JPH11152637A - 繊維機械におけるヒータ制御装置 - Google Patents

繊維機械におけるヒータ制御装置

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JPH11152637A
JPH11152637A JP9313075A JP31307597A JPH11152637A JP H11152637 A JPH11152637 A JP H11152637A JP 9313075 A JP9313075 A JP 9313075A JP 31307597 A JP31307597 A JP 31307597A JP H11152637 A JPH11152637 A JP H11152637A
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JP
Japan
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heater
temperature
channel
temperature sensor
unit
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JP9313075A
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Inventor
Toshio Yamauchi
利男 山内
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、最初の据え付け時において、ヒー
タと温度センサが正確に対になって接続されているか否
か又は、温度センサの出力異常がないかをチェックでき
るヒータ制御装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、多数列設された繊維加工ユニ
ットの各々に対応して設けられた多数のヒータ手段と、
前記ヒータ手段の各々と対になるように設けられ、前記
ヒータ手段の温度を検出する多数の温度センサ手段と、
前記ヒータ手段の各々と対になるように設けられ、前記
ヒータ手段への通電をON・OFFする多数のスイッチ
手段と、多数の前記スイッチ手段のON・OFFを順次
切り換えて、多数の前記ヒータ手段へ順次通電させる切
換手段13と、ON状態のヒータ手段の温度を検出した
温度センサ手段が、ON状態のヒータ手段と対になる温
度センサであるかを判定する組合せ判定手段13とを有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延伸仮撚機等の繊
維機械に使用されるヒータ制御装置に関し、特に、複数
のヒータと温度センサとが設けられているヒータ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば延伸仮撚機により糸を高温で熱処
理する場合、通常、ヒータ出口の糸温度が、その糸条の
必要とする温度となるようにヒータの温度設定を行う。
ヒータ設定温度は、例えば、糸がポリエステルの場合に
は、ヒータ出口の糸温度が190〜230°Cとなるよ
うに設定され、糸速、糸条太さ(デニール)、ヒータ長
等の条件等をも考慮して設定される。そして、延伸仮撚
機には、ヒータを設定温度に調整するように、従来から
ヒータ制御装置が設けられている。ここで、ヒータ制御
装置を正常に機能させるには、各ヒータと温度センサと
が対応するように接続されていることが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
ヒータ及び温度センサを配線する際、配線ミス等により
ヒータ及び温度センサが正確に対になっていない状態で
接続されている場合があり、その結果、ヒータが過昇温
して糸が溶解してしまうという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、最初の据
え付け時において、ヒータと温度センサが正確に対にな
って接続されているか否か又は、温度センサの出力異常
がないかをチェックできるヒータ制御装置を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数列設された繊維加工ユニットの各々に対応して設け
られた多数のヒータ手段と、前記ヒータ手段の各々と対
になるように設けられ、前記ヒータ手段の温度を検出す
る多数の温度センサ手段と、前記ヒータ手段の各々と対
になるように設けられ、前記ヒータ手段への通電をON
・OFFする多数のスイッチ手段と、多数の前記スイッ
チ手段のON・OFFを順次切り換えて、多数の前記ヒ
ータ手段へ順次通電させる切換手段と、ON状態のヒー
タ手段の温度を検出した温度センサ手段が、ON状態の
ヒータ手段と対になる温度センサであるかを判定する組
合せ判定手段とを有することを特徴とする。これによ
り、多数のヒータ手段と、多数の温度センサとが正確に
対になるように配線されているかを判定することができ
