JPH11146990A - ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送りローラ機構 - Google Patents

ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送りローラ機構

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JPH11146990A
JPH11146990A JP9356008A JP35600897A JPH11146990A JP H11146990 A JPH11146990 A JP H11146990A JP 9356008 A JP9356008 A JP 9356008A JP 35600897 A JP35600897 A JP 35600897A JP H11146990 A JPH11146990 A JP H11146990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンにおける、
上下一対の布送りローラの回転を任意に制御する。 【解決手段】上軸25の回転により縫い針27を作動
し、この縫い針27の側部に配置した上下一対の上送り
ローラ30と下送りローラ40にて布地を挟圧しながら
前記縫い針27の下方へ移送することによりズボンの裾
を三つ巻縫いするミシンにおいて、前記上軸25の回転
に対し、上下一対の上送りローラ30と下送りローラ4
0の回転をパルスモータ又はサーボモータ1と7により
各々独自に回転させるように構成したズボンの裾を三つ
巻縫いするミシンの布送りローラ機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボンの裾を三つ
巻縫いするミシンにおいて、筒状の裾周りの布地を上下
一対の送りローラにて挟圧しながら送る布送りローラ機
構に関するもので、上下一対の送りローラの回転を各々
独自にコントロールするようにしたことを特徴とするも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ズボンの裾を三つ巻縫いするミシ
ン(以下、単に「ミシン」とも言う)として、出願人の
特許第1640300号(特公平3−78号)のものを
実用化している。このミシン22aにおいては、図14
に示すように、先ず内側に二つ折りされた筒状の裾周り
60(一点鎖状で示す)を裾回しローラ47aにより内
側から張った状態にて折り曲げガイド45を裾周り60
の内側に係合させ、次いで、裾回しローラ47aを反時
計方向(矢印方向)に回転させて裾周り60の布地を左
方向(Q矢印方向)へ移送することにより、縫製に先立
って、裾周り60に三つ巻を形成し、次いで、図15に
示すようにミシン22aの上送りローラ30(以下、単
に「送りローラ30」とも言う)と押え金28を下げて
裾周り60の布地を下送りローラ40(以下、単に「送
りローラ40」とも言う)との間に挟んだ後、ミシン2
2aの上軸(図示せず)を駆動させ、縫い針27を上下
動すると共に、前記上下一対の送りローラ30と40を
各々N矢印方向及びS矢印方向へ回転させることによ
り、裾周り60の布地を左方向(Q矢印方向)へ移送し
て三つ巻縫いするように構成されていた。
【0003】しかし、このミシン22aにおいては、縫
製に先立って三つ巻を形成する際、図14に示すよう
に、折り曲げガイド45が、実線で示す張り位置に移動
した裾回しローラ47aの回転方向のゆるみ側に位置す
るため、この裾回しローラ47aから折り曲げガイド4
5に移送される裾周り60の布地にたるみが生じ易く、
その結果、折り曲げガイド45による布地の折り曲げ量
(三つ巻寸法)にバラツキが出て、縫製に先立っての三
つ巻が正規の寸法に仕上らない場合があった。
【0004】そこで、現在は、裾回しローラ47aに替
えて、図8に示すように自由回転可能な裾ガイドローラ
47を使用すると共に、図5に示すような布送りローラ
機構57の上下一対の送りローラ30と40を利用し
て、図8に示すように、該上下の送りローラ30と40
にて裾周り60(一点鎖線で示す)の布地を挟圧しなが
ら左方向(Q矢印方向)へ移送させることにより、折り
曲げガイド45が前記上下の送りローラ30と40の回
転方向の張り側に位置するようにした形態のものに改良
している。
【0005】そして、この改良されたズボンの裾を三つ
巻縫いするミシン22の布送りローラ機構57の上下の
