JPH11155627A - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JPH11155627A
JPH11155627A JP9322623A JP32262397A JPH11155627A JP H11155627 A JPH11155627 A JP H11155627A JP 9322623 A JP9322623 A JP 9322623A JP 32262397 A JP32262397 A JP 32262397A JP H11155627 A JPH11155627 A JP H11155627A
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skin
hair removal
hair
stretching
skin stretching
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Toshihiro Takeuchi
利浩 竹内
Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D26/00Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers
    • A45D26/0066Tweezers
    • A45D26/0071Tweezers the hair being extracted automatically, i.e. without manual traction by the user
    • A45D26/0076Tweezers the hair being extracted automatically, i.e. without manual traction by the user power-driven
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D26/00Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers
    • A45D26/0061Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers with means for reducing pain during hair removal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌が引っ張られる痛みや、毛を引き抜く時の
抵抗を小さくして、脱毛時の痛みを低減することがで
き、また、駆動負荷を小さくでき、更に、毛を巻き込む
ことがない脱毛装置を提供する。 【解決手段】 手で把持できる装置ケーシング1に毛を
引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置である。脱毛
装置に脱毛手段とは別の駆動する肌伸ばし手段を設ける
と共に該肌伸ばし手段は初期位置から肌を伸ばす方向へ
の肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻す方
向の運動とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容などの目的の
ために体毛を脱毛するのに使用される脱毛装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の脱毛装置として特開平
7ー313243号公報に示されるものが知られてい
る。この従来例は、回転駆動する肌伸ばし手段を脱毛手
段の外周に備えたもので、肌伸ばし手段で肌を伸ばして
脱毛し、刺激を低減している。すなわち、肌が引っ張ら
れる痛みや、毛を引き抜く時の抵抗を小さくして脱毛の
痛みを低減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例にあっては、連続した回転により、長い毛
の時、毛を巻き込むという問題があり、また、駆動負荷
が大きいという問題がある。本発明は上記の従来例の問
題点に鑑みて発明したものであって、肌伸ばし手段が初
期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ば
し位置から初期位置に戻す方向の運動とを行うようにし
て、肌が引っ張られる痛みや、毛を引き抜く時の抵抗を
小さくして、脱毛時の痛みを低減することができ、ま
た、駆動負荷を小さくでき、更に、毛を巻き込むことが
ない脱毛装置を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の脱毛装置は、手で把持できる装置ケーシン
グに毛を引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置にお
いて、該脱毛装置に脱毛手段とは別の駆動する肌伸ばし
手段を設けると共に該肌伸ばし手段は初期位置から肌を
伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期
位置に戻す方向の運動とを行うものであることを特徴と
するものである。このような構成とすることで、肌伸ば
し手段による肌伸ばしによって、肌が引っ張られる痛み
や、毛を引き抜く時の抵抗を小さくできるものであり、
また、肌伸ばし手段が一方向に連続回転するもののよう
に肌伸ばし手段に毛を巻き込むことがないようにできる
ものである。
【0005】また、肌伸ばし手段にスイング駆動する肌
伸ばし部を設けることが好ましい。このような構成とす
ることで、肌伸ばし手段による肌伸ばしを確実に行うこ
とができると共に毛を巻き込まないようにできるもので
ある。また、肌伸ばし手段が、一端部が支点を中心にし
て回動する連結アームの他端部に別の支点を中心に回動
自在な肌伸ばし部を回動自在に連結して構成され、肌伸
ばし部の回転中心となる軸が肌伸ばし部と連結アームと
の連結部分より脱毛手段から離れる方向に位置し、連結
アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部をスイング
駆動することが好ましい。このような構成とすること
で、より肌を押し伸ばすことができるものである。
【0006】また、肌伸ばし手段が、一端部を支点とし
て回動する連結アームの他端部に長孔を形成すると共に
別の支点を中心にして回動する肌伸ばし部に挿入された
軸を長孔にスライド自在に挿入して連結して構成され、
連結アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部をスイ
ング駆動することが好ましい。このような構成とするこ
とで、連結アームの駆動によりスムーズな動作で肌伸ば
し部がスイング駆動するものである。
【0007】また、肌伸ばし手段が、一端部が支点を中
心にして回動する連結アームの他端部に別の支点を中心
に回動自在な肌伸ばし部を回動自在に連結して構成さ
れ、連結アームの一端部の回動中心となる支点と、連結
アームの他端部の肌伸ばし部との連結部分との略中間部
分に、連結アームを駆動するための作用点を設けてある
ことが好ましい。このような構成とすることで、作用点
に連結アームを駆動する駆動力が作用すると、肌伸ばし
部が作用点が移動する距離の約2倍の距離移動して効果
的に肌伸ばしのスイング量を大きくすることができるも
のである。
【0008】また、肌伸ばし手段が、一端部が支点を中
心にして回動する連結アームの他端部に別の支点を中心
に回動自在な肌伸ばし部を一体に連設して構成され、連
結アームの他端部の肌伸ばし部との連設部分を弾性変形
自在なヒンジとし、連結アームに駆動力を作用すること
で肌伸ばし部をスイング駆動することが好ましい。この
ような構成とすることで、部品点数の少ない構造にでき
るものであり、また、連設部分が弾性変形自在なヒンジ
であるため、駆動時における音の発生を小さくできるも
のである。
【0009】また、往復回動又は回転動作する脱毛手段
の主体を構成する脱毛ブロックから駆動力を伝達されて
肌伸ばし部がスイング駆動することが好ましい。このよ
うな構成とすることで、脱毛ブロックからの駆動力によ
り肌伸ばし部をスイング駆動して簡単に肌を伸ばすこと
ができるものである。また、振動子を介して駆動力を伝
達し、振動子の作用により連結アームを介して肌伸ばし
部がスイング駆動することが好ましい。このような構成
とすることで、振動子の駆動力により簡単に肌を伸ばす
ことができるものである。
【0010】また、肌伸ばし手段に脱毛手段の進行方向
と略平行な方向に往復駆動する肌伸ばし部を設けること
が好ましい。このような構成とすることで、毛を巻き込
まないようにできるものであり、また、肌を押し込むこ
となく脱毛手段と面一な状態で肌伸ばしができるもので
ある。また、肌伸ばし手段が、連結アームと肌伸ばし部
が一体に連設して構成され、この連設部分が弾性変形自
在なヒンジからなり、肌伸ばし部に設けた軸が装置ケー
シングに設けられた長孔にスライド自在にはめ込まれ、
連結アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部を往復
駆動することが好ましい。このような構成とすること
で、簡単な構成でスムーズな動作で駆動することができ
るものである。
【0011】また、往復回動又は回転動作する脱毛手段
の主体を構成する脱毛ブロックから駆動力を伝達されて
肌伸ばし部が往復駆動することが好ましい。このような
構成とすることで、脱毛ブロックからの駆動力により肌
伸ばし部を往復駆動して簡単に肌を伸ばすことができる
ものである。また、振動子を介して駆動力を伝達し、振
動子の作用により連結アームを介して肌伸ばし部が往復
駆動することが好ましい。このような構成とすること
で、振動子の駆動力により簡単に肌を伸ばすことができ
るものである。
【0012】また、肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部の
運動がループを描く運動であることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、確実に肌を押し伸ばすことがで
きるものである。また、回転軸に偏心ピンを設け、連結
部に取付けられたピンと係合する長孔部を設けた回動ア
ームと該偏心ピンとを軸支し、偏心ピンの移動によって
回動アームの先端部の肌伸ばし部がループを描く運動で
あることが好ましい。このような構成とすることで、簡
単な構造で肌伸ばし部の運動をループを描く運動とする
ことができて、確実に肌を押し伸ばすことができるもの
である。
【0013】また、往復回動又は回転動作する脱毛手段
の主体を構成する脱毛ブロックの駆動により肌伸ばし部
を直接駆動することが好ましい。このような構成とする
ことで、少ない部品により簡単な構成で肌伸ばし部を駆
動することができるものである。また、偏心ピンを設け
たギアの回転による偏心ピンの移動によって肌伸ばし部
を駆動することが好ましい。このような構成とすること
で、ギアにより減速させて肌伸ばし部に大きな力を伝達
でき、また、1回の脱毛サイクルに複数回の肌伸ばしを
設けることが容易にできるものである。
【0014】また、肌伸ばし手段を脱毛手段の進行方向
の前後両側に設け、相反する方向に肌を伸ばすことが好
ましい。このような構成とすることで、一方向に肌が引
っ張られず、より毛の導入が良くなるものであり、ま
た、脱毛による刺激も低減できるものである。また、複
数の肌伸ばし手段が同時に肌側に突出するようにするこ
とが好ましい。このような構成とすることで、よりしっ
かりと肌伸ばしができるものである。
【0015】また、複数の肌伸ばし手段がそれぞれの支
点を中心にして回動するものであって、複数の肌伸ばし
手段が長孔とピンとで連結することが好ましい。このよ
うな構成とすることで、複数の肌伸ばし手段をスムーズ
な動作で駆動できるものである。また、脱毛手段の進行
方向の前又は後の少なくとも一方に肌伸ばし手段を設け
て外側に肌を伸ばすように設定すると共に脱毛手段の進
行方向の前又は後に固定の肌当て部材を設けることが好
ましい。このような構成とすることで、簡単な構造で効
果的に肌を伸ばすことができるものである。
【0016】また、肌伸ばし手段を備え、この肌伸ばし
手段による肌伸ばし量を規制するための規制手段となる
肌当て部材を、固定部材の上端部からの突出量が調整可
能となるように上下移動自在として肌伸ばし手段の肌に
対する相対位置を可変自在とすることが好ましい。この
ような構成とすることで、規制手段となる肌当て部材を
上下して固定部材の上端部からの突出量を調整すること
で、肌伸ばし手段の肌に対する相対位置を変え、これに
より、肌伸ばし手段による肌伸ばし量を大きくしたり、
肌伸ばし量を小さくすることができるものである。
【0017】また、規制手段となる肌当て部材の上下方
向の調整を、ハンドルを横方向にスライドさせることで
行うものであることが好ましい。このように構成するこ
とで、ハンドルを横にスライドさせることで簡単に肌伸
ばし量の調整ができることになる。また、枠状をした固
定部材の内側に肌伸ばし手段と規制手段とを設け、規制
手段を肌伸ばし手段と略平行で且つ肌伸ばし手段の外側
に配置することが好ましい。このような構成とすること
で、規制手段となる肌当て部材が肌に当たった部分より
も内側において肌伸ばし手段により肌伸ばしが行われ
て、効果的に肌伸ばし量を調整できることになる。
【0018】また、規制手段となる肌当て部材の上部に
突起を設けることが好ましい。このような構成とするこ
とで、規制手段となる肌当て部材の上部の肌に当たる部
分である突起により脱毛時に毛を起こして整毛すること
ができて、脱毛の際に毛の根本を把持することができる
ようになる。また、規制手段となる肌当て部材の上部に
設けた突起を弾性部材により構成することが好ましい。
このような構成とすることで、規制手段となる肌当て部
材の上部の突起が肌に当たった際の肌当たりを良くする
ことができるものである。
【0019】また、規制手段となる肌当て部材の上部に
設けた突起が弾性部材で構成され且つ肌当て部材の下部
が硬質部材で構成してあることが好ましい。このような
構成とすることで、硬質部材で構成した肌当て部材の下
部に上下移動のための機構部を設けることで肌当て部材
の上下移動による上方への突出量の調整ができ、また、
上部の弾性部材により肌当たりを良くすることができる
ものである。
【0020】また、規制手段となる肌当て部材が固定部
材に対してフロート自在となっていることが好ましい。
このように構成することで、規制手段となる肌当て部材
が肌に追従してフロートすることができるものである。
また、規制手段となる肌当て部材の固定部材の上端部に
対する上下方向の相対位置が上になるにしたがって肌当
て部材のフロート力が弱くなることが好ましい。つま
り、骨部分(かたい所)に規制手段となる肌当て部材を
当てて肌伸ばし手段による肌伸ばしを行う場合には肌伸
ばし量を少なくした方が好ましいが、このため規制手段
となる肌当て部材の突出量を大きくしてフロート力を弱
くすることで骨部分(かたい所)にソフトに当たること
ができるものである。
【0021】また、脱毛手段は、毛の導入〜把握〜引き
抜き〜離すという脱毛サイクルを繰り返すものであり、
脱毛サイクルと肌伸ばしサイクルとが連動することが好
ましい。このような構成とすることで、肌が引っ張られ
る時の痛みや毛を引き抜く時の抵抗を小さくすることが
できるものである。また、少なくとも引き抜き期間に肌
伸ばしを行うことが好ましい。このような構成とするこ
とで、最も脱毛による痛みの大きい期間に肌を伸ばして
脱毛時の痛みの低減を図ることができるものである。
【0022】また、少なくとも毛の導入期間に肌伸ばし
を行うことが好ましい。このような構成とすることで、
毛の根本を把持することができ、毛の根本を把持した状
態で脱毛して脱毛による痛みを低減することができるも
のである。また、肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の引
き抜き期間に行うに当たって、毛の引き抜き期間の初期
に行うことが好ましい。このような構成とすることで、
肌を伸ばして効果的に痛みを低減することができるもの
である。
【0023】また、肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の
導入期間に行うに当たって、毛の導入期間の後期に与え
ることが好ましい。このような構成とすることで、毛の
導入期間に肌伸ばしを行うに当たってできるだけ毛の引
