JPH11158311A - エチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法 - Google Patents
エチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH11158311A JPH11158311A JP9326733A JP32673397A JPH11158311A JP H11158311 A JPH11158311 A JP H11158311A JP 9326733 A JP9326733 A JP 9326733A JP 32673397 A JP32673397 A JP 32673397A JP H11158311 A JPH11158311 A JP H11158311A
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- Japan
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- crosslinked foamed
- sheet
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的強度、柔軟性及び断熱性に優れ、か
つ、ブロッキングが生じ難いエチレン系樹脂架橋発泡シ
ートの製造方法を提供する。 【解決手段】 酢酸ビニルを１０〜２０重量％含有する
エチレン系樹脂１００重量部及び熱分解型発泡剤１〜３
５重量部を、熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度
で溶融混練して押出し、電離性放射線照射により架橋を
施し、加熱発泡した後に、再び電離性放射線照射により
再架橋を施す。
つ、ブロッキングが生じ難いエチレン系樹脂架橋発泡シ
ートの製造方法を提供する。 【解決手段】 酢酸ビニルを１０〜２０重量％含有する
エチレン系樹脂１００重量部及び熱分解型発泡剤１〜３
５重量部を、熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度
で溶融混練して押出し、電離性放射線照射により架橋を
施し、加熱発泡した後に、再び電離性放射線照射により
再架橋を施す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエチレン系樹脂架橋
発泡シートの製造方法に関する。
発泡シートの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、均一微細な独立気泡を有する架橋
発泡シートを製造する方法としては、樹脂組成物をシー
ト状に押出し、電離性放射線を照射して架橋を施した後
に加熱発泡する方法及び化学架橋剤を樹脂組成物に予め
添加しておき、シート状に押出した後に加熱して架橋及
び発泡する方法が一般的に採用されている。また、機械
的強度、柔軟性及び断熱性に優れた架橋発泡シートが得
られる樹脂組成物として、直鎖状低密度ポリエチレンに
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−アクリル
酸エチル共重合体を配合したものが知られている。例え
ば、特公平３−２１９８号公報には、直鎖状低密度ポリ
エチレンにエチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン
−アクリル酸エチル共重合体を配合した樹脂組成物を架
橋発泡してなる粘着テープ基材が示されている。
発泡シートを製造する方法としては、樹脂組成物をシー
ト状に押出し、電離性放射線を照射して架橋を施した後
に加熱発泡する方法及び化学架橋剤を樹脂組成物に予め
添加しておき、シート状に押出した後に加熱して架橋及
び発泡する方法が一般的に採用されている。また、機械
的強度、柔軟性及び断熱性に優れた架橋発泡シートが得
られる樹脂組成物として、直鎖状低密度ポリエチレンに
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−アクリル
酸エチル共重合体を配合したものが知られている。例え
ば、特公平３−２１９８号公報には、直鎖状低密度ポリ
エチレンにエチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン
−アクリル酸エチル共重合体を配合した樹脂組成物を架
橋発泡してなる粘着テープ基材が示されている。
【０００３】しかし、上記のような樹脂組成物から従来
の製造方法により架橋発泡シートを得た場合、架橋発泡
シートを保管、移送、輸送等のためにロール状にしてお
くとブロッキングが生じるといった問題があった。
の製造方法により架橋発泡シートを得た場合、架橋発泡
シートを保管、移送、輸送等のためにロール状にしてお
くとブロッキングが生じるといった問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、機械