送りローラ30と40を駆動させる基本的な構成とし
て、上送りローラ30は、図5に示すように、フレキシ
ブルシャフト32、上送り軸33、第2ギヤ35、第1
ギヤ34、ワンウェイクラッチ36を介して前記縫い針
27を上下動させるミシン22の上軸25に連動して回
転する送りローラ駆動軸37に連結され、前記下送りロ
ーラ40は、下送り軸41、第4ギヤ43、第3ギヤ4
2を介して前記上送り軸33に連結されている。
【0006】又、上下の送りローラ30と40は、前記
第3ギヤ42と第4ギヤ43によって両者の周速度が同
じになるように構成されていると共に、第1ギヤ34と
第2ギヤ35によって所定の回転量になるように制御さ
れている。
【0007】又、図5の50は、縫製に先立って、ズボ
ンの裾周りに最初の三つ巻を形成する手段として、ミシ
ン22の上軸25の回転とは関係なく、前記上送りロー
ラ30と下送りローラ40とを回転させるために、ミシ
ン22の左側部に設けられた裾回し用のブレーキ付モー
タである。そして、このブレーキ付モータ50の出力軸
51には、ワンウェイクラッチ52を介してスプロケッ
ト53が設けられ、このスプロケット53は前記第3ギ
ヤ42に一体的に固定されたスプロケット54にチェー
ン55を介して連結されており、このブレーキ付モータ
50を図6に示すように矢印方向に回転させることによ
り、ワンウェイクラッチ52がかみ合ってチェーン55
及び第3ギヤ42を介して前記上下の送りローラ30と
40を回転するように構成されている。
【0008】すなわち、図8の一点鎖線で示すように、
内側に二つ折りされた筒状の裾周り60を前記裾ガイド
ローラ47により内側より張った状態にて、図9、図1
0に示すように折り曲げガイド45を、裾の内側の布地
61をすくい上げるように寄せ、次いで、前記上送りロ
ーラ30を下げて図8に示すように裾周り60の布地を
前記下送りローラ40との間に挟んだ後、前記ブレーキ
付モータ50を作動させて上下の送りローラ30と40
を各々N矢印方向及びS矢印方向へ回転させることによ
り、裾周り60の布地をQ矢印方向(図9の矢印方向)
へ移送し、図11、図12に示すように、縫製に先立っ
て、その裾周り60に最初の三つ巻65を形成させると
共に、その三つ巻65部分を縫い針27の真下まで移送
するように構成されている。尚、このブレーキ付モータ
50が回転している間、前記第1ギヤ34はワンウェイ
クラッチ36の作用により送りローラ駆動軸37に対し
て空転している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した布送りローラ
機構57においても、まだ解決出来ていない次のような
欠点があった。 a)図8に示すように裾ガイドローラ47にて裾周り6
0を内側より張った後、図10に示すように折り曲げガ
イド45を裾周り60の内側の布地61をすくい上げる
ように寄せた状態で、前記第3ギヤ42と第4ギヤ43
による固定した一定のギヤ比率によって連結された上下
の送りローラ30と40にて、図13に示すように裾周
り60の布地を挟圧しながら移送することにより、裾周
り60に三つ巻65を形成するように構成しているた
め、図10に示すように裾周り60の内側の布地61
は、折り曲げガイド45による折り曲げ作用によって、
外側の布地62よりも抵抗力を受けた状態で移送される
ことになり、その結果、前記上下の送りローラ30と4
0による裾周り60の移送に際して、内側の布地61の
移送量(寸法)が外側の布地62の移送量より相対的に
少なくなって、内側の布地61にたるみが生じ、裾周り
60を1回転以上させて三つ巻縫いを完了した時には、
その三つ巻縫いされた裾周り60の布地が波立ってしわ
が寄ったり、よじれたりするものがあった。
【0010】それを解決するために、上送りローラ30
又は下送りローラ40の直径を変えて両者の周速度に差
を付けることにより、すなわち内側の布地61がたるむ
場合には、下送りローラ40の直径を大きくすることに
より周速度を大にしてたるみが出ないようにすることが
出来るが、この内側の布地61のたるみの度合(寸法)
は布地の織り方、伸縮性、厚さ及び硬さの違いにより各
々違っており、そのたるみ度合の違いに対応するために
は、下送りローラ40の直径の異るものを種々取り揃
え、それらの中からたるみを解消する適正な直径の下送
りローラ40を選定して、取り替えなければならず、こ
れは大変面倒で能率も悪い。又、裾周り60が1周する
