JP2007050634A - ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 流路形成基板と良好に接合できるノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】 厚み方向に貫通する複数のノズル20を有する金属製の基板で構成され、液滴吐出側表面に、複数の凸部22が分布配置されてなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドのノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置に関し、更に詳しくは、電鋳法により作成されるノズルプレートを流路形成基板へ接合する際に好適なノズルプレート構造に関する。
従来より、液滴吐出ヘッドでは、流路形成基板に設けられた圧力発生室内の一部を振動板で構成し、この振動板を静電気力や圧電素子の圧電効果によって弾性変位させ、圧力室内に圧力を発生させることによりノズルから液滴を吐出させるようにしている。この種の液滴吐出ヘッドでは、液滴を吐出するための複数のノズルが形成されたノズルプレートが用いられており、このノズルプレートがノズルと圧力発生室とを連通するように流路形基板に接合されている。従来、このようなノズルプレートをNi電鋳法により製造する方法が提案されていた(例えば特許文献1参照)。
特開平3−274163号公報
しかしながら、上記従来のNi電鋳法により形成されたノズルプレートは反りが生じやすいことから、流路形成基板に接着等で接合する際に流路形成部分のシールがとれず、このことが吐出液体の漏れや、液滴の不吐出、液滴の吐出特性のばらつきや吐出液体の経時変化の原因となり、印刷不能や印刷品位の低下に至ってしまうという課題があった。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、流路形成基板と良好に接合できるノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るノズルプレートは、厚み方向に貫通する複数のノズルを有する金属製のノズルプレート本体を有し、ノズルプレート本体の液滴吐出側表面に、複数の凸部が分布配置されてなるものである。
これにより、他のプレートとの接合時にノズルプレートの反りを矯正して良好な接続を行うことが可能なノズルプレートを得ることができる。
また、本発明に係るノズルプレートは、凸部が、ノズルプレート本体を他のプレートと接着する際の接着面における接着部分に対応した液滴吐出側表面上の部位に形成されているものである。
これにより、接合時に接着部分を確実に押圧できるようになり、他のプレートとの良好な接着接合をより確実なものとすることができる。
また、本発明に係るノズルプレートは、凸部が、液滴吐出側表面に対するワイピングの妨げに成らない高さ及び形状に形成されているものである。
これにより、ワイピングに不都合を生じることなく上記効果を奏することが可能なノズルプレートを得ることができる。
また、本発明に係るノズルプレートは、凸部が、ノズル列方向に、ノズルの配置ピッチの整数倍のピッチで配列され、その凸部列がノズル列と直交する方向に並列配置されているものである。
これにより、良好な接合を得る上で押圧すべき箇所を均等に押圧することが可能となる。
また、本発明に係るノズルプレートは、凸部が、ノズル列方向に延びる平面長方形状を成し、その長辺の長さは、他のプレートとなるキャビティプレートとノズルプレート本体とで形成される圧力発生室の同方向の長さ寸法よりもやや長い長さを有し、圧力発生室を跨ぐように配置形成されているものである。
これにより、圧力発生室の周囲の接着を確実に行うことが可能で、隣接する圧力発生室間の液漏れといった不都合を防止することが可能なノズルプレートを得ることができる。
また、本発明に係るノズルプレートは、凸部の短辺を外方に凸の円弧状としたものである。
このようにすることで、凸部の短辺を直線状とした場合に比べ、液滴吐出側表面のワイピング時のワイパーの抵抗を低減でき、液滴払拭をより確実に行うことが可能となる。なお、ワイピング方向はノズル列に直交する方向を想定している。
