JPH11147317A - ノズル板の製造方法 - Google Patents

ノズル板の製造方法

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JPH11147317A
JPH11147317A JP9314923A JP31492397A JPH11147317A JP H11147317 A JPH11147317 A JP H11147317A JP 9314923 A JP9314923 A JP 9314923A JP 31492397 A JP31492397 A JP 31492397A JP H11147317 A JPH11147317 A JP H11147317A
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nozzle
forming layer
substrate
conical
plate
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Shuji Koike
修司 小池
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Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル板の製造方法に関し、小径のストレー
ト部と大径のテーパー部とからなる微小な穴径のノズル
を有するノズル板を確実に製造することのできるように
することを目的とする。 【解決手段】 小径のストレート部と大径のテーパー部
とからなる複数のノズルを有するノズル板の製造方法で
あって、複数の円錐状突起52を有する基板54を用
い、該基板の該円錐状突起を有する表面を覆うノズル形
成層58を電鋳にて形成し、該ノズル形成層を該基板か
ら分離し、該ノズル形成層の該円錐状突起の先端部の跡
の部分に該円錐状突起があった側からレーザ照射を行っ
て該ノズル形成層の該円錐状突起の先端部の跡の部分に
貫通穴を形成し、該円錐状突起の先端部の跡及び該貫通
孔をノズル32とする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタやファクシ
ミリ等の画像記録装置に使用されるインクジェット記録
ヘッドのノズル板の製造方法に関する。特に、本発明は
インクジェット記録ヘッドにおいて一度に噴射されるイ
ンク量が微小(20pl以下)なノズルを有するノズル
板に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばプリンタにおいては、ワイヤを駆
動し、インクリボン及び用紙を介してプラテンに押圧す
ることで印字を行うワイヤ駆動型の記録ヘッドと、イン
クをノズルから噴射するインクジェット記録ヘッドとが
ある。後者のタイプは前者のタイプと比べて騒音が発生
せず、オフィス内での使用に適しているとして注目され
ている。
【0003】従来のインクジェックト記録ヘッドは、ノ
ズルと、圧力室と、インク供給系と、インクタンクと、
トランスデューサとを備え、トランスデューサで発生し
た変位を圧力室に伝達することによってノズルからイン
クを噴射させ、紙等の記録媒体上に文字や画像を記録す
る。一般によく知られている方式は、トランスデューサ
として圧力室の外壁に接着された圧電素子ユニットを用
いる。この圧電素子ユニットにパルス状の電圧を加え、
圧力室の内壁を形成する加圧板を撓ませ、加圧板の撓み
を圧力室内に伝達するものである。
【0004】従来のインクジェット記録ヘッドに用いら
れるノズル板の製造方法の一例が図18に示されてい
る。図18に示されるノズル板1は電鋳法により製造さ
れる。すなわち、(A)に示されるように、導電性を有
する平板2の上に数μm以下の厚さの絶縁性のマスク3
を形成し、(B)に示されるように、オーバーハングに
よる電鋳にてNiメッキ板4を形成し、(C)に示され
るように、Niメッキ板4を平板2及びマスク3から剥
離してノズル板1とする。マスク3の跡の部分がノズル
5となる。
【0005】また、図19に示されるノズル板1はプレ
ス法により製造される。すなわち、(A)に示されるよ
うに、金属板6に所望の形を有するピン7をプレスし、
(B)に示されるように、金属板6の表面を研磨してプ
レスによるバリ等を除去してノズル板1とする。ピン7
の跡の部分がノズル5となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いずれの場合にも、ノ