間に途中で下送りローラ40の周速度を変えたい場合も
あったが、これは不可能であった。
【0011】b)上下の送りローラ30と40の回転
を、ミシン22の上軸25に連動して回転する送りロー
ラ駆動軸37に第1ギヤ34及び第2ギヤ35を介して
いるので、縫い目のピッチを変えるには、第1ギヤ34
と第2ギヤ35のギヤ比率を変えなければならず、この
ためには、第1ギヤ34と第2ギヤ35を取り替えなけ
ればならない。これは作業者にとっては大変面倒なもの
であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決したもので、上下の送りローラ30と40をサーボ
モータ(パルスモータでも可能)を使用して各々独自に
回転させるように構成し、そのサーボモータを制御部を
介して任意にコントロールすることにより、種々の布地
特有の性質(特に伸縮性)の違いによって発生する布地
の移送量の変化に対応して上下の送りローラ30と40
の回転を各々任意に変えて、内側に折り曲げた裾周り6
0の内側と外側の布地61と62が互いに同期して移動
するようにしたものである。
【0013】すなわち、本発明の第一は、上軸25の回
転により縫い針27を作動し、この縫い針27の側部に
配置した上下一対の上送りローラ30と下送りローラ4
0にて布地を挟圧しながら前記縫い針27の下方へ移送
することによりズボンの裾を三つ巻縫いするミシンにお
いて、前記上軸25の回転に対し、上下一対の上送りロ
ーラ30と下送りローラ40の回転をパルスモータ又は
サーボモータ1と7により各々独自に回転させるように
構成したズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送りロ
ーラ機構である。
【0014】又、本発明の第二は、上軸25の回転によ
り縫い針27を作動し、送りローラ駆動軸37により第
1ギヤ34と第2ギヤ35を介して先端にフレキシブル
シャフト32を備えた上送り軸33により上送りローラ
30を駆動すると共に、前記上送り軸33に設けた第3
ギヤ42から第4ギヤ43を介して下送り軸41により
下送りローラ40を駆動して、該上下一対の上送りロー
ラ30と下送りローラ40にて布地を挟圧しながら前記
縫い針27の下方へ移送することによりズボンの裾を三
つ巻縫いするミシンにおいて、送りローラ駆動軸37の
一端にタイミングプーリ18を固定すると共にミシンの
後部に設けたパルスモータ又はサーボモータ1の回転を
タイミングベルト19を介して該タイミングプーリ18
に伝達し、一方、第3ギヤ42の側部にもタイミングプ
ーリ20を一体的に固定すると共に、このタイミングプ
ーリ20と一体の第3ギヤ42aを上送り軸33に対し
て自由回転可能に取付け、ミシンの側部に設けたパルス
モータ又はサーボモータ7の回転をタンミングベルト2
1を介して該第3ギヤ42aのタイミングプーリ20に
伝達することによって、上下一対の上送りローラ30と
下送りローラ40を各々前記上軸25の回転とは独立し
た状態で回転させるように構成したズボンの裾を三つ巻
縫いするミシンの布送りローラ機構である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態を図面に基づき説明する。図1は、本発明に係るズボ
ンの裾を三つ巻縫いするミシン22の布送りローラ機構
12を簡略的に図示した右側面図で、図中、左側がミシ
ン22の前部、右側が後部である。図2は、図1の左方
より見た部分正面図で、図中の30はミシン22の縫い
針27の左側部に上下動可能に設けられた上送りローラ
で、40はミシン22の針板26の左側部に設けられた
下送りローラである。
【0016】そして、この上下一対の送りローラ30と
40は、従来の上下の送りローラと同形態のもので、各
々がN矢印方向及びS矢印方向へ回転することにより、
一点鎖線で示されているズボンの裾周り60の布地を左
方向(Q矢印方向)へ移送し得るようになっている。
【0017】又、前記上送りローラ30は、図1に示す
ようにミシンベッド24の中央に固定されたブロック状
の軸受5の上部に回転可能に設けられた上送り軸33a
の前端にフレキシブルシャフト32を介して連結されて
おり、この上送り軸33aの後端は、ミシン22の後部
に支持ブラケット58(二点鎖線で示す)を介して固定
された上側のサーボモータ1の出力軸2にユニバーサル
ジョイント3を介して連結されている。
【0018】一方、前記下送りローラ40は、ミシンベ
