JPH11156149A - 苛性ソーダ希釈制御装置 - Google Patents

苛性ソーダ希釈制御装置

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JPH11156149A
JPH11156149A JP9328583A JP32858397A JPH11156149A JP H11156149 A JPH11156149 A JP H11156149A JP 9328583 A JP9328583 A JP 9328583A JP 32858397 A JP32858397 A JP 32858397A JP H11156149 A JPH11156149 A JP H11156149A
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JP
Japan
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caustic soda
dilution water
signal
water flow
flow rate
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JP9328583A
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Satoshi Kimura
訓 木村
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苛性ソーダタンク内の温度を上昇させること
がなく、且つ目標濃度の苛性ソーダを安定して製造でき
るようにする。 【解決手段】 高濃度苛性ソーダ流量計15からの高濃
度苛性ソーダ流量信号17を積算する第1の積算計27
と、希釈水流量調節弁14による希釈水13の流量を検
出する希釈水流量信号22を積算する第2の積算計28
と、苛性ソーダ積算信号17aに係数18を掛算して希
釈水流量指令信号20を得る掛算器19と、信号20と
希釈水積算信号22aとの偏差をなくすように調整信号
24を調節弁14に出力する調節器21と、希釈開始操
作35によりα%開度で調節弁14を開ける切替器29
と、設定時間経過後に調整信号24により調節弁14を
制御するタイマー32とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苛性ソーダ希釈制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収剤として石灰(石灰石、硝石灰、又
は生石灰)を用いた排煙脱硫装置は、一般に図2に示さ
れるように、下部に吸収液1の液溜部1aが形成され且
つ上部に多数のスプレーノズル2が配設された吸収塔3
と、該吸収塔3の液溜部1aの吸収液1を汲み上げ前記
スプレーノズル2から噴霧させて循環させる循環ポンプ
4と、前記吸収塔3の液溜部1aに酸化用の空気を供給
する酸化空気ブロワ5とを備えてなる構成を有してい
る。
【0003】前述の如き排煙脱硫装置の場合、吸収液1
が循環ポンプ4の作動によりスプレーノズル2から噴霧
されつつ循環しており、図示していない石炭焚ボイラ等
から吸収塔3に送り込まれた排ガスは、前記スプレーノ
ズル2から噴霧される吸収液1と接触することにより、
SO2(硫黄酸化物)が吸収除去された後、外部へ排出
される。
【0004】一方、前記排ガスからSO2を吸収した吸
収液1の一部は、吸収塔3の液溜部1aの底部から石膏
スラリーとして回収され、該石膏スラリーから水分が除
去され石膏が生成されるようになっており、又、前記吸
収塔3には、吸収液1のpH(ペーハー)が所定の一定
の値に保持されるように吸収剤スラリー6が流量調節弁
7を介して供給されるようになっている。
【0005】ところで、前記吸収塔3内における吸収液
1のpH値を一定に制御し、排ガス中の硫黄分と吸収液
中の石灰とが正常に一対一で反応している限りは、未反
応な吸収剤はほとんどゼロとなり、排ガスの脱硫が確実
に行われるが、吸収剤の回りに硫黄分との反応を阻害す
る不純物が付着する等、なんらかの原因で排ガス中の硫
黄分と吸収剤とが反応しなくなった場合(いわゆる吸収
剤の活性低下が発生した場合)には、排ガスの脱硫が充
分に行われなくなり、脱硫性能が低下する虞れがある。
【0006】このように吸収剤の活性低下が生じた場合
に、従来においては、苛性ソーダタンク8の苛性ソーダ
