JP3437269B2 - 切断機における送材装置およびその送材装置を用いた端材と最終製品処理方法 - Google Patents

切断機における送材装置およびその送材装置を用いた端材と最終製品処理方法

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JP3437269B2 JP16958494A JP16958494A JP3437269B2 JP 3437269 B2 JP3437269 B2 JP 3437269B2 JP 16958494 A JP16958494 A JP 16958494A JP 16958494 A JP16958494 A JP 16958494A JP 3437269 B2 JP3437269 B2 JP 3437269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、切断機における送材
装置およびその送材装置を用いた端材と最終製品処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機にワークを送材するライン
において、所望の長さに切断機において切断し残った端
材を処理する方法としては、次に切断をするワークで残
った端材を押し出したり、前バイスにて端材をクランプ
して引き出すのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の切断機にワークを送材するラインは、端材を処理す
る手段として次に送材するワークで端材を押し出してい
たが、次のワークは形状、大きさが同じでなければ円滑
に端材を押し出すことができない。また、前バイスで端
材を引き出すには、装置が複雑になり、次工程に対する
汎用性が低いという問題があった。
【0004】この発明の目的は、送材装置にバイス機能
とプッシャ機能と定寸機能のうち全部あるいは複数の機
能を備えたことにより、ワーク搬入装置として装置の簡
単化を図り、次工程に対する汎用性の向上と共に、端材
と最終製品の処理の容易化を図った切断機における送材
装置およびその送材装置を用いた端材と最終製品処理方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する手
段として請求項1に記載の切断機における送材装置は、
切断機の後方側に送材コンベアを設け、該送材コンベア
の一側に給材装置を設け、該給材装置から前記送材コン
ベアへ移載されたワークを前記切断機へ送材する送材装
置にして、該送材装置が前記送材コンベア上に載置した
ワークの全長を測定する測長機能を有する定寸装置と、
前記送材コンベア上に載置した前記ワークの後端をクラ
ンプする接近離反自在な一対の可動バイスを有し、該一
対の可動バイスの先端内側に前記ワークの後端を検出す
るワーク後端検出センサを設けたワーク後端用クランプ
装置と、前記切断機で切断されたワークを送り出すプッ
シャ装置とを備えていることを要旨とするものである。
【0006】請求項2に記載の送材装置を用いた端材と
最終製品処理方法は、切断機の後方側に備えた送材コン
ベア上を走行する送材装置を用いて端材と最終製品を処
理する方法にして、送材コンベア上に移載されたワーク
を該送材コンベアを駆動して前記切断機の搬出側に設け
たストッパに当接させ、前記送材装置を走行させて該送
材装置に備えたワーク後端用クランプ装置にワークの後
端をクランプすると共に、前記送材装置に備えた定寸装
置にてワークの全長を測定し、順次ワークを前記送材装
置にて送って前記切断機で所望の長さの製品に切断し、
最終製品を取りうるワークが残されると該最後のワーク
の前端側を端材として切断することを要旨とするもので
ある。
【0007】また、請求項3に記載の送材装置を用いた
端材と最終製品処理方法は、請求項2に記載の送材装置
を用いた端材と最終製品処理方法において、前記最終
品を取りうる端材の長さと最終製品の長さの和である
ークの長さが長尺の場合には、端材と最終製品を共に前
記送材装置により一定長さ前方へ押し出し、前記最終
品を取り得る端材の長さと最終製品の長さの和である
ークの長さが短尺の場合には、端材と最終製品を共に
記送材装置におけるワーク後端用クランプ装置に設けた
プッシャ装置によって押し出し、前記切断機で切断され
た前記端材を切断機の搬出側に設けた搬出コンベア上へ
移載して搬出処理し、残った最終製品が長尺の場合に
は、前記送材コンベアにより前記搬出コンベア上に押し
出し、前記搬出コンベアにて搬出し、前記最終製品が短
尺の場合には、前記送材装置に備えた前記プッシャ装置
によって前記搬出コンベアまで押し出して搬出処理する
ことを要旨とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1によるこの発明の切断機における送材