るため、オペレータは、容易に配線異常の有無を確認す
ることができ、配線異常によるヒータ手段の過昇温によ
り生じる糸の溶解等の各種の問題を未然に防止できる。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記組合せ判定手段が、前記ヒータ
手段と前記温度センサ手段との組合せが異なると判定し
た場合に、ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記
温度センサ手段を表す番号を算出する算出手段を有する
ことを特徴とする。これにより、ON状態のヒータ手段
の温度を検出した温度センサ手段を表す番号を算出でき
るため、オペレータに配線の異常形態を知らせることが
できる。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、前記ON状態のヒータ手段を表す番
号と、前記ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記
温度センサ手段を表す番号とを対応させて表示する表示
手段を有することを特徴とする。これにより、オペレー
タは、配線異常形態を知ることができるため、配線の訂
正作業を迅速かつ確実に行うことができる。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、全てのヒ
ータ手段をOFF状態にして、前記温度センサ手段の出
力の異常を検出する出力異常検出手段を有することを特
徴とする。これにより、オペレータは、ヒータ手段の据
え付け時において、容易に温度センサ手段の出力異常の
有無を確認することができるため、繊維機械の運転時に
おいて温度センサ手段の出力異常の発生を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るヒ
ータ制御装置を、例えば延伸仮撚機に設けた場合につい
て図面を用いて説明する。延伸仮撚機は、仮撚ユニット
(繊維加工ユニット)が複数列設されて構成されてお
り、この仮撚ユニットは、図1に示すように、機台1に
沿って設けられたクリールスタンド2に支持した給紙パ
ッケージPsから解舒されたフィラメント糸Yを、第1
フィードローラF1に導き、テクスチュアリング用の1
次ヒータH1と、クーリングプレート3及びニップツイ
スタ4とを経て、第2フィードローラF2に至る過程で
フィラメント糸Yを延伸しながら、仮撚・熱固定して該
糸Yに崇高加工を施し、更にセッティング用の2次ヒー
タH2を経てワインダ5において巻取パッケージPwに
巻き取るものである。
【0010】次に、本発明の実施形態の主要部を図面に
基づいて説明する。ヒータ制御装置は、前記延伸仮撚機
の本体制御装置に設けられ、図2に示すように、糸を熱
固定するヒータ(ヒータ手段)と、ヒータ手段への通電
をON・OFFするスイッチ(スイッチ手段)と、温度
センサ手段を構成する温度センサと、切換手段及び算出
手段、出力異常検出手段を構成するヒータ温度制御盤1
3と、図示されない表示パネル(表示手段)とを有し、
各ヒータと各温度センサとが対になるように接続されて
いるか等の配線異常を確認できるようになっている。
尚、ヒータ及び温度センサは、各仮撚ユニット毎に設け
られている。
【0011】ヒータ温度制御盤13は、ヒータや温度セ
ンサに接続されるI/F部9a・9b〜11a・11b
と、これらのI/F部9a・9b〜11a・11bに信
号バス12を介して接続される演算部6、ROM7、R
AM8、マルチプレクサ16、A/D変換器17とを有
しており、スイッチの故障を含む配線異常を検出するよ
うになっている。
【0012】上記のRAM8には、各ヒータの番号(以
下、「ヒータチャンネルNo. 」という。)を記憶するヒ
ータチャンネルNo. 記憶領域8aが形成されており、ヒ
ータチャンネルNo. が格納されるようになっている。ま
た、RAM8には、温度記憶領域8bが形成されてお
り、この温度記憶領域8bには、温度センサの番号(以
下、「センサチャンネルNo. 」という。)と、温度セン
サの検出した温度(以下、「温度データ」という。)と
が格納されるようになっている。
【0013】上記のROM7には、配線確認ルーチン7
aと、配線異常形態検出サブルーチン7bと、通常の運
転時にヒータ制御を行うヒータ制御ルーチン7cとが格
納されており、後述する演算部6により実行されるよう
になっている。この配線確認ルーチン7aは、全ての温
度センサが正常状態か否かを検出させると共に、配線異
常を検出させるようになっている。また、配線異常形態
検出サブルーチン7bは、配線異常を検出させ、加熱さ
れているヒータのヒータチャンネルNo. と、加熱されて
いるヒータの温度を検出した温度センサのチャンネルN
o. とを(配線異常形態を)表示パネルに表示させるよ
うになっている。
【0014】演算部6は、全てのヒータの出力がOFF
になるように出力停止信号を全ヒータスイッチに送信す
