JPH11152426A - ハイドロゲル用プライマー、それを用いたハイドロゲルテープ並びに複合ゲル - Google Patents

ハイドロゲル用プライマー、それを用いたハイドロゲルテープ並びに複合ゲル

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JPH11152426A
JPH11152426A JP32257397A JP32257397A JPH11152426A JP H11152426 A JPH11152426 A JP H11152426A JP 32257397 A JP32257397 A JP 32257397A JP 32257397 A JP32257397 A JP 32257397A JP H11152426 A JPH11152426 A JP H11152426A
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primer
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JP32257397A
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Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
Kazutoshi Haraguchi
和俊 原口
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Nichiban Co Ltd
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Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイドロゲルに良好な密着性を示すプライマ
ーの提供。 【解決手段】 無機充填剤と水溶性ポリマーとを含有す
ることを特徴とするハイドロゲル用プライマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイドロゲルに良
好な密着性を示すプライマー、これを用いたハイドロゲ
ルテープ、並びにこれを用いた複合ゲルに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイドロゲルに関しては、現在までに多
くの組成物が知られており、またその製造方法も各種の
ものが知られている。例えば、PVA等の水溶性ポリマ
ーを温水に溶解し、冷却してゲルを得る方法、水溶性ポ
リマーを水に溶解し、凍結、融解を繰り返してゲル化さ
せる方法、水溶性ポリマー溶液をなんらかの化学架橋剤
によってゲル化させる方法、また、最近では、水溶性ポ
リマー溶液に電離放射線を照射して、水溶性ポリマーを
架橋し、ハイドロゲルを得る方法等が知られている。
【0003】このようにして、各種材料と各種方法によ
り多種多様のハイドロゲルを得ることが出来るが、これ
らのハイドロゲルを基材シートに強固に固着させる良好
な手段がなかった。また、ハイドロゲル同士を接着させ
る良好な接着剤もなかった。
【0004】したがって、ハイドロゲルを基材シートに
固着するために様々な工夫がなされている。例えば特開
平6−315526号公報には、各種のハイドロゲルを
基材シートに固着する技術に関する特許文献を引用しつ
つ、ハイドロゲル中に含まれる親水性ポリマーに対して
共重合性の接着剤ポリマーを用い、電離放射線を照射す
ることにより、両者を共重合させる方法を開示してい
る。
【0005】しかしながら、これらの方法は、電離放射
線照射、紫外線照射、加熱、グラフト重合等を採用して
いるので、高価な装置(EB、UV、グラフト重合)あ
るいは時間(加熱、重合)を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
高価な装置や時間のかかる手段によらず、ハイドロゲル
と接触させるだけで特殊な相互作用を有し、良好な密着
性を示すプライマー、これを用いたハイドロゲルテープ
並びにこれを用いた複合ゲルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、無機充填剤と
水溶性ポリマーとを含有するハイドロゲル用プライマー
である。
【0008】また、本発明は、このプライマー層を介し
て、ハイドロゲル層が、基材シート、粘着剤層もしくは
他のハイドロゲル層に固着しているハイドロゲルテープ
である。
【0009】更に、本発明は、このプライマー層を介し