装置とすることにより、給材装置に載置されたワークは
送材コンベア上に供給され、送材コンベア上に移載され
たワークは、送材装置に備えた定寸装置によりワーク全
長を測定したり、ワークの後端をワーク後端用クランプ
装置によりクランプしたり、プッシャ装置がワーク後端
に当接した際、送材装置の移動を停止させたり、切断後
のワークを送り出したりすることができる。また、前記
ワーク後端用クランプ装置が接近離反自在な一対の可動
バイスを備えており、この可動バイスの先端内側にワー
ク後端検出センサを設けてあるのでワークの後端を確実
に検出できる。
【0010】上述した送材装置に備えた機能を全部ある
いは複数組合せことにより、自動切断ラインにおいてワ
ークが変っても、一つの製品あるいは端材ごとに一回ず
つ処理が可能となる。
【0011】
【0012】また、請求項2または請求項3による前記
送材装置を用いて端材と最終製品を処理する方法として
は、定寸装置によりワークの全長が計測されているの
で、切断機に所望の長さに順次ワークを切断していく
と、最終の製品と端材分のワークが残る。ここで、残っ
たワークの先端側を端材として切断する。そして、最終
製品が長尺の場合には、送材装置を移動させて端材と共
に最終製品を一定長さ押し出し、最終製品が短尺の場合
には、送材装置に備えたプッシャ装置により最終製品を
押し出し、端材を切断機の搬出側に設けた搬出コンベア
上へ移載して端材を搬出処理する。
【0013】残った最終製品は、長さが長尺の場合は、
送材コンベアにて搬出し搬出コンベアにて搬出処理し、
長さが短尺の場合は、送材装置に備えたプッシャ装置を
作動して搬出コンベアまで押し出して搬出処理する。こ
のため、端材と最終製品を確実に搬出が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】先ず理解を容易にするため、切断機として
例えば横型帯鋸盤におけるライン構成について概略的に
説明する。
【0016】図9および図10を参照するに、例えばス
イングタイプの横型帯鋸盤のごとき切断機1の一方側
(図9において右側)にワーク搬入装置3が設けられて
いると共に、切断機1の他方側(図9において左側)に
は切断材搬出装置5が設けられている。この切断材搬出
装置5は、一部図示を省略してあるが複数のローラ7を
備えた搬出コンベア9で構成され、適宜位置にシリンダ
等により上下動するストッパ11が設けられている。
【0017】なお、前記切断機1としては、例えばスイ
ングタイプの横型帯鋸盤であり、この横型帯鋸盤は公知
の構成のものであるため、詳細な構造説明は省略する
が、本体バイス13を備えている。
【0018】前記ワーク搬入装置3は、切断機1へワー
クWを送材する送材コンベア15と、この送材コンベア
15上に前後方向(図9において左右方向)へ移動自在
な送材装置17と、前記送材コンベア15へワークWを
供給する給材装置19とで、構成されている。
【0019】送材コンベア15は、複数本のVローラ2
1が回転自在に架台23上に設けられていて、Vローラ
21に移載されたワークWを切断機1へ送材する。
【0020】送材装置17は、ワークWの後端をクラン
プするバイス装置25とワークWを押し出すプッシャ装
置27と定寸装置29とで構成されている。より詳細に
はバイス装置25は、前記送材コンベア15に設けたV
ローラ21のワークWが載置される中心に対して左右振
分けて一対のバイス本体31が流体圧作動のシリンダ3
3により開閉され、ワークWをクランプ、アンクランプ
せしめるようになっている。また、プッシャ装置27
は、流体圧作動のシリンダ35にてプッシャ本体37を
前後進させ、ワークWの端面に当接しワークWを押圧す
る。
【0021】更に定寸装置29は、前記送材装置17に
備えられている。すなわち、前記送材コンベア15に隣
接して前後方向へ延伸して前記架台23上に複数のLM
ガイドレール39が敷設され、このLMガイドレール3
9にLMガイド(図示省略)を介して送材装置本体41
が設けられている。そして、前記LMガイドレール39
と平行してラック部材43が延伸して架台23に設けら
れ、このラック部材43に噛合するピニオン45が前記
送材装置本体41に装着され、このピニオン45を回転
せしめる駆動モータ47が前記送材装置本体41に設け
られている。
【0022】前記駆動モータ47は、エンコーダを備え
たサーボモータあでり、このサーボモータが発生するパ
ルスによりワークWの全長が測定される。
【0023】前記給材装置19は、前記送材コンベア1
5に隣接して前後方向へ延伸して設けられ、前記架台2
3より延伸してワーク支持枠49が設けられ、このワー
ク支持枠49内に複数のキツカ装置51が配設されてい