るようになっており、マルチプレクサ16を介して全て
の温度センサに温度検出命令を送信するようになってい
る。そして、温度センサが高温を検出すると、配線切れ
(オープン)を表示させるようになっている。一方、温
度センサがマイナス温度を検出すると、温度センサの逆
接続を表示させるようになっている。ここで、ヒータス
イッチに出力停止信号を送信しているにも拘わらず、温
度センサに温度を検出させるのは、配線切れ(オープ
ン)や逆接続を起こすと、温度センサは、ヒータの温度
上昇の有無に拘わらず、高温やマイナス温度を誤って検
出するためである。尚、配線が正常な場合、全てのヒー
タの出力がOFFになっているため、温度センサは室温
を検出する。
【0015】次に、演算部6は、nチャンネルのヒータ
の出力がONになるように出力開始信号をヒータスイッ
チに送信し、ヒータを所定温度まで上昇させると共に、
ヒータチャンネルNo.nをヒータチャンネル記憶領域8a
に格納させるようになっている。そして、nチャンネル
の温度センサに温度検出命令を送信し、温度センサから
取り込んだ温度データとセンサチャンネルNo.nとを温度
記憶領域8bに格納するようになっている。さらに、温
度記憶領域8bからセンサチャンネルNo.nと温度データ
とを読み出し、ヒータチャンネル記憶領域8aからヒー
タチャンネルNo.nを読み出して、配線異常を検出した場
合には、配線異常形態を表示パネルに表示させるように
なっている。
【0016】次に、演算部6は、nチャンネルのヒータ
の出力がOFFになるように出力停止信号を送信するよ
うになっており、nチャンネルが最終チャンネルである
かを判定するようになっている。そして、nチャンネル
が最終チャンネルでない場合には、nチャンネルからn
−1チャンネルに切り換えて、n−1チャンネルのヒー
タについても、nチャンネルの場合と同様に、配線異常
形態を表示パネルに表示させるようになっている。この
ように、演算部6は、全てのヒータについて(n−1チ
ャンネルが最終チャンネルになるまで)、配線異常を検
出するようになっている。
【0017】上記の構成において、ヒータ制御装置の動
作を図面を用いて説明する。図3に示すように、全ての
ヒータの出力がOFFになるように、出力停止信号が演
算部6により全ヒータスイッチに送信されると共に(S
1)、全ての温度センサの温度検出命令がマルチプレク
サ16に送信され、全ての温度センサからの検出温度を
順次取り込む。ヒータ温度制御盤13が温度データを取
り込むと、演算部6により全ての温度センサが正常状態
であるか否か判定される(S2)。配線切れや温度セン
サの逆接続の有無を確認するためである。
【0018】全ての温度センサが正常状態であると判定
さなかった場合、即ち、温度センサが一つでも室温と異
なる温度データを出力した場合には(S2,NO)、そ
の室温と異なる温度が高温であるか否か判定される(S
3)。そして、その温度が高温であると判定された場合
には(S3,YES)、表示パネルに「配線切れ(オー
プン)」と表示される(S4)。尚、配線切れの有無を
検出できるのは、配線切れが生じていると、ヒータの温
度上昇の有無に拘わらず、温度センサは、高温を示す温
度データを出力するためである。
【0019】一方、S3において、室温と異なる温度が
マイナス温度である場合には(S3,NO)、表示パネ
ルに「温度センサの極性逆接続」と表示される。尚、温
度センサの逆接続の有無を検出できるのは、温度センサ
に熱電対を使用した場合であり、その場合、熱電対が逆
接続していると、熱電対は、マイナス温度を示す温度デ
ータを出力するためである。
【0020】次に、オペレータがヒータチャンネルNo.
に初期値「n」をセットすると(S7)、演算部6によ
り初期値「n」がヒータチャンネルNo. 記憶領域8aに
格納されると共に、出力開始信号がnチャンネルのヒー
タスイッチに送信され、nチャンネルのヒータが所定温
度まで上昇する(S8)。ここで、初期値「n」は、ヒ
ータを有する仮撚ユニット数で決まるが、本実施形態に
係るヒータ制御装置では、初期値「n」を「36」とし
て説明する。また、所定温度は、nチャンネルのヒータ
とnチャンネルの温度センサとが対になっていることを
確認できる温度であれば良い。
【0021】オペレータが初期値「36」をセットする
と、36チャンネルのヒータスイッチに出力開始信号が
送信され、そのヒータが所定温度まで上昇する。36チ
ャンネルのヒータが所定温度まで上昇すると、配線異常
形態検出サブルーチン7bが実行される(S9)。そし
て、I/F部11aに接続された温度センサにより36
チャンネルのヒータの温度が検出され、A/D変換器で
A/D変換された温度データと、36チャンネルのヒー
タの温度を検出した温度センサのチャンネルNo.36 とが
温度記憶領域8bに格納される。
【0022】次に、演算部6により温度記憶領域8bか
ら温度データと、センサチャンネルNo.36 とが読み出さ
れると共に、ヒータチャンネルNo. 記憶領域8aからヒ