ズル板1のノズル5は非常に小さく、インク噴射側の穴
径が例えば35μm以下になる。このように非常に小さ
な穴径のノズル5を有するノズル板1を製造する場合、
ノズル板1の厚さをある程度に確保するのが難しかっ
た。所望の厚さのノズル板1を得ようとする場合、次の
ような問題点があった。
【0007】マスクを用いた電鋳法では、ノズル穴径の
制御はメッキ時間、電流、メッキ液内のNi濃度等を制
御しなければならず、全てのを適切に制御することは非
常に困難である。ノズル板の厚さは形成するノズルの穴
径とノズルピッチにより一義的に決定される。ノズル形
状がホーン状に変化するため、設計が困難である。ま
た、ノズル形状はメッキ槽内の液の流れにより形が変形
する。
【0008】また、プレス法では、ノズルの穴径が小さ
いほど、プレス用のピンが細くなり、ピン先端の寿命が
短い。同時に多数個のノズル形成では、ピン間バラツキ
やノズル板の反り等により、製造が困難になる場合があ
る。プレス加工跡にノズル板を所望のチップの大きさに
分割するために、エッチングや、ワイヤーソーや、放電
加工等によりチップの外径に合わせた切れ目を形成する
工程が必要であり、工程数がかかる。
【0009】さらに、電鋳法及びプレス法のどちらの方
法においても、ノズル板のインク飛翔側の表面に撥水膜
を形成する場合、ノズル板のノズル内に撥水膜の材料が
つまらないようにしなければならず、撥水膜の形成に際
してノズル内にレジスト等を埋め込むことが必要にな
る。これは、ノズル内でのレジスト先端の位置制御が困
難である。撥水膜形成後に穴内にレジストが残留する。
【0010】本発明の目的は、小径のストレートと大径
のテーパー部とからなる微小な穴径のノズルを有するノ
ズル板を確実に製造することのできるノズル板の製造方
法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるノズル板の
製造方法は、ストレート部とテーパー部とからなるを有
するノズル板の製造方法であって、該基板の円錐状突起
を有する表面を覆うノズル形成層を電鋳により形成し、
該ノズル形成層を該基板から分離し、該ノズル形成層の
該円錐状突起の先端部の跡の部分にレーザ照射を行って
該ノズル形成層の該円錐状突起の先端部の跡の部分に貫
通穴を形成し、該円錐状突起の先端部の跡及び該貫通孔
をノズルとすることを特徴とするものである。
【0012】この方法によれば、ストレート部とテーパ
ー部とからなる微小な穴径のノズルを有するノズル板を
確実に製造することができる。まず、円錐状突起を有す
る基板を準備する。この円錐状突起は製造すべきノズル
板のノズルのテーパー部に相当する形状及び配置に形成
されている。この基板の表面を覆うノズル形成層を例え
ばニッケルの電鋳により形成する。従って、基板の円錐
状突起が位置するノズル形成層の部分は、円錐状突起と
相補的な形状の円錐状穴になっている。ただし、このと
きには、ノズル形成層の円錐状穴の先端はノズル形成層
の材料で閉じられている。それから、ノズル形成層を基
板から分離し、ノズル形成層の円錐状突起の先端部の跡
の部分にレーザ照射を行ってノズル形成層の円錐状突起
の先端部の跡の部分に貫通穴を形成し、円錐状突起の先
端部の跡及び該貫通孔をノズルとする。すなわち、ノズ
ルのストレート部はレーザ照射によって形成される。レ
ーザ照射をノズル形成層の円錐状突起があった側から行
うことにより、テーパー部からストレート部へ円滑に連
続するノズルを正確に形成することができる。
【0013】好ましくは、該ノズル形成層は該ノズル板
の厚さより厚い厚さに形成され、該ノズル形成層の表面
を研磨して平坦化し、該ノズル形成層の厚さを該ノズル
板の厚さ相当にした後でレーザ照射により該貫通穴を形
成する。あるいは、該ノズル形成層は、最初に所定の厚
さに形成され、それから該円錐状突起の先端部に相当す
る位置にマスクを形成した後でさらに厚くされ、該円錐
状突起の跡に同側よりレーザ照射によりノズル貫通穴を
形成する。
【0014】好ましくは、該ノズル形成層に撥水膜を形
成した後、レーザ照射により該貫通穴を形成する。この
場合、該撥水膜は該ノズル形成層の突起部分の間の凹部
を埋め込むように厚く形成され、該撥水膜を平坦化した
後レーザ照射により該貫通穴を形成する。好ましくは、
該基板は複数のノズル板を同時に形成するように形成さ
れており、且つ1つのノズル板を形成すべき領域のまわ
りにノズル板分離用の壁状突起を有する。該ノズル板分
離用の壁状突起は電鋳後の表面よりも高く形成されてい
