JP3808150B2 - 板材加工方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材加工方法及び装置に関し、特にパンチプレス、レーザ加工機等の板材加工機に板材を送材する際の機構の簡素化を図り、また板材長の測定工程の省略化により工程時間短縮を図り得る板材加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に板材加工方法及び装置には板材を加工するパンチプレス等の板材加工機へ板材を搬入すると共にこの板材を載置して板材加工するためのフリーベアテーブルが備えられており、このフリーベアテーブルの手前側には、例えば特開平4−41030号公報などで知られているように、板材をコイル状に備えたアンコイラーや、このアンコイラーからの板材を矯正ロール等のローラにより平滑にするレベラや、板材を送材するフィードローラや、このフィードローラにより送材された板材を剪断するシャーリングが備えられている。
【0003】
前記シャーリングで剪断された板材は一枚取りワークローダに備えられている吸着パットにより吸着される。さらに、前記一枚取りワークローダがサーボ駆動機構で前進することにより、板材はフリーベアテーブル上をパンチプレスの方向へ搬送される。この搬送過程において板材の移動量がサーボモータ、演算ユニット等により演算されることにより板材が測長される。
【0004】
なお、他の板材の測長方法としてはシャーリングで剪断される前にメジャリングロールにより測長され、所望の長さでシャーリングにより剪断することもできる。
【0005】
また、上記のフリーベアテーブルのワーク搬入方向の前方側には板材の先端部を突き当てるロケートピンが設けられている。前記一枚取りワークローダにより搬入されるとき、板材は前記ロケートピンの手前で解放され、次いで原点セットパットにより前記ロケートピンに突き当てられて原点位置決めされる。
【0006】
原点位置決めされた板材はフリーベアテーブルに設けられているワーククランプにより把持され板材加工機へ供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の板材加工装置においては、板材を測長するためにサーボモータ、演算ユニット等により板材の移動量を演算して測定しているので、これらの板材測長用装置のコストが高くなると共に測長の時間がかかるので生産コストが増加するという問題点があった。
【0008】
また、メジャリングロールで板材を測長すると、測長誤差が生じるために補正する必要があるという問題点があった。
【0009】
また、板材がフリーベアテーブル上を搬送される際に、フリーベアとの摩擦により板材に傷がつくという問題点があった。
【0010】
本発明は叙上の課題を解決するためになされたもので、その目的は、板材加工機に板材を送材する際の機構の簡素化を図り、また板材長の測定工程の省略化により工程時間短縮を図り得る板材加工装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の板材加工方法は、アンコイラーのコイル状の板材を剪断装置の上刃と下刃の間を通過して前方のコンベア上に供給し、このコンベア上に供給された板材を前記剪断装置により所望の長さで剪断し、この剪断された板材を前記コンベアにより前方の板材加工機へ供給すべく搬送し、前記コンベアの搬送方向の前方端側に位置しパスラインに対して出没自在な加工原点位置決め用の位置決め部材をパスラインより突出させ、前記コンベアによって搬入された板材の先端部を前記加工原点位置決め用の位置決め部材に当接すると共にコンベアを停止し、このコンベア上の板材をキャレッジに設けられたワーククランプに把持してコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決めして前記板材加工機により加工すること特徴とするものである。
【0012】
したがって、コンベアがワーク搬入用と加工テーブルを兼用するのでワークローディング装置が不要になると共に、素材長さの測定が容易となりコスト減及び加工時間短縮となる。また、コンベアはワーク搬入用となるので単に板材をコンベアへ載置するだけで搬送されるため短材の板材でも容易に搬入可能である。
【0013】
さらに、板材はコンベア上に載置されて移動するので板材には傷がつきにくい。
【0014】
請求項2によるこの発明の板材加工方法は、請求項1に記載の板材加工方法において、前記キャレッジに備えた剪断位置設定用の位置決め部材と剪断装置の剪断線との距離を、板材の所望の勢断長さに位置すべく前記キャレッジをコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決めし、前記剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して突出させこの剪断位置設定用の位置決め部材に剪断前の板材の先端部を当接させると共に、この板材を前記剪断装置により所望の長さに剪断することを特徴とするものである。