また、本発明に係るノズルプレートは、各圧力発生室に共通の液体室で、ノズル列方向に延びるリザーバーがキャビティプレートに形成されており、そのリザーバーに対応したノズルプレート本体における液滴吐出側表面の部位では、凸部列が省略されているものである。
これにより、下部が空間(リザーバーによる空間)となっている部分は押圧せず、そのリザーバーの周囲の押圧必要部位のみを押圧することが可能となる。
また、本発明に係るノズルプレートの製造方法は、母型の表面に、凸部の外形形状に相当する凹部を転写加工する工程と、凹部を含む母型の表面にシード層を形成する工程と、シード層の表面に、ノズルに対応するパターンを形成する工程と、パターンをマスクとしてシード層の上にノズルプレート本体に相当する電鋳層を形成する工程と、パターンを除去した後、母型から電鋳層を取り外すことにより、ノズル及び凸部が形成されたノズルプレート本体を得る工程とを有するものである。
また、本発明に係るノズルプレートの製造方法は、ノズルプレートの製造方法であって、母型の表面にシード層を形成する工程と、シード層をパターニングして凸部の外形形状に相当する開口を形成する工程と、シード層の表面にノズルに対応するパターンを形成する工程と、パターンをマスクとしてシード層の上にノズルプレート本体に相当する電鋳層を形成する工程と、パターンを除去した後、母型から電鋳層を取り外すことにより、ノズル及び凸部が形成されたノズルプレート本体を得る工程とを有するものである。
以上のようにして上記効果を奏するノズルプレートを製造することができる。
また、本発明に係るノズルプレートの製造方法は、シード層の表面にノズルに対応するパターンを形成する工程に先だって、ノズル列の周囲を囲むようにして形成される凹状のクレータに対応するパターンをシード層の表面に形成し、その上にノズルに対応するパターンを形成するようにしたものである。
このようにしてクレータを作成することができる。
また、本発明に係るノズルプレートの製造方法は、ノズルプレート本体の材質が、母型と略同等の線膨張係数を有する材料で形成されているものである。
これにより、電着工程においてノズルプレート本体の反りや母材からの剥離発生を防止できる。
また、本発明に係るノズルプレートの製造方法は、母型がステンレスで構成され、ノズルプレートがNi+Co合金で形成されているものである。
このように、母型としてステンレスを用いることができ、ノズルプレートにはNi+Co合金を用いることができる。
また、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、上記の何れかのノズルプレートと、ノズルプレートの複数のノズルそれぞれに連通して液滴を収容する複数の圧力発生室を有するキャビティプレートと、圧力発生室に液滴を飛翔させる圧力変化を与える圧力発生手段とを有するものである。
これにより、吐出液体の漏れや、液滴の不吐出、液滴の吐出特性のばらつきや吐出液体の経時変化といった不都合が防止され、液滴の着弾位置の高精度化が可能で、液滴吐出を安定して行うことの可能な液滴吐出ヘッドを得ることができる。
また、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、圧力発生手段が、静電駆動式又は圧電駆動式であるものである。
このように圧力発生手段としては、静電駆動式又は圧電駆動式のどちらも採用可能である。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、上記の液滴吐出ヘッドが搭載されているものである。
これにより、液滴の着弾位置の高精度化が可能で、液滴吐出を安定して行うことの可能な液滴吐出装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。図2は、図1に示す液滴吐出ヘッドの縦断面図である。
