JPH0570620A - 難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法Info
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- JPH0570620A JPH0570620A JP23335391A JP23335391A JPH0570620A JP H0570620 A JPH0570620 A JP H0570620A JP 23335391 A JP23335391 A JP 23335391A JP 23335391 A JP23335391 A JP 23335391A JP H0570620 A JPH0570620 A JP H0570620A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低発煙性でありかつ燃焼時に環境汚染の原因
となる分解生成物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体が形
成できる難燃性樹脂発泡体用組成物を提供する。 【構成】 リン及びハロゲンを50〜80重量%含むハ
ロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル
基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基
と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)
とを含み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量
比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定さ
れている難燃性樹脂発泡体用組成物。
となる分解生成物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体が形
成できる難燃性樹脂発泡体用組成物を提供する。 【構成】 リン及びハロゲンを50〜80重量%含むハ
ロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル
基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基
と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)
とを含み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量
比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定さ
れている難燃性樹脂発泡体用組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂発泡体用組成物、
樹脂発泡体及び樹脂発泡体の製造方法、特に、難燃性樹
脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発
泡体の製造方法に関する。
樹脂発泡体及び樹脂発泡体の製造方法、特に、難燃性樹
脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発
泡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリオレフィン系樹脂発泡体
は、軽量であり、また優れた断熱性や遮音性を有してい
ることから、建材、産業資材、生活用品及び車輌用内装
材等の分野で広く利用されている。しかし、ポリオレフ
ィン系樹脂発泡体は燃えやすいので、その難燃化が種々
検討されている。たとえば、難燃性のポリオレフィン系
樹脂発泡体として、デカブロムジフェニルエーテル,ヘ
キサブロモベンゼン等のハロゲン化芳香族化合物と三酸
化アンチモン等の難燃助剤とを含む難燃剤や、テトラブ
ロムビスフェノールAグリシジルエーテルのようなエポ
キシ系難燃剤を添加したものが知られている。
は、軽量であり、また優れた断熱性や遮音性を有してい
ることから、建材、産業資材、生活用品及び車輌用内装
材等の分野で広く利用されている。しかし、ポリオレフ
ィン系樹脂発泡体は燃えやすいので、その難燃化が種々
検討されている。たとえば、難燃性のポリオレフィン系
樹脂発泡体として、デカブロムジフェニルエーテル,ヘ
キサブロモベンゼン等のハロゲン化芳香族化合物と三酸
化アンチモン等の難燃助剤とを含む難燃剤や、テトラブ
ロムビスフェノールAグリシジルエーテルのようなエポ
キシ系難燃剤を添加したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハロゲン化芳香族化合
物と難燃助剤とを含む難燃剤が添加された前記従来の難
燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体は、燃焼時に有毒な分
解生成物を発生するため、環境汚染のおそれがある。一
方、エポキシ系難燃剤が添加された樹脂発泡体は、難燃
性を高めるために多量の難燃剤を用いると、燃焼時に大
量の黒煙を発生する。
物と難燃助剤とを含む難燃剤が添加された前記従来の難
燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体は、燃焼時に有毒な分
解生成物を発生するため、環境汚染のおそれがある。一
方、エポキシ系難燃剤が添加された樹脂発泡体は、難燃
性を高めるために多量の難燃剤を用いると、燃焼時に大
量の黒煙を発生する。
【0004】第1、第2及び第3の発明の目的は、低発
煙性でありかつ燃焼時に環境汚染の原因となる分解生成
物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体が形成できる難燃性
樹脂発泡体用組成物を提供することにある。第4の発明
の目的は、低発煙性でありかつ燃焼時に環境汚染の原因
となる分解生成物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体を提
供することにある。
煙性でありかつ燃焼時に環境汚染の原因となる分解生成
物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体が形成できる難燃性
樹脂発泡体用組成物を提供することにある。第4の発明
の目的は、低発煙性でありかつ燃焼時に環境汚染の原因
となる分解生成物を発生しにくい難燃性樹脂発泡体を提
供することにある。
【0005】第5、第6及び第7の発明の目的は、第4
の発明に係る難燃性樹脂発泡体の製造方法を提供するこ
とにある。
の発明に係る難燃性樹脂発泡体の製造方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る難燃性
樹脂発泡体用組成物は、リン及びハロゲンを50〜85
重量%含むハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)
と、グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂(B)
と、グリシジル基と結合可能な官能基を有するポリエチ
レン系樹脂(C)とを含み、A/(B+C)及びB/C
が、それぞれ重量比で0.02〜0.5及び0.05〜
9.95に設定されている。
樹脂発泡体用組成物は、リン及びハロゲンを50〜85
重量%含むハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)
と、グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂(B)
と、グリシジル基と結合可能な官能基を有するポリエチ
レン系樹脂(C)とを含み、A/(B+C)及びB/C
が、それぞれ重量比で0.02〜0.5及び0.05〜
9.95に設定されている。
【0007】第2の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成
物は、第1の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物にお
いて、難燃剤(A)として、融点が150〜250℃で
ありかつ粒径が0.2〜50μmのものを用いている。
第3の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物は、第1又
は第2の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物におい
て、ポリエチレン系樹脂(B)及びポリエチレン系樹脂
(C)とは異なるポリオレフィン系樹脂をさらに含んで
いる。
物は、第1の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物にお
いて、難燃剤(A)として、融点が150〜250℃で
ありかつ粒径が0.2〜50μmのものを用いている。
第3の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物は、第1又
は第2の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成物におい
て、ポリエチレン系樹脂(B)及びポリエチレン系樹脂
(C)とは異なるポリオレフィン系樹脂をさらに含んで
いる。
【0008】第4の発明に係る難燃性樹脂発泡体は、リ
ン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化含リ
ン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有するポ
リエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可能な
官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含み、A
/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で0.02
〜0.5及び0.05〜9.95に設定された難燃性樹
脂発泡体用組成物から構成されている。この発泡体は、
架橋度が20〜80%でありかつ発泡倍率が2〜50倍
である。
ン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化含リ
ン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有するポ
リエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可能な
官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含み、A
/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で0.02
〜0.5及び0.05〜9.95に設定された難燃性樹
脂発泡体用組成物から構成されている。この発泡体は、
架橋度が20〜80%でありかつ発泡倍率が2〜50倍
である。
【0009】第5の発明に係る難燃性樹脂発泡体の製造
方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で0.
