JPH11156576A - レーザ加工機におけるパイプ切断方法およびその装置 - Google Patents

レーザ加工機におけるパイプ切断方法およびその装置

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JPH11156576A
JPH11156576A JP9328704A JP32870497A JPH11156576A JP H11156576 A JPH11156576 A JP H11156576A JP 9328704 A JP9328704 A JP 9328704A JP 32870497 A JP32870497 A JP 32870497A JP H11156576 A JPH11156576 A JP H11156576A
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JP
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pipe
inverted
chuck
roller conveyors
type
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JP9328704A
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English (en)
Inventor
Takaaki Yamanashi
貴昭 山梨
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプの自動供給および製品の搬出、廃材の
処理を自動的に行なう。 【解決手段】 パイプ供給装置17の2つのローラコン
ベアのコンベア面間にパイプWが載置される。コンベア
面間の開き角度が調整自在であるのでパイプWの大きさ
に対応してパイプWの中心の高さが逆C型インデックス
装置15のチャックの中心位置へ自動調整される。パイ
プWはローラコンベアにより前進移動され、パイプ位置
決め装置13へ自動的に供給され、原点位置決めされ
る。パイプWは逆C型インデックス装置15のチャック
で把持され、回転割出しされながらレーザビームにより
切断加工される。このときパイプWの後端側はコンベア
面の間で支持されている。この切断加工されたパイプW
は逆C型インデックス装置15のチャックを解放するこ
とにより、逆C型インデックス装置15の下向きの開口
部から下方へ落下されて自動的に搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機にお
けるパイプ切断方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機101において、図
8に示されているように、加工テーブル103上の左端
にはパイプWを把持するチャック105を備えると共に
このチャック105で把持したパイプWを回転するパイ
プ回転装置107と、加工テーブル103の右端には前
記パイプWの先端を前記パイプ回転装置107へ押圧す
る芯押し台109が設けられている。
【0003】また、前記加工テーブル103の上方には
前記パイプ回転装置107と芯押し台109間で支持さ
れたパイプWをレーザ加工するレーザ加工ヘッド111
がパイプWの長手方向に移動自在に設けられている。
【0004】パイプWをパイプ回転装置107のチャッ
ク105で把持し、芯押し台109でパイプWの先端を
パイプ回転装置107へ押圧してパイプWを支持固定
し、前記パイプ回転装置107のチャック105を回転
することによりレーザビームによる切断加工が行なわれ
る。この切断加工は図8に示されているように芯押し台
109側からパイプ回転装置107のチャック105へ
向けて行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレー
ザ加工機における切断装置においては、パイプWの先端
はチャック105内に挿通して把持されるのでパイプW
の原点位置を位置決めできず、またパイプWの端面加工
ができないという問題点があった。
【0006】また、パイプWの加工範囲は芯押し台10
9からパイプ回転装置107のチャック105間のみで
あるので、1つのパイプWを加工終了した後は前記チャ
ック105を緩めてから、作業者がパイプWを後方から
チャック105内に挿通しながら芯押し台109側へ移
動するか、あるいは加工終了したパイプWを外した後に
他のパイプWをパイプ回転装置107と芯押し台109