実施の形態1の液滴吐出ヘッドは、主にキャビティプレート1、電極基板2及びノズルプレート3が接合されることにより構成されている。キャビティプレート1は、例えば単結晶シリコン基板(以下、単にシリコン基板という)から構成される。なお、図1では、キャビティプレート1として(100)面方位のシリコン基板を使用している。キャビティプレート1には、ノズルプレート3の複数のノズル20それぞれに連通して液滴を収容する複数の圧力発生室5と、各圧力発生室5に共通の液体室で、ノズル列方向に延びるリザーバー6と、リザーバー6を各圧力発生室5に連通しているオリフィス6aとが形成されており、いわゆる流路形成基板となっている。圧力発生室5は、その底壁が振動板4として形成されており、振動板4が変位して内部の液滴に圧力変化が与えられると、ノズル20から液滴が飛翔するようになっている。圧力発生室5に圧力変化を与える圧力発生手段は、本例では振動板4とこの振動板4に対向して配置された後述の個別電極11とを有し、振動板4を静電気力で変形させる静電駆動式のものを採用した場合を例に説明するが、圧電駆動方式のものとしても良い。また、図1の電極端子7は、図2に示す駆動回路23と接続されている。
振動板4は、高濃度のボロン・ドープ層から形成されている。このボロン・ドープ層は、ボロンを高濃度(約5×1019atoms/cm3以上)にドープして形成されており、例えばアルカリ性水溶液で単結晶シリコンをエッチングしたときに、エッチング速度が極端に遅くなるいわゆるエッチングストップ層となっている。ボロン・ドープ層がエッチングストップ層として機能するため、振動板4の厚み及び圧力発生室5の容積を高精度で形成することができるようになっている。なお、この振動板4は本例では厚さ4μmで形成されている。かかる構成の振動板4は、各圧力発生室5側の共通電極として機能する。
また、キャビティプレート1の電極基板2側の面全体には、絶縁膜4aが形成されている。この絶縁膜4aは、各圧力発生室5側の共通電極として機能する振動板4と後述の個別電極11との短絡及び絶縁破壊を防止するためのものである。
電極基板2は、例えば厚さが1mmのホウ珪酸ガラスからなり、キャビティプレート1の振動板4側に接合されている。この電極基板2には、振動板4との間にギャップ10を構成する例えば深さが0.2μmの電極用凹部10aがエッチングにより形成されている。そして、この電極用凹部10aの内部には、振動板4に対向して個別電極11が形成されている。個別電極11は、酸化錫をドープしたITO(Indium Tin Oxide、インジウム錫酸化物)等からなり、例えばスパッタにより厚さ0.1μmで形成されている。また、電極基板2には、リザーバー6に液滴を供給するための液体供給口17が設けられている。さらに、個別電極11は、リード部及び端子部13(図1参照)を介して駆動回路23と接続されている。また、ギャップ10は封止材10bによって封止されている。なお、電極基板2は、ホウ珪酸ガラスではなくシリコン基板等で形成してもよい。
ノズルプレート3は、電鋳法により形成された金属製で、例えば厚さが32μmのNi+Co合金基板からなり、その厚さ方向に貫通する複数のノズル20が形成されている。ノズル20は、本例ではφ18μmのノズル径を有し、ノズルプレート3の下面側が圧力発生室5に連通し、ノズルプレート3の上面側が液滴を吐出するための開口面となっている。ノズル列の周囲には、ノズル列を囲むように深さ約1μmの凹状のクレータ21が形成され、このクレータ21により紙ジャムに対するノズル20へのダメージを防止できるようになっている。また、クレータ21は、その底面がノズル20の先端開口に連通しており、その底面部分にはフッ素系の樹脂のコーティングやフッ素含有のニッケルメッキによる撥液膜(図示せず)が形成されている。また、ノズルプレート3の液滴吐出側表面(以下、ノズル面という)には、例えば高さ約0.2μmの凸部22が分布配置されている。この凸部22の配置位置や形状等の詳細については後述する。
以上のキャビティプレート1、電極基板2及びノズルプレート3の3枚の基板のうち、まず、キャビティプレート1と電極基板2とが陽極接合により接合され、その後、キャビティプレート1とノズルプレート3とが接着剤により接着接合されて液滴吐出ヘッドが構成されている。
このように構成された液滴吐出ヘッドにおいては、駆動回路23によりキャビティプレート1と個別電極11の間にパルス電圧が印加されると、振動板4と個別電極11との間に静電気力が発生し、その吸引作用により振動板4が個別電極11側に引き寄せられて撓み、圧力発生室5の容積が拡大する。これによりリザーバー6の内部に溜まっていたインク等の液滴がオリフィス21を通じて圧力発生室5に流れ込む。次に、個別電極11への電圧の印加を停止すると、静電吸引力が消滅して振動板4が復元し、圧力発生室5の容積が急激に収縮する。これにより、圧力発生室5内の圧力が急激に上昇し、この圧力発生室5に連通しているノズル20からインク等の液滴が吐出される。