き抜きの痛みが発生する時に近づけることができる。ま
た、肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の導入期間に付与
する肌伸ばしよりも毛の引き抜き期間における肌伸ばし
を大きくすることが好ましい。このような構成とするこ
とで、脱毛時に痛みが発生する段階でより大きな肌伸ば
しをおこなって脱毛時の痛みを低減することができるも
のである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。図1乃至図10には本発明の一実
施形態が示してあり、本実施形態の脱毛装置は以下のよ
うな構成となっている。装置ケーシング1内に配した駆
動ユニット6の上端部に脱毛手段となる脱毛爪3と肌当
て部材5とを設けるとともに、装置ケーシング1の上部
に配設する前後壁部及び左右壁部よりなる枠状をした連
結部50の上面開口に上記脱毛手段となる脱毛爪3を臨
ませ、更に脱毛爪3の前後にそれぞれ肌当て部材5を配
置したものである。装置ケーシング1は前後二つ割りで
形成されたハウジング10と、ハウジング10の上部に
移動自在にはめ込まれるサブハウジング17とで構成さ
れ一端に電源ジャック14を、側面にスイッチ15をそ
れぞれ備えている。そしてハウジング10が手に持つ部
分、つまり把持部となっている。
【0025】装置ケーシング1内に配される駆動ユニッ
ト6は、装置ケーシング1の主体を構成するハウジング
10に対して上下動自在に組み込まれるとともにばね1
8によって上方へばね付勢されることでフローティング
支持されたものであって、図5に示すように、上部フレ
ーム体19aと、上部フレーム体19aの下部に固着さ
れる下部フレーム体19bと、上部フレーム体19aの
側部に固着される側部フレーム体19cとで構成される
フレーム体19を具備しており、更にフレーム体19の
下部にはモータ枠20が取付けてある。
【0026】フレーム体19にモータ枠20を取付ける
に当たっては下記のようにして取付けてある。すなわ
ち、下部フレーム体19bの下面部に下方に開口し且つ
下端開口の両縁に取付け突部190aを設けた溝190
bを設けてある。一方、モータ枠20の上面部に角筒状
をしたトンネル部191を設け、トンネル部191に両
側よりそれぞれ取付け部材192の一端部をスライド自
在にはめ込み、トンネル部191内において対向する取
付け部材192間にばね材193を介在して両取付け部
材192を互いに離れる方向に弾性付勢してあり、更
に、取付け部材192には抜け止め突起192aが設け
てあって、抜け止め突起192aがトンネル部191の
上面部に設けた孔191aの端縁に当接自在となってい
ることで、抜け止め突起192aが抜けないようにして
ある。また、取付け部材192の端部には取付け用突片
192bが設けてある。そして、図1のようにトンネル
部191を溝190bにはめ込み、両取付け部材192
の端部に設けた取付け用突片192bをそれぞれ溝19
0bの下端開口の両縁の取付け突部190aに係止して
取付けるものであり、この係止状態はばね材193のば
ね力により保持してある。
【0027】上記取付け部材192aの他端部には下方
に向けて略J字状をした弾性を有する取付け腕192c
が連出してあり、この弾性を有する取付け腕192cの
先端部をハウジング10に設けた取付け部10aに図1
のように取付けるものである。したがって、駆動ユニッ
ト6は略J字状をした弾性を有する取付け腕192cの
撓みによって装置ケーシング1に対して上下移動自在と
されているわけであり、更に前述のように駆動ユニット
6の下端面であるモータ枠20と装置ケーシング1の内
底面との間に配されたばね18により、上方に付勢され
ているものである。
【0028】図1乃至図3、図5に示すように、モータ
枠20内にはモータ11が内装され、このモータ11の
出力軸にピニオン12が固着される。モータ枠20の側
部にはモータ側枠20aが取付けられ、このモータ側枠
20aに軸により回動自在に取付けた中間ギア13が上
記ピニオン12に噛み合っている。モータ側枠20aの
外面側にはギアカバー20bが取付けられて上記ピニオ
ン12、中間ギア13を覆っている。
【0029】上部フレーム体19aと、下部フレーム体
19bと、側部フレーム体19cとで構成されるフレー
ム体19内には回転カム30が軸30aにより回転自在
に取付けてあり、この回転カム30は下面部にフェース
ギア30bが設けてあり、また、図10に示すように、
回転カム30の上面部の外周部には平面視環状をしたカ
ム部30cが設けてあり、このカム部30cのレベルは
場所によって異なるものであり、また、回転カム30の
上面部には平面視環状をしたカム溝30dが設けてあ
り、この環状をしたカム溝30dは半径が場所によって
異なる溝となっている。
【0030】図3、図5に示すように、フレーム体19
に上下に両端部を取付けた軸31aに振動子31が上下
移動自在に取付けてあり、この振動子31には振動ロー
ラ31bが回動自在に取付けてあり、上下移動自在な振
動体31がばね31cにより下方に弾性的に押圧されて
振動体31に取付けた振動ローラ31bが回転カム30
のカム部30cに弾性的に押し付けられている。振動体
31の両側には上方に向けて突腕31dが突設してあ
り、この突腕31dの上端部31eが弧状に屈曲してい
る。この弧状に屈曲した上端部31eは上部フレーム体
19aに設けた孔190cから上方に突出している。
【0031】図1乃至図3、図5に示すように、下部フ
レーム体19bには軸32aにより駆動ギア32が回転
自在に取付けてあり、この駆動ギア32は中間ギア13
と噛み合っている。駆動ギア32にはギア32bが設け
てあって、該ギア32bが回転カム30のフェイスギア
30bと噛み合っている。したがって、モータ11が回
転すると、ギア群を介して回転カム30が回転し、回転
カム30の回転によりカム部30c上を振動ローラ31
bが上下移動しながら転動し、これにより振動子31が
上下して振動子31の突腕31dが上下するようになっ
ている。
【0032】一対の可動レバー33の端部がフレーム体
19に取付けた軸33aに回動自在に取付けてあり、上
記軸33aは上端部を上部フレーム体19aに設けた孔
に嵌め込むと共に下端部を下部フレーム体19bに取付
ける支持板19dに設けた孔にはめ込んである。可動レ
バー33の先端部の下面部から突出した軸にローラ33
bが回動自在に取付けてあり、また、可動レバー33の
上面部から突出した軸33cが上部フレーム体19aの
上面部に形成した長孔190dに移動自在に挿通してあ
り、この軸33cの先端部に角型をした駆動ころ77が
回転自在に取付けてある。ローラ33bは回転カム30
のカム溝30d内にはめ込んであり、回転カム30が回
転することで、可動レバー33が揺動し、これにより駆
動ころ77が揺動するようになっている。ここで、カム
溝30dは図10に示すように、両可動レバー33が同
時に逆方向に揺動させることができるような形状となっ
ており、図10に示す実施形態においては、回転カム3
0の1回転で両可動レバー33が図10(a)のように
両ローラ33b間が最も広がる状態と、図10(b)の
ように両ローラ33b間が最も狭まる状態とが各々2回
ずつ生じるようになっている。
【0033】図1、図5に示すように、フレーム体19
の上部にはサブハウジング17の下部が被嵌されてねじ
具により取付けられる。サブハウジング17は上面部に
開口部17dを設けてあり、両側上部にU字状をした切
欠部17eが設けてある。サブハウジング17の両側部
とフレーム体19の両側部との間には隙間が形成され、
この隙間に解除釦34が配置され、この解除釦34とフ
レーム体19との間にばね材34aが介装されて解除釦
34をサブハウジング17の側部の内面に押し付けてい
る。ここで、解除釦34の操作部34bが上記切欠部1
7eに嵌まり込んで外部に露出している。
【0034】連結部50は図6に示すように、前後壁部
と左右壁部を有し且つ上下が開口した枠状をしたもの
で、両側壁部の内面下部に円弧状をした係止孔50pを
設けてあり、図1乃至図3のように、サブフレーム17
の弧状面となった上面部17cに連結部50の両側壁部
の下端部の弧状部50oを載置し、フレーム体19の両
側上部の外面側に設けた支持突部190eに連結部50
の両側壁部の内面部に設けた軸支部50cを嵌め込み、
この状態で、解除釦34の上端部に設けた係止爪34c
を円弧状をした係止孔50pに係止することで連結部5
0がサブフレーム17に取付けられる。ここで、連結部
50はサブフレーム17を取付けたフレーム体19と一
緒に上下移動するようにフロート自在となっているが、
更に、支持突部190eと軸支部50cとの軸支部分を
中心にしてスイング自在となっているものである。な
お、係止孔50pは円弧状をしているので、連結部50
が支持突部190eと軸支部50cとの軸支部分を中心
にしてスイングする際に、係止爪34cが円弧状の係止
孔50p内を移動して連結部50のスイングに当たって
支障がないようにしてある。
【0035】連結部50を取り外すには解除釦34の操
作部34bをばね材34aに抗して押すことで係止爪3
4cを係止孔50から外して連結部50を取り外すこと
ができるものである。次に、本発明における脱毛ブロッ
ク2について詳述する。フレーム体19の上端部に配さ
れている脱毛ブロック2は、図1乃至図4、図6に示す
ように、軸26によってフレーム体19の両側上端部間
に回転自在に架設されている回転体23に、脱毛爪3
と、上記一対の可動レバー33の駆動による角型をした
駆動ころ77の揺動の動きを受けて脱毛爪3を動かす一
対のスライダー28,28とを設けたもので、回転体2
3の下部側に位置している両スライダー28,28は、
回転体23の両端間に架設された軸29,29によって
回転体23に対し、上記軸26と平行な方向にスライド
自在とされている。
【0036】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、一端の係合突
起37の数と位置とが異なる2種が回転体23の軸方向
において交互に配設されているとともに、両側縁から突
出する支持突起38,38が回転体23によって支持さ
れることで、回転体23に対し、回転体23の軸方向と
直交する方向の軸のまわりに揺動自在とされている。図
6中の39は可動爪3bにおける前記軸26が挿通され
る孔である。
【0037】回転体23にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー28,28は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記一対の可動
レバー33によって相反する方向にスライド駆動され
て、一方のスライダー28が回転体23の軸方向に並ん
でいる複数枚の可動爪3bのうちの1枚おきを同時に揺
動させ、他方のスライダー28が残る可動爪3bを同時
に逆方向に揺動させるもので、両スライダー28,28
には可動爪3bの係合突起37が係合する係合溝280
が上面に設けられている。ただし、一方のスライダー2
8は一列に並ぶ係合溝280を、他方のスライダー28
は2列で並ぶ係合溝280を一方のスライダー28の係
合溝280の両脇に備えたものとなっており、一列に並
んでいる複数枚の可動爪3bが両スライダー28,28
に交互に係合している。そして両スライダー28,28
の下面には、夫々軸26を中心とする円弧となっている
溝281が設けられており、各溝281に前記一対の可
動レバー33の各駆動ころ77が係合している。
【0038】また、図6に示すように回転体23の円周
部には固定爪3aの前方に大きな凹所230が設けられ
ており、この凹所230には回動自在に取付けられたロ
ーラ231が回転体23に設けられた端部に位置する固
定爪3aの周方向にある取付け孔332に軸233によ
って圧入固定してある。この時、ローラ231に軸23
3を圧入固定して、取付け孔332に軸233を遊挿し
てもよい。これにより回動時に回転体23のリブの摺動
刺激によって悪くなっていた肌当たりは回動自在に取付
けられたローラ231によって肌を引っ張らずに転がる
ために肌当たりが良いものとなり、骨部でも固定爪3a
と可動爪3bの肌への衝撃がローラ231によってやわ
らげられるため、肌当たりが非常に良いものとなる。
【0039】駆動ユニット6における上部フレーム体1
9aと側部フレーム体19cとの間に組み込まれる駆動
手段は、図1、図5に示すように、レバー35の下端部
を駆動ギア32に設けた偏心軸32cに回転自在に取付
けると共にレバー35の上端部を回転体23の側面部に
設けた偏心軸23aに回転自在に取付けることで構成し
てあり、モータ11を回転して駆動ギア32が回転する
と、レバー35を介して回転体23が軸26を中心に所
定角度内の往復回動を行う。この回動は、ローラ231
がサブハウジング17の上面開口のほぼ中央に位置する
状態と、脱毛爪3における可動爪3bが同じ位置にくる
状態との間でなされるようにしてある。そして上記回動
と同時に、可動レバー33が夫々軸33aを中心に相反
する方向の往復回動を行って、脱毛ブロック2における
一対のスライダー28,28に相反する方向の往復直線
運動を行わせるために、スライダー28,28の往復動
で往復揺動を行う可動爪3bは、一つおきの固定爪3a
の両面に隣合う2つの可動爪3bが同時に接する動作
と、残る固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが
同時に接する動作とを繰り返す。尚、両端の固定爪3a
は、夫々片面のみに可動爪3aが接することから、他の
固定爪3aよりも肉厚として強度を持たせてある。
【0040】ここにおいて、本実施形態に係るもので
は、脱毛ブロック2の軸26を中心とする2回の往復回
動の間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、カ
ム溝30dを構成してある。つまり、脱毛ブロック2の
軸26を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3b
が一側の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪
3aに接する状態に移行するようにしてある。
【0041】そして、本実施形態において、図10に示
すように、回転カム30の1回転で両可動レバー33が
2往復回動するように構成してあるので、ギヤ32bと
フェイスギア30bとを1:4の歯数組み合わせとする
ことで、常に回転体23の回動と、毛の把持を一致させ
ることができるものである。また、この可動爪3bの上
記移行は、脱毛ブロック2の軸26を中心とする往復回
動の両死点のうち、可動爪3bが連結部50の上開口に
位置している時の死点の時点で大半がなされるとともに
この時点の移行で可動爪3bが固定爪3aに接するよう
になっており、他方の死点において、接していた固定爪
3aから可動爪3bがわずかに離れる動きがなされるも
のとなっている。
【0042】つまり、ローラ231が肌に接している状
態から、脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回
転によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位
置に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持
がなされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロッ
ク2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなさ
れるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態
となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動
作が繰り返されることになる。
【0043】このように、本実施形態においては脱毛サ
イクルは、爪を開にして毛を導入し、次に爪を閉じて毛
を把持し、次に回転体23の回動により毛を引き抜き、
次に爪を開いて毛を離すという規則的なサイクルであ
る。このため、本実施形態においては、規則的に毛を抜
くことによる脱毛刺激(脱毛による痛み)が発生するも
のである。
【0044】次に、連結部50に設けた肌当て部材5に
よる肌伸ばしの構成を詳述する。本実施形態においては