的強度、柔軟性及び断熱性に優れ、かつ、ブロッキング
が生じ難いエチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法を
提供することにある。
的強度、柔軟性及び断熱性に優れ、かつ、ブロッキング
が生じ難いエチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のエチレン系樹脂
架橋発泡シート（以下、「架橋発泡シート」と記す）の
製造方法は、酢酸ビニルを１０〜２０重量％含有するエ
チレン系樹脂１００重量部及び熱分解型発泡剤１〜３５
重量部を、熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度で
溶融混練して押出し、電離性放射線照射により架橋を施
し、加熱発泡した後に、再び電離性放射線照射により再
架橋することを特徴とする。
架橋発泡シート（以下、「架橋発泡シート」と記す）の
製造方法は、酢酸ビニルを１０〜２０重量％含有するエ
チレン系樹脂１００重量部及び熱分解型発泡剤１〜３５
重量部を、熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度で
溶融混練して押出し、電離性放射線照射により架橋を施
し、加熱発泡した後に、再び電離性放射線照射により再
架橋することを特徴とする。
【０００６】本発明で使用されるエチレン系樹脂は、エ
チレンを主成分とし、かつ、酢酸ビニルを含有するもの
であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体とエチレン単独重合体との混
合物、エチレン−酢酸ビニル共重合体と直鎖状低密度ポ
リエチレンとの混合物等が挙げられる。エチレン単独重
合体としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン等が挙げられる。直鎖
状低密度ポリエチレンはエチレンにα−オレフィンが共
重合されたものであり、α−オレフィンとしては、例え
ば、プロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、４−メチ
ル−１−ペンテン、１−ヘキセン、１−ヘプテン、１−
オクテン等が挙げられる。
チレンを主成分とし、かつ、酢酸ビニルを含有するもの
であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体とエチレン単独重合体との混
合物、エチレン−酢酸ビニル共重合体と直鎖状低密度ポ
リエチレンとの混合物等が挙げられる。エチレン単独重
合体としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン等が挙げられる。直鎖
状低密度ポリエチレンはエチレンにα−オレフィンが共
重合されたものであり、α−オレフィンとしては、例え
ば、プロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、４−メチ
ル−１−ペンテン、１−ヘキセン、１−ヘプテン、１−
オクテン等が挙げられる。
【０００７】エチレン系樹脂の酢酸ビニル含有量は、少
なくなると架橋発泡シートの柔軟性が低下し、多くなる
とエチレン系樹脂の粘着性が高くなり、押出シート成型
が困難になるので１０〜２０重量％に限定される。
なくなると架橋発泡シートの柔軟性が低下し、多くなる
とエチレン系樹脂の粘着性が高くなり、押出シート成型
が困難になるので１０〜２０重量％に限定される。
【０００８】また、ＪＩＳ Ｋ ７２１０に準拠して測
定したエチレン系樹脂のメルトインデックス（以下、
「ＭＩ」と記す）は、小さくなると押出シート成型する
際に表面が荒れて外観が悪くなり、大きくなると架橋発
泡シートの耐熱性が低下するので２〜５０ｇ／１０分が
好ましく、より好ましくは３〜３０ｇ／１０分、さらに
好ましくは４〜２５ｇ／１０分である。
定したエチレン系樹脂のメルトインデックス（以下、
「ＭＩ」と記す）は、小さくなると押出シート成型する
際に表面が荒れて外観が悪くなり、大きくなると架橋発
泡シートの耐熱性が低下するので２〜５０ｇ／１０分が
好ましく、より好ましくは３〜３０ｇ／１０分、さらに
好ましくは４〜２５ｇ／１０分である。
【０００９】本発明で使用される熱分解型発泡剤は加熱
により分解ガスを発生するものであり、例えば、アゾジ
カルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、Ｎ，
Ｎ−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ｐ−トルエ
ンスルホニルヒドラジド、４，４−オキシビス（ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド）等が挙げられ、これらは単独
で使用しても２種以上併用してもよい。熱分解型発泡剤
