JPH0966219A - 排煙脱硫装置のph制御装置 - Google Patents
排煙脱硫装置のph制御装置Info
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- JPH0966219A JPH0966219A JP7223406A JP22340695A JPH0966219A JP H0966219 A JPH0966219 A JP H0966219A JP 7223406 A JP7223406 A JP 7223406A JP 22340695 A JP22340695 A JP 22340695A JP H0966219 A JPH0966219 A JP H0966219A
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- Japan
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- meter
- controller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガスの脱硫を行う排煙脱硫装置に供給され
る水酸化マグネシウムの供給量を常時適量とすることが
できる装置を実現する。 【解決手段】 循環液噴霧ノズル5と酸化空気曝気ノズ
ル6が内部に設けられた脱硫吸収塔1、循環液の循環ラ
イン4aに設けられた循環液PH計7、脱硫吸収塔1の
排ガス吸入口12に設けられたSO2 計9、および水酸
化マグネシウム供給ライン8aに設けられた水酸化マグ
ネシウム注入弁8を備えた排煙脱硫装置において、上記
SO2 計9よりSO2 濃度信号を入力するSO2 調節計
10、および同SO2 調節計10の出力信号と上記循環
液PH計7が出力するPH濃度信号を入力し上記水酸化
マグネシウム注入弁8を開閉制御するPH調節計11を
備えたことによって、水酸化マグネシウムの注入量を常
時適量に調節できるため、水酸化マグネシウムの消費の
無駄の排除と、過剰な水酸化ナトリウムによる循環ライ
ン閉塞防止が可能となる。
る水酸化マグネシウムの供給量を常時適量とすることが
できる装置を実現する。 【解決手段】 循環液噴霧ノズル5と酸化空気曝気ノズ
ル6が内部に設けられた脱硫吸収塔1、循環液の循環ラ
イン4aに設けられた循環液PH計7、脱硫吸収塔1の
排ガス吸入口12に設けられたSO2 計9、および水酸
化マグネシウム供給ライン8aに設けられた水酸化マグ
ネシウム注入弁8を備えた排煙脱硫装置において、上記
SO2 計9よりSO2 濃度信号を入力するSO2 調節計
10、および同SO2 調節計10の出力信号と上記循環
液PH計7が出力するPH濃度信号を入力し上記水酸化
マグネシウム注入弁8を開閉制御するPH調節計11を
備えたことによって、水酸化マグネシウムの注入量を常
時適量に調節できるため、水酸化マグネシウムの消費の
無駄の排除と、過剰な水酸化ナトリウムによる循環ライ
ン閉塞防止が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ排ガス中の
SO2 の除去に適用される排煙脱硫装置のPH制御装置
に関する。
SO2 の除去に適用される排煙脱硫装置のPH制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ排ガス中のSO2 を除去する排煙
脱硫装置には、各種の方式があり、湿式法、乾式法及び
半乾式法によるものに大別できるが、本発明の対象は湿
式法の水酸化マグネシウム法による排煙脱硫装置につい
てのものである。
脱硫装置には、各種の方式があり、湿式法、乾式法及び
半乾式法によるものに大別できるが、本発明の対象は湿
式法の水酸化マグネシウム法による排煙脱硫装置につい
てのものである。
【0003】従来の水酸化マグネシウム法による排煙脱
硫装置について、図1(b)を用いて以下に説明する。
図1(b)に示す排煙脱硫装置においては、ボイラから
の排ガスAを吸入口12より吸入し、脱硫処理した排ガ
スBを排出口13より排出する脱硫吸収塔1が設けら
れ、同吸収塔1はその内部にデミスタ2と循環液噴霧ノ
ズル5と酸化空気曝気ノズル6が配設され、酸化ブロワ
3と循環ポンプ4と循環液PH計7と水酸化マグネシウ
ム注入弁8が接続されている。
硫装置について、図1(b)を用いて以下に説明する。
図1(b)に示す排煙脱硫装置においては、ボイラから
の排ガスAを吸入口12より吸入し、脱硫処理した排ガ
スBを排出口13より排出する脱硫吸収塔1が設けら
れ、同吸収塔1はその内部にデミスタ2と循環液噴霧ノ
ズル5と酸化空気曝気ノズル6が配設され、酸化ブロワ
3と循環ポンプ4と循環液PH計7と水酸化マグネシウ
ム注入弁8が接続されている。
【0004】上記において、吸収塔1に側部より導入さ
れたボイラ排ガスAは、当該吸収塔1の中のノズル5に
より噴霧されて上部から落下する多量の循環液Dと接触
し、脱硫される。このときの主要な化学反応を次に示
す。
れたボイラ排ガスAは、当該吸収塔1の中のノズル5に
より噴霧されて上部から落下する多量の循環液Dと接触
し、脱硫される。このときの主要な化学反応を次に示
す。
【0005】 SO2 +H2 O→H+ +HSO3 - ……………………………………(1) MgSO3 +H+ +HSO3 - →Mg(HSO3 )2 ………………(2) H+ +HSO3 - +1/2O2 →2H+ +SO4 --…………………(3) 2H+ +SO4 --+Mg(OH)2 →MgSO4 +2H2 O………(4) Mg(HSO3 )2 +Mg(OH)2 →2MgSO3 +2H2 O…(5) MgSO3 +1/2O2 →MgSO4 …………………………………(6) 脱硫後の排ガスにはミスト及びばいじんが含まれるた
め、デミスタ2によりばいじんの補集が行われ、脱硫及
びばいじん除去の処理がなされた排ガスBは排出口13
より系外に排出される。
め、デミスタ2によりばいじんの補集が行われ、脱硫及
びばいじん除去の処理がなされた排ガスBは排出口13
より系外に排出される。
【0006】また、循環液Dについては、上記吸収塔1
内に溜まった循環液D’が循環ポンプ4により抜き出さ
れ昇圧されて、ノズル5により噴霧されるが、脱硫プロ
セスにより循環液D,D’のPHが低下していき、中和
が必要となるため、水酸化マグネシウムMg(OH)2
スラリーFが吸収塔1に供給されている。
内に溜まった循環液D’が循環ポンプ4により抜き出さ
れ昇圧されて、ノズル5により噴霧されるが、脱硫プロ
セスにより循環液D,D’のPHが低下していき、中和
が必要となるため、水酸化マグネシウムMg(OH)2
スラリーFが吸収塔1に供給されている。
【0007】このMg(OH)2 スラリーFの供給量に
ついては、循環液D,D’のPH値が規定値の範囲内
(L1 〜L2 )に収まるように調節する必要があるが、
この調節は水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイクル
における開時間がPH値によって変わるように設けられ
た2モードのタイマにより行われていた。このPH値の
調節のための水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイク
ルの一例が、図2に示されている。
ついては、循環液D,D’のPH値が規定値の範囲内
(L1 〜L2 )に収まるように調節する必要があるが、
この調節は水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイクル
における開時間がPH値によって変わるように設けられ
た2モードのタイマにより行われていた。このPH値の
調節のための水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイク
ルの一例が、図2に示されている。
【0008】上記吸収塔1内の循環液D’については、
酸化ブロワ3により供給される酸化空気Cがノズル6供
給されて曝気され、上式(3),(6)の酸化反応が行
われている。なお、上記水酸化マグネシウム注入弁8の
開閉サイクル(T1 〜T4 )は従来の実績を目度に一義
的に決めた値で設定し、試運転に再調整するといった方
法で行われていた。
酸化ブロワ3により供給される酸化空気Cがノズル6供
給されて曝気され、上式(3),(6)の酸化反応が行
われている。なお、上記水酸化マグネシウム注入弁8の
開閉サイクル(T1 〜T4 )は従来の実績を目度に一義
的に決めた値で設定し、試運転に再調整するといった方
法で行われていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の排煙脱硫装置の
PH制御において、前記のように水酸化マグネシウム注
入弁を開閉させるサイクルタイマは、試運転等実運用で
求められた最適と思われる時間設定が行われ、連続運転
により運用されていた。
PH制御において、前記のように水酸化マグネシウム注
入弁を開閉させるサイクルタイマは、試運転等実運用で
求められた最適と思われる時間設定が行われ、連続運転
により運用されていた。
【0010】そのため、脱硫装置の負荷(ボイラ排ガス
の流量、SO2 濃度)が運転中に低下した場合にも、水
酸化マグネシウムの注入量は、上記サイクルタイマの時
間設定による水酸化マグネシウム注入弁の開閉サイクル
により決まる一定量のままであった。
の流量、SO2 濃度)が運転中に低下した場合にも、水
酸化マグネシウムの注入量は、上記サイクルタイマの時
間設定による水酸化マグネシウム注入弁の開閉サイクル
により決まる一定量のままであった。
【0011】また、ボイラ排ガス流量、SO2 濃度の低
下に応じてタイマ設定を下げることもできるが、脱硫装
置の負荷に自動的に対応することはできず、しかも脱硫
装置の運転中にタイマ設定を変化させることができない
ため、水酸化マグネシウム量は無駄に消費されている場
合があった。
下に応じてタイマ設定を下げることもできるが、脱硫装
置の負荷に自動的に対応することはできず、しかも脱硫
装置の運転中にタイマ設定を変化させることができない
ため、水酸化マグネシウム量は無駄に消費されている場
合があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するため、脱硫
装置の負荷に応じて水酸化マグネシウム注入弁の開時間
を自動的に変えることができ、水酸化マグネシウム量の
無駄な消費を防止することが可能な装置を実現しようと
するものである。
装置の負荷に応じて水酸化マグネシウム注入弁の開時間
を自動的に変えることができ、水酸化マグネシウム量の
無駄な消費を防止することが可能な装置を実現しようと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る排煙脱硫装置のPH制御装置は、内部の上部と下部
にそれぞれ循環液噴霧ノズルと酸化空気曝気ノズルが設
けられ側部の吸入口より吸入した排ガスを上部の排出口
より排出する脱硫吸収塔、同吸収塔の下部と上記循環液
噴霧ノズルの間に接続された循環ラインに設けられた循
環液PH計、上記吸入口に設けられたSO2 計、および
上記脱硫吸収塔の下部に接続された水酸化マグネシウム
供給ラインに設けられた水酸化マグネシウム注入弁を備
えた排煙脱硫装置において、上記SO2 計よりSO2 濃
度信号を入力するSO2 調節計、および同調節計の出力
信号を入力し上記循環液PH計よりPH濃度信号を入力
して上記水酸化マグネシウム注入弁の開閉制御を行うP
H調節計を備えたことを特徴としている。
係る排煙脱硫装置のPH制御装置は、内部の上部と下部
にそれぞれ循環液噴霧ノズルと酸化空気曝気ノズルが設
けられ側部の吸入口より吸入した排ガスを上部の排出口
より排出する脱硫吸収塔、同吸収塔の下部と上記循環液
噴霧ノズルの間に接続された循環ラインに設けられた循
環液PH計、上記吸入口に設けられたSO2 計、および
上記脱硫吸収塔の下部に接続された水酸化マグネシウム
供給ラインに設けられた水酸化マグネシウム注入弁を備
えた排煙脱硫装置において、上記SO2 計よりSO2 濃
度信号を入力するSO2 調節計、および同調節計の出力
信号を入力し上記循環液PH計よりPH濃度信号を入力
して上記水酸化マグネシウム注入弁の開閉制御を行うP
H調節計を備えたことを特徴としている。
【0014】上記において、循環液PH計は循環液のP
H濃度を検出してPH濃度信号をPH調節計に入力し、
PH調節計は循環液のPH値が所定値以上の場合には閉
時間の長いタイムサイクルで水酸化マグネシウム注入弁
を開閉し、所定値以下の場合には閉時間の短いタイムサ
イクルで開閉する。
H濃度を検出してPH濃度信号をPH調節計に入力し、
PH調節計は循環液のPH値が所定値以上の場合には閉
時間の長いタイムサイクルで水酸化マグネシウム注入弁
を開閉し、所定値以下の場合には閉時間の短いタイムサ
イクルで開閉する。
【0015】また、SO2 計は吸入口の排ガスのSO2
濃度を検出してSO2 濃度信号を出力し、このSO2 濃
度信号を入力したSO2 調節計はSO2 濃度信号に対応
した出力信号をPH調節計に入力し、PH調節計はSO
2 濃度が所定値より低い場合には水酸化マグネシウム注
入弁の開時間を短縮させ、高い場合には延長する。
濃度を検出してSO2 濃度信号を出力し、このSO2 濃
度信号を入力したSO2 調節計はSO2 濃度信号に対応
した出力信号をPH調節計に入力し、PH調節計はSO
2 濃度が所定値より低い場合には水酸化マグネシウム注
入弁の開時間を短縮させ、高い場合には延長する。
【0016】そのため、水酸化マグネシウム注入弁の開
閉により注入される水酸化マグネシウムの注入量は常に
適量に調節され、水酸化マグネシウムの無駄な消費を防
止することが可能となる。
閉により注入される水酸化マグネシウムの注入量は常に
適量に調節され、水酸化マグネシウムの無駄な消費を防
止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る排煙
脱硫装置のPH制御装置について、図1により説明す
る。
脱硫装置のPH制御装置について、図1により説明す
る。
【0018】なお、本実施形態は、内部にデミスタ2と
循環液噴霧ノズル5と酸化空気曝気ノズル6が設けられ
側部に排ガス吸入口12が設けられ上部に排ガス排出口
13が設けられた脱硫吸収塔1、同脱硫吸収塔1の下部
と上記循環液噴霧ノズル5の間に接続された循環ライン
4aに設けられた循環ポンプ4、上記酸化空気曝気ノズ
ル6に接続された酸化ブロワ3、上記循環ライン4aに
設けられた循環液PH計7、上記排ガス吸入口12に設
けられたSO2 計9、および上記脱硫吸収塔1の下部に
接続された水酸化マグネシウム供給ライン8aに設けら
れた水酸化マグネシウム注入弁8を備えた図1(b)に
示す排煙脱硫装置に適用されたものであり、装置本体の
作用は従来の装置と同様のため、その説明は省略する。
循環液噴霧ノズル5と酸化空気曝気ノズル6が設けられ
側部に排ガス吸入口12が設けられ上部に排ガス排出口
13が設けられた脱硫吸収塔1、同脱硫吸収塔1の下部
と上記循環液噴霧ノズル5の間に接続された循環ライン
4aに設けられた循環ポンプ4、上記酸化空気曝気ノズ
ル6に接続された酸化ブロワ3、上記循環ライン4aに
設けられた循環液PH計7、上記排ガス吸入口12に設
けられたSO2 計9、および上記脱硫吸収塔1の下部に
接続された水酸化マグネシウム供給ライン8aに設けら
れた水酸化マグネシウム注入弁8を備えた図1(b)に
示す排煙脱硫装置に適用されたものであり、装置本体の
作用は従来の装置と同様のため、その説明は省略する。
【0019】図1に示す本実施形態においては、図1
(a)に示すように上記SO2 計9よりSO2 濃度信号
を入力するSO2 調節計10、および同SO2 調節計1
0の出力信号を入力し上記循環液PH計7の出力信号を
入力して水酸化マグネシウム注入弁8の開閉制御を行う
PH調節計11を備えている。
(a)に示すように上記SO2 計9よりSO2 濃度信号
を入力するSO2 調節計10、および同SO2 調節計1
0の出力信号を入力し上記循環液PH計7の出力信号を
入力して水酸化マグネシウム注入弁8の開閉制御を行う
PH調節計11を備えている。
【0020】上記において、循環液PH計7は循環液
D’のPH濃度を検出し、PH3〜11に相当するDC
4〜20mAのPH濃度信号をPH調節計11に入力
し、PH調節計11は図2に示すPH値がL1 〜L2 の
間の場合は、水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイク
ルを閉時間の長いT1 ,T2 のサイクルとし、PH値が
L 2 値以下になると、閉時間の短いT3 ,T4 のサイク
ルとする。
D’のPH濃度を検出し、PH3〜11に相当するDC
4〜20mAのPH濃度信号をPH調節計11に入力
し、PH調節計11は図2に示すPH値がL1 〜L2 の
間の場合は、水酸化マグネシウム注入弁8の開閉サイク
ルを閉時間の長いT1 ,T2 のサイクルとし、PH値が
L 2 値以下になると、閉時間の短いT3 ,T4 のサイク
ルとする。
【0021】また、SO2 計9は排ガス吸入口12より
吸入されるボイラ排ガスAのSO2濃度を検出し、SO
2 濃度信号をSO2 調節計10に入力し、その出力信号
をPH調節計11に入力する。
吸入されるボイラ排ガスAのSO2濃度を検出し、SO
2 濃度信号をSO2 調節計10に入力し、その出力信号
をPH調節計11に入力する。
【0022】脱硫吸収塔1に入るボイラ排ガスA中のS
O2 濃度が、SO2 調節計8の設定値より低くなると、
上記出力信号は減少方向に修正され、このときにはPH
調節計11内の開タイマの設定時間が短くなるため、水
酸化マグネシウム注入弁8の開時間が短くなり、注入弁
8により注入される水酸化マグネシウムの注入量は低下
するため、脱硫吸収塔1の側部へ注入されるMg(O
H)2 スラリー(水マグ)Fが減り、PH値が低くな
り、亜硫酸イオン溶解度が大きくなり、脱硫能力が低下
する方向に移行する。
O2 濃度が、SO2 調節計8の設定値より低くなると、
上記出力信号は減少方向に修正され、このときにはPH
調節計11内の開タイマの設定時間が短くなるため、水
酸化マグネシウム注入弁8の開時間が短くなり、注入弁
8により注入される水酸化マグネシウムの注入量は低下
するため、脱硫吸収塔1の側部へ注入されるMg(O
H)2 スラリー(水マグ)Fが減り、PH値が低くな
り、亜硫酸イオン溶解度が大きくなり、脱硫能力が低下
する方向に移行する。
【0023】反対に、SO2 濃度が高くなったときは、
SO2 調節計8の出力信号は増加方向に修正され、この
ときPH調節計11内の開タイマの設定時間は長くなる
ため、水酸化マグネシウム注入弁8により注入される水
酸化マグネシウムの注入量は増加してPH値が高くな
り、亜硫酸イオン溶解度が小さくなり、脱硫能力が上昇
する方向に移行する。
SO2 調節計8の出力信号は増加方向に修正され、この
ときPH調節計11内の開タイマの設定時間は長くなる
ため、水酸化マグネシウム注入弁8により注入される水
酸化マグネシウムの注入量は増加してPH値が高くな
り、亜硫酸イオン溶解度が小さくなり、脱硫能力が上昇
する方向に移行する。
【0024】上記により、循環液のPH濃度と脱硫吸収
塔の吸入口の排ガス中のSO2 濃度に従い注入弁による
水酸化マグネシウムの注入量が適正量に調節されるた
め、水酸化マグネシウムが無駄に消費されることがなく
なった。
塔の吸入口の排ガス中のSO2 濃度に従い注入弁による
水酸化マグネシウムの注入量が適正量に調節されるた
め、水酸化マグネシウムが無駄に消費されることがなく
なった。
【0025】
【発明の効果】本発明の排煙脱硫装置のPH制御装置
は、循環液噴霧ノズルと酸化空気曝気ノズルが内部に設
けられた脱硫吸収塔、循環液の循環ラインに設けられた
循環液PH計、脱硫吸収塔の排ガス吸入口に設けられた
SO2 計、および水酸化マグネシウム供給ラインに設け
られた水酸化マグネシウム注入弁を備えた排煙脱硫装置
において、上記SO2 計よりSO2 濃度信号を入力する
SO2 調節計、同SO2 調節計の出力信号と上記循環液
PH計が出力するPH濃度信号を入力し上記水酸化マグ
ネシウム注入弁を開閉制御するPH調節計を備えたこと
によって、水酸化マグネシウム注入量を常時適量に調節
できるため、水酸化マグネシウムの消費の無駄の排除
と、過剰な水酸化ナトリウムによる循環ライン閉塞防止
が可能となる。
は、循環液噴霧ノズルと酸化空気曝気ノズルが内部に設
けられた脱硫吸収塔、循環液の循環ラインに設けられた
循環液PH計、脱硫吸収塔の排ガス吸入口に設けられた
SO2 計、および水酸化マグネシウム供給ラインに設け
られた水酸化マグネシウム注入弁を備えた排煙脱硫装置
において、上記SO2 計よりSO2 濃度信号を入力する
SO2 調節計、同SO2 調節計の出力信号と上記循環液
PH計が出力するPH濃度信号を入力し上記水酸化マグ
ネシウム注入弁を開閉制御するPH調節計を備えたこと
によって、水酸化マグネシウム注入量を常時適量に調節
できるため、水酸化マグネシウムの消費の無駄の排除
と、過剰な水酸化ナトリウムによる循環ライン閉塞防止
が可能となる。
【図1】本発明の実施の一形態に係る排煙脱硫装置のP
H制御装置の説明図で、(a)は制御装置部分、(b)
は排煙脱硫装置本体の説明図である。
H制御装置の説明図で、(a)は制御装置部分、(b)
は排煙脱硫装置本体の説明図である。
【図2】従来の排煙脱硫装置の水酸化マグネシウム注入
弁に係る開閉サイクルの説明図である。
弁に係る開閉サイクルの説明図である。
1 脱硫吸収塔 2 デミスタ 3 酸化ブロワ 4 循環ポンプ 4a 循環ライン 5 循環液噴霧ノズル 6 酸化空気曝気ノズル 7 循環液PH計 8 水酸化マグネシウム注入弁 8a 水酸化マグネシウム供給ライン 9 SO2 計 10 SO2 調節計 11 PH調節計
Claims (1)
- 【請求項1】 内部の上部と下部にそれぞれ循環液噴霧
ノズルと酸化空気曝気ノズルが設けられ側部の吸入口よ
り吸入した排ガスを上部の排出口より排出する脱硫吸収
塔、同吸収塔の下部と上記循環液噴霧ノズルの間に接続
された循環ラインに設けられた循環液PH計、上記吸入
口に設けられたSO2 計、および上記脱硫吸収塔の下部
に接続された水酸化マグネシウム供給ラインに設けられ
た水酸化マグネシウム注入弁を備えた排煙脱硫装置にお
いて、上記SO2 計よりSO2濃度信号を入力するSO
2 調節計、および同調節計の出力信号を入力し上記循環
液PH計よりPH濃度信号を入力して上記水酸化マグネ
シウム注入弁の開閉制御を行うPH調節計を備えたこと
を特徴とする排煙脱硫装置のPH制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223406A JPH0966219A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 排煙脱硫装置のph制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223406A JPH0966219A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 排煙脱硫装置のph制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966219A true JPH0966219A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16797650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223406A Withdrawn JPH0966219A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 排煙脱硫装置のph制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0966219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022201947A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置および排ガス処理方法 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7223406A patent/JPH0966219A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022201947A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置および排ガス処理方法 |
JPWO2022201947A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | ||
KR20230044491A (ko) | 2021-03-23 | 2023-04-04 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 및 배기가스 처리 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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