02〜0.5及び0.05〜9.95に設定されている
難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架橋
・発泡する工程。
方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で0.
02〜0.5及び0.05〜9.95に設定されている
難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架橋
・発泡する工程。
【0010】第6の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成
物の製造方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で
0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定された
難燃性樹脂発泡体用組成物に過酸化物系の架橋剤を添加
する工程。 ◎架橋剤が添加された難燃性樹脂発泡体用組成物を成形
する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架橋
・発泡する工程。
物の製造方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で
0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定された
難燃性樹脂発泡体用組成物に過酸化物系の架橋剤を添加
する工程。 ◎架橋剤が添加された難燃性樹脂発泡体用組成物を成形
する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架橋
・発泡する工程。
【0011】第7の発明に係る難燃性樹脂発泡体の製造
方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で
0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定された
難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を、電子線照射
により部分架橋する工程。 ◎部分架橋された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して
架橋・発泡する工程。
方法は、次の工程を含んでいる。 ◎リン及びハロゲンを50〜85重量%含むハロゲン化
含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジル基を有す
るポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル基と結合可
能な官能基を有するポリエチレン系樹脂(C)とを含
み、A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で
0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設定された
難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程。 ◎成形された難燃性樹脂発泡体用組成物を、電子線照射
により部分架橋する工程。 ◎部分架橋された難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して
架橋・発泡する工程。
【0012】*******難燃剤 本発明で用いられる難燃剤は、リンとハロゲンとを同時
に分子骨格に含有しているハロゲン化含リン化合物であ
る。リンまたはハロゲンだけを含有する難燃剤やこれら
の混合物では、本発明の効果が実現できない。
に分子骨格に含有しているハロゲン化含リン化合物であ
る。リンまたはハロゲンだけを含有する難燃剤やこれら
の混合物では、本発明の効果が実現できない。
【0013】上述のハロゲン化含リン化合物では、リン
及びハロゲンの含有率は、合計で50〜85重量%、好
ましくは60〜80重量%である。リン及びハロゲンの
含有率が50重量%未満の場合は、難燃性を高めるため
に多量の難燃剤を用いる必要があるので、発泡体の機械
的強度が低下してしまう。逆に、含有率が85重量%を
超えると、難燃剤の安定性が低下するので、却って難燃
性を高めるのが困難になる。
及びハロゲンの含有率は、合計で50〜85重量%、好
ましくは60〜80重量%である。リン及びハロゲンの
含有率が50重量%未満の場合は、難燃性を高めるため
に多量の難燃剤を用いる必要があるので、発泡体の機械
的強度が低下してしまう。逆に、含有率が85重量%を
超えると、難燃剤の安定性が低下するので、却って難燃
性を高めるのが困難になる。
【0014】なお、リンとハロゲンとの比率(リン/ハ
ロゲン)は、1/5〜1/30が好ましい。比率が1/
5を超えると、難燃剤の安定性が悪化し、難燃効果が低
下する。逆に、1/30未満の場合は、リン含有量が少
な過ぎるので、リンとハロゲンとの相乗効果が期待でき
ない。ハロゲン化含リン化合物としては、融点が150
〜250℃のものが好ましい。特に、融点が150〜2
50℃、粒径が0.2〜50μm、ハロゲンとして塩素
