JPH11148231A - 組積造建物の補強構造および補強方法ならびに免震化工法 - Google Patents
組積造建物の補強構造および補強方法ならびに免震化工法Info
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- JPH11148231A JPH11148231A JP15335898A JP15335898A JPH11148231A JP H11148231 A JPH11148231 A JP H11148231A JP 15335898 A JP15335898 A JP 15335898A JP 15335898 A JP15335898 A JP 15335898A JP H11148231 A JPH11148231 A JP H11148231A
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Abstract
うな補強構造および補強方法を提供する。 【解決手段】 組積造建物21の布基礎21aの側方に
位置する地盤Gを掘削するとともに、布基礎21aを貫
通するようにPC鋼棒26,…を配置しておき、布基礎
21aの周囲にコンクリートを打設するとともに、コン
クリートの硬化後に、PC鋼棒26,…に付与した緊張
力によりコンクリートおよび布基礎21aに対して圧縮
力を作用させる。
Description
を補強するための補強構造および補強方法、ならびに、
組積造建物の基礎を支持する地盤との間に免震装置を介
装し、これにより建物を免震化する免震化工法に関する
ものである。
を図るために、今後発生が予想される地震等から建物を
守る目的で、耐震改修を行ったり、あるいは、当該建物
の基礎と地盤との間に免震装置を介装する工事が行われ
るようになってきている。
の壁を面外補強するために鉄筋コンクリート製のスラブ
を新設することが一般的に行われている。
置を設置するためには、建物を仮受け治具等で支持して
おくとともに、建物の基礎と地盤との間にジャッキを設
置し、建物全体をジャッキアップして、仮受け治具を免
震装置に交換した後、建物をジャッキダウンして免震装
置により建物を支持させるという手法が用いられている
が、歴史的建築物等はレンガや石などによる組積造とさ
れている場合が多く、この場合には、建物を構成する各
部材の一体性が殆どないため、上記のような手法を単純
に採用することはできない。そこで、組積造の建物を免
震化する際には、以下に示すような方法が採用されてい
る。すなわち、図11に示すように、まず、組積造建物
1の布基礎(基礎)2の両側方の地盤3を掘削するとと
もに、布基礎2の下方をトンネル状に掘っていき、そこ
に鉄骨からなる仮設架台5を挿入する。さらに、この作
業を布基礎2が延在する方向に順次連続して行ってい
く。
下方に位置する部分を残し、仮設架台5の下方の地盤3
を掘削する。さらに、仮設架台5を支持フレーム6,6
を介して地盤3より支持した上で、仮設架台5の下方を
全面掘削する。
び擁壁9を新設し、底盤8上には免震装置10を設置す
る。さらに、布基礎2の周囲にコンクリートを打設し
て、基礎梁11を形成し、基礎梁11と図示しない別の
基礎梁との間には、床スラブ12を架設する。そして、
免震装置10の上端10aを基礎梁11の下面11aと
連結して、組積造建物1を免震装置10によって支持さ
せ、さらに仮設架台5および支持フレーム6,6のう
ち、基礎梁11および底盤8から突出した部分を切断・
撤去することによって、組積造建物1の免震化が実現さ
れることとなる。
建物を鉄筋コンクリートスラブにより補強して耐震性を
確保しようとする場合には、建物の重量が増加するため
建物の基礎に耐震改修を施す必要がある。このとき、歴
史的建物が組積造とされている場合には、特に、基礎の
保有耐力が小さいため、これに対して有効な補強を行い
得るような技術が望まれていた。
を行った場合には、布基礎2に部材としての一体性が殆
どないことから、仮設架台5を布基礎2の延在する方向
にほぼ連続的に設ける必要があり、このことが、建設コ
ストの増大化や工期の長期化の原因となっていた。ま
た、建設年代の古い歴史的建築物等においては、最下階
床が土間コンクリートとなっている例も多く、このよう
な建物は、基礎の平面剛性に欠けるため、これを免震化
するためには、床下を掘削するに先立ち、あらかじめ床