て、複数のハイドロゲル層が相互に固着している複合ゲ
ルである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のプライマーに使用される
無機充填剤としては、ハイドロゲルに対して親和性を有
する、その表面が親水性である無機充填剤が好ましく、
例えば、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化チタン、
タルク、マイカ、クレー、炭酸バリウム、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム等を挙げることができる。また、粒
径は10μm 以下であることが好ましく、1μm 以下で
あることが特に好ましい。上に列記した無機充填剤の中
では、微粉砕されたγ−アルミナや無水ケイ酸が特に好
ましい(特に好ましくは、艶消しの場合は2〜3μm 、
艶有りの場合は50〜90nmが好適である)。これら
は、プライマー液に分散し、塗工して乾燥すると透明に
なりやすく、ハイドロゲルに接着した場合にゲルの透明
性を損なわずにすむからである。また、無機充填剤が多
孔質であれば、水分吸収性が向上し密着性が更に上がる
ため都合が良い。本発明で使用しうる、市販されている
無機充填剤として、酸化アルミニウムには、アルミニウ
ムオキサイド−C〔日本アエロジル(株)製〕、スイア
ルA、アルミナA、AKP−GO15〔以上、住友化学
工業(株)製〕;無水ケイ酸には、アエロジル200、
アエロジル200V、アエロジル300、アエロジル3
80〔以上、日本アエロジル(株)製〕;タルクには、
ミクロエースK−1〔日本タルク(株)製〕;軽質炭酸
カルシウムには、軽質炭酸カルシウム〔丸尾カルシウム
(株)製〕;炭酸カルシウムには、カルフード、ビタカ
ル〔丸尾カルシウム(株)製〕が挙げられる。
【0011】本発明のプライマーに使用される水溶性ポ
リマーとしては、水溶性天然ポリマー、水溶性合成ポリ
マーのいずれを使用してもよい。また、アルコールに溶
解する親水性ポリマーでもよい。このような水溶性ポリ
マーを用いることにより、表面が親水性の無機充填剤と
なじむために無機充填剤の分散性が高まり、また、得ら
れたプライマー層全体が親水性を示すようになる。な
お、透明性が要求される場合には、透明性の高い水溶性
ポリマーを用いる。
【0012】水溶性天然ポリマーとしては、セルロース
誘導体(カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース)、アルギン
酸ナトリウム、アラビヤゴム、プルラン、タンニン、リ
グリン、デンプン等が挙げられる。また、水溶性合成高
分子としては、PVA(ポリビニルアルコール)、PV
P(ポリビニルピロリドン)、PEG(ポリエチレング
リコール)、PEO(ポリエチレンオキサイド)、ポリ
アクリルアミド、ポリアミン、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。本発明に使用しうる水溶性ポリマーの市販品には、
PVAとしてクラレポバール〔クラレ(株)製〕やゴー
セノール〔日本合成化学工業(株)〕、ヒドロキシメチ
ルセルロースとしてメトローズ〔信越化学工業(株)〕
が挙げられる。
【0013】特に、PVAを用いる場合、好ましくは1
0〜50%の溶解度があることが好ましい。平均分子量
に関しては、10,000〜1,000,000が好ま
しく、20,000〜200,000がより好ましい。
なお、粘度は、1,000〜10,000mPa・S が望ま
しい。
【0014】また、ヒドロキシメチルセルロースを用い
る場合、2〜12%の溶解度を有するもので、1,00
0〜10,000mPa・S の粘度を有するものが好まし
い。また、平均分子量が10,000〜100,000
であるものが好ましい。
【0015】無機充填剤と水溶性ポリマーの割合は、無
機充填剤が多いほど水分吸収性が良く、耐水性も良い。
また、水溶性ポリマーの量が多いほど水分吸収性や耐水
性が低下する。通常は、無機充填剤/水溶性ポリマー=
95/5〜55/45(重量比)の割合が良好である。
しかしながら、特に皮膜を形成しなくても良い場合や、
逆に皮膜性を強く要求される場合には、この限りではな
い。
【0016】本発明のプライマーは、分散安定剤(例え
ば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミ
ド)、界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンフェニルスルホン酸、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム)及び/又は防菌剤(例え