次に、本発明の特徴部分であるノズルプレート3について詳細に説明する。図3は、ノズルプレートの拡大平面図で、図中の点線は、ノズルプレート3をキャビティプレート1に位置合わせした状態においてノズルプレート3の接着面側に位置するキャビティプレート1の圧力発生室5の位置を図示したものである。
ここで、この凸部22は、ノズルプレート3とキャビティプレート1とを良好に接合するために設けられるもので、この凸部22の配置位置等に特徴を持たせている。ここではまず、凸部22の詳細を説明するに先立って、ノズルプレート3とキャビティプレート1との接合手順について説明する。
まず、ノズルプレート3とキャビティプレート1のどちらか一方の接着面に、エポキシ等の接着剤を例えば2μm程度の均一な厚みで転写塗布する。そして、両プレート3,1の接着面同士を重ね合わせ、ノズルプレート3のノズル面を定盤で押圧し、ノズルプレート3をその反りを矯正しながらキャビティプレート1に押しつける。そして、その状態を65℃で2時間保ち、接着剤を硬化させることにより両プレート3,1を接着接合する。
このような接合手順を鑑み、本例では、ノズルプレート3の反りを矯正するとともに、キャビティプレート1との接着部分(接着しろとなる部分)を確実に押圧すべく、ノズルプレート3のノズル面よりも僅かに高い高さを有する凸部22を、キャビティプレート1との接着部分に対応するノズル面上の部位に分布配置している。なお、この凸部22は、ノズル面に付着した液滴をワイパーにより払拭するワイピング時に、そのワイピング作業の妨げに成らない程度の高さに設定される。具体的には1μm以下とされ、本例では加工性が良い0.2μmとしている。また、その形状も、ワイピング作業の妨げに成らない形状に設定される。
以下、各凸部22のノズル面上における具体的な配置概略を図1を参照して説明する。凸部22は、ノズル列方向(図示上下方向)に、ノズル20と同数、ノズル20の配置ピッチに合わせて配列されている。そして、その凸部列22aが、ノズル列に直交する方向(図示左右方向)に並列配置されている。また、各凸部22のそれぞれは、ノズル列方向に延びる平面長方形状を成し、その長さは、圧力発生室5の短手方向(ノズル列方向に一致)の長さ寸法よりもやや長い長さを有し、図3に示すように圧力発生室5を短手方向に跨ぐように配置形成されている。すなわち、各圧力発生室5それぞれの短手方向の両端部の接着しろとなる部分に跨るように形成されている。
このような位置に凸部22を配置形成することにより、キャビティプレート1との接合に際しての押圧時に、その各凸部22に対して荷重がかかるようになるため、キャビティプレート1との接着部分を確実に押圧することができ、良好な接合を行うことが可能となる。なお、図1に示されているように、リザーバー6に対応するノズル面上の位置には、凸部列22aの形成が省略されており、下部が空間(リザーバー6による空間)となっている部分は押圧せず、そのリザーバー6の周囲の押圧必要部位のみを押圧する構成となっている。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、ノズルプレート3のノズル面に凸部22を分布配置したので、キャビティプレート1との接合時にノズルプレート3の反りを矯正して良好な接合を行うことが可能となる。また、凸部22は、キャビティプレート1との接着部分に対応するノズル面上の部位に設けているので、接合時に接着部分を確実に押圧できるようになり、キャビティプレート1との接着接合をより確実なものとすることができる。その結果、吐出液体の漏れや、液滴の不吐出、液滴の吐出特性のばらつきや吐出液体の経時変化といった不都合を防止することが可能なノズルプレート3を形成できる。よって、このノズルプレート3を用いて液滴吐出ヘッドを構成することにより、液滴の着弾位置の高精度化が可能で、液滴吐出を安定して行うことの可能な液滴吐出ヘッドを得ることができる。
また、凸部22は、ノズル面に対するワイピングの妨げに成らない高さ及び形状に形成されているので、ワイピングに不都合を生じることなく上記効果を奏することが可能なノズルプレート3を得ることができる。なお、ワイピングの妨げになる形状とは、ワイピング時にワイピング方向(ノズル列に直交する方向)に液滴を払拭できなくなる形状であり、例えば、ノズル列方向にそのノズル列の端から端へと延びる1つの凸条部とした場合が相当する。