を構造スラブに変更しておく必要がある。したがって、
このような場合には、構造スラブを支持することができ
るような梁が別途必要となり、これにより、上記のよう
な建設コストの増大や工期の長期化という問題が、より
一層顕著なものとなっていた。
で、その目的は、組積造建物の基礎部分を有効に補強し
うるような補強構造および補強方法を提供することにあ
る。また、別の目的は、組積造建物の基礎部分に免震装
置を介装するにあたって、従来に比較して、建物を支持
しておくための仮設構造物の設置に係るコストの低減化
および工期の短縮化を図ることができるような組積造建
物の免震化工法を提供することにある。また、さらに別
の目的は、組積造建物の基礎の平面剛性が小さい場合に
おいても、補強等を別途必要としないような組積造建物
の免震化工法を提供することにある。
課題を解決するために以下の手段を採用した。すなわ
ち、請求項1記載の組積造建物の補強構造は、組積造建
物の基礎の少なくとも側方にコンクリートが打設され、
該コンクリートおよび前記基礎を貫通するように緊張材
が設けられ、該緊張材に付与された緊張力により、前記
コンクリートおよび基礎に対して圧縮力が作用する構成
とされていることを特徴としている。
造建物の補強構造においては、基礎の耐力を大幅に向上
させることができる。
請求項1記載の組積造建物の補強構造であって、前記コ
ンクリートに鉄筋が埋設されることにより前記基礎に隣
接して鉄筋コンクリート構造が形成されることを特徴と
している。
造建物の補強構造においては、基礎の側方に強固な構造
を設け、基礎としての必要な設置面積を確保することが
できる。
組積造の建物の基礎を補強するための補強方法であっ
て、前記建物の基礎の側方に位置する地盤を掘削すると
ともに、前記基礎を貫通するように緊張材を配置してお
き、該基礎の周囲にコンクリートを打設するとともに、
該コンクリートの硬化後に、前記緊張材に付与した緊張
力により前記コンクリートおよび基礎に対して圧縮力を
作用させることを特徴としている。
建物の補強方法においては、基礎部を全て新設のRC造
とする必要がなく、基礎の側部を掘り下げることのみに
より施工を行うことができる。
は、組積造の建物の基礎と該基礎を支持する地盤との間
に免震装置を介装して前記建物を免震化するための免震
化工法であって、前記基礎を構成する基礎に対し、該基
礎の延在方向と直交する方向から圧縮力を作用させるこ
とにより、該基礎を補強しておき、しかる後に、該基礎
の下方の地盤を掘削して、該基礎と該地盤との間に前記
免震装置を介装することを特徴としている。
積造建物の免震化工法においては、免震装置を設置する
以前に、基礎を補強して基礎の部材としての一体性を確
保しておくことができる。
は、請求項4記載の組積造建物の免震化工法であって、
前記基礎を補強するにあたっては、前記基礎の両側方に
該基礎に沿って梁材を設置して、これら基礎および梁材
を一体化するとともに、該基礎および該梁材に対し、こ
れら基礎および梁材を該基礎の延在する方向と直交する
方向に貫通する緊張材を設けておき、しかる後に、前記
梁材および前記基礎に対して前記緊張材を用いてプレス
トレス力を与えることにより、前記圧縮力を作用させる
ことを特徴としている。
積造建物の免震化工法においては、基礎に対して良好に
圧縮力を作用させることができる。
は、組積造の建物の基礎と該基礎を支持する地盤との間
に免震装置を介装して前記建物を免震化するための免震
化工法であって、前記基礎を構成する基礎に対し、該基
礎の延在方向から圧縮力を作用させることにより、該基
礎を補強しておき、しかる後に、該基礎の下方の地盤を
掘削して、該基礎と該地盤との間に前記免震装置を介装
することを特徴としている。
積造建物の免震化工法においては、免震装置を設置する
以前に、基礎を補強して基礎の部材としての一体性を確
保しておくことができる。また、基礎に対し、その延在
する方向から圧縮力を作用させる構成としたため、基礎
をその側面から全面的に補強する必要がない。
は、請求項6記載の組積造建物の免震化工法であって、
前記基礎を補強するにあたっては、前記基礎の長さ方向
の両端面に、該端面と平行に載荷体を設置するととも
に、前記基礎に沿って緊張材を配置し、該緊張材の両端
を前記載荷体によって支持しておき、前記緊張材に緊張
力を与えることにより、前記基礎に対して前記載荷体を
