JPH11147084A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JPH11147084A
JPH11147084A JP9317541A JP31754197A JPH11147084A JP H11147084 A JPH11147084 A JP H11147084A JP 9317541 A JP9317541 A JP 9317541A JP 31754197 A JP31754197 A JP 31754197A JP H11147084 A JPH11147084 A JP H11147084A
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JP
Japan
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garbage
drying container
hopper
drying
line
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JP9317541A
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English (en)
Inventor
Kenzo Takahashi
賢三 高橋
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TAKASHIGE SANGYO KK
Original Assignee
TAKASHIGE SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性及び作業効率が高い新規な生ゴミ処理
装置の提供。 【解決手段】 生ゴミを投入するホッパー2と、このホ
ッパー2の下部から落下してくる生ゴミを搬送する搬送
機構4と、この搬送機構4から搬送されてきた生ゴミを
熱風で乾燥して減容する乾燥容器1とを備えた生ゴミ処
理装置において、上記ホッパー2と搬送機構4との間
に、ホッパー2から落下してきた生ゴミを細かく粉砕し
て搬送機構4側に供給する粉砕機構3を備える。これに
よって、ホッパー1に投入された生ゴミを確実に搬送機
構4側に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工場、ホテ
ル、飲食店、集合住宅などから出る生ゴミの減容化、減
量化を図ると共に、再利用可能にするための生ゴミ処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、食品工場、ホテル、飲食店、集合
住宅等から出る生ゴミは、年々増加の一途を辿り、最近
ではゴミ置き場の不足、処理費用の増大或いは周辺環境
の悪化等といった様々かつ深刻な問題を引き起こしつつ
ある。
【0003】そのため、生ゴミを発生する消費者側にお
いて予め生ゴミを脱水、乾燥させて減容、減量化すべく
種々の装置が提案・開発されている。
【0004】例えば、特開平3−285035号公報等
で提案されている生ゴミ処理装置は、図7に示すよう
に、生ゴミを投入するホッパーaと、このホッパーaに
投入された生ゴミを粉砕・圧送する搬送機構bと、この
搬送機構bから送られてきた生ゴミを高温の熱風で攪拌
乾燥する乾燥容器cと、この乾燥容器c内に熱風を供給
すると共に発生した悪臭を脱臭する脱臭炉dと、熱を有
効利用する熱交換器e,fと、熱風を乾燥容器c内に供
給するブロアーgとからなるものであり、熱風によって
成分の殆どを占める水分を除去して生ゴミの容量を大幅
に減容、減量化しようとしたものである。
【0005】すなわち、図示するように、ホッパーaに
投入された生ゴミは搬送機構bによって粉砕されながら
乾燥容器c内に搬送された後、ここで乾燥容器c内の攪
拌羽根hで攪拌されながらブロアーgから送られてくる
熱風に晒されることによって脱水・乾燥される。これに
よって生ゴミはその容量が大幅に減少された後、乾燥ゴ
ミとして乾燥容器cから取り出され、袋詰め等によって
回収された後、肥料或いは家畜の飼料等として再利用さ
れることになる。
【0006】一方、この乾燥容器c内に送られた熱風は
生ゴミを乾燥することにより、多量の水分と臭気成分を
含んだ排ガスとなっているため、そのまま大気中に放出
することができない。そのため、乾燥容器cからでた排
ガスは、先ずフィルターiで除塵され、熱交換器fで加
熱された後、脱臭炉d側に送られ、ここでバーナーjの
燃焼用空気として燃焼されることによって含まれている
臭気成分が燃焼されて無臭無害の燃焼排ガスとされる。
その後、この脱臭炉dからでた高温の燃焼排ガスは、第
二熱交換器eを通過する際にブロアーgから送られてく
