JPH11147020A - 排煙脱硫装置の吸収塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制御方法及び装置 - Google Patents

排煙脱硫装置の吸収塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制御方法及び装置

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JPH11147020A
JPH11147020A JP9315234A JP31523497A JPH11147020A JP H11147020 A JPH11147020 A JP H11147020A JP 9315234 A JP9315234 A JP 9315234A JP 31523497 A JP31523497 A JP 31523497A JP H11147020 A JPH11147020 A JP H11147020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環ポンプの起動・停止のタイミングに合わ
せて吸収塔への吸収剤スラリーの流量を先行的に増減す
ることができ、吸収液のpHの変動を最小限に抑制し得
るようにする。 【解決手段】 所要台数の循環ポンプが運転された台数
固定運転時には、検出された脱硫ガス流量Aと吸収塔入
口SO2濃度Bと吸収液のpHと吸収剤スラリー濃度E
とに基づき、吸収液のpHを設定pH値に保持するのに
必要となる設定吸収剤スラリー流量28を求め、検出さ
れた吸収剤スラリー流量Dが設定吸収剤スラリー流量2
8と等しくなるよう、制御を行い、又、停止されていた
いずれかの循環ポンプが起動開始された際、或いは運転
されていたいずれかの循環ポンプが停止された際には、
先行的に所要時間だけ設定吸収剤スラリー流量28を台
数固定運転時より所要量増減させ、吸収剤スラリー流量
Dを増減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙脱硫装置の吸
収塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流
量制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収剤として炭酸カルシウム(CaCO
3)を用いた排煙脱硫装置は、一般に図3に示されるよ
うに、下部に吸収液1の液溜部1aが形成され且つ上部
に多数のスプレーノズル2が配設された吸収塔3と、該
吸収塔3の液溜部1aの吸収液1を汲み上げ前記スプレ
ーノズル2から噴霧させて循環させる複数台の循環ポン
プ4と、前記吸収塔3の液溜部1aに酸化用の空気を供
給する酸化空気ブロワ5とを備えてなる構成を有してい
る。
【0003】前述の如き排煙脱硫装置の場合、吸収液1
が循環ポンプ4の作動によりスプレーノズル2から噴霧
されつつ循環しており、図示していない石炭焚ボイラ等
から吸収塔3に送り込まれた排ガスは、前記スプレーノ
ズル2から噴霧される吸収液1と接触することにより、
SO2(硫黄酸化物)が吸収除去された後、外部へ排出
される。
【0004】一方、前記排ガスからSO2を吸収した吸
収液1の一部は、吸収塔3の液溜部1aの底部から石膏
スラリーとして回収され、該石膏スラリーから水分が除
去され石膏が生成されるようになっている。
【0005】又、前記吸収塔3には、必要に応じて適
宜、流量調整弁8の開度を制御することにより、所要量
の吸収剤スラリーが供給されるようになっているが、そ
の制御系は、吸収塔3内における吸収液1のpH(ペー
ハー)を検出するpH計7と、脱硫ガス流量Aを検出す
る脱硫ガス流量計9と、吸収塔入口SO2濃度Bを検出
する吸収塔入口SO2濃度計10と、吸収剤スラリー流
量Dを検出する吸収剤スラリー流量計12と、吸収剤ス
ラリー濃度Eを検出する吸収剤スラリー濃度計13とを
備えると共に、前記脱硫ガス流量計9で検出された脱硫
ガス流量Aと、前記吸収塔入口SO2濃度計10で検出
された吸収塔入口SO2濃度Bと、前記pH計7で検出