介して該基礎の延在方向にプレストレス力を与え、これ
により前記圧縮力を作用させることを特徴としている。
造建物の免震化工法によれば、簡易な構成により、基礎
に対して圧縮力を作用させることができる。
施の形態を、図面を参照して説明する。 [第一の実施の形態]図1は、本発明の第一の実施の形
態の一例を示す図であり、既存の組積造建物21の布基
礎(基礎)21aに対して、新たに補強構造22を設け
た場合の状況を示している。ここに、布基礎21aは、
紙面と直交する方向がその長手方向とされている。
設けられたコンクリート構造体24と、これら布基礎2
1aおよびコンクリート構造体24を貫通するように設
けられた図示略のシースおよびシース中に配置されたP
C鋼棒(緊張材)26,…とを備えて構成されている。
は、その内部に図示しない鉄筋が埋設された鉄筋コンク
リート造とされており、その底面24aにおいて、組積
造建物21の自重を支えるのに必要な設置面積が確保さ
れた構成とされている。
の延在方向(紙面と直交方向)に所定のピッチで複数箇
所配置されている。さらに、PC鋼棒26,…には、緊
張力が付与された構成とされており、この緊張力が、P
C鋼棒26の両端26a,26aに設けられたアンカー
プレート28,28を介してコンクリート構造体24に
伝達される構成となっている。
るには、布基礎21aが埋設された地盤G(図1参照)
における布基礎21aの側方部分を掘削して、布基礎2
1aを露出させ、続いて、布基礎21aを削孔してPC
鋼棒26,…挿通用の貫通孔を設け、この貫通孔に対し
て、PC鋼棒26,…を挿通する。
aと離間する位置に、コンクリート構造体24の断面形
状をなすように型枠を配置し、この型枠内において鉄筋
を組み立てる。さらに、この型枠内にコンクリートを打
設するとともに、PC鋼棒26の両端26a,26aに
アンカープレート28を設け、コンクリートが硬化した
後に、PC鋼棒26,…にプレストレスを導入する。こ
れにより、図1に示したような補強構造22が完成さ
れ、布基礎21aの補強が実現されることとなる。
プレストレスを用いて組積造建物21の布基礎21aを
補強したため、この布基礎21aの曲げ強度およびせん
断強度を飛躍的に向上させることができ、組積造建物2
1を改修することによりその自重が増大した場合にも、
容易に対応することが可能である。
高い圧縮強度を有しているのが通常であるために、PC
鋼棒26,…に対して導入するプレストレスを適宜設定
することも可能である。また、経年的変化によりPC鋼
棒26,…の端部においてひび割れが生じないように応
力を制御することも可能であり、耐久性の確保が可能で
ある。
リート構造体24が鉄筋コンクリート造とされているた
めに、布基礎21aの両側方に強固な構造を形成し、こ
れにより、基礎としての設置面積を確保することができ
る。また、これにより、布基礎21aの耐力のより一層
の向上を図ることができるとともに、プレストレスの導
入に好適な構造を実現することができる。
おいては、布基礎21aの側部を掘り下げることにより
施工を行うことができ、基礎部を全て新設の鉄筋コンク
リート造に置換する従来の補強方法に比較して、施工性
がよい。また、保存という観点からも、現状の基礎をそ
のまま残せる点でメリットがある。
趣旨を逸脱しない範囲で、他の構成を採用するようにし
ても構わない。例えば、上記実施の形態においては、P
C鋼棒26,…は、布基礎21aの延在方向と直交方向
に配置されていたが、その代わりに、布基礎21aの延
在方向と同方向に配置するようにしても構わない。ま
た、上記実施の形態において、PC鋼棒26,…に代え
て、所定の強度を有する材料を緊張材として使用するよ
うにしてもよい。また、上記実施の形態においては、布
基礎21aが補強対象とされていたが、これに限らず、
上記実施の形態における補強構造および補強方法を、布
基礎以外の補強に適用するようにしてもよい。
の実施の形態の一例を図2から図5を参照して説明す
る。図2は、免震化が施された組積造建物121の基礎
部121aを示す図である。組積造建物121は、地盤
122内に設けられた底盤123上に立設されたもので
ある。図中に示すように、組積造建物121は、その基
礎部121aが、地盤122を掘削して形成された擁壁
124および底盤123に囲まれた空間T1内に位置す
る構成とされており、なおかつ、基礎梁126が、図示