ッド24の中央に固定された筒状の軸受11に回転可能
に設けられた下送り軸41aの前端に連結されており、
この下送り軸41aの後端は、ミシン22の後部に前記
支持ブラケット58を介して固定された下側のサーボモ
ータ7の出力軸8にユニバーサルジョイント9を介して
連結されている。
【0019】又、図1の13は、ミシンアーム23の後
部に支持金具59(二点鎖線で示す)を介して設けられ
たエンコーダで、このエンコーダ13はミシン22の上
軸25の後端に継手14を介して連結されており、この
エンコーダ13にて上軸25の回転角変位を検出するこ
とにより、縫い針27の上下位置の変位を検出すると共
に、その検出信号を図3に示すように制御部15に送る
ようになっている。
【0020】そして、制御部15は、このエンコーダ1
3から出力される検出信号を入力することにより、図1
に示すように前記布送りローラ機構12の上下のサーボ
モータ1と7を各々コントロールするように構成されて
いる。
【0021】又、図3の16は、種々の布地特有の性質
(特に伸縮性)の違いによって、内側に折り曲げられた
裾周り60の内側と外側の布地61と62の移送量(寸
法)を各々任意に変えるために、種々の布地特有の性質
(特に伸縮性)の違いによって発生する布地の移送量の
変化に対応した上下の送りローラ30と40の適正な回
転量(回転角)を決定するための布送りパターン選択ス
イッチであり、上下の送りローラ30と40における適
正な回転量のデータを複数種類収集して制御部15に予
めプログラムすると共に、その複数のデータを各々番号
にて呼び出し可能に構成し、それらの中から所望の回転
量のデータを選択することにより、その番号を設定する
と共にその番号のデータを呼び出すものである。そし
て、このスイッチ16は制御部15に接続されており、
このスイッチ16に所望の番号を設定することにより、
制御部15が働いて、予め入力された前記所望の番号の
回転量のプログラムに従って、前記上下のサーボモータ
1と7をコントロールするようになっている。
【0022】又、図3の17は、縫い目のピッチを変え
るための縫いピッチ選択スイッチであり、上下の送りロ
ーラ30と40の回転量(回転角)を変えることによっ
て縫い目のピッチが変え得るように、縫いピッチの異な
る複数の縫い目のデータを各々制御部15に予めプログ
ラムすると共に、そのデータを各々番号にて呼び出し可
能に構成し、それらの中から所望の縫いピッチのデータ
を選択することにより、その番号を設定すると共にその
番号のデータを呼び出すものである。そして、このスイ
ッチ17は制御部15に接続されており、このスイッチ
17に所望の番号を設定することにより、制御部15が
働いて、予め入力された前記所望の番号の縫いピッチの
プログラムに従って、前記上下のサーボモータ1と7を
コントロールするようになっている。
【0023】尚、本発明においては、上下の送りローラ
30と40を各々任意に回転させる方法として、2個の
サーボモータ1と7により各々独自に回転させる手段に
ついて説明したが、図5に示す従来の送りローラ駆動軸
37及び第3ギヤ42等を利用した形態を生かした手段
として、図4に示すような布送りローラ機構12aを採
用してもよい。この布送りローラ機構12aは上軸25
との連結を切離した送りローラ駆動軸37の後端にタイ
ミングプーリ18を固定すると共にミシン22の後部に
支持ブラケット58aを介して設けたサーボモータ1の
回転をタイミングプーリ18aとタイミングベルト19
を介して前記タイミングプーリ18に伝達し、一方、前
記第3ギヤ42(図5参照)の側部にもタイミングプー
リ20を一体的に固定すると共に、このタイミングプー
リ20と一体の第3ギヤ42aを上送り軸33に対して
自由回転可能に取付け、ミシン22の左側部に支持ブラ
ケット58bを介して設けたサーボモータ7の回転をタ
イミングプーリ20aとタイミングベルト21を介して
前記第3ギヤ42aのタイミングプーリ20に伝達する
ことによって、上下の送りローラ30と40を各々前記
上軸25の回転とは独立した状態で回転させるようにな
っている。
【0024】この図4に示す構造を採用すれば、従来の
ミシンの基本構造をほとんど変えることなく、しかも、
上下の送りローラ30と40の回転を2個のサーボモー
タ1と7を介して各々任意にコントロールできる。
【0025】又、本発明の実施例においては、前記した
構造の動作順序はマイクロコンピュータ制御あるいはシ