された吸収液1のpHと、前記吸収剤スラリー濃度計1
3で検出された吸収剤スラリー濃度Eとに基づき、前記
吸収液1のpHを設定pH値に保持するのに必要となる
設定吸収剤スラリー流量28(図4参照)を求め、前記
吸収剤スラリー流量Dが設定吸収剤スラリー流量28と
等しくなるよう、前記流量調整弁8へ開度指令32を出
力する制御器6とを備えてなる構成を有している。
【0006】前記制御器は、図4に示される如く、前記
吸収塔入口SO2濃度計10で検出された吸収塔入口S
2濃度Bに対して設定脱硫率(例えば90%)を掛け
ることにより、脱硫SO2濃度14を求めて出力する乗
算器15と、前記脱硫ガス流量計9で検出された脱硫ガ
ス流量Aに対して前記乗算器15から出力される脱硫S
2濃度14を掛けることにより、排ガス中から除去す
るSO2量16を求めて出力する乗算器17と、該乗算
器17から出力されるSO2量16に対して(吸収剤量
/SO2量)の値を掛けることにより、吸収剤量18を
求めて出力する乗算器19と、該乗算器19から出力さ
れる吸収剤量18に対して設定吸収剤過剰率(例えば
1.02)を掛けることにより、実際に必要となる必要
吸収剤量20を求めて出力する乗算器21と、予め設定
された設定pH値(例えば5.0)と前記pH計7で検
出された吸収液1のpHとの差を求め、pH偏差22を
出力する減算器23と、該減算器23から出力されるp
H偏差22を比例積分処理して該pH偏差22をなくす
ための吸収剤量に換算した信号24を出力する比例積分
調節器25と、前記乗算器21から出力される必要吸収
剤量20に対して前記比例積分調節器25から出力され
る吸収剤量に換算した信号24を加えることにより、p
H考慮必要吸収剤量26を求めて出力する加算器27
と、該加算器27から出力されるpH考慮必要吸収剤量
26を前記吸収剤スラリー濃度計13で検出された吸収
剤スラリー濃度Eで割ることにより、設定吸収剤スラリ
ー流量28を求めて出力する除算器29と、該除算器2
9から出力される設定吸収剤スラリー流量28と前記吸
収剤スラリー流量計12で検出された吸収剤スラリー流
量Dとの差を求め、吸収剤スラリー偏差30を出力する
減算器31と、該減算器31から出力される吸収剤スラ
リー偏差30を比例積分処理して該吸収剤スラリー偏差
30をなくすための流量調整弁8の開度指令32を出力
する比例積分調節器33とを備えてなる構成を有してい
る。
【0007】前記排煙脱硫装置の運転時には、pH計7
で検出された吸収液1のpHと、脱硫ガス流量計9で検
出された脱硫ガス流量Aと、吸収塔入口SO2濃度計1
0で検出された吸収塔入口SO2濃度Bと、吸収剤スラ
リー流量計12で検出された吸収剤スラリー流量Dと、
吸収剤スラリー濃度計13で検出された吸収剤スラリー
濃度Eとが制御器6へ入力され、該制御器6の乗算器1
5において前記吸収塔入口SO2濃度計10で検出され
た吸収塔入口SO2濃度Bに対して設定脱硫率を掛ける
ことにより、脱硫SO2濃度14が求められて乗算器1
7へ出力され、該乗算器17において前記脱硫ガス流量
計9で検出された脱硫ガス流量Aに対して前記乗算器1
5から出力される脱硫SO2濃度14を掛けることによ
り、排ガス中から除去するSO2量16が求められて乗
算器19へ出力され、該乗算器19において前記乗算器
17から出力されるSO2量16に対して(吸収剤量/
SO2 量)の値を掛けることにより、吸収剤量18が求
められて乗算器21へ出力され、該乗算器21において
前記乗算器19から出力される吸収剤量18に対して設
定吸収剤過剰率を掛けることにより、実際に必要となる
必要吸収剤量20が求められて加算器27へ出力される
一方、減算器23において予め設定された設定pH値と
前記pH計7で検出された吸収液1のpHとの差が求め
られてpH偏差22が比例積分調節器25へ出力され、
該比例積分調節器(フィードバック制御演算を行なって
いる調節器)25において前記減算器23から出力され
るpH偏差22が比例積分処理され該pH偏差22をな
くすための吸収剤量に換算した信号24が加算器27へ
出力され、該加算器27において前記乗算器21から出
力される必要吸収剤量20に対して前記比例積分調節器