【0015】
したがって、剪断前の板材の先端部は予め剪断長の位置に位置決めされている位置決め部材に当接して位置決めされた後、板材が剪断装置により剪断されるので、板材は所望の剪断長さに正確に剪断される。
【0016】
請求項3によるこの発明の板材加工装置は、板材加工機と、この板材加工機によって加工される板材を支持すると共に前記板材加工機に対して板材の搬入を行うコンベアと、このコンベアに対して送材する板材をコイル状に備えたアンコイラーと、このアンコイラーからの板材を剪断する剪断装置と、前記コンベアによって搬入された板材の先端部に当接自在且つパスラインに対して出没可能な加工原点位置決め用の位置決め部材と、前記コンベア上の板材を把持してコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決め可能なキャレツジとを備え、このキャレッジに、剪断前の板材の先端部と当接自在の剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して出没自在に設けてなることを特徴とするものである
【0017】
したがって、前記キャレッジをコンベアの搬送方向と同方向へ移動させ、キャレッジに備えた剪断位置設定用の位置決め部材と剪断装置の剪断線との距離を板材の所望の剪断長さに位置決めすると共に、前記剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して突出させ、この剪断位置設定用の位置決め部材に剪断前の板材の先端部を当接させることにより、板材は前記剪断装置により所望の長さで正確に剪断することができる
【0018】
請求項4によるこの発明の板材加工装置は、請求項3に記載の板材加工装置において、前記剪断位置設定用の位置決め部材にコンベア上の板材を突き当てるべく移動するためのワーク原点位置決め装置を、前記キャレッジに備えていることを特徴とするものである
【0019】
したがって、コンベア上の板材はワーク原点位置決め装置により剪断位置設定用の位置決め部材に突き当てられるので確実に原点位置決めすることができる
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の板材加工装置の実施の形態について、一般的な板材加工機として例えばパンチプレスを例にとって図面を参照して説明する。
【0025】
図2には、本実施例に係わる例えば板材加工装置の全体が示されており、図5には、本実施例に係わる例えばパンチプレス1の全体が示されている。
【0026】
図2および図5を参照するに、土台3には中央部にキャップGを有する全体略門形形状の本体フレーム5が立設されている。この本体フレーム5における前記ギャップGの下端である下部フレーム7の上面にはY軸方向に一対の下ガイドレール9が設けられている。また、本体フレーム5における前記ギャップGの上端である上部フレーム11の下面にも同様にY軸方向に一対の上ガイドレール13が設けられている。
【0027】
前記下ガイドレール9には、下ガイド部材15によりダイブロックフレーム17がY軸方向へ移動自在に支持されている。このダイブロックフレーム17には、多数のダイDを有するダイブロック19が着脱自在に設けられている。
【0028】
また、前記上ガイドレール13には、上ガイド部材21によりパンチブロックフレーム23がY軸方向へ移動自在に支持されている。このパンチブロックフレーム23には、多数のパンチPを有するパンチブロック25が着脱自在に設けられている。
【0029】
前記ダイブロックフレーム17及びパンチブロックフレーム23は、連結フレームであるC型フレーム27により一体的に連結されている。したがって、ダイブロックフレーム17とパンチブロックフレーム23は常に一体でY軸方向へ移動・位置決めされることになる。
【0030】
本体フレーム5には,Y軸方向に貫通する状態でY軸ボールねじ29がY軸駆動モータ31により回転自在に設けられており、図5においてパンチブロックフレーム23の右部分に設けられているY軸ボールナット33の作用によりパンチブロックフレーム23は上ガイドレール13に沿ってY軸方向へ移動・位置決めされる。同時に、C型フレーム27で連結されているダイブロックフレーム17もY軸方向へ移動・位置決めされることになる。
【0031】
一方、パンチブロックフレーム23には、U軸方向(X軸方向と同じ方向)及びV軸方向(Y軸方向と同じ方向)へ移動・位置決め自在のパンチシリンダ35が設けられており、このパンチシリンダ35には、パンチPを打撃するストライカ37が装着されている。