ーケンス制御によりコントロールして行うものである。
【0026】
【作用】次に、上記のように構成されたズボンの裾を三
つ巻縫いするミシン22の布送りローラ機構12及び1
2aの作用を説明する。最初に、作業者が布送りパター
ン選択スイッチ16に、三つ巻縫いする裾の布地特有の
性質に対応した上下の送りローラ30と40の回転量の
データを呼び出す番号を設定する。又、縫いピッチ選択
スイッチ17に、所望の縫いピッチのデータを呼び出す
番号を設定する。
【0027】次いで、作業者が裾端を内側に二つ折りし
た状態で、その裾周り60の両側を図7の二点鎖線で示
すように両手H、Hで持ち、その裾周り60を一点鎖線
で示すように下送りローラ40、針板26、折り曲げガ
イド45、裾ガイドローラ47を内側にはめ込むように
差し込み、ミシン22にセットする。次いで、始動フー
トスイッチをONにする。
【0028】次いで、両手H、Hを裾周り60より引き
抜くと、その右手Hの動きを感知したミシン始動用の光
電センサ46がONになり、自動運転を開始する。
【0029】図8に示すように裾ガイドローラ47が右
方へ移動して一点鎖線で示すように裾周り60を内側よ
り張ると、図9、図10に示すように折り曲げガイド4
5が後方へ移動し、裾周り60の内側の布地61を図1
0に示すようにすくい上げるように寄せて内側に折り曲
げる。
【0030】次いで、図8に示すように上送りローラ3
0が下がり、下送りローラ40との間に裾周り60の布
地を挟圧する。すると、上下のサーボモータ1と7(図
1参照)が前記布送りパターン選択スイッチ16により
設定された番号のプログラムに従って各々N矢印方向及
びS矢印方向へ回転し、裾周り60を挟圧しながら左方
向(Q矢印方向)へ移送し、図11、図12に示すよう
に裾周り60に安定した三つ巻65を形成させる。
【0031】次いで、ミシン22の押え金28が図8の
二点鎖線で示すように下がり、裾周り60の三つ巻き6
5部分(図12参照)を押えると、ミシン22の上軸2
5が駆動して縫い針27を上下動すると同時に、上下の
送りローラ30と40が前記布送りパターン選択スイッ
チ16に設定された番号と前記縫いピッチ選択スイツチ
17に設定された番号のプログラムに従って各々N矢印
方向及びS矢印方向へ回転して裾周り60を左方向(Q
矢印方向)へ移送する。こうして、縫い針27の上下動
と裾周り60の移送が継続され、裾周り60に所望の縫
いピッチで三つ巻縫いが続行されて行く。
【0032】そして、裾周り60が1回転を完了する少
し(6cm程度)手前の位置で前記折り曲げガイド45
が前方へ戻り、裾周り60の内側の布地61から離れ
る。その後、裾周り60が1回転を少し(3cm程度)
過ぎた位置で縫い針27が停止すると、ミシン22が縫
い糸切りを行って押え金28と上送りローラ30を上げ
る。
【0033】次いで、裾ガイドローラ47が左方に移動
して裾周り60を張り状態から解放すると、ミシン22
の裾外し具(図示せず)が作動して、その裾周り60を
ミシン22の針板26と折り曲げガイド45より引き抜
いて、裾端をミシン22から外す。
【0034】次いで、作業者は他方の裾端を内側に二つ
折りにして、その裾周り60をミシン22に差し込んで
セットした後、両手H、Hを引き抜くことにより上記し
た作業を繰り返し、自動的にズボンの裾を三つ巻縫いす
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ズボンの裾を三つ巻縫
いする際、種々の布地特有の性質(特に伸縮性)に対応
して、布送りパターン選択スイッチ16に設定する番号
を選択し、その信号により制御部15を働かせて2個の
サーボモータ1と7(パルスモータでも可能)を各々独
自にコントロールすることにより、上下の送りローラ3
0と40の回転を種々の布地特有の性質に対応した適正
な回転量に任意に変えることが出来る。従って、内側に
折り曲げた裾周り60の内側と外側の布地61と62
を、互いに同期させて移送することが出来るので、裾周
りの外側の布地62に対して内側の布地61がたるみな
く沿った状態で、かつ一定の寸法にて正確に折り曲げら
れ、その結果、見栄えの良い高品質の裾の三つ巻縫いが
出来る。
【0036】又、本発明によれば、縫いピッチ選択スイ
ッチ17に設定する番号を選択し、その信号により制御
部15を働かせて2個のサーボモータ1と7をコントロ
ールすることにより、縫い目のピッチを容易に変えるこ
とが出来るので、従来、縫い目のピッチを変えるために
必要としていた第1ギヤ34と第2ギヤ35の取替え作
業がなくなるので経費の大きな節約となる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の布送りローラ機構を簡略的に示す右
側面図。
【図 2】図1の左方より見た部分正面図。
【図 3】本発明の制御回路のブロック線図。
【図 4】本発明の布送りローラ機構の別の実施例を簡
略的に示す右側面図
【図 5】従来の布送りローラ機構を簡略的に示す右側
面図。
【図 6】図5のA−A断面図。
【図 7】ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの要部を
簡略的に示す正面図
【図 8】ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの作動状
態を簡略的に示す正面図。
【図 9】折り曲げガイドが裾の内側に折り曲げられた
布地を再度折り曲げる状態を示す工程図
【図10】図9のB−B断面図。
【図11】上下の送りローラが作動して裾周りに最初の
三つ巻が形成された状態を示す工程図。
【図12】図11のC−C断面図。
【図13】図11のD−D断面図。
【図14】従来の改良する前のズボンの裾を三つ巻縫い
するミシンの作動状態を簡略的に示す正面図。
【図15】図14の次工程を簡略的に示す正面図。
【符号の説明】
1 サーボモータ 7 サーボモータ 18 タイミングプーリ 19 タイミングベルト 20 タイミングプーリ 21 タイミングベルト 25 上軸 27 縫い針 30 上送りローラ 32 フレキシブルシャフト 33 上送り軸 34 第1ギヤ 35 第2ギヤ 37 送りローラ駆動軸 40 下送りローラ 41 下送り軸 42 第3ギヤ 42aタイミングプーリと一体の第3ギヤ 43 第4ギヤ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ズボンの裾を三つ巻縫いするミシン
布送りローラ機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上軸25の回転により縫い針27を作動
    し、この縫い針27の側部に配置した上下一対の上送り
    ローラ30と下送りローラ40にて布地を挟圧しながら
    前記縫い針27の下方へ移送することによりズボンの裾
    を三つ巻縫いするミシンにおいて、前記上軸25の回転
    に対し、上下一対の上送りローラ30と下送りローラ4
    0の回転をパルスモータ又はサーボモータ1と7により
    各々独自に回転させるように構成したズボンの裾を三つ
    巻縫いするミシンの布送りローラ機構。
  2. 【請求項2】上軸25の回転により縫い針27を作動
    し、送りローラ駆動軸37により第1ギヤ34と第2ギ
    ヤ35を介して先端にフレキシブルシャフト32を備え
    た上送り軸33により上送りローラ30を駆動すると共
    に、前記上送り軸33に設けた第3ギヤ42から第4ギ
    ヤ43を介して下送り軸41により下送りローラ40を
    駆動して、該上下一対の上送りローラ30と下送りロー
    ラ40にて布地を挟圧しながら前記縫い針27の下方へ
    移送することによりズボンの裾を三つ巻縫いするミシン
    において、送りローラ駆動軸37の一端にタイミングプ
    ーリ18を固定すると共にミシンの後部に設けたパルス
    モータ又はサーボモータ1の回転をタイミングベルト1
    9を介して該タイミングプーリ18に伝達し、一方、第
    3ギヤ42の側部にもタイミングプーリ20を一体的に
    固定すると共に、このタイミングプーリ20と一体の第
    3ギヤ42aを上送り軸33に対して自由回転可能に取
    付け、ミシンの側部に設けたパルスモータ又はサーボモ
    ータ7の回転をタイミングベルト21を介して該第3ギ
    ヤ42aのタンミングプーリ20に伝達することによっ
    て、上下一対の上送りローラ30と下送りローラ40を
    各々前記上軸25の回転とは独立した状態で回転させる
    ように構成したズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布
    送りローラ機構。
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