または臭素を含む含ハロゲンリン酸エステル系難燃剤が
好ましい。この難燃剤において、融点が150℃未満の
場合は、発泡体にボイド状の大気泡が発生しやすい。逆
に、250℃を超えると、難燃剤が発泡体中に均等に分
散しにくくなるので、発泡体全体に難燃剤の効果が付与
されにくくなる。また、粒径が0.2μm未満である
と、難燃剤のカサ密度が高くなるので、樹脂成分に対す
る分散性が低下し、発泡体に粗大気泡を発生させる場合
がある。また、2次凝集して粗大粒子になりやすく、そ
の結果発泡体に粗大気泡を発生させる場合がある。逆
に、粒径が50μmを超えると、発泡体のセル強度が弱
まり、発泡体の機械的強度が低下する。また、発泡ガス
が逸散しやすくなるので、高発泡倍率の発泡体が得にく
い。また、ハロゲン成分は、塩素又は臭素のいずれでも
良いが、特に臭素が好ましい。臭素を含む難燃剤を用い
ると、添加量が少なくても高い難燃性が実現できる。臭
素を含む含ハロゲンリン酸エステル系難燃剤としては、
トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、トリ
ス(トリブロモフェニル)ホスフェート等が例示でき
る。
ロゲン)は、1/5〜1/30が好ましい。比率が1/
5を超えると、難燃剤の安定性が悪化し、難燃効果が低
下する。逆に、1/30未満の場合は、リン含有量が少
な過ぎるので、リンとハロゲンとの相乗効果が期待でき
ない。ハロゲン化含リン化合物としては、融点が150
〜250℃のものが好ましい。特に、融点が150〜2
50℃、粒径が0.2〜50μm、ハロゲンとして塩素
または臭素を含む含ハロゲンリン酸エステル系難燃剤が
好ましい。この難燃剤において、融点が150℃未満の
場合は、発泡体にボイド状の大気泡が発生しやすい。逆
に、250℃を超えると、難燃剤が発泡体中に均等に分
散しにくくなるので、発泡体全体に難燃剤の効果が付与
されにくくなる。また、粒径が0.2μm未満である
と、難燃剤のカサ密度が高くなるので、樹脂成分に対す
る分散性が低下し、発泡体に粗大気泡を発生させる場合
がある。また、2次凝集して粗大粒子になりやすく、そ
の結果発泡体に粗大気泡を発生させる場合がある。逆
に、粒径が50μmを超えると、発泡体のセル強度が弱
まり、発泡体の機械的強度が低下する。また、発泡ガス
が逸散しやすくなるので、高発泡倍率の発泡体が得にく
い。また、ハロゲン成分は、塩素又は臭素のいずれでも
良いが、特に臭素が好ましい。臭素を含む難燃剤を用い
ると、添加量が少なくても高い難燃性が実現できる。臭
素を含む含ハロゲンリン酸エステル系難燃剤としては、
トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、トリ
ス(トリブロモフェニル)ホスフェート等が例示でき
る。
【0015】なお、難燃剤には、上述のハロゲン化含リ
ン化合物の他に融点が150℃以上の他の種類のハロゲ
ン系難燃剤を併用してもよい。ただし、他種のハロゲン
系難燃剤の添加量は、上述のハロゲン化含リン化合物の
25重量%以下に設定するのが好ましい。ポリエチレン系樹脂(B) 本発明で用いられるポリエチレン系樹脂(B)は、グリ
シジル基を有するポリエチレン系樹脂である。このポリ
エチレン系樹脂は、グリシジル基を有するポリエチレン
系樹脂であればよく、たとえばエチルアクリレート、酢
酸ビニル、メチルメタアクリレート等との3元共重合体
でもよい。グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂と
しては、具体的にはボンドファースト(商品名:住友化
学(株))、レクスパールRA(商品名:日本石油化学
(株))等が例示できる。
ン化合物の他に融点が150℃以上の他の種類のハロゲ
ン系難燃剤を併用してもよい。ただし、他種のハロゲン
系難燃剤の添加量は、上述のハロゲン化含リン化合物の
25重量%以下に設定するのが好ましい。ポリエチレン系樹脂(B) 本発明で用いられるポリエチレン系樹脂(B)は、グリ
シジル基を有するポリエチレン系樹脂である。このポリ
エチレン系樹脂は、グリシジル基を有するポリエチレン
系樹脂であればよく、たとえばエチルアクリレート、酢
酸ビニル、メチルメタアクリレート等との3元共重合体
でもよい。グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂と
しては、具体的にはボンドファースト(商品名:住友化
学(株))、レクスパールRA(商品名:日本石油化学
(株))等が例示できる。
【0016】グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂
として特に好ましいのは、エチレンに(メタ)グリシジ
ルアクリレートが1〜30重量%共重合されたものであ
る。(メタ)グリシジルアクリレートが1重量%未満の
場合は、組成物中の樹脂成分と難燃剤との相乗効果が発
揮されず、難燃性を高めるために多量の難燃剤が必要と
なる。逆に、30重量%を超えると、樹脂の融点が低下
するので、発泡体の耐熱性が低下する。ポリエチレン系樹脂(C) 本発明で用いられるポリエチレン系樹脂(C)は、グリ
シジル基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹
脂である。グリシジル基と結合可能な官能基としては、
たとえば水酸基、カルボキシル基、無水酸基、アセトキ
シ基、アルキルエステル基、アミノ基等が挙げられる。
こられの官能基は、2種以上含まれていてもよい。これ
らの官能基を含むポリエチレン系樹脂としては、エチレ
ン−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、エチレン−メ
チルメタアクリレート−無水マレイン酸共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重合体、
エチレン−ジメチルアミノエチル共重合体等が例示でき
る。この他に、上述の官能基を有するモノマーをグラフ
トしたポリエチレン系樹脂が用いられてもよい。
として特に好ましいのは、エチレンに(メタ)グリシジ
ルアクリレートが1〜30重量%共重合されたものであ
る。(メタ)グリシジルアクリレートが1重量%未満の
場合は、組成物中の樹脂成分と難燃剤との相乗効果が発
揮されず、難燃性を高めるために多量の難燃剤が必要と
なる。逆に、30重量%を超えると、樹脂の融点が低下
するので、発泡体の耐熱性が低下する。ポリエチレン系樹脂(C) 本発明で用いられるポリエチレン系樹脂(C)は、グリ
シジル基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹
脂である。グリシジル基と結合可能な官能基としては、
たとえば水酸基、カルボキシル基、無水酸基、アセトキ
シ基、アルキルエステル基、アミノ基等が挙げられる。
こられの官能基は、2種以上含まれていてもよい。これ
らの官能基を含むポリエチレン系樹脂としては、エチレ
ン−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、エチレン−メ
チルメタアクリレート−無水マレイン酸共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重合体、
エチレン−ジメチルアミノエチル共重合体等が例示でき
る。この他に、上述の官能基を有するモノマーをグラフ
トしたポリエチレン系樹脂が用いられてもよい。
【0017】上述の官能基を有するモノマーは、エチレ
ンの1〜30重量%共重合されているのが好ましい。共
重合率が1重量%未満の場合は、ポリエチレン系樹脂
(B)及び難燃剤(A)との相乗効果が発揮されず、難
燃性が低下してしまう。逆に、30重量%を超えると、
樹脂が柔軟になり、また樹脂の融点が低下するため、発
泡体の耐熱性が低下する。
ンの1〜30重量%共重合されているのが好ましい。共
重合率が1重量%未満の場合は、ポリエチレン系樹脂
(B)及び難燃剤(A)との相乗効果が発揮されず、難
燃性が低下してしまう。逆に、30重量%を超えると、
樹脂が柔軟になり、また樹脂の融点が低下するため、発
泡体の耐熱性が低下する。
【0018】上述のポリエチレン系樹脂(C)として
は、ボンダイン(商品名:住友化学(株))、デュミラ
ン(商品名:武田薬品工業(株))、ショウレックスE
T(商品名:昭和電工(株))等が例示できる。混合割合 本発明の難燃性樹脂発泡体用組成物において、難燃剤
(A)と、ポリエチレン系樹脂(B)と、ポリエチレン
系樹脂(C)との成分比は、重量比でA/(B+C)が
0.02〜0.5、好ましくは0.1〜0.3である。
また、B/Cが0.05〜9.95、好ましくは1〜5
である。A/(B+C)が0.02未満の場合は、Bと
Cとの混合比をどのように設定しても高難燃性の発泡体
が得られない。逆に、0.5を超えると、発泡体中に占
める難燃剤の分量が多くなり過ぎ、発泡体の機械的物性
が低下する。一方、B/Cが上述の範囲外の場合は、ポ
リエチレン系樹脂(B)とポリエチレン系樹脂(C)と
の相互作用が弱まり、発泡体の機械的物性が低下する。
は、ボンダイン(商品名:住友化学(株))、デュミラ
ン(商品名:武田薬品工業(株))、ショウレックスE
T(商品名:昭和電工(株))等が例示できる。混合割合 本発明の難燃性樹脂発泡体用組成物において、難燃剤
(A)と、ポリエチレン系樹脂(B)と、ポリエチレン
系樹脂(C)との成分比は、重量比でA/(B+C)が
0.02〜0.5、好ましくは0.1〜0.3である。
また、B/Cが0.05〜9.95、好ましくは1〜5
である。A/(B+C)が0.02未満の場合は、Bと
Cとの混合比をどのように設定しても高難燃性の発泡体
が得られない。逆に、0.5を超えると、発泡体中に占
める難燃剤の分量が多くなり過ぎ、発泡体の機械的物性
が低下する。一方、B/Cが上述の範囲外の場合は、ポ
リエチレン系樹脂(B)とポリエチレン系樹脂(C)と
の相互作用が弱まり、発泡体の機械的物性が低下する。
【0019】なお、本発明の組成物には、樹脂成分とし
て、ポリエチレン系樹脂(B)及びポリエチレン系樹脂
(C)とは異なるポリオレフィン系樹脂が添加されてい
てもよい。このようなポリオレフィン系樹脂としては、
低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−αオレ
フィンラバー、エチレン−αオレフィン−ジエン3元共
重合体またはラバー等が例示できる。これらのポリオレ