しない鉛プラグと積層ゴム127とからなる免震装置1
28を介して、底盤123から支持された構成とされて
いる。
れる前の組積造建物121の布基礎(基礎)を表してい
る。布基礎129は、その両側方に配置された梁材13
0,130と、梁材130および布基礎129の間に打
設されたコンクリートCと、布基礎129の下方に配置
された扁平梁131と一体となって、基礎梁126を構
成している。
は、ともに鉄筋コンクリートによって形成されるととも
に、布基礎129に沿って配置されている。これら梁材
130,130および扁平梁131は、アンカー鉄筋1
32,132,…によって緊結されており、さらに、梁
材130,130は、布基礎129の下部をなす捨てコ
ン部133に対して後施工アンカー134,134によ
り緊結されている。
と、梁材130,130と、これらの間に打設されたコ
ンクリートCとを、布基礎129の延在する方向と直交
方向(図中A1方向)に貫通するシース135,135
が設けられ、シース135中にはPC鋼棒(緊張材)1
36,136が挿通された構成とされている。PC鋼棒
136,136には、緊張力が作用しており、この緊張
力がナット138,138,…およびアンカープレート
139,139,…を介して基礎梁126に対し、プレ
ストレス力として作用している。さらに、基礎梁126
には、組積造建物121を免震化するにあたって新たに
設けられた床スラブ140が側方に延出するように設け
られている。
あるが、次に、組積造建物121を免震化するための手
順について説明する。組積造建物121を免震化するに
は、まず、組積造建物121における基礎部121aの
周囲の地盤122を掘削して、布基礎129を露出させ
る。次いで、布基礎129に沿って梁材130,130
を形成する。梁材130,130を形成するにあたって
は、図3に示すように、まず、梁材130,130を構
成する主筋143,143,…および肋筋144,14
4,…を布基礎129に沿って配置し、これら主筋14
3,143,…および肋筋144,144,…を囲むよ
うに型枠145を配置する。また、捨てコン部133に
対して、後施工アンカー134を、その先端134aが
型枠145内部に突出状態となるように固定しておく。
146を形成し、さらに、シース135,135を、型
枠145,145および挿通孔146、146を布基礎
129の延在方向と直交方向(図中A1方向)に貫通す
るように配置する。また、シース135,135内に
は、PC鋼棒136,136を挿通しておく。
打設することによって、梁材130,130およびコン
クリートC部分を形成する。その後に、PC鋼棒13
6,136の両端に、梁材130の外面130a(図2
参照)側からアンカープレート139(図2参照)を設
置し、さらにその外側からナット138(図2参照)を
螺着することによって、PC鋼棒136,136に緊張
力を作用させる。これにより梁材130,130および
布基礎129にA1方向のプレストレス力が導入される
こととなる。
布基礎129および梁材130,130の下方の地盤1
22に、布基礎129の延在する方向(図中B1方向)
に間隔をおいて掘削孔147,147,…を形成し、さ
らに掘削孔147,147,…にサンドル148,14
8,…を設置して、サンドル148,148,…により
組積造建物121を仮受けする。さらに、図5に示すよ
うに、布基礎129、および梁材130,130の下方
の地盤122を全面的に掘削し、底盤123および擁壁
124(図2参照)を設置する。また、底盤123上に
は、図中B1方向に間隔をおいて免震装置128,12
8,…を設置する。
布基礎129および梁材130,130の下方に形成す
るとともに、これらを一体化することにより、基礎梁1
26(図2参照)を形成する。さらに、このようにして
形成された基礎梁126の下面126a(図2参照)
を、免震装置128の上端128a(図2参照)と連結
する。また、その一方で、床スラブ140を新設し、こ
れを基礎梁126と一体化する。さらに、サンドル14
8,148,…(図5参照)のうち、底盤123から突
出する部分を撤去・解体することによって、図2に示す
ように、組積造建物121の免震化が完成されることと
なる。
いては、免震装置128を組積造建物121の基礎部1
21aに介装するにあたって、組積造建物121の布基