ば、パラベン、フェノキシエタノール)を含んでいても
よい。
【0017】更に、本発明のプライマーは、インキ、薬
剤及び/又は香料を含んでいてもよい。インキとして
は、例えば、インキジェットプリンター用インキ(例と
して、セイコーエプソン、キャノン、ヒューレットパッ
カード社製のもの)が挙げられる。インキは、プライマ
ー層用溶液に当初から添加してもよく(添加量は、通常
1〜3%)、あるいは得られたプライマー層にインキジ
ェットプリンターで印字、描画してもよい。また、薬剤
としては、例えばL−メントール(日本薬局方)、サリ
チル酸、硫酸銅、ワサオーロ、また香料としては、例え
ばヒノキチオールが挙げられる。
【0018】本発明のプライマーは、水分吸収性であ
る。
【0019】本発明のプライマーは、ハイドロゲル用、
即ち、ハイドロゲルを各種物質(例えば基材シート)に
固着させるためのプライマーである。特に、親水性ポリ
マー(例えば、PVA、PVP、PEO、カルボキシメ
チルセルロース等の水膨潤性ポリマー)を含有するハイ
ドロゲルに適している。なお、このハイドロゲルは、特
に限定されず、例えば、電子線架橋したもの、冷凍融解
を繰り返しゲル化したもの、またホルマリン架橋したも
のも含む。
【0020】次に、本発明のハイドロゲルテープについ
て説明する。本発明のハイドロゲルテープは、図1に示
すように、前記プライマー層2を介して、ハイドロゲル
層3が、基材シート1〔厚さ10〜100μm のPE
(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、PU(ポリウレタ
ン)等のフィルムあるいは不織布〕に固着している。こ
の基材シートには、例えば、PETフィルムとして、東
レ(株)ルミラーフィルム、東洋紡績(株)ポリエステ
ルフィルム、PEフィルムとして、和田化学工業(株)
PEフィルム、PPフィルムとして、和田化学工業
(株)PPフィルムが挙げられる。
【0021】あるいは、本発明のハイドロゲルテープ
は、図2に示すように、前記プライマー層2を介して、
ハイドロゲル層3が、基材シート1上の粘着剤層4(例
えば、ゴム系、アクリル系、シリコン系等の一般的粘着
剤)に固着している。本発明に使用しうる、市販されて
いる粘着剤には、例えばアクリル系粘着剤として、三洋
化成工業(株)コーポニール8024、綜研化学(株)
SKダイン1717が挙げられる。
【0022】また、本発明のハイドロゲルテープは、複
数のハイドロゲル層を有していてもよく、この場合は、
複数のハイドロゲル層が前記プライマー層を介して相互
に固着している。
【0023】次に、本発明の複合ゲルについて説明す
る。本発明の複合ゲルは、複数のハイドロゲル層が前記
プライマー層を介して相互に固着している。例えば、プ
ライマー層2を介して、多孔質基材(例えば、伸縮性ポ
リエステル等の不織布、発泡ウレタン等のシート、ポリ
エステル、ナイロン、綿等を素材に用いた編布)中に内
包された凍結融解ハイドロゲル層3bが電子線架橋ハイ
ドロゲル3aの間に挟まれている複合ゲルを図3に示
す。
【0024】本発明のプライマー層は、例えば、以下の
ようにして製造されうる。加熱したイオン交換水を撹拌
しながら水溶性ポリマーを少しずつ加え、水溶性ポリマ
ー水溶液を調製する(PVAの場合は15〜25%溶液
とするのが好ましく、メトローズの場合は5〜10%溶
液とするのが好ましい)。完全に溶解してから、無機充
填剤並びに必要に応じてその他添加剤を加える。この液
体を高速撹拌機で約3時間分散させ、分散液を得る。こ
のようにして得られたプライマー液を、被着体(基材シ
ートやハイドロゲル層等)にコーティングし、加熱乾燥
する。乾燥温度は、通常80℃〜140℃の範囲で発泡
しないように行う。なお、乾燥させる際は、完全に水分
を蒸発させる必要はなく、水分がプライマー層に残存し
ていてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明のプライマーを使用することによ
り、ハイドロゲルと各種物質(基材シート、粘着剤、他
のハイドロゲル)との接着性の良好なハイドロゲルテー
プや複合ゲルを得ることが可能となった。また、その製
造も単に接触させるだけなので、従来の方法に比べて格
段に簡単である。
【0026】
【実施例】実施例1 γ−アルミナ含有プライマー及
びそれを用いたハイドロゲルテープ 表面をコロナ放電処理した厚さ25μm のPET〔ルミ