る。キツカ装置51は図10に詳細が示されているよう
に、下部に流体圧作動のシリンダ53を備え、このシリ
ンダ53により上下方向へ移動自在なキツカプレート5
5が設けられている。なお、符号57はストッパであ
り、符号59はシュート板である。更に、架台23上に
して前記送材コンベア15のVローラ21に隣接して複
数のストッパ61が配設されている。
【0024】このストッパ61は給材装置19より蹴出
されたワークWを送材コンベア15のVローラ21中心
に位置決めするもので、架台23上に設けた軸受63に
回動自在に回転軸65が装着され、この回転軸65の複
数箇所にストッパ板67が固着されている。そして、ス
トッパ板材67の先端下面に流体圧作動のシリンダ69
のピストンロッド71が連結されている。
【0025】上記構成により、まず給材装置19上に例
えば立体ストッカあるいはクレーンにてワークWが供給
され、このワークWをキツカ装置51の作動によりショ
ート板59上へ蹴出し、ワークWを送材コンベア15の
Vローラ21上へ移載する。なお、この際、Vローラ2
1の中心へワークWを位置決めするため、ストッパ61
に設けたストッパ板67を上昇させる。そして、ワーク
Wが転動して位置決めが終了したらストッパ板材61を
Vローラ21の上面より没する。
【0026】送材コンベア15のVローラ21上にワー
クWが供給されたら、Vローラ21を駆動してワークW
の先端が切断機1の般出側に設けたストッパ11に当接
するまで前進させる。そして、設定時間だけVローラ2
1を駆動させた後、Vローラ21の回転を停止させる。
【0027】この状態で送材装置17に設けたバイス装
置25の一対のバイス本体31の間隔を大きく開いた状
態で、送材装置17に設けた駆動モータ47を駆動させ
てピニオン45を回転させラック部材43により送材装
置17は前進する。そして、バイス装置25の先端に取
り付けた詳細を後述するセンサでワークWの後端を検出
した後、送材装置17を微速前進させる。
【0028】送材装置17に設けたプッシャ装置27の
プッシャ本体37は後退限にあり、このプッシャ本体3
7がワークWの後端面に当接すると、送材装置17に設
けた定寸装置29の1つの部材である駆動モータ47が
パルスを発生しなくなるので、ワークWがストッパ11
とプッシャ本体37とに当接したと判断して、バイス装
置25のバイス本体31を閉じワークWをクランプす
る。
【0029】この状態でワークWの全長が測定される。
すなわち、ストッパ11は送材方向に予め設定された位
置に固定されていて、駆動モータ47に備えられたエン
コーダにより送材装置17の位置が常に検出されるの
で、ワークWの全長が自動的に測定されることになる。
【0030】ワークWの全長測定後、ストッパ11は退
避し、ワークWは設定寸法まで送られて切断が開始す
る。以後、連続切断加工が行なわれる。なお、送材装置
17に設けたプッシャ装置27のプッシャ本体37は、
常にワークWの後端に当接した状態で送材、切断作業が
行なわれる。
【0031】上述したごとく、自動切断ラインにおい
て、ワークWの径、長さ、材質などが変化しても一つの
製品あるいは端材ごとに一回ずつ処理することが可能と
なる。
【0032】次に、本実施例の主要部である送材装置1
7について、更に詳細に説明する。
【0033】図1乃至図4を参照するに、本図は送材装
置17が切断機1としての横型帯鋸盤の内部に入り込ん
だ時の状態を示している。すなわち、図1,図2および
図3に示されてるごとく、切断機1としての横型帯鋸盤
は、ベース73上にカッティングヘッド75が設けら
れ、このカッティングヘッド75にはそれぞれ駆動ホイ
ール77と従動ホイール(図示省略)が設けられ、この
駆動ホイール77と従動ホイールとに帯鋸刃79が掛け
回されている。また、帯鋸刃79をガイドする固定鋸刃
ガイド81と移動鋸刃ガイド83が設けられている。
【0034】送材装置17は、送材コンベア15のVロ
ーラ21を支承した架台23上に設けられ、ワークWの
後端をクランプするバスイ装置25とワークWを押し出
すプッシャ装置27と定寸装置29とで構成されてい
る。
【0035】前記架台23上には、前記送材コンベア1
5に隣接して前後方向(図1および図2において左右方
向、図3および図4において図面に直交した方向)へ延
伸した複数のLMガイドレール39が設けられている。
このLMガイドレール39にLMガイド85を介して送
材装置本体41を構成する一部材であるブラケット87
が装着されている。
【0036】そして、このブラケット87に前記バイス
装置25が設けられている。より詳細には、ブラケット
87の片側より水平方向へ延伸してベース板89が設け
られ、このベース板89には、ベース板89の表面上下
