JPH11145727A - 発振回路 - Google Patents
発振回路Info
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- JPH11145727A JPH11145727A JP9304150A JP30415097A JPH11145727A JP H11145727 A JPH11145727 A JP H11145727A JP 9304150 A JP9304150 A JP 9304150A JP 30415097 A JP30415097 A JP 30415097A JP H11145727 A JPH11145727 A JP H11145727A
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- Japan
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- oscillation
- signal
- inverter
- channel mos
- mos transistor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ノイズによる誤動作の防止が図られるととも
に、電源投入時に発振起動が確実に行なわれる発振回路
を提供する。 【解決手段】発振動作開始時は、振幅検知回路30から
の’L’レベルの切替信号Cで発振インバータ10を通
常のCMOSインバータとして動作させ、発振開始後に
振幅検知回路30からの’H’レベルの切替信号Cでそ
の通常のCMOSインバータにシュミット動作を付加す
る。
に、電源投入時に発振起動が確実に行なわれる発振回路
を提供する。 【解決手段】発振動作開始時は、振幅検知回路30から
の’L’レベルの切替信号Cで発振インバータ10を通
常のCMOSインバータとして動作させ、発振開始後に
振幅検知回路30からの’H’レベルの切替信号Cでそ
の通常のCMOSインバータにシュミット動作を付加す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号入力端子と信
号出力端子との間に発振素子が接続され発振信号を出力
する発振インバータを備えた発振回路に関する。
号出力端子との間に発振素子が接続され発振信号を出力
する発振インバータを備えた発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路の動作に必要
なクロックを生成させる手段として、上述のような発振
回路が一般に用いられている。図3は、従来の、水晶発
振素子が接続された発振回路を示す図である。図3に示
す発振回路50には、半導体集積回路のチップ内部に形
成された、しきい値が電源電位VDDのおよそ1/2であ
る、いわゆる通常タイプのCMOSインバータ51と、
入力側がそのCMOSインバータ51の出力側に接続さ
れるとともに出力側が図示しない内部回路に接続された
バッファ52が備えられている。CMOSインバータ5
1の入力側,出力側は、信号入力端子53,信号出力端
子54に接続されている。またこの発振回路50には、
半導体集積回路のチップ外部の回路基板上に実装され
た、水晶発振子55と、水晶発振を安定させるための抵
抗素子56,57およびコンデンサ素子58,59とが
備えられている。水晶発振素子55は、抵抗素子57を
介して、抵抗素子56とともに信号入力端子53,信号
出力端子54に接続されている。さらに水晶発振素子5
5の両端は、コンデンサ素子58,59を経由してグラ
ウンド電位GNDに接続されている。
なクロックを生成させる手段として、上述のような発振
回路が一般に用いられている。図3は、従来の、水晶発
振素子が接続された発振回路を示す図である。図3に示
す発振回路50には、半導体集積回路のチップ内部に形
成された、しきい値が電源電位VDDのおよそ1/2であ
る、いわゆる通常タイプのCMOSインバータ51と、
入力側がそのCMOSインバータ51の出力側に接続さ
れるとともに出力側が図示しない内部回路に接続された
バッファ52が備えられている。CMOSインバータ5
1の入力側,出力側は、信号入力端子53,信号出力端
子54に接続されている。またこの発振回路50には、
半導体集積回路のチップ外部の回路基板上に実装され
た、水晶発振子55と、水晶発振を安定させるための抵
抗素子56,57およびコンデンサ素子58,59とが
備えられている。水晶発振素子55は、抵抗素子57を
介して、抵抗素子56とともに信号入力端子53,信号
出力端子54に接続されている。さらに水晶発振素子5
5の両端は、コンデンサ素子58,59を経由してグラ
ウンド電位GNDに接続されている。
【0003】このように構成された発振回路50では、
半導体集積回路のチップに電源が投入されると、以下に
示す動作により発振が開始する。 (1)CMOSインバータ51は、信号入力端子53か
らの微弱な信号を増幅して出力する。 (2)CMOSインバータ51から出力された信号は、
信号出力端子54,抵抗素子57を経由して水晶発振素
子55に入力され、その水晶発振素子55により定まる
所定の周波数帯域でフィルタされる。
半導体集積回路のチップに電源が投入されると、以下に
示す動作により発振が開始する。 (1)CMOSインバータ51は、信号入力端子53か
らの微弱な信号を増幅して出力する。 (2)CMOSインバータ51から出力された信号は、
信号出力端子54,抵抗素子57を経由して水晶発振素
子55に入力され、その水晶発振素子55により定まる
所定の周波数帯域でフィルタされる。
【0004】(3)水晶発振素子55でフィルタされた
