JP3320575B2 - 高難燃性樹脂発泡体 - Google Patents
高難燃性樹脂発泡体Info
- Publication number
- JP3320575B2 JP3320575B2 JP31884594A JP31884594A JP3320575B2 JP 3320575 B2 JP3320575 B2 JP 3320575B2 JP 31884594 A JP31884594 A JP 31884594A JP 31884594 A JP31884594 A JP 31884594A JP 3320575 B2 JP3320575 B2 JP 3320575B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- resin
- parts
- expandable graphite
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高難燃性樹脂発泡体に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂発泡体は、断熱性に優れ、建築材
料、自動車等の輸送機器、包装材料、家庭用品その他広
範な用途に使用されている。就中、ポリオレフィン系樹
脂発泡体は、化学的安定性に富み、断熱性、電気絶縁
性、軽量性等の優れた特性を有しているので、その需要
は極めて大きい。しかし、ポリオレフィン系樹脂発泡体
の使用用途の拡大にともない難燃材料であることが強く
要求され、各種の方法で難燃化処理が施されている。
料、自動車等の輸送機器、包装材料、家庭用品その他広
範な用途に使用されている。就中、ポリオレフィン系樹
脂発泡体は、化学的安定性に富み、断熱性、電気絶縁
性、軽量性等の優れた特性を有しているので、その需要
は極めて大きい。しかし、ポリオレフィン系樹脂発泡体
の使用用途の拡大にともない難燃材料であることが強く
要求され、各種の方法で難燃化処理が施されている。
【0003】近年、ポリオレフィン系樹脂を難燃化する
方法としては、一般にハロゲン含有化合物を添加する方
法が用いられてきた。これらの難燃化処理は確かに難燃
化効果はあり、成形性の低下や成形品の機械的強度の低
下も比較的少ないが、加工時や燃焼時に多量のガスを発
生し、機器を腐食させたり、人体への被害が拡大する
等、問題化し、安全性の面でノンハロゲン難燃化処理が
強く要望されている。
方法としては、一般にハロゲン含有化合物を添加する方
法が用いられてきた。これらの難燃化処理は確かに難燃
化効果はあり、成形性の低下や成形品の機械的強度の低
下も比較的少ないが、加工時や燃焼時に多量のガスを発
生し、機器を腐食させたり、人体への被害が拡大する
等、問題化し、安全性の面でノンハロゲン難燃化処理が
強く要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な状況の中で、
燃焼時に有害なガスを発生しない水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム等の水和
金属酸化物の添加による樹脂難燃化の検討が盛んになさ
れるようになった。しかし、これら水和金属酸化物のみ
で易燃性であるポリオレフィン系樹脂に十分な難燃性を
付与するためには、多量の上記水和金属酸化物を添加し
なければならず、その結果、得られる発泡体の物性が著
しく低下し、更に発泡の状態にも影響を与え、微細にし
て均質な独立気泡構造を形成することが困難となるので
ある。
燃焼時に有害なガスを発生しない水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム等の水和
金属酸化物の添加による樹脂難燃化の検討が盛んになさ
れるようになった。しかし、これら水和金属酸化物のみ
で易燃性であるポリオレフィン系樹脂に十分な難燃性を
付与するためには、多量の上記水和金属酸化物を添加し
なければならず、その結果、得られる発泡体の物性が著
しく低下し、更に発泡の状態にも影響を与え、微細にし
て均質な独立気泡構造を形成することが困難となるので
ある。
【0005】又、特開平3−41163号公報には、
0.1〜50重量%のアルカリ土類金属化合物又は金属
水酸化物(A)及び0.01〜5重量%の皮膜形成性樹
脂状物質(B)によって被覆された熱膨張性黒鉛を含有
せしめた難燃性熱可塑性樹脂組成物が提案されている
が、提案された実施例を追試しても熱膨張性黒鉛は急激
な加熱により飛散し、遮蔽層が不完全にしか形成され
ず、十分な難燃性を熱可塑性樹脂に付与することができ
ないものである。
0.1〜50重量%のアルカリ土類金属化合物又は金属
水酸化物(A)及び0.01〜5重量%の皮膜形成性樹
脂状物質(B)によって被覆された熱膨張性黒鉛を含有
せしめた難燃性熱可塑性樹脂組成物が提案されている
が、提案された実施例を追試しても熱膨張性黒鉛は急激
な加熱により飛散し、遮蔽層が不完全にしか形成され
ず、十分な難燃性を熱可塑性樹脂に付与することができ
ないものである。
【0006】又、特開昭60−152542号公報に
は、ポリエチレン樹脂またはエチレンを主体とする共重
合樹脂に、これら樹脂の透明性を損なわないリン系難燃
剤とトリフェニルアンチモンを添加してなる難燃性ポリ
オレフィン樹脂組成物が提案され、上記リン系難燃剤と
して多くの化合物の中に、その1種としてポリリン酸ア
ンモンが例示されているが、前記熱膨張性黒鉛を含有す
る難燃性熱可塑性樹脂組成物同様遮蔽層が不完全にしか
形成されず、十分な難燃性を熱可塑性樹脂に付与するこ
とができないものである。
は、ポリエチレン樹脂またはエチレンを主体とする共重
合樹脂に、これら樹脂の透明性を損なわないリン系難燃
剤とトリフェニルアンチモンを添加してなる難燃性ポリ
オレフィン樹脂組成物が提案され、上記リン系難燃剤と
して多くの化合物の中に、その1種としてポリリン酸ア
ンモンが例示されているが、前記熱膨張性黒鉛を含有す
る難燃性熱可塑性樹脂組成物同様遮蔽層が不完全にしか
形成されず、十分な難燃性を熱可塑性樹脂に付与するこ
とができないものである。
【0007】又、特開昭63−61055号公報に開示
されている難燃化処理法は、ポリオレフィン系樹脂に対
しポリリン酸アンモニウムとトリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートの2成分混合難燃剤を用いてい
るが、記載された樹脂組成物は短期的な難燃化効果はあ
るが、効果の持続性等に問題があり、即ち、上記樹脂組
成物から得られる発泡体を、例えば折板屋根の結露防止
裏打材等の特に高温条件で使用する場合、上記難燃剤は
ブリードアウトして長期の難燃化効果を持続できないの
である。
されている難燃化処理法は、ポリオレフィン系樹脂に対
しポリリン酸アンモニウムとトリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートの2成分混合難燃剤を用いてい
るが、記載された樹脂組成物は短期的な難燃化効果はあ
るが、効果の持続性等に問題があり、即ち、上記樹脂組
成物から得られる発泡体を、例えば折板屋根の結露防止
裏打材等の特に高温条件で使用する場合、上記難燃剤は
ブリードアウトして長期の難燃化効果を持続できないの
である。
【0008】更に、上記難燃剤は、ポリオレフィン系樹
脂に混練されると、発泡剤が初期分解を起こし易くな
り、発泡工程の温度制御が難しくなるといった生産技術
上の問題点をも有するものである。
脂に混練されると、発泡剤が初期分解を起こし易くな
り、発泡工程の温度制御が難しくなるといった生産技術
上の問題点をも有するものである。
【0009】又、特開平6−25476号公報には、ポ
リオレフィン、赤燐、急速加熱(800〜1000℃)
したときの膨張性がC軸方向に対して100倍以上あ
り、且つ、分級により80メッシュオン80%以上含む
加熱膨張性黒鉛を含有する難燃性ポリオレフィン系樹脂
組成物が記載されているが、加熱膨張性黒鉛はその製造
過程で無機酸と強酸化剤で処理して得られるものであ