間へセッティングする必要があるので、パイプWの供給
および廃材の処理ができないという問題点があった。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、パイプの自動供給および製品
の搬出、廃材の処理を自動的に行なえるレーザ加工機に
おけるパイプ切断方法およびその装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のレーザ加工機におけるパイ
プ切断方法は、互いにほぼV字形状をなすように配置さ
れた2つのローラコンベアのコンベア面間にパイプを載
置し、この2つのローラコンベアを回転駆動することに
より前記コンベア面間に載置されたパイプを前進移動し
てパイプ位置決め装置へ供給し、このパイプ位置決め装
置で位置決めされたパイプを逆C型インデックス装置の
チャックで把持すると共に、この把持されたパイプを回
転割出ししながらレーザ加工ヘッドからのレーザビーム
により切断加工し、この切断加工されたパイプを前記逆
C型インデックス装置のチャックを解放することによ
り、逆C型インデックス装置の下向き開口部から下方へ
落下せしめて搬出することを特徴とするものである。
【0009】したがって、2つのローラコンベアを回転
駆動することによりパイプが自動的に供給され、逆C型
インデックス装置を通過してパイプの先端がパイプ位置
決め装置へ突き当たるので、パイプの原点位置決めが正
確に行われる。
【0010】次に、原点位置決めされたパイプは逆C型
インデックス装置のチャックで把持されて回転割出しさ
れながらレーザ加工されるので、パイプの端面加工も容
易に行われる。このとき、パイプの後端側は2つのロー
ラコンベアのコンベア面上で支持されている。
【0011】切断加工されたパイプの製品は、逆C型イ
ンデックス装置のチャックが解放することにより下向き
開口部から下方へ落下して自動的に搬出される。以上の
ように、パイプの自動供給および製品の搬出や廃材の処
理が自動的に行われる。
【0012】請求項2によるこの発明のレーザ加工機に
おけるパイプ切断方法は、請求項1記載のレーザ加工機
におけるパイプ切断方法において、前記載置されるパイ
プの径に応じて2つのローラコンベアのコンベア面間の
開き角度を開閉することにより、前記パイプを前記逆C
型インデックス装置のチャック間のほぼ中心位置の延長
線上に位置決めし、前記逆C型インデックス装置のチャ
ックを前記パイプの径に応じて前記中心方向へ進退移動
せしめることを特徴とするものである。
【0013】したがって、2つのローラコンベアのコン
ベア面間の開き角度を調整することにより、パイプの大
きさに対応してパイプの中心の高さを逆C型インデック
ス装置のチャックの中心位置へ調整できる。しかも、前
記逆C型インデックス装置のチャック間のほぼ中心位置
に供給されたパイプは、パイプ径の大きさに対応して逆
C型インデックス装置のチャックの進退により容易に把
持される。
【0014】請求項3によるこの発明のレーザ加工機に
おけるパイプ切断装置は、レーザ加工ヘッドの下方の加
工領域に配置され、パイプの先端を突当て位置決めする
パイプ位置決め装置と、このパイプ位置決め装置で位置
決めされたパイプを把持するチャックを備え、このチャ
ックで把持されたパイプを回転割出しすると共に下向き
開口部を備えた逆C型インデックス装置と、この逆C型
インデックス装置および前記パイプ位置決め装置へパイ
プを供給せしめるパイプ供給装置とからなり、前記パイ
プ供給装置は、多数のローラからなる2つのローラコン
ベアを各コンベア面が互いにほぼV字形状をなすように
傾斜角を設けて配置し、この2つのローラコンベアのコ
ンベア面間に載置されたパイプを進退移動すべく前記2
つのローラコンベアを正逆回転駆動可能に設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0015】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、2つのローラコンベアを回転駆動することにより
パイプが自動的に供給される。逆C型インデックス装置
を通過してパイプの先端がパイプ位置決め装置へ突き当
たるので、パイプの原点位置決めが正確に行われる。
【0016】次に、原点位置決めされたパイプは逆C型
インデックス装置のチャックで把持されて回転割出しさ
れながらレーザ加工されるので、パイプの端面加工も容
易に行われる。このとき、パイプの後端側は2つのロー
ラコンベアのコンベア面上で支持されている。
【0017】切断加工されたパイプの製品は、逆C型イ