図4、図6、図7、図8、図13、図14に示すよう
に、前後壁部と左右壁部とで構成された枠状をした連結
部50内に脱毛手段である脱毛ブロック2が配置され、
該脱毛ブロック2の前後にそれぞれ配置した前後の肌当
て部材5を連結部50に連結してある。ここで、前に位
置する肌当て部材5はくし状のコーム51と後述の肌伸
ばし手段の主体を構成するくし状をした肌伸ばし部40
により構成してあり、寝た毛やくせ毛を起こすようにな
っている。コーム51は弾性エラストマで外周を囲んで
あり、弾性エラストマはコーム51を有する肌当て部材
5を形成する際に同時成形されるものである。この弾性
エラストマの硬度は50°〜80°にしてあり、肌当た
りを良くしながら肌を伸ばし、毛を整毛することができ
るようにしてある。
【0045】また、後ろに位置する肌当て部材5はロー
ラ54と後述の肌伸ばし手段に設けたくし状をした肌伸
ばし部41により構成してあり、ローラ54は弾性エラ
ストマにより形成してあって軸54aにより回転自在に
取付けてあり、肌に追従して転がるようにしてある。枠
状をした連結部50の前部に設けた軸受け部50mに前
に位置する肌伸ばし部40が軸40aによりスイング回
動自在に取付けてあり、連結部50の後部に設けた軸受
け部50nに後に位置する肌伸ばし部41が軸54aに
よりスイング回動自在に取付けてある。
【0046】前後の肌伸ばし部40、41は連結アーム
42、43により連結してある。連結アーム42、43
はぞれぞれ前後方向の略中央部の下面部に突起560が
突設してある。連結アーム42は連結アーム43の内側
に配置されるものであって、この連結アーム42の突起
560の側面側に軸42cが突設してある。また、連結
アーム42の前端には長孔42aが設けてあり、連結ア
ーム42の後端には孔42bが設けてある。一方、連結
アーム43の後端には長孔43aが設けてあり、連結ア
ーム43の前端には孔43bが設けてある。連結アーム
42の後端の孔42bに連結部50の内部の両側後部に
設けた軸50gに回動自在に挿入してあり、連結アーム
42が該軸50gを支点にして回動自在となっている。
また、連結アーム43の前端部の孔43bに連結部50
の内部の両側後部に設けた軸50hに回動自在に挿入し
てあり、連結アーム43が該軸50hを支点にして回動
自在となっている。連結アーム43の後端と後の肌伸ば
し部41とがピン41bにより回動自在に連結してあ
り、この場合、連結アーム43に設けた長孔43aにピ
ン41bがスライド自在に挿入してある。また、連結ア
ーム42の前端と前の肌伸ばし部40とがピン40bに
より回動自在に連結してあり、この場合、連結アーム4
2に設けた長孔42aにピン40bがスライド自在に挿
入してある。連結アーム42と連結アーム43は前後方
向の略中間位置においてピン42cにより回転自在に連
結枢支してある。ここで、連結アーム43に設けたピン
42cが挿入される孔は長孔43cとなっている。一対
の連結アーム42の後端部には垂下部42dが垂下して
あり、該垂下部42dの下部間を連結桟部42eにより
一体に連結してあり、更に、垂下部42dから斜め前方
に向けて弾性を有する戻しばね部42fが一体に突設し
てある。また、一対の連結アーム43の後端部には垂下
部43dが垂下してあり、該垂下部43dの下部間を連
結桟部43eにより一体に連結してあり、更に、垂下部
43dから斜め前方に向けて弾性を有する戻しばね部4
3fが一体に突設してある。そして、上記垂下部42
d、連結桟部42e、戻しばね部42fは連結部50と
フレーム体19の上部との間に配設され、また、垂下部
43d、連結桟部43e、戻しばね部43fは連結部5
0とフレーム体19の上部との間に配設される。
【0047】一方、連結アーム42、43に設けた突起
560の下端面は円弧状をしており、この連結アーム4
2、43の突起560の下端面に振動子31に設けた突
腕31dの上端部31eが当接している。ここで、振動
子31が上方に移動することで、突起560を上方に押
し上げ、連結アーム42が軸50gを支点にして回動
し、長孔42a部分が押し上げられる(図8、図9の状
態)。この時前の肌伸ばし部40がピン40aにより連
結部50に連結されており、また、ピン40bにより長
孔42aと連結されているため、ピン40aとの連結部
分を支点としてピン40bが長孔42a内を摺動し、前
の肌伸ばし部40がスイングし、これによりくし状をし
た前の肌伸ばし部40が肌を押して前方に伸ばす。同時
に、突起560を上方に押し上げることで、連結アーム
43が軸50hを支点にして回動し、長孔43a部分が
押し上げられる。この時後の肌伸ばし部41がピン54
aにより連結部50に連結されており、また、ピン41
bにより長孔43aと連結されているため、ピン54a
との連結部分を支点としてピン41bが長孔43a内を
摺動し、後の肌伸ばし部41がスイングし、これにより
くし状をした後の肌伸ばし部41が肌を押して後方に伸
ばす。このように振動子31が上方に移動して前の肌伸
ばし部40が前方にスイングして肌を前方に伸ばすと共
に後の肌伸ばし部41が後方にスイングして肌を後方に
伸ばして、脱毛爪3による脱毛が確実且つ容易にできる
ようにし、また、肌を伸ばして脱毛することで、脱毛時
の痛みを低減するようになっている。
【0048】ところで、上記のように振動子31が上方
に移動して、突起560が上方に押し上げられて前後の
肌伸ばし部40、41がスイングして肌伸ばしを行った
場合、連結アーム42、43の回動により戻しばね部4
2f、43fが図9のようにフレーム体19に強く押し
付けられて復帰ばね力が蓄積される。したがって、振動
子31が下方に移動すると上記振動子31の下方への移
動に追従するように上記戻しばね42f、43fに蓄積
されていた復帰ばね力により連結アーム42、43が前
記とは逆に回動し、図2、図7の状態に戻るのである。
このように振動子31の下方への移動時にばね42f、
43fの復帰ばね力により連結アーム42、43が逆に
回転し、振動子31の上端部に突起560の下端面が当
接したままの状態で突起560が下方に移動するもので
ある。したがって、振動子31が再び上方に移動して突
起560を上方に押し上げる際、振動子31が突起56
0に衝突することがなく、振動子31と突起560との
連結点における衝突音のない肌伸ばしができるものであ
る。
【0049】上記のように本実施形態においては、肌伸
ばし手段に設けた肌伸ばし部40、41のスイングによ
り初期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌
伸ばし位置から初期位置に戻す方向の運動を行うように
なっており、このように肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし
部40、41の運動がいずれも初期位置から肌を伸ばす
方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に
戻す方向の運動とを行うように構成してあるので、肌が
引っ張られる時の痛みや、毛を引き抜く時の抵抗を小さ
くして、脱毛時の痛みを低減し、また、駆動負荷も小さ
くでき、更に、毛を巻き込むことがないものである。
【0050】ところで、肌伸ばし手段を弾性を有しない
剛体で構成する方が肌伸ばしを大きく確実にすることが
できるものである。しかし、肌伸ばし手段を剛体とする
ことにより肌当たりが悪くなり、特に骨部などのかたい
部分では肌伸ばし手段による肌伸ばしにより痛みが発生
することが考えられる。これを改善するために、肌に対
する肌伸ばし部40、41の相対位置を可変として肌伸
ばし量を調整できるようにすることが必要である。以下
肌に対する肌伸ばし部40、41の相対位置を可変にし
て肌伸ばし量を調整する構造につき説明する。
【0051】肌当て部材5を構成するコーム51、ロー
ラ54と、櫛状をした肌伸し部40、41とが固定部材
である枠状をした連結部50の内側に設けてあり、上記
コーム51、ローラ54と、櫛状をした肌伸し部40、
41とが略平行であり、しかも、コーム51が肌伸し部
40の外側に配置してあると共にローラ54が肌伸し部
41の外側に配置してあってこの肌当て部材を構成する
コーム51、ローラ54が肌伸し部40、41による肌
伸ばし量の規制手段となっている。
【0052】ここで、前に位置する肌伸ばし量の規制手
段となる肌当て部材5であるコーム51は前述のように
弾性エラストマで外周を囲んであるが、本実施形態では
コーム51の上部を弾性エラストマで囲んであって上方
に突出した突部51b部分が弾性材である弾性エラスト
マにより構成してあり、また、コーム51の下部(つま
り突起よりも下方の部位)は硬質部材で構成してある。
このコーム51は図2、図6、図11、図12に示すよ
うに、突部51bより下方の硬質部材により構成した部
位を固定部材である枠状の連結部50の前壁の内面部に
設けた凹み50qに配置され且つ連結部50の前壁の上
部に設けたガイド部50dを両側のガイドとして上下移
動可能としてある。凹み50qにはコーム51が内方に
外れるのを防止するための外れ防止突部50rが設けて
あって凹み50q内においてコーム51が上下移動可動
であるが内側に外れないようになっている。連結部50
の前壁にはハンドル取付け用孔50sが設けてある。連
結部50の前壁の前面部には横方向に移動自在にハンド
ル50eが配置され、このハンドル50eの裏面に設け
た係止部50tをハンドル取付け用孔の凹み50q側の
開口縁の上下縁部に横方向にスライド自在に係止するこ
とでハンドル50eが連結部50に横方向にスライド自
在に取付けてある。ハンドル50eの裏面には更にボス
50fが設けてあり、このボス50fが肌当て部材5を
構成するコーム51の硬質部材で構成された部位に設け
たカム溝部51aにはめ込んであり、ハンドル50eを
横方向に移動することで、前に位置する肌当て部材5を
上下方向に移動してコーム51部分の上下方向の位置を
選択してコーム51を上下方向の設定した位置で固定し
てコーム51により構成する肌当て部材5を上下方向の
設定した位置で固定することができるようにしてある。
【0053】図11、図12に示す実施形態において
は、コーム51の下部の硬質部材の両側に弾性脚51c
を設け、弾性脚51cの下端部に係合突部51dを設
け、図11のように、コーム51を下方に引き下げた状
態で凹み50qの側縁部に設けた被係合突起50uの下
面側に上記係合突部51dが係合してコーム51の上方
への不用意な突出を防止し、また、図12のように、コ
ーム51を上方に突出させた状態で凹み50qの側縁部
に設けた被係合突起50uの上面側に上記係合突部51
dが係合してコーム51の下方への不用意な下降を防止
するようになっている。
【0054】図13は、規制手段である前の肌当て部材
5を構成するコーム51の連結部50の上端から上方へ
の突出量を小さくした場合における肌伸ばし手段による
肌伸ばし状態を示していて図11に対応しており、図1
4は、規制手段である前の肌当て部材5を構成するコー
ム51の連結部50の上端から上方への突出量を大きく
した場合における肌伸ばし手段による肌伸ばし状態を示
していて図12に対応している。
【0055】図13、図14に示すようにコーム51の
連結部50の上端からの突出量を変えることで、肌伸し
部40の肌に対する相対位置を変えることができて、肌
伸ばし量を変えることができるのである。つまり、図1
3のように規制手段となるコーム51の連結部50の上
端からの突出量を小さくした場合、肌伸し部40による
肌伸ばし量が大となり、図14のように規制手段となる
コーム51の連結部50の上端からの突出量を大きくし
た場合、肌伸し部40による肌伸ばし量が小となる。こ
のように肌伸ばし量を変えることができるので、例え
ば、図13は肌部(柔らかい所)における肌伸ばしに適
しており、図14は骨部(かたい所)における肌伸ばし
に適している。しかし、肌部での肌伸ばしによる肌への
刺激が大きい場合には図13の状態で肌部(柔らかい
所)で使用してもよいものである。図13、図14にお
いて符号Hは肌を示している。
【0056】上記コーム51の上端の位置は、脱毛手段
の肌に当接する位置を基準にして肌から離れる方向(下
方)に0〜3mm、肌に近付く方向(上方)に0〜5m
mの範囲において上下位置調整可能となっている。ここ
で、後に位置する肌当て部材5を構成するローラ54を
コーム51と同様に固定部材である連結部50に対して
上下移動可能としてもよく、また、肌伸ばし部40、4
1を肌当て部材となるコーム51やローラ54に対して
上下移動自在としてもよい。
【0057】上記肌伸ばし手段による肌伸ばし量を規制
する規制手段となる肌当て部材5が固定部材である連結
部50に対して上下方向に位置調整可能で且つ上下方向
にフロート自在となっていてもよい。図15、図16は
この一実施形態を示しており、規制手段となる肌当て部
材5を構成するコーム51の下端部にばね50xを係止
するボス50yを設け、ばね50xが上記ボス50yと
連結部50の前壁の内面側に設けたコ字状をした凹部5
0zの底面との間に配設されており、ハンドル50eに
設けたボス50fの下部に肌当て部材5を構成するコー
ム51に設けたカム溝部51aの下面がばね50xによ
り押圧されている。ここで、ボス50fの径よりもカム
溝部51aの溝幅を大きくすることで、ボス50fがカ
ム溝51a内を上下移動可能となり、規制手段となる肌
当て部材5を構成するコーム51が連結部50に対して
フロート自在となるのである。この場合、図15のよう
にコーム51の上端部の連結部50の上端部からの突出
量が小さい時の方が、図16のようにコーム51の上端
部の連結部50の上端部からの突出量が大きい時の方よ
りばね50xの縮み量が大きい。このように図15の時
がばね50xの縮み量が大きく、図16の時の方がばね
50xの縮み量が小さいので、コーム51をばね50x
でフロート自在に支持するものにおいて、図16の方が
図15よりもコーム51をフロート自在に支持している
際のフロート力が弱くなっている。このため、図16の
ように連結部50の上端からの突出量が大きい場合はフ
ロート力が弱く、小さな力で肌の凹凸に追従するもので
あって、骨部分(かたい所)においてソフトな肌ざわり
で肌に追従しながら肌伸ばし手段による肌伸ばし量の規
制を行うことができるものである。
【0058】上記のようにコーム51の上下方向の位置
を選択することによりコーム51のフロート力を変える
ものとなっているが、コーム51の上下方向の位置の選
択によらず、コーム51のフロート力を一定とするよう
にしてもよいものである。次に、図17乃至図27に基
づいて本発明の他の実施形態につき説明する。本実施形
態の脱毛装置は以下のような構成となっている。装置ケ
ーシング1内に配した駆動ユニット6の上端部に脱毛手
段となる脱毛爪3と肌当て部材5とを設けるとともに、
装置ケーシング1上端のサブハウジング17の上面開口
に上記脱毛手段となる脱毛爪3を臨ませ、更に脱毛爪3
の前後にそれぞれ肌当て部材5を配置したものである。
装置ケーシング1は前後二つ割りで形成されたハウジン
グ10と、ハウジング10の上端面に配された上面板1
6と、この上面板16上に着脱自在に配された枠状のサ
ブハウジング17から構成され、−端に電源ジャック1
4を、側面にスイッチ15をそれぞれ備えている。そし
てハウジング10が手に持つ部分、つまり把持部となっ
ている。
【0059】装置ケーシング1内に配される駆動ユニッ
ト6は、装置ケーシング1に対して上下動自在に組み込
まれるとともにばね18によって上方へばね付勢される
ことでフローティング支持されたものであって、図20
に示すように、メインフレーム61とメインフレーム6
1の両サイドに固着される一対のサイドカバー62、6
2によって構成されているフレーム60を具備してお
り、装置ケーシング1には支持アーム9を介して取付け
られている。
【0060】この支持アーム9は図20に示すように平
面形状がコ字形となっているもので、中央部に設けた孔
90をハウジング10の内面に設けた突起99、99に
係合させることでハウジング10に取り付けられる。そ
して、支持アーム9の両側片は図20から明らかなよう
に、各々上下一対の薄肉の弾性片91、91で形成され
ており、両弾性片91、91の先端間をつないでいる部
分に、駆動ユニット6の重心位置の両側面に形成された
突起63と係合する係合孔93を備えている。弾性片9
1の撓みにより、装置ケーシング1に対して駆動ユニッ
ト6が上下動自在とされているわけであり、更に、駆動