【0032】
以上のように構成されているので、板材Wにパンチング加工を行う場合には、板材Wを加工位置に位置決めすると共に、Y軸駆動モータ31によりY軸ボールねじ29を回転させてパンチブロックフレーム23及びダイブロックフレーム17を一体でY軸方向へ移動・位置決めする。
【0033】
同時に、パンチシリンダ35を所望のパンチPの上方へ移動・位置決めして、パンチシリンダ35によりストライカ37を介してパンチPを打撃してパンチング加工を行う。
【0034】
なお、前記パンチシリンダ35を作動せしめるために油圧回路が設けられている。すなわち、油圧回路は、地上あるいは本体フレーム5に設けた油圧発生源(図示省略)よりアキュームレータ、マニホールドを介して油圧ホース(図示省略)が前記パンチシリンダ35に連結されている。
【0035】
図1及び図2を参照するに、前記本体フレーム5の前方側(図1及び図2中右側)にはX軸方向にコンベア41が設けられており、前記本体フレーム5の後方側(図1及び図2中左側)にはX軸方向にテーブル43が延伸されている。このテーブル43及び前記コンベア41には、板材Wをクランプするクランプ45を備えたキャレッジ47が設けられており、前記テーブル43及び前記コンベア41の左右(図2中上下)両側に設けられているX軸ガイド49に沿ってX軸方向へ移動・位置決め自在となっている。
【0036】
前記コンベア41の手前側(図2中右側)にはコンベア41に対して送材する板材Wをコイル状に備えたアンコイラー51が設けられており、このアンコイラー51と前記コンベア41間には矯正ロール等のローラ53を備えたレベラ55と、板材Wをコンベア41上へ給送するフィードローラ57と、板材Wの測長手段としてのメジャリングロール59と、板材Wを上刃61及び下刃63との協働により剪断するシャーリング65が設けられている。
【0037】
また、前記コンベア41のワーク搬送方向の前方端付近にはコンベア41の上面から上方に出没自在のロケートピン67(原点位置決め用の位置決め部材)がコンベアフレーム(図示省略)に設けられており、コンベア41により運ばれた板材Wの先端部が前記ロケートピン67に当接自在に設けられている。
【0038】
さらに、前記コンベア41のワーク搬送方向の前方端の近傍にはワーク搬送方向に向かって順にコンベア41上の板材の先端部を検知してこの検知信号によりコンベア41を減速せしめる減速用センサ69と、コンベア41上の板材の先端を検知してこの検知信号によりコンベア41の駆動を停止せしめる停止用センサ71が設けられている。
【0039】
なお、前記ロケートピン67の近くには、前記停止用センサ71により駆動停止したコンベア41上の板材Wを吸着して前記ロケートピン67へ突き当てるべく板材Wを原点方向へ移動せしめるワーク原点位置決め装置73が設けられている。
【0040】
前記ワーク原点位置決め装置73についてより詳しくは、図3を参照するに、取付アーム75はコンベアフレーム(図示省略)に取り付けられたものでコンベア41の上面の上方に位置しており、この取付アーム75の先端には昇降用シリンダ77が固定され、この昇降用シリンダ77のピストンロッド79はコンベア41の上方を昇降自在である。前記ピストンロッド79の下端にはコンベア41の上面とほぼ平行に作動するピストンロッド81を備えた引き寄せシリンダ83が設けられている。この引き寄せシリンダ83のピストンロッド81の先端にはパットガイド85を介して吸着パット87がコンベア41上の板材Wを吸着すべく設けられている。
【0041】
上記の構成により、アンコイラー51の板材Wはレベラ55の矯正ロール等のローラ53により平滑に矯正され、さらにフィードローラ57により前方へ送給されシャーリング65の上刃61及び下刃63との間を通過してコンベア41上へ供給される。このとき、板材Wはメジャリングロール59により測長され、所望の長さでシャーリング65により剪断される。
【0042】
次いで、コンベア41が駆動し、コンベア41上の板材Wはパンチプレス1の方向へ搬送される。この搬送されている板材Wの先端部が減速用センサ69及び停止用センサ71により順次検出されると、コンベア41が減速され板材Wの先端部がロケートピン67の近くでコンベア41の駆動が停止する。なお、コンベア41は三相モータにより駆動され、減速用センサ69、停止用センサ71及びインバータ(図示省略)により板材Wが減速され所定の位置に位置決めされ停止するので、板材Wはロケートピン67に突き当たる前に確実に所定の位置で停止する。
【0043】
駆動停止したコンベア41上の板材Wは前記昇降用シリンダ77のピストンロッド79が下降することにより吸着パット87に吸着される。次いで引き寄せシリンダ83が板材Wをロケートピン67の原点位置に突き当てるべく板材Wを原点方向へ移動せしめ、ロケートピン67に突き当てられた板材Wはキャレッジ47のクランプ45によりクランプされる。