るのが好ましい。
【0015】さらに、好ましくは、該基板は、所定のテ
ーパー角度を有するピンによりベース板に円錐状凹部を
押圧形成し、該ベース板を用いて基板材料を型取りし、
該円錐状凹部の跡に該円錐状突起を有する基板とする。
この場合、該円錐状凹部を有するベース板は、SUS、
銅、Ni等の金属材料で形成される。さらに、好ましく
は、該円錐状突起を有する基板は、導電性を有する材料
で形成される。該円錐状突起の先端のRは該レーザ照射
により形成される該貫通穴の半径より小さい。該円錐状
凹部の深さは、該ノズル板の厚さよりも浅い。該円錐状
凹部を有するベース板は、絶縁材もしくは低導電性を有
する材料で形成され、該ベース板に導電膜を形成して該
基板を電鋳により形成する。
【0016】
【発明の実施の形態】図15は、インクジェット記録ヘ
ッド10を有するプリンタ12を示す側面図である。図
10において、プリンタ12はキャリッジ14を有し、
インクジェット記録ヘッド(以下単にヘッドと言う)1
0とインクタンク16とがキャリッジ14に取り付けら
れている。プリンタ12はさらに送りローラ18及びそ
のピンチローラ20、ヘッド10と対向するプラテン2
2、排出ローラ24及びそのピンチローラ26、並びに
スタッカ28を有する。印刷用紙等の記録媒体30は、
送りローラ18及びピンチローラ20によってヘッド1
0とプラテン22の間へ搬送され、ヘッド10によって
インクを噴射され、印字等の処理を行われた後、排出ロ
ーラ24及びそのピンチローラ26によってスタッカ2
8へ排出される。
【0017】図16はヘッド10を示す分解斜視図であ
る。図17はヘッド10を示す部分断面図である。図1
6において、ヘッド10は、ノズル32を有するノズル
板34と、インク流露形成板36、38と、加圧板40
と、トランスデューサとしての圧電素子ユニット42と
からなる。圧電素子ユニット42はホルダ44に配置さ
れ、ノズル板34とインク流露形成板36、38と加圧
板40は順番に重ねられてホルダ44に取り付けられ
る。ピン46はこれらの板部材をホルダ44に対して位
置決めする。
【0018】ホルダ44はインクタンク16に通じるイ
ンク通路48を含み、このインク通路48は加圧板40
に設けられた穴状のインク通路40a、流露形成板3
6、38に設けられた穴状のインク通路36a、38a
を介して、流露形成板36に設けられた溝状のインク通
路36iに連通する。さらに、流露形成板36、38は
ノズル板34のノズル32と対応して形成された小孔3
6p、38pを有し、これらの小孔36p、38pは図
17に示される圧力室Pを形成する。各圧力室Pは溝状
のインク通路36iに通じている。加圧板40は切り欠
きによって分離された振動壁部40qを有する。加圧板
40の振動壁部40qは図17に示されるように圧力室
Pの外壁を形成し、隣接する振動壁部40qは弾性部4
0rで接続される。圧電素子ユニット42は接着剤50
によって振動壁部40qに固着される。
【0019】ホルダ30の圧電素子ユニット42の後側
にはプリント板が設けられており、図示しないインクジ
ェット記録装置本体からの印字信号がプリント板を介し
て圧電素子ユニット42へ伝えられる。圧電素子ユニッ
ト42に電圧を印加すると、圧電素子ユニット42は伸
縮し、加圧板40の振動壁部40qを動かして圧力室P
内のインクに圧力を発生させ、ノズル板34のノズル3
2からインク滴Iを噴射させる。図16及び図17にお
いては、ノズル板34は4列のノズル32を有する。
【0020】図1はヘッド10のノズル板34を製造す
る手順及びノズル板32の特徴を示す図である。図1
(D)に示されるように、このノズル板32のノズル3
2は、小径のストレート部32aと大径のテーパー部3
2bとからなる。図1(A)に示されるように、圧力室
Pに対応したノズル位置に形成された複数の円錐状突起
52を有する基板54を準備する。基板54の円錐状突
起52は製造すべきノズル板34のノズル32のテーパ
ー部32bに相当する形状で形成されている。図2は基
板54を示す斜視図である。基板54は円錐状突起52
を有するとともに位置合わせ用ピン46(図16)を挿
入するための穴を形成するための円筒突起56を有す
る。図1は図2の基板54の部分拡大図である。
【0021】図1(B)に示されるように、円錐状突起
52を有する基板54の表面を覆うノズル形成層58を
電鋳により形成する。ノズル形成層58の電鋳は、スル
ファン酸系のNiメッキ液を用いて行うことが好まし
