置の帯電装置において、 前記クリーニング部材の前記帯電ローラの表面に当接す
    る側の端面の面積を、その端面と反対側の前記保持部材
    に固定される側の面積よりも小さくしたことを特徴とす
    る画像形成装置の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材を、該クリーニン
    グ部材の前記帯電ローラの表面に当接する側の端面が全
    て前記帯電ローラの表面に当接するように配置したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置の帯電
    装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電ローラの半径をrとし、該帯電
    ローラの回転中心から前記クリーニング部材を保持する
    保持部材の前記クリーニング部材を保持する面あるいは
    その面の延長線に向けて引いた垂線に対してr/√2の
    距離を置いた平行な線が前記帯電ローラの周面に接する
    接点を中心とし、その接点から前記帯電ローラの周方向
    の両側にそれぞれ22.5゜ の範囲で区切られる前記周
    面上の領域に、前記クリーニング部材の前記帯電ローラ
    の表面に当接する側の端面の一方のエッジを当接させる
    ように前記クリーニング部材を配置したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置の帯電装置。
JP32483997A 1997-11-26 1997-11-26 画像形成装置の帯電装置 Expired - Fee Related JP3515890B2 (ja)

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