また、凸部22を、ノズル20の配置ピッチの整数倍のピッチで配列し、その凸部列をノズル列と直交する方向に並列配置したので、良好な接合を得る上で押圧すべき箇所を均等に押圧することが可能となる。
また、凸部22を、ノズル列方向に延びる平面長方形状とし、その長辺の長さを、圧力発生室5の短手方向の長さ寸法よりもやや長い長さとし、圧力発生室5を跨ぐように配置形成したので、圧力発生室5の周囲の接着を確実に行うことが可能となり、隣接する圧力発生室5間の液漏れといった不都合を防止することができる。
なお、本例では、凸部22を、ノズル列方向にノズル20数と同数、ノズル20の配置ピッチに合わせて配列するようにしたが、これに限られたものではなく、ノズル20の配置ピッチの整数倍のピッチで配列されればよい。例えば、2倍ピッチとして、各ノズル20それぞれに対応して凸部22を設けるのではなく、一つおきに凸部22を設けた構成としてもよい。
なお、各凸部22の形状は、図示の形状に限られたものではなく、キャビティプレート1との接着部分を確実に押圧することが可能な位置に配置形成されていればその形状は任意に設定可能である。例えば、本例では平面形状が長方形状としているが、短辺を円弧状とするなどとしてもよい。この場合、短辺を直線状とした場合に比べ、ワイピング時のワイパーの抵抗を低減でき、液滴払拭をより確実に行うことが可能となる。なお、ワイピング方向は、ノズル列に直交する方向である。また、例えば、隣接する圧力発生室5間の壁面部に対応して、ノズルプレート3の長手方向に長辺を有する長方形状の凸条部としてもよい。
ここで、本発明のノズルプレートは、電鋳法により形成されて反りが発生しやすい金属製のものを主に想定しているが、シリコン基板で構成したノズルプレートであってもよい。この場合、シリコン基板表面にSiO2 膜を形成し、そのSiO2 膜をパターニングすることによりSiO2 で凸部を形成することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態1の液滴吐出ヘッドの製造方法を説明する。なお、キャビティプレート1及び電極基板2は従来公知の方法を用いて形成でき、ここではその説明を省略し、以下では本発明の要部であるノズルプレート3の製造方法について説明する。なお、以下では、2つの方法を説明する。
図4は、ノズルプレートの製造方法(その1)を示す図である。以下、図4を参照してノズルプレートの製造方法(その1)について説明する。
まず、母型となるステンレス基板31の表面を無電界メッキまたはスパッタリングによりメタライズして、メッキのシード層32を形成する(図4(a)参照)。そして、このシード層32をパターニングして凸部22形成のための凹部(凸部22の外形形状に相当する凹部)32aを形成する(図4(b)参照)。その後、そのシード層32の上面にレジストフィルム33を配置してレジストコートを行い(図4(c)参照)、マスク34を介して露光し(図4(d)参照)、現像することでクレータ21を形成するための凸パターン33aを形成する(図4(e)参照)。そして、その上に再度レジストフィルム35を配置し、マスク36を介して露光し(図4(f)参照)、現像することでノズル20を形成するための凸パターン35aを形成する(図4(g)参照)。
そして、このステンレス基板31に、母型と線膨張係数が等しいNi+Co合金を電着させてノズルプレート本体37を形成する(図4(h)参照)。この電着工程では、本例では以下の液組成、条件で行った。
(液組成)
・硫酸ニッケル7水塩:195g/l
・硫酸コバルト7水塩: 35g/l
・食塩 : 15g/l
(条件)
・PH :2.0
・電流密度 :3A/dm2
・温度 :20℃
・メッキ時間:60分
なお、図4(h)の凹部37aは、シード層32に設けた凹部32の影響により形成されたものである。そして、レジストによる凸パターン33a,35aを除去し、母型(ステンレス基板31)を取り外してノズルプレート3を完成する(図4(i)参照)。そして、クレータ21の底面に撥液膜を形成する(図示せず)。