ンデックス装置のチャックが解放することにより下向き
開口部から下方へ落下して自動的に搬出される。以上の
ように、パイプの自動供給および製品の搬出や廃材の処
理が自動的に行われる。
【0018】請求項4によるこの発明のレーザ加工機に
おけるパイプ切断装置は、請求項3記載のレーザ加工機
におけるパイプ切断装置において、前記2つのローラコ
ンベアのコンベア面間の開き角度を開閉自在に設け、前
記逆C型インデックス装置のチャックを前記パイプの径
に応じて前記中心方向へ進退自在に設けてなることを特
徴とするものである。
【0019】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、2つのローラコンベアのコンベア面間の開き角度
を調整することにより、パイプの大きさに対応してパイ
プの中心の高さを逆C型インデックス装置のチャックの
中心位置へ調整できる。しかも、前記逆C型インデック
ス装置のチャック間のほぼ中心位置に供給されたパイプ
は、パイプ径の大きさに対応して逆C型インデックス装
置のチャックの進退により容易に把持される。
【0020】請求項5によるこの発明のレーザ加工機に
おけるパイプ切断装置は、請求項3又は4記載のレーザ
加工機におけるパイプ切断装置においては、前記逆C型
インデックス装置の下方にワークシュータを設けてなる
ことを特徴とする。
【0021】したがって、逆C型インデックス装置から
解放されたパイプの製品は下方のワークシュータに落下
し、自動的に搬出される。
【0022】請求項6によるこの発明のレーザ加工機に
おけるパイプ切断装置は、請求項3、4又は5記載のレ
ーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記パイ
プ位置決め装置と前記逆C型インデックス装置と前記パ
イプ供給装置とからなる一連のパイプ切断装置を、複数
列、前記加工領域に配置することを特徴とするものであ
る。
【0023】したがって、一連のパイプ切断装置を複数
列、配置されることにより、タクトタイムの向上が図ら
れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ加工機にお
けるパイプ切断装置の実施の形態について、図面を参照
して説明する。
【0025】図1〜図3を参照するに、本実施の形態に
係わるレーザ加工機1は、カンチレバー方式の3軸光軸
移動タイプのNCレーザ加工機に、本発明に係わるパイ
プ切断装置を使用した例を示したものである。
【0026】レーザ加工機1は、図示せざるNC装置の
制御の下に駆動されるX軸駆動手段によりX軸方向に移
動位置決め自在のX軸キャリッジ3を備え、このX軸キ
ャリッジ3には、前記X軸方向と直交するY軸方向に、
前記NC装置の制御の下に駆動されるY軸駆動手段によ
り移動位置決め自在のY軸キャリッジ5が設けられてい
る。このY軸キャリッジ5の下部には前記X,Y軸に直
交するZ軸方向に移動位置決め自在のレーザ加工ヘッド
7が設けられており、このレーザ加工ヘッド7にはレー
ザ加工用の集光装置(図示省略)を備えたノズル9が取
付けられている。
【0027】また、前記レーザ加工機1の上部には、炭
酸ガスレーザ発振器11が備えられており、この炭酸ガ
スレーザ発振器11からのレーザビームは、前記Y軸キ
ャリッジ5に設けられたレーザ加工ヘッド7を経由して
前記ノズル9まで図示せざる光学系により導かれるよう
に構成されている。
【0028】前記レーザ加工機1においては、レーザ加
工ヘッド7の下方の加工領域には、加工の内容により、
例えば板材を加工する場合にはワークテーブル(図示省
略)が設置され、パイプを切断加工する場合には図1〜
図3に示されているように本発明に係わるパイプ位置決
め装置13、逆C型インデックス装置15、パイプ供給
装置17からなる一連のパイプ切断装置19が設置でき
るようになっている。
【0029】次に、このパイプ切断装置19の実施の形
態について図1〜図3を参照しながら説明する。レーザ
加工ヘッド7の下方の加工領域には図3に示されている
ようにタクトタイムの向上を図るために2連のパイプ切
断装置19が並列に設けられている。
【0030】前記加工領域の図1および図2において左
方側には切断加工されるべきパイプWの先端を突当てて
位置決めするパイプ位置決め装置13が設けられてい
る。
【0031】前記パイプ位置決め装置13の図1および
図2において右側には逆C型インデックス装置15が配
置されている。なお、この逆C型インデックス装置15
に装着されたパイプWは、前記レーザ加工機1のNC装