25から出力される吸収剤量に換算した信号24を加え
ることにより、pH考慮必要吸収剤量26が求められて
除算器29へ出力され、該除算器29において前記加算
器27から出力されるpH考慮必要吸収剤量26を前記
吸収剤スラリー濃度計13で検出された吸収剤スラリー
濃度Eで割ることにより、設定吸収剤スラリー流量28
が求められて減算器31へ出力され、該減算器31にお
いて前記除算器29から出力される設定吸収剤スラリー
流量28と前記吸収剤スラリー流量計12で検出された
吸収剤スラリー流量Dとの差が求められ、吸収剤スラリ
ー偏差30が比例積分調節器33へ出力され、該比例積
分調節器33において前記減算器31から出力される吸
収剤スラリー偏差30が比例積分処理され該吸収剤スラ
リー偏差30をなくすための開度指令32が流量調整弁
8へ出力され、該流量調整弁8の開度が調節され、前記
吸収剤スラリー流量Dが設定吸収剤スラリー流量28と
等しくなるよう制御が行われ、これにより前記吸収液1
のpHを設定pH値に保持するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、吸収液1のpHを単にフィードバック制御するの
では、排ガス中に含まれるS(硫黄)分に応じて吸収塔
3における吸収液1の循環量を増減するために、複数台
の循環ポンプ4のうち所要台数の循環ポンプ4が運転さ
れた台数固定運転状態から、停止されていたいずれかの
循環ポンプ4の起動が行われたり、或いは運転されてい
たいずれかの循環ポンプ4の停止が行われた場合、脱硫
反応で消費される吸収剤の量が急激に変化し、その急変
にフィードバック制御が追従しきれず、吸収液1のpH
が変動してしまうという欠点を有していた。
【0009】本発明は、斯かる実情に鑑み、循環ポンプ
の起動・停止のタイミングに合わせて吸収塔への吸収剤
スラリーの流量を先行的に増減することができ、吸収液
のpHの変動を最小限に抑制し得る排煙脱硫装置の吸収
塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量
制御方法及び装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数台の循環
ポンプのうち所要台数の循環ポンプが運転された台数固
定運転時には、検出された脱硫ガス流量と、吸収塔入口
SO2濃度と、吸収液のpHと、吸収剤スラリー濃度と
に基づき、前記吸収液のpHを設定pH値に保持するの
に必要となる設定吸収剤スラリー流量を求め、検出され
た吸収剤スラリー流量が設定吸収剤スラリー流量と等し
くなるよう、制御を行い、又、前記複数台の循環ポンプ
のうち停止されていたいずれかの循環ポンプが起動開始
された際には、先行的に所要時間だけ設定吸収剤スラリ
ー流量を台数固定運転時より所要量増加させ、吸収剤ス
ラリー流量を増加させる一方、前記複数台の循環ポンプ
のうちの運転されていたいずれかの循環ポンプが停止さ
れた際には、先行的に所要時間だけ設定吸収剤スラリー
流量を台数固定運転時より所要量減少させ、吸収剤スラ
リー流量を減少させることを特徴とする排煙脱硫装置の
吸収塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー
流量制御方法にかかるものである。
【0011】又、本発明は、吸収塔内における吸収液の
pHを検出するpH計と、脱硫ガス流量を検出する脱硫
ガス流量計と、吸収塔入口SO2濃度を検出する吸収塔
入口SO2濃度計と、吸収剤スラリー流量を検出する吸
収剤スラリー流量計と、吸収剤スラリー濃度を検出する
吸収剤スラリー濃度計と、吸収塔内へ供給される吸収剤
スラリー流量を調節する流量調整弁と、複数台の循環ポ
ンプのうち所要台数の循環ポンプが運転された台数固定
運転時には、前記脱硫ガス流量と、前記吸収塔入口SO
2濃度と、前記吸収液のpHと、前記吸収剤スラリー濃
度とに基づき、前記吸収液のpHを設定pH値に保持す
るのに必要となる設定吸収剤スラリー流量を求め、前記
吸収剤スラリー流量が設定吸収剤スラリー流量と等しく
なるよう、前記流量調整弁へ開度指令を出力し、又、前