ユニット6の下端面と装置ケーシング1の内底面との間
に配されたばね18により、上方に付勢されているもの
である。図中68は駆動ユニット6のフレーム60の外
周面に設けられたフランジ64の下面と、ハウジング1
0の内面に設けられた内フランジ69との間に配されて
いて装置ケーシング1内への毛屑の侵入を防いでいる防
塵パッキンである。
【0061】このようにフローティング支持された駆動
ユニット6のフレーム60の下部にはモータ11が納め
られ、上端部には脱毛爪3を備えた脱毛ブロック2が配
設され、上下方向中央部には脱毛爪3の駆動のための確
動カム7が納められ、更に、フレーム60の一側には脱
毛ブロック2を往復回動させるための駆動手段が納めら
れている。
【0062】上記確動カム7は、脱毛ブロック2におけ
る脱毛爪3を駆動するためのもので、一対のカム溝7
2、72が外周面に形成されている回転軸70と、上記
カム溝72、72内を各々摺動する舟型のころ76を備
えた一対のカムフォロア75、75とからなるもので、
上記回転軸70の一端に固着されたギア71が、フレー
ム60によって支持されている中間ギア13を介してモ
ータ11の出力軸に設けられたピニオン12に噛み合っ
ている。ここにおける回転軸70は軸受79、79によ
ってフレーム60に回転自在に且つ軸方向に動き得る状
態で支持されたもので、ギヤ71と軸受け79との間に
僅かに隙間が形成してあって遊びを持たせてある。ま
た、上記一対のカム溝72、72は、共にたすき状に形
成されるとともに回転軸70の軸方向に間隔をおいた状
態で形成されており、一対のカムフォロア75、75の
各ころ76、76は、カム溝72、72における交差部
分に位置している時を除き、回転軸70の軸方向におい
て相反するところに位置するようにされている。また、
回転軸70は上述のように軸方向に動き得るとはいえ、
一対のカムフォロア75、75による位置規制を受ける
ために、その軸方向位置が不安定となることはない。
【0063】上記一対のカムフォロア75、75は、図
17、図20に示すように、フレーム60から立設した
軸67、67の回りに各々回転自在となっているもの
で、各ころ76は軸67から偏心した位置の下面側に設
けられている。また、各カムフォロア75における軸6
7を挟んでころ76と反対側の位置の上面には、脱毛爪
3の駆動用の駆動ころ77が設けられている。図中の1
60はサブハウジング係止用フック、65はメインフレ
ーム60の中央部上面に配される上蓋、66は防塵板で
あり、各カムフォロア75、75の軸67と同心の円柱
部が上蓋65と防塵板66とを上下に貫通している。
【0064】次に、本発明における脱毛ブロック2につ
いて詳述する。フレーム60上端部に配されている脱毛
ブロック2は、図17乃至図19、図21、図22に示
すように、軸26によってフレーム60の両側上端部間
に回転自在に架設されている回転体23に、脱毛爪3
と、上記カムフォロア75,75の動きを受けて脱毛爪
3を動かす一対のスライダー28,28とを設けたもの
で、一端にギア27が設けられている回転体23の下部
側に位置している両スライダー28,28は、回転体2
3の両端間に架設された軸29,29によって回転体2
3に対し、上記軸26と平行な方向にスライド自在とさ
れている。
【0065】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、一端の係合突
起37の数と位置とが異なる2種が回転体23の軸方向
において交互に配設されているとともに、両側縁から突
出する支持突起38,38が回転体23によって支持さ
れることで、回転体23に対し、回転体23の軸方向と
直交する方向の軸のまわりに揺動自在とされている。図
21中の39は可動爪3bにおける前記軸26が挿通さ
れる孔である。
【0066】回転体23にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー28,28は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記確動カム7
によって相反する方向にスライド駆動されて、一方のス
ライダー28が回転体23の軸方向に並んでいる複数枚
の可動爪3bのうちの1枚おきを同時に揺動させ、他方
のスライダー28が残る可動爪3bを同時に逆方向に揺
動させるもので、両スライダー28,28には可動爪3
bの係合突起37が係合する係合溝280が上面に設け
られている。ただし、一方のスライダー28は一列に並
ぶ係合溝280を、他方のスライダー28は2列で並ぶ
係合溝280を一方のスライダー28の係合溝280の
両脇に備えたものとなっており、一列に並んでいる複数
枚の可動爪3bが両スライダー28,28に交互に係合
している。そして両スライダー28,28の下面には、
夫々軸26を中心とする円弧となっている溝281が設
けられており、各溝281に前記カムフォロア75,7
5の各駆動ころ77が係合している。
【0067】また、図21、図22に示すように回転体
23の円周部には固定爪3aの前方に大きな凹所230
が設けられており、この凹所230には回動自在に取付
けられたローラ231が回転体23に設けられた端部に
位置する固定爪3aの周方向にある取付け孔332に軸
233によって圧入固定してある。この時、ローラ23
1に軸233を圧入固定して、取付け孔332に軸23
3を遊挿してもよい。これにより回動時に回転体23の
リブの摺動刺激によって悪くなっていた肌当たりは回動
自在に取付けられたローラ231によって肌を引っ張ら
ずに転がるために肌当たりが良いものとなり、骨部でも
固定爪3aと可動爪3bの肌への衝撃がローラ231に
よってやわらげられるため、肌当たりが非常に良いもの
となる。
【0068】駆動ユニット6におけるメインフレーム6
1と一方のサイドカバー62との間に組み込まれる駆動
手段は、図17、図20に示すように、確動カム7にお
ける回転軸70の一端面の偏心部に一端が偏心ピン81
で連結されているリンク80と、フレーム60に軸84
で支持されているギア83とからなるもので、上記リン
ク80の他端はギア83の偏心部に軸82で連結されて
おり、ギア83は脱毛ブロック2における回転体23に
設けられた前記ギア27にかみ合っている。
【0069】今、モータ11を回転させれば、中間ギア
13を介して回転軸70が回転するものであり、この回
転軸70の回転で、リンク80とギア83とにより、脱
毛ブロック2全体が軸26を中心に所定角度内の往復回
動を行う。この回動は、ローラ231がサブハウジング
17の上面開口のほぼ中央に位置する状態と、脱毛爪3
における可動爪3bが同じ位置にくる状態との間でなさ
れるようにしてある。そして上記回動と同時に、確動カ
ム7における一対のカムフォロア75,75が夫々軸6
7を中心に相反する方向の往復回動を行って、脱毛ブロ
ック2における一対のスライダー28,28に相反する
方向の往復直線運動を行わせるために、スライダー2
8,28の往復動で往復揺動を行う可動爪3bは、一つ
おきの固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが同
時に接する動作と、残る固定爪3aの両面に隣合う2つ
の可動爪3bが同時に接する動作とを繰り返す。尚、両
端の固定爪3aは、夫々片面のみに可動爪3aが接する
ことから、他の固定爪3aよりも肉厚として強度を持た
せてある。
【0070】ここにおいて、本実施形態に係るもので
は、脱毛ブロック2の軸26を中心とする2回の往復回
動の間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、確
動カム7を構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸
26を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3bが
一側の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪3
aに接する状態に移行するようにしてある。また、この
可動爪3bの上記移行は、脱毛ブロック2の軸26を中
心とする往復回動の両死点のうち、可動爪3bがサブハ
ウジングの上面開口に位置している時の死点の時点で大
半がなされるとともにこの時点の移行で可動爪3bが固
定爪3aに接するようになっており、他方の死点におい
て、接していた固定爪3aから可動爪3bがわずかに離
れる動きがなされるものとなっている。
【0071】つまり、ローラ231が肌に接している状
態から、脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回
転によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位
置に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持
がなされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロッ
ク2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなさ
れるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態
となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動
作が繰り返されることになる。
【0072】このように、本実施形態においては脱毛サ
イクルは、爪を開にして毛を導入し、次に爪を閉じて毛
を把持し、次に回転体23の回動により毛を引き抜き、
次に爪を開いて毛を離すという規則的なサイクルであ
る。このため、本実施形態においては、規則的に毛を抜
くことによる脱毛刺激(脱毛による痛み)が発生するも
のである。
【0073】次に、肌当て部材5につき説明する。肌当
て部材5を設けた連結部50は、装置ケーシング1の上
部のサブハウジング17の開口内に位置するとともに装
置ケーシング1に対してスイング及びフロート自在とな
っている。すなわち、図21に示すように、連結部50
の主体の外側面部には上面が円弧面となった凸部55が
設けてあり、該凸部55の外側面にボス56が突設して
あり、また、凸部55の下端部には支点溝570が設け
てある。
【0074】一方、装置ケーシング1の上部にサブハウ
ジング17の両側の内面部の中央部にはそれぞれ対向す
るように上下方向に長い長孔171が設けてある。そし
て、枠状をした連結部50の前後に配設した前後の肌当
て部材5はサブハウジング17内に下方より挿入されて
サブハウジング17の開口に臨ませられるのであるが、
ここで、上記前後の肌当て部材5を連結する連結部50
の凸部55に設けたボス56が長孔171に上下移動自
在に係合してある。サブハウジング17の開口の両側に
は上面片部172が設けてあり、上面片部172は断面
円弧状をしていて下面側が円弧状をした凹部173とな
っている。
【0075】ハウジング10にサブハウジング17を取
付けた状態で、サイドカバー62に設けた支点リブ62
aが連結部50の支点溝570に嵌まり込み、ばね18
の上方押圧力が駆動部のサイドカバー62を介して支点
リブ62aに伝達され、支点溝57を介して連結部50
の凸部55を凹部173に接触させるようになってい
る。
【0076】ここで、円弧状をした凹部173の曲率半
径が円弧状をした凸部55の曲率半径よりも大きく設定
してあり、このため、円弧状の凸部55は円弧状の凹部
173に一点で当たり、この一点で当たる部分が連結部
50のスイングの支点部となっており、また、同時にこ
のスイングの支点部は肌当て部材5を連設した連結部5
0のフロートに当たっての上端支持部を構成している。
【0077】このように、連結部50がフロート自在で
且つスイング自在であるため、連結部50に連結された
肌当て部材5はフロート自在で且つスイング自在となっ
ている。次に、連結部50に設けた肌当て部材5による
肌伸ばしの構成を詳述する。図18、図19に示すよう
に、脱毛手段である脱毛ブロック2の前後にぞれぞれ前
後の肌当て部材5が配置してある。図21に示すよう
に、枠状をした連結部50の前部両側に前の肌当て部材
5が軸40aによりスイング回動自在に取付けてあり、
連結部50の後部両側に肌当て部材5が軸41aにより
スイング回動自在に取付けてある。前の肌当て部材5は
くし状をしたコーム51とコーム51の後方に設けたく
し状の肌伸ばし部40とで構成してある。コーム51
は、寝た毛やくせ毛を起こすようになっている。コーム
51は弾性エラストマで外周を囲んであり、弾性エラス
トマはコーム51を有する肌当て部材5を形成する際に
同時成形されるものである。この弾性エラストマの硬度
は50°〜80°にしてあり、肌当たりを良くしながら
肌を伸ばし、毛を起こし易くしてある。また、後方に位
置する肌当て部材5はローラ54とローラ54の前方に
設けたくし状の肌伸ばし部41とで構成してあり、該ロ
ーラ54は弾性エラストマにより形成してあって軸54
aにより回転自在に取付けてあり、肌に追従して転がる
ようになっている。
【0078】前後の肌当て部材5は連結アーム42、4
3により連結してある。連結アーム42、43はぞれぞ
れ前後方向の略中央部の下面部に突起560が突設して
ある。連結アーム42は連結アーム43の内側に配置さ
れるものであって、この連結アーム42の突起560の
内面側に軸560aが突設してある。また、連結アーム
42の前端には長孔42aが設けてあり、連結アーム4
2の後端には孔42bが設けてある。一方、連結アーム
43の後端には長孔43aが設けてあり、連結アーム4
3の前端には孔43bが設けてある。連結アーム42の
後端の孔42bに前述の後の肌当て部材5を連結部50
に枢支している軸41aが回動自在に挿入してあり、連
結アーム42が該軸41aを支点にして回動自在となっ
ている。また、連結アーム43の後端と後の肌当て部材
5とがピン41bにより回動自在に連結してあり、この
場合、連結アーム43に設けた長孔43aにピン41b
がスライド自在に挿入してある。また、連結アーム43
の前端の孔43bに前述の前の肌当て部材5を連結部5
0に枢支している軸40aが回動自在に挿入してあり、
連結アーム43が該軸40aを支点にして回動自在とな
っている。また、連結アーム43の前端と前の肌当て部
材5とがピン40bにより回動自在に連結してあり、こ
の場合、連結アーム42に設けた長孔42aにピン41
bがスライド自在に挿入してある。連結アーム42と連
結アーム43は前後方向の略中間位置においてピン40
cにより回転自在に連結枢支してある。ここで、連結ア
ーム42と連結アーム43とに設けたピン42cが挿入
される孔のうち連結アーム43に設けた孔は長孔43c
となっている。
【0079】回転体23の両側端部には周方向に凸部2
36bと凹部236aとを有するカム236が設けてあ
り、該カム236に上記連結アーム42、43の突起5
60が当接している。回転体23の両側端部の側面部に
はカム236に沿ってカム溝236cが設けてあり、該
カム溝236cに連結アーム42の軸560aが移動自
在に嵌め込んである。なお、このカム溝236cに連結
アーム42の軸560aを移動自在に嵌め込むことで、
カム236に沿って突起560の移動するのがよりスム
ーズとなるようにガイドすることができるが、カム溝2
36cを設けるのは必須の要件ではない。
【0080】図23乃至図26に本実施形態の動作図が
示してある。図23は爪を開いて毛を導入する状態であ
るが、図23の矢印方向に回転体23が回動すると、カ
ム236の凹部236aに対応していた突起560が図
24に示すようにカム236の凸部236bに当たって
連結駆動点を形成し、連結アーム42が押し上げられ
る。この時、連結アーム42はピン41aにより連結部
50、後の肌当て部材5と連結してあるので、該ピン4
1aを支点として連結アーム42が回動し、長孔42a
部分が押し上げられる。この時前の肌当て部材5がピン
40aにより連結部50に連結されており、また、ピン
40bにより長孔42aと連結されているため、ピン4
0aとの連結部分を支点としてピン40bが長孔42a
内を摺動し、前の肌当て部材5がスイングし、これによ
り前の肌当て部材5の後部に設けたくし状の肌伸ばし部
40が肌を押して前方に伸ばす。また、突起560が図
24に示すようにカム236の凸部236bに当たって
押し上げられると、連結アーム43はピン40aにより
連結部50、前の肌当て部材5と連結してあるので、該