礎129に対して布基礎129の延在方向と直交する方
向から圧縮力を与えておくことにより、布基礎129の
部材としての一体性を確保することができ、これによ
り、従来のように、布基礎を下方から仮設架台等により
連続的に支持しておく必要がなくなる。従って、仮設架
台設置に伴うコストおよび作業量を大幅に削減すること
ができる。
工法は、布基礎129を補強するに際して、布基礎12
9の両側方に梁材130,130を配置して、これらを
一体化しておき、さらに、これら布基礎129および梁
材130,130に対し、PC鋼棒136,136によ
りプレストレス力を作用させる構成とされている。これ
により、布基礎129を強固に補強して、組積造建物1
21の免震化を安全に実行することが可能である。ま
た、この工法によれば、布基礎129の下方を掘削する
に先だって、基礎梁126の内の主要な部分をあらかじ
め形成しておくこととなり、例えば、組積造建物121
の最下階床の平面剛性を確保するために床をあらかじめ
構造スラブとしておかなければならない場合において
も、構造スラブを支持するための梁を別途設ける必要が
ない。これにより、組積造建物121の最下階床が土間
コンクリート等の平面剛性に欠ける構成とされている場
合にも、容易かつ経済的に施工を進めることができる。
主旨を逸脱しない範囲で、その構成の一部を変化させる
ようにしても構わない。例えば、PC鋼棒136,13
6の代わりに、PC鋼線等の他の緊張材を使用するよう
にしても構わない。また、免震装置128は、上記実施
の形態のようなものである必要はなく、他の形状・構造
のものでも構わないまた、上記実施の形態においては、
布基礎129が免震化工法の対象とされていたが、この
免震化工法を、布基礎以外の補強に適用するようにして
もよい。
の実施の形態の一例を、図6から図10を参照して説明
する。図6は、免震化が施された組積造建物221の基
礎部221aを示す図である。組積造建物221は、地
盤222内に設けられた底盤223上に立設されたもの
である。図中に示すように、組積造建物221は、その
基礎部221aが、地盤222を掘削して形成された擁
壁224および底盤223に囲まれた空間T2内に位置
する構成とされており、なおかつ、その基礎梁226
が、図示しない鉛プラグと積層ゴム227とからなる免
震装置228を介して、底盤223から支持された構成
とされている。
積造建物221の布基礎(基礎)229の周囲を鉄筋コ
ンクリートRで補強することにより形成される。また、
布基礎229に沿ってPC鋼線(緊張材)231,23
1,…が配置されている。これらPC鋼線231,23
1,…には、緊張力が作用している。また、基礎梁22
6には、組積造建物221を免震化するにあたって新た
に設けられた床スラブ233が側方に延出するように設
けられている。
図である。布基礎229の端面229aにおいては、基
礎梁226と一体化された載荷体235が配置されてい
る。また、図8は、図6におけるB2−B2断面を示す図
である。図中に示すように載荷体235は、その断面が
略L字型となるように形成されており、布基礎229の
端面229aと別の布基礎234の端面234aの双方
に沿うように配置される。
235には、貫通孔235a,235a,…が形成され
ており、PC鋼線231,231,…の端部231a,
231a,…が貫通孔235a,235a,…に挿通さ
れている。さらに、各PC鋼線231の端部231aの
先端は、載荷体235に埋設されたコーン236に固定
されている。これにより、コーン236を介して載荷体
235にPC鋼線231の緊張力が伝達される。
36は、布基礎229および234の図示しないもう一
方の端面側にも同様に設けられている。これにより、P
C鋼線231,231,…の緊張力が、載荷体235を
介して、布基礎229および234に対しその延在方向
に圧縮力として作用する構成とされている。
あるが、次に、組積造建物221を免震化するための手
順について説明する。組積造建物221を免震化するに
は、まず、組積造建物221における基礎部221aの
周囲の地盤222を掘削して、布基礎229および23
4を露出させる。次に、布基礎229および234の端
面229aおよび234aに沿って載荷体235を配置
し、さらに、布基礎229および234に沿ってPC鋼
線231,231,…を配置する。このときの布基礎2