り、このような加熱膨張性黒鉛を配合したポリオレフィ
ン系樹脂組成物はその安定性が阻害され、更に、該ポリ
オレフィン系樹脂組成物を混練及び成形加工する際に、
これらの機械装置を腐食させるといった問題が挙げら
れ、到底ポリオレフィン系樹脂発泡体に適応できるもの
ではない。
リオレフィン、赤燐、急速加熱(800〜1000℃)
したときの膨張性がC軸方向に対して100倍以上あ
り、且つ、分級により80メッシュオン80%以上含む
加熱膨張性黒鉛を含有する難燃性ポリオレフィン系樹脂
組成物が記載されているが、加熱膨張性黒鉛はその製造
過程で無機酸と強酸化剤で処理して得られるものであ
り、このような加熱膨張性黒鉛を配合したポリオレフィ
ン系樹脂組成物はその安定性が阻害され、更に、該ポリ
オレフィン系樹脂組成物を混練及び成形加工する際に、
これらの機械装置を腐食させるといった問題が挙げら
れ、到底ポリオレフィン系樹脂発泡体に適応できるもの
ではない。
【0010】本発明は、叙上の事実に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、機械的強度の低下が少な
く、特に難燃性に優れ、且つ、成形加工する際に装置を
腐食させることのないポリオレフィン系樹脂発泡体を提
供するにある。
で、その目的とするところは、機械的強度の低下が少な
く、特に難燃性に優れ、且つ、成形加工する際に装置を
腐食させることのないポリオレフィン系樹脂発泡体を提
供するにある。
【0011】
【0012】本発明において樹脂成分としてエチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂が単独で用いられる場合、該エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂は、酢酸ビニル含有量が5
〜20重量%の範囲内にあるものが用いられる。又、上
記エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と他のポリオレフィ
ン系樹脂からなる樹脂成分である場合、例えば、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂として酢酸ビニル含有量が1
0〜25重量%の範囲にあるものを選択すれば、該エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂を50〜75重量部、他の
ポリオレフィン系樹脂25〜50重量部からなる樹脂成
分とし、全樹脂成分中酢酸ビニル含有量が5〜20重量
%の範囲内にあるように配合される。
酢酸ビニル共重合樹脂が単独で用いられる場合、該エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂は、酢酸ビニル含有量が5
〜20重量%の範囲内にあるものが用いられる。又、上
記エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と他のポリオレフィ
ン系樹脂からなる樹脂成分である場合、例えば、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂として酢酸ビニル含有量が1
0〜25重量%の範囲にあるものを選択すれば、該エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂を50〜75重量部、他の
ポリオレフィン系樹脂25〜50重量部からなる樹脂成
分とし、全樹脂成分中酢酸ビニル含有量が5〜20重量
%の範囲内にあるように配合される。
【0013】上記全樹脂成分中の酢酸ビニル含有量が5
重量%未満の場合は、上記無機質の配合物、就中、水和
金属酸化物の樹脂成分中への混入が難しくなり、20重
量%を超える場合は、粘着性が大きくなり成形性が悪
く、更に溶融混練時に遊離酢酸が発生しやすく、樹脂が
劣化し、得られる樹脂成形物の物性が低下する。
重量%未満の場合は、上記無機質の配合物、就中、水和
金属酸化物の樹脂成分中への混入が難しくなり、20重
量%を超える場合は、粘着性が大きくなり成形性が悪
く、更に溶融混練時に遊離酢酸が発生しやすく、樹脂が
劣化し、得られる樹脂成形物の物性が低下する。
【0014】上記他のポリオレフィン系樹脂としては、
特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン等のα−オレフィン重
合体、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−プ
ロピレン−ジエンターポリマー、エチレン−エチルアク
リレートコポリマー、エチレン−ブテンコポリマー、エ
チレン−ブテン−ジエンターポリマー等が好適に使用さ
れる。
特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン等のα−オレフィン重
合体、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−プ
ロピレン−ジエンターポリマー、エチレン−エチルアク
リレートコポリマー、エチレン−ブテンコポリマー、エ
チレン−ブテン−ジエンターポリマー等が好適に使用さ
れる。
【0015】又、上記樹脂成分のメルトインデックス
(MI)は、1〜15が好ましい。MIが1未満では粘
度が高いために成形性が悪く、MIが15を超えると得
られる樹脂発泡体の物性が低下する。
(MI)は、1〜15が好ましい。MIが1未満では粘
度が高いために成形性が悪く、MIが15を超えると得
られる樹脂発泡体の物性が低下する。
【0016】本発明において使用される水和金属酸化物
としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム等が挙げられる。これらの水和金属酸化物は、1
種のみが配合されてもよいが、2種以上の混合物として
配合されてもよい。水酸化アルミニウムと水酸化マグネ
シウムの混合系は高い難燃性が得られるので特に好まし
いものである。
としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム等が挙げられる。これらの水和金属酸化物は、1
種のみが配合されてもよいが、2種以上の混合物として
配合されてもよい。水酸化アルミニウムと水酸化マグネ
シウムの混合系は高い難燃性が得られるので特に好まし
いものである。
【0017】上記水和金属酸化物の量は、上記樹脂成分
100重量部に対して50〜200重量部であるが、2
00重量部を超えると得られる樹脂発泡体の機械的強度
の低下が大きく実用に供し得なくなり、50重量部未満
では十分な難燃性が得られない。
100重量部に対して50〜200重量部であるが、2
00重量部を超えると得られる樹脂発泡体の機械的強度
の低下が大きく実用に供し得なくなり、50重量部未満
では十分な難燃性が得られない。
【0018】請求項1記載の本発明において使用される
熱膨張性黒鉛とは、天然鱗状グラファイト、熱分解グラ
ファイト、キッシュグラファイト等の粉末状黒鉛を硫
酸、硝酸、セレン酸等と濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸
塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強
酸化剤とにより酸処理して、黒鉛の層状構造の間に酸
素、水、硫酸水素基の入り込んだ黒鉛−硫酸等層間化合
物を生成させたもので、炭素の層状構造を維持したまま
の結晶化合物である。
熱膨張性黒鉛とは、天然鱗状グラファイト、熱分解グラ
ファイト、キッシュグラファイト等の粉末状黒鉛を硫
酸、硝酸、セレン酸等と濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸
塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強
酸化剤とにより酸処理して、黒鉛の層状構造の間に酸