記複数台の循環ポンプのうち停止されていたいずれかの
循環ポンプが起動開始された際には、先行的に所要時間
だけ前記設定吸収剤スラリー流量を台数固定運転時より
所要量増加させ、前記吸収剤スラリー流量が設定吸収剤
スラリー流量と等しくなるよう、前記流量調整弁へ開度
指令を出力する一方、前記複数台の循環ポンプのうちの
運転されていたいずれかの循環ポンプが停止された際に
は、先行的に所要時間だけ前記設定吸収剤スラリー流量
を台数固定運転時より所要量減少させ、前記吸収剤スラ
リー流量が設定吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、
前記流量調整弁へ開度指令を出力する制御器とを備えた
ことを特徴とする排煙脱硫装置の吸収塔循環ポンプ起動
・停止時における吸収剤スラリー流量制御装置にかかる
ものである。
【0012】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0013】本発明の排煙脱硫装置の吸収塔循環ポンプ
起動・停止時における吸収剤スラリー流量制御方法にお
いては、複数台の循環ポンプのうち所要台数の循環ポン
プが運転された台数固定運転時には、検出された脱硫ガ
ス流量と、吸収塔入口SO2濃度と、吸収液のpHと、
吸収剤スラリー濃度とに基づき、前記吸収液のpHを設
定pH値に保持するのに必要となる設定吸収剤スラリー
流量が求められ、検出された吸収剤スラリー流量が設定
吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、制御が行われ、
又、前記複数台の循環ポンプのうち停止されていたいず
れかの循環ポンプが起動開始された際には、先行的に所
要時間だけ設定吸収剤スラリー流量が台数固定運転時よ
り所要量増加され、吸収剤スラリー流量が増加される一
方、前記複数台の循環ポンプのうちの運転されていたい
ずれかの循環ポンプが停止された際には、先行的に所要
時間だけ設定吸収剤スラリー流量が台数固定運転時より
所要量減少され、吸収剤スラリー流量が減少される。
【0014】又、本発明の排煙脱硫装置の吸収塔循環ポ
ンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制御装置
においては、複数台の循環ポンプのうち所要台数の循環
ポンプが運転された台数固定運転時には、制御器におい
て、脱硫ガス流量計で検出された脱硫ガス流量と、吸収
塔入口SO2濃度計で検出された吸収塔入口SO2濃度
と、pH計で検出された吸収液のpHと、吸収剤スラリ
ー濃度計で検出された吸収剤スラリー濃度とに基づき、
前記吸収液のpHを設定pH値に保持するのに必要とな
る設定吸収剤スラリー流量が求められ、前記吸収剤スラ
リー流量が設定吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、
流量調整弁へ開度指令が出力され、又、前記複数台の循
環ポンプのうち停止されていたいずれかの循環ポンプが
起動開始された際には、先行的に所要時間だけ前記設定
吸収剤スラリー流量が台数固定運転時より所要量増加さ
れ、前記吸収剤スラリー流量が設定吸収剤スラリー流量
と等しくなるよう、前記流量調整弁へ開度指令が出力さ
れる一方、前記複数台の循環ポンプのうちの運転されて
いたいずれかの循環ポンプが停止された際には、先行的
に所要時間だけ前記設定吸収剤スラリー流量が台数固定
運転時より所要量減少され、前記吸収剤スラリー流量が
設定吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、前記流量調
整弁へ開度指令が出力される。
【0015】この結果、本発明の排煙脱硫装置の吸収塔
循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制
御方法及び装置においては、排ガス中に含まれるS(硫
黄)分に応じて吸収塔における吸収液の循環量を増減す
るために、複数台の循環ポンプのうち所要台数の循環ポ
ンプが運転された台数固定運転状態から、停止されてい
たいずれかの循環ポンプの起動が行われたり、或いは運