置の制御の下に駆動されるパイプ回転用のサーボモータ
(図示省略)によって連続的にインデックス制御するこ
とが可能となっている。
【0032】前記逆C型インデックス装置15は図7に
示されているように下向きに開口部21を備えた逆C字
形の溝部23を有する本体フレーム25が設けられてい
る。この本体フレーム25の面板の一側表面には、外周
に設けたガイド溝(図示省略)に係合して、ワーク回転
部材27を回転自在に支承する複数個の支持ローラ29
がほぼ均等の間隔に設けられている。
【0033】前記ワーク回転部材27には本体フレーム
25の逆C字形の溝部23とほぼ同一の逆C字形溝部が
設けられており、パイプWをワーク回転部材27の内部
に搬入搬出するため開口部31が設けられ、全体の外観
はほぼ逆C字形をなしている。なお、前記支持ローラ2
9は前記本体フレーム25の面板に回転自在に設けられ
ている。
【0034】また、前記ワーク回転部材27の外形部に
は歯車(図示省略)が設けられており、この外形部の歯
車には歯付きベルトのようなベルトを介してサーボモー
タによって駆動される2個の駆動歯車(図示省略)が係
合されている。
【0035】また、前記ワーク回転部材27には前記パ
イプ位置決め装置13で位置決めされたパイプWを把持
および解放自在な複数のチャック33が備えられてい
る。この複数のチャック33はパイプ径の大きさに応じ
て調整できるようにパイプWの中心方向に向けて同期し
て進退移動自在に設けられている。
【0036】上記構成において、前記NC装置の制御の
下にサーボモータを駆動すれば、ワーク回転部材27は
2個の駆動歯車によって指定した回転速度で指定した回
転方向に回転角度だけ回転駆動することができる。した
がって、逆C型インデックス装置15では、チャック3
3で把持されたパイプWが回転割出しされながらレーザ
加工ヘッド7からのレーザビームにより切断加工され
る。
【0037】なお、逆C型インデックス装置15の下方
には図7に示されているように落下するパイプWをパイ
プ収納ボックス31に搬出せしめるワークシュータ34
が設けられている。このワークシュータ34の下方斜め
にはパイプ収納ボックス35が配置されている。
【0038】前記逆C型インデックス装置15の図1お
よび図2において右方側には、前記逆C型インデックス
装置15および前記パイプ位置決め装置13へパイプW
を供給せしめるパイプ供給装置17が設けられている。
【0039】前記パイプ供給装置17は、図4に示され
ているように多数の駆動ローラ39から構成される2つ
のローラコンベア41の各コンベア面43が互いにほぼ
V字形状をなすように傾斜角を設けて配置されている。
【0040】前記各ローラコンベア41は、図5および
図6に示されているように多数の駆動ローラ39が適宜
間隔を介して並べられており、多数の駆動ローラ39の
下端側には駆動プーリ45が設けられている。さらに、
互いに隣接する駆動プーリ45の間には図6に示されて
いるように若干離れた位置に支持プーリ47が配置され
ており、ローラコンベア41の一端側にはモータ49に
より回転駆動されるモータ用プーリ51が備えられてい
る。これらの駆動プーリ45と支持プーリ47には図6
に示されているようにベルト53が交互に掛け回されて
おり、このベルト53は2個の補助プーリ55を介して
前記モータ用プーリ51に無端環状に掛け回されてい
る。
【0041】上記構成により、モータ49が正逆回転す
ることにより駆動ローラ39がベルト53を介して同一
方向に正逆回転されるので、図4に示されているように
前記2つのローラコンベア41のコンベア面43の間に
載置されたパイプWは進退移動される。
【0042】また、前記2つのローラコンベア41は図
示せざるコンベア開閉機構により2つのローラコンベア
41のコンベア面43の開き角度θが開閉自在に設けら
れている。コンベア面43の開き角度θはパイプWの大
きさに応じてパイプWの中心が前記逆C型インデックス
装置15の逆C字形の溝部23のほぼ中心に位置するよ
うに調整される。
【0043】上記構成から、前記2つのローラコンベア
41のコンベア面43の間にパイプWが載置され、2つ
のローラコンベア41のコンベア面43の開き角度θが
調整されることによりパイプWの大きさに対応してパイ
プWの中心の高さが前記逆C型インデックス装置15の
チャック33のほぼ中心位置に調整できる。
【0044】2つのローラコンベア41がモータ49に
より回転駆動されると、前記コンベア面43の間に載置
されたパイプWは前進移動して前記逆C型インデックス