【0044】
また、クランプ45でクランプされた板材Wはキャレッジ47の走行によりX軸方向へ移動・位置決めされ、パンチプレス1で加工される。なお、前記吸着パット87は板材Wを解放した後、昇降用シリンダ77のピストンロッド79が上昇し、且つ引き寄せシリンダ83が原位置に戻ることにより前記吸着パット87が原位置に復帰する。
【0045】
以上のことから、前記コンベア41はワーク搬送用と加工用テーブルを兼用することになり、板材Wはコンベア41の上面に載置されて搬送されるので傷がつきにくい。
【0046】
また、コンベア41がワーク搬送用であることは短材の板材Wに対しても有効であり容易に搬入される。
【0047】
また、上述した板材加工装置の板材加工ラインにより、アンコイラー51のコイル状の板材Wはそのまま効率よくパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機により加工される。
【0048】
本発明の他の実施の形態の例としては、上述した実施の形態の例の板材加工装置に対して以下の装置を追加することが有効である。
【0049】
図4を参照するに、コンベア側のキャレッジ47はコンベア41の左右方向に門型形状をなしており、この門型の横架フレーム89の下部にはコンベア41上に搬送される板材Wの先端部を当接自在の位置決め部材としての位置決めピン91が板材WのパスラインPLに対して出没自在に設けられている。
【0050】
さらに、前記キャレッジ47の横架フレーム89には前記位置決めピン91の付近に位置して、コンベア41上に供給された板材Wの先端部を前記位置決めピン91に突き当てるべく移動せしめるワーク原点位置決め装置93が設けられている。
【0051】
このワーク原点位置決め装置93の構造は、前述した実施の形態の例の図3で示したワーク原点位置決め装置73と同様の構造をなしており、説明を省略する。
【0052】
より詳しくは、前記キャレッジ47は予め前記位置決めピン91とシャーリング65の上刃61と下刃63との剪断線までの距離が板材Wの所望の長さになるようにX軸ガイド49に沿って走行され、位置決めされている。前記位置決めピン91はコンベア41上に給送される板材Wの先端部を突き当て可能に突出され待機している。
【0053】
フィードローラ57により給送される板材Wは、板材Wの先端部が前記位置決めピン91の手前で停止するべく、メジャリングロール59により測長され、フィードローラ57の停止により板材Wは適宜位置で停止する。
【0054】
なお、前記位置決めピン91の手前側に板材Wの先端部を検知しこの検知信号によりコンベア41を減速させるための減速用センサを設けることは、板材Wを確実に位置決めピン91の手前で停止させるべくコンベア41を停止するために有効である。
【0055】
次に、前記ワーク原点位置決め装置93の吸着パット95が作動して板材Wの先端部が前記位置決めピン91に突き当てられる。その後、前記シャーリング65の上刃61と下刃63との協働により板材Wが剪断される。このようにキャレッジ47に位置決めピン91を設けることは、単にメジャリングロール59により板材Wを測長して剪断する場合より正確に測長され剪断されるので有効である。
【0056】
なお、板材Wが剪断された後は、前記ワーク原点位置決め装置93の吸着パット95が板材Wを解放し、コンベア41の駆動開始により板材Wが搬送される。
【0057】
なお、この発明は前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例では板材加工装置に使用される板材加工機としてパンチプレスを例にとって説明したがレーザ加工機や他のプレス加工機およびその他の板材加工機であっても構わない。
【0058】
【発明の効果】
以上のごとき実施の形態の例から理解されるように、請求項1の発明によれば、素材長さの測定が容易となりコスト減及び加工時間短縮を図ることができる。また、コンベアがワーク搬入用と加工テーブルを兼用するのでワークローディング装置が不要になるのでコスト減を図り得る。また、コンベアはワーク搬入用であるので短材の板材でも容易に搬入できる。さらに、板材はコンベア上に載置されて移動するので板材には傷がつきにくい。
【0059】
請求項2の発明によれば、剪断前の板材の先端部は予め剪断長の位置に位置決めされている位置決め部材に当接して位置決めされた後、板材が剪断装置により剪断されるので、板材加工機で加工される板材を所望の剪断長さに正確に剪断できる。
【0060】