フィン系樹脂は、2種以上添加されてもよい。但し、ポ
リエチレン系樹脂(B)及び(C)とは異なるポリオレ
フィン系樹脂の添加量は、樹脂成分全体の80重量%未
満に設定するのが好ましい。80重量%を超えると、難
燃剤(A)が上述の添加量で添加されていても、ポリエ
チレン系樹脂(B)、ポリエチレン系樹脂(C)及び難
燃剤(A)間の相互作用が不充分となり、高難燃性の発
泡体が実現できない。
て、ポリエチレン系樹脂(B)及びポリエチレン系樹脂
(C)とは異なるポリオレフィン系樹脂が添加されてい
てもよい。このようなポリオレフィン系樹脂としては、
低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−αオレ
フィンラバー、エチレン−αオレフィン−ジエン3元共
重合体またはラバー等が例示できる。これらのポリオレ
フィン系樹脂は、2種以上添加されてもよい。但し、ポ
リエチレン系樹脂(B)及び(C)とは異なるポリオレ
フィン系樹脂の添加量は、樹脂成分全体の80重量%未
満に設定するのが好ましい。80重量%を超えると、難
燃剤(A)が上述の添加量で添加されていても、ポリエ
チレン系樹脂(B)、ポリエチレン系樹脂(C)及び難
燃剤(A)間の相互作用が不充分となり、高難燃性の発
泡体が実現できない。
【0020】また、本発明の組成物には、必要に応じ
て、分解型発泡剤、熱安定剤、対抗剤、難燃助剤(たと
えばアンチモン化合物)、分散剤、架橋剤及び架橋助剤
等が添加されていてもよい。分解型発泡剤としては、有
機系または無機系のいずれの発泡剤が用いられてもよ
い。有機系の分解型発泡剤としては、アゾジカルボンア
ミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、p,p’−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド等
が例示できる。無機系の分解型発泡剤としては、炭酸ナ
トリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、カ
ルシウムアジド等が例示できる。これらの添加物は、本
発明の目的を阻害しない範囲で添加され得る。 難燃性樹脂発泡体の製造方法。
て、分解型発泡剤、熱安定剤、対抗剤、難燃助剤(たと
えばアンチモン化合物)、分散剤、架橋剤及び架橋助剤
等が添加されていてもよい。分解型発泡剤としては、有
機系または無機系のいずれの発泡剤が用いられてもよ
い。有機系の分解型発泡剤としては、アゾジカルボンア
ミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、p,p’−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド等
が例示できる。無機系の分解型発泡剤としては、炭酸ナ
トリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、カ
ルシウムアジド等が例示できる。これらの添加物は、本
発明の目的を阻害しない範囲で添加され得る。 難燃性樹脂発泡体の製造方法。
【0021】ここでは、上述の難燃性樹脂発泡体用組成
物を用いて、連続シート状の難燃性樹脂発泡体を製造す
る場合を例にして説明する。まず、難燃性樹脂発泡体用
組成物を製造する。この組成物は、難燃剤(A)と、ポ
リエチレン系樹脂(B)と、ポリエチレン系樹脂(C)
と、発泡剤と、その他のポリオレフィン系樹脂や添加剤
等とをたとえばヘンシェルミキサーを用いて混合すると
製造できる。この際、上述の各成分を同時に混合するの
ではなく、まず樹脂成分のみを200〜300回/分の
比較的低速で混合し、樹脂成分が充分に混合されてから
難燃剤、発泡剤及びその他の添加剤を添加して、高速で
混合するのが好ましい。なお、混合時の温度は、混合し
た成分の内容によるが、通常℃以下に設定するのが好ま
しい。
物を用いて、連続シート状の難燃性樹脂発泡体を製造す
る場合を例にして説明する。まず、難燃性樹脂発泡体用
組成物を製造する。この組成物は、難燃剤(A)と、ポ
リエチレン系樹脂(B)と、ポリエチレン系樹脂(C)
と、発泡剤と、その他のポリオレフィン系樹脂や添加剤
等とをたとえばヘンシェルミキサーを用いて混合すると
製造できる。この際、上述の各成分を同時に混合するの
ではなく、まず樹脂成分のみを200〜300回/分の
比較的低速で混合し、樹脂成分が充分に混合されてから
難燃剤、発泡剤及びその他の添加剤を添加して、高速で
混合するのが好ましい。なお、混合時の温度は、混合し
た成分の内容によるが、通常℃以下に設定するのが好ま
しい。
【0022】次に、得られた樹脂発泡体用組成物を、加
熱したベント付押出し機に供給し、その押出機にセット
されているTダイから押し出して空気巻込みによる気泡
のない連続シート状に成形して巻き取る。次に、得られ
た連続シート状の樹脂発泡体用組成物を、発泡炉に連続
的に導入して発泡する。この際、ポリエチレン系樹脂
(B)及びポリエチレン系樹脂(C)が、同時に架橋反
応を起こす。これにより、連続シート状の架橋樹脂発泡
体が得られる。なお、発泡方法としては、公知の方法が
採用され得る。具体的には、縦型熱風発泡法、横型熱風
発泡法、横型薬液発泡法等が採用され得る。