転されていたいずれかの循環ポンプの停止が行われた場
合に、脱硫反応で消費される吸収剤の量が急激に変化し
たとしても、その急変を予め見込んで先行的に所要時間
だけ、吸収塔へ供給される吸収剤スラリー流量を所要量
増減させることが可能となり、吸収液のpHが変動して
しまうことが最小限に抑制されることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0017】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図3及び図4と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3及び
図4に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴
とするところは、図1及び図2に示す如く、乗算器21
と加算器27との間に乗算器34を追加して設け、複数
台の循環ポンプ4のうち所要台数の循環ポンプ4が運転
された台数固定運転時には、切換リレー35を切り換え
て、乗算器21から出力される必要吸収剤量20に対
し、該必要吸収剤量20をそのままにするための係数
(1.0)を掛け、乗算器34から必要吸収剤量20’
を加算器27へ出力し、又、前記複数台の循環ポンプ4
のうち停止されていたいずれかの循環ポンプ4が起動開
始された際には、所要時間だけ切換リレー35をa側に
切り換えて、乗算器21から出力される必要吸収剤量2
0に対し、該必要吸収剤量20を所要量だけ増やすため
の係数(例えば1.5)を掛け、乗算器34から必要吸
収剤量20’を加算器27へ出力する一方、前記複数台
の循環ポンプ4のうちの運転されていたいずれかの循環
ポンプ4が停止された際には、所要時間だけ切換リレー
35を切り換えて、乗算器21から出力される必要吸収
剤量20に対し、該必要吸収剤量20を所要量だけ減ら
すための係数(例えば0.8)を掛け、乗算器34から
必要吸収剤量20’を加算器27へ出力するよう構成し
た点にある。
【0018】前記切換リレー35は、図2に示すような
制御回路によって切り換えられるようになっている。即
ち、複数台の循環ポンプ4のうち所要台数の循環ポンプ
4が運転された台数固定運転状態から、複数台の循環ポ
ンプ4のうち停止されていたいずれかの循環ポンプ4が
起動開始された際には、ワンショット36を介して出力
される起動信号37を、オフディレイタイマ38を介し
てAND回路39へ入力し且つオフディレイタイマ38
とNOT回路40とを介してAND回路39’へ入力す
ると共に、複数台の循環ポンプ4のうち所要台数の循環
ポンプ4が運転された台数固定運転状態から、前記複数
台の循環ポンプ4のうちの運転されていたいずれかの循
環ポンプ4が停止された際には、ワンショット36’を
介して出力される停止信号37’を、オフディレイタイ
マ38’を介してAND回路39’へ入力し且つオフデ
ィレイタイマ38’とNOT回路40’とを介してAN
D回路39へ入力し、前記AND回路39から出力され
る論理積信号41と前記AND回路39’から出力され
る論理積信号41’とを、それぞれ切換リレー35へ入
力し且つOR回路42とNOT回路43とを介して切換
リレー35へ入力することにより、前記AND回路39
から出力される論理積信号41が「1」の場合に前記切
換リレー35をa側に切り換える一方、前記AND回路
39’から出力される論理積信号41’が「1」の場合
に前記切換リレー35をc側に切り換え、又、前記AN
D回路39から出力される論理積信号41と前記AND
回路39’から出力される論理積信号41’とがいずれ
も「0」で前記NOT回路43から出力される信号44
が「1」の場合に前記切換リレー35をb側に切り換え
るようになっている。
【0019】尚、前記必要吸収剤量20を所要量だけ増
やすための係数並びに必要吸収剤量20を所要量だけ減
らすための係数については、個々の排煙脱硫装置におけ
る実験データ等に基づいて最適な数値を選定するように
することは言うまでもない。
【0020】又、前記オフディレイタイマ38は、ワン
ショット36から出力される起動信号37が入力されて