い。Ni電鋳により形成されたノズル形成層58は剛性
を有し、かつインクに接触してもインク内の成分、例え
ば染料等に対してこれらを凝集もしくは析出させないの
で、スルファミン酸系のNiメッキ液を用いることは好
ましい。
【0022】円錐状突起52を有する基板54上に形成
するノズル形成層58の厚さは、所望のノズル径でのス
トレート部32aの長さとほぼ等しくなるようにする。
それから、図1(C)に示されるように、ノズル形成層
58を基板54から分離する。すると、ノズル形成層5
8は基板54の円錐状突起52の跡が転写された円錐状
穴を有する。ただし、このときには、ノズル形成層58
の円錐状穴の先端は開口せず、ノズル形成層58の材料
で閉じられている。
【0023】それから、図1(D)に示されるように、
ノズル形成層58の円錐状突起52の先端部の跡の部分
(円錐状穴の先端部)に円錐状突起52があった側(円
錐状穴の側)からレーザ光(L)を照射する。それによ
って、ノズル形成層58の円錐状突起の先端部の跡の部
分に貫通穴が形成され、ストレート部32aとなる。基
板54の円筒状突起52の跡及びこの貫通孔がノズル3
2となる。
【0024】従って、この方法によれば、小径のストレ
ート部32aと大径のテーパー部32bとからなる微小
な穴径のノズル32を有するノズル板34を確実に製造
することができる。つまり、ノズル板34のノズル32
のテーパー部32bは基板54の円錐状突起52に従っ
た形状に形成され、ノズル板34のノズル32のストー
ト部32aはノズル形成層54の円錐状突起52の先端
部の跡の部分にレーザ照射を行って形成された貫通穴と
して形成される。レーザ照射をノズル形成層58の円錐
状突起52があった側から行うことにより、ノズル32
のテーパー部32bとストート部32aとは円滑に連続
するノズル32となる。ノズル形成層54の基板54の
円筒突起56の跡の部分は円筒穴となる。
【0025】こうして、基板54上に形成する複数の円
錐状突起の内壁の仰角を任意に形成することにより、ノ
ズル形成後の液体抵抗、毛管力等を調整することができ
る。これにより、他の圧力室寸法及びインク供給路等の
設計範囲も拡大する。レーザ光の制御により、レーザ照
射による小径のストレート部32aを適切に形成するこ
とができる。さらに、ノズル形成層58から分離した基
板54は新しいノズル形成層58を形成するために再び
Ni電鋳を行う基板として使用可能であり、同一の基板
54を使用して複数のノズル板34を製造することがで
きる。
【0026】図3は、ヘッド10のノズル板34を製造
する手順の変化例を示す図である。この場合にも、図3
(D)に示されるように、このノズル板32のノズル3
2は、小径のストレート部32aと大径のテーパー部3
2bとからなる。まず、図3(A)に示されるように、
圧力室Pに対応したノズル位置に形成された複数の円錐
状突起52を有する基板54を準備する。図3(B)に
示されるように、円錐状突起52を有する基板54の表
面を覆うノズル形成層58をNi電鋳により形成する。
電鋳のためにスルファン酸系のNiメッキ液を使用す
る。
【0027】この例では、円錐状突起52を有する基板
54上に形成するノズル形成層58の厚さは、円錐状突
起52の高さよりも厚く、そして製造すべきノズル板3
4の厚さより厚い厚さに形成され、円錐状突起52の上
には丸い凸部59ができる。そこで、図3(C)に示さ
れるように、ノズル形成層58の表面を研磨して平坦化
し、ノズル形成層58の厚さをノズル板34の厚さ相当
にする。円錐状突起52の上の丸い凸部59はなくな
り、ノズル形成層58の円錐状突起52の上の厚さは図
1のものと同等になる。
【0028】それから、ノズル形成層58を基板54か
ら分離した後、図3(D)に示されるように、ノズル形
成層58の円錐状突起52の先端部の跡の部分に円錐状
突起52があった側からレーザ光(L)を照射する。そ
れによって、ノズル形成層58の円錐状突起の先端部の
跡の部分に貫通穴が形成され、ノズル32の小径のスト
レート部32aを形成する。この場合にも、ノズル32
の小径のストレート部32aと大径のテーパー部32b
とは円滑に連続する。また、ノズル形成層58から分離
した基板54は新しいノズル形成層58を形成するため
に再びNi電鋳を行う基板となりうるものであり、同一
の基板54を使用してさらに複数のノズル板34を製造
することができる。
【0029】この例では、図1の例のノズル板32より
も板厚(Ni金属層)が厚く、剛性の高いものが得られ