熱したベント付押出し機に供給し、その押出機にセット
されているTダイから押し出して空気巻込みによる気泡
のない連続シート状に成形して巻き取る。次に、得られ
た連続シート状の樹脂発泡体用組成物を、発泡炉に連続
的に導入して発泡する。この際、ポリエチレン系樹脂
(B)及びポリエチレン系樹脂(C)が、同時に架橋反
応を起こす。これにより、連続シート状の架橋樹脂発泡
体が得られる。なお、発泡方法としては、公知の方法が
採用され得る。具体的には、縦型熱風発泡法、横型熱風
発泡法、横型薬液発泡法等が採用され得る。
【0023】上述の製造方法では、発泡剤を発泡体用組
成物に添加したが、発泡剤を用いない発泡方法が採用さ
れてもよい。たとえば、溶融押し出し時に、蒸発型発泡
剤を圧力下で組成物中に溶解し、押し出し時に同時に発
泡させる押し出し発泡法や、加圧下型内で溶融成形と同
時に発泡させるブロック発泡法等が採用され得る。ま
た、上述の製造方法では、難燃性樹脂発泡体組成物に予
め過酸化物系の架橋剤を添加しておいてもよい。過酸化
物系の架橋剤としては、ジクミルパーオキサイド、ター
シャリーブチルパーベンゾエート、ジターシャリーブチ
ルパーオキサイド等が例示できる。これらの架橋剤は、
樹脂成分に対して0.5〜5重量部添加するのが好まし
い。
成物に添加したが、発泡剤を用いない発泡方法が採用さ
れてもよい。たとえば、溶融押し出し時に、蒸発型発泡
剤を圧力下で組成物中に溶解し、押し出し時に同時に発
泡させる押し出し発泡法や、加圧下型内で溶融成形と同
時に発泡させるブロック発泡法等が採用され得る。ま
た、上述の製造方法では、難燃性樹脂発泡体組成物に予
め過酸化物系の架橋剤を添加しておいてもよい。過酸化
物系の架橋剤としては、ジクミルパーオキサイド、ター
シャリーブチルパーベンゾエート、ジターシャリーブチ
ルパーオキサイド等が例示できる。これらの架橋剤は、
樹脂成分に対して0.5〜5重量部添加するのが好まし
い。
【0024】この製造方法では、難燃性樹脂発泡体用組
成物の発泡工程において、架橋剤の作用により樹脂間の
架橋反応が促進される。更に、上述の製造方法では、難
燃性樹脂発泡体用組成物を所定の形状に成形した後に、
電子線を照射して、組成物中の樹脂成分を部分架橋させ
てもよい。たとえば、組成物がシート状に成形されてい
る場合には、シートの両面から中心に向けて徐々に架橋
度が低くなるよう電子線を照射する。この場合、発泡時
に厚さ方向の中心部の架橋反応が進行する。なお、この
製造方法では、難燃性樹脂発泡体用組成物中に上述の過
酸化物系の架橋剤を添加しておいてもよい。難燃性樹脂発泡体 上述の製造方法により得られる本発明の難燃性樹脂発泡
体は、架橋度が20〜80%であり、また発泡倍率が2
〜50倍である。架橋度が20%未満の場合は、発泡工
程において発泡ガスの逸散が生じ、発泡倍率が高くなら
ない。また、発泡体の燃焼時にドリップが生じやすくな
る。逆に、80%を超えると、架橋度が高いのでドリッ
プ防止の点では好ましいが、高発泡化すると気泡が不揃
いの発泡体となる。一方、発泡倍率が2倍未満の場合
は、硬い発泡体となり、緩衝性が悪化する。また、発泡
体の主特性である断熱性能が悪化してしまう。逆に、5
0倍を超えると、発泡体が柔らかくなり過ぎるので、却
って緩衝性が低下する。また、発泡体の機械的強度が低
下してしまう。なお、本発明において、架橋度は次の様
にして測定した値である。まず、発泡体を細断し、0.
2g精製する。これを130℃のテトラリン中に浸漬
し、攪拌しながら3時間加熱して溶融残渣を取り出す。
そして、この溶融残渣からアセトンを用いてテトラリン
を除去し、更に純水を用いてアセトンを除去する。洗浄
後の溶融残渣を120℃の熱風乾燥機を用いて乾燥さ
せ、室温まで自然冷却する。その時の残渣の重量
(W1 )から、次の式(1)により架橋度が求められ
る。
成物の発泡工程において、架橋剤の作用により樹脂間の
架橋反応が促進される。更に、上述の製造方法では、難
燃性樹脂発泡体用組成物を所定の形状に成形した後に、
電子線を照射して、組成物中の樹脂成分を部分架橋させ
てもよい。たとえば、組成物がシート状に成形されてい
る場合には、シートの両面から中心に向けて徐々に架橋
度が低くなるよう電子線を照射する。この場合、発泡時
に厚さ方向の中心部の架橋反応が進行する。なお、この
製造方法では、難燃性樹脂発泡体用組成物中に上述の過
酸化物系の架橋剤を添加しておいてもよい。難燃性樹脂発泡体 上述の製造方法により得られる本発明の難燃性樹脂発泡
体は、架橋度が20〜80%であり、また発泡倍率が2
〜50倍である。架橋度が20%未満の場合は、発泡工
程において発泡ガスの逸散が生じ、発泡倍率が高くなら
ない。また、発泡体の燃焼時にドリップが生じやすくな
る。逆に、80%を超えると、架橋度が高いのでドリッ
プ防止の点では好ましいが、高発泡化すると気泡が不揃
いの発泡体となる。一方、発泡倍率が2倍未満の場合
は、硬い発泡体となり、緩衝性が悪化する。また、発泡
体の主特性である断熱性能が悪化してしまう。逆に、5
0倍を超えると、発泡体が柔らかくなり過ぎるので、却
って緩衝性が低下する。また、発泡体の機械的強度が低
下してしまう。なお、本発明において、架橋度は次の様
にして測定した値である。まず、発泡体を細断し、0.