(NaOH)9を、注入弁10により所定量だけ吸収塔
3に供給するようにしている。このように、吸収塔3に
苛性ソーダ9を供給すると、苛性ソーダ9は、吸収剤の
回りに付着して吸収剤と硫黄分との反応を阻害していた
不純物を吸収剤から引き離して、吸収剤の反応を活性化
させるように作用する。この苛性ソーダ9の供給による
中和反応によって吸収液1のpHは大幅に上昇するよう
になる。
【0007】上記において、苛性ソーダ9の供給によっ
て吸収剤の活性を安定して回復することと、吸収液1の
pHを一定に保持するように供給している吸収剤スラリ
ー6の供給制御を安定して行うためには、前記吸収塔3
に供給する苛性ソーダ9の濃度を一定に保持しておくこ
とが望ましい。
【0008】通常、苛性ソーダは、50%濃度のものが
市場で取扱われており、このような高濃度苛性ソーダ9
aは、一般に図2に示すようなタンクローリー11等を
用いて搬送して、前記苛性ソーダタンク8に供給するよ
うにしている。
【0009】一方、苛性ソーダタンク8から前記吸収塔
3に供給する苛性ソーダ9は、25%濃度に調整された
ものが用いられており、このために、前記タンクローリ
ー11から50%濃度の高濃度苛性ソーダ9aを、供給
開閉弁12を介して苛性ソーダタンク8に供給すると共
に、所定量の希釈水13を希釈水流量調節弁14を介し
て苛性ソーダタンク8に供給することにより希釈して、
25%濃度の苛性ソーダ9を得ることが行われている。
図中15は高濃度苛性ソーダ9aの流量を検出する高濃
度苛性ソーダ流量計、16は希釈水13の流量を検出す
る希釈水流量計を示す。
【0010】図3は、従来の苛性ソーダ希釈制御装置の
一例を示したもので、高濃度苛性ソーダ流量計15から
の高濃度苛性ソーダ流量信号17に係数18を掛算する
掛算器19を設けている。係数18は、高濃度苛性ソー
ダ9aの濃度と、目標とする苛性ソーダ9の濃度から決
まる係数であり、この係数18を高濃度苛性ソーダ流量
信号17に掛算することにより、希釈に必要な希釈水流
量指令信号20を得るようになっている。
【0011】図3中21は調節器であり、該調節器21
は、前記希釈水流量計16からの希釈水流量信号22と
前記希釈水流量指令信号20とを引算する引算器23
と、該引算器23にて引算した結果の偏差の信号がなく
なるように調整信号24を出力する比例積分器25から
構成されており、前記調節器21からの調整信号24が
手動・自動切替器26を介して前記希釈水流量調節弁1
4に入力されるようになっている。
【0012】上記従来の苛性ソーダ希釈制御装置によっ
て目標濃度の苛性ソーダ9を苛性ソーダタンク8に製造
する際には、先ず供給開閉弁12を作業員が開ける作動
を行う。
【0013】すると苛性ソーダタンク8に供給される高
濃度苛性ソーダ9aの流量が高濃度苛性ソーダ流量計1
5によって計測され、その高濃度苛性ソーダ流量信号1
7に掛算器19により係数18が掛けられることによ
り、希釈水流量指令信号20が得られる。この希釈水流
量指令信号20は、希釈水流量計16からの希釈水流量
信号22と調節器21の引算器23により引算される
が、この時希釈水13は供給されていないので、引算器
23からは大きな偏差が出力されることにより、調節器
21は希釈水流量調節弁14を直ちに開ける調整信号2
4を出力して、希釈水流量調節弁14を開け、所定量の
希釈水13を苛性ソーダタンク8に供給するようにな
る。
【0014】この際、前記高濃度苛性ソーダ流量信号1
7に係数18を掛算して得た希釈水流量指令信号20に
対して、実際に供給されている希釈水13の流量を検出
している希釈水流量計16からの希釈水流量信号22が
一致するように希釈水流量調節弁14の開度を自動的に
制御するので、苛性ソーダタンク8には、高濃度苛性ソ
ーダ9aと希釈水13とが所定の流量比で供給されるこ
とになり、よって苛性ソーダタンク8には目標濃度の苛
性ソーダ9が製造されることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記したよう
に、高濃度苛性ソーダ9aと希釈水13とを苛性ソーダ
タンク8に対して、同時に供給を開始した場合、一般に
知られているように、高濃度苛性ソーダ9aと希釈水1
3との混合による発熱によって、苛性ソーダタンク8内
の温度が上昇してしまうという問題を有していた。
【0016】この問題を解決する方法として、手動・自