の添加量は、少なくなると所望の発泡倍率が得られず、
多くなると所望の発泡倍率よりも大きくなり架橋発泡シ
ートの機械的強度が低下するので１〜３５重量部に限定
され、好ましくは２〜２０重量部である。
により分解ガスを発生するものであり、例えば、アゾジ
カルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、Ｎ，
Ｎ−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ｐ−トルエ
ンスルホニルヒドラジド、４，４−オキシビス（ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド）等が挙げられ、これらは単独
で使用しても２種以上併用してもよい。熱分解型発泡剤
の添加量は、少なくなると所望の発泡倍率が得られず、
多くなると所望の発泡倍率よりも大きくなり架橋発泡シ
ートの機械的強度が低下するので１〜３５重量部に限定
され、好ましくは２〜２０重量部である。
【００１０】本発明では、上記エチレン系樹脂及び熱分
解型発泡剤に必要に応じて架橋助剤、酸化防止剤、難燃
剤、顔料等の添加剤を物性を損なわない範囲で添加し、
熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度で単軸押出
機、２軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサ
ー、カレンダーロール等により溶融混練した後に押出し
て発泡性シートとし、発泡性シートの片面又は両面から
電離性放射線を照射（以下、「第１の照射」と記す）し
て架橋を施し、熱風ヒーター、塩浴、メタルバス等によ
り熱分解型発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡し、発
泡シートとした後、さらに発泡シートの片面又は両面か
ら電離性放射線を照射（以下、「第２の照射」と記す）
して再架橋を施す。
解型発泡剤に必要に応じて架橋助剤、酸化防止剤、難燃
剤、顔料等の添加剤を物性を損なわない範囲で添加し、
熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度で単軸押出
機、２軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサ
ー、カレンダーロール等により溶融混練した後に押出し
て発泡性シートとし、発泡性シートの片面又は両面から
電離性放射線を照射（以下、「第１の照射」と記す）し
て架橋を施し、熱風ヒーター、塩浴、メタルバス等によ
り熱分解型発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡し、発
泡シートとした後、さらに発泡シートの片面又は両面か
ら電離性放射線を照射（以下、「第２の照射」と記す）
して再架橋を施す。
【００１１】上記電離性放射線としては、第１の照射及
び第２の照射共同様のものが使用でき、例えば、電子
線、Ｘ線、α線、β線、γ線等が挙げられる。
び第２の照射共同様のものが使用でき、例えば、電子
線、Ｘ線、α線、β線、γ線等が挙げられる。
【００１２】第１の照射では、発泡性シートの内部まで
架橋するのが好ましい。第１の照射での電離性放射線の
照射量は、少なくなると発泡性シートの内部まで架橋さ
れず、多くなると架橋が進行し過ぎて発泡性が低下する
ので１〜２０Ｍｒａｄが好ましい。照射は発泡性シート
の片面のみでもよいが、発泡性シート全体が均一に架橋
されるよう両面から行うのが好ましい。
架橋するのが好ましい。第１の照射での電離性放射線の
照射量は、少なくなると発泡性シートの内部まで架橋さ
れず、多くなると架橋が進行し過ぎて発泡性が低下する
ので１〜２０Ｍｒａｄが好ましい。照射は発泡性シート
の片面のみでもよいが、発泡性シート全体が均一に架橋
されるよう両面から行うのが好ましい。
【００１３】第２の照射は発泡後に行い、発泡シートの
表面のみを架橋するのが好ましい。第２の照射での電離
性放射線の照射量は、少なくなると架橋発泡シートにブ
ロッキングが生じ易くなり、多くなると架橋発泡シート
の柔軟性が低下するので、０．２〜１Ｍｒａｄが好まし
く、より好ましくは０．３〜０．７Ｍｒａｄである。照
射は発泡シートの片面のみでもよいが、両面共にブロッ
キングを防止するために両面から行うのが好ましい。
表面のみを架橋するのが好ましい。第２の照射での電離
性放射線の照射量は、少なくなると架橋発泡シートにブ
ロッキングが生じ易くなり、多くなると架橋発泡シート
の柔軟性が低下するので、０．２〜１Ｍｒａｄが好まし
く、より好ましくは０．３〜０．７Ｍｒａｄである。照
射は発泡シートの片面のみでもよいが、両面共にブロッ
キングを防止するために両面から行うのが好ましい。
【００１４】また、第２の照射で使用する電離性放射線
は、加速電圧の高いものを使用すると発泡シートの内部