2g精製する。これを130℃のテトラリン中に浸漬
し、攪拌しながら3時間加熱して溶融残渣を取り出す。
そして、この溶融残渣からアセトンを用いてテトラリン
を除去し、更に純水を用いてアセトンを除去する。洗浄
後の溶融残渣を120℃の熱風乾燥機を用いて乾燥さ
せ、室温まで自然冷却する。その時の残渣の重量
(W1 )から、次の式(1)により架橋度が求められ
る。
【0025】
【数1】
【0026】また、発泡倍率は、次の様にして測定した
値である。発泡体から10×10cmの試験片を切り取
り、その厚みt1 (cm)を重量W2 (g)とを測定す
る。そして、t1 及びW2 の値から次の式(2)により
発泡倍率を求める。
値である。発泡体から10×10cmの試験片を切り取
り、その厚みt1 (cm)を重量W2 (g)とを測定す
る。そして、t1 及びW2 の値から次の式(2)により
発泡倍率を求める。
【0027】
【数2】
【0028】本発明の発泡体は、強制燃焼した場合に、
樹脂成分の分解による溶融滴下現象(ドリップ)が起こ
りにくく、延焼しにくい。また、発煙量が少なく、環境
汚染の原因となる分解生成物を発生するおそれが少な
い。このような発泡体の効果は、次のような作用により
実現されるものと考えられる。 (1)ポリエチレン系樹脂(B)のグリシジル基とポリ
エチレン系樹脂(C)の官能基とが燃焼時に結合し、樹
脂が高度な架橋を形成する。これにより、発泡体の耐熱
性が高まり、また、樹脂の分解による燃焼ガスの発生が
抑制される。 (2)難燃剤中のリン成分が、発泡体の炭化を促進し、
燃焼発熱量を抑制する。 (3)難燃剤に含まれるハロゲンが、発泡体の燃焼時に
生じる可燃性成分を希釈して発泡体の延焼を防止する。
樹脂成分の分解による溶融滴下現象(ドリップ)が起こ
りにくく、延焼しにくい。また、発煙量が少なく、環境
汚染の原因となる分解生成物を発生するおそれが少な
い。このような発泡体の効果は、次のような作用により
実現されるものと考えられる。 (1)ポリエチレン系樹脂(B)のグリシジル基とポリ
エチレン系樹脂(C)の官能基とが燃焼時に結合し、樹
脂が高度な架橋を形成する。これにより、発泡体の耐熱
性が高まり、また、樹脂の分解による燃焼ガスの発生が
抑制される。 (2)難燃剤中のリン成分が、発泡体の炭化を促進し、
燃焼発熱量を抑制する。 (3)難燃剤に含まれるハロゲンが、発泡体の燃焼時に
生じる可燃性成分を希釈して発泡体の延焼を防止する。
【0029】本発明の発泡体は、たとえば、パイプカバ
ー、エアコンパネル裏打ち材、鉄板と貼り合わせて山型
に成形した断熱折り板、自動車内装材用緩衝材、鉄板等
の不燃材と貼り合わせたエンジンルーム仕切り板、無機
繊維マットと貼り合わせた不燃性ボード用裏打ち材等、
金属板、金属ホイル、フィルム、無機繊維等との複合品
として各種の分野で利用できる。
ー、エアコンパネル裏打ち材、鉄板と貼り合わせて山型
に成形した断熱折り板、自動車内装材用緩衝材、鉄板等
の不燃材と貼り合わせたエンジンルーム仕切り板、無機
繊維マットと貼り合わせた不燃性ボード用裏打ち材等、
金属板、金属ホイル、フィルム、無機繊維等との複合品
として各種の分野で利用できる。
【0030】
【実施例】実施例1〜4、比較例1〜4 表1(実施例)及び表2(比較例)に示す組成の難燃性
樹脂発泡体用組成物に発泡剤としてアゾジカルボンアミ
ド(ビニホールAC3:永和化成工業(株)製)15重
量部を添加してヘンシェルミキサーにより混合分散させ
た。この組成物を、120℃に加熱した、ベント付の6
5mmφの2軸押出機に供給し、押出機に装着されたT
ダイより押し出して幅が400mmで厚みが2.2mm
の長尺シートを製造した。
樹脂発泡体用組成物に発泡剤としてアゾジカルボンアミ
ド(ビニホールAC3:永和化成工業(株)製)15重
量部を添加してヘンシェルミキサーにより混合分散させ
た。この組成物を、120℃に加熱した、ベント付の6
5mmφの2軸押出機に供給し、押出機に装着されたT
ダイより押し出して幅が400mmで厚みが2.2mm
の長尺シートを製造した。
【0031】次に、得られた長尺シートの両面に2.0
Mradの電子線を照射し、部分架橋処理した。このシ
ートを、210℃→220℃→225℃の順に加熱した
シリコン薬液法による発泡装置内に連続的に導入し、連
続シート状発泡体を得た。実施例5,比較例5 表1(実施例)及び表2(比較例)に示す組成の難燃性
樹脂発泡体用組成物に、発泡剤としてアゾジカルボンア
ミド(ビニホールAC3:永和化成工業(株)製)15
重量部と、架橋剤としてのジクミルパーオキサイド1重
量部とを添加してヘンシェルミキサーにより混合分散さ
せた。この組成物から実施例1〜4及び比較例1〜4と
同様の手順により長尺シートを得た。
Mradの電子線を照射し、部分架橋処理した。このシ
ートを、210℃→220℃→225℃の順に加熱した
シリコン薬液法による発泡装置内に連続的に導入し、連
続シート状発泡体を得た。実施例5,比較例5 表1(実施例)及び表2(比較例)に示す組成の難燃性
樹脂発泡体用組成物に、発泡剤としてアゾジカルボンア
ミド(ビニホールAC3:永和化成工業(株)製)15
重量部と、架橋剤としてのジクミルパーオキサイド1重
量部とを添加してヘンシェルミキサーにより混合分散さ
せた。この組成物から実施例1〜4及び比較例1〜4と
同様の手順により長尺シートを得た。
【0032】次に、この長尺シートを100℃の雰囲気
下で24時間エージングした後、250℃に加熱した縦
型熱風発泡装置内に連続的に導入し、連続シート状発泡
体を得た。
下で24時間エージングした後、250℃に加熱した縦
型熱風発泡装置内に連続的に導入し、連続シート状発泡
体を得た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】評価 各実施例及び各比較例で得られた連続シート状発泡体に
ついて、架橋度、発泡倍率及び発泡体の状態を調べ、ま
た難燃性を試験した。難燃性試験は、UL−94燃焼試
験法とMVSS302燃焼試験法に準じて行い、UL−
94燃焼試験法についてはHF−1相当の品質を合格と
し、またMVSS302燃焼試験法については難燃性1
級相当のものを合格とした。結果を表3(実施例)及び
表4(比較例)に示す。
ついて、架橋度、発泡倍率及び発泡体の状態を調べ、ま
た難燃性を試験した。難燃性試験は、UL−94燃焼試
験法とMVSS302燃焼試験法に準じて行い、UL−
94燃焼試験法についてはHF−1相当の品質を合格と
し、またMVSS302燃焼試験法については難燃性1
級相当のものを合格とした。結果を表3(実施例)及び
表4(比較例)に示す。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】第1、第2及び第3の発明に係る難燃性
樹脂発泡体用組成物は、上述の難燃剤と樹脂成分とを所
定の割合で含んでいるので、低発煙性でありかつ燃焼時
に環境汚染の原因となる分解生成物を発生しにくい難燃
性樹脂発泡体が形成できる。第4の発明に係る難燃性樹
脂発泡体は、第1の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成
物から構成されているため、低発煙性でありかつ燃焼時
に環境汚染の原因となる分解生成物を発生しにくい。
樹脂発泡体用組成物は、上述の難燃剤と樹脂成分とを所
定の割合で含んでいるので、低発煙性でありかつ燃焼時
に環境汚染の原因となる分解生成物を発生しにくい難燃
性樹脂発泡体が形成できる。第4の発明に係る難燃性樹
脂発泡体は、第1の発明に係る難燃性樹脂発泡体用組成
物から構成されているため、低発煙性でありかつ燃焼時
に環境汚染の原因となる分解生成物を発生しにくい。
【0039】第5、第6及び第7の発明に係る難燃性樹
脂発泡体の製造方法によれば、第4の発明に係る難燃性
樹脂発泡体が効率良く製造できる。
脂発泡体の製造方法によれば、第4の発明に係る難燃性
樹脂発泡体が効率良く製造できる。
Claims (7)