信号は再び信号入力端子53に入力され、CMOSイン
バータ51でさらに増幅され出力される。 (4)上記の(1)〜(3)を繰り返して、所定の振幅
を有する発振信号が徐々に形成される。形成された発振
信号はCMOSバッファ52を経由して内部回路に入力
される。内部回路はこの発振信号に基づいて作動する。
信号は再び信号入力端子53に入力され、CMOSイン
バータ51でさらに増幅され出力される。 (4)上記の(1)〜(3)を繰り返して、所定の振幅
を有する発振信号が徐々に形成される。形成された発振
信号はCMOSバッファ52を経由して内部回路に入力
される。内部回路はこの発振信号に基づいて作動する。
【0005】ここで、発振回路50を構成するCMOS
インバータ51のしきい値は、電源電位VDDの1/2付
近にあるため、発振開始後、CMOSインバータ51に
入力される発振信号の、立ち上がり期間や立ち上がり期
間における中間レベルに、例えばチップ外部の回路基板
からのノイズが混入すると、そのCMOSインバータ5
1が誤動作し易いという問題がある。そこで、この問題
を解決するために、通常のタイプのCMOSインバータ
に代えてシュミットタイプのCMOSインバータを備え
た発振回路が知られている。
インバータ51のしきい値は、電源電位VDDの1/2付
近にあるため、発振開始後、CMOSインバータ51に
入力される発振信号の、立ち上がり期間や立ち上がり期
間における中間レベルに、例えばチップ外部の回路基板
からのノイズが混入すると、そのCMOSインバータ5
1が誤動作し易いという問題がある。そこで、この問題
を解決するために、通常のタイプのCMOSインバータ
に代えてシュミットタイプのCMOSインバータを備え
た発振回路が知られている。
【0006】図4は、シュミットタイプのCMOSイン
バータを備えた発振回路を示す図である。図4に示す発
振回路60は、図3に示す発振回路50と比較し、通常
のタイプのCMOSインバータ51がシュミットタイプ
のCMOSインバータ61に置き換えられた点が異なっ
ている。このシュミットタイプのCMOSインバータ6
1では、入力された信号が’L’レベルから’H’レベ
ルに変化する場合のしきい値は電源電位VDD側に近く、
また入力された信号が’H’レベルから’L’レベルに
変化する場合のしきい値はグラウンド電位GND側に近
いため、CMOSインバータ61に入力された発振信号
の、立ち上がり期間や立ち下がり期間における中間レベ
ルにノイズが混入しても、そのノイズによる影響は小さ
く、従って発振回路60の誤動作が防止される。
バータを備えた発振回路を示す図である。図4に示す発
振回路60は、図3に示す発振回路50と比較し、通常
のタイプのCMOSインバータ51がシュミットタイプ
のCMOSインバータ61に置き換えられた点が異なっ
ている。このシュミットタイプのCMOSインバータ6
1では、入力された信号が’L’レベルから’H’レベ
ルに変化する場合のしきい値は電源電位VDD側に近く、
また入力された信号が’H’レベルから’L’レベルに
変化する場合のしきい値はグラウンド電位GND側に近
いため、CMOSインバータ61に入力された発振信号
の、立ち上がり期間や立ち下がり期間における中間レベ
ルにノイズが混入しても、そのノイズによる影響は小さ
く、従って発振回路60の誤動作が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シュミットタ
イプのCMOSインバータを備えた発振回路では、ノイ
ズによる誤動作は防止されるものの、電源が投入された
時点では、入力される信号の振幅は小さく、一方しきい
値は電源電位VDD側に近いレベルにあるため、そのシュ
ミットタイプのCMOSインバータではその信号を’
L’レベルの信号とみなす場合があり、その場合電源投
入時に発振が起動しないという問題が発生する。
イプのCMOSインバータを備えた発振回路では、ノイ
ズによる誤動作は防止されるものの、電源が投入された
時点では、入力される信号の振幅は小さく、一方しきい
値は電源電位VDD側に近いレベルにあるため、そのシュ
ミットタイプのCMOSインバータではその信号を’
L’レベルの信号とみなす場合があり、その場合電源投
入時に発振が起動しないという問題が発生する。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、ノイズによる
誤動作の防止が図られるとともに、電源投入時に発振起
動が確実に行なわれる発振回路を提供することを目的と
する。
誤動作の防止が図られるとともに、電源投入時に発振起
動が確実に行なわれる発振回路を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の発振回路は、信号入力端子と信号出力端子と
の間に発振素子が接続され発振信号を出力する発振イン
バータを備えた発振回路において、上記発振インバータ
が、シュミット動作の有無の切替えが可能なものであっ
て、発振動作開始時は、上記発振インバータをシュミッ
ト動作禁止状態に保つとともに、発振開始後に、上記発
振インバータにシュミット動作を付加する動作切替回路
を備えたことを特徴とする。
明の第1の発振回路は、信号入力端子と信号出力端子と
の間に発振素子が接続され発振信号を出力する発振イン
バータを備えた発振回路において、上記発振インバータ
が、シュミット動作の有無の切替えが可能なものであっ
て、発振動作開始時は、上記発振インバータをシュミッ
ト動作禁止状態に保つとともに、発振開始後に、上記発
振インバータにシュミット動作を付加する動作切替回路
を備えたことを特徴とする。