ータチャンネルNo.36 が読み出される。そして、図4に
示すように、演算部6により36チャンネルのヒータの
温度上昇を検出した温度センサ(I/F部11aに接続
された温度センサ)が、36チャンネルの温度センサで
あるか判定される(S13)。具体的には、(ヒータチ
ャンネルNo.n)−(センサチャンネルNo.n)=0か否か
により判定される。ここで、ヒータチャンネルNo. 記憶
領域8a及び温度記憶領域8bから読み出されたチャン
ネルNo. が共に36チャンネルであるため、(ヒータチ
ャンネルNo.36 )−(センサチャンネルNo.36 )=0と
なり、36チャンネルのヒータの温度上昇を検出した温
度センサが36チャンネルの温度センサであると判定さ
れる(S13,YES)。即ち、第36番目の仮撚ユニ
ットにおけるヒータと温度センサとは、対になるように
正しく配線されていると判定される(配線確認処理)。
【0023】以上のように正しく配線されていると判定
されると、図3に示すように、演算部6により出力停止
信号が36チャンネルのヒータスイッチに送信され、3
6チャンネルのヒータがOFFにされる(S10)。次
に、この36チャンネルが最終チャンネルであるか判定
される(S11)。36チャンネルが最終チャンネルで
ないと判定されると(S11,NO)、演算部6により
36チャンネルから35チャンネルに切り換えられ(S
12)、36チャンネルの場合と同様に出力開始信号が
35チャンネルのヒータスイッチに送信され(S8)、
配線確認処理が繰り返される。
【0024】次に、上記のように、配線確認処理が36
チャンネル・35チャンネル・・・kチャンネル・・・
3チャンネルと繰り返されて、2チャンネルで配線異常
を検出した場合を図5を用いて説明する。尚、図2のI
/F部10aには、2チャンネルの温度センサが接続さ
れるが、配線ミス等により例えば1チャンネルの温度セ
ンサが接続されているとして説明する。
【0025】S8において、演算部6によりヒータチャ
ンネルNo.2がヒータチャンネルNo.記憶領域8aに格納
されると共に、出力開始信号が2チャンネルのヒータス
イッチに送信され、2チャンネルのヒータが所定温度ま
で上昇する(S8)。2チャンネルのヒータが所定温度
まで上昇すると、配線異常形態検出サブルーチン7bが
実行される(S9)。そして、I/F部10aに接続さ
れた温度センサにより2チャンネルのヒータの温度が検
出される。ヒータ温度制御盤13が温度データを取り込
むと、温度データと、温度上昇を検出した温度センサの
チャンネルNo.1とが温度記憶領域8bに格納される。
【0026】次に、演算部6により温度記憶領域8bか
ら温度データと、センサチャンネルNo.1とが読み出され
ると共に、ヒータチャンネルNo. 記憶領域8aからヒー
タチャンネルNo.2が読み出される。そして、図4に示す
ように、演算部6により2チャンネルのヒータの温度デ
ータを検出した温度センサ(I/F部10aに接続され
た温度センサ)が、2チャンネルの温度センサであるか
判定される(S13)。具体的には、36チャンネルの
場合と同様に、(ヒータチャンネルNo.n)−(センサチ
ャンネルNo.n)=0か否か判定される。ここでは、(ヒ
ータチャンネルNo.2)−(センサチャンネルNo.1)=1
となるので、演算部6により2チャンネルのヒータの温
度上昇を検出した温度センサ(I/F部10aに接続さ
れた温度センサ)は、2チャンネルの温度センサでは無
いと判定される(S13,NO)。次に、演算部6によ
り2チャンネルのヒータの温度上昇を検出した温度セン
サ(I/F部10aに接続された温度センサ)が、どの
チャンネルの温度センサであるか、温度センサのチャン
ネルNo. の探査が開始される(S14)。
【0027】温度センサのチャンネルNo. の探査が開始
されると、温度センサのチャンネルNo. に初期値n′
『n′=(ヒータチャンネルNo.n)−1』がセットされ
る。具体的には、温度センサのチャンネルNo. に初期値
n′=1『n′=(ヒータチャンネルNo.2)−1』がセ
ットされる(S15)。初期値n′がセットされると、
演算部6により(センサチャンネルNo.n′)−(センサ
チャンネルNo.n)=0か否か判定される。即ち、n′チ
ャンネルの温度センサがnチャンネルのヒータの温度上
昇を検出した温度センサ(I/F部10aに接続された
温度センサ)であるか判定される(S16)。具体的に
は、1チャンネルの温度センサが2チャンネルのヒータ
の温度上昇を検出した温度センサであるか判定される
(S16)。
【0028】ここで、初期値として設定されたセンサチ
ャンネルNo.n′と、温度記憶領域8bから読み出したセ
ンサチャンネルNo.nとが共に「1」であるため、(セン
サチャンネルNo.1)−(センサチャンネルNo.1)=0と
なる(S16,YES)。即ち、1チャンネルの温度セ
ンサが、2チャンネルのヒータの温度上昇を検出した温
度センサ(I/F部10aに接続された温度センサ)で