る。圧電体を用いたバイモルフ方式やバブルジェット方
式のヘッド10のように圧力室のインク圧が数気圧の場
合には、図1に示したような厚さのノズル板32でも搭
載可能であるが、例えば特公平2─52565号公報に
示されているような、圧電体の長手方向の変移を利用し
てその変移方向に圧力室壁を変移させて該圧力室内のイ
ンクを加圧し、ノズルよりインク滴を噴射する方式のヘ
ッド10では、圧力室内に発生するインク室力が十数気
圧と高くなり、この高い圧力が逃げないようにノズル板
32自体にも高い剛性が必要とされる。図3で製造され
たノズル板34はこのような方式のヘッド10に用いる
のに適している。
【0030】図4は、ヘッド10のノズル板34を製造
する手順の変化例を示す図である。この場合にも、図4
(F)に示されるように、このノズル板32のノズル3
2は、小径のストレート部32aと大径のテーパー部3
2bとからなる。まず、図4(A)に示されるように、
圧力室Pに対応したノズル位置に形成された複数の円錐
状突起52を有する基板54を準備する。図3(B)に
示されるように、円錐状突起52を有する基板54の表
面を覆うノズル形成層58をNi電鋳により所定の厚さ
に形成する。電鋳のためにスルファン酸系のNiメッキ
液を使用する。
【0031】それから、図4(C)に示されるように、
ノズル形成層58の円錐状突起52の先端部に相当する
位置にレジスト等により柱状のマスク60を形成する。
それから、図4(D)に示されるように、ノズル形成層
58の上にさらにNi電鋳を行い、ノズル形成層58の
厚さをノズル板34の厚さ相当にする。それから、図4
(E)に示されるように、ノズル形成層58を基板54
から分離し、マスク60を除去した後、図4(F)に示
されるように、ノズル形成層58の円錐状突起52の先
端部の跡の部分に円錐状突起52があった側からレーザ
光(L)を照射する。それによって、ノズル形成層58
の円錐状突起の先端部の跡の部分及びマスク60の跡の
部分に貫通穴が形成され、ノズル32の小径のストレー
ト部32aを形成する。この場合にも、ノズル32の小
径のストレート部32aと大径のテーパー部32bとは
円滑に連続する。また、ノズル形成層58から分離した
基板54は新しいノズル形成層58を形成するために再
びNi電鋳を行う基板となりうるものであり、同一の基
板54を使用してさらに複数のノズル板34を製造する
ことができる。
【0032】この例は図3の実施例と同様にノズル板3
4を厚くして性を備えることができるとともに、図3の
実施例と比べてはノズル板形成手順より研磨工程をなく
すことができる。なお、マスク60はノズル32の小径
のストレート部32aよりもわずかに小さな直径をもつ
ように形成され、レーザ照射により、所定の穴径のスト
レート部32aとなるようになっている。この場合、マ
スク60の径(dr)は、形成するノズル径(dn)に
対して、 dn+4≦dr≦dn+1000 (1) の式(単位:μm)を満たす範囲であるのがよい。
【0033】図5はノズル板34に撥水膜62を形成す
る例を示す図である。図5(A)に示されるように、図
1のNi電鋳によりノズル形成層58を形成した後で、
ノズル形成層58の凸側の表面に撥水膜62を形成す
る。撥水膜62は形成すべきノズル32の周囲または全
面に形成される。それから、図5(B)に示されるよう
に、ノズル形成層58と撥水膜62との積層体にレーザ
照射により貫通穴を形成してノズル32を形成する。ノ
ズル32はノズル形成層58と撥水膜62に連続的に形
成される。このようにして撥水膜62を形成することに
より、従来より問題となっていたノズル32内への撥水
膜の回り込みやノズル出口での撥水膜未形成及び偏り等
を解決し、ノズル32の周囲に均一に撥水膜62を形成
できる。なお、撥水膜62は図3及び図4のノズル形成
層58の表面にも同様に形成できる。
【0034】図6は図5の撥水膜の変形例を示す図であ
る。図1のNi電鋳により形成されたノズル形成層58
は、基板54が位置していた側とは反対側から見ると円
錐状突起52の跡の部分が上方に突出した突起部分とな
っており、突起部分の間の部分が凹部となっている。こ
の例では、撥水膜62は突起部分の間の凹部を埋め込む
ように厚く形成され(A)、撥水膜62を平坦化した後
レーザ照射により貫通穴を形成し、ノズル32を感性す
るようになっている。これによって、ノズル板34全体
が平滑となり、レーザ照射による穴形成において、ノズ
ル32と同じ形状で穴が加工される。この特徴により、