動切替器26を手動に切替えて、先ず所定量の希釈水1
3のみを苛性ソーダタンク8に予め供給しておき、その
後高濃度苛性ソーダ9aと希釈水13とを供給すること
が考えられている。
【0017】しかしこの場合、苛性ソーダタンク8に目
標濃度の苛性ソーダ9を製造するために、苛性ソーダタ
ンク8に供給された高濃度苛性ソーダ9aと希釈水13
の流量を知る必要があるが、従来は手動・自動切替器2
6によって希釈水流量調節弁14を開けた時間をタイマ
ー等によって計測しておき、その後高濃度苛性ソーダ9
aと希釈水13とを自動的に供給し、製造を終了する時
には再び手動にして先ず希釈水流量調節弁14を閉じて
前記タイマーの計測時間経過後に供給開閉弁12を閉じ
る操作が必要であり、操作が面倒であると共に、供給量
に誤差が生じ易い問題があり、このために苛性ソーダ9
を目標濃度に正確に一致させて製造することが困難とな
るといった問題を有していた。
【0018】本発明は、斯かる実情に鑑み、苛性ソーダ
タンク内の温度を上昇させることがなく、且つ目標濃度
の苛性ソーダを安定して製造することができる苛性ソー
ダ希釈制御装置を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給開閉弁に
て供給される高濃度苛性ソーダの流量を検出する高濃度
苛性ソーダ流量計からの高濃度苛性ソーダ流量信号を積
算する第1の積算計と、第1の積算計からの苛性ソーダ
積算信号に係数を掛算して希釈水流量指令信号を得る掛
算器と、希釈水流量調節弁にて供給される希釈水の流量
を検出する希釈水流量計からの希釈水流量信号を積算す
る第2の積算計と、掛算器からの希釈水流量指令信号と
第2の積算計からの希釈水積算信号との偏差をなくすよ
うに調整信号を希釈水流量調節弁に出力する調節器と、
該調節器と希釈水流量調節弁との間に備えた切替器と、
作動開始操作によりα%開度信号を希釈水流量調節弁に
出力するように切替器を切替える弁開度設定器と、弁開
度設定器の作動開始から所定時間経過後に調整信号を出
力するように切替器を切替えるタイマーとを備えたこと
を特徴とする苛性ソーダ希釈制御装置、に係るものであ
る。
【0020】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0021】本発明の苛性ソーダ希釈制御装置におい
て、苛性ソーダタンクに目標濃度の苛性ソーダを製造す
るには、先ず、希釈開始操作によって弁開度設定器の作
動を指令する。
【0022】すると、切替器からのα%開度信号が希釈
水流量調節弁に出力され、これにより希釈水流量調節弁
がα%開度に開けられて苛性ソーダタンクに希釈水が供
給される。この時、苛性ソーダタンクに供給される希釈
水の流量は、第2の積算計によって積算される。
【0023】タイマーに設定された所定の時間が経過す
ると、切替器は調整信号を希釈水流量調節弁に供給する
ように切替えられる。この時前記したように、希釈水の
供給流量が第2の積算計によって積算されていることに
より、予め苛性ソーダタンクに供給された希釈水の全量
が第2の積算計によって求められている。
【0024】この状態で、供給開閉弁を開けて、高濃度
苛性ソーダを苛性ソーダタンクに供給する。すると、高
濃度苛性ソーダ流量計からの高濃度苛性ソーダ流量信号
が第1の積算計により積算される。この時、苛性ソーダ
タンクには所要量の希釈水が既に供給されているので、
高濃度苛性ソーダの供給による発熱により苛性ソーダタ
ンクの温度が上昇することはない。
【0025】苛性ソーダ積算信号は掛算器に入力されて
係数を掛算されることにより目的濃度の苛性ソーダを得
るために必要な希釈水流量指令信号が求められ、該希釈
水流量指令信号と第2の積算計からの希釈水積算信号と
が調節器にて比較されており、前記高濃度苛性ソーダの
供給によって苛性ソーダ積算信号が徐々に増加し、よっ
て苛性ソーダ積算信号に基づいた希釈水流量指令信号と
希釈水積算信号との偏差がゼロになるように調節器から
調整信号が出力される。
【0026】高濃度苛性ソーダが供給されている間は、
上記の制御操作が継続される。高濃度苛性ソーダの供給
が停止されると、希釈水流量指令信号と希釈水積算信号
の偏差がゼロになった時点で調節器21はゼロを出力す
る。これにより、苛性ソーダタンクに目標濃度の苛性ソ
ーダが製造されるようになる。希釈終了操作を行うと、
終了用切替器からゼロ信号が希釈水流量調節弁に出力さ