【0010】従来の発振回路では、発振インバータとし
て、通常のCMOSインバータもしくはシュミットタイ
プのCMOSインバータのいずれか一方を備えたもので
あるため、ノイズによる誤動作や電源投入時に発振起動
しないという問題を抱えていた。本発明の第1の発振回
路では、発振動作開始時は、発振インバータが通常のC
MOSインバータの動作を行なうため、電源投入時に発
振起動が確実に行なわれる。また、発振開始後は、その
発振インバータがシュミット動作を行なうため、ノイズ
による誤動作が防止される。
て、通常のCMOSインバータもしくはシュミットタイ
プのCMOSインバータのいずれか一方を備えたもので
あるため、ノイズによる誤動作や電源投入時に発振起動
しないという問題を抱えていた。本発明の第1の発振回
路では、発振動作開始時は、発振インバータが通常のC
MOSインバータの動作を行なうため、電源投入時に発
振起動が確実に行なわれる。また、発振開始後は、その
発振インバータがシュミット動作を行なうため、ノイズ
による誤動作が防止される。
【0011】ここで、上記発振インバータが、共通の信
号入力端子に各ゲートが接続されるとともに電源電位と
信号出力端子との間に接続された、第1のPチャネルM
OSトランジスタおよび第2のPチャネルMOSトラン
ジスタ、上記信号入力端子に各ゲートが接続されるとと
もに、上記信号出力端子と接地電位との間に接続され
た、第1のNチャネルMOSトランジスタおよび第2の
NチャネルMOSトランジスタ、上記第1のPチャネル
MOSトランジスタと上記第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタとの間の第1の接続点と、第1の制御端子との
間に接続されるとともに、ゲートが上記信号出力端子に
接続された第3のPチャネルMOSトランジスタ、およ
び上記第1のNチャネルMOSトランジスタと上記第2
のNチャネルMOSトランジスタとの間の第2接続点
と、第2の制御端子との間に接続されるとともに、ゲー
トが上記信号出力端子に接続された第3のNチャネルM
OSトランジスタを備え、上記動作切替回路が、発振動
作開始時は、上記第1の制御端子および上記第2の制御
端子をそれぞれ電源電位および接地電位に保つととも
に、発振開始後に、上記第1の制御端子および上記第2
の制御端子をそれぞれ接地電位および電源電位に切り替
えるものであることが好ましい。
号入力端子に各ゲートが接続されるとともに電源電位と
信号出力端子との間に接続された、第1のPチャネルM
OSトランジスタおよび第2のPチャネルMOSトラン
ジスタ、上記信号入力端子に各ゲートが接続されるとと
もに、上記信号出力端子と接地電位との間に接続され
た、第1のNチャネルMOSトランジスタおよび第2の
NチャネルMOSトランジスタ、上記第1のPチャネル
MOSトランジスタと上記第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタとの間の第1の接続点と、第1の制御端子との
間に接続されるとともに、ゲートが上記信号出力端子に
接続された第3のPチャネルMOSトランジスタ、およ
び上記第1のNチャネルMOSトランジスタと上記第2
のNチャネルMOSトランジスタとの間の第2接続点
と、第2の制御端子との間に接続されるとともに、ゲー
トが上記信号出力端子に接続された第3のNチャネルM
OSトランジスタを備え、上記動作切替回路が、発振動
作開始時は、上記第1の制御端子および上記第2の制御
端子をそれぞれ電源電位および接地電位に保つととも
に、発振開始後に、上記第1の制御端子および上記第2
の制御端子をそれぞれ接地電位および電源電位に切り替
えるものであることが好ましい。
【0012】このように、発振動作開始時は、第1の制
御端子および第2の制御端子をそれぞれ電源電位および
接地電位に保つと、後述する実施形態で述べるように、
発振インバータでは通常のCMOSインバータの動作が
行なわれるため、電源投入時に発振起動を確実に行なう
ことができる。また、発振開始後に、第1の制御端子お
よび第2の制御端子をそれぞれ接地電位および電源電位
に切り替えると、そのCMOSインバータにシュミット
動作が付加されるため、ノイズによる誤動作を防止する
ことができる。
御端子および第2の制御端子をそれぞれ電源電位および
接地電位に保つと、後述する実施形態で述べるように、
発振インバータでは通常のCMOSインバータの動作が
行なわれるため、電源投入時に発振起動を確実に行なう
ことができる。また、発振開始後に、第1の制御端子お
よび第2の制御端子をそれぞれ接地電位および電源電位
に切り替えると、そのCMOSインバータにシュミット
動作が付加されるため、ノイズによる誤動作を防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の一実施形態の発振回路を示
す図である。図1に示す発振回路100には、半導体集
積回路のチップ内部に形成された、詳細は後述するシュ
ミット動作の有無の切替えが自在な発振インバータ10
と、入力側がその発振インバータ10の出力側に接続さ
れるとともに出力側が図示しない内部回路に接続された
バッファ20と、発振インバータ10と同じ回路構成の
振幅検出インバータ31,フリップフロップ32,バッ
ファ33からなる振幅検知回路30(本発明にいう動作
切替回路)とが備えられている。発振インバータ10の
入力側,出力側はそれぞれ、信号入力端子41,信号出
力端子42に接続されている。また発振回路100に
は、半導体集積回路のチップ外部の回路基板上に実装さ
れた、水晶発振素子43と、水晶発振を安定させるため
の抵抗素子44,45およびコンデンサ素子46,47
