JP3677626B2 - ミシンの布送り差動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒状の裾周りの布地を上下一対の送りローラにて挟圧しながら送るズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送りローラ機構に関するものであり、上下一対の送りローラの回転を各々独自に変えられるようにしたことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ズボンの裾を三つ巻縫いするミシン(以下、単に「ミシン」とも言う)として、特許第3038577号のズボンの裾を三つ巻するミシンの布送りローラ機構がある。このミシン40における布送りローラ機構70は、図5に示すように、サーボモータ71及び72を駆動源としてベルト、軸、ギヤ等を介して上送りローラ6及び下送りローラ18を各々独自に回転させるように構成され、それらのサーボモータを制御部を介して任意にコントロールすることにより、種々の布地特有の性質(特に伸縮性)の違いによって発生する布地の移送量の変化に対応して上下の送りローラ6と18の回転を各々任意に変えて、端部を折り曲げた裾周り布60の外側と内側の布地61と62が互いに同期して移動するようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の布送りローラ機構70においては、上下の送りローラ6、18を各々別個に駆動するためにミシン上軸41の駆動用モータとは別に前記サーボモータ2台が必要となり、またそれらの駆動用制御装置に加えミシン上軸41との同期回転用制御システムが必要となり、製作費が非常に高価となる欠点があった。
【0004】
そこで、本発明は、ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンにおいて、安価にて製作可能な、上下の布送りローラの回転速度を各々独自に変更しうる上下布送りローラ差動機構を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、端部を外側に二つ折りにされた筒状の裾周り布60を内側より張る裾ガイドローラ51と裾周り布60の外側の布地61を折り込む折り曲げガイド52とを備え、上軸41の回転により縫い針45を作動し、この縫い針45の側部に配置した上下一対の上送りローラ6と下送りローラ18にて裾周り布60の布地を挟圧しながら前記縫い針45の下方へ移送することによりズボンの裾を三つ巻縫いするミシンにおいて、裾ガイドローラ51にて筒状の裾周り布60を内側より張った後、折り曲げガイド52を裾周り布60の外側の布地61をすくうように寄せた状態で、縫い針45を作動させない最初の三つ巻形成時にはブレーキ付モータ28により駆動され、縫い針45作動時には前記上軸41により駆動される送りローラ駆動軸20を介して該送りローラ駆動軸20の下送り第1ギヤ11と中空連動軸13上の下送り第2ギヤ12との歯数比によって回転速度が決まる下送りローラ18及び該送りローラ駆動軸20の上送り第1ギヤ1と上送り軸3の上送り第2ギヤ2との歯数比によって回転速度が決まる上送りローラ6にて裾周り布60の布地を挟圧しながら、その内側の布地62と外側の布地61を各々独自の速度で移送するように構成してあるズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送り差動機構である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の代表的な実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明に係るズボンの裾を三つ巻縫いするミシン40の布送りローラ差動機構10を簡略的に図示した右側面図で、図中、左側がミシン40の前部、右側が後部である。図2は、図1の左方より見た部分正面図で、図中の6はミシン40の縫い針45の左側部に上下動可能に設けられた上送りローラで、18はミシン40の針板47の左側部に設けられた下送りローラである。
【0007】
そして、この上下一対の送りローラ6と18は、従来の上下の送りローラと同形態のもので、各々がN矢印方向及びS矢印方向へ回転することにより、一点鎖線で示されているズボンの裾周り布60の布地を左方向(Q矢印方向)へ移送し得るようになっている。
【0008】
また、図2、図3で示すように、このミシン40は端部を二つ折りにされたズボンの裾周り布60を裾ガイドローラ51により内側から張った状態にて折り曲げガイド52を裾周り布60に係合させ、先ず上下の送りローラ6と18を回転させて裾周り布60の布地を挟圧しながらQ矢印方向へ移送させることにより、縫製に先立って裾周り布60に最初の三つ巻65を形成し、次いで押え金46を下げて縫い針45を上下動させると共に、前記上下の送りローラ6と18を再度回転させることにより、裾周り布60の布地をQ矢印方向に移送して三つ巻縫いするように構成されている。