ピン40aを支点として連結アーム43が回動し、長孔
43a部分が押し上げられる。この時後の肌当て部材5
がピン41aにより連結部50に連結されており、ま
た、ピン41bにより長孔43aと連結されているた
め、ピン41aとの連結部分を支点としてピン41bが
長孔43a内を摺動し、後の肌当て部材5がスイング
し、これにより後の肌当て部材5の前部に設けたくし状
の肌伸ばし部41が肌を押して後方に伸ばす。つまり、
図24に示すように、爪を開いて毛を導入している状態
において、肌伸ばし部40、41は互いに反対方向にス
イング回動して肌を互いに反対方向に伸ばすようにして
いる。
【0081】ここで、連結アーム42、連結アーム43
はピン42cにより連結されているので、連結アーム4
2、43は連動するようになっており、更に連結アーム
42と連結アーム43とに設けたピン42cが挿入され
る孔のうち連結アーム43に設けた孔は長孔43cとな
っているので、連結アーム42、43はスムーズに上下
するようになっている。
【0082】図25は爪を閉じて毛を把持している状態
であり、この段階では突起560が凹部236aに対応
することで、肌伸ばし部40、41による肌伸ばしが解
除される。図26は毛を引き抜いている状態であり、こ
の段階では突起560が凸部236bに対応して、前述
と同様にして肌伸ばし部40、41は互いに反対方向に
スイング回動して肌を互いに反対方向に伸ばしている。
【0083】このように、回転体23の回動に合わせ
て、上記肌伸ばし部40、41により肌伸ばし動作が繰
り返されるものである。ここで、コーム51が肌伸ばし
部40の前方に位置し、また、ローラ54が肌伸ばし部
41の後方に位置することで、これらコーム51、ロー
ラ54が肌伸ばし部40、41の肌規制手段となってい
る。
【0084】ところで、突起560が凹部236aに対
応した状態では肌伸ばし部40、41は脱毛手段の肌へ
の当接面よりも0〜3mm肌より離れる側に位置し、肌
伸ばし時には脱毛手段の肌への当接面よりも0.5〜5
mm肌側に突出するように設定してある。本実施形態に
おいて、毛の引き抜き期間に肌を伸ばすに当たり、爪を
閉じた状態で毛を引き抜く期間の初期に肌伸ばしを行う
ようにすると、毛の引き抜き期間の最も毛の引き抜きの
痛みが発生する引き抜き初期に肌伸ばし手段により肌を
伸ばして、より効果的に痛みを低減することができるこ
とになる。
【0085】また、毛の導入期間に肌伸ばしを付与する
に当たり、毛の導入期間の後期に肌伸ばしを行うように
すると、毛の根元を把持することができ、より効果的に
痛みを低減することができることになる。なお、突起5
60の傾斜した弧状の側縁部の曲率半径はカム236の
凸部236bの前後の弧状部の曲率半径よりも小さくし
てあり、これにより滑らかな肌伸ばしをすることができ
るようになっている。
【0086】更に、カム236の凸部236bの前後の
弧状部のうち前方側の弧状部の曲率半径を後方側の弧状
部の曲率半径よりも大きくすることで、毛の導入時には
ゆっくりとした肌伸ばしをし、毛の引き抜き期間におい
ては速い肌伸ばしをすることにより、肌当たりを良く
し、脱毛時の痛みを低減することができるものである。
また、凹部236aを、凸部236bよりも後方の凹部
を前方の凹部よりも低くすることで、毛の導入時より毛
の引き抜き時に強い肌伸ばしを行い、脱毛時の痛みを低
減することができるものである。
【0087】図27には図23乃至図26に示す実施形
態における、肌伸ばし部40、41による肌伸ばし付与
のパターンの概略図を示している。なお、この肌伸ばし
付与のパターンの概略図において「肌伸ばし量」は肌を
伸ばす大きさを示している。図27において、毛の導入
期間に肌を伸ばすことで、毛の導入を抑止、毛の根元を
つかむことで、脱毛の痛みを低減することができる。そ
して、毛の引き抜き期間に肌伸ばしを付与することで、
肌が引っ張られる痛みや毛を引き抜く時の抵抗を小さく
して脱毛の痛みを低減できることになる。
【0088】毛の引き抜き期間に肌伸ばしを付与するに
当たり、毛の引き抜き期間の初期(つまり図27に示す
ように毛の引き抜き期間のうち毛の把持期間に近づける
ように偏って)肌伸ばしを付与するようにすると、毛の
引き抜き期間に肌伸ばしを与えるに当たって最も毛の引
き抜きの痛みが発生する引き抜き初期に肌伸ばし手段に
より肌を伸ばして、効果的に痛みを低減することができ
ることになる。
【0089】また、毛の導入期間に肌伸ばし手段により
肌を伸ばすに当たり、図23、図24の爪を開いて毛を
導入する毛の導入期間において、図24に示す毛の導入
の後期に(つまり図27に示すように毛の導入期間のう
ち毛の把持期間側に近づけるように偏って)肌伸ばしを
付与するようにすると、毛の導入期間に肌伸ばしを与え
るに当たって、毛を把持する時に近づけることができ
て、効果的に毛の根元をつかみ痛みを低減することがで
きることになる。
【0090】また、カム236の位置、形状、大きさを
変えることで、種々の肌伸ばしを発生させて、脱毛時の
痛みを低減することができるものである。例えば、図2
8に示すように、カム236の形状によって肌伸ばしの
維持期間Tを設けるようにすることができる。このよう
に肌伸ばし維持期間Tを設けることで、肌を伸ばしたま
まの状態を保ち、毛の導入時においては、更に毛の根元
を把持でき、引き抜き時においては肌を伸ばしたままの
状態が維持しているので、引き抜かれる毛によって肌が
引っ張られる痛みを更に低減することができるものであ
る。この時、図29に示すようにカム形状は凸部236
bの頂部が回動方向に長くなっていて一定高さを保持す
る部分236dとなっており、この一定高さを保持する
部分236dを設けることで図28においてTで示す肌
伸ばし維持期間を設けることができるものである。
【0091】また、図30に示すように、カム236の
形状により導入時から引き抜き時まで肌を伸ばした状態
を維持できるようにすることにより更に毛の根元を把持
でき、脱毛による痛みが更に低減できるものである。こ
の時、図31に示すようにカム236の周方向の略片側
半分が凸部236bとなっており、この凸部236bの
頂部が回動方向に長くなっていて一定高さを保持する部
分236dとなっており、この一定高さを保持する部分
236dを設けることで図30においてTで示す肌伸ば
し維持期間を設けることができるものである。
【0092】上記実施形態においては、肌伸ばし部4
0、41の支点が連結アーム42、43との連結部より
下方にあるため、肌伸ばし部40、41はコーム51や
ローラ54とともに大きくスイング回動して肌を引き伸
ばすようになっているが、図32乃至図34に示すよう
に、肌伸ばし部40、41の連結アーム42、43との
連結部を肌伸ばし部40、41の支点よりも下方に位置
する状態と支点よりも上方に位置する状態との間で回動
するようにすることで、肌伸ばし部40、41による肌
を押す量を増し、これにより肌への押し付け密着力を高
め、肌伸ばし部40、41により肌を滑ることなく、肌
を伸ばすことができるようにしてもよいものである。こ
の場合、肌を伸ばす量を増すことができて、更に脱毛の
痛みを低減できるものである。図32は毛の導入状態を
示し、肌伸ばし部40、41により肌を引き伸ばしてい
る段階である。また、図33は毛を把持している状態を
示し、肌伸ばし部40、41による肌の引き伸ばしが解
除されている段階である。また、図34は毛を引き抜い
ている状態を示し、肌伸ばし部40、41により肌を引
き伸ばしている段階である。
【0093】また、上記実施形態においては前の肌当て
部材5と肌伸ばし部40を一体化し、後の肌当て部材5
と肌伸ばし部41を一体化した例を示しているが、図3
5乃至図37に示すように、前の肌当て部材5と肌伸ば
し部40を別体とし、後の肌当て部材5と肌伸ばし部4
1とを別体としてもよい。この場合、前の肌当て部材5
は連結部50の前部に一体に形成してあってコーム51
を有している。また、後の肌当て部材5は連結部50に
ローラ54を取付けて構成してある。そして、前の肌伸
ばし部40の前端部と連結アーム43の連結部とが軸に
より連結部50の前部に一体に形成したコーム51部分
にスイング回動自在に枢支してあり、前の肌伸ばし部4
0の後端部が連結アーム42の長孔42aとピン40b
により回動自在に連結してある。また、後の肌伸ばし部
41の後端部と連結アーム42の後端部とが軸により連
結部50にスイング回動自在に枢支してあり、後の肌伸
ばし部41の前端部が連結アーム43の前端部の長孔4
3aにおいてピン41bにより回動自在に連結してあ
る。他の構成は図17乃至図22に示す実施形態と同様
であるので、重複する説明は省略する。このように、前
の肌当て部材5と肌伸ばし部40を分離し、後の肌当て
部材5と肌伸ばし部41とを分離して、肌伸ばし部4
0、41のみが連結部50に対してスイングするように
することにより周期的な肌伸ばしによる肌の振動を無く
すことができる。図37は毛の導入状態を示し、肌伸ば
し部40、41により肌を引き伸ばしている段階であ
る。また、図36は毛を把持している状態を示し、肌伸
ばし部40、41による肌の引き伸ばしが解除されてい
る段階である。また、図35は毛を引き抜いている状態
を示し、肌伸ばし部40、41により肌を引き伸ばして
いる段階である。
【0094】また、肌伸ばし部40、41と連結アーム
42、43を前述の各実施形態のように長孔42a、4
3a部分でピンにより連結するのではなく、図38のよ
うに薄肉ヒンジ42d、43dにより一体に連続しても
よいものである。また、図21に示す連結アーム42、
43のうち一方の連結アーム43の構造を図39に示す
ようにすることで、脱毛手段の前後において肌を伸ばす
のみでなく、脱毛手段の両側においても肌を伸ばすこと
ができる。すなわち、連結アーム43の側面にヒンジ4
3eを介して肌伸ばし部36を設け、肌伸ばし部36を
軸36aにより連結部50に回動自在に枢支し、回転体
23のカム236の凸部236bにより突起560が押
し上げられた時、肌伸ばし部36が軸36aを中心にし
て脱毛手段である脱毛ブロック2から離れる方向に回動
して肌を押し伸ばすものであり、このことにより脱毛手
段の両側においても肌を伸ばすことができるのである。
【0095】次に、図40乃至図43に基づいて本発明
の更に他の実施形態につき説明する。すなわち上記した
実施形態においては1回の回動(実施形態では1往復の
回動)により毛を1回引き抜く場合の例につき説明した
が、本実施形態においては1回の回転により毛の引き抜
きを複数回行うようにした例を示している。本実施形態
にあっては、後述のように複数枚並設される爪が回転軸
23Aとともに回転するが回転軸23Aに対しては動か
ない固定爪3aと、回転軸23Aとともに回転し且つ回
転軸に対して揺動自在となった可動爪3bとで構成して
あって、固定爪3aと可動爪3bとが交互に配置してあ
る。
【0096】本実施形態における脱毛装置は、モータ1
1を内蔵する装置ケーシング1と、装置ケーシング1の
上部に取付けられた脱毛手段を内蔵するサブハウジング
17とからなるもので、手で把持する部分である装置ケ
ーシング1は二つ割りのハウジング10内に上記モータ
11を配置するとともに、電源ジャック14とスイッチ
15、そしてモータ11の出力軸に取り付けたピニオン
12と噛合する中間ギア13を設けたものとして形成さ
れている。
【0097】サブハウジング17は本実施形態において
はビスによって連結される一対のサブハウジング17
a、17bと、両サブハウジング17a,17bの対向
面に夫々配設される一対の確動カム7、両端が確動カム
7を貫通してサブハウジング17a,17bに軸受け4
00で回転自在に支持されている回転軸23A、回転軸
23Aの角軸部の一端に取り付けられて上記中間ギア1
3と噛合する減速ギア413、回転軸23Aの角軸部の
他端に取り付けられた支持板401、そして回転軸23
Aの角軸部にカラー402によって所定間隔を保つよう
に取り付けられた複数枚の円板状の固定爪3a、これら
固定爪3a間に夫々1枚ずつ配設された可動爪3b、そ
して回転軸23Aと平行に且つ回転軸23Aのまわりに
90°間隔で配設されるとともに上記固定爪3aと可動
爪3bとを貫通している4本の開閉レバー403とから
なるものとして形成されている。図中404はワッシャ
ー、405は確動カム7及び支持板401と回転軸23
Aとの間の相対回転を自在とするためのボール、406
は確動カム7及び支持板401の軸方向位置決めのため
の止め輪である。
【0098】上記各開閉レバー403は、回転軸23A
の角軸部の各外面に添って配設されるとともに、回転軸
23Aの軸方向にスライド自在となっているものであ
り、そして90°間隔の2本の開閉レバー403の各一
端が一方の確動カム7に、他の90°間隔の2本の開閉
レバー403の各他端が他方の確動カム7に係合してい
る。この係合は、開閉レバー403の端部から突設した
ローラ412付のピン413が、確動カム7の外周面に
形成された環状の確動カム溝7aに入るものとして構成
されている。そして、この確動カム溝7aは蛇行するも
のとして形成されている。
【0099】各固定爪3aは各開閉レバー403が貫通
する貫通孔407を備えているとともに、両面がカラー
402に接することで回転軸23Aと直交する面を保っ
ているのに対して、カラー402の外周側に配される各
可動爪3bは、180°間隔の2本の開閉レバー403
を貫通させる一対の貫通部408と、残る他の2本の開
閉レバー403における係合溝409と遊びを持って係
合する一対の係合部411とを備えたものとなってお
り、両係合部411に係合する2本の開閉レバー403
が回転軸23Aの軸方向にスライドすることで、軸方向
の揺動を行うようになっている。また、一つおきの可動
爪3bが180°間隔の2本の開閉レバー403に、他
の可動爪3bが他の2本の開閉レバー403に係合する
ものとされている。尚、貫通部408は図41(a)か
ら明らかなように、径方向に長い長孔、係合部411は
貫通部408の長手方向と直交する方向に長い長孔とし
て形成されており、可動爪3bに対する開閉レバー40
3の組み付けは、貫通部408については、開閉レバー
403をそのまま差し込み、係合部411については、
係合部411に挿通した後、90°ひねることで、開閉
レバー403の係合溝409を係合部411に係合させ
ることで行う。
【0100】今、モータ11の回転で回転軸23Aを回
転させる時、固定爪3aと可動爪3b、そして開閉レバ
ー403も回転するわけであるが、この回転に伴い、各
開閉レバー403は、サブハウジング17a,17bと
の係合で回転することがないようにされている確動カム
7の確動カム溝7aにおける軸方向の変位に従って、軸
方向にスライドするものであり、このスライドにより、
可動爪3bを揺動させて可動爪3bの先端の一部を固定
爪3a側面に接触させる。
【0101】この時、一対の確動カム7における確動カ
ム溝7aは対称に形成されており、また蛇行による両確
動カム溝7a間の間隔の変化は、サブハウジング17
a、17bの開口部に面したところで広く、奥側におい
て狭くなるようにされている。従って、回転軸23Aが
一回転する間に各開閉レバー403は一往復を行うので
あるが、回転軸23Aの回転に伴って、スライド移動す
る開閉レバー403が順次いれかわっていくものであ
り、そしてサブハウジング17a、17bの開口部側と
奥側とに位置している2本の開閉レバー403に共に係
合している一つおきの可動爪3bの先端が、上記開口部
側に位置する開閉レバー403のスライドに伴って夫々
隣接している固定爪3aに接するものである。
【0102】更に、ある可動爪3bと係合している2本
の180°間隔の開閉レバー403は、互いに異なる確
動カム7に係合していることから、ある固定爪3aの側
面に接触した可動爪3bは180°回転した時に他方向
に動かされて他の固定爪3aの側面に接触するものとな
っている。つまり、一枚の可動爪3bは、一回転につ
き、両隣の固定爪3a,31Aに時間をおいてサブハウ
ジング17a、17bの開口部側のところにおいて接触
するものである。
【0103】そして、可動爪3bが固定爪3aと接触す
る際に、この両者の間に挟みこまれた毛9は、両者の接
触状態がしばし維持されるために、可動爪3bと固定爪
3aとの回転に伴って引き抜かれ、そして固定爪3aか
ら可動爪3bから離れる際に遠心力で外部に飛び出して
いく。上記のような構成の1回の回転により複数回(上
記実施形態においては4回)の毛の引き抜きを行うもの
において、回転軸23A側に肌伸ばし手段を連動して動