る空気を加熱した後、さらに、熱交換器fを通過する際
に、乾燥容器c側から順次排気されてくる排気ガスと熱
交換してさらに温度が下がった後、大気中に放出される
ことになる。
【0007】従って、このような生ゴミ処理装置を消費
者側が用いることで生ゴミの大幅な減容・減量化が達成
され、ゴミ置き場の不足、処理費用の増大或いは周辺環
境の悪化等といった問題が効果的に解消できることにな
る。尚、図中kは、ブロアーgから供給される空気を濾
過するためのフィルターである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成をした生ゴミ処理装置にあっては、以下に示すよう
な欠点があった。
【0009】1.先ず、ホッパーaに投入された生ゴミ
は、そのままホッパーa底部から搬送機構b側に落下し
て乾燥容器c側に搬送されるようになっているため、容
量が大きかったり或いは流動性に乏しい生ゴミの場合等
には、ホッパーaから出た生ゴミが搬送機構bの入口で
ブリッジ状態となって搬送機構b側に落下せず、良好に
搬送されない場合があった。そのため、容量の大きな生
ゴミを投入する場合は予め細かく粉砕して投入したり、
また、投入後は定期的に搬送機構bの入口付近を監視し
て必要に応じて生ゴミを押し込む等の作業が必要とな
り、利用者側の負担が大きいものであった。
【0010】2.次に、乾燥容器c内の圧力は熱風が送
り込まれることにより大気圧よりもかなり高くなってい
るため、熱風及び臭気成分の漏れを防ぐために、乾燥容
器c及び搬送機構bは高い製作精度とシール性が要求さ
れ、装置全体の製作コストの上昇を招くといった不都合
があった。
【0011】3.また、本装置はバッチ式であり、1回
の乾燥作業毎に装置を停止し、乾燥容器cを開いて乾燥
した生ゴミを取り出すようになっているが、停止直後の
乾燥容器c及び生ゴミはかなりの高温であるため、乾燥
後の生ゴミを安全に取り出すためには、乾燥容器c内が
充分自然冷却するまで待たなければならず、作業効率が
低いものであった。そのため、バーナーjを停止した
後、ブロアーgから冷たい空気を流して乾燥容器c内を
強制的に冷却する方法も考えられるが、そうすると、乾
燥容器c内及び生ゴミに含まれている臭気成分が燃焼除
去されずにそのまま大気中に放出されてしまい、周囲に
悪臭をまき散らす等の問題を発生する。
【0012】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その目的は、信
頼性及び作業効率が高い新規な生ゴミ処理装置を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第一の発明は、生ゴミを投入するホッパーと、ホッパ
ーの下部から落下してくる生ゴミを搬送する搬送機構
と、この搬送機構から搬送されてきた生ゴミを熱風で乾
燥して減容する乾燥容器とを備えた生ゴミ処理装置にお
いて、上記ホッパーと搬送機構との間に、ホッパーから
落下してきた生ゴミを細かく粉砕して搬送機構側に供給
する粉砕機構を備えたものである。
【0014】従って、ホッパーから落下してきた生ゴミ
が粉砕機構によって細かく粉砕されて搬送機構側に供給
されるため、大きな生ゴミであっても搬送機構の入口で
ブリッジ状になることなく、安定かつ確実に搬送機構側
に供給される。
【0015】次に、第二の発明は、生ゴミを乾燥して減
容する乾燥容器に、熱風を供給する熱風供給ラインと、
この乾燥容器から出たガスを脱臭して排気する排気ライ
ンとを備えた生ゴミ処理装置において、上記排気ライン
に、上記乾燥容器内圧の上昇を抑えるべく乾燥容器内の
ガスを強制的に排気する排気ブロアーを備えたものであ
る。従って、乾燥容器内圧が低くなって臭気成分を含ん
だガスが排気ライン以外から漏れ出すことがなくなり、
容易に高いシール性を発揮することができる。
【0016】さらに、第三の発明は、吸気ラインに上記
熱交換器をバイパスするバイパスラインを備えたもので
ある。
【0017】すなわち、従来では排気ラインを流れる高
温の燃焼排ガスを吸気ラインの熱交換器側に流すことで
熱風を発生させるようにしたが、本発明は吸気ライン
に、上記熱交換器をバイパスするバイパスラインを備え
て吸気を熱交換器を回避させて乾燥容器内へ吸気させる
ようにしたものである。従って、乾燥容器内へ冷たい空
気(外気)がそのまま流れ込むため、素早く乾燥容器及
び生ゴミを冷却することができる。また、乾燥容器から
でたガスはそのまま従来通り、燃焼排ガスとなって排気
されるため、臭気成分がそのまま大気中へ放出されるよ
うなことはない。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明に係る生ゴミ再生装置の実施
の一形態を示したものである。図示するように、この生