ノズル板34の表面に付着したインク滴除去において
も、ワイピング時に硬化的にインクを取り除くことがで
きる。
【0035】図7はNi電鋳時に使用される基板54の
変形例を示す図である。この基板54は複数のノズル板
34を同時に形成するように形成されており(図11も
参照)、且つ1つのノズル板34を形成すべき領域のま
わりにノズル板分離用の壁状突起64を有する。壁状突
起64はノズル板の外形寸法を規定する矩形状の配置の
壁状突起である。
【0036】図8はこの基板54を使用してNi電鋳を
行ったノズル形成層58を示す断面図である。この壁状
突起64があると、図3及び図4の例のノズル板形成法
を用いた場合、壁状突起30が形成してあることで、N
i電鋳によるノズル形成層58の厚みが壁状突起30が
あった位置(64A)で薄くなり、各ノズル板34をチ
ップに分離するときに容易に分割することができる。
【0037】このノズル板分離用の壁状突起64は電鋳
後の表面よりも高く形成されているようにすることがで
きる。そうすると、ノズル形成層58の壁状突起30が
あった位置(64A)は、ノズル形成層58の表面を研
磨するとき、又はノズル形成層58を基板54から分離
するときに自動的に切断されることになる。図7に示さ
れる壁状突起30は矩形の4隅において切れているの
で、ノズル形成層58は矩形の4隅において基板54に
付いている。従って、ノズル形成層58を基板54から
チップ状に分離するときにこの部分だけを切断すればよ
いことになる。
【0038】図9は、電鋳によりノズル形成層58を成
形するための基板54を製造する方法の例を示す図であ
る。図9(A)に示されるように、平坦なベース板66
を準備し、所定のテーパー角度を有するピン68により
ベース板66に円錐状凹部70を押圧形成する。つま
り、ピン68を用いてベース板66にプレスし、このと
き、ピン68がベース板66を突き抜けないようにベー
ス板66の途中まで進入するようにする。円錐状凹部7
0はピン68の跡に形成される。図9(B)に示される
ように、このベース板66を用いて基板材料を型取り
し、円錐状凹部70の跡に円錐状突起52を有する基板
54とする。
【0039】図10は図9のピン68を示す拡大図であ
る。ピン68は先端に所望のテーパ角度θを研磨にて形
成し、テーパ角度θを有する長さは後に形成する円錐状
穴の深さよりも長くしてある。テーパ角度付きピン68
をベース板66の所望のノズル位置に押圧し、複数の円
錐状凹部70を形成し、ベース板66のピン押圧側を研
磨し、平坦化する。
【0040】ベース板66に用いる板の材料として、テ
ーパ角度付きピン68の押圧に対して割れ等が発生せ
ず、また、テーパ角度付きピン68の押圧後形成した円
錐状凹部70の内壁のテーパ角度が変形しない必要があ
る。ベース板66に形成した複数の円錐状凹部70から
基板34の円錐状突起32を型取るため、型取り過程に
おいて、変形、融着等の問題が発生しないことが必要で
ある。これらの点より、ベース板66の材料はステンレ
ス、銅、ニッケル等の金属材料が好ましい。ステンレス
が特に好ましい。
【0041】テーパ穴付きベース板66から型取りして
得られる基板54の材料は、ベース板66に形成した円
錐状凹部70のテーパ角度を忠実に再現し、且つ型とし
て剛性を有し、後工程におけるNi電鋳での導電性を有
するものが好ましい。例えば、基板54は、ニッケルで
電鋳又はメッキにより型取りされ、あるいは銅によりメ
ッキ又は溶融されにより型取りされる。
【0042】ベース板66に複数の円錐状凹部を形成す
るピン68の先端にはあるRを有する曲面ができる。本
発明では、ピン68の先端のRを、後にレーザ照射によ
り形成するノズル32のストレート部32aの内径より
も小さとする。すなわち、図12に示されるように、基
板54の円錐状突起52の先端の曲面がR′であると
き、ピン68の先端のRは円錐状突起52の先端のR′
よりも小さくする。ピン68の形成過程において、ピン
68の先端のRがレーザ照射によるストレート穴部32
aの内径(又はR′)よりも大きな場合には、ピン68
の先端の研磨を追加し、ピン68の先端のRがR′より
も小さくなるまで繰り返し行うこととする。
【0043】ベース板66の円錐状凹部70の形成にお
いて、ピン68の押圧によるベース板66への食い込み
深さは、後に形成する所望のノズル板の厚さより浅いこ
ととし、すなわち、基板54の円錐状突起52の高さが
tのとき、ピン68の高さはt+αとする。好ましくは