かすためのカム236が設けてある。添付図面に示す実
施形態においては、回転軸23Aに取付けられて回転軸
23Aといっしょに回転する減速ギア415と支持板4
01にカム236が設けてある。カム236には周方向
に複数個の凸部236bと凸部236b間にそれぞれ凹
部236aが形成してある。
【0104】一方脱毛手段の両側においてサブハウジン
グ17に肌伸ばし部44、45がリンク結合されてお
り、他端が連結アーム52′、52″にそれぞれ長孔を
ピンによりリンク結合されている。連結アーム52′、
52″の他端はハウジング17に回転自在にリンク結合
されている。また、連結アーム52′、52″の中央の
下端には突起560がそれぞれ設けてあり、前述のカム
236にカム係合し、連結アーム52′、52″を介し
て肌伸ばし部44、45を外側へ向けてスイングするよ
うになっており、前述の実施形態のように肌を伸ばすよ
うになっている。
【0105】ところで、添付図面に示す実施形態におい
ては固定爪3aと可動爪3bとにより90°毎に1回毛
を掴み1回の回転により毛を引き抜くようになってお
り、1回転で4回の毛の引き抜きを行うようになってい
る。この場合、固定爪3a、可動爪3bにより毛を引き
抜いている時に、次の固定爪3a、可動爪3bは毛を導
入している状態となっている。つまり、図43に示すよ
うに、本実施形態における脱毛サイクルは前のサイクル
の毛の引き抜き期間と後のサイクルの毛の導入期間とが
順次重なるようになっている。
【0106】この場合、1回目の脱毛サイクルで引き抜
き期間に1回肌を伸ばし、同時に2回目の脱毛サイクル
における毛の導入期間にも肌を伸ばしていることにな
る。つまり、1回転に4回の脱毛サイクルがあり、これ
に対して4回の肌伸ばしを付与するのであるが、各脱毛
サイクルにおける毛の導入期間と毛の引き抜き期間には
いずれも肌伸ばしが付与されるように構成できるもので
ある。
【0107】ここで、図41に示すように1回転に4回
の肌伸ばしを付与するにはカム236の外周に4個の凸
部236bを90°の開き角度を介して設けるものであ
る。凸部236bと凸部236bとの間は凹部236a
となっており、突起560がこの凹部236aに位置し
ている時は肌を伸ばさない状態となっている。上記した
図17乃至図43に示す各実施形態においては前述の図
1乃至図10に示す実施形態と同様に肌伸ばし手段に設
けた肌伸ばし部が、スイングにより初期位置から肌を伸
ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位
置に戻す方向の運動を行うようになっており、このよう
に肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部の運動がいずれも初
期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ば
し位置から初期位置に戻す方向の運動とを行うように構
成してあるので、肌が引っ張られる時の痛みや、毛を引
き抜く時の抵抗を小さくして、脱毛時の痛みを低減し、
また、駆動負荷も小さくでき、更に、毛を巻き込むこと
がないものである。
【0108】次に、図44乃至図46に基づいて肌伸ば
し手段に設けた肌伸ばし部が脱毛手段の進行方向と略平
行な方向に往復駆動することで肌を伸ばす実施形態につ
き説明する。但し脱毛手段とカム構造は前述の図17乃
至図22に示す実施形態と同様なので説明を省略する。
図44に示すように枠状をした連結部50の両側部の前
部と後部とに横長の長孔50a、50bを設けると共に
連結部50の両側部の中央部に縦長の長孔50cを設け
る。一方、上端部がくし状をした前後の肌伸ばし部4
7、48の両端部をそれぞれ連結アーム49により一体
に連設して往復肌押し46が構成してある。ここで、連
結アーム49はV字状をした弾性変形自在なヒンジによ
り構成してあり、連結アーム49の中央下部に突起56
0が設けてあり、該突起560の外面にボス46cが設
けてある。また、肌伸ばし部47、48の外面部にはボ
ス46a、46bが設けてある。そして、上記ボス46
cを長孔50cにスライド自在に係合すると共に、ボス
46a、46bをそれぞれ長孔50a、50bにスライ
ド自在に係合することで、枠状をした連結部50に前後
の肌伸ばし部47、48が連結してある。なお、上記ボ
ス46a、46b、46cはピンであってもよい。
【0109】図45、図46に本実施形態の動作図が示
してある。図45は爪を閉じて毛を把持する状態である
が、図46の矢印方向に回転体23が回動すると、カム
236の凹部236aに対応していた突起560が図4
6に示すようにカム236の凸部236bに当たって押
し上げられる。この時、ボス46a、46bが長孔50
a、50bによりガイドされているため、弾性を有する
ヒンジにより構成されたV字状をした連結アーム49が
弾性変形し、肌伸ばし部47、48は脱毛部分より外側
にスライドして肌を伸ばすようになっている。つまり、
図46に示すように毛を引き抜く状態において肌伸ばし
部47、48は互いに反対方向に往復駆動して、肌を互
いに反対方向に伸ばすようになっている。
【0110】また、図47に示すように、連結部50に
設けた横長の長孔50a、50bをボス46a、46b
の径に対して縦方向にも幅を持たせることで、つまり、
横長の長孔50a、50b内でボス46a、46bを縦
方向にも移動できるようにすることで、肌伸ばし部4
7、48はフロート可能となり、肌に押し付けた時に、
肌伸ばし部47、48により肌へ押圧しながら図48の
ように肌を外側に押すことにより、肌に密着して更に肌
を伸ばすことができる。また、連結部50に対してボス
46cを中心としてスイング可能となり、肌伸ばし部4
7、48は肌に追従可能となる。図中300は肌を示し
ている。
【0111】上記のように図44乃至図48に示すよう
に直接回転体23で肌伸ばしを行うので、簡単な構造と
することができるものであり、伝達ロスが少ないもので
ある。上記図44乃至図48に示す各実施形態において
は、肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部が脱毛手段の進行
方向と略平行な方向に往復駆動により、初期位置から肌
を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初
期位置に戻す方向の運動を行うようになっており、この
ように肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部の運動がいずれ
も初期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌
伸ばし位置から初期位置に戻す方向の運動とを行うよう
に構成してあるので、肌が引っ張られる時の痛みや、毛
を引き抜く時の抵抗を小さくして、脱毛時の痛みを低減
し、また、駆動負荷も小さくでき、更に、毛を巻き込む
ことがないものである。
【0112】なお、上記実施形態においては、カム23
6により突起560を上下移動して肌伸ばし部を脱毛手
段の進行方向と略平行な方向に往復駆動するように構成
しているが、突起560を上下するに当たって、前述の
図1乃至図10に示す振動子31を用いて上下するよう
にしてもよいものである。次に、図49乃至図51に基
づいて本発明の更に他の実施形態につき説明する。図4
9乃至図51に示す実施形態においても、脱毛手段とカ
ム構造は前述の図17乃至図22に示す実施形態と同様
なので説明を省略し、異なる点につき説明する。上端が
くし状をした肌伸ばし部140の両側より前方に突出し
た突片140cに孔140bが設けてあり、また、肌伸
ばし部140の両端部から後方に向けて一体に弾性を有
するヒンジ部141が連設してあり、ヒンジ部141の
後端部には突起560が一体に形成してある。上記肌伸
ばし部140は軸140aにより連結部50の両側の前
後にそれぞれ設けた孔のうち両側の前の孔又は後ろの孔
のいずれかに回動自在に取付けてある。突起560は回
転体23のカム236に係合している。そして、図50
の状態から回転体23が矢印方向に回動することで、カ
ム236の凸部236bに突起560が係合して図51
のように押し上げられ、これにより肌伸ばし140が軸
140aを中心にしてスイングして肌を伸ばすようにな
っている。このように連結アームを介することなく直接
駆動している。ここで、ヒンジ部141に弾性を付与す
ることで、肌当たりを良くすることができる。もちろん
ヒンジ部141を弾性体としない場合であってもよい。
【0113】この実施形態においては、肌伸ばし部14
0、ヒンジ部141、突起560を一体に設け、カム係
合が肌伸ばし部140に対してスイングの支点となる軸
140aと反対方向で離れた位置で行われるので、肌伸
ばし部140に大きな力を加えることができるものであ
り、反対にカム部の係合負荷は小さくなるものである。
【0114】上記図49乃至図51に示す実施形態にお
いては、直接回転体23で肌伸ばしを行うので、簡単な
構造とすることができるものであり、伝達ロスが少ない
ものである。次に、図52乃至図54にスイングによる
肌伸ばしの他の実施形態を示す。この実施形態におい
て、脱毛手段はすでに述べた実施形態と同じであるが、
回転体23から肌伸ばし手段を駆動する機構が前述の実
施形態とは異なるものである。
【0115】すなわち、上端がくし状をした肌伸ばし部
142、143の両端部に腕片142c、143cを設
け、連結部50の前部両側と後部両側とにそれぞれ前の
肌伸ばし部142の両側の腕部142cの先端部を軸1
42bにより回動自在に取付けてある。また、連結部5
0の一側部の前部には連結ギア144とカムギア145
とがそれぞれ軸144a、145aにより回転自在に取
付けてあり、また、連結部50の一側部の後部にも連結
ギア144とカムギア145とがそれぞれ軸144a、
145aにより回転自在に取付けてある。ここで、連結
ギア144とカムギア145とは噛み合っている。ま
た、カムギア145には偏心ピン146が突設してあ
り、前のカムギア145の偏心ピン146は前の肌伸ば
し部142の腕部142cに設けた長孔142aにスラ
イド自在に係合してあり、また、後のカムギア145の
偏心ピン146は後の肌伸ばし部143の腕部143c
に設けた長孔143aにスライド自在に係合してある。
前後の連結ギア144は図46に示すように回転体23
に設けたギア27に噛み合っている。そして、回転体2
3の回転をギア27、連結ギア144、カムギア145
に伝達し、カムギア145が回転することで、偏心ピン
146が長孔142a(又は143a)内をスライドし
ながら長孔142a(又は143a)の縁を押すこと
で、肌伸ばし部142、143がそれぞれ軸142b、
143bを中心に図54の矢印のように外側に向けてス
イングして肌を伸ばすようになっている。
【0116】この場合も、肌伸ばし部142、143は
回転体23の脱毛サイクルと連動させることができ、減
速により肌伸ばし部142、143に大きな力を加える
ことができ、肌伸ばし部により肌を強く伸ばすことがで
きるものである。また、一回の脱毛サイクルの間に複数
回の肌伸ばしを設けることができる。これは、回転体2
3のギア27よりカムギア145の歯数を小さくしてい
るためである。
【0117】上記した図50乃至図54に示す各実施形
態においては、肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部のスイ
ングにより初期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運
動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻す方向の運動を行
うようになっており、このように肌伸ばし手段に設けた
肌伸ばし部の運動がいずれも初期位置から肌を伸ばす方
向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻
す方向の運動とを行うように構成してあるので、肌が引
っ張られる時の痛みや、毛を引き抜く時の抵抗を小さく
して、脱毛時の痛みを低減し、また、駆動負荷も小さく
でき、更に、毛を巻き込むことがないものである。
【0118】次に、図55乃至図57に基づいて本発明
の更に他の実施形態につき説明する。すなわち、図1乃
至図43に示す各実施形態、図49乃至図54に示す各
実施形態のものは、いずれも肌伸ばし手段に設けた肌伸
ばし部のスイングにより初期位置から肌を伸ばす方向へ
の肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻す方
向の運動を行うようになっており、また、図44乃至図
48に示す各実施形態のものは、いずれも肌伸ばし手段
に設けた肌伸ばし部が脱毛手段の進行方向と略平行な方
向(つまり横方向)に往復駆動することにより初期位置
から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置
から初期位置に戻す方向の運動を行うようになっている
が、本実施形態においては、肌伸ばし手段に設けた肌伸
ばし部の運動がループを描く運動となっている点に特徴
がある。
【0119】本発明の装置ケーシング1内に配される駆
動ユニット6は図55に示すように前述の図20で示す
実施形態のものと同様の構造となっているので、駆動ユ
ニット6の説明は省略する。また脱毛ブロック2は図5
6に示すように前述の図21で示す実施形態のものと基
本的構造が同じなので、脱毛ブロック2の説明も省略
し、異なる点についてのみ以下説明する。枠状をした連
結部50の後部には後の肌当て部材5となるローラ54
が軸54aにより回転自在に取付けてある。前の肌当て
部材5はくし状をした肌伸ばし部40の両側から回動ア
ーム40jを垂設して構成してあり、回動アーム40j
の下端部に孔40kを設けると共に、回動アーム40j
の上部付近に長孔部40mを設けてある。前の肌当て部
材5の上部が枠状をした連結部50の内部の前部に挿入
され、連結部50に設けるピン50jを回動アーム40
jの長孔部40mに挿入してあってピン50jの回りを
回動アーム40jが回動自在で上下移動自在となってお
り、また、回動アーム40jの下端部の孔40kを確動
カム7における回転軸70の両端面の偏心した位置に設
けた偏心ピン81、81aに回転自在に取付けてある。
ここで、偏心ピン81は図20に示す偏心ピン81と同
じものである。そして、確動カム7を回転すると、確動
カム7における回転軸70の回転中心のまわりを偏心ピ
ン81、81aが回転し、これにより、ピン50jによ
り長孔部40m部分で支持された回動アーム40jを上
下移動させると共に回動させるものであり、この場合確
動カム7の回転による偏心ピン81、81aの回転方向
が図57の矢印イに示す方向となっており、この場合、
回動アーム40jの上端部に設けた肌伸ばし部40が図
47の矢印ロのようにループを描く運動となるものであ
る。ここで、上記肌伸ばし部40のループを描く運動
は、前半の運動が上方に飛び出して前方(外側)に向か
う運動であり、後半の運動が下方に引き込んで後方(内
側)に向かう運動となるように構成してある。肌伸ばし
部40のループを描く運動が上記のように、前半の運動
が上方に飛び出して前方(外側)に向かう運動であり、
後半の運動が下方に引き込んで後方(内側)に向かう運
動となるように構成してあることで、前半は肌を押して
強く伸ばし、後半は肌を押さないで内側、つまり脱毛手
段側へ戻るので、確実にスムーズに肌を伸ばすことがで
きるものであり、脱毛の刺激を低減することができるも
のである。なお、肌伸ばし部を連結部50の後部に設け
る場合には肌伸ばし部のループを描く運動は、前半の運
動が上方に飛び出して後方(外側)に向かう運動であ
り、後半の運動が下方に引き込んで前方(内側)に向か
う運動となるように構成する。
【0120】そして、本実施形態において、ピン50j
と長孔部40mとの位置を変えることにより、肌伸ばし
部40の描くループの形状を変えることができ、肌伸ば
し部40による肌への押圧量や肌伸ばし距離を変えるこ
とができるものである。また、偏心ピン81、81aは
確動カム7の回転軸70の両端面部に偏心して設けた
が、他の回転軸に偏心して設けてもよい。また、偏心ピ
ン81、81aとの軸支位置は肌伸ばし部40とピン5
0jとの間に設けてもよい。また、ピン50jはサブハ
ウジング17又はハウジング10等に設けてもよいもの
である。