に2本のLMガイドレール91が水平方向へ延伸して設
けられている。このLMガイドレール91にはLMガイ
ド93を介して案内板95R,95Lが装着されてい
て、案内板95Rにはラック97Rが装着され、案内板
95Lにはラック97Lが装着されている。
【0037】このラック97R,97Lは、上下に相対
して設けられ、ラック97Rと97Lとには前記ベース
89により突設した軸99に回転自在に支承されたピニ
オン101が噛合されている。そして、前記案内板95
Rにはブラケット103が一体的に設けられていて、こ
のブラケット103に流体圧作動のシリンダ33のピス
トンロッド105が連結されている。
【0038】上記構成により、流体圧作動のシリンダ3
3を作動せしめピストンロッド105を伸縮させるとブ
ラケット103を介し案内板95Rは左右方向へLMガ
イド93を介してLMガイドレール91上を移動する。
この際、案内板95Rに設けたラック97Rも左右方向
へ移動するので、ラック97Rに噛合したピニオン10
1が回転し、このピニオン101に噛合したラック97
Lも移動して案内板95Lを案内板95Rに対して相対
的に近接、離反自在となすことができる。
【0039】前記案内板95R,95Lの内側にはバイ
ス本体31R,31Lが設けられ、バイス本体31R,
31Lの先端内側にはワークWをクランプする当接板1
07R,107Lが設けられていると共に、ワーク後端
検知センサ109R,109Lとして例えばフォトセン
サが相対して設けられている。
【0040】上記構成により、ワーク後端検知センサ1
09R,109LがワークWの後端を検知したらシリン
ダ33を作動させてバイス本体31R、31Lの間隔を
縮めて、当接板107R,107LにてワークWをクラ
ンプする。なお、バイス本体31R,31Lは常時間隔
を最大に開いた状態となっている。(図3参照,図4は
バイス本体31R,31Lが閉じた状態を示してい
る。) 前記プッシャ装置27は、前記ブラケット87の下面に
設けた複数のLMガイド111にブラケットベース11
3が前後方向へ移動自在に装着されている。そして、ブ
ラケットベース113にはプッシャ本体37を構成する
一部材である当接板115が一体的に立設され、この当
接板115の中心は前記Vローラの溝中心に一致してい
る。そして、当接板115の裏面に流体圧作動のシリン
ダ35に設けたピストンロッド117が連結されてい
る。なお、当接板115の上部裏面には水平方向へ延伸
したガイドロッド119が設けられ、このガイドロッド
119は前記ブラケット87より立設した支持部材12
1に例えばDUブッシュ123を介して挿入されている
(図2参照)。なお、図2の図中に2点鎖線で示した状
態は、当接板115の前進後退を示している。
【0041】上記構成により、常時は当接板115は図
2の図中に実線で示した状態、すなわた後退限に位置し
ていて、ワークWの後端が当接板115に当接すると、
図示を省略したが適宜な検知センサ手段により送材装置
17に設けた駆動モータ47の回転を停止し、前記バイ
ス装置25のバイス本体31を閉方向へ動かしてワーク
Wをクランプする。
【0042】前記定寸装置29は、前記送材装置17に
設けられている。すなわち、前記送材コンベア15に隣
接して前後方向へ延伸して架台23上に複数のLMガイ
ドレール39が敷設されている。このLMガイドレール
39にはLMガイド85を介して送材装置本体41を構
成する一部材であるブラケット87が前後方向へ移動自
在に装着されている。
【0043】そして、前記LMガイドレール39と平行
してラック部材43が延伸して架台23に設けられ、こ
のラック部材43に噛合するピニオン45が、前記ブラ
ケット87上に立設された駆動モータ47の出力軸12
5に固着されている。なお、前記駆動モータ47はエン
コーダを備えたサーボモータであり、このサーボモータ
が発生するパルスによりワークWの全長が測定される。
【0044】すなわち、ストッパ11は送材方向に固定
されていて、送材装置17に設けた駆動モータ47の駆
動により、エンコーダで送材装置17の位置を検出され
ているため、自分の位置は常にわかるため、ワークWの
全長が測定される。
【0045】上述したごとく、送材装置17に3種類の
機能すなわち、バイス装置25とプッシャ装置27と定
寸装置29を備えたことにより、ワーク搬入装置3とし
ての装置の簡単化を図ることができ、次工程に対する汎
用性の向上を図ることができる。
【0046】次に、本実施例のもう一つの主要部である
切断機1の一方側に備えたコンベア15上を走行する送
材装置17を用いて、端材最終製品を処理する方法に
ついて詳細に説明する。
【0047】図5を参照するに、図中X−X線で示した
位置は、切断位置すなわち鋸刃位置であり、切断位置X