ラー、東レ(株)製〕フィルム上に下記(プライマー配
合1)溶液: (プライマー配合1) (重量部) 酸化アルミニウム〔γ−アルミナ:アルミナC、日本アエロ ジル(株)製、平均粒子径13nm〕 80部 ポリビニルアルコール〔クラレポバールPVA−HC クラレ(株)製:鹸化度99%、重合度1,800〕 20部 添加剤〔分散安定剤(ポリアクリル酸ナトリウムSL−104Y 昭和高分子(株)製)、界面活性剤(サンプレンLQ250 三洋 化成工業(株)製)、防菌剤(フェノキシエタノール試薬 林化成 (株)製)〕 2部 イオン交換水 100部 を塗工し、110℃で3分間乾燥させ、プライマー層
(厚さ10μm)を形成させた。次に、下記(ゲル配合
1)溶液: (ゲル配合1) ポリビニルアルコール〔クラレポバールPVA−CST クラレ(株)製:鹸化度95%、重合度1,750〕 20部 グリセリン〔グリセリン 日本油脂(株)製〕 4部 イオン交換水 76部 を、厚さ38μm 無処理PETフィルム上に厚さ800
μm に塗工し、50kGyの電子線を照射してゲル体を得
た。このゲル体を、前記プライマー層に乗せ、38μm
無処理PETフィルムを剥がしたところ、ゲル体はプラ
イマー層上に転写(移行)した。このようにして得られ
たハイドロゲルテープをガラス板に貼付し、粘着力を測
定したところ、30g/12mm(300mm/min)であっ
た。また、上記と同じプライマー層を被着体として粘着
力を測定したところ、90g/12mmであり、凝集破壊
を伴うものであった。このことから、プライマー層とゲ
ル体の密着が良好であることがわかる。
【0027】実施例2 アイランドタイプハイドロゲ
ルテープ 厚さ38μm のPETフィルム上の厚さ50μm のPU
樹脂フィルム(表面:コロナ処理加工)上に厚さ30μ
m のアクリル系粘着剤〔三洋化成工業(株)コーポニー
ル8024〕を設けた粘着シートを準備した。次に、P
Pフィルム上に下記(プライマー配合2)溶液: (プライマー配合2) 酸化アルミニウム〔スイアルA 住友化学工業(株)製: γ−アルミナ、平均粒子径3μm 〕 75部 ヒドロキシメチルセルロース〔信越化学(株))製メトローズ 90−SH−15000〕 25部 添加剤〔分散安定剤(ポリアクリル酸ナトリウムSL−104Y 昭和高分子(株)製)、界面活性剤(サンプレンLQ250 三 洋化成工業(株)製)、防菌剤(フェノキシエタノール試薬 林 化成(株)製)〕 1.5部 イオン交換水 300部 を塗工し、90℃で6分間乾燥させ、転写用プライマー
層(15μm)を形成させた。更に、下記(ゲル配合2)
溶液: (ゲル配合2) ポリビニルピロリドン(GAF社製PVP K−90) 20部 添加剤〔防菌剤(フェノキシエタノール試薬 林化成(株)製〕0.1部 イオン交換水 80部 を、38μm 無処理PETフィルム上に厚さ500μm
に塗工し、コバルト60の放射線(ガンマー線)を40
kGy 照射してゲル体を得た。次に、このゲル積層体のゲ
ル体を、プライマー積層体のプライマー層上にラミネー
トし、PPフィルムを剥がすことにより、プライマー層
をゲル積層体に転写した。このプライマー/ゲル積層体
を、5cm×5cmの大きさに打ち抜いた。次に、上記粘着
シート(10cm×10cm)の粘着剤面の中心部に、プラ
イマー層が接着するように乗せた。このようにして、周
囲が粘着剤で中心部がゲル体の、いわゆるアイランドタ
イプのハイドロゲルテープを得た。得られたアイランド
タイプのハイドロゲルテープをガラス板に貼付して急速
に剥離させたが、ゲルがガラス板に残留することはな
く、また、粘着剤−プライマー層−ゲルの間での層間剥
離も観察されなかった。ゲル部分のガラスに対する粘着
力を測定したところ、45g/12mmであった。また、
実施例1で使用したプライマー処理基材シートに被着さ
せて粘着力を測定したところ、105g/12mmであっ
た。この際、ゲル体が凝集破壊し、両方のプライマー層
に別れて残留した。
【0028】実施例3 積層ハイドロゲルテープ 38μm のシリコン処理PETフィルム上に、実施例2
と同様の方法並びに(プライマー配合1)を用いて、プ
ライマー層10μm を形成させた。次に、実施例1と同
様の方法並びに配合物を用いて、ゲル体を無処理40μ
mPPフィルム上に形成させた。次に、前記プライマー
積層体のプライマー上に、このゲル体をラミネートし、
PETフィルムを剥離した。得られた積層体を実施例1
のハイドロゲルテープ上に、ゲル体とプライマー層が接
触するように積層させた。次に、PPフィルムを剥離
し、ゲル体表面を露出させた。この積層体上に、同様に