素、水、硫酸水素基の入り込んだ黒鉛−硫酸等層間化合
物を生成させたもので、炭素の層状構造を維持したまま
の結晶化合物である。
【0019】請求項2〜6記載の本発明において使用さ
れる熱膨張性黒鉛は、上記の如く酸処理して得られた熱
膨張性黒鉛を、更に、アンモニア、脂肪族低級アミン、
アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和
したものが用いられる。
れる熱膨張性黒鉛は、上記の如く酸処理して得られた熱
膨張性黒鉛を、更に、アンモニア、脂肪族低級アミン、
アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和
したものが用いられる。
【0020】上記脂肪族低級アミンとしては、モノメチ
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられ
る。上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類金属化合
物としては、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリ
ウム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩重炭
酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられ
る。上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類金属化合
物としては、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリ
ウム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩重炭
酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。
【0021】上記熱膨張性黒鉛は、粒度が20〜200
メッシュのものが好ましい。その粒度が200メッシュ
より細かい場合、上記熱膨張性黒鉛の膨張度が小さく、
その結果難燃性が低下し、20メッシュより粗い場合、
樹脂成分に対する分散性が悪く、得られる発泡体の物性
低下が避けられない。
メッシュのものが好ましい。その粒度が200メッシュ
より細かい場合、上記熱膨張性黒鉛の膨張度が小さく、
その結果難燃性が低下し、20メッシュより粗い場合、
樹脂成分に対する分散性が悪く、得られる発泡体の物性
低下が避けられない。
【0022】請求項2記載の本発明において使用される
リン化合物としては、トリフェニルホスフェート、トリ
クレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、
クレジルフェニルホスフェート、キシレニルジフェニル
ホスフェート等のリン酸エステル類、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金
属塩類等も使用できるが、請求項3記載の本発明におい
て使用される赤リン、請求項4記載の本発明において使
用されるポリリン酸アンモニウム等のポリリン酸塩類及
び請求項3記載の本発明において使用される下記一般式
(1)で表されるリン化合物は、難燃性の付与という観
点からより好ましいものである。
リン化合物としては、トリフェニルホスフェート、トリ
クレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、
クレジルフェニルホスフェート、キシレニルジフェニル
ホスフェート等のリン酸エステル類、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金
属塩類等も使用できるが、請求項3記載の本発明におい
て使用される赤リン、請求項4記載の本発明において使
用されるポリリン酸アンモニウム等のポリリン酸塩類及
び請求項3記載の本発明において使用される下記一般式
(1)で表されるリン化合物は、難燃性の付与という観
点からより好ましいものである。
【0023】
【化2】
【0024】上記赤リンは、市販の赤リンでよいが、耐
湿性、安全性(樹脂組成物混練時における発火等)の面
から、赤リンの表面を合成樹脂等でコーティングしたも
のが好ましい。
湿性、安全性(樹脂組成物混練時における発火等)の面
から、赤リンの表面を合成樹脂等でコーティングしたも
のが好ましい。
【0025】上記ポリリン酸塩類としては、ポリリン酸
アンモニウムもしくはメラミン変性ポリリン酸アンモニ
ウムが挙げられる。これらは1種のみが配合されてもよ
いが、混合物として配合されてもよい。これらのポリリ
ン酸塩類は、重合度が200〜1,000であり、表面
がメラミン−ホルムアルデヒド樹脂等で被覆された水に
難溶性の易流動性粉末が好適に用いられる。
アンモニウムもしくはメラミン変性ポリリン酸アンモニ
ウムが挙げられる。これらは1種のみが配合されてもよ
いが、混合物として配合されてもよい。これらのポリリ
ン酸塩類は、重合度が200〜1,000であり、表面
がメラミン−ホルムアルデヒド樹脂等で被覆された水に
難溶性の易流動性粉末が好適に用いられる。
【0026】上記一般式(1)で表されるリン化合物と
しては、例えば、メチルホスホン酸、ジメチルホスホン
酸、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プ
ロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチルプロ
ピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメ
チル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニ
ルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメ
チルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチル
プロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオク
チルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフ
ェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス
(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸等が挙げられ
る。上記リン化合物は単独で用いられてもよいが、2種
以上が併用されてもよい。
しては、例えば、メチルホスホン酸、ジメチルホスホン
酸、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プ
ロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチルプロ
ピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメ
チル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニ
ルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメ
チルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチル
プロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオク
チルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフ
ェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス
(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸等が挙げられ
る。上記リン化合物は単独で用いられてもよいが、2種
以上が併用されてもよい。
【0027】請求項1及び2記載の本発明において使用
される熱膨張性黒鉛とリン化合物の配合比は、9:1〜
1:9(重量比率)、好ましくは9:1〜3:7、更に
好ましくは8:2〜5:5である。これは、上記範囲を
超えるとそれぞれを単独で用いた場合に発現される低い
難燃性と殆ど差がないためである。
される熱膨張性黒鉛とリン化合物の配合比は、9:1〜
1:9(重量比率)、好ましくは9:1〜3:7、更に
好ましくは8:2〜5:5である。これは、上記範囲を
超えるとそれぞれを単独で用いた場合に発現される低い
難燃性と殆ど差がないためである。
【0028】又、上記熱膨張性黒鉛とポリリン酸アンモ
ニウム類の混合系難燃剤の樹脂成分100重量部に対す
る配合量は5〜200重量部であるが、200重量部を
超えると得られる樹脂発泡体の機械的強度の低下が大き
く実用に供し得なくなり、5重量部未満では十分な難燃
性が得られない。
ニウム類の混合系難燃剤の樹脂成分100重量部に対す
る配合量は5〜200重量部であるが、200重量部を
超えると得られる樹脂発泡体の機械的強度の低下が大き
く実用に供し得なくなり、5重量部未満では十分な難燃
性が得られない。
【0029】更に、上記樹脂成分組成物に、得られる発
泡体の物性を損なわない範囲において、フェノール系、
アミン系、イオウ系等の酸化防止剤、金属害防止剤、充
填剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、着
色剤等が添加されてもよい。
泡体の物性を損なわない範囲において、フェノール系、
アミン系、イオウ系等の酸化防止剤、金属害防止剤、充
填剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、着
色剤等が添加されてもよい。
【0030】本発明における樹脂組成物は、発泡工程に
おける発泡に耐えるに必要な粘度を得るため、更に、得
られる発泡体の耐熱性向上のため、樹脂成分に架橋を施
す。本発明においては、上記架橋の方法としては、いか
なる方法が採られてもよいが、ポリオレフィン系樹脂樹
脂に混合した過酸化物等のラジカル発生剤を加熱分解さ
せて架橋する方法、電離性放射線の照射による架橋方
法、シラン架橋による方法等が使用できる。
おける発泡に耐えるに必要な粘度を得るため、更に、得
られる発泡体の耐熱性向上のため、樹脂成分に架橋を施
す。本発明においては、上記架橋の方法としては、いか
なる方法が採られてもよいが、ポリオレフィン系樹脂樹
脂に混合した過酸化物等のラジカル発生剤を加熱分解さ
せて架橋する方法、電離性放射線の照射による架橋方
法、シラン架橋による方法等が使用できる。
【0031】電離性放射線としては、電子線、X線、β
線、γ線、中性子線等が使用される。照射線量は、一般
に1〜10Mrad程度であり、所望のゲル分率に応じ
て線量が設定される。
線、γ線、中性子線等が使用される。照射線量は、一般
に1〜10Mrad程度であり、所望のゲル分率に応じ
て線量が設定される。
【0032】上記ラジカル発生剤としては、例えば、ベ
ンゾイルペルオキシド、オクタノイルペルオキシド、デ
カノイルペルオキシド、アセチルペルオキシド、t−ブ
チルペルオキシイソブチレート、クメンヒドロペルオキ
シド等が挙げられる。又、シラン架橋剤としては、トリ
メトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシラン等が
挙げられる。
ンゾイルペルオキシド、オクタノイルペルオキシド、デ
カノイルペルオキシド、アセチルペルオキシド、t−ブ
チルペルオキシイソブチレート、クメンヒドロペルオキ
シド等が挙げられる。又、シラン架橋剤としては、トリ
メトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシラン等が
挙げられる。
【0033】本発明において、上記架橋を施す場合、架
橋助剤を用いてもよい。上記架橋助剤は、多官能性モノ
マーで、且つ、電離性放射線あるいは過酸化物による架
橋反応を起こすものであればよく、これらのものを2種
以上を混合して用いてもよい。上記架橋助剤の代表的な
ものは、ビニル基やアリル基を1分子中に1個か或いは
2個以上含有する芳香族または脂肪族の化合物及びアク
リロイルオキシ基やメタクリロイルオキシ基を1分子中
に1個か或いは2個以上含有する化合物であって、具体
的には、例えばジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、
ジビニルナフタレン、トリメチロールプロパントリメタ
クリレート、エチルビニルベンゼン、1,9−ノナンジ
オールジメタクリレート、1−ノナンモノメタクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールメタクリレート、2,2
−ビス〔4−(アクリロキシジエトキシ)フェニル〕プ
ロパン、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸トリアリ
ルエステル、1,2−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエ
ステル、1,3−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエステ
ル、1,4−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエステル及
びこれらの近縁同族体等が挙げられる。
橋助剤を用いてもよい。上記架橋助剤は、多官能性モノ
マーで、且つ、電離性放射線あるいは過酸化物による架
橋反応を起こすものであればよく、これらのものを2種
以上を混合して用いてもよい。上記架橋助剤の代表的な
ものは、ビニル基やアリル基を1分子中に1個か或いは
2個以上含有する芳香族または脂肪族の化合物及びアク
リロイルオキシ基やメタクリロイルオキシ基を1分子中
に1個か或いは2個以上含有する化合物であって、具体
的には、例えばジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、
ジビニルナフタレン、トリメチロールプロパントリメタ
クリレート、エチルビニルベンゼン、1,9−ノナンジ
オールジメタクリレート、1−ノナンモノメタクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールメタクリレート、2,2
−ビス〔4−(アクリロキシジエトキシ)フェニル〕プ
ロパン、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸トリアリ
ルエステル、1,2−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエ
ステル、1,3−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエステ
ル、1,4−ベンゼンジカルボン酸ジアリルエステル及
びこれらの近縁同族体等が挙げられる。
【0034】上記架橋助剤の配合量は、上記樹脂成分の
全量100重量部に対して、0.05〜10重量部、よ
り好ましくは0.5〜10重量部であり、発泡体の用途
に応じて設定される。上記架橋助剤の配合量が0.05
重量部未満では、架橋が不十分なため、微細にして均質
な発泡構造が得られず、且つ、高温での十分な材料強度
が得られない。配合量が10重量部を超える場合、上記
樹脂組成物の架橋密度が大きくなり過ぎるために、上記
樹脂組成物の発泡前の粗シートを成形することが難しく
なる等の問題を生ずる。
全量100重量部に対して、0.05〜10重量部、よ
り好ましくは0.5〜10重量部であり、発泡体の用途
に応じて設定される。上記架橋助剤の配合量が0.05
重量部未満では、架橋が不十分なため、微細にして均質