れて希釈水流量調節弁が完全に閉止される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0028】図1は図2の装置に適用した本発明を実施
する形態の一例であって、図中、図3の構成と同一の符
号を付した部分は同一物を表わしている。
【0029】図1に示すように、高濃度苛性ソーダ流量
計15からの高濃度苛性ソーダ流量信号17を第1の積
算計27に入力することにより高濃度苛性ソーダ9aの
流量を積算するようにしており、また上記第1の積算計
27を経た苛性ソーダ積算信号17aには、掛算器19
により係数18が掛算され、これによって目的濃度の苛
性ソーダ9を得るために必要な希釈水流量指令信号20
が得られるようになっている。
【0030】一方、前記希釈水流量計16からの希釈水
流量信号22を第2の積算計28に入力することにより
希釈水の流量を積算するようにしており、該第1の積算
計28を経た希釈水積算信号22aと、前記希釈水流量
指令信号20とを、調節器21の引算器23により引算
して、該引算器23による偏差の信号がなくなるよう
に、調節器21のPI(比例積分)調節計25から調整
信号24を出力するようになっている。
【0031】調整信号24は、切替器29と終了用切替
器30、及び手動・自動切替器26を介して、希釈水流
量調節弁14に出力されるようになっている。
【0032】前記切替器29は、高濃度苛性ソーダ9a
が苛性ソーダタンク8に受入れられる前に苛性ソーダタ
ンク8に希釈水13を供給する際の流量を設定するため
のα%開度信号31aを指令する弁開度設定器31と、
タイマー32とを備えており、希釈開始操作35により
切替器をa側に切替えて、希釈水流量調節弁14をα%
開度信号31aの開度に設定するようにしている。また
前記弁開度設定器31の作動開始から設定した所定時間
が経過すると、タイマー32が作動して切替信号33に
より切替器29がb側に切替えられるようになってい
る。
【0033】この状態で供給開閉弁12を開けて、高濃
度苛性ソーダ9aを苛性ソーダタンク8に供給すると、
前記苛性ソーダ積算信号17aが徐々に増加し、よって
苛性ソーダ積算信号17aに基づいた希釈水流量指令信
号20と希釈水積算信号22aとの偏差がゼロになるよ
うに、調節器21から調整信号24が希釈水流量調節弁
14に出力されるようになっている。供給開閉弁12を
閉じて、高濃度苛性ソーダ9aの供給を停止すると、希
釈水流量指令信号20と希釈水積算信号22aとの偏差
がゼロとなり、調整信号24がゼロとなる。
【0034】希釈終了操作36を行うと、信号発生器3
4からのゼロ信号34aが希釈水流量調節弁14に出力
されるように、終了用切替器がa側に切替えられて、釈
水流量調節弁14が完全に閉止されるようになってい
る。
【0035】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0036】苛性ソーダタンク8に目標濃度の苛性ソー
ダ9を製造するには、先ず、希釈開始操作35によって
弁開度設定器31を作業員が作動させる。
【0037】すると、切替器29はa側に切替えられ
て、弁開度設定器31からのα%開度信号31aが希釈
水流量調節弁14に出力されて、希釈水流量調節弁14
がα%開度に開けられ、その開度に応じた希釈水13が
苛性ソーダタンク8に供給される。この時、苛性ソーダ
タンク8に供給される希釈水13の流量を検出している
希釈水流量計16からの希釈水流量信号22が、第2の
積算計28によって積算されている。
【0038】タイマー32に設定された所定の時間が経
過すると、切替信号33により切替器29はb側に切替
えられる。これと前後して、作業員が供給開閉弁12を
開けて高濃度苛性ソーダ9aの供給を開始する。
【0039】前記タイマー32に設定された時間内にお
いて、所定量の希釈水13が苛性ソーダタンク8に供給
されたことになり、またこのように苛性ソーダタンク8
に予め供給された希釈水13の流量は、前記第2の積算
計28によって積算されている。
【0040】更に、前記したように、供給開閉弁12が
開けられることにより、苛性ソーダタンク8に供給され
る高濃度苛性ソーダ9aの流量が高濃度苛性ソーダ流量
計15によって検出され、該高濃度苛性ソーダ流量計1
5からの高濃度苛性ソーダ流量信号17は第1の積算計
27により積算される。
【0041】尚、この高濃度苛性ソーダ9aの供給時に
は、既に苛性ソーダタンク8に所要量の希釈水13が供
給されているので、高濃度苛性ソーダ9aの供給による
発熱によって苛性ソーダタンク8の温度が上昇する問題
は防止される。
【0042】前記第1の積算計27からの苛性ソーダ積
算信号17aに、掛算器19によって係数18が掛算さ
れることにより、目的濃度の苛性ソーダ9を得るために
必要な希釈水流量指令信号20が求められ、該希釈水流
量指令信号20と第2の積算計28からの希釈水積算信
号22aとが調節器21にて比較されており、前記高濃
度苛性ソーダ9aの供給によって苛性ソーダ積算信号1
7aが徐々に増加し、よって苛性ソーダ積算信号17a
に基づいた希釈水流量指令信号20と希釈水積算信号2
2aとの偏差がゼロになるように調節器21のPI調節
計25から調整信号24が出力される。
【0043】高濃度苛性ソーダ9aが供給されている間
は、上記の制御操作が継続される。供給開閉弁12が閉
じられて高濃度苛性ソーダ9aの供給が停止されると、
希釈水流量指令信号20と希釈水積算信号22aの偏差
がゼロになった時点で調節器21のPI調節計25はゼ
ロを出力する。これにより、苛性ソーダタンク8には目
標濃度の苛性ソーダ9が製造されるようになる。
【0044】希釈終了操作36を行うと、終了用切替器
30はa側に切替えられ、これにより信号発生器34か
らのゼロ信号34aが希釈水流量調節弁14に出力され
て、希釈水流量調節弁14は完全に閉止される。
【0045】尚、本発明の苛性ソーダ希釈制御装置は、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の苛性ソー
ダ希釈制御装置によれば、予め苛性ソーダタンク内に希
釈水を供給しておくことによって苛性ソーダタンクの温
度が上昇するのを防止でき、且つ目標濃度の苛性ソーダ
を安定して自動的に製造することができるという優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す制御ブロッ
ク図である。
【図2】吸収塔に供給する苛性ソーダの製造を行う例を
示す概略側面図である。
【図3】従来の苛性ソーダ希釈制御装置の一例を示す制
御ブロック図である。
【符号の説明】
9a 高濃度苛性ソーダ 12 供給開閉弁 13 希釈水 14 希釈水流量調節弁 15 高濃度苛性ソーダ流量計 16 希釈水流量計 17 高濃度苛性ソーダ流量信号 17a 苛性ソーダ積算信号 18 係数 19 掛算器 20 希釈水流量指令信号 21 調節器 22 希釈水流量信号 22a 希釈水積算信号 24 調整信号 27 第1の積算計 28 第2の積算計 29 切替器 31 弁開度設定器 31a α%開度信号 32 タイマー 35 希釈開始操作 36 希釈終了操作

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給開閉弁にて供給される高濃度苛性ソ
    ーダの流量を検出する高濃度苛性ソーダ流量計からの高
    濃度苛性ソーダ流量信号を積算する第1の積算計と、 第1の積算計からの苛性ソーダ積算信号に係数を掛算し
    て希釈水流量指令信号を得る掛算器と、 希釈水流量調節弁にて供給される希釈水の流量を検出す
    る希釈水流量計からの希釈水流量信号を積算する第2の
    積算計と、 掛算器からの希釈水流量指令信号と第2の積算計からの
    希釈水積算信号との偏差をなくすように調整信号を希釈
    水流量調節弁に出力する調節器と、 該調節器と希釈水流量調節弁との間に備えた切替器と、 作動開始操作によりα%開度信号を希釈水流量調節弁に
    出力するように切替器を切替える弁開度設定器と、 弁開度設定器の作動開始から所定時間経過後に調整信号
    を出力するように切替器を切替えるタイマーとを備えた
    ことを特徴とする苛性ソーダ希釈制御装置。
JP9328583A 1997-11-28 1997-11-28 苛性ソーダ希釈制御装置 Pending JPH11156149A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106873378A (zh) * 2017-03-30 2017-06-20 石河子开发区天业化工有限责任公司 片碱自动化生产中产量估算的控制方法
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