して更に前記プライマー積層体を2層重ね、4層のゲル
体と4層のプライマー層からなる、厚さ約3.2mmハイ
ドロゲルテープを得た。積層したゲル体を基材シートか
ら剥がそうとしたが、ゲルが凝集破壊した。
【0029】実施例4 無水ケイ酸含有プライマー及
びそれを用いたハイドロゲルテープ (プライマー配合3) 多孔質シリカ〔ミズカシルP−802 水沢化学工業(株) 製:無水ケイ酸、平均粒子径2.4μm 〕 65部 ポリビニルアルコール〔PVA−203 クラレ(株)製: 鹸化度88%、重合度1,700〕 35部 添加剤〔分散安定剤(ポリアクリル酸ナトリウムSL−104Y 昭和高分子(株)製)、界面活性剤(サンプレンLQ250 三 洋化成工業(株)製)、防菌剤(フェノキシエタノール試薬 林 化成(株)製)〕 1部 イオン交換水 400部 上記(プライマー配合3)を(プライマー配合1)の代
わりに使用した以外は、実施例1と同様の方法によりプ
ライマーを形成させた。得られたプライマーは、ゲル体
との密着性が良好で、基材シートから剥離しなかった。
また、(ゲル配合2)のゲル体との密着性も良好で、無
理な剥離は凝集破壊をもたらした。
【0030】実施例5 インキ、香料及び薬剤含有プ
ライマー並びにそれを用いたハイドロゲルテープ 実施例2の方法並びに配合物を用いて、厚さ100μm
の透明表面処理PET(飽和ポリエステルで表面処理)
上に、(プライマー配合2)溶液を塗工し、120℃で
5分間乾燥させ、厚さ25μm のプライマー層を形成さ
せた。次に、プライマー層表面に市販のインキジェット
プリンターで図柄をプリントした。この上に、実施例1
と同様の方法並びに配合物を用いて得られたゲル体(P
ET38μm 上に形成したもの)を乗せ、その後38μ
m PETを剥がしたところ、PETフィルム上には何も
残存せず、図柄のあるハイドロゲルテープを得た。な
お、インキの代わりに香水を使用したところ、インキ同
様に吸収は良好で、ゲル体との密着性も良好であった。
【0031】実施例6 凍結融解法によるハイドロゲ
ルを用いたハイロドゲルテープ下記(ゲル配合3)溶
液: (ゲル配合3) ポリアクリル酸ナトリウム 〔L−104 昭和高分子(株) 製:分子量:約300,000〕 90部 グリセリン〔グリセリン 日本油脂(株)製〕 10部 タルク〔ミクロエースK−1 日本タルク(株)製〕 3部 イオン交換水 200部 を不織布の上に塗工し、凍結融解法によって、不織布が
中に埋もれている厚さ約1mmのゲル体を得た(−20℃
冷却、融解)。実施例1の方法並びに配合物を用いて得
られたプライマー層を、このゲル体で両面からラミネー
トし、厚さ2mmのハイドロゲルテープを得た。この積層
体の剥離を試みたが、ゲル層が凝集破壊して剥離しなか
った。また、このテープのガラス板に対する粘着力を測
定したところ、15g/12mmであった。更に、このハ
イドロゲルテープを実施例4の方法並びに配合物を使用
して得られたプライマー層(表面処理100μm PET
上、実施例5中)に貼付して粘着力を測定したところ、
85g/12mmであった。
【0032】実施例7 種類の異なるハイドロゲルを
積層させたハイドロゲルテープ 厚さ5mmの連続気泡のある発泡ウレタンシートに、下記
(ゲル配合4)溶液: (ゲル配合4) ポリビニルアルコール〔PVA−235 クラレ(株)製: 鹸化度90、重合度1,700〕 18部 イオン交換水 72部 防菌剤〔フェノキシエタノール試薬 林化成(株)製〕 0.1部 を含浸させて、−40℃で凍結させた。室温に戻してか
ら凍結、融解を3回繰り返して、中にゲル体を含む厚さ
約5.2mmの発泡ウレタンシートを得た。得られたゲル
含有発泡ウレタンシートを、実施例2の方法並びに(プ
ライマー配合1)を使用して形成されたプライマー層で
サンドイッチ状にラミネートし、更にその両側を実施例
2の方法並びに配合物を使用して得られたゲル体(厚さ
1mm)でラミネートし、全体で厚さ約7mmのハイドロゲ
ルテープを得た。ゲル含有発泡ウレタンシートとその外
側の実施例2のゲル体との密着性は良好で、無理な剥離
はゲル体の凝集破壊をもたらした。
【0033】実施例8 薬剤封入複合ゲル及びハイド
ロゲルテープ 実施例2の方法並びに配合物を用いて、ハイドロゲルを
40μm PPフィルム上に形成させ、このハイドロゲル
積層体を7cm×7cmの大きさにカットした(3枚)。こ
の内の2枚に、実施例2の方法並びに(プライマー配合
1)を用いて、プライマー層(厚さ10μm)を形成・転
写した。残る1枚のハイドロゲル積層体のほぼ中央部に
直径2cmの穴を開け、それを1枚のハイドロゲル/プラ