−X線の前側(図5において左側)には端材WH が切断
され、後側(図5において右側)は、最終製品WS とな
る。このことは、前述した送材装置17に設けた定寸装
置29にてワークWの全長が測定されているので、所望
の製品長に順次切断されていき、最終に端材WH と最終
製品WS を合計したワークWを知ることができるので、
最終製品WS の前部を端材WH として切断することがで
きる。
【0048】前記切断位置X−X線の前側には、搬出コ
ンベア9が設けられ、この搬出コンベア9は駆動プーリ
127と従動プーリ129との間に掛回されたチェン1
31の適宜位置に複数のローラ133が回転自在に装着
されて構成されている。
【0049】そして、前記駆動プーリ127の駆動軸1
35側に回動自在なストッパ部材137を構成する一部
材であるストッパ板139が回動自在に支承され、スト
ッパ板139にはレバー141が一体的に設けられ、こ
のレバー141の片端はピン143を介して流体圧作動
のシリンダ145に設けたピストンロッド147に連結
している。
【0050】なお、符号21はVローラであり、このV
ローラ21と搬出コンベア9に設けた従動プーリ129
との間には、ワークWを搬送する駆動装置が付けられて
いない。
【0051】上記構成により、搬出コンベア9は駆動プ
ーリ127を回転せしめることによりチェーン131に
設けた複数のローラ133は搬出側へ走行し、ローラ1
33上に載置された端材WH あるいは製品WS が搬出さ
れるようになっている。ストッパ部材137は、流体圧
作動のシリンダ145に設けたピストンロッド147を
縮めると、図5に示されているごとく、ストッパ板13
9はワーク搬送ラインより没することができる。またシ
リンダ145のピストンロッド147を突出させると、
ストッパ板139は直立状態となり、端材WH をストッ
パ板139にて停止させることが可能となる。
【0052】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図6乃至図8を参照するに、最後に残ったワーク
Wよりまず端材WH を切断する。そして、この端材WH
を備えた最終製品WS が長尺の場合には、端材WH と最
終製品WS を共に、前記送材装置17の走行により一定
距離押し出す(図6参照)。この時端材WH が搬出コン
ベア9上に載置されるので、搬出コンベア9を駆動する
ことにより端材WH を搬出することができる。
【0053】また、最終製品WS が短尺の場合は、送材
装置17に設けたプッシャ装置27を作動させて、プッ
シャ本体37にて端材WH と最終製品WS と共に押し出
し、端材WH を搬出コンベア9上に載置して搬出コンベ
ア9を駆動することにより端材WH を搬出することがで
きる。
【0054】次に、図7に示されているごとく、搬出さ
れた端材WH は、ストッパ部材137であるストッパ板
139を直立状態に作動させて、このストッパ板139
にて搬出された端材WH を停止させ、停止した端材WH
は、図示を省略したが搬出コンベア9の横方向からプッ
シャ等により押し出し搬出処理される。
【0055】図8には、残った最終製品WS を搬出する
状態を示していて、ストッパ部材137に設けたストッ
パ板139はシリンダ145の作動により搬送ラインよ
り没した状態としておく。そして、最終製品WS が長尺
の場合は、送材コンベア15に設けたVローラ21の駆
動により、コンベア9上へ押し出し次工程へ搬出する。
また、最終製品WS が短尺の場合は、送材装置17に備
えたプッシャ装置27に設けたプッシャ本体37を作動
して、最終製品WS を搬出コンベア9へ押し出し次工程
へ搬出する。
【0056】上述したごとく、端材WH と最終製品WS
の処理を容易に行なうことができ、自動切断ラインにお
いて、ワークがWの径、長さ、材質などにより種々変化
しても一つの製品あるいは端材ごとに一回ずつ処理する
ことが可能となる。
【0057】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例では
送材装置17にバイス装置25とプッシャ装置27と定
寸装置29の3種類の機能を持ったものを採用したが、
例えば、送材装置17にバイス装置25とプッシャ装置
27の2種類の機能を持たせ、定寸装置29は別設定と
しても可能である。
【0058】
【発明の効果】以上の如き実施例の説明より理解される
ように、請求項1〜請求項3による発明によれば、ワー
クを切断機に搬入する送材装置が、ワーク後端用クラン
プ装置、プッシャ装置および定寸装置とを備えているの
で、ワーク搬入装置として装置の簡略化を図ることが可
能となった。また次行程に対する汎用性の向上も図るこ
とができる。さらに、ワーク後端用クランプ装置が接近