【0121】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、手で把持できる装置ケーシングに毛
を引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置において、
該脱毛装置に脱毛手段とは別の駆動する肌伸ばし手段を
設けると共に該肌伸ばし手段は初期位置から肌を伸ばす
方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に
戻す方向の運動とを行うものであるから、肌が引っ張ら
れる時の痛みや毛を引き抜く時の抵抗を小さくして、脱
毛時の痛みを低減することができるものであり、また、
毛を巻き込まないものであって、毛を巻き込んだ際に毛
を引っ張ることによる肌への刺激を無くすことができる
ものである。
【0122】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段に
スイング駆動する肌伸ばし部を設けてあるので、毛を巻
き込まないものであって、毛を巻き込んだ際に毛を引っ
張ることによる肌への刺激を無くすことができるもので
あり、更に、スイングにより肌を押し伸ばすので確実に
肌を伸ばすことができて、脱毛による刺激を低減できる
ものである。
【0123】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
が、一端部が支点を中心にして回動する連結アームの他
端部に別の支点を中心に回動自在な肌伸ばし部を回動自
在に連結して構成され、肌伸ばし部の回転中心となる軸
が肌伸ばし部と連結アームとの連結部分より脱毛手段か
ら離れる方向に位置し、連結アームに駆動力を作用する
ことで肌伸ばし部をスイング駆動するので、つまり、肌
伸ばし部の回転中心となる軸が肌伸ばし部と連結アーム
との連結部分より脱毛手段から離れる方向に位置してい
るので、より肌を押して伸ばすことができて、確実に大
きな肌伸ばしをすることができるものである。
【0124】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
が、一端部を支点として回動する連結アームの他端部に
長孔を形成すると共に別の支点を中心にして回動する肌
伸ばし部に挿入された軸を長孔にスライド自在に挿入し
て連結して構成され、連結アームに駆動力を作用するこ
とで肌伸ばし部をスイング駆動するので、スイング駆動
時に軸が長孔内をスライドしてスムーズな動作でスイン
グ駆動することができるものである。
【0125】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
が、一端部が支点を中心にして回動する連結アームの他
端部に別の支点を中心に回動自在な肌伸ばし部を回動自
在に連結して構成され、連結アームの一端部の回動中心
となる支点と、連結アームの他端部の肌伸ばし部との連
結部分との略中間部分に、連結アームを駆動するための
作用点を設けてあるので、作用点に連結アームを駆動す
る駆動力が作用すると、肌伸ばし部が作用点が移動する
距離の約2倍の距離移動して効果的に肌伸ばしのスイン
グ量を大きくでき、より肌を伸ばすことができるもので
ある。
【0126】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
が、一端部が支点を中心にして回動する連結アームの他
端部に別の支点を中心に回動自在な肌伸ばし部を一体に
連設して構成され、連結アームの他端部の肌伸ばし部と
の連設部分を弾性変形自在なヒンジとし、連結アームに
駆動力を作用することで肌伸ばし部をスイング駆動する
ので、部品点数が少なくて構造が簡略化され、また、連
設部分が弾性変形自在なヒンジであるため駆動時におけ
る音の発生の小さな肌伸ばし手段を構成することができ
るものである。
【0127】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、往復回動又は回転動作する脱毛手段の主体を
構成する脱毛ブロックから駆動力を伝達されて肌伸ばし
部がスイング駆動するので、簡単な構造で肌を伸ばすこ
とができるものである。また、請求項8記載の発明にあ
っては、上記請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、振動子を介して駆動力を伝達し、
振動子の作用により連結アームを介して肌伸ばし部がス
イング駆動するので、簡単な構造で肌を伸ばすことがで
きるものである。
【0128】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段に
脱毛手段の進行方向と略平行な方向に往復駆動する肌伸
ばし部を設けてあるので、毛を巻き込まないものであっ
て、毛を巻き込んだ際に毛を引っ張ることによる肌への
刺激を無くすことができるものであり、また、肌を押さ
ないので、脱毛手段と面一な状態を維持できて脱毛効率
がよいものである。
【0129】また、請求項10記載の発明にあっては、
上記請求項9記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
が、連結アームと肌伸ばし部が一体に連設して構成さ
れ、この連設部分が弾性変形自在なヒンジからなり、肌
伸ばし部に設けた軸が装置ケーシングに設けられた長孔
にスライド自在にはめ込まれ、連結アームに駆動力を作
用することで肌伸ばし部を往復駆動するので、簡単な構
成で肌伸ばし部に脱毛手段の進行方向と略平行な方向の
往復動作をスムーズに行わせることができるものであ
る。
【0130】また、請求項11記載の発明にあっては、
上記請求項9又は請求項10記載の発明の効果に加え
て、往復回動又は回転動作する脱毛手段の主体を構成す
る脱毛ブロックから駆動力を伝達されて肌伸ばし部が往
復駆動するので、簡単な構成で肌伸ばしを行うことがで
きるものである。また、請求項12記載の発明にあって
は、上記請求項9又は請求項10記載の発明の効果に加
えて、振動子を介して駆動力を伝達し、振動子の作用に
より連結アームを介して肌伸ばし部が往復駆動するの
で、簡単な構成で肌伸ばしを行うことができるものであ
る。
【0131】また、請求項13記載の発明にあっては、
上記請求項1記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段
に設けた肌伸ばし部の運動がループを描く運動であるの
で、肌伸ばし部に、初期位置から肌を伸ばす方向への肌
伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻す方向の
運動とを行わせるに当たって、肌伸ばし部をループを描
く運動をするように構成することで実現でき、このよう
な構成とすることで毛を巻き込まないものであって、毛
を巻き込んだ際に毛を引っ張ることによる肌への刺激を
無くすことができるものであり、また、肌伸ばし部がル
ープを描く運動をすることで、肌を押し伸ばすことにな
り、確実に肌を伸ばすことができるものである。
【0132】また、請求項14記載の発明にあっては、
上記請求項13記載の発明の効果に加えて、回転軸に偏
心ピンを設け、連結部に取付けられたピンと係合する長
孔部を設けた回動アームと該偏心ピンとを軸支し、偏心
ピンの移動によって回動アームの先端部の肌伸ばし部が
ループを描く運動であるので、簡単な構成で肌伸ばし部
がループを描く運動をするように構成できて、この結
果、簡単な構成で肌伸ばしを行うことができるものであ
る。
【0133】また、請求項15記載の発明は、上記請求
項2又は請求項9記載の発明の効果に加えて、往復回動
又は回転動作する脱毛手段の主体を構成する脱毛ブロッ
クの駆動により肌伸ばし部を直接駆動するので、少ない
部品により簡単な構成で肌伸ばし部を駆動することがで
きるものあり、また、簡単な構成で肌伸ばし力を大きく
取ることができるものである。
【0134】また、請求項16記載の発明にあっては、
上記請求項1又は請求項2又は請求項9記載の発明の効
果に加えて、偏心ピンを設けたギアの回転による偏心ピ
ンの移動によって肌伸ばし部を駆動するので、ギアによ
り減速させて肌伸ばし部に大きな力を伝達できるように
設定でき、このように肌伸ばし部に大きな力を伝達する
ことで肌伸ばしを強くでき、また、ギア比の設定によっ
て1回の脱毛サイクルに複数回の肌伸ばしを設けること
が容易にできるものである。
【0135】また、請求項17記載の発明にあっては、
上記請求項1又は請求項2又は請求項9又は請求項13
記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段を脱毛手段の
進行方向の前後両側に設け、相反する方向に肌を伸ばす
ので、一方向に肌が引っ張られず、より毛の導入がよく
なり、更に、脱毛による刺激を低減することができるも
のである。
【0136】また、請求項18記載の発明にあっては、
上記請求項17記載の発明の効果に加えて、複数の肌伸
ばし手段が同時に肌側に突出することで、よりしっかり
と肌伸ばしができるものである。また、請求項19記載
の発明にあっては、上記請求項2又は請求項9記載の発
明の効果に加えて、複数の肌伸ばし手段がそれぞれの支
点を中心にして回動するものであって、複数の肌伸ばし
手段が長孔とピンとで連結してあるので、複数の肌伸ば
し手段をスムーズな動作で駆動できて、負荷の低減を図
ることができるものである。
【0137】また、請求項20記載の発明にあっては、
上記請求項1又は請求項2又は請求項9又は請求項13
記載の発明の効果に加えて、脱毛手段の進行方向の前又
は後の少なくとも一方に肌伸ばし手段を設けて外側に肌
を伸ばすように設定すると共に脱毛手段の進行方向の前
又は後に固定の肌当て部材を設けてあるので、肌を引き
伸ばして脱毛による刺激を低減することができる脱毛装
置を簡単な構造で安価に提供することができるものであ
る。
【0138】また、請求項21記載の発明にあっては、
上記請求項1又は請求項2又は請求項9又は請求項13
記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段を備え、この
肌伸ばし手段による肌伸ばし量を規制するための規制手
段となる肌当て部材を、固定部材の上端部からの突出量
が調整可能となるように上下移動自在として肌伸ばし手
段の肌に対する相対位置を可変自在としてあるので、規
制手段となる肌当て部材を上下することで肌伸ばし手段
による肌伸ばし量を調整でき、この結果、肌部などの柔
らかい部分では肌伸ばし量を大きくすることにより脱毛
による刺激が低減され、骨部などのかたい部分では肌伸
ばし量を小さくして使用することができて、肌伸ばし手
段による痛みが低減され、肌当たりがよくなるものであ
り、また、肌部などの柔らかい部分でも、肌伸ばし手段
による刺激が強い場合には肌伸ばし量を小さくして使用
することにより肌当たりのよい脱毛ができるものであ
る。
【0139】また、請求項22記載の発明にあっては、
上記請求項21記載の発明の効果に加えて、規制手段と
なる肌当て部材の上下方向の調整を、ハンドルを横方向
にスライドさせることで行うものであるから、ハンドル
を横方向にスライドさせることによって、簡単に規制手
段となる肌当て部材の上下方向の調整をして肌伸ばし量
を調整できるものである。
【0140】また、請求項23記載の発明にあっては、
上記請求項21記載の発明の効果に加えて、枠状をした
固定部材の内側に肌伸ばし手段と規制手段とを設け、規
制手段を肌伸ばし手段と略平行で且つ肌伸ばし手段の外
側に配置してあるので、規制手段となる肌当て部材が肌
に当たった部分よりも内側において肌伸ばし手段により
肌伸ばしを行うことができて、効果的に肌伸ばし量を調
整することができるものである。
【0141】また、請求項24記載の発明にあっては、
上記請求項21記載の発明の効果に加えて、規制手段と
なる肌当て部材の上部に突起を設けてあるので、突起に
より脱毛時に毛を起こして整毛することができて、脱毛
時に毛の根本を把持して痛みを軽減しながら効果的に脱
毛することができるものである。また、請求項25記載
の発明にあっては、上記請求項24記載の発明の効果に
加えて、規制手段となる肌当て部材の上部に設けた突起
を弾性部材により構成してあるので、肌当たりが良いも
のである。
【0142】また、請求項26記載の発明にあっては、
上記請求項25記載の発明の効果に加えて、規制手段と
なる肌当て部材の上部に設けた突起が弾性部材で構成さ
れ且つ肌当て部材の下部が硬質部材で構成してあるの
で、硬質部材で構成した下部に肌当て部材の上下移動の
ための機構部を設けることができて肌当て部材の上下移
動による上方への突出量の調整ができ、また、上部の弾
性部材により肌当たりを良くすることができるものであ
る。
【0143】また、請求項27記載の発明にあっては、
上記請求項21記載の発明の効果に加えて、規制手段と
なる肌当て部材が固定部材に対してフロート自在となっ
ているので、規制手段となる肌当て部材が肌に追従して
フロートするものであって、肌に追従した肌伸ばし量の
調整ができるものである。また、請求項28記載の発明
にあっては、上記請求項27記載の発明の効果に加え
て、規制手段となる肌当て部材の固定部材の上端部に対
する上下方向の相対位置が上になるにしたがって肌当て
部材のフロート力が弱くなっているので、肌に追従した
肌伸ばし量の調整ができるのは勿論のこと、骨部分(か
たい所)のような所に当てるため規制手段となる肌当て
部材の突出量を大きくした場合にフロート力が弱くなっ
て、骨部分(かたい所)のような所にソフトに当たって
いっそう肌当たりがよくなるものである。
【0144】また、請求項29記載の発明にあっては、
上記請求項1記載の発明の効果に加えて、脱毛手段は、
毛の導入〜把握〜引き抜き〜離すという脱毛サイクルを
繰り返すものであり、脱毛サイクルと肌伸ばしサイクル
とが連動するので、肌が引っ張られる時の痛みや毛を引
き抜く時の抵抗を小さくして、脱毛時の痛みを低減する
ことができるものであり、また、駆動負荷の小さい肌伸
ばしを行うことができるものである。
【0145】また、請求項30記載の発明にあっては、
上記請求項29記載の発明の効果に加えて、少なくとも
引き抜き期間に肌伸ばしを行うので、最も脱毛による痛
みの大きい期間に肌を伸ばして効果的に脱毛時の痛みの
低減を図ることができるものである。また、請求項31
記載の発明にあっては、上記請求項29記載の発明の効
果に加えて、少なくとも毛の導入期間に肌伸ばしを行う
ので、毛の根本を把持することができ、効果的に脱毛に
よる痛みを低減することができるものである。
【0146】また、請求項32記載の発明にあっては、
上記請求項30記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手
段による肌伸ばしを毛の引き抜き期間に行うに当たっ
て、毛の引き抜き期間の初期に行うので、最も痛みが大
きい毛の引き抜き期間の初期に肌を伸ばして効果的に痛
みを低減することができるものである。また、請求項3
3記載の発明にあっては、上記請求項31記載の発明の
効果に加えて、肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の導入
期間に行うに当たって、毛の導入期間の後期に与えるの
で、毛の導入期間に肌伸ばしを行うに当たってできるだ
け毛の引き抜きの痛みが発生する時に近づけることがで
きて、効果的に痛みを低減することができるものであ
る。
【0147】また、請求項34記載の発明にあっては、
上記請求項29乃至請求項33のいずれかに記載の発明
の効果に加えて、肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の導
入期間に付与する肌伸ばしよりも毛の引き抜き期間にお
ける肌伸ばしを大きくしたので、脱毛時の痛みが発生す
る段階でより大きな肌伸しを行い、脱毛時の痛みをより
効果的に低減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面断面図である。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】同上の他の部分で破断した側面断面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の装置ケーシング及び内部に内装する部材
の分解斜視図である。
【図6】同上の脱毛ブロック、肌伸ばし手段を示す分解
斜視図である。
【図7】同上の肌伸ばし部による非肌伸ばし時の肌伸ば