ゴミ発生装置は、生ゴミを乾燥して減容化する乾燥容器
1に、生ゴミを供給する生ゴミ供給ラインAと、乾燥容
器1内に熱風を供給する熱風供給ラインBと、乾燥容器
1内のガスを脱臭しながら排気する脱臭排気ラインCと
を接続してなるものである。
【0020】この生ゴミ供給ラインAは、生ゴミをその
まま投入するホッパー2と、このホッパー2の下部開口
部に連設された粉砕機構3と、この粉砕機構3の下部に
連設された搬送機構4とから構成されており、ホッパー
2に投入された生ゴミを粉砕機構3で細かく粉砕して細
分化した後、搬送路4a内に落下してきた粉砕物をスク
リューロッド4cで往復動するピストン4bによって乾
燥容器1内へ強制的に押出して搬送するようになってい
る。
【0021】乾燥容器1は、底部が曲面状に加工された
耐熱性の密閉容器5から形成されており、その内部には
搬送されてきた生ゴミを攪拌するための攪拌羽根6が収
容されている。さらに、この密閉容器5の底部には開閉
蓋7が設けられており、密閉容器1a内のゴミを取り出
すことができるようになっている。
【0022】また、熱風供給ラインBは、一端が乾燥容
器1側に臨むように接続された吸気ライン8aと、この
吸気ライン8aの他端部に設けられた吸気ブロアー9
と、この吸気ブロアー9の下流側に設けられたフィルタ
ー10と、この吸気ライン8aの途中に設けられた熱交
換器11とから構成されており、吸気ブロアー9によっ
て吸気ライン8a内に供給した空気を熱交換器11で高
温に加熱した後、この熱風を乾燥容器1内に送り込むよ
うになっている。また、この熱風供給ラインBには、熱
交換器11をバイパスして吸気ライン8a側に合流する
バイパスライン8bが設けられており、吸気ブロアー9
によって吸気ライン8a内に供給した空気(冷気)を熱
交換器11で加熱せずそのまま乾燥容器1内に送り込む
ようになっている。尚、このバイパスライン8bの吸気
ライン8aとの合流部には三方弁17が設けられてお
り、吸気ライン8aからの熱風か、或いはバイパスライ
ン8bからの冷風かのいずれかを任意に切り替えて乾燥
容器1内に送り込むことができるようになっている。
【0023】一方、脱臭排気ラインCは一端が乾燥容器
1内に臨むように接続されると共に他端が大気中に開放
した状態となっている排気ライン12に、フィルター1
3と、排気ブロアー14と、熱交換器15と、脱臭炉1
6と、上記熱交換器11とを備えたものであり、排気ブ
ロアー14によって乾燥容器1内のガスを強制的に抜き
出した後、この排気ガス中の臭気成分を脱臭炉16内で
燃焼させて臭気成分を除去して無臭の高温燃焼排ガスを
生成し、この燃焼排ガスを熱交換器11,15をそれぞ
れ通過させた後、大気中へ排気するようになっている。
すなわち、上述した熱風供給ラインBに設けられた熱交
換器11の熱源は、この脱臭排気ラインCの脱臭炉16
で発生した高温の燃焼排ガスから得られるようになって
いる。
【0024】また、上述した生ゴミ供給ラインAの粉砕
機構3は、図2〜図4に示すように、ホッパ−2の出口
部2aと、搬送機構4のケーシング4bとを結ぶ連通路
18内を横断するようにそれぞれ平行に設けられた一対
の粉砕部材19,19と、この粉砕部材19,19を駆
動する駆動機構20とから構成されている。
【0025】この粉砕部材19,19は図2及び図3に
示すようにそれぞれ断面6角形状をした回転軸21の周
囲に、粉砕歯22を複数枚、円板状のスペーサ23を介
して交互に固定したものであり、これら複数の粉砕歯2
2,22…同士が図2及び図4に示すように互い違いに
噛み合うように配置されている。また、駆動機構20は
一方の粉砕部材19端部に設けられたかさば歯車24
と、このかさば歯車24を回転する駆動モータ25と、
各粉砕部材19,19両端部のギアボックス26内に位
置する歯車19a,19aとから構成されており、図4
に示すように駆動モータ25によってかさば歯車24を
回転させて一方の粉砕部材19を回転させると、この粉
砕部材19の歯車19a,19aと噛み合った他方の粉
砕部材19が反対方向に連動して回転するようになって
いる。
【0026】すなわち、図2に示すように、図中左側の
粉砕部材19を図中矢印方向(時計回り)に回転させる
と、他方の粉砕部材19がその反対方向(反時計回り)
に回転するようになっており、ホッパ−2の出口部2a
から落下してきた生ゴミを粉砕部材19,19間に送り
込んで通過させることにより、生ゴミを細かく粉砕し
て、搬送機構4側へ送るようになっている。尚、図2中
及び図4中2bはホッパ−2の出口部2a縁部から粉砕
部材19上部に傾斜するように延びた板状のガイドであ
り、ホッパ−2の出口部2aから落下してきた生ゴミが
連通路18と両粉砕部材19,19との隙間に挟まらな