請求項3の発明によれば、コンベア上の板材を把持してコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決め可能なキャレツジを備え、このキャレッジに、剪断前の板材の先端部と当接自在の剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して出没自在に設けてあるので、板材を所望の長さで正確に剪断できる。これにより、加工時間の短縮ができると共に、板材はコンベアで搬送されるので傷がつきにくく、かつまたコンベアがワーク搬入用と加工テーブルを兼用としているので製造コストも減少する
【0061】
請求項4の発明によれば、ワーク原点位置決め装置によりコンベア上の板材を剪断位置設定用の位置決め部材に確実に突当てて剪断長さに正確に原点位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例で用いられる板材加工装置の全体の正面の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態の例で用いられるパンチプレスを含む板材加工装置の全体の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の例で用いられるワーク原点位置決め装置の詳細図である。
【図4】キャレッジに設けられた位置決めピン及びワーク原点位置決め装置の詳細を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の例で用いられるパンチプレスの正面図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス
5 本体フレーム
41 コンベア
43 テーブル
45 クランプ
47 キャレッジ
49 X軸ガイド
51 アンコイラー
57 フィードローラ
59 メジャリングロール
65 シャーリング
67 ロケートピン(位置決め部材)
69 減速用センサ
71 停止用センサ
73 ワーク原点位置決め装置
77 昇降用シリンダ
79 ピストンロッド(昇降用シリンダ77の)
81 ピストンロッド(引き寄せシリンダ83の)
83 引き寄せシリンダ
87 吸着パット
89 横架フレーム
91 位置決めピン(位置決め部材)
93 ワーク原点位置決め装置
95 吸着パット

Claims (4)

  1. アンコイラーのコイル状の板材を剪断装置の上刃と下刃の間を通過して前方のコンベア上に供給し、このコンベア上に供給された板材を前記剪断装置により所望の長さで剪断し、この剪断された板材を前記コンベアにより前方の板材加工機へ供給すべく搬送し、前記コンベアの搬送方向の前方端側に位置しパスラインに対して出没自在な加工原点位置決め用の位置決め部材をパスラインより突出させ、前記コンベアによって搬入された板材の先端部を前記加工原点位置決め用の位置決め部材に当接すると共にコンベアを停止し、このコンベア上の板材をキャレッジに設けられたワーククランプに把持してコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決めして前記板材加工機により加工することを特徴とする板材加工方法。
  2. 請求項1に記載の板材加工方法において、前記キャレッジに備えた剪断位置設定用の位置決め部材と剪断装置の剪断線との距離を、板材の所望の勢断長さに位置すべく前記キャレッジをコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決めし、前記剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して突出させこの剪断位置設定用の位置決め部材に剪断前の板材の先端部を当接させると共に、この板材を前記剪断装置により所望の長さに剪断することを特徴とする板材加工方法。
  3. 板材加工機と、この板材加工機によって加工される板材を支持すると共に前記板材加工機に対して板材の搬入を行うコンベアと、このコンベアに対して送材する板材をコイル状に備えたアンコイラーと、このアンコイラーからの板材を剪断する剪断装置と、前記コンベアによって搬入された板材の先端部に当接自在、かつパスラインに対して出没可能な加工原点位置決め用の位置決め部材と、前記コンベア上の板材を把持してコンベアの搬送方向と同方向へ移動位置決め可能なキャレツジとを備え、このキャレッジに、剪断前の板材の先端部と当接自在の剪断位置設定用の位置決め部材をパスラインに対して出没自在に設けてなることを特徴とする板材加工装置
  4. 請求項3に記載の板材加工装置において、前記剪断位置設定用の位置決め部材にコンベア上の板材を突き当てるべく移動するためのワーク原点位置決め装置を、前記キャレッジに備えていることを特徴とする板材加工装置
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