な発泡構造が得られず、且つ、高温での十分な材料強度
が得られない。配合量が10重量部を超える場合、上記
樹脂組成物の架橋密度が大きくなり過ぎるために、上記
樹脂組成物の発泡前の粗シートを成形することが難しく
なる等の問題を生ずる。
【0035】本発明で使用される発泡剤は、上記樹脂成
分の熔融温度よりも高い分解温度を有し、その分解温度
以上の温度に加熱したとき、ガスを発生するものであれ
ばよく、例えば、アゾジカルボンアミド、N,N−ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、ベンゼンスルホニル
ヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、4,4−
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等の有機
系発泡剤、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等の無
機系発泡剤が挙げられる。上記発泡剤の配合量は、得ら
れる発泡体の用途に基づく発泡倍率によって異なるが、
通常15〜30重量部である。
分の熔融温度よりも高い分解温度を有し、その分解温度
以上の温度に加熱したとき、ガスを発生するものであれ
ばよく、例えば、アゾジカルボンアミド、N,N−ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、ベンゼンスルホニル
ヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、4,4−
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等の有機
系発泡剤、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等の無
機系発泡剤が挙げられる。上記発泡剤の配合量は、得ら
れる発泡体の用途に基づく発泡倍率によって異なるが、
通常15〜30重量部である。
【0036】本発明において、上記樹脂組成物の各成分
を単軸押出機、多軸押出機、バンバリーミキサー、ニー
ダーミキサー、2本ロール等の混練装置を用いて、発泡
剤が分解しない温度、例えば130〜170℃程度の温
度で溶融混練し、次いで、適宜形状、例えばシート状に
成形する。得られたシート状成形体に電離性放射線を照
射して樹脂を架橋させた後、例えば、熱風、赤外線、メ
タルバス、オイルバス等により、熱分解型発泡剤の分解
温度以上で且つ樹脂の融点以上の温度、例えば170〜
290℃に加熱し、発泡剤の分解ガスによって樹脂を発
泡させ、架橋樹脂発泡シートを得る。これらの照射及び
発泡工程は連続的に行ってもよく、又、バッチ式で行っ
てもよい。
を単軸押出機、多軸押出機、バンバリーミキサー、ニー
ダーミキサー、2本ロール等の混練装置を用いて、発泡
剤が分解しない温度、例えば130〜170℃程度の温
度で溶融混練し、次いで、適宜形状、例えばシート状に
成形する。得られたシート状成形体に電離性放射線を照
射して樹脂を架橋させた後、例えば、熱風、赤外線、メ
タルバス、オイルバス等により、熱分解型発泡剤の分解
温度以上で且つ樹脂の融点以上の温度、例えば170〜
290℃に加熱し、発泡剤の分解ガスによって樹脂を発
泡させ、架橋樹脂発泡シートを得る。これらの照射及び
発泡工程は連続的に行ってもよく、又、バッチ式で行っ
てもよい。
【0037】
【作用】請求項1〜6記載の本発明は、叙上の如く、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂もしくはこれと他のポリ
オレフィン系樹脂からなる樹脂成分中酢酸ビニル含有量
が5〜20重量%の範囲内にあるように樹脂成分が選ば
れているので、水和金属酸化物、熱膨張性黒鉛、ポリリ
ン酸アンモニウム等の無機質成分や発泡剤を上記樹脂成
分中に均質に分散させることができ、且つ、均質な発泡
構造と美麗な外観を有する発泡体を与える好ましい成形
性を付与できる。
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂もしくはこれと他のポリ
オレフィン系樹脂からなる樹脂成分中酢酸ビニル含有量
が5〜20重量%の範囲内にあるように樹脂成分が選ば
れているので、水和金属酸化物、熱膨張性黒鉛、ポリリ
ン酸アンモニウム等の無機質成分や発泡剤を上記樹脂成
分中に均質に分散させることができ、且つ、均質な発泡
構造と美麗な外観を有する発泡体を与える好ましい成形
性を付与できる。
【0038】更に、請求項1記載の本発明は、上記樹脂
成分100重量部に対し、水和金属酸化物50〜200
重量部、熱膨張性黒鉛とポリリン酸アンモニウム類(ポ
リリン酸アンモニウム又はメラミン変成ポリリン酸アン
モニウム)の9:1〜1:9(重量比率)の配合物5〜
200重量部からなる樹脂組成物を使用することによ
り、熱膨張性黒鉛が単独で使用された場合に、急激な加
熱によって熱膨張性黒鉛が飛散し、折角の優れた断熱性
を有する遮蔽層が十分な性能を発揮できない等というこ
とがなく、熱膨張性黒鉛とポリリン酸アンモニウム類の
強固な複合遮蔽層が十分に可燃性成分を覆うので、水和
金属酸化物の消火性機能と相まって優れた難燃性樹脂発
泡体を提供できるのである。
成分100重量部に対し、水和金属酸化物50〜200
重量部、熱膨張性黒鉛とポリリン酸アンモニウム類(ポ
リリン酸アンモニウム又はメラミン変成ポリリン酸アン
モニウム)の9:1〜1:9(重量比率)の配合物5〜
200重量部からなる樹脂組成物を使用することによ
り、熱膨張性黒鉛が単独で使用された場合に、急激な加
熱によって熱膨張性黒鉛が飛散し、折角の優れた断熱性
を有する遮蔽層が十分な性能を発揮できない等というこ
とがなく、熱膨張性黒鉛とポリリン酸アンモニウム類の
強固な複合遮蔽層が十分に可燃性成分を覆うので、水和
金属酸化物の消火性機能と相まって優れた難燃性樹脂発
泡体を提供できるのである。
【0039】請求項2記載の本発明は、上記樹脂成分1
00重量部に対し、水和金属酸化物50〜200重量
部、中和処理された熱膨張性黒鉛とリン化合物の9:1
〜1:9(重量比率)の配合物5〜100重量部からな
る樹脂組成物を使用することにより、熱膨張性黒鉛が単
独で使用された場合に、急激な加熱によって熱膨張性黒
鉛が飛散し、折角の優れた断熱性を有する遮蔽層が十分
な性能を発揮できない等ということがなく、熱膨張性黒
鉛とリン化合物の強固な複合遮蔽層が十分に可燃性成分
を覆うので、水和金属酸化物の消火性機能と相まって優
れた難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
00重量部に対し、水和金属酸化物50〜200重量
部、中和処理された熱膨張性黒鉛とリン化合物の9:1
〜1:9(重量比率)の配合物5〜100重量部からな
る樹脂組成物を使用することにより、熱膨張性黒鉛が単
独で使用された場合に、急激な加熱によって熱膨張性黒
鉛が飛散し、折角の優れた断熱性を有する遮蔽層が十分
な性能を発揮できない等ということがなく、熱膨張性黒
鉛とリン化合物の強固な複合遮蔽層が十分に可燃性成分
を覆うので、水和金属酸化物の消火性機能と相まって優
れた難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
【0040】請求項3記載の本発明は、上記請求項2記
載の本発明において使用するリン化合物を赤リンに特定
することによって、赤リンの有する上記ポリオレフィン
系樹脂に対する難燃化作用が相乗的に加わり、更に高度
の難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
載の本発明において使用するリン化合物を赤リンに特定
することによって、赤リンの有する上記ポリオレフィン
系樹脂に対する難燃化作用が相乗的に加わり、更に高度
の難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