し手段の機構を示す斜視図である。
【図8】同上の肌伸ばし部による肌伸ばし時の肌伸ばし
手段の機構を示す斜視図である。
【図9】同上の肌伸ばし部がスイングして肌伸ばしとな
った状態を示す側面断面図である。
【図10】(a)(b)は同上の回転カムの回転による
一対の可動レバーの駆動状態を示す説明図である。
【図11】同上の規制手段となる肌当て部材の上方への
突出量を小さくした状態を示す肌当て部材の取付け部分
の背面図である。
【図12】同上の規制手段となる肌当て部材の上方への
突出量を大きくした状態を示す肌当て部材の取付け部分
の背面図である。
【図13】同上の規制手段となる肌当て部材の上方への
突出量を小さくした状態における肌伸ばし手段による肌
伸ばしを示す説明図である。
【図14】同上の規制手段となる肌当て部材の上方への
突出量を大きくした状態における肌伸ばし手段による肌
伸ばしを示す説明図である。
【図15】同上の規制手段となる肌当て部材をフロート
自在に支持した例で、規制手段となる肌当て部材の上方
への突出量を小さくした状態を示す説明図である。
【図16】同上の規制手段となる肌当て部材をフロート
自在に支持した例で、規制手段となる肌当て部材の上方
への突出量を大きくした状態を示す説明図である。
【図17】本発明の他の実施形態の正面断面図である。
【図18】同上の一部省略した側面断面図である。
【図19】同上の平面図である。
【図20】同上の装置ケーシング及び内部に内装する部
材の分解斜視図である。
【図21】同上の脱毛ブロック及び肌伸ばし手段を示す
分解斜視図である。
【図22】同上の脱毛ブロックにおける回転体の斜視図
である。
【図23】同上の毛を導入する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態を示す説明図である。
【図24】同上の毛を導入する状態で且つ肌を伸ばして
いる状態を示す説明図である。
【図25】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態を示す説明図である。
【図26】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌を伸ばして
いる状態を示す説明図である。
【図27】同上の1回の脱毛サイクルにおける肌伸ばし
のパターンを示す説明図である。
【図28】同上の1回の脱毛サイクルにおける肌伸ばし
のパターンを示す他の実施形態の説明図である。
【図29】同上の肌伸ばし維持期間を設けた装置の側面
断面図である。
【図30】同上の1回の脱毛サイクルにおける肌伸ばし
のパターンを示す他の実施形態の説明図である。
【図31】同上の毛を導入する状態で且つ肌を伸ばして
いる状態を示す説明図である。
【図32】同上の他の実施形態の毛を導入する状態で且
つ肌を伸ばしている状態の説明図である。
【図33】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態の説明図である。
【図34】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌を伸ばして
いる状態の説明図である。
【図35】同上の他の実施形態の毛を導入する状態で且
つ肌を伸ばしている状態の説明図である。
【図36】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態の説明図である。
【図37】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌を伸ばして
いる状態の説明図である。
【図38】同上の連結アームと肌伸ばし部とを弾性変形
自在なヒンジで一体に連結した例を示す斜視図である。
【図39】同上の引き抜き手段の両側において肌伸ばし
をするための肌伸ばし手段を設けた例を示す斜視図であ
る。
【図40】本発明の脱毛装置の更に他の実施形態を示す
正面断面図である。
【図41】(a)は同上の要部側面断面図であり、
(b)は同上の要部正面断面図である。
【図42】同上の分解斜視図である。
【図43】同上の1回転に4回脱毛する際における肌伸
ばしパターンを示す説明図である。
【図44】本発明の更に他の実施形態の脱毛ブロックの
分解斜視図である。
【図45】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態の断面図である。
【図46】同上の毛を引き抜いている状態で且つ肌を伸
ばしている状態の断面図である。
【図47】同上の更に他の実施形態における毛を把持す
る状態で且つ肌を伸ばしていない状態の断面図である。
【図48】同上の毛を引き抜いている状態で且つ肌を伸
ばしている状態の断面図である。
【図49】本発明の更に他の実施形態の脱毛ブロック及
び肌引き伸ばし手段の分解斜視図である。
【図50】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態の断面図である。
【図51】同上の毛を引き抜き抜いている状態で且つ肌
を伸ばしている状態の断面図である。
【図52】本発明の更に他の実施形態の脱毛ブロック及
び肌引き伸ばし手段の分解斜視図である。
【図53】同上の毛を把持する状態で且つ肌を伸ばして
いない状態の断面図である。
【図54】同上の毛を引き抜いている状態で且つ肌を伸
ばしている状態の断面図である。
【図55】本発明の更に他の実施形態の装置ケーシング
及び内部に内装する部材の分解斜視図である。
【図56】同上の脱毛ブロック及び肌伸ばし手段を示す
分解斜視図である。
【図57】同上の肌伸ばし部を駆動する機構を説明する
ための側面断面図である。
【符号の説明】
1 装置ケーシング 2 脱毛ブロック 3 脱毛爪 23 回転体 40 肌伸ばし部 41 肌伸ばし部 42 連結アーム 43 連結アーム 50 連結部

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持できる装置ケーシングに毛を引
    き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置において、該脱
    毛装置に脱毛手段とは別の駆動する肌伸ばし手段を設け
    ると共に該肌伸ばし手段は初期位置から肌を伸ばす方向
    への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に戻す
    方向の運動とを行うものであることを特徴とする脱毛装
    置。
  2. 【請求項2】 肌伸ばし手段にスイング駆動する肌伸ば
    し部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の脱毛
    装置。
  3. 【請求項3】 肌伸ばし手段が、一端部が支点を中心に
    して回動する連結アームの他端部に別の支点を中心に回
    動自在な肌伸ばし部を回動自在に連結して構成され、肌
    伸ばし部の回転中心となる軸が肌伸ばし部と連結アーム
    との連結部分より脱毛手段から離れる方向に位置し、連
    結アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部をスイン
    グ駆動することを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 肌伸ばし手段が、一端部を支点として回
    動する連結アームの他端部に長孔を形成すると共に別の
    支点を中心にして回動する肌伸ばし部に挿入された軸を
    長孔にスライド自在に挿入して連結して構成され、連結
    アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部をスイング
    駆動することを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 肌伸ばし手段が、一端部が支点を中心に
    して回動する連結アームの他端部に別の支点を中心に回
    動自在な肌伸ばし部を回動自在に連結して構成され、連
    結アームの一端部の回動中心となる支点と、連結アーム
    の他端部の肌伸ばし部との連結部分との略中間部分に、
    連結アームを駆動するための作用点を設けて成ることを
    特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 肌伸ばし手段が、一端部が支点を中心に
    して回動する連結アームの他端部に別の支点を中心に回
    動自在な肌伸ばし部を一体に連設して構成され、連結ア
    ームの他端部の肌伸ばし部との連設部分を弾性変形自在
    なヒンジとし、連結アームに駆動力を作用することで肌
    伸ばし部をスイング駆動することを特徴とする請求項2
    記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 往復回動又は回転動作する脱毛手段の主
    体を構成する脱毛ブロックから駆動力を伝達されて肌伸
    ばし部がスイング駆動することを特徴とする請求項2乃
    至請求項6のいずれかに記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 振動子を介して駆動力を伝達し、振動子
    の作用により連結アームを介して肌伸ばし部がスイング
    駆動することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいず
    れかに記載の脱毛装置。
  9. 【請求項9】 肌伸ばし手段に脱毛手段の進行方向と略
    平行な方向に往復駆動する肌伸ばし部を設けて成ること
    を特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  10. 【請求項10】 肌伸ばし手段が、連結アームと肌伸ば
    し部が一体に連設して構成され、この連設部分が弾性変
    形自在なヒンジからなり、肌伸ばし部に設けた軸が装置
    ケーシングに設けられた長孔にスライド自在にはめ込ま
    れ、連結アームに駆動力を作用することで肌伸ばし部を
    往復駆動することを特徴とする請求項9記載の脱毛装
    置。
  11. 【請求項11】 往復回動又は回転動作する脱毛手段の
    主体を構成する脱毛ブロックから駆動力を伝達されて肌
    伸ばし部が往復駆動することを特徴とする請求項9又は
    請求項10記載の脱毛装置。
  12. 【請求項12】 振動子を介して駆動力を伝達し、振動
    子の作用により連結アームを介して肌伸ばし部が往復駆
    動することを特徴とする請求項9又は請求項10記載の
    脱毛装置。
  13. 【請求項13】 肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし部の運
    動がループを描く運動であることを特徴とすることを請
    求項1記載の脱毛装置。
  14. 【請求項14】 回転軸に偏心ピンを設け、連結部に取
    付けられたピンと係合する長孔部を設けた回動アームと
    該偏心ピンとを軸支し、偏心ピンの移動によって回動ア
    ームの先端部の肌伸ばし部がループを描く運動であるこ
    とを特徴とする請求項13記載の脱毛装置。
  15. 【請求項15】 往復回動又は回転動作する脱毛手段の
    主体を構成する脱毛ブロックの駆動により肌伸ばし部を
    直接駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項9記載の脱毛装置。
  16. 【請求項16】 偏心ピンを設けたギアの回転による偏
    心ピンの移動によって肌伸ばし部を駆動することを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項9記載の脱毛装
    置。
  17. 【請求項17】 肌伸ばし手段を脱毛手段の進行方向の
    前後両側に設け、相反する方向に肌を伸ばすことを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項9又は請求項1
    3記載の脱毛装置。
  18. 【請求項18】 複数の肌伸ばし手段が同時に肌側に突
    出することを特徴とする請求項17記載の脱毛装置。
  19. 【請求項19】 複数の肌伸ばし手段がそれぞれの支点
    を中心にして回動するものであって、複数の肌伸ばし手
    段が長孔とピンとで連結してあることを特徴とする請求
    項2又は請求項9記載の脱毛装置。
  20. 【請求項20】 脱毛手段の進行方向の前又は後の少な
    くとも一方に肌伸ばし手段を設けて外側に肌を伸ばすよ
    うに設定すると共に脱毛手段の進行方向の前又は後に固
    定の肌当て部材を設けて成ることを特徴とする請求項1
    又は請求項2又は請求項9又は請求項13記載の脱毛装
    置。
  21. 【請求項21】 肌伸ばし手段を備え、この肌伸ばし手
    段による肌伸ばし量を規制するための規制手段となる肌
    当て部材を、固定部材の上端部からの突出量が調整可能
    となるように上下移動自在として肌伸ばし手段の肌に対
    する相対位置を可変自在として成ることを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項9又は請求項13記載の
    脱毛装置。
  22. 【請求項22】 規制手段となる肌当て部材の上下方向
    の調整を、ハンドルを横方向にスライドさせることで行
    うものであることを特徴とする請求項21記載の脱毛装
    置。
  23. 【請求項23】 枠状をした固定部材の内側に肌伸ばし
    手段と規制手段とを設け、規制手段を肌伸ばし手段と略
    平行で且つ肌伸ばし手段の外側に配置して成ることを特
    徴とする請求項21記載の脱毛装置。
  24. 【請求項24】 規制手段となる肌当て部材の上部に突
    起を設けて成ることを特徴とする請求項21記載の脱毛
    装置。
  25. 【請求項25】 規制手段となる肌当て部材の上部に設
    けた突起を弾性部材により構成して成ることを特徴とす
    る請求項24記載の脱毛装置。
  26. 【請求項26】 規制手段となる肌当て部材の上部に設
    けた突起が弾性部材で構成され且つ肌当て部材の下部が
    硬質部材で構成してあることを特徴とする請求項25記
    載の脱毛装置。
  27. 【請求項27】 規制手段となる肌当て部材が固定部材
    に対してフロート自在となっていることを特徴とする請
    求項21記載の脱毛装置。
  28. 【請求項28】 規制手段となる肌当て部材の固定部材
    の上端部に対する上下方向の相対位置が上になるにした
    がって肌当て部材のフロート力が弱くなることを特徴と
    する請求項27記載の脱毛装置。
  29. 【請求項29】 脱毛手段は、毛の導入〜把握〜引き抜
    き〜離すという脱毛サイクルを繰り返すものであり、脱
    毛サイクルと肌伸ばしサイクルとが連動することを特徴
    とする請求項1記載の脱毛装置。
  30. 【請求項30】 少なくとも引き抜き期間に肌伸ばしを
    行うことを特徴とする請求項29記載の脱毛装置。
  31. 【請求項31】 少なくとも毛の導入期間に肌伸ばしを
    行うことを特徴とする請求項29記載の脱毛装置。
  32. 【請求項32】 肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の引
    き抜き期間に行うに当たって、毛の引き抜き期間の初期
    に行うことを特徴とする請求項30記載の脱毛装置。
  33. 【請求項33】 肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の導
    入期間に行うに当たって、毛の導入期間の後期に与える
    ことを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
  34. 【請求項34】 肌伸ばし手段による肌伸ばしを毛の導
    入期間に付与する肌伸ばしよりも毛の引き抜き期間にお
    ける肌伸ばしを大きくしたことを特徴とする請求項29
    乃至請求項33のいずれかに記載の脱毛装置。
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