イマー積層体のプライマー層上に積層させてPPフィル
ムを剥離し、この穴の中にサイクロデキストリンで包接
したメントール100mg(粉末)を入れ、この上から残
る1枚のハイドロゲル/プライマー積層体を積層させる
ことにより、メントールの封入された複合ゲルを得た。
この複合ゲルの片面に実施例2と同じ方法でプライマー
層を転写し、その上から10cm×10cmの粘着シートを
積層し、アイランドタイプの薬剤の封入されたハイドロ
ゲルテープを得た。同様にして、メントールの代わりに
ヒノキチオール(抗菌剤)、リン酸二アンモニウム(土
質改質剤)等を封入したハイドロゲル薬剤を得た。この
ようにゲルで封入された薬剤は除放効果があり、土中で
は自然分解した。
【0034】実施例9 物品封入複合ゲル 実施例8で得られたハイドロゲル積層体10cm×10cm
を2枚準備し、その内1枚に実施例8と同様にプライマ
ー層を転写した。このプライマー層上に、しその葉を乗
せ、その上から残る1枚を積層することにより、しその
葉封入複合ゲルを得ることができた。
【0035】実施例10 不織布埋設複合ゲル (プライマー配合1)溶液を、15g/m2の不織布中に
乾燥重量で10g/m2含浸させて乾燥した。この処理済み
不織布を、実施例1の方法並びに配合物を用いて得られ
たゲル体(200μm)と、実施例2の方法並びに配合物
を用いて得られたゲル体(500μm)とでサンドイッチ
状にし、半透明の積層体を得た。この積層体を変形させ
ようとして引っ張ったが、中に不織布が入っているため
殆ど伸びなかった。また、イオン交換水に浸漬したとこ
ろ、周辺部は僅かに層間剥離したが他の部分は層間剥離
しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイドロゲルテープを示す(接着剤層
なし)。
【図2】本発明のハイドロゲルテープを示す(接着剤層
あり)。
【図3】本発明の複合ゲルを示す。
【符号の説明】
1 基材シート 2 プライマー層 3、3a、3b ハイドロゲル層 4 粘着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 129/04 C09D 129/04 133/02 133/02 133/26 133/26 139/00 139/00 171/02 171/02 179/02 179/02 197/00 197/00 201/00 201/00 C09J 5/02 C09J 5/02 7/02 7/02 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機充填剤と水溶性ポリマーとを含有す
    ることを特徴とするハイドロゲル用プライマー。
  2. 【請求項2】 無機充填剤が、無水ケイ酸、酸化アルミ
    ニウム、酸化チタン、タルク、マイカ、クレー、炭酸バ
    リウム、硫酸バリウム及び炭酸カルシウムからなる群よ
    り選択される、請求項1記載のプライマー。
  3. 【請求項3】 水溶性ポリマーが、セルロース誘導体、
    アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、プルラン、タン
    ニン、リグニン、デンプン、ポリビニルアルコール、ポ
    リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリエ
    チレンオキシド、ポリアクリルアミド、ポリアミン及び
    ポリアクリル酸ナトリウムからなる群より選択される、
    請求項1又は2記載のプライマー。
  4. 【請求項4】 無機充填剤と水溶性ポリマーの重量比
    が、95:5〜55:45である、請求項1〜3のいず
    れか一項記載のプライマー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項記載のプラ
    イマー層を介して、ハイドロゲル層が、基材シート、粘
    着剤層もしくは他のハイドロゲル層に固着しているハイ
    ドロゲルテープ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項記載のプラ
    イマー層を介して、複数のハイドロゲル層が相互に固着
    している複合ゲル。
  7. 【請求項7】 凍結融解ハイドロゲル層が電子線架橋ハ
    イドロゲル層の間に挟まれている、請求項6記載の複合
    ゲル。
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