29または234の断面を示す図が図9である。また、
このとき、PC鋼線231,231,…は、その端部2
31a,231aが、載荷体235の貫通孔235a,
235a,…に挿通された状態とされる。
して緊張力を与えるとともに、PC鋼線の端部231
a,231aを、載荷体235に埋設されたコーン23
6,236,…に対し固定する。この作業を、PC鋼線
231,231,…の両端側について行うことにより、
載荷体235を介して布基礎229および234に対
し、その延在方向に圧縮力が作用するようにする。
9の下方の地盤222を掘削して掘削孔238を形成す
る。このとき、掘削孔238は、その底面238aの深
さが、底盤223(図6参照)の設置対象位置の深さと
一致するように形成される。また、掘削孔238の底面
238aには、サンドル239を設置し、サンドル23
9およびサンドル239上に支持された支保工240に
よって、布基礎229を支持する。
40の設置を、布基礎229の延在方向に間隔をおいて
行うことにより、これらサンドル239および支保工2
40によって布基礎229を仮受けする。さらに、この
後、布基礎229の下方の地盤222を全面的に掘削す
る。
れたら、次に、底盤223上に、布基礎229および2
34の延在方向に間隔をおいて、免震装置228,22
8,…を設置していく。さらに、載荷体235、布基礎
229および234を一体化して図6に示したような基
礎梁226を形成し、基礎梁226の下面226aと免
震装置228,228,…の上端228a,228a,
…とを連結する。また、基礎梁226から延出するよう
に床スラブ233を形成する。
のサンドル239および支保工240を撤去することに
よって、図6から8に示したように組積造建物221の
免震化が実現されることとなる。
いては、免震装置228を組積造建物221の基礎部2
21aに介装するにあたって、組積造建物221の布基
礎229および234に対して、布基礎229および2
34の延在する方向から圧縮力を与えておくことによ
り、布基礎229および234の部材としての一体性を
確保することができる。したがって、従来のように、布
基礎を下方から仮設架台等により連続的に支持しておく
必要がなくなり、仮設架台設置に伴うコストおよび作業
量を大幅に削減することができる。
礎229および234に対し、それらの延在する方向か
ら圧縮力を与えることとされている。例えば、布基礎2
29および234に対して、その延在方向と直交する方
向から圧縮力を作用させて部材としての一体性を確保し
ようとする場合には、布基礎229および234の側面
全面を補強することが必要であるが、これに対して、本
実施の形態の免震化工法においては、端面229aおよ
び234aに載荷体235を配置するのみで布基礎22
9および234に対して圧縮力を作用させることがで
き、容易に布基礎229および234の一体性を得るこ
とができる。
工法においては、布基礎229および234を補強する
に際して、布基礎229および234の端面229aお
よび234aに平行な状態となるように載荷体235を
配置するとともに、布基礎229および234に沿って
PC鋼線231,231,…を配置し、PC鋼線23
1,231,…の端部231a,231a,…を、載荷
体235によって支持しておき、PC鋼線231,23
1,…に緊張力を与えることにより、布基礎229およ
び234に対して圧縮力を作用させる構成とされてい
る。これにより、布基礎229および234を、簡易な
構成により補強し一体性を持たせておくことができる。
主旨を逸脱しない範囲で、その構成の一部を変化させる
ようにしても構わない。例えば、PC鋼線231,23
1,…の代わりに、PC鋼棒等の他の緊張材を使用する
ようにしても構わない。また、免震装置228は、上記
実施の形態のようなものである必要はなく、他の形状・
構造のものでも構わない。また、上記実施の形態におい
ては、布基礎229が免震化工法の対象とされていた
が、この免震化工法を、布基礎以外の補強に適用するよ
うにしてもよい。
積造建物の補強構造においては、プレストレスを用いて
組積造建物の基礎を補強したため、この基礎の曲げ強度
およびせん断強度を飛躍的に向上させることができ、組
積造建物を改修することによりその自重が増大した場合
にも、容易に対応が可能である。また、この場合、組積