とが備えられている。水晶発振素子43は抵抗素子45
を介して、抵抗素子44とともに信号入力端子41,信
号出力端子42に接続されている。さらに水晶発振素子
43の両端はコンデンサ素子46,47を経由してグラ
ウンド電位GNDに接続されている。
説明する。図1は、本発明の一実施形態の発振回路を示
す図である。図1に示す発振回路100には、半導体集
積回路のチップ内部に形成された、詳細は後述するシュ
ミット動作の有無の切替えが自在な発振インバータ10
と、入力側がその発振インバータ10の出力側に接続さ
れるとともに出力側が図示しない内部回路に接続された
バッファ20と、発振インバータ10と同じ回路構成の
振幅検出インバータ31,フリップフロップ32,バッ
ファ33からなる振幅検知回路30(本発明にいう動作
切替回路)とが備えられている。発振インバータ10の
入力側,出力側はそれぞれ、信号入力端子41,信号出
力端子42に接続されている。また発振回路100に
は、半導体集積回路のチップ外部の回路基板上に実装さ
れた、水晶発振素子43と、水晶発振を安定させるため
の抵抗素子44,45およびコンデンサ素子46,47
とが備えられている。水晶発振素子43は抵抗素子45
を介して、抵抗素子44とともに信号入力端子41,信
号出力端子42に接続されている。さらに水晶発振素子
43の両端はコンデンサ素子46,47を経由してグラ
ウンド電位GNDに接続されている。
【0014】図2は、図1に示す発振インバータ10の
詳細回路を示す図である。図2に示す発振インバータ1
0では、信号入力端子41に各ゲートが接続されるとと
もに電源電位VDDと信号出力端子42との間に、電源電
位VDD側から順に、第1のPチャネルトランジスタ13
_1および第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
2が直列接続されている。また、信号入力端子41に各
ゲートが接続されるとともに信号出力端子42とグラウ
ンド電位GNDとの間に、信号出力端子42側から順
に、第1のNチャネルMOSトランジスタ14_1およ
び第2のNチャネルMOSトランジスタ14_2が直列
接続されている。さらに第1のPチャネルトランジスタ
13_1と第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
2との間の第1の接続点と、第1の制御端子17との間
に接続されるとともに、ゲートが信号出力端子42に接
続された第3のPチャネルMOSトランジスタ13_3
が備えられている。第1の制御端子17は、CMOSイ
ンバータ15を介して切替端子16および第2の制御端
子18に接続されている。また、第1のNチャネルMO
Sトランジスタ14_1と第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14_2との間の第2接続点と、第2の制御端
子18との間に接続されるとともにゲートが信号出力端
子42に接続された第3のNチャネルMOSトランジス
タ14_3が備えられている。
詳細回路を示す図である。図2に示す発振インバータ1
0では、信号入力端子41に各ゲートが接続されるとと
もに電源電位VDDと信号出力端子42との間に、電源電
位VDD側から順に、第1のPチャネルトランジスタ13
_1および第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
2が直列接続されている。また、信号入力端子41に各
ゲートが接続されるとともに信号出力端子42とグラウ
ンド電位GNDとの間に、信号出力端子42側から順
に、第1のNチャネルMOSトランジスタ14_1およ
び第2のNチャネルMOSトランジスタ14_2が直列
接続されている。さらに第1のPチャネルトランジスタ
13_1と第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
2との間の第1の接続点と、第1の制御端子17との間
に接続されるとともに、ゲートが信号出力端子42に接
続された第3のPチャネルMOSトランジスタ13_3
が備えられている。第1の制御端子17は、CMOSイ
ンバータ15を介して切替端子16および第2の制御端
子18に接続されている。また、第1のNチャネルMO
Sトランジスタ14_1と第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14_2との間の第2接続点と、第2の制御端
子18との間に接続されるとともにゲートが信号出力端
子42に接続された第3のNチャネルMOSトランジス
タ14_3が備えられている。
【0015】次に、この発振インバータ10の動作につ
いて説明する。この発振インバータ10では、後述する
振幅検知回路30から切替端子16に’L’レベルの切
替信号Cが入力される。すると、その‘L’レベルの切
替信号Cは、インバータ15で反転され、第1の制御端
子17を経由して第3のPチャネルMOSトランジスタ
13_3に‘H’レベルの信号が印加される。また
‘L’レベルの切替信号Cは第2の制御端子18を経由
して第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に印
加される。第3のPチャネルMOSトランジスタ13_
3,第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に
‘H’レベル,‘L’レベルの信号がそれぞれ印加され
るため、この発振インバータ10は、第1,第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ13_1,13_2および第