装置15の逆C字形の溝部23のほぼ中心を通過してパ
イプ位置決め装置13へ自動的に供給される。
【0045】パイプWの先端は前記パイプ位置決め装置
13に突き当たるので、パイプWの原点位置決めが正確
に行われて完了する。
【0046】この位置決めされたパイプWは逆C型イン
デックス装置15の複数のチャック33で把持され、こ
の把持されたパイプWはサーボモータ49の回転駆動に
よりワーク回転部材27が回転されるので回転割出しさ
れる。このとき、パイプWの後端側は2つのローラコン
ベア41のコンベア面43の間に支持されているので、
パイプWは回転割出しされながらレーザ加工ヘッド7か
らのレーザビームにより切断加工される。
【0047】この切断加工完了後、ワーク回転部材27
は開口部31が下方に位置するように原位置に復帰し、
前記逆C型インデックス装置15のチャック33が解放
することにより、切断されたパイプWの製品は逆C型イ
ンデックス装置15の下向き開口部21から下方のワー
クシュータ33へ落下してパイプ収納ボックス35へ自
動的に搬出される。
【0048】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では
レーザ加工機としてカンチレバー方式の3軸光軸移動タ
イプのNCレーザ加工機を例にとって説明したがその他
のレーザ加工機であっても構わない。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、2つのローラ
コンベアを回転駆動することによりパイプを自動的に供
給でき、逆C型インデックス装置を通過してパイプの先
端がパイプ位置決め装置へ突き当たるので、パイプの原
点位置決めを正確に行なうことができる。
【0050】次に、原点位置決めされたパイプは逆C型
インデックス装置のチャックで把持されて回転割出しさ
れながらレーザ加工されるので、パイプの端面加工も容
易に行なうことができる。このとき、パイプの後端側は
2つのローラコンベアのコンベア面上で支持できる。
【0051】切断加工されたパイプの製品は、逆C型イ
ンデックス装置のチャックが解放することにより下向き
開口部から下方へ落下して自動的に搬出できる。以上の
ように、パイプの自動供給および製品の搬出や廃材の処
理を自動的に行なうことができる。
【0052】請求項2の発明によれば、2つのローラコ
ンベアのコンベア面間の開き角度を調整することによ
り、パイプの大きさに対応してパイプの中心の高さを逆
C型インデックス装置のチャックの中心位置へ調整でき
る。しかも、パイプは前記逆C型インデックス装置のチ
ャック間のほぼ中心位置に供給されるので、パイプ径の
大きさに対応して逆C型インデックス装置のチャックの
進退により容易に把持できる。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、2つのローラコンベアを回転駆動す
ることによりパイプを自動的に供給でき、逆C型インデ
ックス装置を通過してパイプの先端がパイプ位置決め装
置へ突き当たるので、パイプの原点位置決めを正確に行
なうことができる。
【0054】次に、原点位置決めされたパイプは逆C型
インデックス装置のチャックで把持されて回転割出しさ
れながらレーザ加工されるので、パイプの端面加工も容
易に行なうことができる。このとき、パイプの後端側は
2つのローラコンベアのコンベア面上で支持できる。
【0055】切断加工されたパイプの製品は、逆C型イ
ンデックス装置のチャックが解放することにより下向き
開口部から下方へ落下して自動的に搬出できる。以上の
ように、パイプの自動供給および製品の搬出や廃材の処
理を自動的に行なうことができる。
【0056】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、パイプ供給装置では2つのローラコ
ンベアのコンベア面間の開き角度を調整することによ
り、パイプの大きさに対応してパイプの中心の高さを逆
C型インデックス装置のチャックの中心位置へ調整でき
る。しかも、パイプは前記逆C型インデックス装置のチ
ャック間のほぼ中心位置に供給されるので、パイプ径の
大きさに対応して逆C型インデックス装置のチャックの
進退により容易に把持できる。
【0057】請求項5の発明によれば、逆C型インデッ
クス装置から解放されたパイプの製品は下方のワークシ
ュータに落下するので、自動的に搬出できる。
【0058】請求項6の発明によれば、一連のパイプ切
断装置を複数列、配置されることにより、タクトタイム