から、予め設定した時間遅れt(例えば120[se
c])を生じさせて「1」から「0」に変化する遅延信
号を出力するようになっており、前記オフディレイタイ
マ38’は、ワンショット36’から出力される停止信
号37’が入力されてから、予め設定した時間遅れt’
(例えば90[sec])を生じさせて「1」から
「0」に変化する遅延信号を出力するようになっている
が、前記時間遅れt,t’についても、前記各係数と同
様、個々の排煙脱硫装置における実験データ等に基づい
て最適な数値を選定するようにすることは言うまでもな
い。
【0021】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0022】排煙脱硫装置の運転時には、pH計7で検
出された吸収液1のpHと、脱硫ガス流量計9で検出さ
れた脱硫ガス流量Aと、吸収塔入口SO2濃度計10で
検出された吸収塔入口SO2濃度Bと、吸収剤スラリー
流量計12で検出された吸収剤スラリー流量Dと、吸収
剤スラリー濃度計13で検出された吸収剤スラリー濃度
Eとが制御器6へ入力され、該制御器6の乗算器15に
おいて前記吸収塔入口SO2濃度計10で検出された吸
収塔入口SO2濃度Bに対して設定脱硫率を掛けること
により、脱硫SO2濃度14が求められて乗算器17へ
出力され、該乗算器17において前記脱硫ガス流量計9
で検出された脱硫ガス流量Aに対して前記乗算器15か
ら出力される脱硫SO2濃度14を掛けることにより、
排ガス中から除去するSO2量16が求められて乗算器
19へ出力され、該乗算器19において前記乗算器17
から出力されるSO2量16に対して(吸収剤量/SO2
量)の値を掛けることにより、吸収剤量18が求められ
て乗算器21へ出力され、該乗算器21において前記乗
算器19から出力される吸収剤量18に対して設定吸収
剤過剰率を掛けることにより、実際に必要となる必要吸
収剤量20が求められて乗算器34へ出力される。
【0023】ここで、複数台の循環ポンプ4のうち所要
台数の循環ポンプ4が運転された台数固定運転時には、
図2に示すAND回路39から出力される論理積信号4
1と前記AND回路39’から出力される論理積信号4
1’とがいずれも「0」でNOT回路43から出力され
る信号44が「1」となり、切換リレー35はb側に切
り換えられているため、前記乗算器34においては、前
記乗算器21から出力される必要吸収剤量20に対し、
該必要吸収剤量20をそのままにするための係数(1.
0)が掛けられ、乗算器34から必要吸収剤量20’が
加算器27へ出力される一方、減算器23において予め
設定された設定pH値と前記pH計7で検出された吸収
液1のpHとの差が求められてpH偏差22が比例積分
調節器25へ出力され、該比例積分調節器25において
前記減算器23から出力されるpH偏差22が比例積分
処理され該pH偏差22をなくすための吸収剤量に換算
した信号24が加算器27へ出力され、該加算器27に
おいて前記乗算器21から出力される必要吸収剤量20
に対して前記比例積分調節器25から出力される吸収剤
量に換算した信号24を加えることにより、pH考慮必
要吸収剤量26が求められて除算器29へ出力され、該
除算器29において前記加算器27から出力されるpH
考慮必要吸収剤量26を前記吸収剤スラリー濃度計13
で検出された吸収剤スラリー濃度Eで割ることにより、
設定吸収剤スラリー流量28が求められて減算器31へ
出力され、該減算器31において前記除算器29から出
力される設定吸収剤スラリー流量28と前記吸収剤スラ
リー流量計12で検出された吸収剤スラリー流量Dとの
差が求められ、吸収剤スラリー偏差30が比例積分調節
器33へ出力され、該比例積分調節器33において前記
減算器31から出力される吸収剤スラリー偏差30が比
例積分処理され該吸収剤スラリー偏差30をなくすため
の開度指令32が流量調整弁8へ出力され、該流量調整
弁8の開度が調節され、前記吸収剤スラリー流量Dが設
定吸収剤スラリー流量28と等しくなるよう制御が行わ
れ、これにより前記吸収液1のpHが設定pH値に保持
される。