図5は、ノズルプレートの製造方法(その2)を示す図である。以下、図5を参照してノズルプレートの製造方法(その2)について説明する。
まず、母型となるステンレス基板41の表面へ、超硬の型を用いて凹部(凸部22の外形形状に相当する凹部)41aを転写して予め塑性加工を行う(図5(a)参照)。そして、その表面に無電界メッキまたはスパッタリングによりシード層42をメッキする(図5(b)参照)。図5(c)以降は基本的に図4に示した製造方法(その1)と同様であり、シード層42の上面にレジストフィルム43を配置してレジストコートを行い(図5(c)参照)、マスク44を介して露光し(図5(d)参照)、現像することでクレータ21を形成するための凸パターン43aを形成する(図5(e)参照)。そして、その上に再度レジストフィルム45を配置し、マスク46を介して露光し(図5(f)参照)、現像することでノズル20を形成するための凸パターン45aを形成する(図5(g)参照)。そして、このステンレス基板41に、母型と線膨張係数が等しいNi+Co合金を電着させてノズルプレート本体47を形成する(図5(h)参照)。この電着工程における液組成、条件は上記図4(h)の電着工程と同じである。
そして、レジストによる凸パターン43a,45aを除去し、母型(ステンレス基板41)を取り外してノズルプレート3を完成する(図5(i)参照)。そして、クレータ21の底面に撥液膜を形成する(図示せず)。
なお、図5に示した製造方法においては、図4に示した製造方法と異なり、シード層42に開口が無いため、ノズルプレート3のキャビティプレート1との接着面表面に凹部37aが形成されない。このため、接着面の平坦度を確保でき、シール性の接着品質をより確保することが可能となる。また、シード層42のパターニングの工程が不要になるため、より製造が容易である。
また、ノズルプレート3は、母型となるステンレスと略同等の線膨張係数を有するNi+Co合金より形成されているため、電着工程におけるノズルプレート3本体の反りやステンレス基板31,41からの剥離発生を防止できる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態に係る液滴吐出装置の一例を示す図で、図6では、特にインクを吐出するインクジェット記録装置の例で示している。図6に示されるインクジェット記録装置100は、インクジェットプリンタであり、実施の形態1の液滴吐出ヘッドを搭載している。このため、液滴の着弾位置が高精度で、液滴吐出を安定して行うことができ、安定した高品質の印字が可能なインクジェット記録装置100を得ることができる。
なお、実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドは、図6に示すインクジェットプリンタの他に、吐出する液体を種々変更することで、カラーフィルタのマトリクスパターンの形成、有機EL表示装置の発光部の形成、生体液体試料の吐出等を行う液滴吐出装置にも適用することができる。
実施形態1の液滴吐出ヘッドの分解斜視図。 図1の液滴吐出ヘッドの概略縦断面図。 ノズルプレートの拡大平面図。 ノズルプレートの製造方法(その1)を示す図。 ノズルプレートの製造方法(その2)を示す図。 実施の形態1の液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の一例図。
符号の説明
3 ノズルプレート、5 圧力発生室、6 リザーバー、20 ノズル、21 クレータ、22 凸部、22a 凸部列、100 インクジェット記録装置。

Claims (15)

  1. 厚み方向に貫通する複数のノズルを有する金属製のノズルプレート本体を有し、該ノズルプレート本体の液滴吐出側表面に、複数の凸部が分布配置されてなることを特徴とするノズルプレート。
  2. 前記凸部は、前記ノズルプレート本体を他のプレートと接着する際の接着面における接着部分に対応した前記液滴吐出側表面上の部位に形成されていることを特徴とする請求項1記載のノズルプレート。
  3. 前記凸部は、前記液滴吐出側表面に対するワイピングの妨げに成らない高さ及び形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズルプレート。