あると演算部6に認識される(S16,YES)。
【0029】1チャンネルの温度センサが2チャンネル
のヒータの温度上昇を検出したと判定されると、演算部
6により図示されない表示パネルにヒータチャンネルN
o.2と、センサチャンネルNo.1とがそれぞれ表示される
(配線異常形態表示)(S20)。これにより、オペレ
ータは、第2番目の仮撚ユニットの配線異常を知ること
ができると共に、2チャンネルのヒータの温度を1チャ
ンネルの温度センサが検出していることを知ることがで
きるため、信号線15をI/F部9aから引き抜くと共
に、信号線14をI/F部10aから引き抜いて図2に
示すように容易に正しい配線に修正することができる。
【0030】次に、S9において、どのチャンネルの温
度センサも2チャンネルのヒータの温度上昇を検出しな
かった場合のヒータ温度制御盤13の動作を図4を用い
て説明する。尚、S13〜S15までは、上記の場合と
同様に処理される。
【0031】S16において、どのチャンネルの温度セ
ンサも2チャンネルのヒータの温度上昇を検出しなかっ
た場合には(S16,NO)、演算部6により1チャン
ネルから0チャンネルに切り換えられ(S17)、セン
サチャンネルNo.n′が「0」か否か判定される(S1
8)。ここで、センサチャンネルNo.n′が「0」と判定
されると(S18,YES)、演算部6により図示され
ない表示パネルに、『異常!「ヒータチャンネルNo.2」
or「センサチャンネルNo.1」』と表示される(配線異常
形態表示)(S19)。これにより、オペレータは、第
2番目の仮撚ユニットのヒータ又は、第1番目の仮撚ユ
ニットの温度センサが故障していることを知ることがで
きる。
【0032】S20・S19において、以上のように配
線異常形態が表示されると、2チャンネルのヒータの出
力がOFFになるように、出力停止信号が2チャンネル
のヒータスイッチに送信される。そして、2チャンネル
のヒータの出力がOFFになると(S10)、2チャン
ネルが最終チャンネルであるか判定される(S11)。
2チャンネルが最終チャンネルでないと判定されると
(S11,NO)、2チャンネルから1チャンネルに切
り換えられ(S12)、再び配線確認処理が繰り返され
る。そして、1チャンネルは最終チャンネルであるため
(S12,YES)、その配線確認処理が終了すると、
配線確認ルーチンが終了する(エンド)。
【0033】以上のように配線確認ルーチンが終了し、
全てのヒータチャンネルについて正しく配線してから延
伸仮撚機を運転する。
【0034】尚、本実施形態では、2チャンネルで配線
異常を検出した場合及び2チャンネルのヒータの温度上
昇をどの温度センサも検出しなかった場合について図4
・図5を用いて説明したが、3チャンネル〜36チャン
ネルのヒータで配線異常を検出した場合、S15におい
て、n′=「2」〜「35」となり、S18において、
n′=「1」〜「34」となるため(S18,NO)、
nチャンネルのヒータ温度上昇を検出した温度センサの
チャンネルNo.n′が認識されるまで、S16〜S18の
探査処理が順次繰り返される。尚、探査処理が順次繰り
返され、n′=「0」となる場合、即ち、nチャンネル
のヒータの温度上昇をいずれの温度センサも検出しなか
った場合には(S18,YES)、上記と同様に表示パ
ネルに『異常!「ヒータチャンネルNo.n」or「センサチ
ャンネルNo.n」』と表示される。
【0035】尚、S15において、n′=(ヒータチャ
ンネルNo.n)−1としたのは、未だチェックしていない
センサチャンネルNo. のみをチェックすることにより探
査効率を上げるためである。即ち、n′=36とする
と、S16〜S18の探査処理において、既にチェック
済のセンサチャンネルNo. までチェックすることにな
り、探査効率が悪くなるためである。
【0036】尚、本実施形態に係るROM7には、配線
確認ルーチンや配線異常形態検出サブルーチンに加え
て、ヒータ制御ルーチンが格納されているため、本実施
形態に係るヒータ温度制御盤13は、本実施形態に係る
配線確認処理や配線異常形態検出処理に加えて、仮撚機
の通常運転時におけるヒータ温度の制御も行うようにな
っている。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、多数列設された
繊維加工ユニットの各々に対応して設けられた多数のヒ
ータ手段と、前記ヒータ手段の各々と対になるように設
けられ、前記ヒータ手段の温度を検出する多数の温度セ
ンサ手段と、前記ヒータ手段の各々と対になるように設
けられ、前記ヒータ手段への通電をON・OFFする多
数のスイッチ手段と、多数の前記スイッチ手段のON・
OFFを順次切り換えて、多数の前記ヒータ手段へ順次
通電させる切換手段と、ON状態のヒータ手段の温度を
検出した温度センサ手段が、ON状態のヒータ手段と対
になる温度センサであるかを判定する組合せ判定手段と
を有する構成である。これにより、多数のヒータ手段
と、多数の温度センサとが正確に対になるように配線さ