造建物は、もともと比較的高い圧縮強度を有しているの
が通常であるために、PC鋼棒に対して導入するプレス
トレスを適宜設定することが可能であり、さらに、経年
的変化によりPC鋼棒端部においてひび割れが生じない
ように応力を制御することも可能である。これにより、
耐久性の確保が可能となる。
いては、基礎を鉄筋コンクリート構造によって補強した
ため、基礎の両側方に強固な構造を形成し、これによ
り、基礎としての設置面積を確保することができる。ま
た、この場合、基礎の耐力のより一層の向上を図ること
ができるとともに、プレストレスの導入に好適な構造が
実現されることとなる。
いては、施工を基礎の側部を掘り下げることにより行う
ことができ、基礎部を全て新設の鉄筋コンクリート造に
置換する方法に比較して、施工性がよい。また、保存と
いう観点からも、現状の基礎をそのまま残せる点でメリ
ットがある。
おいては、免震装置を組積造建物の基礎と地盤との間に
介装するにあたって、組積造建物の基礎に対して、基礎
と直交する方向から圧縮力を与えておくこととされてい
る。これにより、基礎の下方を掘削するに先立って、基
礎の部材としての一体性を確保しておくことができ、従
来のように、基礎を下方から仮設架台等により連続的に
支持しておく必要がなくなる。したがって、免震装置設
置に係るコストおよび作業量を大幅に削減することがで
きる。
は、組積造建物の基礎を補強するに際して、基礎の両側
方に梁材を配置して、これらを一体化しておき、さら
に、これら基礎および梁材に対し、緊張材によりプレス
トレス力を作用させる構成とされている。これにより、
基礎を強固に補強して、組積造建物のの免震化施工の安
全性を確保することが可能である。また、この工法によ
れば、基礎の下方を掘削するに先だって、基礎を補強し
て構造部材としておくこととなるため、組積造建物の最
下階床の平面剛性を確保するために床をあらかじめ構造
スラブとしておかなければならない場合においても、構
造スラブを支持するための梁等を別途設ける必要がな
い。これにより、組積造建物の最下階床が土間コンクリ
ート等であっても、容易かつ経済的に施工を進めること
ができる。
おいては、免震装置を組積造建物の基礎部に介装するに
あたって、組積造建物の基礎に対して、その延在する方
向から圧縮力を与えておくことにより、基礎を補強し
て、その部材としての一体性を確保することができる。
したがって、従来のように、基礎を下方から仮設架台等
により連続的に支持しておく必要がなくなり、仮設架台
設置に伴うコストおよび作業量を大幅に削減することが
できる。また、この免震化工法においては、基礎の延在
する方向から圧縮力を与えるため、基礎に一体性を持た
せるために、例えば、基礎をその側面全面から補強する
等の必要がなく、容易に基礎の補強を行うことができ
る。
おいては、基礎を補強するに際して、基礎に沿ってPC
鋼線を配置するとともに、PC鋼線の端部を、載荷体に
よって支持しておき、さらに、PC鋼線に緊張力を与え
ることにより、基礎に対して圧縮力を作用させることと
されている。これにより、基礎を、簡易な構成により補
強し一体性を持たせておくことができ、組積造建物の仮
受けのためのコストおよび作業量を大幅に低減すること
ができる。
であって、組積造建物の基礎部およびこれに対して適用
された補強構造を示す立断面図である。
って、免震化が施された組積造建物の基礎部を示す立断
面図である。
す図であって、免震化がなされる以前の組積造建物の布
基礎を補強する際の状況を示す立断面図である。
ドルにより仮受けした場合の状況を示す立断面図であ
る。
免震装置を設置した場合の状況を示す立断面図である。
震化施工がなされた後の組積造建物の基礎部を示す正断
面図である。
す図であって、組積造建物の布基礎に沿ってPC鋼線を
配置した際の状況を示す布基礎の正断面図である。
るとともに、布基礎を仮受けした際の状況を示すための
側面図である。
て、免震化がなされる以前の組積造建物の布基礎の下方
に、布基礎を仮受けするための仮設架台を設置した際の
状況を示すための立断面図である。
して支持した際の状況を示す立断面図である。
合の状況を示すための立断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 組積造建物の基礎の少なくとも側方にコ
ンクリートが打設され、 該コンクリートおよび前記基礎を貫通するように緊張材