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NCレーザ加工機に本発明に係わるレーザ加工
機のパイプ切断装置を使用した例の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、パイプ供給
装置の一部を示す斜視図である。
【図5】パイプ供給装置の駆動ローラの回転駆動機構を
示す説明図である。
【図6】パイプ供給装置の駆動ローラの回転駆動機構を
示す説明図である。
【図7】逆C型インデックス装置の概略図である。
【図8】従来例を示すもので、レーザ加工機の加工テー
ブル上の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 7 レーザ加工ヘッド 13 パイプ位置決め装置 15 逆C型インデックス装置 17 パイプ供給装置 19 パイプ切断装置 21 開口部 23 溝部(逆C字形の) 33 チャック 35 パイプ収納ボックス 33 ワークシュータ 39 駆動ローラ 41 ローラコンベア 43 コンベア面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼV字形状をなすように配置さ
    れた2つのローラコンベアのコンベア面間にパイプを載
    置し、 この2つのローラコンベアを回転駆動することにより前
    記コンベア面間に載置されたパイプを前進移動してパイ
    プ位置決め装置へ供給し、 このパイプ位置決め装置で位置決めされたパイプを逆C
    型インデックス装置のチャックで把持すると共に、この
    把持されたパイプを回転割出ししながらレーザ加工ヘッ
    ドからのレーザビームにより切断加工し、 この切断加工されたパイプを前記逆C型インデックス装
    置のチャックを解放することにより、逆C型インデック
    ス装置の下向き開口部から下方へ落下せしめて搬出する
    ことを特徴とするレーザ加工機におけるパイプ切断方
    法。
  2. 【請求項2】 前記載置されるパイプの径に応じて2つ
    のローラコンベアのコンベア面間の開き角度を開閉する
    ことにより、前記パイプを前記逆C型インデックス装置
    のチャック間のほぼ中心位置の延長線上に位置決めし、
    前記逆C型インデックス装置のチャックを前記パイプの
    径に応じて前記中心方向へ進退移動せしめることを特徴
    とする請求項1記載のレーザ加工機におけるパイプ切断
    方法。
  3. 【請求項3】 レーザ加工ヘッドの下方の加工領域に配
    置され、パイプの先端を突当て位置決めするパイプ位置
    決め装置と、 このパイプ位置決め装置で位置決めされたパイプを把持
    するチャックを備え、このチャックで把持されたパイプ
    を回転割出しすると共に下向き開口部を備えた逆C型イ
    ンデックス装置と、 この逆C型インデックス装置および前記パイプ位置決め
    装置へパイプを供給せしめるパイプ供給装置とからな
    り、 前記パイプ供給装置は、多数のローラからなる2つのロ
    ーラコンベアを各コンベア面が互いにほぼV字形状をな
    すように傾斜角を設けて配置し、この2つのローラコン
    ベアのコンベア面間に載置されたパイプを進退移動すべ
    く前記2つのローラコンベアを正逆回転駆動可能に設け
    てなることを特徴とするレーザ加工機におけるパイプ切
    断装置。
  4. 【請求項4】 前記2つのローラコンベアのコンベア面
    間の開き角度を開閉自在に設け、前記逆C型インデック
    ス装置のチャックを前記パイプの径に応じて前記中心方
    向へ進退自在に設けてなることを特徴とする請求項3記
    載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  5. 【請求項5】 前記逆C型インデックス装置の下方にワ
    ークシュータを設けてなることを特徴とする請求項3又
    は4記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  6. 【請求項6】 前記パイプ位置決め装置と前記逆C型イ
    ンデックス装置と前記パイプ供給装置とからなる一連の
    パイプ切断装置を、複数列、前記加工領域に配置するこ
    とを特徴とする請求項3、4又は5記載のレーザ加工機
    におけるパイプ切断装置。
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