いように防止している。また、図中2cは櫛状をしたス
クレーパであり、粉砕歯22,22…の隙間への粉砕物
の詰まり防止及び詰まった粉砕物を効果的に掻き落とす
ようになっている。
【0027】また、上述した脱臭排気ラインCに設けら
れている脱臭炉16は、図5及び図6に示すように、ド
ラム状をした燃焼胴27の端部に燃焼用のバーナー28
を備えたものであり、上記乾燥容器1からでた排ガスを
バーナー28に導き、これを灯油や天然ガスなどの化石
燃料と共に螺旋状に旋回させながら燃焼胴27側に流し
て含んでいる臭気成分を完全燃焼させるようになってい
る。すなわち、このバーナー28は、排気ライン12が
接続されたケーシング29内に、燃料を噴射するノズル
30と、このノズル30先端から長さ方向に延びるノズ
ルガイド31と、このノズルガイド31から放射状かつ
周方向に傾斜するように固定された複数の案内羽根3
2,32…と、着火を行う点火プラグ33とから構成さ
れており、図中矢印に示すように、排気ライン12から
流れ込んできた排ガスの一部をノズルガイド31側に流
して燃料を引き出すと共に、残り大部分の排ガスを案内
羽根32,32…に流すことによって旋回流を与えなが
ら燃焼胴27側に流して短い距離で多くの滞留時間を稼
ぎ、完全燃焼を図るようにしたものである。尚、図中3
4はノズルガイド31の周囲に設けられたドーナツ板で
あり、旋回流の乱れを防止するようになっている。
【0028】次に、このような構成をした本発明の生ゴ
ミ処理装置の実施の一形態を説明する。
【0029】図1及び図2に示すように、ホッパー2内
に投入された生ゴミは、その下部出口部2aから粉砕機
構3側へ落下し、ここで細かく粉砕されながら搬送機構
4側へ落下した後、強制的に乾燥容器1内へ搬送される
ことになる。従って、ホッパー2に投入された生ゴミ
が、容量の大きいものや流動性に乏しいもの等であって
も、粉砕機構3によって粉砕させながら確実に搬送機構
4側へ送り込むことができるため、従来のような不都
合、すなわち、利用者による生ゴミの粉砕作業や監視作
業が不要となり、負担の軽減及び装置の信頼性が大幅に
向上する。尚、この生ゴミの供給は、一定量に達したら
一旦停止するバッチ式供給方式となっている。
【0030】次に、乾燥容器1内に送り込まれた生ゴミ
は、攪拌羽根6によって攪拌されながら熱風供給ライン
Bから送り込まれる数百℃の熱風に所定時間晒されるこ
とによって脱水・乾燥されてその容量が徐々に減量する
ことになる。
【0031】一方、このように乾燥容器1内の生ゴミを
脱水・乾燥することによって温度が下がった熱風は排気
ブロアー14によって排ガスとなって排ガスラインC側
へ流れ、フィルター13で除塵され、熱交換器15で予
熱された後、脱臭炉16側へ強制的に送られ、ここで含
まれている臭気成分等が燃焼されることによって無臭の
燃焼排ガスとなる。ここで、例えば、排気ブロアー14
の排気量を吸気ブロアー9の吸気量よりも僅かに上回る
ように制御して乾燥容器1内の内圧を大気圧よりも低く
なるようにしておけば、乾燥容器1を構成する密閉容器
5の隙間等から臭気成分を含む排ガスが漏れ出すことが
なくなり、特殊な加工を施すことなくシール性を容易に
向上させることができる。また、場合によっては、熱風
供給ラインB側の吸気ブロアー9を省略して、乾燥容器
1内の負圧により熱風を自然吸気させるように構成して
もよい。
【0032】次に、この脱臭炉16をでた高温の燃焼排
ガスは、熱風供給ラインB側に設けられた熱交換器11
を通過することによって、この熱風供給ラインBを通過
する加熱するように熱交換して温度が下がった後、さら
に脱臭排気ラインCの上流側に設けられた他方の熱交換
器15側に流れ、順次流れ出てくる排ガスと熱交換して
さらに温度が下がった後、その排気ライン12の他端部
から図示しない煙突等を介して大気中に放出されること
になる。ここで大気放出された燃焼排ガス中には臭気成
分等が燃焼除去されているため、殆ど無臭無害化してお
り、そのまま大気放出しても周囲環境に悪影響を与える
ことは殆どない。また、生ゴミ中の水分はこの排ガスと
共に大気中に放出、あるいは熱交換器を通過することに
より凝縮して乾燥容器1外へ排出されることになる。
【0033】そして、このような熱風及び排気ガスの流
れをある一定時間続けることによって、乾燥容器1内の
生ゴミがほぼ完全に脱水・乾燥してその容量が大幅に減
少したならば、吸気ライン8aとバイパスライン8bと
の合流部に設けられた三方弁17を切り替えて吸気をバ
イパスライン8b側から導入することで熱交換器11側
を回避させて直接、乾燥容器1内へ流す。これによって
温度の低い空気がそのまま乾燥容器1内へ流れ込み、乾
燥容器1内が強制的に冷却されて乾燥容器1内の温度が
短時間で下がることになる。従って、乾燥終了後、直ち