ノズル板34の厚さよりレーザ照射によるストレート部
32aの分を差し引いた深さで形成することとする。
【0044】この加工方法における調整としては、ピン
68の押圧により形成した円錐状凹部70の板表面にお
ける開口部の直径と、ピン68のベース板66中に所望
の深さにて進入した場合の開口部の直径とを比較し、ベ
ース板66に形成する円錐状凹部の深さをlとし、所望
のストレート部32aの長さのバラツキを±2μmに収
める場合、ベース板66のピン68の進入側面に形成さ
れる開口部の径をAとした場合、 (l−2)tan(θ/2)≦(A/2)≦(l+2)tan(θ/2) (2) の範囲内で形成するようにする。
【0045】円錐状凹部70を有するベース板66から
円錐状突起52を有する基板54の型取りの他の方法と
して、基板54をレジストやABS等の樹脂により型取
りすることとし、樹脂製の基板54の金属メッキを行う
表面にITO膜を形成する。それによって、円錐状突起
を変形させることなく、表面に導電性を付与すること
で、樹脂製の基板54に金属メッキを行うことができる
ようにし、且つ金属メッキしたノズル板34を樹脂製の
板より容易に剥離させることが可能となる。
【0046】図11はノズル板34を形成するための基
板54を複数個設けた金属板70を示す図である。図1
2は基板54の円錐状突起52を示す拡大図である。金
属板70は複数の(4個の)基板54を取り出すように
なっている。実施例においては、円錐状突起52の高さ
を97μmとし、円錐状突起52の仰角を40°、円錐
状突起52の先端の丸みの半径10μmと等しくかそれ
よりも小さくした。
【0047】図11に示す金属板70を用い、円錐状突
起52のある面にNi電鋳にてノズル形成層58を形成
した。使用した電鋳Ni液はスルファミン酸Ni液(N
i(Ni2 ・SiO3 2 ・4H2 O)で、以下に示す
条件を用いた。 (1)液組成 スルファミン酸Ni液 450g/l 硼酸(H3 BO3 ) 30g/l (2)液温 50℃±2℃ (3)揺動距離・速度 2m/min、振幅60mm×33rpm 横(左右)方向平行動 (4)基板の上下反転は行わない (5)電極 400×50×400(D×W×H mm)チタンバスケット φ1×10 含イオン電解ニッケル (6)メッキ層 500×400×600(D×W×H mm) (内寸) (液深さ500mm、液1001) 上記条件のメッキ液に金属板70を入れ、電流を2A流
した状態で10時間メッキを行った。これにより、金属
板70上に形成されたメッキ厚さは100μm以上とな
った。このメッキ層を研磨し、厚さが100μmの平坦
なノズル形成層58を形成した。次に、ノズル形成層5
8を金属板70から分離し、ノズル形成層58の研磨面
に撥水膜62の形成を行った。撥水膜62の形成は、ノ
ズル形成層58の金属板70のあった側に撥水膜が形成
されないようにテープによるマスキングを行い、該研磨
面上に撥水膜の形成を行う。採用した撥水膜は密着性等
を考慮し、上村工業製の電解メッキであるメタフロンを
使用した。メッキ前に、ノズル形成層58と撥水膜との
密着性向上のため、ストライクNiを行い、ストライク
Ni処理後メッキ面を乾燥させることなく、時間をおか
ずにメタフロンメッキを行った。以下にストライクNi
条件とメタフロンメッキ条件を示す。
【0048】 ストライクNi条件 (1)浴組成 塩化ニッケル(NiCl2 ・6H2 O) 220g/l 塩酸(HCl 35%) 45g/l (2)液温 室温 (3)メッキ槽 300×200×400(D×W×H mm) (内寸) (液深さ 330mm、液20l) (4)電極 150×30×250(D×W×H mm)チタンバスケット φ1×10 含イオン電解ニッケル (5)電流 5A (6)時間 3分 メタフロンメッキ条件 (1)使用メッキ液 上村工業製 メタフロンFSメッキ液 (2)液温 42℃±1℃ (3)メッキ槽 550×300×400(D×W×H mm) (内寸) (液深さ 330mm、液20l) (4)電極 150×30×250(D×W×H mm)チタンバスケット× 2 φ1×10 含イオン電解ニッケル (5)電流 5A (6)時間 3分 図13及び図14は、本発明の実施例のノズル板34を
示す。ノズル板34は、Ni電鋳により形成したノズル
形成層58と、ノズル形成層58のノズル出口側に形成
された撥水膜(メタフロンメッキ層2μm)62とから
なる。ノズル形成層58は一チップ分ずつ適切に切断さ
れる。撥水膜62はワイピングによるインク除去を容易