【0024】又、複数台の循環ポンプ4のうち所要台数
の循環ポンプ4が運転された台数固定運転状態から、複
数台の循環ポンプ4のうち停止されていたいずれかの循
環ポンプ4が起動開始された際には、ワンショット36
を介して起動信号37が出力され、該起動信号37がオ
フディレイタイマ38を介してAND回路39へ入力さ
れ且つオフディレイタイマ38とNOT回路40とを介
してAND回路39’へ入力されるため、AND回路3
9から出力される論理積信号41が「1」となり、AN
D回路39’から出力される論理積信号41’が「0」
となってNOT回路43から出力される信号44も
「0」となり、前記切換リレー35がオフディレイタイ
マ38に設定された時間遅れt(例えば120[se
c])に相当する時間だけa側に切り換えられ、前記乗
算器34においては、前記乗算器21から出力される必
要吸収剤量20に対し、該必要吸収剤量20を所要量だ
け増やすための係数(例えば1.5)が掛けられ、乗算
器34から必要吸収剤量20’が加算器27へ出力さ
れ、これにより、先行的に所要時間だけ設定吸収剤スラ
リー流量28が台数固定運転時より所要量増加される形
となり、前記吸収剤スラリー流量Dが設定吸収剤スラリ
ー流量28と等しくなるよう、前記流量調整弁8へ開度
指令32が出力される。
【0025】一方、複数台の循環ポンプ4のうち所要台
数の循環ポンプ4が運転された台数固定運転状態から、
複数台の循環ポンプ4のうち運転されていたいずれかの
循環ポンプ4が停止された際には、ワンショット36’
を介して停止信号37’が出力され、該停止信号37’
がオフディレイタイマ38’を介してAND回路39’
へ入力され且つオフディレイタイマ38’とNOT回路
40’とを介してAND回路39へ入力されるため、A
ND回路39’から出力される論理積信号41’が
「1」となり、AND回路39から出力される論理積信
号41が「0」となってNOT回路43から出力される
信号44も「0」となり、前記切換リレー35がオフデ
ィレイタイマ38’に設定された時間遅れt’(例えば
90[sec])に相当する時間だけc側に切り換えら
れ、前記乗算器34においては、前記乗算器21から出
力される必要吸収剤量20に対し、該必要吸収剤量20
を所要量だけ減らすための係数(例えば0.8)が掛け
られ、乗算器34から必要吸収剤量20’が加算器27
へ出力され、これにより、先行的に所要時間だけ設定吸
収剤スラリー流量28が台数固定運転時より所要量減少
される形となり、前記吸収剤スラリー流量Dが設定吸収
剤スラリー流量28と等しくなるよう、前記流量調整弁
8へ開度指令32が出力される。
【0026】この結果、排ガス中に含まれるS(硫黄)
分に応じて吸収塔3における吸収液1の循環量を増減す
るために、複数台の循環ポンプ4のうち所要台数の循環
ポンプ4が運転された台数固定運転状態から、停止され
ていたいずれかの循環ポンプ4の起動が行われたり、或
いは運転されていたいずれかの循環ポンプ4の停止が行
われた場合に、脱硫反応で消費される吸収剤の量が急激
に変化したとしても、その急変を予め見込んで先行的に
所要時間だけ、吸収塔3へ供給される吸収剤スラリー流
量Dを所要量増減させることが可能となり、吸収液1の
pHが変動してしまうことが最小限に抑制されることと
なる。
【0027】こうして、循環ポンプ4の起動・停止のタ
イミングに合わせて吸収塔3への吸収剤スラリーの流量
を先行的に増減することができ、吸収液1のpHの変動
を最小限に抑制し得る。
【0028】尚、本発明の排煙脱硫装置の吸収塔循環ポ
ンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制御方法
及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の排煙脱硫
装置の吸収塔循環ポンプ起動・停止時における吸収剤ス
ラリー流量制御方法及び装置によれば、循環ポンプの起
動・停止のタイミングに合わせて吸収塔への吸収剤スラ
リーの流量を先行的に増減することができ、吸収液のp
Hの変動を最小限に抑制し得るという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の制御ブロック図