【0041】請求項4記載の本発明は、上記請求項2記
載の本発明において使用するリン化合物をポリリン酸ア
ンモニウム又はメラミン変性ポリリン酸アンモニウムに
特定することによって、ポリリン酸アンモニウム又はメ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウムの有する上記ポリオ
レフィン系樹脂に対する難燃化作用が相乗的に加わり、
更に高度の難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
載の本発明において使用するリン化合物をポリリン酸ア
ンモニウム又はメラミン変性ポリリン酸アンモニウムに
特定することによって、ポリリン酸アンモニウム又はメ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウムの有する上記ポリオ
レフィン系樹脂に対する難燃化作用が相乗的に加わり、
更に高度の難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
【0042】請求項5記載の本発明は、上記請求項2記
載の本発明において使用するリン化合物を前記する一般
式(1)で表されるリン化合物に特定することによっ
て、前記する一般式(1)で表されるリン化合物の有す
る上記ポリオレフィン系樹脂に対する難燃化作用が相乗
的に加わり、更に高度の難燃性樹脂発泡体を提供できる
のである。
載の本発明において使用するリン化合物を前記する一般
式(1)で表されるリン化合物に特定することによっ
て、前記する一般式(1)で表されるリン化合物の有す
る上記ポリオレフィン系樹脂に対する難燃化作用が相乗
的に加わり、更に高度の難燃性樹脂発泡体を提供できる
のである。
【0043】請求項6記載の本発明は、上記請求項2記
載の本発明において使用する熱膨張性黒鉛がアンモニ
ア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ
土類金属化合物で中和処理されているので、本発明の発
泡性ポリオレフィン系樹脂難燃化組成物を高温高圧の条
件下に成形し、発泡させる工程において、変質や劣化を
きたすことなく、又、上記加工に使用するプラントに腐
食等の被害を与えることなく長時間安定して、高度の難
燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
載の本発明において使用する熱膨張性黒鉛がアンモニ
ア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ
土類金属化合物で中和処理されているので、本発明の発
泡性ポリオレフィン系樹脂難燃化組成物を高温高圧の条
件下に成形し、発泡させる工程において、変質や劣化を
きたすことなく、又、上記加工に使用するプラントに腐
食等の被害を与えることなく長時間安定して、高度の難
燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
【0044】本発明は、叙上の如く、一般粉塵として以
外、人を含む動物及び広く環境に対し安全な構成成分を
使用するものであり、ノンハロゲンによる可燃性樹脂組
成物の高度難燃化がなされているので、自動車室内用有
機資材、建築材料を含む広範な範囲にその用途を拡大で
きる。
外、人を含む動物及び広く環境に対し安全な構成成分を
使用するものであり、ノンハロゲンによる可燃性樹脂組
成物の高度難燃化がなされているので、自動車室内用有
機資材、建築材料を含む広範な範囲にその用途を拡大で
きる。
【0045】又、本発明は、上記樹脂組成物を架橋し、
発泡させているので、微細にして、且つ、均質な発泡構
造を有する難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
発泡させているので、微細にして、且つ、均質な発泡構
造を有する難燃性樹脂発泡体を提供できるのである。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を説明す
る。猶、実施例において、燃焼試験、発泡状態、外観の
各試験は以下に示した方法で測定、評価した。
る。猶、実施例において、燃焼試験、発泡状態、外観の
各試験は以下に示した方法で測定、評価した。
【0047】1.燃焼試験 JIS D 1201(自動車室内用有機資材の燃焼性
試験方法)に準拠して測定し、酸素指数30以上を○、
酸素指数30未満を×の2段階で評価した。
試験方法)に準拠して測定し、酸素指数30以上を○、
酸素指数30未満を×の2段階で評価した。
【0048】2.発泡状態 得られた発泡シートの横断面、縦断面をランダムに各5
視野を設定し、気泡の径が微細で均質であるか否か、そ
の発泡の状態によってシートの外観に悪影響があるか否
かを目視により観察し、○:良好、×:不良の2段階で
評価した。
視野を設定し、気泡の径が微細で均質であるか否か、そ
の発泡の状態によってシートの外観に悪影響があるか否
かを目視により観察し、○:良好、×:不良の2段階で
評価した。
【0049】3.外観 得られた発泡シートの表面状態を表面の平滑度、変色の
度合等を総合的に目視により観察し、○:良好、×:不
良の2段階で評価した。
度合等を総合的に目視により観察し、○:良好、×:不
良の2段階で評価した。
【0050】実施例及び比較例において使用する各材料
は、以下に示す。 EVA:酢酸ビニル含有量19重量%、密度0.94g
/cm3 、MI=2.5のエチレン−酢酸ビニル共重合
体 LDPE:密度0.92g/cm3 、MI=3.4の低
密度ポリエチレン LLDPE:密度0.92g/cm3 、MI=7.0の
直鎖状低密度ポリエチレン 水酸化アルミニウム:日本軽金属社製、B703S 水酸化マグネシウム:協和化学工業社製、キスマ5A ポリリン酸アンモニウム:住友化学工業社製、スミセー
フP メラミン変成ポリリン酸アンモニウム:住友化学工業社
製、スミセーフPM 赤リン:燐化学工業社製、ノーバレッド120 t−ブチルホスホン酸:和光純薬工業社製 熱膨張性黒鉛:日本化成社製、CA−60S 熱膨張性黒鉛:日本化成社製、CA−60S(中和処理
品) デカブロモジフェニルエーテル:旭硝子社製、AFR−
1021 三酸化アンチモン:三国製錬社製 発泡剤:大塚化学社製、アゾジカルボンアミド
は、以下に示す。 EVA:酢酸ビニル含有量19重量%、密度0.94g
/cm3 、MI=2.5のエチレン−酢酸ビニル共重合
体 LDPE:密度0.92g/cm3 、MI=3.4の低
密度ポリエチレン LLDPE:密度0.92g/cm3 、MI=7.0の
直鎖状低密度ポリエチレン 水酸化アルミニウム:日本軽金属社製、B703S 水酸化マグネシウム:協和化学工業社製、キスマ5A ポリリン酸アンモニウム:住友化学工業社製、スミセー
フP メラミン変成ポリリン酸アンモニウム:住友化学工業社
製、スミセーフPM 赤リン:燐化学工業社製、ノーバレッド120 t−ブチルホスホン酸:和光純薬工業社製 熱膨張性黒鉛:日本化成社製、CA−60S 熱膨張性黒鉛:日本化成社製、CA−60S(中和処理
品) デカブロモジフェニルエーテル:旭硝子社製、AFR−
1021 三酸化アンチモン:三国製錬社製 発泡剤:大塚化学社製、アゾジカルボンアミド
【0051】(実施例1〜5)、(比較例1〜6) 実施例及び比較例の各例において、表1及び表2に各々
表記した配合割合に従って各材料をラボプラストミルを
用いて、140℃、60rpmで5分間溶融混練し、難
燃性樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を成形温度14
0℃で熱プレスし、厚さ2.5mmの発泡性シートを得
た。次いで、この発泡性シートに電子線加速機を用いて
吸収線量が3.0Mradに相当する線量を照射して樹
脂成分を架橋させ、更にこれを240℃の熱風式発泡炉
で加熱して発泡させて難燃性樹脂発泡体を得た。得られ
た発泡体の性能は各々、表1及び表2に示した。
表記した配合割合に従って各材料をラボプラストミルを
用いて、140℃、60rpmで5分間溶融混練し、難
燃性樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を成形温度14
0℃で熱プレスし、厚さ2.5mmの発泡性シートを得
た。次いで、この発泡性シートに電子線加速機を用いて
吸収線量が3.0Mradに相当する線量を照射して樹
脂成分を架橋させ、更にこれを240℃の熱風式発泡炉
で加熱して発泡させて難燃性樹脂発泡体を得た。得られ
た発泡体の性能は各々、表1及び表2に示した。
【0052】(実施例6〜10)、(比較例7〜12) 中和された熱膨張性黒鉛 熱膨張性黒鉛:日本化成社製、CA−60S(中和処理
品)1gを純水100cm3 に投入し、スターラーで攪
拌しつつ、25℃及び100℃の2温度条件で5分、1
0分、20分及び30分後の各時間における液のpHを
測定した結果、いずれの条件でも、9.5であった。こ
れに対し、中和処理のないものは、同し測定で、pHは
3.23〜3.33であった。
品)1gを純水100cm3 に投入し、スターラーで攪
拌しつつ、25℃及び100℃の2温度条件で5分、1
0分、20分及び30分後の各時間における液のpHを
測定した結果、いずれの条件でも、9.5であった。こ
れに対し、中和処理のないものは、同し測定で、pHは
3.23〜3.33であった。
【0053】実施例1〜5における熱膨張性黒鉛をアン
モニアで中和処理した熱膨張性黒鉛に変更して使用した
以外、表3及び4に各々表記した配合割合に従って、実
施例1〜5と同様に難燃性樹脂発泡体を得た。得られた
発泡体の性能は各々、表3及び表4に示した。実施例6
〜10で用いられたラボプラストミルのシリンダー内面
には腐食は見られず、混練トルクも長時間安定してい
た。
モニアで中和処理した熱膨張性黒鉛に変更して使用した
以外、表3及び4に各々表記した配合割合に従って、実
施例1〜5と同様に難燃性樹脂発泡体を得た。得られた
発泡体の性能は各々、表3及び表4に示した。実施例6
〜10で用いられたラボプラストミルのシリンダー内面
には腐食は見られず、混練トルクも長時間安定してい
た。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂発泡体は、叙上の如
く、高い難燃性が達成できる。具体的には、酸素指数が
30以上であり、JIS D 1201−1973「自
動車室内用有機資材の燃焼性試験方法」では酸素指数が
30を超えるものはこの試験の最高のランク区分の難燃
1級に属する。上記の如く本発明の難燃性樹脂発泡体は
高い難燃性を有するので、燃焼時や加工時にハロゲン系
ガス等の有害な物質を発生しないので、幅広い用途に提
供できるのである。特に、高い難燃性が要求される建築
材料や自動車の内装材分野での使用に適している。
く、高い難燃性が達成できる。具体的には、酸素指数が
30以上であり、JIS D 1201−1973「自
動車室内用有機資材の燃焼性試験方法」では酸素指数が
30を超えるものはこの試験の最高のランク区分の難燃
1級に属する。上記の如く本発明の難燃性樹脂発泡体は
高い難燃性を有するので、燃焼時や加工時にハロゲン系
ガス等の有害な物質を発生しないので、幅広い用途に提
供できるのである。特に、高い難燃性が要求される建築
材料や自動車の内装材分野での使用に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−25476(JP,A) 特開 平6−228355(JP,A) 特開 平8−12805(JP,A) 特開 平3−41164(JP,A) 特開 平3−41163(JP,A) 特開 平7−179641(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/04 C08L 23/08
Claims (6)
- 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂もしく
はこれと他のポリオレフィン系樹脂からなる樹脂成分
(但し、樹脂成分中酢酸ビニル含有量が5〜20重量%
の範囲内にあるもの)100重量部に対し、水和金属酸
化物50〜200重量部、熱膨張性黒鉛とポリリン酸ア
ンモニウム類(ポリリン酸アンモニウム又はメラミン変
成ポリリン酸アンモニウム)の9:1〜1:9(重量比
率)の配合物5〜200重量部からなる樹脂組成物を架
橋し、発泡させてなる高難燃性樹脂発泡体。 - 【請求項2】 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂もしく
はこれと他のポリオレフィン系樹脂からなる樹脂成分
(但し、樹脂成分中酢酸ビニル含有量が5〜20重量%
の範囲内にあるもの)100重量部に対し、水和金属酸
化物50〜200重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛
とリン化合物の9:1〜1:9(重量比率)の配合物5
〜100重量部からなる樹脂組成物を架橋し、発泡させ
てなる高難燃性樹脂発泡体。 - 【請求項3】 請求項2記載のリン化合物が赤リンであ
る高難燃性樹脂発泡体。 - 【請求項4】 請求項2記載のリン化合物がポリリン酸
アンモニウム又はメラミン変成ポリリン酸アンモニウム
である高難燃性樹脂発泡体。 - 【請求項5】 請求項2記載のリン化合物が下記構造式
で表されるリン化合物である高難燃性樹脂発泡体。 【化1】 (式中、R1 は水素もしくは炭素原子1〜16個からな
る直鎖状又は分岐のあるアルキル基又はアリール基、R
2 は水素もしくは炭素原子1〜16個からなる直鎖状又
は分岐のあるアルキル基、アルコキシ基、アリール基又
はアリーロキシ基、R3 は水素もしくは炭素原子1〜1
6個からなる直鎖状又は分岐のあるアルキル基又はアリ
ール基を表す。) - 【請求項6】 請求項2記載の中和処理された熱膨張性
黒鉛がアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化
合物、アルカリ土類金属化合物で中和処理された熱膨張
性黒鉛である高難燃性樹脂発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31884594A JP3320575B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-12-21 | 高難燃性樹脂発泡体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-200514 | 1994-08-25 | ||
JP20051494 | 1994-08-25 | ||
JP31884594A JP3320575B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-12-21 | 高難燃性樹脂発泡体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113662A JPH08113662A (ja) | 1996-05-07 |
JP3320575B2 true JP3320575B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=26512236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31884594A Expired - Fee Related JP3320575B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-12-21 | 高難燃性樹脂発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320575B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6958184B2 (en) | 1997-01-16 | 2005-10-25 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Fire-resistant sheetlike molding, fire-resistant laminate for covering steel, fire-resistant structure for wall, and method for constructing fire-resistant steel and fire-resistant wall |