にするためのものである。ノズル32は円錐状突起の跡
に形成されたテーパー部32bと、メタフロンメッキ後
にレーザ照射により形成されたストレート部32aとか
らなる。これより、撥水膜であるメタフロンメッキ層7
2がストレート部32aのレーザ照射出口のエッジまで
形成されていることがわかる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小径のストレート部と大径のテーパー部とからなる微小
な穴径のノズルを有するノズル板を確実に製造すること
ができる。また、ノズルのストート部の近傍まで確実に
撥水膜が形成され、ノズル内部への撥水膜の進入はな
い。さらに、この基板を用いて何度でもノズル板を形成
できることから、ノズル板のコスト低減にも有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズル板を製造する本発明の第1実施例を示す
図である。
【図2】図1の基板を示す斜視図である。
【図3】ノズル板を製造する本発明の第2実施例を示す
図である。
【図4】ノズル板を製造する本発明の第3実施例を示す
図である。
【図5】ノズル板に撥水膜を形成する例を示す図であ
る。
【図6】撥水膜の変形例を示す図である。
【図7】電鋳時に使用される基板の他の例を示す斜視図
である。
【図8】図7の基板を使用して電鋳を行ったノズル形成
層を示す断面図である。
【図9】ノズル形成層を成形するための基板を製造する
例を示す図である。
【図10】図9のピンを示す拡大図である。
【図11】4つの基板を含む金属板を示す平面図であ
る。
【図12】図11の円錐状突起の部分を示す拡大図であ
る。
【図13】本発明により得られたノズル板を示す斜視図
である。
【図14】図13のノズル板の断面図である。
【図15】インクジェット記録ヘッドを有するプリンタ
を示す図である。
【図16】インクジェット記録ヘッドを示す分解斜視図
である。
【図17】インクジェット記録ヘッドを示す部分断面図
である。
【図18】従来技術を説明する図である。
【図19】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
32…ノズル 34…ノズル板 52…円錐状突起 54…基板 58…ノズル形成層 62…撥水膜 66…ベース板 70…金属板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレート部とテーパー部とからなるノ
    ズルを有するノズル板の製造方法であって、 基板の円錐状突起を有する表面を覆うノズル形成層を電
    鋳により形成し、該ノズル形成層を該基板から分離し、
    該ノズル形成層の該円錐状突起の先端部の跡の部分にレ
    ーザ照射を行って該ノズル形成層の該円錐状突起の先端
    部の跡の部分に貫通穴を形成し、該円錐状突起の先端部
    の跡及び該貫通孔をノズルとすることを特徴とするノズ
    ル板の製造方法。
  2. 【請求項2】 該ノズル形成層は該ノズル板の厚さより
    厚い厚さに形成され、該ノズル形成層の表面を研磨して
    平坦化し、該ノズル形成層の厚さを該ノズル板の厚さ相
    当にした後でレーザ照射により該貫通穴を形成すること
    を特徴とする請求項1記載のノズル板の製造方法。
  3. 【請求項3】 該ノズル形成層は、最初に所定の厚さに
    形成され、それから該円錐状突起の先端部に相当する位
    置にマスクを形成した後でさらに厚くされ、跡該円錐状
    突起の跡に同側よりレーザ照射によりノズル貫通穴を形
    成することを特徴とする請求項1記載のノズル板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 該ノズル形成層に撥水膜を形成した後、
    レーザ照射により該貫通穴を形成することを特徴とする
    請求項1に記載のノズル板の製造方法。
  5. 【請求項5】 該基板は複数のノズル板を同時に形成す
    るように形成されており、且つ1つのノズル板を形成す
    べき領域のまわりにノズル板分離用の壁状突起を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のノズル板の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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