離反自在な一対の可動バイスで構成され、しかも各可動
バイスの先端内側にワーク後端検出センサが設けてある
ので、ワーク後端を確実に検出することができる。
【0059】請求項2によるこの発明によれば、ワーク
後退用クランプ装置が接近自在な一対の可動バイスで構
成され、しかも各可動バイスの先端内側にワーク後端検
出センサが設けられているから、ワークの後退を確実に
検出することができる。
【0060】また、送材装置を用いて端材と最終製品の
処理を行なうことにより、端材処理と最終製品の処理を
容易に行なうことができ、自動切断ラインにおいてワー
クが変化しても、一つの製品あるいは端材ごとに一回ず
つ処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、送材装置の平面図で
ある。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図1における正面図である。
【図4】図1におけるバイス装置を閉状態とした正面図
である。
【図5】この発明の主要部を示し、端材と最終製品を搬
出コンベアへ搬出する際の機器配置説明図である。
【図6】端材を搬出する際の作用説明図である。
【図7】端材を搬出する際の作用説明図である。
【図8】最終製品を搬出する際の作用説明図である。
【図9】この発明を実施する一実施例の切断機と搬出入
装置の配置を示す平面説明図である。
【図10】図9におけるX−X線に沿った拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 切断機 9 搬出コンベア 11 ストッパ 15 送材コンベア 17 送材装置 19 給材装置 25 バイス装置(ワーク後端用クランプ装置) 27 プッシャ装置 29 定寸装置 W ワーク WH 端材 WS 最終製品

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断機の後方側に送材コンベアを設け、
    該送材コンベアの一側に給材装置を設け、該給材装置か
    ら前記送材コンベアへ移載されたワークを前記切断機へ
    送材する送材装置にして、該送材装置が前記送材コンベ
    ア上に載置したワークの全長を測定する測長機能を有す
    る定寸装置と、前記送材コンベア上に載置した前記ワー
    クの後端をクランプする接近離反自在な一対の可動バイ
    スを有し、該一対の可動バイスの先端内側に前記ワーク
    の後端を検出するワーク後端検出センサを設けたワーク
    後端用クランプ装置と、前記切断機で切断されたワーク
    を送り出すプッシャ装置とを備えていることを特徴とす
    る切断機における送材装置。
  2. 【請求項2】 切断機の後方側に備えた送材コンベア上
    を走行する送材装置を用いて端材と最終製品を処理する
    方法にして、送材コンベア上に移載されたワークを該送
    材コンベアを駆動して前記切断機の搬出側に設けたスト
    ッパに当接させ、前記送材装置を走行させて該送材装置
    に備えたワーク後端用クランプ装置にワークの後端をク
    ランプすると共に、前記送材装置に備えた定寸装置にて
    ワークの全長を測定し、順次ワークを前記送材装置にて
    送って前記切断機で所望の長さの製品に切断し、最終
    品を取りうるワークが残されると該最後のワークの前端
    側を端材として切断することを特徴とする送材装置を用
    いた端材と最終製品処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の送材装置を用いた端材
    と最終製品処理方法において、前記最終製品を取りうる
    端材の長さと最終製品の長さの和であるワークの長さが
    長尺の場合には、端材と最終製品を共に前記送材装置に
    より一定長さ前方へ押し出し、前記最終製品を取り得る
    端材の長さと最終製品の長さの和であるワークの長さが
    短尺の場合には、端材と最終製品を共に前記送材装置に
    おけるワーク後端用クランプ装置に設けたプッシャ装置
    によって押し出し、前記切断機で切断された前記端材を
    切断機の搬出側に設けた搬出コンベア上へ移載して搬出
    処理し、残った最終製品が長尺の場合には、前記送材コ
    ンベアにより前記搬出コンベア上に押し出し、前記搬出
    コンベアにて搬出し、前記最終製品が短尺の場合には、
    前記送材装置に備えた前記プッシャ装置によって前記搬
    出コンベアまで押し出して搬出処理することを特徴とす
    る送材装置を用いた端材と最終製品処理方法。
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