まで架橋されてしまうので、第１の照射の電離性放射線
の加速電圧よりも加速電圧の低いものを使用するのが好
ましい。
は、加速電圧の高いものを使用すると発泡シートの内部
まで架橋されてしまうので、第１の照射の電離性放射線
の加速電圧よりも加速電圧の低いものを使用するのが好
ましい。
【００１５】得られる架橋発泡シートの架橋度は主とし
て第１の照射によるものであるが、小さくなると発泡の
際に樹脂が気泡を保持できず、大きくなると樹脂が発泡
に追従できず、架橋発泡シートの外観が悪くなるので１
２〜７０％が好ましく、より好ましくは２０〜６０％、
さらに好ましくは２０〜４５％である。
て第１の照射によるものであるが、小さくなると発泡の
際に樹脂が気泡を保持できず、大きくなると樹脂が発泡
に追従できず、架橋発泡シートの外観が悪くなるので１
２〜７０％が好ましく、より好ましくは２０〜６０％、
さらに好ましくは２０〜４５％である。
【００１６】本発明でいう架橋度は、以下の方法により
測定した値である。まず、架橋発泡シートを厚さ方向に
約０．２ｇ精密に秤量し、１２０℃のキシレン１００ｍ
ｌに２４時間浸した後、２００メッシュのステンレス製
金網で濾過して金網上の不溶解分を真空乾燥する。次
に、不溶解分の重量を精密に秤量し、架橋度を以下の式
にて百分率で算出する。架橋度（％）＝（不溶解分の重
量／秤量した架橋発泡シートの重量）×１００
測定した値である。まず、架橋発泡シートを厚さ方向に
約０．２ｇ精密に秤量し、１２０℃のキシレン１００ｍ
ｌに２４時間浸した後、２００メッシュのステンレス製
金網で濾過して金網上の不溶解分を真空乾燥する。次
に、不溶解分の重量を精密に秤量し、架橋度を以下の式
にて百分率で算出する。架橋度（％）＝（不溶解分の重
量／秤量した架橋発泡シートの重量）×１００
【００１７】また、架橋発泡シートの見掛け密度は、小
さくなると機械的強度が低下し、大きくなると柔軟性が
低下するので０．０２０〜０．３３０ｇ／ｃｃが好まし
く、より好ましくは０．０２５〜０．２００ｇ／ｃｃで
ある。尚、本発明でいう見掛け密度は、ＪＩＳ Ｋ ６
７６７に準拠して測定した値である。
さくなると機械的強度が低下し、大きくなると柔軟性が
低下するので０．０２０〜０．３３０ｇ／ｃｃが好まし
く、より好ましくは０．０２５〜０．２００ｇ／ｃｃで
ある。尚、本発明でいう見掛け密度は、ＪＩＳ Ｋ ６
７６７に準拠して測定した値である。
【００１８】本発明の製造方法で得られる架橋発泡シー
トは様々な用途に使用され得るが、機械的強度及び柔軟
性が優れているので、特に粘着テープ基材として好適に
使用される。
トは様々な用途に使用され得るが、機械的強度及び柔軟
性が優れているので、特に粘着テープ基材として好適に
使用される。
【００１９】架橋発泡シートの厚さは特には限定され
ず、用途に応じて適宜決定してよい。例えば、粘着テー
プ基材として使用する場合は、薄くなると機械的強度が
低下し、また、成型自体も困難となり、厚くなると柔軟
性が低下し、コストも高くなるので０．１〜１０ｍｍが
好ましく、より好ましくは０．２〜５ｍｍである。
ず、用途に応じて適宜決定してよい。例えば、粘着テー
プ基材として使用する場合は、薄くなると機械的強度が
低下し、また、成型自体も困難となり、厚くなると柔軟
性が低下し、コストも高くなるので０．１〜１０ｍｍが
好ましく、より好ましくは０．２〜５ｍｍである。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【００２１】
【実施例】（実施例）酢酸ビニル含有量が１５重量％、
ＭＩ＝４ｇ／１０分のエチレン−酢酸ビニル共重合体７
０重量部、１−ヘキセンが共重合されたＭＩ＝４ｇ／１
０分の直鎖状低密度ポリエチレン３０重量部及びアゾジ
カルボンアミド５重量部を溶融混練して厚さ０．５ｍｍ
のシートに押出し、その両面から加速電圧１０００ｋｖ
の電子線を２．２Ｍｒａｄ照射（第１の照射）して架橋
を施した後、２５０℃のオーブン中を連続的に通して発
泡した後、さらにその両面から加速電圧３００ｋｖの電
子線を０．５Ｍｒａｄ照射（第２の照射）して厚さ１ｍ
ｍの本発明の架橋発泡シートを得た。
ＭＩ＝４ｇ／１０分のエチレン−酢酸ビニル共重合体７
０重量部、１−ヘキセンが共重合されたＭＩ＝４ｇ／１
０分の直鎖状低密度ポリエチレン３０重量部及びアゾジ
カルボンアミド５重量部を溶融混練して厚さ０．５ｍｍ
のシートに押出し、その両面から加速電圧１０００ｋｖ
の電子線を２．２Ｍｒａｄ照射（第１の照射）して架橋
を施した後、２５０℃のオーブン中を連続的に通して発
泡した後、さらにその両面から加速電圧３００ｋｖの電
子線を０．５Ｍｒａｄ照射（第２の照射）して厚さ１ｍ
ｍの本発明の架橋発泡シートを得た。
【００２２】得られた架橋発泡シートは均一に分散した
独立気泡を有しており、架橋度及び見掛け密度は表１に
示した通りであった。
独立気泡を有しており、架橋度及び見掛け密度は表１に
示した通りであった。