れているかを判定することができるため、オペレータ
は、容易に配線異常の有無を確認することができ、配線
異常によるヒータ手段の過昇温により生じる糸の溶解等
の各種の問題を未然に防止できるという効果を奏する。
【0038】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記組合せ判定手段が、前記ヒータ
手段と前記温度センサ手段との組合せが異なると判定し
た場合に、ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記
温度センサ手段を表す番号を算出する算出手段を有する
構成である。これにより、ON状態のヒータ手段の温度
を検出した温度センサ手段を表す番号を算出できるた
め、オペレータに配線の異常形態を知らせることができ
るという効果を奏する。
【0039】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、前記ON状態のヒータ手段を表す番
号と、前記ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記
温度センサ手段を表す番号とを対応させて表示する表示
手段を有する構成である。これにより、オペレータは、
配線異常形態を知ることができるため、配線の訂正作業
を迅速かつ確実に行うことができるという効果を奏す
る。
【0040】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、全てのヒ
ータ手段をOFF状態にして、前記温度センサ手段の出
力の異常を検出する出力異常検出手段を有する構成であ
る。これにより、オペレータは、ヒータ手段の据え付け
時において、容易に温度センサ手段の出力異常の有無を
確認することができるため、繊維機械の運転時において
温度センサ手段の出力異常の発生を防止できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】延伸仮撚機の概略を説明する図である。
【図2】ヒータ制御装置を説明する図である。
【図3】ヒータ制御装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】ヒータ制御装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】ヒータと温度センサとの配線ミスを説明する図
である。
【符号の説明】
6 演算部 7 ROM 8 RAM 9a・9b I/F部 10a・10b I/F部 11a・11b I/F部 12 信号バス 13 ヒータ温度制御盤 14 信号線 15 信号線 16 マルチプレクサ 17 A/D変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数列設された繊維加工ユニットの各々
    に対応して設けられた多数のヒータ手段と、 前記ヒータ手段の各々と対になるように設けられ、前記
    ヒータ手段の温度を検出する多数の温度センサ手段と、 前記ヒータ手段の各々と対になるように設けられ、前記
    ヒータ手段への通電をON・OFFする多数のスイッチ
    手段と、 多数の前記スイッチ手段のON・OFFを順次切り換え
    て、多数の前記ヒータ手段へ順次通電させる切換手段
    と、 ON状態のヒータ手段の温度を検出した温度センサ手段
    が、ON状態のヒータ手段と対になる温度センサである
    かを判定する組合せ判定手段と、を有することを特徴と
    する繊維機械におけるヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記組合せ判定手段が、前記ヒータ手段
    と前記温度センサ手段との組合せが異なると判定した場
    合に、ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記温度
    センサ手段を表す番号を算出する算出手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の繊維機械における制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ON状態のヒータ手段を表す番号
    と、前記ON状態のヒータ手段の温度を検出した前記温
    度センサ手段を表す番号とを対応させて表示する表示手
    段を有することを特徴とする請求項2記載の繊維機械に
    おけるヒータ制御装置。
  4. 【請求項4】 全てのヒータ手段をOFF状態にして、
    前記温度センサ手段の出力の異常を検出する出力異常検
    出手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の繊維機械におけるヒータ制御装置。
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