1,第2のNチャネルMOSトランジスタ14_1,1
4_2からなる、しきい値が電源電位VDDのおよそ1/
2である通常のCMOSインバータとして動作する。
いて説明する。この発振インバータ10では、後述する
振幅検知回路30から切替端子16に’L’レベルの切
替信号Cが入力される。すると、その‘L’レベルの切
替信号Cは、インバータ15で反転され、第1の制御端
子17を経由して第3のPチャネルMOSトランジスタ
13_3に‘H’レベルの信号が印加される。また
‘L’レベルの切替信号Cは第2の制御端子18を経由
して第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に印
加される。第3のPチャネルMOSトランジスタ13_
3,第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に
‘H’レベル,‘L’レベルの信号がそれぞれ印加され
るため、この発振インバータ10は、第1,第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ13_1,13_2および第
1,第2のNチャネルMOSトランジスタ14_1,1
4_2からなる、しきい値が電源電位VDDのおよそ1/
2である通常のCMOSインバータとして動作する。
【0016】一方、切替端子16に‘H’レベルの切替
信号が印加されると、第3のPチャネルMOSトランジ
スタ13_3にはインバータ15で反転された‘L’レ
ベルの信号が第1の制御端子17を経由して印加され、
第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3には第2
の制御端子18を経由して‘H’レベルの信号が印加さ
れる。第3のPチャネルMOSトランジスタ13_3,
第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に‘L’
レベル,‘H’レベルの信号がそれぞれ印加されるた
め、この発振インバータ10では、以下に説明するよう
なシュミット動作が行なわれる。
信号が印加されると、第3のPチャネルMOSトランジ
スタ13_3にはインバータ15で反転された‘L’レ
ベルの信号が第1の制御端子17を経由して印加され、
第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3には第2
の制御端子18を経由して‘H’レベルの信号が印加さ
れる。第3のPチャネルMOSトランジスタ13_3,
第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3に‘L’
レベル,‘H’レベルの信号がそれぞれ印加されるた
め、この発振インバータ10では、以下に説明するよう
なシュミット動作が行なわれる。
【0017】信号入力端子41に入力される信号INが
例えば‘L’レベルにあるものとすると、ノードNは
‘H’レベルにある。このとき、第1,第2のPチャネ
ルMOSトランジスタ13_1,13_2は、信号IN
が‘L’レベルであるためオン状態にあり、第3のPチ
ャネルMOSトランジスタ13_3は、ノードNが
‘H’レベルであるためオフ状態にある。また第1,第
2のNチャネルMOSトランジスタ14_1,14_2
は、信号INが‘L’レベルであるためオフ状態にあ
り、第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3は、
ノードNが‘H’レベルであるためオン状態にある。
例えば‘L’レベルにあるものとすると、ノードNは
‘H’レベルにある。このとき、第1,第2のPチャネ
ルMOSトランジスタ13_1,13_2は、信号IN
が‘L’レベルであるためオン状態にあり、第3のPチ
ャネルMOSトランジスタ13_3は、ノードNが
‘H’レベルであるためオフ状態にある。また第1,第
2のNチャネルMOSトランジスタ14_1,14_2
は、信号INが‘L’レベルであるためオフ状態にあ
り、第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3は、
ノードNが‘H’レベルであるためオン状態にある。
【0018】ここで、信号INが徐々に‘H’レベルに
移行すると、先ず第2のNチャネルMOSトランジスタ
14_2がオンを開始し、また、第3のNチャネルMO
Sトランジスタ14_3はオン状態であるため、‘H’
レベルの信号が印加された切替端子16→第2の制御端
子18→第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3
→第2のNチャネルMOSトランジスタ14_2→グラ
ウンド電位GNDの経路を通って電流が流れ始める。第
2のNチャネルMOSトランジスタ14_2がオンを開
始した初期はまだ第2のNチャネルMOSトランジスタ
14_2の抵抗が大きいため、第2のNチャネルMOS
トランジスタ14_2と第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ14_3との接続点の電位は高い。信号INがさ
らに‘H’レベル側に向うと第2のNチャネルMOSト
ランジスタ14_2の抵抗が下がって、第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ14_2と第3のNチャネルMO
Sトランジスタ14_3との接続点の電位が下がる。信
号INがさらに上昇すると、今度は第1のNチャネルM
OSトランジスタ14_1もオンになる。すると、ノー
ドNにチャージされていた電荷が第1のNチャネルMO
Sトランジスタ14_1→第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14_2→グラウンド電位GNDの経路を通っ
て流れ、ノードNの電位が急激に‘L’レベルとなる。
このように信号INが電源電位VDD側に近くなると急激
な信号の反転が生じる。信号INが‘H’レベルから
‘L’レベルに移行する際も同様であり、この場合は第
1,第2,第3のPチャネルMOSトランジスタ13_
1,13_2,13_3が、第1,第2,第3のNチャ
ネルMOSトランジスタ14_1,14_2,14_3
の上述した役割りを担うことになる。このように発振イ
ンバータ10は、切替端子16に’H’レベルの切替信
号Cが入力されると、通常のCMOSインバータにシュ
ミット動作が付加されることとなる。
移行すると、先ず第2のNチャネルMOSトランジスタ
14_2がオンを開始し、また、第3のNチャネルMO
Sトランジスタ14_3はオン状態であるため、‘H’
レベルの信号が印加された切替端子16→第2の制御端
子18→第3のNチャネルMOSトランジスタ14_3
→第2のNチャネルMOSトランジスタ14_2→グラ
ウンド電位GNDの経路を通って電流が流れ始める。第
2のNチャネルMOSトランジスタ14_2がオンを開
始した初期はまだ第2のNチャネルMOSトランジスタ
14_2の抵抗が大きいため、第2のNチャネルMOS
トランジスタ14_2と第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ14_3との接続点の電位は高い。信号INがさ
らに‘H’レベル側に向うと第2のNチャネルMOSト
ランジスタ14_2の抵抗が下がって、第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ14_2と第3のNチャネルMO
Sトランジスタ14_3との接続点の電位が下がる。信
号INがさらに上昇すると、今度は第1のNチャネルM
OSトランジスタ14_1もオンになる。すると、ノー
ドNにチャージされていた電荷が第1のNチャネルMO
Sトランジスタ14_1→第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14_2→グラウンド電位GNDの経路を通っ
て流れ、ノードNの電位が急激に‘L’レベルとなる。
このように信号INが電源電位VDD側に近くなると急激
な信号の反転が生じる。信号INが‘H’レベルから
‘L’レベルに移行する際も同様であり、この場合は第
1,第2,第3のPチャネルMOSトランジスタ13_
1,13_2,13_3が、第1,第2,第3のNチャ
ネルMOSトランジスタ14_1,14_2,14_3
の上述した役割りを担うことになる。このように発振イ
ンバータ10は、切替端子16に’H’レベルの切替信
号Cが入力されると、通常のCMOSインバータにシュ
ミット動作が付加されることとなる。
【0019】次に、発振回路100の動作について、図
1,図2を参照して説明する。尚、図1に示す振幅検知
回路30を構成する振幅検出インバータ31は、図2に
示す発振インバータ10と同じ回路構成であり、発振イ
ンバータ10の切替端子16に相当する外部端子は電源
電位VDDに接続されている。半導体集積回路のチップに
電源が投入されると、先ず、振幅検知回路30を構成す
るフリップフロップ32のリセット端子に‘L’レベル
のリセット信号RSTが入力され、これによりフリップ
フロップ32がリセットされ、そのフリップフロップ3
2から‘L’レベルのデータ信号Qが出力される。この
‘L’レベルのデータ信号Qはバッファ33に入力さ
れ、そのバッファ33から‘L’レベルの切替信号Cが
出力される。出力された‘L’レベルの切替信号Cは発
振インバータ10の切替端子16に入力される。する
と、発振インバータ10は、前述したように通常のCM
OSインバータとして動作する。発振開始時では、信号
入力端子41に入力される信号の振幅は小さいため、こ
のように振幅検知回路30から発振インバータ10の切
替端子16に‘L’レベルの切替信号Cを入力して、そ
の発振インバータ10を通常のCMOSインバータとし
て動作させることにより、信号入力端子41を経由して
入力された小さな振幅を有する信号が、その発振インバ
ータ10で確実に増幅される。このようにして、電源投
入時に発振起動が確実に行なわれる。尚、振幅検出イン
バータ31では、外部端子が電源電位V DDに接続されて
いるため、シュミットタイプのCMOSインバータとし
て機能し、発振インバータ10からの小さな振幅を有す
る信号が入力されても’L’レベルとみなされ、その振
幅検出インバータ31からは’H’レベルの信号が出力
され続ける。
1,図2を参照して説明する。尚、図1に示す振幅検知
回路30を構成する振幅検出インバータ31は、図2に
示す発振インバータ10と同じ回路構成であり、発振イ
ンバータ10の切替端子16に相当する外部端子は電源
電位VDDに接続されている。半導体集積回路のチップに
電源が投入されると、先ず、振幅検知回路30を構成す
るフリップフロップ32のリセット端子に‘L’レベル
のリセット信号RSTが入力され、これによりフリップ
フロップ32がリセットされ、そのフリップフロップ3
2から‘L’レベルのデータ信号Qが出力される。この
‘L’レベルのデータ信号Qはバッファ33に入力さ
れ、そのバッファ33から‘L’レベルの切替信号Cが
出力される。出力された‘L’レベルの切替信号Cは発
振インバータ10の切替端子16に入力される。する
と、発振インバータ10は、前述したように通常のCM
OSインバータとして動作する。発振開始時では、信号
入力端子41に入力される信号の振幅は小さいため、こ
のように振幅検知回路30から発振インバータ10の切
替端子16に‘L’レベルの切替信号Cを入力して、そ
の発振インバータ10を通常のCMOSインバータとし
て動作させることにより、信号入力端子41を経由して
入力された小さな振幅を有する信号が、その発振インバ
ータ10で確実に増幅される。このようにして、電源投
入時に発振起動が確実に行なわれる。尚、振幅検出イン
バータ31では、外部端子が電源電位V DDに接続されて
いるため、シュミットタイプのCMOSインバータとし
て機能し、発振インバータ10からの小さな振幅を有す
る信号が入力されても’L’レベルとみなされ、その振
幅検出インバータ31からは’H’レベルの信号が出力
され続ける。
【0020】発振開始後、発振インバータ10から所定
の大きさの振幅を有する発振信号が出力される。出力さ
れた発振信号は振幅検出インバータ31に入力される。
すると、振幅検出インバータ31では、シュミット動作
により定まるしきい値以上の振幅を有する発振信号が入
力されるため、その振幅検出インバータ31から発振信
号が出力される。出力された発振信号はフリップフロッ
プ32に入力される。ここで、フリップフロップ32の
入力端子には電源電位VDDが表す‘H’レベルのデータ
が入力されているため、この‘H’レベルのデータがフ
リップフロップ32に取り込まれ、そのフリップフロッ
プ32から‘H’レベルのデータ信号Qが出力される。
このデータ信号Qはバッファ33に入力され、そのバッ
ファ33から‘H’レベルの切替信号Cが出力される。
出力された‘H’レベルの切替信号Cは発振バッファ1
0の切替端子16に入力される。すると、発振バッファ
10では、前述したように通常のCMOSインバータに
シュミット動作が付加されることとなり、入力信号に対
するノイズマージンが大きくなる。従って、ノイズによ
る誤動作が防止される。
の大きさの振幅を有する発振信号が出力される。出力さ
れた発振信号は振幅検出インバータ31に入力される。
すると、振幅検出インバータ31では、シュミット動作
により定まるしきい値以上の振幅を有する発振信号が入
力されるため、その振幅検出インバータ31から発振信
号が出力される。出力された発振信号はフリップフロッ
プ32に入力される。ここで、フリップフロップ32の
入力端子には電源電位VDDが表す‘H’レベルのデータ
が入力されているため、この‘H’レベルのデータがフ
リップフロップ32に取り込まれ、そのフリップフロッ
プ32から‘H’レベルのデータ信号Qが出力される。
このデータ信号Qはバッファ33に入力され、そのバッ
ファ33から‘H’レベルの切替信号Cが出力される。
出力された‘H’レベルの切替信号Cは発振バッファ1
0の切替端子16に入力される。すると、発振バッファ
10では、前述したように通常のCMOSインバータに
シュミット動作が付加されることとなり、入力信号に対
するノイズマージンが大きくなる。従って、ノイズによ
る誤動作が防止される。
【0021】このように本実施形態では、発振インバー
タ10が、発振動作開始時は通常のCMOSインバータ
として動作するため電源投入時に確実に発振起動が行な
われ、また発振開始後はそのCMOSインバータにシュ
ミット動作が付加されるため、ノイズによる誤動作が防
止される。また、発振インバータ10は、シュミット動
作の付加にあたり、通常のCMOSインバータを構成す
る第1,第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
1,13_2,第1,第2のNチャネルMOSトランジ
スタ14_1,14_2に、第3のPチャネルMOSト
ランジスタ13_3,第3のNチャネルMOSトランジ
スタ14_3を付加するだけで済むため、回路規模を小
さく抑えることができる。
タ10が、発振動作開始時は通常のCMOSインバータ
として動作するため電源投入時に確実に発振起動が行な
われ、また発振開始後はそのCMOSインバータにシュ
ミット動作が付加されるため、ノイズによる誤動作が防
止される。また、発振インバータ10は、シュミット動
作の付加にあたり、通常のCMOSインバータを構成す
る第1,第2のPチャネルMOSトランジスタ13_
1,13_2,第1,第2のNチャネルMOSトランジ
スタ14_1,14_2に、第3のPチャネルMOSト
ランジスタ13_3,第3のNチャネルMOSトランジ
スタ14_3を付加するだけで済むため、回路規模を小
さく抑えることができる。
【0022】尚、本実施形態では、振幅検知回路30で
発振信号の振幅の大きさを検知して、通常のCMOSイ
ンバータにシュミット動作を付加したが、電源が投入さ
れてから所定時間経過後に通常のCMOSインバータに
シュミット動作を付加してもよい。
発振信号の振幅の大きさを検知して、通常のCMOSイ
ンバータにシュミット動作を付加したが、電源が投入さ
れてから所定時間経過後に通常のCMOSインバータに
シュミット動作を付加してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノイズによる誤動作の防止が図られるとともに、電源投
入時に発振起動を確実に行なうことができる。
ノイズによる誤動作の防止が図られるとともに、電源投
入時に発振起動を確実に行なうことができる。
【図1】本発明の一実施形態の発振回路を示す図であ
る。
る。
【図2】図1に示す発振インバータ10の詳細回路を示
す図である。
す図である。
【図3】従来の、水晶発振素子が接続された発振回路を
示す図である。
示す図である。