【0009】
次に、本発明における前記上下送りローラ6と18を各々独自の速度にて回転させる差動機構について説明する。
すなわち、図1に示すように、上送りローラ6はフレキシブルシャフト4、上送り軸3、上送り第2ギヤ2、上送り第1ギヤ1を介して、また下送りローラ18は下送り軸16、下送り第4ギヤ15、下送り第3ギヤ14、中空連動軸13、下送り第2ギヤ12、下送り第1ギヤ11を介して各々送りローラ駆動軸20に連結される。また中空連動軸13と送りローラ駆動軸20はミシンベッド42の中央に固定されたブロック状の軸受5に、上送り軸3は中空連動軸13内に、各々回転可能に設ける。これにより、上送りローラ6は上送り第1ギヤ1と上送り第2ギヤ2の歯数比により、また下送りローラ18は下送り第1ギヤ11と下送り第2ギヤ12の歯数比により各々独自に回転速度を決めることができる。
【0010】
また、下送り第1ギヤ11と上送り第1ギヤ1は送りローラ駆動軸20の軸端にネジ止めで固定し、下送り第2ギヤ12は中空連動軸13の、上送り第2ギヤ2は上送り軸3の各々の軸端にネジ止めで固定して、交換容易にしてある。
【0011】
そして、前記の縫製に先立つ最初の三つ巻形成時には送りローラ駆動軸20を、ミシン40の側部に設置したブレーキ付モータ28、ワンウェイクラッチ25を組み込んだスプロケット23、チェーン22、スプロケット21により回転させ、また縫い針45作動開始と同時に送りローラ駆動軸20を、ミシンの上軸41、ウォーム37、ウォームホイール36、縦軸35、ワンウェイクラッチ34、縦中間軸33、傘歯車32、傘歯車31により回転させる。
【0012】
【作用】
次に、上記のように構成されたズボンの裾を三つ巻縫いするミシン40の布送りローラ差動機構10の作用を説明する。
あらかじめ、種々の布地特有の性質の違いによって発生する布地の移送量の変化に対応して、下送りローラ18の周速に対し上送りローラ6の周速を速くする、あるいはその逆に遅くする、すなわち布を差動送りしたいとき、所望の差動量に応じた歯数の下送り第1及び第2ギヤ11、12、並びに上送り第1及び第2ギヤ1、2をセットする。
【0013】
そしてミシンを始動すると、上送りローラ6と下送りローラ18が上記各ギヤの歯数によって決まる回転速度にて差動回転し、種々の布地特有の性質の違いによって発生する布地の移送量の変化を修正しながらズボンの裾周り布60に安定した三つ巻縫いを形成する。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ズボンの裾を三つ巻するミシンの布送りローラ機構において、複数のサーボモータ並びにそれらの制御装置とさらにミシン上軸との同期回転用制御システムを必要とするために製作費が非常に高価となる従来方式を用いなくても、実使用上不足無い機能を有しながら安価な製作費にて上と下の布送りローラの回転速度を各々独自に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の布送りローラ差動機構を簡略的に示す右側面図。
【図2】図1の左方より見た部分正面図。
【図3】上下の送りローラが作動して裾周りに最初の三つ巻が形成された状態を示す工程図。
【図4】図3のC−C断面図。
【図5】従来の布送りローラ機構を簡略的に示す右側面図。
【符号の説明】
1 上送り第1ギヤ
2 上送り第2ギヤ
3 上送り軸
6 上送りローラ
11 下送り第1ギヤ
12 下送り第2ギヤ
13 中空連動軸
18 下送りローラ
20 送りローラ駆動軸
25 ワンウェイクラッチ
28 ブレーキ付モータ
34 ワンウェイクラッチ
41 上軸
45 縫い針
47 針板

Claims (1)

  1. 上送りローラは、上送り軸、上送り第2ギヤ、上送り第1ギヤを介して、また下送りローラ18は、下送り第4ギヤ15、下送り第3ギヤ14、中空連動軸13、下送り第2ギヤ12、下送り第1ギヤ11を介して各々送りローラ駆動軸20に連結され、また中空連動軸13と送りローラ駆動軸20はミシンベッド42中央に固定されたブロック状の軸受に、上送り軸は中空連動軸13と内に、各々回転可能に設け、上送りローラ(6)は上送り第1ギヤ(1)と上送り第2ギヤ(2)の歯数比により、また下送りローラ(18)は下送り第1ギヤ(11)と下送り第2ギヤ(12)の歯数比により各々独自に回転速度を変更させて、上送りローラ(6)と下送りローラ(18)が上記各ギヤの歯数によって決まる回転速度にて差動回転することを特徴とするミシンの布送り差動機構。
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