【００２３】（比較例）第２の照射を行わなかった以外
は実施例と同様にして、厚さ１ｍｍの架橋発泡シートを
得た。得られた架橋発泡シートは均一に分散した独立気
泡を有しており、架橋度及び見掛け密度は表１に示した
通りであった。
は実施例と同様にして、厚さ１ｍｍの架橋発泡シートを
得た。得られた架橋発泡シートは均一に分散した独立気
泡を有しており、架橋度及び見掛け密度は表１に示した
通りであった。
【００２４】実施例及び比較例で得られた架橋発泡シー
トについて、機械的強度、柔軟性及びブロッキングの有
無を以下のように評価した。
トについて、機械的強度、柔軟性及びブロッキングの有
無を以下のように評価した。
【００２５】（機械的強度の評価）架橋発泡シートのシ
ート流れ方向及び幅方向の引張強さと伸びをＪＩＳ Ｋ
６７６７に準拠して測定し、その値を表１に示した。
ート流れ方向及び幅方向の引張強さと伸びをＪＩＳ Ｋ
６７６７に準拠して測定し、その値を表１に示した。
【００２６】（柔軟性の評価）架橋発泡シートの圧縮硬
さをＪＩＳ Ｋ ６７６７に準拠して測定し、その値を
表１に示した。
さをＪＩＳ Ｋ ６７６７に準拠して測定し、その値を
表１に示した。
【００２７】（ブロッキングの有無）架橋発泡シートを
２０ｍのロール巻きにし、４０℃のオーブン中に４８時
間放置した後展開し、展開に要した最大力をバネ計りで
測定し、その値を表１に示した。また、ブロッキングの
有無を目視にて観察し、結果を表１に示した。
２０ｍのロール巻きにし、４０℃のオーブン中に４８時
間放置した後展開し、展開に要した最大力をバネ計りで
測定し、その値を表１に示した。また、ブロッキングの
有無を目視にて観察し、結果を表１に示した。
【００２８】
【表１】
【００２９】
【発明の効果】本発明のエチレン系樹脂架橋発泡シート
の製造方法は上述の通りなので、機械的強度、柔軟性及
び断熱性に優れ、かつ、ブロッキングが生じ難いエチレ
ン系樹脂架橋発泡シートが容易に得られる。
の製造方法は上述の通りなので、機械的強度、柔軟性及
び断熱性に優れ、かつ、ブロッキングが生じ難いエチレ
ン系樹脂架橋発泡シートが容易に得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】 酢酸ビニルを１０〜２０重量％含有する
エチレン系樹脂１００重量部及び熱分解型発泡剤１〜３
５重量部を、熱分解型発泡剤が実質的に分解しない温度
で溶融混練して押出し、電離性放射線照射により架橋を
施し、加熱発泡した後に、再び電離性放射線照射により
再架橋することを特徴とするエチレン系樹脂架橋発泡シ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9326733A JPH11158311A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | エチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9326733A JPH11158311A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | エチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158311A true JPH11158311A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18191081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9326733A Pending JPH11158311A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | エチレン系樹脂架橋発泡シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11158311A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038285A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 積水化学工業株式会社 | ポリオレフィン系樹脂発泡シート及び粘着テープ |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP9326733A patent/JPH11158311A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038285A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 積水化学工業株式会社 | ポリオレフィン系樹脂発泡シート及び粘着テープ |
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