CA2277991C (en) * | 1997-01-16 | 2006-04-25 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Fire-resistant sheetlike molding, fire-resistant laminate for covering steel, fire-resistant structure for wall, and method for constructing fire-resistant steel and fire-resistant wall |
ATE264365T1 (de) * | 2000-11-09 | 2004-04-15 | Niemann Hans Dieter | Formmasse zur herstellung von aufschäumen- den brandschutzformteilen |
JP4627133B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2011-02-09 | 電気化学工業株式会社 | 樹脂組成物及び接着剤 |
ATE410468T1 (de) * | 2005-08-08 | 2008-10-15 | Alveo Ag | Weicher polyolefinschaum mit hoher hitzebeständigkeit |
EP2085421A1 (fr) * | 2008-01-25 | 2009-08-05 | Nmc S.A. | Compositions de mousse ignifuge |
ATE530597T1 (de) * | 2008-01-25 | 2011-11-15 | Nmc Sa | Flammwidrige schaumstoffzusammensetzungen |
JP6085931B2 (ja) * | 2012-09-27 | 2017-03-01 | 大日本印刷株式会社 | 積層シート及び発泡積層シート |
JP6769867B2 (ja) * | 2015-02-25 | 2020-10-14 | 積水化学工業株式会社 | 耐火性樹脂組成物 |
WO2018117075A1 (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | 積水化学工業株式会社 | 耐火樹脂組成物及び耐火樹脂成形体 |
CN108727679A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-11-02 | 福州大学 | 一种改性聚磷酸铵/石墨烯阻燃eva泡沫复合材料 |
JP2020033519A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 積水化学工業株式会社 | 難燃性発泡体 |
KR102315752B1 (ko) * | 2020-02-11 | 2021-10-21 | 한국신발피혁연구원 | 난연성이 우수한 친환경 자동차 시트용 발포체 조성물 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31884594A patent/JP3320575B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08113662A (ja) | 1996-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3320575B2 (ja) | 高難燃性樹脂発泡体 | |
US20050075442A1 (en) | Fire retarded polymer composition | |
JP2006506486A (ja) | 膨張性専門化学物質を含有する、熱可塑性又は熱硬化性耐火組成物 | |
JP4768938B2 (ja) | エポキシ樹脂発泡体 | |
JP5877023B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JP3354674B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 | |
JP3504991B2 (ja) | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2007231216A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体及びその製造方法 | |
JPH09208731A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JP3299899B2 (ja) | 耐火性樹脂組成物 | |
JPH093256A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物 | |
JP3550184B2 (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH0873649A (ja) | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH08193141A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH0948870A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH08198994A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH08113671A (ja) | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3325490B2 (ja) | オレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH09151268A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH07258447A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物ならびに難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法 | |
JP3276169B2 (ja) | 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物及び難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH08193142A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH0570620A (ja) | 難燃性樹脂発泡体用組成物、難燃性樹脂発泡体及び難燃性樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH08325408A (ja) | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH06336536A (ja) | 難燃剤、難燃性樹脂組成物及び難燃性発泡体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |