JPH0592148A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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Publication number
JPH0592148A
JPH0592148A JP3099120A JP9912091A JPH0592148A JP H0592148 A JPH0592148 A JP H0592148A JP 3099120 A JP3099120 A JP 3099120A JP 9912091 A JP9912091 A JP 9912091A JP H0592148 A JPH0592148 A JP H0592148A
Authority
JP
Japan
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dryer
drying
air
food waste
garbage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3099120A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakayama
仲山浩司
Hidehiro Sakate
坂手英博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Tonen General Sekiyu KK
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
Tonen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER, Petroleum Energy Center PEC, Tonen Corp filed Critical SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Priority to JP3099120A priority Critical patent/JPH0592148A/ja
Publication of JPH0592148A publication Critical patent/JPH0592148A/ja
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生ごみの減容化、減量化を図るとともに腐敗を
防止し、また、肥料、飼料等の原料に再利用可能とす
る。 【構成】生ごみを収納する乾燥容器5を有する乾燥機4
と、乾燥容器5内に回転可能に配設される攪拌装置7
と、攪拌装置7の回転軸21に設けられる切断刃22
と、乾燥容器5の内面に設けられる切断刃25と、乾燥
機4に外気を導入する乾燥用送風管15と、乾燥機4か
ら排出される空気を導入し燃焼するバーナー11と、バ
ーナー11により加熱された空気により乾燥用送風管1
5を流れる空気を加熱するための熱交換器10とを有
し、乾燥機出口温度により生ごみの水分活性を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品工場、ホテル、飲
食店、集合住宅等から出る生ごみの減容化、減量化を図
るとともに生ごみの腐敗を防止し、また、生ごみを肥
料、飼料等の原料に再利用可能にするための生ごみ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品工場、ホテル、飲食店、集合
住宅等から出る生ごみは、ユーザ側においては、腐敗の
発生、ごみ置き場面積の増加、処理業者の引き取り手数
量の増加等の問題を有し、処理業者側においては、収
集、運搬コストの増大、人手不足等の問題を有し、自治
体側においては焼却炉及び埋立地対策等の問題を有し、
生ごみの減容化、減量化が大きな課題となっている。そ
のために、従来、簡単な構造によりユーザ側で処理する
装置として、例えば、生ごみを粉砕、脱水、袋詰めにす
ることにより、衛生的な手段でかつ減容化する装置が開
発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生ごみ処理装置においては、生ごみ中の水分の存在
のために、重量が重く輸送コストが減少しないという問
題や、生ごみが腐敗しやすいために環境的に悪影響を与
えるという問題を有している。また、これらの問題のた
めに、肥料、飼料等の原料に再利用可能にすることが困
難であった。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、生ごみの減容化、減量化を図るとともに腐敗を防止
し、また、肥料、飼料等の原料に再利用可能にするため
の生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の生ご
み処理装置は、生ごみを収納する乾燥容器5を有する乾
燥機4と、乾燥容器5内に回転可能に配設される攪拌装
置7と、攪拌装置7の回転軸21に設けられる切断刃2
2と、乾燥容器5の内面に設けられる切断刃25と、乾
燥機4に外気を導入する乾燥用送風管15と、乾燥機4
から排出される空気を導入し燃焼するバーナー11と、
バーナー11により加熱された空気により乾燥用送風管
15を流れる空気を加熱するための熱交換器10とを有
し、乾燥機出口温度により生ごみの水分活性を制御する
ことを特徴とする。
【0006】なお、上記構成に付加した番号は、理解を
容易にするために図面と対比させるためのもので、これ
により本発明の構成が何ら限定されるものではない。
【0007】
【作用】本発明においては、例えば、図1に示すよう
に、生ごみは、破砕脱水装置3にて破砕脱水され、乾燥
機4内に送られ、一方、送風用ファン12により外気
は、燃焼用送風管14を経てバーナー11に送られると
共に、乾燥用送風管15を経て熱交換器10に送られ
る。バーナー11にて加熱された高温空気は、排気管1
7を経て熱交換器10に送られ、乾燥用送風管15を流
れる空気を加熱し、加熱された空気を乾燥容器5内に送
り生ごみを加熱し、生ごみの水分を吸収した湿り空気
は、乾燥用排出管16を経てバーナー11に送られ燃焼
用空気として用いられる。そして、水分活性をある所定
値まで乾燥するために、乾燥用送風管15における温度
検出器TC1の温度で燃焼量を制御し、乾燥用排出管1
6における温度検出器TC2の温度で生ごみの水分活性
を制御し乾燥状態を把握する。本発明においては、大型
の固形生ごみが攪拌装置7の切断刃22と乾燥容器5の
切断刃25により切断されるため、乾燥効率が向上され
ると共に特別の破砕装置が不要となり、また、残飯等の
粘りのある生ごみは、粒状となるため、生ごみが餅状又
は糊状となって乾燥機内面に固着してしまったり、表面
のみが焦げ付いてしまい内部が乾燥できなくなるという
ことがなくなる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図1は本発明の生ごみ処理装置の一実施例を示す
構成図である。
【0009】図中、1は生ごみ投入用のホッパー、3は
脱水装置、4は乾燥機で乾燥容器5の周囲に熱風通路6
を有し、内部にモータにより駆動される攪拌装置7を備
えている。8は開閉装置、9はごみ収納容器または収集
袋、10は熱交換器、11はバーナー、12は送風用フ
ァンである。
【0010】送風用ファン12は、燃焼用送風管14に
よりバーナー11に接続されると共に、乾燥用送風管1
5により熱交換器10を経て乾燥容器5に接続される。
乾燥容器5の上部とバーナー11との間には、乾燥用排
出管16が接続され、バーナー11に接続されている。
バーナー11の排気管17は熱交換器10を経て排気さ
れるように接続され、また、乾燥用送風管15と乾燥用
排出管16には、それぞれ温度検出器TC1、TC2が
配設されている。
【0011】上記構成からなる本発明の生ごみ処理方法
について説明する。生ごみは、ホッパー1に投入され脱
水装置3にて脱水される。次に生ごみは乾燥機4内に送
られ、乾燥容器5内で攪拌装置7により攪拌される。乾
燥容器5内で乾燥された生ごみは、開閉装置8を開くこ
とによりごみ収納容器または収集袋9に収納される。
【0012】一方、送風用ファン12により外気は、燃
焼用送風管14を経てバーナー11に送られると共に、
乾燥用送風管15を経て熱交換器10に送られる。バー
ナー11にて加熱された高温空気は、排気管17を経て
熱交換器10に送られ、乾燥用送風管15を流れる空気
を加熱し、加熱された空気を乾燥容器5内に送る。この
高温空気は、乾燥容器5内で生ごみと接触することによ
り断熱冷却され、定常状態では乾燥機4の出口空気温度
は一定となる。生ごみが加熱され水分活性が低下すると
共に乾燥機4の出口空気温度は上昇し、生ごみの水分を
吸収した湿り空気は、乾燥用排出管16を経てバーナー
11に送られ燃焼用空気として用いられると共に、空気
中に含まれる臭気は殆どバーナー11により加熱分解さ
れた後、外部に排出される。なお、排気系に脱臭装置を
設け、排気を脱臭装置にて脱臭させるようにしてもよ
い。
【0013】ところで、生ごみは各種食品の混合物であ
り、その腐敗、臭気発生の要因は、各食品毎の水分活性
aw により異なる。ここで水分活性awは、 aw =食品の示す水蒸気圧/空気の飽和水蒸気圧 である。この水分活性aw を0.2〜0.6程度にする
ように乾燥するのがよいとされている。水分活性が少な
すぎると脂質の酸化により変質が促進されるからであ
る。従って、水分活性をある所定値となるように乾燥す
るために、本発明においては、乾燥用送風管15におけ
る温度検出器TC1の温度で燃焼量を制御し、乾燥用排
出管16における温度検出器TC2の温度で水分活性を
制御し乾燥状態を把握することを特徴としている。
【0014】これを図2により説明する。図2は湿り空
気線図を示し、tは乾球温度℃、xは絶対湿度、ψは相
対湿度を示している。
【0015】生ごみの水分活性を0.3まで乾燥するの
であれば、乾燥容器5から排出される乾燥用排出管16
内の湿り空気の相対湿度を30%にすればよい。例え
ば、外気の温度が30℃、相対湿度が80%(図のA
点)とすれば、これを熱交換器10で等絶対湿度線Bに
沿って120℃まで加熱し(図のC点)、乾燥容器5内
では、断熱冷却線Dにそって冷却され定常状態では40
℃のE点で飽和空気となる。生ごみが加熱され水分活性
が低下すると、出口空気温度は上昇し相対湿度が30%
と交わる点Fの温度62℃が、乾燥用排出管16におけ
る温度検出器TC2の温度となる。すなわち、生ごみの
水分活性を0.3とするには、温度検出器TC2の温度
が62℃となるように、バーナー11の燃焼量を温度検
出器TC1の温度で制御すればよいことになる。
【0016】種々の実験の結果、大型の固形生ごみと残
飯等の粘りのある生ごみの乾燥が最も困難であることが
判明した。これは、乾燥により固形化された生ごみが破
砕されずに乾燥容器5内で回転されるため、乾燥効率が
低下することであり、また、残飯を乾燥機内に入れて攪
拌すると、残飯が餅状又は糊状となって乾燥機内面に固
着してしまったり、生ごみの表面のみが焦げ付いてしま
い内部が乾燥できなくなってしまうためである。そのた
めに乾燥機4に改良を施した。
【0017】図3及び図4は本発明に係わる乾燥機4の
一部断面を示すそれぞれ側面図及び正面図である。攪拌
装置7の回転軸21には、多数の切断刃22が固着さ
れ、切断刃22の先端には、平板状のスクレーパ23が
傾斜して固定され生ごみをかき集める作用をさせてい
る。切断刃22の配置は、図の実施例では、10列にな
るように配置されており各列には2本の切断刃22が対
向して配置され、隣接する列の切断刃22は、90度位
相がずれるように配置されている。なお、切断刃22の
配置はこれに限定されるものではない。また、乾燥容器
5の内面側で攪拌装置の切断刃22の間に切断刃25を
固定している。
【0018】従って、大型の固形生ごみが攪拌装置7の
切断刃22と乾燥容器5の切断刃25により切断される
ため、乾燥効率が向上されると共に特別の破砕装置が不
要となり、また、残飯等の粘りのある生ごみは、粒状と
なるため、生ごみが餅状又は糊状となって乾燥機内面に
固着してしまったり、表面のみが焦げ付いてしまい内部
が乾燥できなくなるということがなくなる。
【0019】
【発明の効果】以上説明から明らかなように本発明によ
れば、大型の固形生ごみが攪拌装置の切断刃と乾燥容器
の切断刃により切断されるため、乾燥効率が向上される
と共に特別の破砕装置が不要となり、また、残飯等の粘
りのある生ごみは、粒状となるため、生ごみが餅状又は
糊状となって乾燥機内面に固着してしまったり、表面の
みが焦げ付いてしまい内部が乾燥できなくなるというこ
とがなくなる。
【0020】また、乾燥状態を把握するためのパラメー
タとして水分活性を用いることにより、乾燥品質を簡便
な方法で正確に把握することができると共に、生ごみの
水分活性を適正値に処理するので、生ごみの腐敗、臭気
の発生を防止し、生ごみの保管を容易にし、また、肥
料、飼料等の原料に再利用可能とすることができる。
【0021】また、乾燥熱源として、熱交換器を用いる
ことにより各部のガス温度状態を自由に設定することが
できる。
【0022】さらに、乾燥機から排出される空気は、バ
ーナーに送られ燃焼用空気として用いられるため、空気
中に含まれる臭気は殆どバーナーにより加熱分解される
ため、脱臭装置が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理装置の一実施例を示す構成
【図2】生ごみ処理方法を説明するための湿り空気線図
【図3】本発明に係わる乾燥機の一部断面を示す側面図
【図4】本発明に係わる乾燥機の一部断面を示す正面図
【符号の説明】
1…ホッパー、3…脱水装置、4…乾燥機、5…乾燥容
器、7…攪拌装置 8…開閉装置、9…ごみ収納容器または収集袋、10…
熱交換器 11…バーナー、12…送風用ファン、14…燃焼用送
風管 15…乾燥用送風管、16…乾燥用排出管、17…排気
管、21…回転軸 22、25…切断刃、23…スクレーパ、TC1、TC
2…温度検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみを収納する乾燥容器を有する乾燥機
    と、前記乾燥容器内に回転可能に配設される攪拌装置
    と、該攪拌装置の回転軸に設けられる切断刃と、前記乾
    燥容器の内面に設けられる切断刃と、前記乾燥機に外気
    を導入する乾燥用送風管と、前記乾燥機から排出される
    空気を導入し燃焼するバーナーと、該バーナーにより加
    熱された空気により前記乾燥用送風管を流れる空気を加
    熱するための熱交換器とを有し、乾燥機出口温度により
    生ごみの水分活性を制御することを特徴とする生ごみ処
    理装置。
JP3099120A 1991-04-30 1991-04-30 生ごみ処理装置 Pending JPH0592148A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3099120A JPH0592148A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 生ごみ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3099120A JPH0592148A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 生ごみ処理装置

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JPH0592148A true JPH0592148A (ja) 1993-04-16

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ID=14238925

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JP3099120A Pending JPH0592148A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 生ごみ処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495135B1 (ko) * 2002-02-14 2005-06-14 주식회사 이바이오텍 잔반처리기
JP2007152291A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Max Co Ltd 破砕装置及び厨芥物処理装置
KR101348807B1 (ko) * 2013-08-16 2014-01-16 주식회사 동양 슬래그 분쇄장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495135B1 (ko) * 2002-02-14 2005-06-14 주식회사 이바이오텍 잔반처리기
JP2007152291A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Max Co Ltd 破砕装置及び厨芥物処理装置
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