  4. 前記凸部は、ノズル列方向に、前記ノズルの配置ピッチの整数倍のピッチで配列され、その凸部列が前記ノズル列と直交する方向に並列配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のノズルプレート。
  5. 前記凸部は、ノズル列方向に延びる平面長方形状を成し、その長辺の長さは、前記他のプレートとなるキャビティプレートと前記ノズルプレート本体とで形成される圧力発生室の同方向の長さ寸法よりもやや長い長さを有し、前記圧力発生室を跨ぐように配置形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のノズルプレート。
  6. 前記凸部の短辺を外方に凸の円弧状としたことを特徴とする請求項5記載のノズルプレート。
  7. 前記各圧力発生室に共通の液体室で、前記ノズル列方向に延びるリザーバーが前記キャビティプレートに形成されており、そのリザーバーに対応した前記ノズルプレート本体における前記液滴吐出側表面の部位では、前記凸部列が省略されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のノズルプレート。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載のノズルプレートの製造方法であって、
    母型の表面に、前記凸部の外形形状に相当する凹部を転写加工する工程と、
    前記凹部を含む前記母型の表面にシード層を形成する工程と、
    前記シード層の表面に、前記ノズルに対応するパターンを形成する工程と、
    前記パターンをマスクとして前記シード層の上に前記ノズルプレート本体に相当する電鋳層を形成する工程と、
    前記パターンを除去した後、前記母型から前記電鋳層を取り外すことにより、前記ノズル及び前記凸部が形成された前記ノズルプレート本体を得る工程と、
    を有することを特徴とするノズルプレートの製造方法。
  9. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載のノズルプレートの製造方法であって、
    母型の表面にシード層を形成する工程と、
    前記シード層をパターニングして前記凸部の外形形状に相当する開口を形成する工程と、
    前記シード層の表面に前記ノズルに対応するパターンを形成する工程と、
    前記パターンをマスクとして前記シード層の上に前記ノズルプレート本体に相当する電鋳層を形成する工程と、
    前記パターンを除去した後、前記母型から前記電鋳層を取り外すことにより、前記ノズル及び前記凸部が形成された前記ノズルプレート本体を得る工程と、
    を有することを特徴とするノズルプレートの製造方法。
  10. 前記シード層の表面に前記ノズルに対応するパターンを形成する工程に先だって、前記ノズル列の周囲を囲むようにして形成される凹状のクレータに対応するパターンを前記シード層の表面に形成し、その上に前記ノズルに対応するパターンを形成するようにしたことを特徴とする請求項8又は請求項9記載のノズルプレートの製造方法。
  11. 前記ノズルプレート本体の材質が、前記母型と略同等の線膨張係数を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れかに記載のノズルプレートの製造方法。
  12. 前記母型がステンレスで構成され、前記ノズルプレートがNi+Co合金で形成されていることを特徴とする請求項11記載のノズルプレートの製造方法。
  13. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載のノズルプレートと、該ノズルプレートの前記複数のノズルそれぞれに連通して液滴を収容する複数の圧力発生室を有するキャビティプレートと、該圧力発生室に液滴を飛翔させる圧力変化を与える圧力発生手段とを有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  14. 前記圧力発生手段は、静電駆動式又は圧電駆動式であることを特徴とする請求項8記載の液滴吐出ヘッド。
  15. 請求項13又は請求項14の液滴吐出ヘッドが搭載されていることを特徴とする液滴吐出装置。
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