である。
【図2】図1に示す切換リレーの制御ブロック図であ
る。
【図3】排煙脱硫装置の全体概要構成図である。
【図4】従来例の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 吸収液 3 吸収塔 4 循環ポンプ 6 制御器 7 pH計 8 流量調整弁 9 脱硫ガス流量計 10 吸収塔入口SO2濃度計 12 吸収剤スラリー流量計 13 吸収剤スラリー濃度計 20 必要吸収剤量 20’ 必要吸収剤量 28 設定吸収剤スラリー流量 32 開度指令 34 乗算器 35 切換リレー 37 起動信号 37’ 停止信号 38 オフディレイタイマ 38’ オフディレイタイマ A 脱硫ガス流量 B 吸収塔入口SO2濃度 D 吸収剤スラリー流量 E 吸収剤スラリー濃度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の循環ポンプのうち所要台数の循
    環ポンプが運転された台数固定運転時には、検出された
    脱硫ガス流量と、吸収塔入口SO2濃度と、吸収液のp
    Hと、吸収剤スラリー濃度とに基づき、前記吸収液のp
    Hを設定pH値に保持するのに必要となる設定吸収剤ス
    ラリー流量を求め、検出された吸収剤スラリー流量が設
    定吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、制御を行い、
    又、前記複数台の循環ポンプのうち停止されていたいず
    れかの循環ポンプが起動開始された際には、先行的に所
    要時間だけ設定吸収剤スラリー流量を台数固定運転時よ
    り所要量増加させ、吸収剤スラリー流量を増加させる一
    方、前記複数台の循環ポンプのうちの運転されていたい
    ずれかの循環ポンプが停止された際には、先行的に所要
    時間だけ設定吸収剤スラリー流量を台数固定運転時より
    所要量減少させ、吸収剤スラリー流量を減少させること
    を特徴とする排煙脱硫装置の吸収塔循環ポンプ起動・停
    止時における吸収剤スラリー流量制御方法。
  2. 【請求項2】 吸収塔内における吸収液のpHを検出す
    るpH計と、脱硫ガス流量を検出する脱硫ガス流量計
    と、吸収塔入口SO2濃度を検出する吸収塔入口SO2
    度計と、吸収剤スラリー流量を検出する吸収剤スラリー
    流量計と、吸収剤スラリー濃度を検出する吸収剤スラリ
    ー濃度計と、吸収塔内へ供給される吸収剤スラリー流量
    を調節する流量調整弁と、 複数台の循環ポンプのうち所要台数の循環ポンプが運転
    された台数固定運転時には、前記脱硫ガス流量と、前記
    吸収塔入口SO2濃度と、前記吸収液のpHと、前記吸
    収剤スラリー濃度とに基づき、前記吸収液のpHを設定
    pH値に保持するのに必要となる設定吸収剤スラリー流
    量を求め、前記吸収剤スラリー流量が設定吸収剤スラリ
    ー流量と等しくなるよう、前記流量調整弁へ開度指令を
    出力し、又、前記複数台の循環ポンプのうち停止されて
    いたいずれかの循環ポンプが起動開始された際には、先
    行的に所要時間だけ前記設定吸収剤スラリー流量を台数
    固定運転時より所要量増加させ、前記吸収剤スラリー流
    量が設定吸収剤スラリー流量と等しくなるよう、前記流
    量調整弁へ開度指令を出力する一方、前記複数台の循環
    ポンプのうちの運転されていたいずれかの循環ポンプが
    停止された際には、先行的に所要時間だけ前記設定吸収
    剤スラリー流量を台数固定運転時より所要量減少させ、
    前記吸収剤スラリー流量が設定吸収剤スラリー流量と等
    しくなるよう、前記流量調整弁へ開度指令を出力する制
    御器とを備えたことを特徴とする排煙脱硫装置の吸収塔
    循環ポンプ起動・停止時における吸収剤スラリー流量制
    御装置。
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