【図4】シュミットタイプのCMOSインバータを備え
た発振回路を示す図である。
た発振回路を示す図である。
10 発振インバータ 13_1,13_2,13_3 PチャネルMOSト
ランジスタ 14_1,14_2,14_3 NチャネルMOSト
ランジスタ 15 インバータ 16 切替端子 17 第1の制御端子 18 第2の制御端子 20,33 バッファ 30 振幅検知回路 31 振幅検出インバータ 32 フリップフロップ 41 信号入力端子 42 信号出力端子 43 水晶発振素子 44,45 抵抗素子 46,47 コンデンサ素子 100 発振回路
ランジスタ 14_1,14_2,14_3 NチャネルMOSト
ランジスタ 15 インバータ 16 切替端子 17 第1の制御端子 18 第2の制御端子 20,33 バッファ 30 振幅検知回路 31 振幅検出インバータ 32 フリップフロップ 41 信号入力端子 42 信号出力端子 43 水晶発振素子 44,45 抵抗素子 46,47 コンデンサ素子 100 発振回路
Claims (2)
- 【請求項1】 信号入力端子と信号出力端子との間に発
振素子が接続され発振信号を出力する発振インバータを
備えた発振回路において、 前記発振インバータが、シュミット動作の有無の切替え
が可能なものであって、 発振動作開始時は、前記発振インバータをシュミット動
作禁止状態に保つとともに、発振開始後に、前記発振イ
ンバータにシュミット動作を付加する動作切替回路を備
えたことを特徴とする発振回路。 - 【請求項2】 前記発振インバータが、共通の信号入力
端子に各ゲートが接続されるとともに電源電位と信号出
力端子との間に接続された、第1のPチャネルMOSト
ランジスタおよび第2のPチャネルMOSトランジス
タ、前記信号入力端子に各ゲートが接続されるととも
に、前記信号出力端子と接地電位との間に接続された、
第1のNチャネルMOSトランジスタおよび第2のNチ
ャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMO
Sトランジスタと前記第2のPチャネルMOSトランジ
スタとの間の第1の接続点と、第1の制御端子との間に
接続されるとともに、ゲートが前記信号出力端子に接続
された第3のPチャネルMOSトランジスタ、および前
記第1のNチャネルMOSトランジスタと前記第2のN
チャネルMOSトランジスタとの間の第2接続点と、第
2の制御端子との間に接続されるとともに、ゲートが前
記信号出力端子に接続された第3のNチャネルMOSト
ランジスタを備え、 前記動作切替回路が、発振動作開始時は、前記第1の制
御端子および前記第2の制御端子をそれぞれ電源電位お
よび接地電位に保つとともに、発振開始後に、前記第1
の制御端子および前記第2の制御端子をそれぞれ接地電
位および電源電位に切り替えるものであることを特徴と
する請求項1記載の発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304150A JPH11145727A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304150A JPH11145727A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145727A true JPH11145727A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17929663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9304150A Withdrawn JPH11145727A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11145727A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003283303A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-03 | Nec Microsystems Ltd | 半導体集積回路 |
JP2008263272A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Hideaki Takashima | 圧電発振器 |
JP2016119550A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | ファナック株式会社 | 水晶発振器 |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP9304150A patent/JPH11145727A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003283303A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-03 | Nec Microsystems Ltd | 半導体集積回路 |
JP2008263272A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Hideaki Takashima | 圧電発振器 |
JP2016119550A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | ファナック株式会社 | 水晶発振器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |