JP2538184B2 - 湿式排煙脱硫装置の制御方法 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置の制御方法

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JP2538184B2
JP2538184B2 JP5265028A JP26502893A JP2538184B2 JP 2538184 B2 JP2538184 B2 JP 2538184B2 JP 5265028 A JP5265028 A JP 5265028A JP 26502893 A JP26502893 A JP 26502893A JP 2538184 B2 JP2538184 B2 JP 2538184B2
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義和 高瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電所のボイラ等
の排ガス中から硫黄酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9に概要を示すような湿式
排煙脱硫装置が、火力発電所のボイラ等の排ガス中から
硫黄酸化物を除去するために用いられている。排ガス1
がダクト2から吸収塔3中に入ると、吸収液4と接触す
る。排ガス1中には硫黄酸化物として二酸化硫黄(SO
2)が含まれる。このSO2は、第1式の吸収反応によっ
て、吸収液4中に吸収される。
【0003】 SO2 +H2 O→H2 SO3 …(1) この後、排ガスは排出ライン5を通って排出される。
【0004】H2SO3を吸収した吸収液4は、吸収塔3
の底部から槽6に流下する。槽6には、供給ライン7か
ら炭酸カルシウム(CaCO3 )や水酸化カルシウム
(Ca(OH)2 )などのアルカリ性物質を原料とする
中和剤が供給される。この中和反応によって、CaSO
3 が生成される。中和された吸収液4は、ポンプ8によ
って吸引され、循環ライン9を通って吸収塔3に戻され
る。
【0005】以上のように循環する吸収液4からは、p
H検出器11によってpH値が検出される。検出された
pH値は、調節計12に入力される。調節計12では、
吸収塔3の塔頂に戻る吸収液4のpH値が一定になるよ
うに、信号を加算器13に入力する。
【0006】ダクト2から排ガス1に含まれて導入され
るSO2 量は、負荷検出器14によって検出され、加算
器13に入力される。加算器13では、調節計12から
の入力信号と負荷検出器14からの入力信号とを加算す
る。流量検出器16は、供給ライン7を介して供給され
る中和剤の流量を検出する。流量調節計17は、加算器
13および流量検出器16からの信号に基づいて調節弁
18を制御する。
【0007】以上のような従来からの湿式排煙脱硫装置
の制御方法では、排ガス中のSO2を、当量に相当する
中和剤で中和し、中和反応に使用されなかった中和剤
は、ライン19に排出する。過剰の中和剤をそのまま外
部に排出することは好ましくなく、改めて中和処理が必
要となり、また中和剤の原料消費量も多くなる。
【0008】以上のような従来技術を改善する先行技術
は、たとえば特公平4−18884号公報、特公平4−
45205号公報および特開平2−180616号公報
などにそれぞれ開示されている。
【0009】図10は、特公平4−18884号公報に
開示されている先行技術における制御方法を示す。この
先行技術では、排ガスの負荷量に対応して、吸収液最適
pHおよび最適稼動ポンプ台数を予め設定し、これら設
定値に基づいて吸収液供給流量、稼動ポンプ台数を制御
する。さらに、排ガス負荷の変化量と脱硫率とを測定
し、排ガス負荷量が一定または上昇中でかつ脱硫率が目
標脱硫率より下回るときには、稼動ポンプ台数が増加す
るように修正する。
【0010】図10(1)は、負荷量に対応するポンプ
の台数の一例を示し、図10(2)はpH設定値の変化
を示す。この先行技術では、負荷量が検出されれば、吸
収液4の循環のためのポンプの台数とpHとについて予
め設定しておいた図10(2)に示すような関係を用い
て、ポンプの稼動台数と吸収液4のpHとがそれぞれ設
定される。
【0011】特公平4−45205号公報の先行技術で
は、一対のシミュレーションモデルを設け、予想運転条
件下での負荷量に応じた最適pH値および最適ポンプ稼
動台数を設定する。シミュレーションモデルを2つ設定
するのは、負荷の大幅かつ急激な変化に追従するためで
ある。実測値の比較によって、シミュレーションモデル
内の定数を修正する。
【0012】特開平2−180616号公報の先行技術
では、現在の運転データを基に、脱硫性能シミュレーシ
ョンモデルを作る。予定運転条件データに基づいて、或
る時間後の脱硫率を求め、この脱硫率が最適となる場合
の運転条件タイムスケジュールを記憶する。吸収剤の供
給量等は、記憶された運転条件タイムスケジュールに従
って制御される。湿式排煙脱硫装置では、ボイラ側で毎
日繰返される急激かつ頻繁な負荷変動に対して、規定脱
硫率または、規定出口SO2 濃度を維持しつつ、安定に
追従することが要求される。また、吸収液循環用のポン
プを常に稼動させておき、吸収塔pHを一定にするよう
な制御方法では、低負荷時の脱硫性能に余裕があり過ぎ
るため、負荷に応じてポンプ稼動台数や吸収塔pH設定
値を変更し、省エネルギや省資源化を図る必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特公平4−18884
号公報および特公平4−45205号公報の先行技術で
は、排ガスの負荷の変化量に応じて、吸収液循環ポンプ
の稼動台数と吸収塔pHとの制御を行う。吸収塔pHの
制御は、吸収液中の中和剤濃度を調整して行われる。し
かしながら、中和剤投入量に対する吸収塔pH値の変化
は、応答が遅く、排ガス負荷量の急変時には追従が困難
である。特公平4−18884号公報の先行技術では、
排ガス負荷量が一定または上昇中で、かつ脱硫率が目標
脱硫率よりも下回るときに、ポンプの稼動台数を増加す
るように修正する。この先行技術では、図10(2)に
示すように、ポンプの稼動台数が一定の範囲内では、負
荷量の増大とともにpHの設定値も増加するように制御
される。pH値の設定値の増加は、吸収剤の増量によっ
て行われるので、負荷量の急激な上昇時には、吸収塔に
投入される中和剤の一層の増加を招き、中和剤として投
入される原料アルカリの消費量が増大し、副生品として
生成される石膏の純度を下げることになる。
【0014】特開平2−180616号公報の先行技術
では、脱硫率が最適となる運転条件タイムスケジュール
を作成するための最適化計算が必要となり、処理に時間
がかかる。
【0015】本発明の目的は、簡単な演算処理で湿式排
煙脱硫装置を制御することができ、省エネルギおよび吸
収液の原料消費量の削減を図ることができる湿式排煙脱
硫装置の制御方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数台のポン
プで吸収液を吸収塔に循環させながら、排ガス中の硫黄
酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置の制御方法におい
て、排ガスの負荷量変化に対する排ガス流量および前記
負荷量変化に対する脱硫入口硫黄酸化物濃度の変化の関
係を表す排ガス条件、ならびに、ポンプの運転台数に対
する排ガス流量、脱硫入口硫黄酸化物濃度、吸収塔の吸
収液のpHおよび脱硫出口硫黄酸化物濃度の関係を表す
吸収塔脱硫性能を予め測定し、排ガス条件および吸収塔
脱硫性能に基づき、吸収塔の吸収液のpHの予め定める
上限値および下限値に対して負荷量とポンプ運転台数と
の関係を表すテーブルを予め設定し、その設定されたテ
ーブルを吸収塔の吸収液のpHの測定値で補正し、負荷
量を予測しながらポンプの運転台数を制御し、測定した
入口硫黄酸化物濃度Sin(i)が、その入口硫黄酸化
物濃度の測定時の負荷量に対応する予め定めた排ガス条
件として設定された入口硫黄酸化物濃度よりも高い場
合、その測定された入口硫黄酸化物濃度Sin(i)の
負荷量よりも下方の負荷量について、各負荷量に対応す
る入口SO2濃度Sin(i−1)を、前記測定した入
口硫黄酸化物濃度Sin(i)よりも小さい単調増加性
を有する値に修正し、その測定した入口硫黄酸化物濃度
Sin(i)の負荷量よりも上方の負荷量について、各
負荷量に対応する入口硫黄酸化物濃度Sin(i+1)
を、前記測定した入口SO2濃度Sin(i)よりも大
きい単調増加性を有する値に修正し、測定した入口硫黄
酸化物濃度Sin(i)が、その入口硫黄酸化物濃度の
測定時の負荷量に対応する予め定めた排ガス条件として
設定した入口硫黄酸化物濃度よりも低い場合、その測定
した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)の負荷量よりも下
方の負荷量について、各負荷量に対応する入口硫黄酸化
物濃度S(i−1)を、前記測定した入口SO2濃度S
in(i)に等しく修正し、その測定した入口SO2
度Sin(i)の負荷量よりも上方の負荷量について
は、その負荷量に対応する入口SO2 濃度の設定値を元
のままに保ち、排ガス条件の修正して設定された入口S
2 濃度に対応して、負荷量とポンプ運転台数との関係
を表す前記テーブルを補正することを特徴とする湿式排
煙脱硫装置の制御方法である。
【0017】また本発明は、前記負荷量の予測を、三重
指数平滑によって行うことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】本発明に従えば、(a)排ガスの負荷量変化に
対する排ガス流量および脱硫入口硫黄酸化物濃度の変化
の関係を表す排ガス条件と、(b)ポンプの運転台数に
対する排ガス流量、脱硫入口用酸化物濃度、吸収塔の吸
収液のpH(以下、吸収塔pHと略称することがある)
および脱硫出口硫黄酸化物濃度の関係を表す吸収塔脱硫
性能とを予め測定する。排ガス条件および吸収塔脱硫性
能に基づいて、吸収塔の吸収液のpHの予め定める上限
値および下限値に対して負荷量とポンプ運転台数との関
係を表すテーブルが予め設定される。設定されたテーブ
ルは、吸収塔pHの測定値で補正し、負荷量を予測しな
がらポンプの運転台数が制御される。制御される台数
は、予測された負荷量に基づいて、補正されたテーブル
に従って行われるので、必要な演算量は少なく、応答性
のよい制御が可能である。また低負荷時に運転台数を減
少させて、省エネルギを図ることができる。
【0021】また本発明に従えば、負荷量の予測を三重
指数平滑によって行うので、特に負荷量が上昇するとき
にポンプの起動タイミングを速めることが可能となり、
負荷量が上昇するときに脱硫出口硫黄酸化物濃度の上昇
を抑制することができる。
【0022】また本発明に従えば、負荷量の安定時に、
ポンプの運転台数を減少させても吸収塔pHが予め定め
る上限値および下限値の範囲内に収まるときには、ポン
プの運転台数を減少させることができる。これによっ
て、たとえば低負荷時の循環ポンプ稼動台数の減少が可
能となり、循環ポンプ消費電力を低減することができ
る。特に、負荷上昇時に、ポンプの稼動台数を増加させ
ているようなときには、負荷量の安定時に必要な最低限
の稼動台数に減少させ、省エネルギを図ることができ
る。
【0023】
【0024】
【実施例】図1(1),(2)は、本発明の一実施例の
制御装置全体の構成を示し、図2はその部分的な構成を
示す。吸収塔3などの基本的構成は、図9に示す従来技
術の構成と同様である。吸収塔3には、ダクト2から未
処理排ガスが導入される。吸収塔3中には、吸収液4が
上方のノズルから噴霧され、槽6内に貯留される。SO
2 が吸収された排ガスは、排出ライン5から処理済排ガ
スとして排出される。吸収液4の循環ライン9には、複
数台のポンプ8a,8b,8c,8dが設けられる。図
1(1)は複数台のポンプの能力が同じ場合の構成であ
り、図1(2)はポンプの能力が相互に異なる場合の構
成を示す。ポンプ8a,8b,8c,8dは、相互に能
力が異なる方が、組合せによって実現される能力の種類
が多くなる。吸収液4のpHは、pH検出器11によっ
て測定される。吸収液4を吸収塔3内に噴霧するノズル
は、バルブ10a,10bを制御して追加することがで
きる。槽6内に貯留される吸収液4には、酸化用空気2
0が吹き込まれる。ポンプ8a,8b,8c,8dおよ
びバルブ10a,10bはポンプ台数制御手段21によ
って制御される。
【0025】ダクト2には、入口SO2 濃度検出器15
aが設けられる。排出ライン5には、出口SO2 濃度検
出器15bおよび流量検出器15cが設けられる。これ
らの測定値は、負荷量であるMW(メガワット)デマン
ドおよび流量検出器16によって測定される原料アルカ
リ流量とともに、シミュレーション・テーブル作成手段
22に与えられる。なお、ポンプ台数制御手段21およ
びシミュレーション・テーブル作成手段22は、マイク
ロコンピュータを含んで実現される。
【0026】排ガス条件把握手段23は、負荷量である
MWデマンド、排ガス流量および入口SO2濃度を測定
して、負荷量に対する排ガス流量および入口SO2濃度
の関係を表す排ガス条件を把握する。把握された排ガス
条件は、排ガス条件テーブル24として記憶される。排
ガス条件のうちの排ガス流量と入口SO2 は、吸収塔脱
硫性能推定手段25にも与えられる。吸収塔脱硫性能推
定手段25は、排ガス流量、入口SO2濃度、出口SO2
濃度、吸収塔pHおよび循環ポンプ台数に基づき、吸収
塔の脱硫性能を推定する。なお、循環ポンプが性能の異
なる複数個で構成されるときには、その組合わせも循環
ポンプ台数として考慮する。吸収塔脱硫性能推定手段2
5によって推定された脱硫性能は、反応定数テーブル2
6として記録される。脱硫性能の推定値と実測値との間
に偏差が生じる場合には、吸収速度調整定数などの反応
定数を修正し、脱硫性能あわせ込みを自動的に行う。
【0027】負荷量であるMWデマンドは、負荷予測計
算手段27にも与えられる。負荷予測計算手段27で
は、後述する三重指数平滑に従って負荷量の予測を行
う。排ガス条件テーブル24と反応定数テーブル26と
は、循環ポンプ台数計算手段28によって参照される。
循環ポンプ台数計算手段28は、予め定める吸収塔pH
基準値、たとえば上限値および下限値のそれぞれの条件
で、負荷量に対する循環ポンプ台数を計算する。循環ポ
ンプ台数計算手段28によって計算された上限値および
下限値のそれぞれに対応する循環ポンプ台数は、ポンプ
台数制御手段21に与えられる。ポンプ台数制御手段2
1は、負荷予測計算手段27によって予測された負荷量
と、吸収塔pHおよび循環ポンプ台数とに従い、循環ポ
ンプ台数計算手段28によって計算された循環ポンプ台
数を補正して、稼動させるべき循環ポンプの台数を設定
する。
【0028】図3は、負荷量と循環ポンプの運転台数と
の関係を表す。図3(1)は、図2の循環ポンプ台数計
算手段28によって計算される関係を表す。吸収塔pH
基準値としては、上限値pHhと下限値pHlとが用い
られる。図3(2)では、MWデマンドと循環ポンプ台
数との関係を、吸収塔pHによって補正した関係を一点
鎖線pHuで示す。吸収塔3の吸収液4のpH、すなわ
ち吸収塔pHがpHuであって、かつ負荷予測計算手段
27によって予測された負荷量がMW1であるとする
と、ポンプの運転台数はn+1となる。
【0029】図4は、図1および図2に示す実施例の制
御動作を示す。ステップa1から動作を開始し、ステッ
プa2では排ガス条件把握手段23による排ガス条件の
把握が行われる。ステップa3では、排ガス条件テーブ
ル24が設定される。ステップa4では、吸収塔脱硫性
能推定手段25による推定が行われる。ステップa5で
は、推定の結果として反応定数テーブル26が設定され
る。以上のステップa1からステップa5までの処理
は、実際の排ガスの処理に先立って行われるとともに、
排ガスの処理中にもオンラインにて実施される。
【0030】未処理排ガスである排煙の脱硫処理に対す
る制御動作は、ステップa6以下で行われる。ステップ
a6では、吸収塔pHが測定される。ステップa7で
は、循環ポンプ台数計算手段28によって上限値および
下限値に対して設定される排ガス条件テーブル24の補
正が、ポンプ台数制御手段21によって行われる。
【0031】ステップa8では、負荷予測計算手段27
による三重指数平滑による負荷量の予測が行われる。ス
テップa9では、ポンプ台数制御手段21によって、ポ
ンプ運転台数の制御が行われる。ステップa10では、
負荷量の変化が安定状態であり、ポンプの運転台数を減
少させても吸収塔pHの上限値と下限値との範囲内で、
脱硫率または出口SO2 濃度を目標値とすることができ
るか否かが判断される。運転台数の減少が可能でないと
判断されたときには、ステップa8に戻る。このときは
脱硫率または出口SO2 濃度フィードバック制御によ
り、吸収塔pH設定値を変更し、脱硫率または出口SO
2 濃度を目標値に近づける。運転台数の減少が可能であ
ると判断されるときには、吸収塔pH設定値を所定値ま
で上昇させてから、ステップa11でポンプ運転台数を
減少させ、ステップa6に戻る。負荷変化時は、吸収塔
pHは変化させずに、ポンプ運転台数のみの制御で、脱
硫率または出口SO2濃度の上昇を抑える。
【0032】図5は、図2に示す負荷予測計算手段27
の構成を示す。負荷量としてのMWデマンドは、三重指
数平滑演算手段31とハイセレクタ32とに与えられ
る。三重指数平滑演算手段は、三重指数平滑演算値を導
出し、ハイセレクタ32に与える。ハイセレクタ32で
は、三重指数平滑演算値とMWデマンド値とを比較し、
大きい方の値を予測値として導出する。
【0033】三重指数平滑は、時系列データxtが、 xt =a+bt+ct2 /2 …(2) に従うものとして、指数平滑値S(1) tを、次の第3式の
ように表す。
【0034】 S(1) t =αxt +(1−α)S(1) t-1 …(3) ここで、β=(1−α)とすれば、 S(1) t =α−βb/α+β(2−α)c/2α2 +(b−βc/α)t+ct2 /2 …(4) として求められる。さらに S(2) t =αS(1) t +βS(2) t-1 …(5) S(3) t =αS(2) t +βS(3) t-1 …(6) のように置ける。平滑化データXtは、 Xt =3S(1) t −3S(2) t +S(3) t …(7) となり、n期におけるτ期先の予測値は、第4式、第5
式、第6式より求めたa,b,cを用いて、 Xn+τ=Xn+bnτ+cnτ2/2 …(8) で求められる。
【0035】図6は、実線で示すような負荷量の変化の
際の三重指数平滑による予測値を破線で示す。時刻t1
から時刻t2まで負荷量が上昇すると、先行して予測値
の上昇が開始され、時刻t2ではオーバシュートを生じ
る。このような予測値の変化が安定するには時刻t3ま
でかかる。時刻t11から負荷量が減少するときには、
同様に時刻t12でオーバシュートを生じ、予測値の変
化が安定するのは時刻t13までかかる。図5に示す構
成では、ハイセレクタ32によって、大きい方の負荷量
を予測値として導出する。時刻t1から時刻t2′のオ
ーバシュートの範囲では、三重指数平滑演算値が予測値
として導出されるけれども、その後はMWデマンド値が
予測値としてそのまま導出される。立上がり時にオーバ
シュートが生じることは、通常のボイラ特性において
も、排ガス流量や入口SO2 濃度も立上がりにはオーバ
シュートするので、むしろボイラの特性に合致している
と言える。図6に示すような三重指数平滑演算の際の負
荷量変化の先行の程度は、たとえばサンプリング時間が
5秒、フィルタの時定数が90秒、予測時間が150秒
の条件下で、3%/分での負荷上昇時には約3分であ
り、5%/分での負荷上昇時には約3.5分である計算
結果が得られている。
【0036】図7は、吸収塔pHの運転範囲を示す。吸
収塔pHは、カルシウム(Ca)利用率を所定値以上に
保つための上限値pHhが存在する一方、吸収塔内での
金属材料保護や、石灰石溶出速度低下防止(Al,F濃
度上昇防止)のための下限値pHlが定められる。上限
値pHhは、負荷量(MW)とともに小さくなり、アル
カリ性側から酸性側に近づく。下限値pHlは、負荷量
(MW)とともに上昇する。本実施例では、上述の上限
値pHhと下限値pHlとの範囲内に吸収塔pHがあれ
ば、そのpHの値によって図3(2)に示す補正を行
う。
【0037】図8は、排ガス条件把握手段23による負
荷量と入口SO2 濃度との関係の自動修正ロジックを示
す。図8(1)は、入口SO2 濃度上昇側の修正状態を
示す。たとえば実際に測定した修正ポイントをSin
(i)とし、その修正ポイントよりも下方の負荷量につ
いて、修正後の値のα倍未満であれば、α倍の値まで修
正する。すなわち、 Sin(i−1)< αSin(i) …(9) であるとすれば、 Sin(i−1)= αSin(i) …(10) と設定する。ここでαは、たとえば0.9と設定する。
100%の負荷量に対して修正ポイントをSin(4)
とすると、75%においてαSin(4)となり、50
%ではαSin(3)となり、30%ではαSin
(2)となる。すなわち測定した入口SO2濃度Sin
(i)が、その入口SO2濃度の測定時の負荷量に対応
する予め定めた排ガス条件として設定された入口SO2
濃度よりも高い場合、その測定した入口SO2濃度Si
n(i)の負荷量よりも下方の負荷量について、すなわ
ち図8(1)では、二重丸で示した負荷量100%以外
の負荷量75%、50%および30%について、各負荷
量に対応する入口SO2濃度Sin(i−1)を、前記
測定した入口SO2濃度Sin(i)よりも小さい単調
増加性を有する値に修正する。ここで、iは、負荷量1
00%、75%、50%および30%の各場合を、数字
4,3,2,1でそれぞれ示す。
【0038】図8(2)では、修正ポイントの上方側の
負荷量での修正を示す。修正ポイントSin(i)に対
して上方のポイントのSO2 濃度が修正後の値のβ倍未
満であれば、β倍の値まで修正する。すなわち Sin(i+1)< βSin(i) …(11) であるとき、 Sin(i+1)= βSin(i) …(12) とし、βを1.05に設定する。図8(2)では、30
%の負荷量を修正ポイントとし、その上方50%、75
%および100%について同様の修正を行う場合を示
す。上述のように測定した入口SO2濃度Sin(i)
の負荷量よりも上方の負荷量について、各負荷量に対応
する入口SO2濃度Sin(i+1)を、前記測定した
入口SO2濃度Sin(i)よりも大きい単調増加性を
有する値に修正する。
【0039】図8(3)は、入口SO2 濃度が下降側の
ときのは修正方法を示す。修正ポイントの下方側の負荷
量に対しては、 Sin(i−1)< Sin(i) …(13) のときには、 Sin(i−1)= Sin(i) …(14) とする。この図8(3)から明らかなように、二重丸で
示すたとえば負荷量75%の測定した入口SO2濃度S
in(i)が、その入口SO2濃度の測定時の負荷量に
対応する予め定めた排ガス条件として設定した入口SO
2濃度よりも低い場合、その測定した入口SO2濃度Si
n(i)の負荷量よりも下方の負荷量について、各負荷
量に対応する入口SO2濃度Sin(i−1)を、前記
測定した入口SO2濃度Sin(i)に等しく修正し
て、前述の式14のとおりとするとともに、測定した入
口SO2 濃度Sin(i)の負荷量よりも上方の負荷量
たとえば負荷量100%については、図8(3)に明ら
かに示されるように、その負荷量に対応する入口SO2
濃度の設定値を元のままに保つ。このように負荷量が大
きい範囲では、入口SO2濃度を高く設定して、出口S
2濃度が予め定める規定値を超えないようにする。
【0040】以上のような修正方法は、図8(4)に示
すように、各修正ポイントにおいて入口SO2 濃度実測
値が徐々に上昇や下降した場合に、その負荷ポイントの
テーブル値のみが修正される不都合を避けるために行わ
れる。すなわち、たとえば図8(4)に示すように、7
5%の負荷量の値のみが上昇側へ修正されると、負荷量
に対する単調増加性が成立しなくなる。また、100%
の負荷量のみが下降側へ修正されると、同様に単調増加
性が成立しなくなる。このような単調増加性が失われる
と、計算が収束しなくなるおそれがある。したがって本
発明では、図8の負荷量と入口SO2 濃度とは、単調増
加性を有するように、排ガス条件の修正設定を行う。 041】排ガス流量と負荷量との関係についての修正状
態は、排ガス流量上昇時は図8(1),(2)、排ガス
流量下降側については図8(3)に示すような入口SO
2濃度修正と同様な方法で行う。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、負荷量に
対する排ガス流量と脱硫入口硫黄酸化物濃度との関係を
予め測定しておいて排ガス条件として把握し、ポンプの
運転台数に対する排ガス流量、脱硫入口硫黄酸化物濃
度、吸収塔pHおよび脱硫出口硫黄酸化物濃度の関係を
表す吸収塔脱硫性能を予め測定して把握しておく。負荷
量とポンプ運転台数との関係を表すテーブルは、吸収塔
pHの予め定める上限値および下限値に対してそれぞれ
設定される。設定されたテーブルは、吸収塔pHの測定
値により補正される。ポンプの運転台数は、負荷量を予
測しながら補正されたテーブルに従って行われるので、
運転台数を求めるための演算処理は少なくてよく、負荷
量が変化しているときなども迅速な応答が可能である。
さらに本発明によれば、測定した入口硫黄酸化物濃度S
in(i)が、その入口硫黄酸化物濃度の測定時の負荷
量に対応する予め定めた排ガス条件として設定した入口
硫黄酸化物濃度よりも高い場合、その測定した入口硫黄
酸化物濃度Sin(i)の負荷量よりも下方および上方
の負荷量について、単調増加性を有する値に修正し(前
述の図8(1)および図8(2)参照)、これとは逆に
測定した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)が、その入口
硫黄酸化物濃度の測定時の負荷量に対応する予め定めた
排ガス条件として設定した入口硫黄酸化物濃度よりも低
い場合、前述の図8(3)に関連して説明したように、
その測定した入口SO2濃度Sin(i)の負荷量より
も下方の負荷量については、各負荷量に対応する入口硫
黄酸化物濃度Sin(i−1)を、前記測定した入口硫
黄酸化物濃度Sin(i)に等しく修正するとともに、
上方の負荷量については、元のままに保つようにして、
出口硫黄酸化物濃度が規定値を超えないように安全な運
転を行うようにし、このようにして排ガス条件の設定さ
れた入口硫黄酸化物濃度に対応して、負荷とポンプ運転
台数との関係を表すテーブルを前述のように補正し、た
とえば排ガス条件の入口硫黄酸化物濃度が高くなるよう
に修正されたときには、前述の図3に示される台数を増
加する負荷量の下限値pHuを図3の左方に、ずらすよ
うに補正する。これによって入口硫黄酸化物濃度と負荷
量との関係が変動しても、出口硫黄酸化物濃度が規定値
を超えないようにすることが確実になる。
【0043】また本発明によれば、三重指数平滑によっ
て負荷量の予測を行うので、負荷量の変化を先行して知
ることができ、実際に負荷量が変化した時点における脱
硫性能の追従性を良好にすることができる。
【0044】また本発明によれば、負荷量の安定時に
は、ポンプの運転台数を減少させても吸収塔pHが上限
値および下限値の範囲内に収まるときにポンプの運転台
数を減少させることができるので、省エネルギ化を図る
ことができ、ポンプの運転台数を減少させることができ
ない場合は、脱硫率または出口SO2 濃度フィードバッ
ク制御により吸収塔pH設定値を変更し、脱硫率または
出口SO2 濃度を目標値に近づけるよう制御するため、
吸収剤として投入する原料アルカリ量の減少を図ること
ができる。
【0045】また本発明によれば、負荷量の変化時には
吸収塔pHを一定としてポンプ台数の増減により対応す
るため、負荷量の急激な上昇時にも原料アルカリの過剰
な投入を抑えることができ、副生品として生成される石
膏の統度を維持できる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図である。
【図2】図1に示す実施例の概略的な電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】循環ポンプ台数と負荷量との関係を表すテーブ
ルの内容を示すグラフである。
【図4】図1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】図2の負荷予測計算手段26の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】三重指数平滑による負荷予測の状態を示すグラ
フである。
【図7】吸収塔pHの許容範囲を示すグラフである。
【図8】入口SO2濃度と負荷量との関係を表すグラフ
である。
【図9】従来からの湿式排煙脱硫装置の系統図である。
【図10】先行技術による湿式排煙脱硫装置の制御方法
を示すグラフである。
【符号の説明】
8a,8b,8c,8d ポンプ 11 pH検出器 14 負荷検出器 15a 入口SO2濃度検出器 15b 出口SO2濃度検出器 15c 流量検出器 16 流量検出器 20 酸化用空気 21 ポンプ台数制御手段 23 排ガス条件把握手段 24 排ガス条件テーブル 25 吸収塔脱硫性能推定手段 26 反応定数テーブル 27 負荷予測計算手段 28 循環ポンプ台数計算手段 31 三重指数平滑演算手段 32 ハイセレクタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のポンプで吸収液を吸収塔に循環
    させながら、排ガス中の硫黄酸化物を除去する湿式排煙
    脱硫装置の制御方法において、 排ガスの負荷量変化に対する排ガス流量および前記負荷
    量変化に対する脱硫入口硫黄酸化物濃度の変化の関係を
    表す排ガス条件、ならびに、 ポンプの運転台数に対する排ガス流量、脱硫入口硫黄酸
    化物濃度、吸収塔の吸収液のpHおよび脱硫出口硫黄酸
    化物濃度の関係を表す吸収塔脱硫性能を予め測定し、 排ガス条件および吸収塔脱硫性能に基づき、吸収塔の吸
    収液のpHの予め定める上限値および下限値に対して負
    荷量とポンプ運転台数との関係を表すテーブルを予め設
    定し、 その設定されたテーブルを吸収塔の吸収液のpHの測定
    値で補正し、負荷量を予測しながらポンプの運転台数を
    制御し、 測定した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)が、その入口
    硫黄酸化物濃度の測定時の負荷量に対応する予め定めた
    排ガス条件として設定された入口硫黄酸化物濃度よりも
    高い場合、 その測定された入口硫黄酸化物濃度Sin(i)の負荷
    量よりも下方の負荷量について、各負荷量に対応する入
    口SO2濃度Sin(i−1)を、前記測定した入口硫
    黄酸化物濃度Sin(i)よりも小さい単調増加性を有
    する値に修正し、 その測定した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)の負荷量
    よりも上方の負荷量について、各負荷量に対応する入口
    硫黄酸化物濃度Sin(i+1)を、前記測定した入口
    SO2濃度Sin(i)よりも大きい単調増加性を有す
    る値に修正し、 測定した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)が、その入口
    硫黄酸化物濃度の測定時の負荷量に対応する予め定めた
    排ガス条件として設定した入口硫黄酸化物濃度よりも低
    い場合、 その測定した入口硫黄酸化物濃度Sin(i)の負荷量
    よりも下方の負荷量について、各負荷量に対応する入口
    硫黄酸化物濃度S(i−1)を、前記測定した入口SO
    2濃度Sin(i)に等しく修正し、 その測定した入口SO2濃度Sin(i)の負荷量より
    も上方の負荷量については、その負荷量に対応する入口
    SO2濃度の設定値を元のままに保ち、 排ガス条件の修正して設定された入口SO2濃度に対応
    して、負荷量とポンプ運転台数との関係を表す前記テー
    ブルを補正することを特徴とする湿式排煙脱硫装置の制
    御方法。 【0001】
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