- 【請求項1】リン及びハロゲンを50〜85重量%含む
ハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、 グリシジル基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、 グリシジル基と結合可能な官能基を有するポリエチレン
系樹脂(C)とを含み、 A/(B+C)及びB/Cが、それぞれ重量比で0.0
2〜0.5及び0.05〜9.95に設定されている、
難燃性樹脂発泡体用組成物。 - 【請求項2】前記難燃剤(A)は、融点が150〜25
0℃でありかつ粒径が0.2〜50μmである、請求項
(1)に記載の難燃性樹脂発泡体用組成物。 - 【請求項3】前記ポリエチレン系樹脂(B)及び前記ポ
リエチレン系樹脂(C)とは異なるポリオレフィン系樹
脂をさらに含んでいる、請求項(1)又は(2)に記載
の難燃性樹脂発泡体用組成物。 - 【請求項4】リン及びハロゲンを50〜85重量%含む
ハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジ
ル基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル
基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂
(C)とを含み、A/(B+C)及びB/Cがそれぞれ
重量比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設
定された難燃性樹脂発泡体用組成物からなり、 架橋度が20〜80%でありかつ発泡倍率が2〜50倍
である、難燃性樹脂発泡体。 - 【請求項5】リン及びハロゲンを50〜85重量%含む
ハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジ
ル基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル
基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂
(C)とを含み、A/(B+C)及びB/Cがそれぞれ
重量比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設
定された難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程と、 成形された前記難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架
橋・発泡する工程と、を含む難燃性樹脂発泡体の製造方
法。 - 【請求項6】リン及びハロゲンを50〜85重量%含む
ハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジ
ル基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル
基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂
(C)とを含み、A/(B+C)及びB/Cがそれぞれ
重量比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設
定された難燃性樹脂発泡体用組成物に過酸化物系の架橋
剤を添加する工程と、 前記架橋剤が添加された前記難燃性樹脂発泡体用組成物
を成形する工程と、 成形された前記難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱して架
橋・発泡する工程と、を含む難燃性樹脂発泡体の製造方
法。 - 【請求項7】リン及びハロゲンを50〜85重量%含む
ハロゲン化含リン化合物系の難燃剤(A)と、グリシジ
ル基を有するポリエチレン系樹脂(B)と、グリシジル
基と結合可能な官能基を有するポリエチレン系樹脂
(C)とを含み、A/(B+C)及びB/Cがそれぞれ
重量比で0.02〜0.5及び0.05〜9.95に設
定された難燃性樹脂発泡体用組成物を成形する工程と、 成形された前記難燃性樹脂発泡体用組成物を、電子線照
射により部分架橋する工程と、 部分架橋された前記難燃性樹脂発泡体用組成物を加熱し
て架橋・発泡する工程と、を含む難燃性樹脂発泡体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233353A JP2541719B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233353A JP2541719B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570620A true JPH0570620A (ja) | 1993-03-23 |
JP2541719B2 JP2541719B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16953822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3233353A Expired - Fee Related JP2541719B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541719B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001002484A1 (en) * | 1999-07-01 | 2001-01-11 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Crosslinked foam of ethylene vinyl acetate copolymer and acid copolymer |
EP1239005A1 (en) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Bromine Compounds Ltd. | Fire-retardant polyolefin compositions |
US6737456B2 (en) * | 2001-02-27 | 2004-05-18 | Bromine Compounds Ltd. | Fire-retardant polyolefin compositions |
US6797737B1 (en) | 1999-07-01 | 2004-09-28 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Crosslinked foam of ethylene vinyl acetate copolymer and acid copolymer |
CN108822385A (zh) * | 2018-06-30 | 2018-11-16 | 青岛邦德化工有限公司 | 耐寒型塑料桶及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01259042A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-16 | Showa Denko Kk | 成形体の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP3233353A patent/JP2541719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01259042A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-16 | Showa Denko Kk | 成形体の製造方法 |
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