に乾燥容器1内のゴミの取り出し作業を行うことが可能
となり、作業効率が大幅に向上することになる。
【0034】その後、この乾燥ゴミの取り出しが全て終
了したならば、再び乾燥容器1の開閉蓋7を閉じて密閉
容器5内を密閉した後、上述したように、生ゴミ供給ラ
インAから生ゴミを供給すると共に、熱風供給ラインB
から熱風を流し込むことで次々と生ゴミの脱水・乾燥作
業を続けて行うこととなる。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下に示
すような優れた効果を発揮することができる。
【0036】1.容量の大きな生ゴミや流動性に乏しい
生ゴミであっても搬送機構の入口でブリッジ状になるこ
となく安定かつ確実に搬送機構側に供給することができ
るため、利用者による粉砕作業や監視作業が不要とな
り、労力の軽減、信頼性の向上が図れる。
【0037】2.乾燥容器内圧が低くなって臭気成分を
含んだガスが排気ライン以外から漏れ出すことがなくな
るため、特別な加工や加工精度を向上させることなく容
易にシール性を向上させることが可能となり、装置の信
頼性が向上する。
【0038】3.高温の燃焼排ガスを熱風供給ラインの
熱交換器をバイパスさせて排気するようにしたため、熱
風供給ラインから冷たい空気を直接乾燥容器内へ流し込
むことが可能となり、素早く乾燥容器及び生ゴミを冷却
して作業効率を向上することができる。また、乾燥容器
からでたガスはそのまま従来通り、燃焼排ガスとなって
排気されるため、臭気成分がそのまま大気中へ放出され
るようなことがなくなり、周囲環境を悪化するおそれが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置の実施の一形態を
示す構成図である。
【図2】本発明の生ゴミ処理装置の粉砕機構の実施の一
形態を示す側面図である。
【図3】図2中A−A断面図である。
【図4】図2中Y−Y断面図である。
【図5】本発明の生ゴミ処理装置のバーナーの実施の一
形態を示す側面図である。
【図6】図5中X−X断面図である。
【図7】従来の生ゴミ処理装置の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 乾燥容器 2 ホッパー 3 粉砕機構 4 搬送機構 11 熱交換器 14 排気ブロアー 15 熱交換器 16 脱臭炉 17 バイパス手段 A 生ゴミ供給ライン B 熱風供給ライン C 脱臭排気ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを投入するホッパーと、このホッ
    パーの下部から落下してくる生ゴミを搬送する搬送機構
    と、この搬送機構から搬送されてきた生ゴミを熱風で乾
    燥して減容する乾燥容器とを備えた生ゴミ処理装置にお
    いて、上記ホッパーと搬送機構との間に、ホッパーから
    落下してきた生ゴミを細かく粉砕して搬送機構側に供給
    する粉砕機構を備えたことを特徴とする生ゴミ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 生ゴミを乾燥して減容する乾燥容器に、
    熱風を供給する熱風供給ラインと、この乾燥容器から出
    た排ガスを脱臭して排気する排気ラインとを備えた生ゴ
    ミ処理装置において、上記排気ラインに、上記乾燥容器
    内圧の上昇を抑えるべく乾燥容器内のガスを強制的に排
    気する排気ブロアーを備えたことを特徴とする生ゴミ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 生ゴミを乾燥して減容する乾燥容器に、
    空気を供給する吸気ラインを接続すると共に、その吸気
    ラインにこれを流れる空気を加熱して熱風を形成する熱
    交換器を備えた生ゴミ処理装置において、上記吸気ライ
    ンに、上記熱交換器をバイパスする吸気ラインを備えた
    ことを特徴とする生ゴミ処理装置。
JP9317541A 1997-11-18 1997-11-18 生ゴミ処理装置 Pending JPH11147084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292353A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Okawara Mfg Co Ltd 食品廃棄物等の乾燥装置
CN114353449A (zh) * 2021-12-24 2022-04-15 山东中塑泰富科技有限公司 一种热收缩膜回收处理加工设备

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