が設けられ、 該緊張材に付与された緊張力により、前記コンクリート
および基礎に対して圧縮力が作用する構成とされている
ことを特徴とする組積造建物の補強構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の組積造建物の補強構造で
あって、 前記コンクリートに鉄筋が埋設されることにより前記基
礎に隣接して鉄筋コンクリート構造が形成されることを
特徴とする組積造建物の補強構造。 - 【請求項3】 組積造の建物の基礎を補強するための補
強方法であって、 前記建物の基礎の側方に位置する地盤を掘削するととも
に、前記基礎を貫通するように緊張材を配置しておき、 該基礎の周囲にコンクリートを打設するとともに、該コ
ンクリートの硬化後に、前記緊張材に付与した緊張力に
より前記コンクリートおよび基礎に対して圧縮力を作用
させることを特徴とする組積造建物の補強方法。 - 【請求項4】 組積造の建物の基礎と該基礎を支持する
地盤との間に免震装置を介装して前記建物を免震化する
ための免震化工法であって、 前記基礎を構成する基礎に対し、該基礎の延在方向と直
交する方向から圧縮力を作用させることにより、該基礎
を補強しておき、 しかる後に、該基礎の下方の地盤を掘削して、該基礎と
該地盤との間に前記免震装置を介装することを特徴とす
る組積造建物の免震化工法。 - 【請求項5】 請求項4記載の組積造建物の免震化工法
であって、 前記基礎を補強するにあたっては、前記基礎の両側方に
該基礎に沿って梁材を設置して、これら基礎および梁材
を一体化するとともに、該基礎および該梁材に対し、こ
れら基礎および梁材を該基礎の延在する方向と直交する
方向に貫通する緊張材を設けておき、 しかる後に、前記梁材および前記基礎に対して前記緊張
材を用いてプレストレス力を与えることにより、前記圧
縮力を作用させることを特徴とする組積造建物の免震化
工法。 - 【請求項6】 組積造の建物の基礎と該基礎を支持する
地盤との間に免震装置を介装して前記建物を免震化する
ための免震化工法であって、 前記基礎を構成する基礎に対し、該基礎の延在方向から
圧縮力を作用させることにより、該基礎を補強してお
き、 しかる後に、該基礎の下方の地盤を掘削して、該基礎と
該地盤との間に前記免震装置を介装することを特徴とす
る組積造建物の免震化工法。 - 【請求項7】 請求項6記載の組積造建物の免震化工法
であって、 前記基礎を補強するにあたっては、前記基礎の長さ方向
の両端面に、該端面と平行に載荷体を設置するととも
に、前記基礎に沿って緊張材を配置し、該緊張材の両端
を前記載荷体によって支持しておき、 前記緊張材に緊張力を与えることにより、前記基礎に対
して前記載荷体を介して該基礎の延在方向にプレストレ
ス力を与え、これにより前記圧縮力を作用させることを
特徴とする組積造建物の免震化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15335898A JP3677715B2 (ja) | 1997-09-03 | 1998-06-02 | 組積造建物の免震化工法 |
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JP9-238694 | 1997-09-11 | ||
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JPH11148231A true JPH11148231A (ja) | 1999-06-02 |
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Family
ID=27320449
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JP15335898A Expired - Lifetime JP3677715B2 (ja) | 1997-09-03 | 1998-06-02 | 組積造建物の免震化工法 |
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JP (1) | JP3677715B2 (ja) |
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